カーズ「人間世界の変化ぶりを見学にアニメを観るとしよう」(404)

ワムウ「カーズ様、エシディシ様。今の人間界ではアニメという文化が跋扈している様子です」

エシディシ「アニメ?一体それは何だ?」

カーズ「我々が二千年の眠りについている間に生まれた趣味趣向の一種のようだな」

エシディシ「ローマ帝国で言う所のコロッセオのようなものか」

カーズ「我々は紫外線に身を晒せぬ宿命ッ!夜の街を徘徊した所で得られる情報はたかが知れている」

ワムウ「聞くところによれば、アニメで太陽を直視する事も可能との事です」

カーズ「!!」

エシディシ「!!」

カーズ「…よし、人間世界の変化ぶりを見学にアニメを観るとしよう」

エシディシ「しかし一体それは何処で観る事ができるのだ?」

カーズ「分からん、だが人間達の趣味として浸透している文化ならば人間達から直接奪えばよい」

エシディシ「ははん!カーズ!いつものをやるというワケだな!」

……………

………


エシディシ「くらってくたばれッ!血管針攻撃!!」

ヲタク「な、なんだお前らは!!うわあぁああ!!」

ヲタク「」ジュウウゥウウ…

カーズ「…なんだこの小型サイズの人間の模型は」

ワムウ「一体それが何の役に立つのか?どうして丁寧に飾られているのか?とんと分かりませぬ」

エシディシ「現在における人間世界での支配者の模型ではないのか?」

カーズ「フン!こんな小娘に支配されるとは…やはり所詮は我等の餌の餌よ」

血管針攻撃× 怪焔王のモード

何故こんなミスを

カーズ「…ふむ、この大量の円盤はなんだ?」

ワムウ「どうやらそれがアニメを観る為の道具のようです」

カーズ「ほほう、対魔忍アサギか」クルッ

カーズ「ッ!!」

エシディシ「どうしたカーズ、裏側に何かあったのか?」

カーズ「……………」

エシディシ「おい、何を観ているのだカーズッ!!」

カーズ「な…」

カーズ「何しろ二千年ぶりだからな……」

ワムウ「これを御覧下さい、あの小型サイズの人間の模型の人間が描かれている」

エシディシ「ほほう、どれどれ」クルッ

カーズ(…これは…くすねておくか…)スッ

ワムウ「もしや今この世界を治める者の伝記かもしれませぬ、まずはこれを観る事が先決かと」

  『魔法少女まどか☆マギカ』

エシディシ「俺は異存無いぞ、カーズはどうだ?」

カーズ「ッ!?下らぬ…お前達の好きにしろ」

カーズ(そうだ…この場にはワムウがいるッ!)

カーズ(戦士としての誇りと矜持を持つ純粋なワムウにッ!!こんな卑猥な映像を見せる事はできん…!)

エシディシ「………」ポンッ

カーズ「エ、エシディシ?」

エシディシ「後で俺も観よう、一緒にな」

カーズ「…エシディシ……!!」

ワムウ「…初めても宜しいでしょうか…?」

  カワシターヤークソクー

ワムウ「始まりました」

エシディシ「…なんだこの服は…?」

カーズ「我らが眠る前の時代からは随分と様変わりしたものだな」

エシディシ「それよりも頭身がおかしいように感じるのだが」

ワムウ「カーズ様!エシディシ様!!」

カーズ「どうしたワムウ!」

ワムウ「アニメを観る際は、「てれび」から離れて部屋を明るくして下さいとの事ッ!」

エシディシ「そうか…ンン~~~、この位かな?」

  1話目視聴中

カーズ「日光ッ!!これが日の光かッ!!」

エシディシ「おおぉ…あの美しい!なんという輝き!!」

カーズ「あの太陽をッ!!遂にッ!」

光&炎「「克服したぞッ!!!」」

ワムウ(ま、まるでアニメの声が聞こえん…)

