灼「穏乃と触れ合わないと死ぬ病気になった」穏乃「!?」(239)

穏乃「そ、それ・・・感染するんですか?」

灼「ううん。これは感染しない病気だから大丈夫。でも、早く穏乃と触れ合わないと大変なことになる・・・」

穏乃「そうなんですか!?じゃ、じゃあ、手を握りましょうか」

灼「・・・あったかい」

穏乃「そうですね。具合良くなりましたか?」

灼「うん。あと、このことは他言無用だから。もしこんな病気にかかってるって知られたら私は・・・」

穏乃「わかりました。絶対に秘密にします」

灼「これで今日も頑張れる。それじゃまた部活で・・・」

灼「待ってたよ、穏乃」

穏乃「お待たせしました」

灼「それじゃ穏乃、ちょっと抱き締めさせてもらうね」ギュッ

穏乃「あ・・・///」

灼「ふぅぅ・・・回復していくのがわかる・・・」

穏乃「そ、それは良かったです・・・。で、でも、これは少し恥ずかしいですね・・・///」



憧「玄に宥姉・・・。部室の前で何してんの?」

玄「しーっ、ですよ!」

宥「今ね、中には少し入り難いの」

憧「はぁ?」

玄「憧ちゃんも見ればわかるよ」

憧「もう、なんだってのよ。・・・・・・は?何でしずと灼が抱き合ってんの・・・?」

バンッ!

憧「ちょっとあんたたち、部室で何してんのよ!」

灼「憧・・・。それに、玄に宥さん・・・」

憧「質問に答えなさいよ!あんた、部室をなんだと思ってるわけ?」

灼「・・・・・・・・・」

宥「憧ちゃん・・・」オロオロ

玄「喧嘩はダメだよ・・・」オロオロ

憧「ふぅ~ん・・・。だんまりってわけ?」

穏乃(ど、どうしよう・・・。灼さんが憧に責められてる・・・。確かに、何も知らない人が見たら部室で逢い引きしてたようにしか見えない・・・)

穏乃(で、でも、灼さんの病気を説明して、もしその病気が明るみに出たら灼さんは偏見の目で見られることになるかも・・・)

穏乃「あ、憧、聞いて・・・」

憧「しず・・・。どういうことか説明してくれるの?今!ここで!さっきまで灼と抱き合っていたという事実に対して!」

寝るのでこのスレはなかったことにしましょう
幸いまだ少ししか書いてないし、忘れて下さい
おやすみ

あーインスパイヤーザネクスト日立
次の時代に、新しい風を吹き込んでいい?
結構有名な製作所なんだが

穏乃「そ、それは…」

憧「なに?答えられないの?」

穏乃「……」

憧「灼!あんたねぇ、仮にも部長でしょ!そのあんたが部室で後輩に抱きつくってどういう神経してんのよ!」

灼「……私は部長。仮になんかじゃない…」

憧「だったらねぇ…!」

穏乃「違う!違うよ憧!私がやったんだ!」

憧「はぁ!?何いってんのよ!灼がしずに抱きついてたんでしょうが!」

穏乃「私が言ったんだ……抱きついてくれって、灼さんに…無理言って」

灼(穏乃…)

