咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 憧「7冊目みたいよ!」 (40)

咲「……え? 今の誰?」

京太郎「……えっと。誰だろうな?」

憧「ちょ、ちょっと! 紹介させてもらう以上、参加させてよ!」

京太郎「そうだな。……咲。こいつは新子憧って言って」

憧「な、なにその珍獣紹介みたいな口調は!」


咲「……え、えっと」

咲「よ、よろしくね、新子さん」

憧「……そ、そうね」

憧(どっかで会ったことある気がするけど……)

咲(なんだかどこかで会った気がするよ……)


京太郎「――さて、と」

京太郎「とりあえず、このSSは主に清澄と阿知賀を行き来しながら、俺が色んなことを経験していく話……で、いいよな?」

京太郎「そんなわけで、よろしく!」

憧「て、適当ね……というかあんた、清澄にも行ってたのね」

京太郎「……まぁ、な」

咲「ふーん……阿知賀にも、かぁ」

京太郎「と、とにかく! 始めるぞ!」

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和「――まったく。あの人たちは」

和「喧嘩してばかりのあの人たちの代わりに……私が紹介させて頂きますね」


咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」
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咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」  その2

咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 和「3冊目、ですね」
咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 和「3冊目、ですね」 - SSまとめ速報
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咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 穏乃「4冊目だよ!」

咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 玄「5冊目だねっ」 ※阿知賀成分
咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 玄「5冊目だねっ」 ※阿知賀成分 - SSまとめ速報
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咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】 - SSまとめ速報
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和「――あら?」

和「あの人たち……タイトルに『阿知賀成分』を付け忘れているのでは?」


憧「ちょ、ちょっと京太郎! なにやってるのよ!」

京太郎「い、いや……悪い」

憧「これじゃ、勘違いした人たちが……」

咲「……な、なにか?」

憧「この子とあんただけの話だと思いかねないのよ?」

京太郎「い、いや……もうそれは大丈夫なんじゃ……」

憧「まったく……」


憧「――それじゃ、始めるわよ」

京太郎「そう、だな」

咲「あっ! それじゃ私の出番かな?」

京太郎「……」

憧「……」

咲「……え?」

そんなわけで7冊目です。
温めていた京憧ネタが最初だと思います。

本当にグダグダで申し訳ありません。

憧「……それで、京太郎?」

京太郎「な、なんだ憧?」

憧「ここ……一体、どこなの?」

京太郎「ああ、それは――どこだ?」

憧「ちょ、ちょっと! しっかりしてよ!」

京太郎「……何にせよ、その、ラブホテル街らしいな」

憧「……ちょ、直球で言うのね」

京太郎「しょ、しょうがないだろ」


京太郎「――とにかく。隠れるぞ」

京太郎「学校のヤツに見つかったら面倒だ」

憧「そ、そうね……そもそも、この辺りって」

「いやー、今日も疲れたねー」「やっぱり、疲れるよねー」

憧「……いや。ちょっと前は繁華街だから」

憧「そのまま放っておくと……私たちが危ないのよ」

京太郎「……」


京太郎「――逃げよう。このままじゃ帰り道がない」

憧「え? そ、そうしちゃうの?」

京太郎「とりあえず、そこのホテルに一度入って時間を潰してから帰ろう」

京太郎「……金、大丈夫か?」

憧「わ、私は大丈夫だけど……い、いいの?」

京太郎「しょうがないだろ。逃げるためだ」

憧「……そ、そうね」

憧「……」

憧(いわゆるラブホテルね、ここ……)

憧(こ、こんなところに入っていいのかしら……まあ、アニメだと兄妹が普通に入ってたからいいのかもしれないけど)

京太郎「……えっと」

京太郎「何にせよ。時間が経つまで待とう?」

京太郎「さっき、うちの生徒みたいな声がしてきたし……バレたらヤバいだろ? 色んな意味で」

憧「そ、そうね。たしかにその通りね」


憧「――と、とりあえず」

憧「私が先にシャワーとか浴びてきていい?」

京太郎「ああ。風呂まで入ってきてもいいぞ。俺は別に入らなくてもいいから」

憧「あ、あんたね……ありがと」

京太郎「ん。ゆっくりしてきてくれ」

憧「わ、わかったわ……」



――浴室


憧「……」

憧(京太郎……自分も相当疲れてるはずなのに、私に全部譲って)

憧(ホントにいいのかしら……)


憧「――ここまで、ね」

憧(いつもより早目にお風呂を出た私は……)


京太郎「……ん」

憧「……!」


憧(ホントに疲れてそうに寝ている京太郎に気づいた――)