エシディシ「しかし人間の日常なぞ見ても何も面白くないな…」

カーズ「おいエシディシ、このカーズ1つ驚いていることがある」

エシディシ「ほほう?」

  『今日はみんなに転校生を紹介します!』

カーズ「これ程に幼い人間の子供等が…これ程の人数でッ!勉学に励んでいる!」

エシディシ「ッ!!…フフ…成程、人間達も文明が進み身分に関係なく教育が行き届いているというワケか…」

  『助けて…まどか…』

  『誰なの……?』


カーズ「な…なんだこの白い生命体は…!!」ソワソワ

エシディシ「お前は本当に小動物が好きだな、カーズ」

カーズ「これ程までに可愛らしい動物を…これ程無残な目に合わせる非道の輩がいるのかッ!」


  『ほむらちゃん…!?』

カーズ「『転校生』ッ!!貴様はこのカーズを怒らせたッ!!」ガシッ

ワムウ「カ、カーズ様!!テレビを鷲掴みにするのをおやめ下さい!壊れてしまいます!」

エシディシ「おいカーズ!前が見えん!お前の尻しか見えんぞ、えぇいどけッ!!」

  ~まどか☆マギカ1話目視聴終了~

  ~2話目視聴開始~

カーズ「この金髪の女ッ!そこの人間が飾っていた小型サイズの模型と同じ女だ!」

エシディシ「という事はこの女が…」

ワムウ「現代における人間界の頂点…」

  『キュゥべえを助けてくれたのね、ありがとう』

  『僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ!』ニコ

カーズ「RRRRRRRYYYYYYYEEEEEEEEEEE!!」

エシディシ「黙れと言っているだろうカーズ!!落ち着けィッ!!」ドゴシャッ

カーズ「ぎぃあッ!?あ…あぁ、すまなかった…エシディシ…」

  『じゃあいきましょう、魔法少女体験コース!』

ワムウ「魔法少女…?波紋の一族とは違うのか?」

  『ティロ・フィナーレ!!』

ワムウ「…カーズ様、エシディシ様」

エシディシ「どうしたワムウよ」

ワムウ「この人間界における頂点の女、中々の能力を保有している…私はこの女をえらく気に入りました」

エシディシ「ほほう!ワムウよ、この女と闘いたいという事だな!」

ワムウ「はっ!!」

エシディシ「俺は構わんぞ、なぁカーズ?」

カーズ「いいだろう、我々は不老不死…好敵手がいなくなって久しい…だがキュゥべえは私が飼う…」

エシディシ「もう好きにしろ好きに」


  ~まどか☆マギカ2話目視聴終了~

  ~3話目視聴開始~


エシディシ「それにしてもこの『使い魔』や『魔女』というのは気色の悪いデザインをしているな」

カーズ「もしやこれは我々の事なのではないのか?」

ワムウ「ありえますな、二千年前の伝承が現代にも伝わっているとすれば、あるいは…」


  『もう何も怖くない、私…独りぼっちじゃないもの!』


ワムウ(成程…こうして同胞を、友を得たのか…)

エシディシ「しかし伝記アニメはつまらんな、結局この女が全て解決するストーリーなのではないのか?」

カーズ「いや、それは妙だ。ならば最初にこの桃色の髪の女が見た夢はなんだ?」

カーズ「予感がする…この石仮面を作りしカーズッ!あれを『伏線』と見たッ!!」


  『えっ?』
    ――ガブッ

  『マ…マミさぁああん…!!』


ワムウ「えっ」

  『覚えておきなさい、魔法少女になるってそういう事よ』

カーズ「…………」

エシディシ(カーズがほむらを睨んでいる…こいつ奴がキュゥべえを傷つけた事を根に持っているッ!憎んでいるのだ…!)

ワムウ「…伝記アニメではなかったのか…」


  ~まどか☆マギカ3話目視聴終了~


  ~4話目視聴開始~


  『さやかは僕をいじめて楽しいの?』


ワムウ「恭介ッ!!この男ッ!今までの恩義を忘れた無礼な振る舞い!」

エシディシ「全く激情家はこれだから困る、俺のように自らをクールダウンする術を知ればよいのだ」

カーズ「あの大泣きの事か」


  『奇跡も魔法も、あるんだよ』


エシディシ「それは別として、この女は中々愚直でいいものだな」

早乙女先生:質問だ・・・・目玉焼きとは固焼きか?半熟か?あててみな

生徒:か・・・固焼き・・・

早乙女先生:NO!NO!NO!NO!NO!

生徒:は・・・半熟?

早乙女先生:NO!NO!NO!NO!NO!

生徒:ど・・・どっちでもいいですかあああ~

早乙女先生:YES!YES!YES!YES!YES!

生徒:もしかして目玉焼きの焼き方で女の魅力は変わらないですかーッ!?

さやか:YES!YES!YES!”OH MY GOD”

  ~5話目視聴開始~


  『あんた使い魔狩ってどうすんのさー』


カーズ「また新しい女が出てきたぞ、男がまるで出ない」

ワムウ「あのろくでもない音楽を奏でていた奴以外は出ておりませんな」

エシディシ「うむ、全くあいつはろくでもない」


  『魔法少女同士で争うなんて、こんなの絶対おかしいよ!』


カーズ「そうか?」

エシディシ「まぁお前は一族を皆殺しにしているからな」

ワムウ「…初耳なんですが…」

カーズ「…忘れろ」

ワムウ「はっ!」

カーズ「それにしてもキュゥべえの目的が見えんな」

エシディシ「なかなか腹黒い事をやっているようだが、それでもいいのかカーズよ」

カーズ「フン!下らんなァ~~~、目的を達するという事が至上の事!」

カーズ「できるだけ汗をかかず危険を最小限にしッ!バクチを避け!闘いの駒を一手一手動かす!」

カーズ「それが『真の戦闘』だッ!!」


  ~まどか☆マギカ5話目視聴終了~


  ~6話目視聴開始~


  『さやかちゃんっ、ごめん!』


エシディシ「チィィ、味な方法で戦闘を回避したな」


  『』コテッ

   『さやか…ちゃん…?』


エシディシ「!!?」

弓と矢「僕に刺されてスタンド使いになってよ!」

  『どういう事だおい…こいつ、死んでるじゃねーか!!』

  『ひどいよ…そんなのあんまりだよ…』

  『どうして人間はそんな(中略)ワケがわからないよ』


エシディシ「…………」フルフルフルフル

ワムウ「エ、エシディシ様…」

エシディシ「フ――――…どうしたワムウ」スッキリ

ワムウ「おおぉ…いえ、何でもございません」

エシディシ「俺がアニメに熱くなり号泣すると思ったか?安心しろ、所詮は対岸の火だ」


  ~まどか☆マギカ7話目視聴開始~


エシディシ「HEEEEEEEYYYYYYYY――――!!!」

エシディシ「あァァァァんまりだァァア―――ッ!!」

  『本当の気持ちと向き合えますか?』

  『だって、あたし…もうゾンビなんだもん……!』


エシディシ「う…ううう~…あんまりだ…」


  『1人でやれるわ…』


エシディシ「あんまりだァァァ……!