憧「――ッ!」

憧「あっそう、あんたも部室をそんな風に扱うわけ。だったら好きにしなさいよ」

玄「あ、憧ちゃん、どこ行くの、部活は…」

憧「行けるわけないでしょ!こいつらは好きなもん同士で好きにやってりゃいいじゃない!」

宥「そんな…」

穏乃「憧…」

憧「うっさい!話しかけんな!」ダッ

玄「あ、憧ちゃ~ん……」

宥「寒い…」

灼「……」


憧「しずのバカ…どうして灼なんか庇うのよ…!」

翌日

穏乃「あ、憧…」

憧「……」

穏乃「おい、憧!」

憧「……」

穏乃「憧、返事ぐらいしろって…!」

憧「…あ~ら、何か用?高鴨さん?」

穏乃「たかか…、昨日のことさ、謝ろうと思って…」

憧「昨日の?ああ、誰かさんが部室で抱きついてたことかぁ。ど~でもいいわよそんなん」

穏乃「え……」

憧「好きにすればいいんじゃない?部長さんのご意向なんだからね。あたしには関係ないわよ」

憧「ねえ、そうでしょ?」

穏乃「? …あっ」

灼「穏乃…憧…」

憧「じゃあね~。お二人さん」フリフリ

穏乃「お、おい憧!」

灼「ごめん…穏乃。気を遣わせた」

穏乃「いえ、いいんです。私が勝手にやったことですし」

灼「憧には後で私から謝っておく。それよりも…」ギュッ

穏乃「え、あっ……」

灼「今はこうさせてほしい。そしたら私も頑張れるから」

穏乃「灼さん、身体の方は…」

灼「穏乃と一緒なら大丈夫……行こ?」

穏乃「…はい!」



憧「……」

昼休み

穏乃「灼さ~ん」

灼「穏乃…来てくれたんだ」ガタッ

穏乃「当たり前ですよ!お昼一緒にいいですか?」

灼「ありがとう…ここじゃなんだから、屋上行って食べよう」

穏乃「はい!」




憧「あいつ……どこに行ったのよ…」

憧「ったく、本当にイライラさせるなぁ」

憧「こんなところにはさすがにいないと……。ん、あれは…しずと灼……」

灼「ありがとう……穏乃にそう言ってもらえると朝を早く起きた甲斐がある」

穏乃「朝早くって……灼さん自分で作ったんですか?」

灼「普段はおばあちゃんに作ってもらったりしてるけど、今日は特別」

灼「穏乃と約束したからね」

穏乃「灼さん……!」

灼「もしよかったら食べる?」

穏乃「いいんですか!?じゃあこのから揚げを…」

灼「どうぞ」

穏乃「やったあ、じゃあいただきまーす」

灼「はい、あーん」

穏乃「あ、どうも。……うまい!」

穏乃「あの……すいません。なんか私ばっかり食べちゃって」

灼「いいよ別に。美味しそうに食べてくれたことだけで十分満足」

穏乃「灼さん、それで憧のことなんですけど…」

灼「うん。今日放課後にでも謝りに行こう」

穏乃「私が話しかけても無視されちゃって」

灼「大丈夫」ピトッ

穏乃「灼さん」

灼「穏乃が一緒なら私は何も怖くない」

灼「だから、もう少し肩を貸してね」

穏乃「はい……。制服の上からでもいいんですか?」

灼「うん、大丈夫。大丈夫だよ」


憧「……」

穏乃「それにしても、いいんですか。憧にあのこと言わなくて」

憧(……?)

灼「…言わないで。憧にも、他の誰にも」

穏乃「でも、このままじゃ灼さんは憧に誤解されたままで…」

灼「いい、憧には昨日部室で抱き合ってたことだけを謝る。それだけでいい」

穏乃「でも灼さんは死んじゃうんですよ!」

憧「……!」

穏乃「私と触れ合わないと死ぬんでしょう、昨日はああしても仕方ないじゃないですか…」

灼「……仕方ないっていうのはおかしい」

灼「穏乃は嫌だった?私と抱きしめられるの」

穏乃「そ、そんなわけないでしょう!嬉しかったですよ」

灼「私もそうだった。この病気にかかったのは残念だったけど、触れ合う相手が穏乃でよかったと思ってる」

灼「穏乃と一緒でよかった。これからは無理なお願いもするかもしれないけど、それでもいいかな」

穏乃「私もです灼さん。無理なんていくらでも言ってくれて構わないですよ!私と灼さんの仲じゃないですか!」

灼「ありがとう、ちょっと疲れたから横になっていい?」

穏乃「あ、私の膝の上に頭乗せてください。」

灼「うん、……風、気持ちいい」

穏乃「ですねー」

灼「時間大丈夫かな」

穏乃「あ、昼休みあと5分くらいですね」

灼「それならいい。あと5分くらいこうさせて」

穏乃「承りましたぁ!」




憧「……」

憧「はっ……、バカみたい」

憧「あたし、一人相撲じゃないのよ…」

憧「……おっと、あいつ探しに行かないと」ダッ

憧「……」

憧「……」

憧「…馬鹿しず」

憧「そんなの灼のウソに決まってるじゃない…!」

放課後 部室

玄「まだ誰も来ないのです……」

宥「寒いよ、玄ちゃん……」

玄「大丈夫、もうすぐ皆来るから。また皆で一緒に暖かくなろ、ね?」

宥「うん……」

玄「うん!」

玄(…って言っても今日の灼ちゃんも楽しそうじゃなかった)

玄(穏乃ちゃんが灼ちゃんと話しに来てたみたいだけど、憧ちゃんのところに行く気はなかったみたい)

玄(これで本当に喧嘩は収まるのかなあ、心配なのです……)

バァン!

