モバP「小梅が膝の上に座ってくる」(138)

ID:hFIfUaJ1Oの代行

P「……」カタカタ

P「……ふう」ギシッ

P「もうこんな時間か……休憩するかな」

小梅「!」テテテッ

P「どれコーヒーでも……っと、小梅?」

小梅「……ん、しょ」ポフン

小梅「……えへ」

P「またか……」ナデ

小梅「ん……」

P「ま、いいけどさ。やっぱりあったかいなぁ小梅は」

小梅「Pさんも、あったか……♪」スリスリ

P「事務所以外じゃこんなことするなよ? すぐパパラッチが飛んでくるからな」

小梅「う、うん、大丈夫、です」

P「ん、分かってるなら存分にどうぞ」

小梅「は、はい……えへへっ」

P「あーもー、あったかいし可愛いし……小梅は最高だな」

小梅「……あ」

P「う」ビク

小梅「Pさん、Pさん……」

P「な、なんだ小梅」

小梅「向かいのビルの……へ、部屋から……小さい子が、こっち見てます」

P「ひぃっ!?」ギュッ

P「ち、ちち、小さい子って、まままた例の子かっ?」ギュー

小梅「あ、あぅ……ぇへ、は、はい。この前の、子……窓ガラスにペタってくっついて、じっ、と……」

P「だ、大丈夫、なんだよな? こっち来るとかなんか悪さするとか!」ギュギュー

小梅「お話し、したから……大丈夫、です」

P「うぅ、小梅が頼もしいよ……」ムギュー

小梅「……ふふ」

小梅(えへ、へ……大成功、かな)

小梅(ほんとは、向こうには誰もいないけど……)

小梅(こう、しないと……甘えられ、ないし)

小梅(ぎゅ、ってしてくれる……し)

小梅(……い、いいよね?)クルッ

P「うおっ」ビクッ

小梅「あ……ごめん、なさい」

P「な、なんだ? はは、じ、実は事務所にも誰かいる、なんて?」

小梅「う、ううん。いない、です」

P「そっかそっか、だよなー。いきなり振り向くからびっくりしたよ」ナデナデ

小梅「はふ……もっと、撫でて……」

P「ほれほれー」ナデナデナデナデ

小梅「んぅ……、ん♪」スリスリ

小梅(あぶな、かった……)

小梅(ごめんね。今は、あまり話せ、ないかも……)

小梅(……うん、ありが、とう)