  『痛みなんて本当に消しちゃえるんだ!』


エシディシ「あァァアアんまァァアりd」

カーズ「エシディシッ!!いい加減にしろ、うるさいぞ貴様ッ!!」

エシディシ「HEEEEYYYY……!!」

エシディシ「………」

エシディシ「安心しろ、スッとしたぜ」スッキリ

カーズ「全く…」

ワムウ(あの緑髪の女に対しては間違いなく怒りの涙だったな、エシディシ様…)

仁美って恭介のお見舞いにも行かずに、
さやかから恭介を奪い取った戦犯。
エシディシの気持ちもわかるわ。

  ~まどか☆マギカ8話目視聴開始~


エシディシ「冷静に考えれば、別に魂と肉体が離れてもどうって事はないな」

カーズ「うむ、意識さえあればよかろうなのだ」

ワムウ「さすがはエシディシ様、見事な精神の持ち直しに御座います」

エシディシ「フ、お前達と比べるとちと荒っぽい性格だからな…」


  『もうちょっと手の内みせてもいいんじゃなーい?』


カーズ「あの杏子が食べている食べ物はなんだ?」

ワムウ「さて…とんと分かりませぬ」

エシディシ「人間の食事は今あんな2本の棒を使うのか…」

杏子「じゃあ、だったらわたしらゾンビってことじゃねぇか!」

カーズ「ん?わたしらの餌か?」

  --恭介と仁美のデートシーン--


エシディシ「怪焔王大車獄ッ!!!」ブォンブォン

ワムウ「エシディシ様ーッ!!おやめください!!」

カーズ「貴様ッ!!あれだけの大言を吐いておいてまだ納得していないのかッ!」

エシディシ「付き合わせはしねーッ!!付き合うんならこの俺を殺してからにしやがれッ、チンボコ野郎ッ!!」

ワムウ「それに関しては同意も致しましょう、しかし怒りをお収めくださいエシディシ様!」

カーズ「部屋を破壊する気かエシディシッ!!」


   『さやかちゃんを助ける為なら、いいよ…私…』

    バキュンバキュンバキュンッ!!


カーズ「輝彩滑刀の流法ッ!!」

ワムウ「カーズ様ァーッ!!」

  『貴方の好きにはさせないわキュゥべえ、いえ…』

  『インキュベーター』


カーズ「わめくがいい!ほざくがいい!罵るがいい…」

カーズ「不死のキュゥべえにお前ができる事はそのくらいなのだからな…」ニヤニヤ

エシディシ「あのインキュベーターとかいう奴、我等と同じく不死身の肉体を持っていたのか」

ワムウ「しかし許せませぬ、あやつの行っている事は彼女等を侮辱する卑怯ッ!」

カーズ「ワムウよ、それは違う。キュゥべえは非力だ、だからこそ知恵を回さねばならぬ」

ワムウ「…しかしカーズ様、相手はまだ子供…」

カーズ「子供だからこそだッ!大人になったら強大な敵になるやもしれぬ!」

エシディシ「お前達の論争は終わりが見えん…」

  ~まどか☆マギカ9話目視聴開始~


エシディシ「なんかもうどうでもいいぞ俺は」

ワムウ「エシディシ様…さやかが魔女となった今、その心中は計り知れませぬ」

ワムウ「しかし結末を見届けるのもまたアニメ文化なのです」


  『さやかを戻す方法があるとしたら?』


エシディシ「……」ムクッ

カーズ「それにしてもほむらめ…まさか時間を止める事ができるとはな…」

カーズ(やはりこのカーズがッ!究極生命体となり…完全に滅ぼし尽くさなければ…)


  『さやかちゃん…!目を覚ましてよ……!!』


ワムウ(ここでさやかが救われなかったら…)

エシディシ「ううぅうう~~…!!」

ワムウ(今ですら危ういエシディシ様から再び滂沱の涙が…!!)

  『いいよ、一緒にいてやるよ……』

  『独りぼっちは寂しいもんな…』


………

  『本当に美樹さやかは救えたの?』

  『まさか!そんなの無理に決まっているじゃないか!』


エシディシ「あァァァんまりだァァァアア――――ッ!!」

エシディシ「AHYYYY!AHYYYY!!AHY!WHOOOOOOOHHHHHHHHH――――ッ!!」

エシディシ「おおおおおれのォォォォォさやかァァァァァがァァァ――ッ!!」

カーズ「フン!カスが…激昂するんじゃあない…あくまでキュゥべえが「目的」を達成すればよいのだ!」

エシディシ「カァーズ貴様ァーッ!!」

カーズ「やるのかぁ?エシディシ、やるのか?や・る・の・かァ~~ッ!?」

  ~まどか☆マギカ10話目視聴開始~


ワムウ「ほむらの回想が始まったようです」

カーズ「チッ」

エシディシ「…………」スッキリ


  『あ、暁美…ほむら……です…』モジモジ


カーズ「これがあのほむらだと?こいつが動物を無条件に傷つける事を厭わぬ悪鬼と成り果てるというのか?」

エシディシ「カーズよ、キュゥべえのやったことを考えればあれは当然の事だ」

カーズ「エシディシ…いつまで屍食鬼なんぞに気を許しているのだ?」

カーズ「所詮は餌の餌が作り出したゾンビィと変わらんだろうが」

ワムウ(このほむらは…可憐な少女のようだな…)