憧「ちょっと玄!晴絵はどこに行ったのよ!」

玄「あ、憧ちゃん!」

憧「晴絵のやつ、どこ探してもいなくてさ。ったくあの無能ときたら……教師でもないくせにどこ行ったんだか」

玄「ありがとう憧ちゃん、部室に来てくれて。灼ちゃんや穏乃ちゃんと仲直りしてくれるんだね」

宥「暖かい…」

憧「はっ?何言ってんの?あたしは晴絵を探しに来たんだけど」

玄「またまた~、照れなくてもいいよぉ。私も仲をとりもつから大丈夫だって」

憧「あんたも相変わらずおめでたい頭してんのね。あたしが晴絵を探しに来たのはね、退部届けを出すためよ」

玄「え……」

憧「どうやったらあの二人と仲直りするなんて考えになるわけ?あたしはもう愛想がつきたの」

宥「そんな……」

憧「チッ……じゃあ晴絵が来たら私のケータイにメール入れといて、それじゃ」

玄「ちょ、ちょっと待ってよ!」

憧「なによ、どいてよ。出れないでしょ」

玄「憧ちゃんはまだ落ち着いてない!だからそんなこと言い出すんだよ!」

憧「落ち着いてますけど?それ言う相手間違ってない?あいつらに言ってやるべきでしょ」

玄「違うよ!普段の憧ちゃんはそんなこと言わない!憧ちゃんは友達思いの優しい子なのです!」

憧「知らないわよそんなの。勝手に言ってればいいじゃない」

玄「うぅ…」

宥「で、でも憧ちゃんがいなくなったら私たちインターハイ出れないよ」

憧「……」

玄「そ、それもそうだし。とにかく憧ちゃんは落ち着いて二人と話をするべきなんだよ!」

支援

穏乃「灼さん」

灼「ごめん、掃除当番が長引いて」

穏乃「大丈夫ですか?」

灼「うん大丈夫。じゃあ行こうか」ギュ

穏乃「はい」

穏乃(灼さん、少し歩くのが早いような…)

玄「それに、昨日の二人も何かおかしかったのです!」

憧「……」

憧「…あいつらのことなんて知ったこっちゃないわよ。好きにすればいいじゃない」

宥「じゃあ麻雀部はどうなるの。私たちもがんばって全国に辿りついたのに」

玄「そうだよ!皆でまた一緒にやろうよ!」

憧「……あいつが悪い」

玄「え…」

憧「全部あいつが悪いんじゃない!!」



灼「……」

穏乃「……!」

憧「なによ、玄も宥姉も口でなんか言っちゃってるけどさ」

憧「結局はあたしを悪者扱いしてるじゃない!」

宥「え……」

玄「そ、そんなことないよ!」

憧「あたしが何かした!?あいつがしずに抱きついたりするのがいけないんじゃない!」

憧「しずは口先だけでちょろっと騙されちゃってさ!あいつの思うつぼにハマってるのにも気づかないで恋人みたいになちゃってさ!」

憧「ふざけないでよ、ホントふざけないでよ……」

憧「馬鹿じゃん、あたし……」

憧「しずを追って麻雀部に入ったってのに…」

憧「しずと一緒に麻雀したかっただけなのに…」

憧「ただの馬鹿じゃない……」

灼「……」スッ

宥「あっ…」

穏乃「憧…」

憧「――しず!」

玄「穏乃ちゃん」

穏乃「憧……あのさ」

憧「うっ、く……」

憧「……!」ダッ

玄「待って憧ちゃん!」

憧「どいてよっ!」ドン!

玄「あっ!」ドガッ!

宥「玄ちゃん!!」


ドガ!ガラガラ!