憧「な、なにやってるのよ……」

京太郎「あ、ああ、憧……良かった。こういう所って設備はいいって聞いたことあるから、良かったんじゃないか?」

憧「そういう問題じゃなくて! 何であんたここで寝ちゃってるの!?」

京太郎「い、いや……憧を優先したいと思ってたら、眠気が……」

憧「……あ、あのね」

憧「そのままじゃ臭うんだから、せめてシャワーだけでも浴びてきて!」

京太郎「い、いや……もう疲れて何もする気が」

憧「と、とにかく!」

京太郎「……わ、分かった」

京太郎「憧がそこまで言うんだしな」

憧「……きょ、京太郎ったら」カァァ


――その後


京太郎「……どうする?」

憧「ど、どうするも何も……終電もなくなっちゃったし、今日はここで泊まってくしかないじゃない」

憧「理由は適当に作ることにして!」

京太郎「そうだよな……」


京太郎「――まさか、二人で買い物してたらこんな深い所まで来るなんて」

憧「そう、ね……私もビックリだわ」

京太郎「まあ……憧が相手で良かったよ」

憧「……え?」


京太郎「いや。何となく。……こういう時に一番、頼れそうなのって憧だから」

憧「な、ななっ……!」カァァ

京太郎「それじゃ。そろそろ寝るか」

京太郎「あ。ベッドの半分以上は憧の物でいいからな。俺、寝相いい方だからズレないと思うし」

憧「……もう」


憧「京太郎はバカなんだから……」クスッ

京太郎「バカでいいって。……こんな状況でも、憧が笑ってくれてるんだから」

憧「なっ……!」カァァ

京太郎「それじゃ寝るぞー。何かあったらいつでも起こしてくれ」

憧「……も、もうっ!」

京太郎「……ん」

憧「……まったく」

憧(結局、京太郎はいつも通り寝ちゃって)

憧(ただ、私だけが残された感じじゃない)

憧(ホントに……私たち、その、ラブホテルに泊まってるのよね?)



京太郎「――あ、こ」

憧「――!」

京太郎「……よか、った」

憧(よ、よかった……って、なに? なにが良かったの?)

憧(ま、まぁ私も、こんな場所に来たのが京太郎と一緒で良かったとは思ってるけど……問題なのは)


京太郎「――あ、こ」

憧(……こんな風な寝言をされて)

憧(どうやって寝ればいいの……?)カァァ



――翌日


京太郎「……ん」

京太郎「ああ、何だかんだでよく寝れた。……憧?」

憧「……」

京太郎「お、おい? どうかしたのか?」

憧「……あんたのせいで全然眠れなかったわ」

京太郎「ちょ、ちょっと待ってくれ! それ、俺のせいなのか?」

憧「当たり前でしょ! まったく……買い物に付き合ってもらったからって、止めてくれなかったからこんなことに」

京太郎「あ、憧……それ、自分にも反省点があるんじゃないのか?」

憧「……そう、ね」


憧「それじゃ、そろそろ出ましょうか」

憧「この時間帯なら、知り合いに見つかることもないでしょうし」

京太郎「……そうだな」

京太郎「それより、憧? ちょっと不安そうだけど……何かしてやれることはないか?」

憧「そ、そんなこと! ……ある、かもしれないわね」

京太郎「そうか。それじゃ――」


京太郎「肩、掴ませてくれ」

憧「……え?」

京太郎「それだけで安心するんだよ。昔、うちの家族にやられて安心した覚えがあるから」

憧「ちょ、ちょっと京太郎! ……もう」


憧「――もう掴まれちゃってるし、いいわ。何となく安心するし、ね」

京太郎「そうか。それなら良かった」

憧「……まったく」クスッ


憧「――こんな時の相手が京太郎で『まだ』良かったわ」

京太郎「ああ。俺は憧が相手で良かったよ」

憧「……訂正」


憧「『まだ』、は無かったことにしてくれる?」

京太郎「ああ。全然、大丈夫だ」ニコッ

憧編でした。
実際、ここまでお互い素直になれるかは不明ですが……何にせよ書きたかった話でした。
最初は咲ちゃんで考えていたものの、一番思い浮かべやすいのが憧だったもので……。

次回は恒例の、春アニメと夏アニメについて、京ちゃんと咲ちゃんが語る話になるかも……未定ですが。

すみません……もう少しお待ちを。
次は京太郎と咲のアニメ談義になるかと。

まずい、アイデアが…

実写版、意外といけそうなキャストだと思ったのは自分だけでいいのやら
次はそのネタで書くかもしれません

君の名は。ネタ書きたいけど思いつかないこの残念っぷり
何か書きたいですね

もう少しです……
本編は決勝やると思ったら過去編が始まってましたね

すみません……何だかスランプというか思うように書けなくて

すみません……

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