  『キャハハハハハハハハ!!!』

  『そんな…マミさんもやられちゃうなんて…』


ワムウ「この金髪…最初はこの現代社会における頂点と思っておりましたが…」

エシディシ「なんの事もないな…」

カーズ「はよ、キュゥべえはよ」


  『行かなくちゃ』

  『まどかぁぁああああ――――ッ!!』


カーズ「ンンンン♪いい声だ…実にいい響きだ…」

カーズ「その絶叫を…」

カーズ「聞きたかったぞほむらァ――――ッ!!!」

  『おいさやか!なんだってんだよオイ!!』


エシディシ「…そろそろ慣れてきた」

ワムウ「ま…2回目ですからな…」


  『魔法少女が魔女を産むなら、皆死ぬしかないじゃない!』


ワムウ「脆い女よ…ちっぽけな根性が実に脆い…」


  『一緒にワルプルギスを倒そう…ね?』

  『うん…!』

カーズ「憧れの先輩を射殺しておきながら、鹿目まどか…まるでジェムが濁らんのか」

カーズ「面白い、この女も中々に面白いぞ…」ニヤリ

  『魔女になって…全部…壊して…』

  『ごめん、嘘ついちゃった…ホントは1個持ってたんだ…』

  『助けてくれるかな…キュゥべえに騙された、馬鹿な私を…』


カーズ「フン」

ワムウ(カーズ様…顔の影が濃くなった…無理もあるまい、今回はまさにッ!ほむらが主役級…)

エシディシ「おいワムウ、今まどかが持っていたグリーフシードの模様は五線譜ではなかったか?」

エシディシ「フ…さやかめ、死して尚仲間を救うとは…」


  カワシタヤークソクーワスレーナイヨー


ワムウ「成程、この歌はほむらの為の曲だったようですね」

エシディシ「と言うかお前、全然誰が気に入ったとか言わんが…面白いのか?」

ワムウ「無論にございます」

ワムウ「ワルプルギスの夜…えらく気に入りました」

エシディシ「…まぁ貴様はそうだろうな」

  ~まどか☆マギカ11話目~


  『キミ達は家畜に対して引け目を負うかい?』


エシディシ「ふむ…確かに我々が吸血鬼を食うのと同じ理屈と言われたらそれまでだな」

ワムウ「ましてや人間…餌の餌になど関心すらありませぬ」

カーズ「ようやく貴様等も分かってきたようじゃあないか、キュゥべえの正当性をなッ!!」


  『本当の気持ちなんて伝えられるわけないのよ…!!』

  『私ね…未来から来たんだよ……』

  『どうかお願いだから…私に貴方を守らせて…!』


カーズ「おい、ところでワルプルギスの強さがよく分からん」

ワムウ「それに関しては私もにございます、しかし一度手合わせしたい強さである、と」

エシディシ「その前にまずは他の魔女辺りで手馴らしをだな…」

ワムウ「このアニメで、我々が苦戦しそうな魔女などおりましたか?」

エシディシ「ま、それはそうなんだが…」

  5  4   2  1

  『キャハハハハハハハハハ!!』
    ドガドガドガドガドガッ!!!


エシディシ「ほほう、これ程の集中攻撃を喰らおうとも身を仰け反らせる程度か」

ワムウ「やはりこの魔女中々の手練れ、願わくば意思を持つ魔法少女時代に会いたかったものです」

カーズ「…………」


   『くッ………!!』ブォンッ


エシディシ「今、ほむらが巨大な車輪付きの塊を投げたぞ」

ワムウ「そのように見えました、現代の乗り物か何かでしょうか」

カーズ「………」


   『どうしてなの…何度やってもあいつに勝てない……』


カーズ「立てィッ!!ほむらッ!!」

炎&風「「!?」」

カーズ「目的を達する事こそ至上!その為に貴様はまどか以外の女共を見捨てる非情さを得た…」

カーズ「あくまで「まどか」が守れればよいのだ…ならばッ!」

カーズ「そこで寝ている暇があるかほむらッ!!」

カーズ「…ウィンウィンウィン、とまァ~~気合を入れてやってやりたいくらいよッ!」

ワムウ「カーズ様が!おおおおおカーズ様がァァァーッ!!ほむら新派に入ったァーッ!!」


  『もういい…もういいんだよ…ほむらちゃん』


ワムウ「!?」

カーズ「ヌウゥッ!この女はッ!!」

エシディシ「ほう…鋭い…いい目をするようになったな…」

  ~まどか☆マギカ12話目視聴開始~


  『ほむらちゃん…私…魔法少女になるね』

  『そんな!まどか!!』


エシディシ「WHOOOOOOOOOOOHHHHHHHHH―――ッ!!」

カーズ「BAAHHHHHOOOHHHHHHH――――ッ!!!」


  『君は、本当に神にでもなるつもりかい!?』


カーズ「可愛い」

エシディシ「なんだカーズ、相変わらずこの白いのはお気に入りなのか」

カーズ「このカーズ!小動物は愛でる性質ッ!」


  『これが私の願い、祈り…さぁ叶えてよインキュベーター!!』


ワムウ(「絶望しても魔女にならない」と願えばよかったのでは…いや、無粋か)

ワムウ(人間のようにセンチになったからではない…俺はお前の事を永遠に記憶の片隅にとどめておくであろう…まどか)

カーズ「可愛い」  ワロタwwwww

  『私はほむらちゃんの傍にいるよ…』

  『ごめんね、私…みんなを迎えに行かないと…』


カーズ「…どう見るエシディシ、この発言を」

エシディシ「恐ろしい発言だ、暗に自らが死を運ぶ女神であると自負している」

カーズ「やはりお前も思うかエシディシよ、奴の願いには些か疑問が残るな」

エシディシ「まぁ、人間の考える事は所詮我らには想像できんのだろうさ」

カーズ「ふーむ…人間はもしかしたら退化したのかもしれんな」

ワムウ(無粋だから俺は言わなかったのに…)