P「……さて、そろそろ休憩終わり。もう少しで片付くから、それまで待っててくれな」ポンポン

小梅「きょ、今日は一緒に、帰れます……か?」

P「ああ、小梅が家に入るまで、ちゃんと見てるよ」

小梅「う、嬉しい……ですっ」ギュッ

P「おっとっと。はは、ほんとは俺が、一人だと怖いだけなんだけどな」

小梅「わ、私が、Pさん守るね……」

P「うん、よろしく頼むよ」

小梅「ま、ま、任せて……! いつもの、恩返し、だから……」

P「ああ、ありがとな」ナデ

小梅「あっちで、待ってるね」

P「ん。帰り仕度でもしといてくれ」

小梅「うんっ」トテトテー

P「走り方も可愛いなぁ」

―――
――


P「ふー。よし、終わった」

P「小梅ー。帰るぞー」

小梅「はー、い」トコトコ

P「うん、コートもイヤーマフも似合うなやっぱり」

小梅「ほ、ほんとに? 似合って、ますか?」

P「ほんとほんと。小さい小梅によーく似合ってるよ」

小梅「む……小さく、ないです。ま、まだ大きく、なりますっ」

P「うん、期待してるよ。小梅が大きくなったら、可愛い小梅がもっと可愛くなるからなっ」

小梅「あ、あぅ……!」プシュー

P「おーおー、顔真っ赤だぞー?」ニヤニヤ

小梅「っ! っ!」ペシッペシッ

P「いてて、あはは!」

小梅「もう……!」

P「あっはっは……なぁ、小梅」

小梅「……?」

俺のものにならないか

>>31
そんな……照れる

P「別に、なにもなくても膝くらい貸してやるよ」

小梅「!」

P「幽霊がいなくたってぎゅってしてやるし」

小梅「……き、気づいて」

P「あ、怒ってるわけじゃないぞ? ここ最近は忙しくて、小梅が寂しがってるなーって思ってたからさ」

小梅「……う、うん……」

P「甘えたいなら甘えてこい。しっかり受け止めてやるよ、小梅」

小梅「……っ!」ダキッ

P「おっ、し! いいタックルだ」

小梅「~~っ!」ギュー

P「よしよし」ナデナデ

―――
――


車内

小梅「……そういえば」

P「んー?」

小梅「Pさんは、ほんとは……お化けとか、怖く……ないの?」

P「うーん……そうだなぁ」

P「見えないものを怖がっても仕方ないしな。それに……」

小梅「それに……?」

P「何かあったら、小梅に助けを求めようかな? 頼りになるしなぁ」

小梅「!」

小梅「~~っ!」ペシペシペシ

P「ちょ、こら小梅っ危な、運転中だから! 照れるのはあとあと!」

小梅「て、照れ、照れてないっ!」ペペペペッ

P「あだだだっ」

―――
――


後日

P「うーん困った。スケジュールきついなぁここ……やれるかな……」

小梅「……」ソーッ

P「うーん……」ブツブツ

小梅「え、いっ」ダキッ

P「わおっ」

小梅「えへへ……びっくり、した?」

P「ったくもう、小梅? 甘えていいって言っても、いつでもどこでもってわけじゃないからな?」

小梅「うん、分かってる、分かって、ます……んー」スリスリ

P「しょうがないなぁもう……」ナデナデ

ガチャ

凛「プロデューサー、ちょっと聞きたいこと、が……」

P「あ」

小梅「んー」スリスリ

凛「……」

P「……」

小梅「んぅ♪」スリスリ

凛「……」ゴソゴソ

パシャッ

P「あ、こら凛やめなさいやめて」

凛「うん、撮れた。早速みんなに……!?」

P「? どした凛、顔真っ青だぞ」

凛「こ、こ、これっ!」バッ

小梅「……?」

P「ん? ……おお」

小梅「あ……」

凛「な、なななっなんか白い靄みたいのが写った!」

小梅「わぁ……!」

P「これ、もしかして小梅と一緒にいる子だったり?」

小梅「う、うん!」

P「へぇすごいな、よく撮れてる。あ、そうだ凛、それ俺に送ってくれよ」

小梅「わた、私にも、ください……!」

凛「あれ、これ私が変なのかな……?」



おわり



小梅「待ち受け……私と、Pさんと、あの子の……スリーショット……えへへ♪」

支援感謝

貼ろうと思ったら終わってた乙

ttp://i.imgur.com/EimuP.jpg

忘れるとこだった、改めて代行感謝

>>74
これマジで可愛い、薄目でこっちうかがってるの超萌える

待ってるよ

>>81
マジで言ってんの……?
書きたいネタあるから、即興でいいなら

また別の日

小梅「あの、Pさん……」

P「ん? なんだ小梅」

小梅「そ、の……今度のお休み、わ、私と……」

P「うん?」

小梅「は、廃墟に、行きません……か?」

P「廃墟か……。なんか面白そうなの、出てきそうだな。よし、行くか?」

小梅「! はいっ」パァッ

―――廃墟

小梅「~~♪」テクテク

P「小梅楽しそうだなぁ。なんだか生き生きしてるよ」

小梅「あ……」

『呪呪呪……』←壁一面

P「おー、やっぱ有名な心霊スポットだけあるな。先駆者も中々いい仕事する」

松永涼「な、な、な、なぁPサン?」

P「なんだ涼?」

涼「アタシ来る意味あった? ホラー映画とかお化け屋敷ならともかく、マジモンは勘弁して」

パキャッ

涼「うひぃっ!?」ビックゥ

涼「ななななになになに!?」

小梅「ごめ、ごめんなさい、涼さん……私が床の板、踏んだみたい」

涼「小梅ぇ……頼むぜマジで……」ギュー

P「涼さん、涼さん」

涼「なにPサン」ギュー

P「ちょっと刺激的だな。新鮮でもある」ギュー

涼「うわああ!? ごめ、ごめんPサンっ!」ズザザ

P「いいよいいよ、むしろ役得?」ニヤニヤ

涼「ニヤニヤすんなっ」ゲシッ

P「いってぇ! 脛蹴るなよぉ!」

涼「知らねーよ!」

小梅「……手、繋ぐ?」

涼「小梅? いや、ありがたいけどさ……流石に年上のメンツってもんがあるし」

P「んじゃ、これでいいな。俺の方が年上だし」ギュ

涼「Pサン!? ま、待って」

小梅「じゃ……わ、私は反対側……♪」ギュ

涼「あーもー、いいよ分かったよ……」

―――
――


ヒタ…ヒタ…

P「結構奥まできたなー」

小梅「うん……とっても楽しい……です」

涼「……もうヤダぁ」グス

P(涼、意外と可愛いとこあるな。逃げ出さない分、根性据わってるし、いい仕事見つけて来よう)

小梅「この部屋で、最後……みたいです」

涼「よ、よかった……あとは引き返すだけだよな、な?」

P「そうだな……あぁそうだ、記念撮影でもして帰るか!」

涼「いっ!?」

小梅「ないす、あいであ……です……!」ワクワク

P「なんか空気重いしな、なんか写るかも」ワクワク

涼「なんでそんな……うう」

P「セルフタイマーかけてっと……よしっ」タタタッ

小梅「ぴーす」

涼「ええいヤケクソだ! うさちゃんピース!」

P「いえーい」

パシャッ

P「うっし、帰るか!」

小梅「手……繋ご、涼さん」

涼「……お願い」ギュ

P「さて、出口は……」

ガチャ ガチャ

P「……おろ?」

涼「どうしたんだ、Pサン?」

小梅「……?」

ガチャガチャガチャ

P「……扉、開かない」

涼「!?」

小梅「え……!」

涼「う、嘘だろ!?」バッ

ガチャガチャガチャッ

涼「……冗談、きついぜ……」ヘタリ

涼「……グス」

P(なぁ、小梅)ボソ

小梅(は、い……)ボソ

P(ちっと、イタズラしちゃうか?)