憧「あっ……」

玄「うぅ……あっつぅっ…」

灼「玄!」

宥「玄ちゃん大丈夫!?しっかりして!」

玄「へ、平気なのです…」

穏乃「玄さん……そんな」

宥「平気なんて……、血が出てるよぉ…!」

玄「これは机の角でちょっと擦っただけなのです……」

灼「こめかみから頬にかけて赤くなってる…」

玄「麻雀牌入れるケースってけっこう固かったんだねぇ……へへへ…」

憧「あ、あ…うっ…」

宥「玄ちゃん…」ジワッ

宥「……」

宥「……」キッ

憧「うっ…」

宥「憧ちゃん、玄ちゃんに謝って……!」

穏乃「宥さん…」

玄「大丈夫なのです…。ちょっと痛いけど、そんなには」

憧「そ、その……」

宥「いいから早く謝ってよ!!早く!早く謝って!!」

憧「う、あ……」

灼「早く患部を冷やした方がいい。これは保健室に行かないと駄目」

灼「玄、宥。一緒に行こう」

灼「穏乃は悪いけど、まず部屋の片づけをしてから来てくれないかな」

灼「憧と一緒に散らかった麻雀牌やらリー棒を片付けてほしい」

憧「……」

灼「憧…謝らないといけないと思う」

憧「!!」

灼「私とのことを考えていたにしても、今のは、やりすぎ」

憧「……~~~~!」

憧「うっさい!!偉そうに言うな!!」

憧「はいはいすいませんでしたね!悪うございましたよ!」

憧「これでいいでしょ!」

パン!

憧「……!」

宥「……」

穏乃「宥さん!」

玄「お姉ちゃん……ケンカはよくないよぉ…」

宥「…玄ちゃんに近づかないで」

憧「……」

憧「……」

憧「……」ダッ

穏乃「憧!」ダッ

穏乃「憧!待てって!」ギュ

憧「離せ!離してよ!」

憧「離して!離して!」

憧「離せ!離せって!」

憧「離して!離してって……言ってるでしょ…!」グスッ

穏乃「お前、なんであんなこと…」

憧「なによ……あんたたちが悪いんでしょ」

穏乃「昨日のことは謝るよ。でもさっきの玄さんにしたことはちゃんと謝らないと駄目だろ」

憧「行けるわけないでしょ…。どんな顔して行けばいいってのよ」

穏乃「ごめん憧。お前がそんなに昨日のこと気にしてたなんて知らなかったんだ」

穏乃「悪かったよ……」

憧「なんであんたが謝ってんのよ…悪いのは灼でしょ」

憧「…あんたってほんとお人よしよね」

憧「正直あんたのそういうとこ、今はすっごい気持ち悪く思うわ」

穏乃「……」

穏乃(灼さん、ごめん!)

穏乃「実はさ、灼さんがああしたのには事情があって」

憧「…知ってるわよ」

穏乃「え……」

憧「しずに触ってないと灼が死んじゃうでしょ」

穏乃「知ってるなら、なんで……」

憧「しずに触ってないと死ぬ病気?」

憧「はっ、馬鹿じゃないの?」

憧「そんなの灼のウソに決まってるじゃない!!」

穏乃「…!!」

憧「あんたもおめでたい頭してるわよね!灼のウソを信じちゃって!」

憧「ホント嫌になってくるわ!」

憧「晩成蹴ってまでこの学校に来たあたしは麻雀部にはいられなくなるってのに、自分の欲望に忠実だっただけのあいつはしずと一緒にいられるなんて!」

憧「馬鹿ね、馬鹿!こんな学校来るんじゃなかった!」

パン!

憧「…………ぁっ」

穏乃「……」

穏乃「……」

憧「そう……、しずまであたしをぶつんだ」

憧「そりゃそうよね。今のあたしマジで最低だもん…」

憧「あっはっはっは…」

憧「…」

憧「皆に言っといて。すみませんでした、あたしは玄に怪我を負わせた責任をとって麻雀部を退部しますって」

穏乃「…」

穏乃「…逃げるのかよ」

憧「…うっさい、ばかしず」

ダッ

保健室

先生「これでよしっと。怪我の原因だけど、ここに書かれてる通りでいいの?」

玄「えへへ、すいません。私がついはしゃいでしまって、ころんで頭をぶつけてしまったのです」

先生「そう。あなたも高校二年生なんだから、いつまでも子供みたいなことしてちゃだめよ」

玄「おまかせあれ!」

先生「本当にこの子大丈夫かねぇ?」

宥「玄ちゃん……」

玄「ごめんねお姉ちゃん心配かけちゃって」

宥「ううん、いいの。玄ちゃんが大丈夫ならそれでいいの」

灼「玄の怪我はすぐには治らなさそうだし、今日は部活は中止にしよう。宥はここにいてあげて」

宥「うん」

ガラッ

灼「穏乃」

玄「あれ、憧ちゃんは?」

穏乃「……」

穏乃「あいつ…」



憧「大馬鹿だ…」グスッ

晴絵「憧……?」

とりあえず小休憩


♪エンディングテーマ
 「Futuristic Player」

寝てしまったorz
今日は夕方まで書けないから落としてくれてどうぞ
今度自分で建て直すので

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