  『逝ってしまったわ…円環の理に導かれて…』

  『バカ野郎……』


エシディシ「またァァァァアおれェェェェのォォォォさやかがァァァア―――ッ!!!」

  『それを、覚えている。決して忘れたりしない』

  『だから私は…闘い続ける』


     ~~~


カーズ「………」

エシディシ「………」

ワムウ「………」

カーズ「面白かった事、認めよう」

エシディシ「うむ」

カーズ「だが、だがな」

エシディシ「人間世界の変化がよく分からなかった」

ワムウ「もっともに御座います」

次はヘルシング見ようぜ

>>179
餌達が活躍してるのに切れそうだなwww

エシディシ「おいカーズ、他のはあるか」

カーズ「対魔…いや、なんでもない」

ワムウ「?」

ワムウ「お待ち下さい、今探して参ります」ガサゴソ

エシディシ「しかしなんだな、さっきのまどか☆マギカを見るに…」

エシディシ「現代においては戦士の中にああいった少女達が多いのかもしれん」

カーズ「一理ある、となれば男の戦士ばかりであった二千年前と随分事情は変わるぞ」

エシディシ「ほほう!カーズよ、お前はいつからそんなフェミニズムを持つようになった?」

カーズ「そうではない…フフ」

カーズ「ウィンウィンウィンウィン」

ワムウ「カーズ様、エシディシ様、次のアニメをお持ち致しました」

エシディシ「…『逆境無頼カイジ破戒録篇』…?」

ワムウ「なるべく現代らしいものを取ってきました」

カーズ「なんだこの顔は…ひどい有様だ…」

エシディシ「いや、我らと同じく『角』を持っているのかもしれんぞ」

カーズ「エシディシよ、それは最早人間ではあるまい」

ワムウ「再生して確認するとしましょうか」

カーズ「うむ」

まさかのカイジwww

  ~逆境無頼カイジ破戒録篇視聴開始~


  『紹介してくださいよっ…!ギャンブルっ……!!』

  『次は勝つっ…必ず勝つんだからっ……!』


エシディシ「ギャンブル!」ガタッ

カーズ「鎮まれエシディシ!!」

ワムウ「そう言えば、エシディシ様は賭け事…騙し合いやイカサマの類はお手の物と聞き及んでおります」

エシディシ「フ、『兵は詭道なり』!闘いは勿論の事、ギャンブルにおいても言える事」

エシディシ「それはこのエシディシ、完璧に心得ているのだ」


  『お前は働くんだっ……!!」


エシディシ「えっ」

  『行き着いたのは、どことも知れぬ地中の底の底…』

  『帝愛の強制労働施設っ……!!』


カーズ「何故この尖がった奴はいきなり地下で働かされているのだ?」

ワムウ「どうやらこの話の前があるようですね、後でお調べ致します」

エシディシ「単に奴隷が地下から逃げ出したとかではないのか?」

カーズ「フン、ともなればまだ人間とは奴隷制度を採用しているという事になる」


  『ちゅうもーく!今日はカイジ君の初給料日ですっ…』

  『これはみんなにとっても大変喜ばしい事だと記憶している筈…』

  『拍手っ………!!』


カーズ「ふむ……これは最高の情報だぞエシディシ、ワムウ!」

エシディシ「うむ、現代で使われている通貨の名称が分かった!!」

光&炎&風「「「ペリカッ!!!」」」

  『キンキンに冷えてやがるっ……!!美味いっ…悪魔的だっ……!!』

  『本当にやりかねない…ビール1本の為に強盗もっ…!!』


カーズ「………」ゴクリ

エシディシ「おっ…カーズゥ、今唾を飲んだな?人間の飲み物を美味いと思ったな」

カーズ「むッ!!」

エシディシ「図星だろう?ズバリ当たってしまったか……なァ――――ッ!!」

ワムウ(エシディシ様、ギャンブルと分かってからテンションが高いな…)


  ~~~


  『どうだい?今夜辺り…サイコロ(こいつ)で復活ってのは…!!』


エシディシ「ほほう、サイコロか!懐かしいものよ」

カーズ「これは知っているぞ、二千年前にも似たようなものがあった」

カーズ「しかしまどか☆マギカと比べて今度は…」

ワムウ「男しか出ませんな…」

あのビールめっちゃうまそうだよな

  ~大槻班長、チンチロのルール説明中~


エシディシ「成程、大体分かった」

カーズ「エシディシよ、お前ならばこのギャンブルをどう制する?」

エシディシ「二通り程あるな、必勝のサイコロを使うか…必敗のサイコロを使わせるか」

ワムウ「エシディシ様!ルールを曲げての勝利など…」

エシディシ「違うぞワムウ、常に勝利への道程を作る事こそが闘いなのだ」

エシディシ「主人公もそれに気付いて…」


   『あんたマイナス2万っ……!!』ぐにゃ~~~~っ…


エシディシ「…………」

カーズ「本当に参考にならん主人公だな」

カイジは泣き始めてからが本番だしな

  『カイジさんっ…!ギャンブルで勝ち上がるしかないんですっ…!!』

  『何故なら俺達は意思が弱いからっ…!!』


ワムウ「ムムムMUUUHHH………!!!」

エシディシ「…おいカーズ、カーズ」ヒソヒソ

カーズ「あぁ分かっている、出てくる人間共がどいつもこいつもワムウの嫌いなタイプだ」ヒソヒソ

エシディシ「テレビを破壊されんように気をつけろ…」

カーズ「…お前と違って激情家ではないからな、問題あるまい」

エシディシ「…あんまりだぁ」ボソッ


   『!!!班長…あいつら…イカサマだっ……!!』