小梅(……えへ)

P(ようし……)

涼「ど……どうする?」

シーン…

涼「……あれ、Pサン? 小梅?」キョロ

涼「ちょ、どこ行ったんだよ!? イタズラなら止めろって! なぁ!」

涼「やだ、マジで……?」ウル

涼「Pサン!」

涼「小梅ー!」

シーン…

涼「な、んで……こんな狭い部屋なのに」ウルウル

P(かわいい)

小梅(……あ)

ヒュウ…

涼「ひっ!!」ビクッ

涼「なな、なんだよっ! ここ怖くなんかねぇからな!?」

涼「アタシが幽霊なんかでびびっ」

ピトッ

涼「う、ひゃああああ!?!?」ドサッ

P(小梅グッジョブ!)

小梅(あ、あの)

涼「あ、あ……腰、抜けた……」

涼(ちっと……漏れた)

P「涼!?」タタタッ

涼「あ、Pサ、ン……うぅ」

涼「どこ行ってたんだよばかやろおおお!!」

P「え、どこって……ずっとこの部屋にいたけど

P「いきなり涼の声が聞こえなくなって、姿も見えなくなったし」

P(隠れてただけだけどな!)

涼「う、そ。はは、嘘つくなって」

P「いや、ほんとに。涼、大丈夫か?」

小梅「……涼さん?」トテトテ

涼「小梅えええ!」ダキッ

小梅「ひゃうっ」ムギュー

P「あらら」

―――
――


小梅「外、出ました……」

涼「うぅ」

P「まさか涼が腰抜かすなんてなぁ」

涼「ぜっったいに秘密! アタシたちだけの秘密だから!」

P「分かってるよ。おんぶくらい、可愛い涼が見れただけでお釣りが来るさ」

涼「にゃろうっ」ポカッ

P「いでっ!」

小梅「……、もう大丈夫みたい、です」

P「ん?」

涼「へ?」

小梅「中に入ってから、ずっと……悪い子が、憑いてきてました」

P「あらま」

涼「」

小梅「最後の部屋……涼さんにイタズラしたの、その子、です」

涼「」

P「あれって小梅じゃなかったのか……害とかは?」

小梅「ううん……特に、力があったわけでも……それに、あの子が守ってくれてました」

P「そっか、良かった……涼、安心していい……ぞ?」

涼「きゅぅ……」

P「……あはは」

小梅「涼さん、可愛い……♪」

また後日

P「おーい、例の廃墟行ったときの写真できたぞー」

小梅「わぁ……」

涼「うぅぅ……変なの写ってたり、しないよね?」

P「いやぁそれがな」

小梅「あ……いっぱい」

涼「う、写って……! うあああっ!」

P「見事に涼の周りだけ……すげー」

小梅「きっと、涼さんの……こと、気に入ったんです」

涼「小梅」

小梅「は、い?」

涼「しばらくうちに泊まりな、強制だ」

小梅「え……ええ?」

涼「あと! 抱き枕になってもらう!」ムギュー

小梅「あぅっ!?」

涼「は、離すもんか……!」ガタガタ

P「小梅、頑張れー」

小梅「たす、Pさん助け、てっ」ジタバタ

涼「小梅! アンタの特等席はアタシの膝の上! いいな!?」

小梅「あうあうー……!」

P「はは、仲良きことは美しきかな……あ、そうだ。涼?」

涼「な、なにっ?」

P「単独ホラースポットの収録、オファーもらってきた!」グッ

小梅「い、いいな、いいな……!」

涼「はぁ!? ざっけんな!」

P「あ、一応言っとくけど。断ったらおんぶの件、みんなに言いふらすぞー」ニヤニヤ

涼「お、鬼! 悪魔ぁ!」

小梅「あ、安心して、涼さん……。私の知ってる子たち、憑いて行ってもらうから……ね?」

涼「ね? ってどこ見て話してんだ!? やだ、絶対やだ!」

P「まぁまぁ」

小梅「まぁ、まぁ……♪」

涼「ふざけんなぁぁあっ!」



おわり

涼梅……ありだな!
書き溜めより長くなったんですけど(困惑)
支援感謝

涼梅、書くのあっさりいったからこれからも書くのがありかなーって
画像もありがとね

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