ワムウ(!!この男、目付きが変わった…先程の負け犬の目ではない…!)

  『45組…結束っ………!!』


カーズ「フン!下らんなァ~~、カスが寄り集まった所で何ができるというのだ!」

ワムウ「いえカーズ様、カイジは最早今までの腑抜けではありません、そのオーラが消えました」

ワムウ「画面越しから伝わる圧倒的気迫っ……!!」

エシディシ「おい、なんだか影響されているぞワムウ」

エシディシ「それにしても見ろ、これはギャンブルアニメなのか?」

エシディシ「出てくる食べ物がどれもこれも美味そうではないか、ん?」

カーズ「一番の美味は吸血鬼として…」

カーズ「…人間の食事も後で摂取するか…ペリカを入手しなくては…」

くつろぎながら見てるんだろうなwww

  『班長・大槻との最終決戦っ…!!』

  『まさかこの男気付いたのか…ワシの必勝サイコロ、シゴロ賽に…!』


エシディシ「HEEEEEYYYYYYYYYYYYYYY―――ッ!!!」

カーズ「やかましいエシディシーッ!!何故泣き出すッ!!!」

エシディシ「フ――――、すまんなカーズ」スッキリ

エシディシ「俺の予想通りサイコロに必勝の細工があったことが的中して、ちと熱くなりそうだったからな」

カーズ「だがまどか☆マギカでさやかが死んだ事実は変わらんぞォ~~ッ?」

エシディシ「HEEEEEEYYYYYYYYYYYYYY――――ッ!!」

ワムウ「なんでまた泣かせるのですかカーズ様ッ!!」

カーズ「い・や・が・ら・せだ、このカーズとてサイコロの細工の先読みは出来ていたッ!」

ワムウ(嘘だ、絶対嘘だ)

エシディシ「だが、4と5と6の目しかないサイコロ…どう打ち破るのだ?」

カーズ「分からんな、最低でも「4」の目が出るとなると…」

ワムウ「………もしや…」

エシディシ「む?」

ワムウ「確かルールでは全てが「1」の目…ピンゾロが最も高い役の筈」

ワムウ「『カイジ』は全ての目が「1」のサイコロを用意しているのでは…」

カーズ「フ、それはさすがにルールを無視しすぎであろう」

エシディシ「いい案だが主人公のやる事ではないな」


  『なんじゃこの賽っ…!!6面全部ピン(1)じゃねーかっ……!!』


ワムウ「おぉっ!どうやら正解のようです…」

カーズ「」イラッ

エシディシ「」イラッ

イラッ

カーズ「そうかそうかワムウ、正々堂々を求める高潔な戦士でありながら…」

エシディシ「そんな悪徳非道な方法がすぐに浮かぶとなると、中々したたかであると言わざるを得んな」

ワムウ「い、いえ!私は何もそのような……!!」

カーズ「教育方針を間違ったかなエシディシ?」

エシディシ「そんな戦士に育てた覚えはないのだがなぁカーズ?」

ワムウ(くっ…なんという視線の痛さ……!!)

ワムウ「で、出すぎた真似でした…何なりと罰を与えてください…!!」

カーズ「いいや、どうしてそんな事ができようか。お前のその知恵は何よりも頼りになる…」

エシディシ「ははん、カーズ!全くその通りよ!」

カーズ(次は私が当てる私は石仮面を作った天才なのだ私が私が)

エシディシ(次は俺が当てる孫子の教えを学び搦め手の何たるかを知る俺が俺が)

ワムウ(く…大人気ない…我が主たち…大人気なくなっているッ!!)

アニメは柱の男達をも腐らせるか…

  『外出できる時間以内に…皆の分の借金を帳消しにできる金を作らなきゃ…』

  『裏カジノでもあれば…!』


エシディシ「結局ギャンブルなのだな」

カーズ「まぁ大金を一気に稼ぐにはよい手よ」

ワムウ「しかし…通貨が「ペリカ」から「エン」という言葉になっています」

カーズ「言い方が二通りあるのではないのか?」

エシディシ「地下と地上では通貨が違う、という可能性もあるな」

カーズ「それにしても…地下から出て太陽を浴びる心地好さ…このカーズ、痛い程身に染みるッ!」

  『紹介するよ、ギャンブル…』

  『これは…パチンコ…!?』


エシディシ「パチンコ?」

ワムウ「見た限り…光っている箱のようにしか見えませんが…」

カーズ「……ふむ、あの銀色の玉を下に落としていく遊戯のようだな」

エシディシ「それまでに沢山の障害が玉を妨害する、そういうワケか」

ワムウ「特定の場所に玉を転がせば大金が手に入ると…」

カーズ「…中々面白そうだ、これを見終えたらある場所を探すぞ」

ワムウ「…カーズ様、赤石は?」

カーズ「フフフ…案ずる事は無い…赤石は逃げん…」

ワムウ(パチンコも逃げないと思うのですが…)

サンタナはスカイガールズのエリーゼ好きそう

  『出すようで決して出さないのがこいつの特徴…』

  『人喰い沼さ、このパチンコはっ……!!』


カーズ「人喰い沼?」

ワムウ「言われてみれば何処となく吸血鬼のような仰々しい顔にも見えますな」

エシディシ「しかし難関が幾つかあるようだな…」

ワムウ「玉を弾く針金、そして最後の三弾レーン…」

カーズ「さて!どうこれを攻略するワムウ」

ワムウ「わ、私には考え及ばぬ事にございます」

カーズ「謙遜するなワムウよ、お前は先程のサイコロギャンブルの攻略方法を見抜いた」

ワムウ「偶然にございますッ!!」

エシディシ「そもそも仕掛けがあれだけとは限らんからな」

  『だが俺は「沼」の攻略方法を知ってるのさっ……!!』

  『なんだって…!?」


エシディシ「なんだって…!?」

カーズ「なんだって…!?」

ワムウ「………」ホッ

エシディシ「あァァァんまりだァァァア!!!こんなポッと出の人間の親父に即先を越されるなんてッ!!」

カーズ「落ち着けィ!エシディシッ!!まだだ…まだそうと決まったワケではないッ!!」

ワムウ「その通りです、実はまどか☆マギカを見た時から思っていたのですが…」

カーズ「む、どうした」

ワムウ「『○○ができる』や『○○○して攻略する』というような…具体的な案を作中で説明すると…」

ワムウ「高確率でそれが失敗するのですッ!!」

炎&光「「ナニッ!!!」」

ワムウはフラグを覚えたか

ご褒美に甘いの3個だッ!

  ~坂崎のおっちゃん具体的攻略方法説明中~


ワムウ「思えば、まどか☆マギカにおいても…美樹さやかと佐倉杏子が共に果てた時…」

ワムウ「杏子はまどかを使いさやかを元に戻すと具体的に案を出しておりました」

ワムウ「そしてッ!キュゥべえは自らのプランに於いてまどかを魔女化させようとしましたが…」

ワムウ「まどかは概念となりッ!!キュゥべえの思惑は外れたのです!」

エシディシ「……おぉ…!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

カーズ「ぬ、ぬうぅ……!!」ドドドドドドドドドドドド

ワムウ「しからば……」


   『さぁ…どうぞ存分に夢を追いかけてください…』

   『我々はその姿を…心から応援する者です…!!』


ワムウ「坂崎は失敗するでしょう」


   『あぁあああぁあ~~っ……!!』しょわぁああ…

   『おっちゃん……!!』

ワムウが12000歳でカーズとエシディシがその10倍だっけ

エシディシ「なんとッ!!!」

カーズ「ワムウの予想がッ!!」

エシディシ「…カーズよ、我々は認識を改めねばならん」

カーズ「うむ、我々はどこかでワムウをまだ若造と侮っていた」

エシディシ「だが奴は既に、若さを武器としその観察眼と理解力を武器にできているッ!!」

カーズ「すまなかったワムウ、我々2人の非礼を許してくれ」

ワムウ「滅相も御座いません、カーズ様!エシディシ様!!」

エシディシ「しかし、となると別の突破方法があるという事になるが…」


  『…ちょ、ちょっとその話詳しく聞かせてくれ!』


カーズ「今の喫茶店?とかいう場所にヒントが隠されているのか…?」

エシディシ「いや分からん、そもそも工事がどうとかとしか言っていないぞ」

カーズ「分からんが用心するのだ…今後は全ての行動に意味があると思えッ!」

エシディシ「あぁ、分かっている」

ワムウ「恙無くッ!!」


  『心頭滅却…!!我、明鏡止水…!!』

  『さぁ、坂崎一世一代の大博打や!!かぁ~~~っ…!!』


ワムウ「…………」

エシディシ「おい見ろカーズ、この男の部屋よく見ればまどか☆マギカに出てきた少女達全員の模型があるぞ」

カーズ「貰っていこう」

ワムウ「あの、集中して見るのでは…」

エシディシ「………の、つもりだったんだが」

カーズ「その男…一度失敗しているからな」

  『はははっ…!見破ったぞお前の作戦…!カイジっ……!!』

  『あのオッサンは囮だ、お前は金庫から金を得たかったんだろう…』


ワムウ「むぅ、失敗したか…」

エシディシ「…………」

ワムウ「どうしましたか、エシディシ様」

エシディシ「この俺もちと思った事があるんだがなぁワムウ…」

エシディシ「こうやって他人の作戦を見破った事をさも自信ありげに話す…」

エシディシ「な~~~んか臭いとは思わんか……なァ――――ッ!!?」

カーズ「うむ、『説明する事』が失敗するのであれば…」

カーズ「『説明される事』はあるいは、別の作戦が成功しているという事かもしれん」

エシディシとカーズにすごい親近感を感じる

ワムウ「成程…つまり、相手の虚を突く誘導ッ!!」

エシディシ「その通りよ、注意深く観察せねばなァ~」

カーズ「そうだなエシディシ、お前は他人の作戦を見透かして…」

カーズ「『貴様の作戦など既に見切っておるわーッ!!』などと言いつつ虚を突かれるかもしれん」

エシディシ「あぁ、勝つ前に勝ち誇るのはやめておこう」


  『さぁ…血のマニキュアだ……!何本塗って欲しい…!?』

  『ひぃっ……!!』


エシディシ「爪がそんなに痛いのか、人間とは不便なものだ」カシャカシャ

エシディシの爪がパカッてなるのは金玉がヒュンってなる

  『なんだぁ…?あいつまだ居たのか、地上に…』

  『挑戦するのは…沼だ…!』

  『来いよ一条……!!』


エシディシ「鹿目まどかと同じだ…鋭い、いい目をするようになった…」

ワムウ「遂にどうやって攻略するかが分かるのですね…」

カーズ「人間が思いつく奇策、とくと堪能してやろうッ!!」


  『玉を弾くゲートが…開いてガバガバに……!!』


炎&光&風「「「!!!」」」


  『…飴(これ)を使いますっ……!!』


ワムウ「食べ物を…!」

エシディシ「成程…どおりで様々な食べ物を美味そうに食っていた…」

カーズ「やはりッ!アニメは全ての行動に意味があるッ!!」

ワムウ「しかしッ!!最後の三段レーン…傾いたレーンの攻略法は…!!」

カーズ「…傾いたレーンを…」


     ころころ…

      ころころころ…!!


エシディシ「昇って行ったァーッ!!カイジ!!中々やる男よ、一体どんな手を使ったのだ!」


  『このフロア全体を…傾けてきたんだ……!!』


カーズ「………」

ワムウ「………」

エシディシ「………」

カーズ「…え、無理じゃね」

これには柱の男たちも苦笑い

  ~三段レーン攻略方法説明中~


カーズ「成程、地の利を利用したワケか」

エシディシ「しかし恐るべきはカイジの強運よ、なんと好条件な場所にカジノがあった事か」

ワムウ「主人公は何かを惹きつけるのやもしれませぬ」


   フワァーッ


カーズ「ぬッ!!」

ワムウ「三段レーン最後の穴から気流がッ!!」

エシディシ「なんとあざといイカサマよ…」

カーズ「フン!奴も奴で必死…目的を達する為に非道になったか、面白いッ!!」ペロ

  『引き分けで…手を打たないか…?』

  『バカがっ…!!さっさと打て……!!』

  『後悔するぞっ…一条~~~っ…!!』


   -----


  『分かったカイジ…!引き分けにしようっ…!!』

  『うるせぇっ…もう遅いっ……!!!』


カーズ「………」

ワムウ「………」

エシディシ「………」

エシディシ「ま、連中も生き残るのに必死という事よ」

ワムウ(人間とは醜い…)

カーズ(フン、俺ならばもっと上手く交渉するがな)

  『あ…入った……』

  『大当たりっ…大当たりだっ……!!!』

    ワーワーワーワー…!!


ワムウ「カイジがッ!!おおおおカイジがッ!!大当たりをだしたァーッ!!」

エシディシ「紆余曲折無理矢理なところはあったが見事な奇策、人間も中々やるものだ!」

カーズ「ま、坂崎が身を賭して用意した大金を無為にするワケにはいくまい」


  『俺達大金持ちっ……!!億万長者…!!』


 -----


  『親愛なるカイジへ』


エシディシ「あァァァァァんまりだァァァア―――――ッ!!HEEEEYYYYYYYYYYYYY―――ッ!!」

エシディシは何回泣き叫んでるんだwww

ワムウ「ぬぅうううッ!!遠藤貴様ッ!!カイジの努力を侮辱するかッ!!!」

カーズ「落ち着け貴様等!最終的に金さえ手に入れば良いのだ、カイジの手元にはまだ大金が…」


  『金でみんなを救ってくれ…約束だ……!!」


カーズ「カイジッ!!!貴様はギャンブラーとしてあまりに純粋すぎるッ!それが弱さに繋がるのだッ!!」

ワムウ「ですがカーズ様、人間とは時にこんな愚かな行動を取る」

カーズ「…そうだったな、人間の分からぬ所よ」

エシディシ「ま…皆助けても15万円は残るわけだからな…」スッキリ


  『パチンコでスッた?全額!?』


炎&光&風「「「………」」」

カイジは基本ダメ人間だからなwww

  『貸してやる!2万っ……!!』

  『行って来い、行って合流して来いクソヒーロー…!』

  『優しいおじさん…!』

  -----

  『そうとも…俺達は解き放たれた…未来へっ……!!』


カーズ「…終わったな」

エシディシ「あぁ…終わった…」

ワムウ「数奇な運命を辿る男の冒険譚、と行った所でしょうか」

エシディシ「で、次のアニメはどうする?」

カーズ「待てエシディシ」

エシディシ「?」

もう朝じゃね?

>>360
アニメに夢中になって日の出で全滅とか嫌な終わり方だなwww

カーズ「このカイジのパッケージの帯を見ろ」

エシディシ「…何々、『大人気マンガ漫画をアニメ化』…マンガ?」

カーズ「うむ、どうやらそのマンガとやらがこのアニメのルーツらしいのだ」

ワムウ「となるとつまり…同じ作品がこの世には2つ存在している、と?」

カーズ「その通りだ、これが意味する所はまだ分からんが…」

カーズ「どうだろう、ここにあるアニメは一時的に吸血鬼共に保管させ、次はこのマンガを巡るのは」

エシディシ「ほほう!面白そうだな、俺はお前について行くぞ。赤石を夢見たその時からな」

ワムウ「どこまでも御供致します」

カーズ「うむ…では行くぞッ!!」ビシィッ


  -----


リサリサ「柱の男が復活したのに全然攻めに来ないわ…」



fin.

最後まで付き合ってくれて有り難うお前ら
もう眠いから終わります、みんなも眠いだろ!


  オマケ

エシディシ「おい、ジャンケンで負けた奴が今後技名をティロ・フィナーレにするというのはどうだ?」

カーズ「…………」

   ドドドドドドドドドドドドド…

ワムウ「…………」

   ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

エシディシ「…………」

   ドッドッドッドッドッドッド…



「「「ジャンッ!!ケンッ!!!」」」


今度こそ終わり。

>>385
風のワムウ
炎のエシディシ
光のカーズ
山のフドウ

>>386
サンタナ「」

>>385
エシディシ
http://i.imgur.com/Qy3Jx.jpg
ワムウ
http://i.imgur.com/5BZNw.jpg
カーズ
http://i.imgur.com/zd2bY.jpg

>>390
カーズwwww

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