律子「プロデューサー殿がウザすぎて困る」(171)

P「おっはよーん」

小鳥「おはようございます」

律子「おはようございます」

P「おっ、今日もメガネが似合うね律子」

P「それとも律子がメガネに似合うのかな?」

律子「意味のわからないことを朝っぱらから……どうでもいいですよ」

小鳥「大変ね律子ちゃん……」

P「律子、愛してるぜ」キリッ

律子「そうですか」

P「なんだよぉー! そこは、」

P「『私もです、プロデューサー殿』///」

P「って頬を赤らめながら言うところでしょ!?」

律子「私は愛してませんから」

P「なんでだよ! 昨日の夜はあんなに愛し合ったのに!」

律子「妄想は頭の中で完結させてください」バキッ

P「ヘナップ!」ドゴッ

P「へへ……効いたぜとっつぁん」

律子「誰がとっつぁんですか」

P「あ、小鳥さんコーヒーください」

小鳥「自分で淹れてくださいな」

P「何ィ? 早く淹れろ! さもなくば一秒後には貴様の下着が宙を舞う事になるぞ!」グイグイ

小鳥「きゃあ!? スカート引っ張っちゃだめぇ!」

律子「やめなさい」ベキッ

P「オウフ!」ドガッ

P「いいですよーだ、自分で淹れるから」スタスタ

律子「……」

小鳥「……」

律子「なんであの人が伝説と呼ばれるプロデューサーなんだろう……」

小鳥「まぁ、短期間で事務所のアイドル全員をSランクアイドルにするなんて人間技じゃないですからね」

律子「世の中ってよくわかりませんね」

小鳥「仕事だけは恐ろしいほどきっちりやりますからねプロデューサーさん」

P「たっだいまー。俺がいなくて寂しかったかな?」

律子「全然」

P「冷たいなぁ律っちゃんは」

律子「律っちゃんはやめてください」

P「そんな冷たい律っちゃんはコーヒーであたためてあげよう」コト

P「はい小鳥さんも」コト

律子「……」

小鳥「……」

律子「プロデューサー、私たちのコーヒー飲んでみてください」

P「え、いや、俺は自分のあるから」

小鳥「いいから飲んでください」

P「えっ、あ、あの、いいですよ間接キスになっちゃうし」

律子「飲んでください」ガッシ

ドバドバドバドバ
P「ふごおおおぉぉぉ!」ガババボゴバ

P「あっつ! そしてしょっぱ! おい律子! コーヒーがしょっぱいよ!」

律子「ご自分で淹れたんでしょう」

小鳥「プロデューサーさんなら自分のヨダレとか入れかねませんからね」

P「こないだ伊織にやったら全身ボノレノフになるまで殴られましたから」

律子「最低ですね」

P「よせやい、照れるぜ」

小鳥「今のどこに褒められる要素があったんですか?」

ガチャ

春香「おはようございまーす」

千早「おはようございます」

P「おはよう二人とも、今日もシャイニーだね」キラッ

春香「うわ、無駄に白い歯と眩しい笑顔」

千早「間違えたイケメンってプロデューサーにぴったりの言葉よね」

P「んもう、イケメンなんて褒めても何も出ないぜ、ちーちゃん」クネクネ

千早「ちーちゃんはやめてください。あとクネクネしないでください、気持ち悪い」

P「ふふ、そんな照れ隠し言わなくても俺にはわかってる」

P「そんな恥ずかしがりやなちーちゃんには俺からの熱い接吻を……」

P「……あれ、ちーちゃんの顔がない!?」

P「そんなバカな! ちーちゃんの顔が消えるなんて!」

千早「……」

春香「プロデューサーさん、そっち背中」

P「バカな、こっちが背中だと……じゃあこっちが……」ソー

P「凹凸がない! やっぱり背中だ! どういうことなんだ!」サワサワ

千早「不愉快だわ」ゲシッ

P「うわらば!」ドカッ

春香「人の身体的特徴をネタにするのは人としてどうかと思いますよ」

P「いやあ、はるるんは今日もかわいいなぁ」

春香「素直に受け取っていいんですか? あとはるるんはやめてください」

P「リボンも似合ってるし、とてもかわいいぞ」

春香「……」スッ つリボン

P「あれ!? はるるんがいない!?」

千早「……」

P「なぁ千早、突然俺の前から春香が消えたんだ!? どこに行ったか知らないか!?」

千早「さぁ?」

春香「……」カチ

P「はるるーん! どこ行ってたんだよ、いきなり消えるなんて」

P「もしかして瞬間移動が使えるのか? 俺にも教えてくれよ」

春香「……」スッ つリボン

P「っ!? また春香が消えた! えーい御用だ御用だー!」

春香「そろそろ怒りますよ?」

P「むっ、曲者! 貴様何奴だ! 春香をどこにやった!」

P「返せー! 俺のはるるんを返せよー!」ポカポカ

春香「ちぇいっ」ベキッ

P「はぷわ!」ベシッ

P「くそう……さすがにローキック二連続は脛に来たぜ……」ジンジン

千早「蹴られるようなことをするからですよ」

春香「本当ですよ、なんでいつもそんなことするんですか?」

P「女の子に殴られたいからな」

千早「変態ですね」

春香「でも仕事の腕はすごくいいんですよね……」

P「正直言うと罵られながら踏まれたい」

春香「この変態性癖さえなければ、私プロデューサーさんに惚れてたかも」

P「えっマジで」

千早「そうね。でももう後の祭りよ」

P「マジかー……じゃあ直すからさ、俺と付き合ってくれよ」

春香「嫌ですよ今更」

P「頼む! 全裸で踊りながらウルトラソウル歌うのも一日一時間にするから!」ドゲザー

千早「そんなカミングアウトいらないですから」

春香「それに女子高生に土下座って……」

P「お願い! ねっ、いいでしょ!? お願いだからぁ!」

千早「プライドないのかしら」

P「頼むでお嬢ちゃん! 先っぽだけ! 先っぽだけならええやろ!?」

律子「うるさいっ」ゲシッ

P「はぎゅあ!?」チーン

P「うおぉぉぉうぅぅぅ……」プルプル

P「りっ、律子……俺の魂のルフランを……! あとで覚えてろ……」フルフル

律子「忘れます」バタン

千早「産まれたての小鹿のように震えてるわね……」

春香「涙出てるし……そ、そんなに痛いのかな……」

P「セイェス……セイェス……」ピクピク

P「いっそ殺してくれ……」

千早「だ、大丈夫ですか」

春香「鎮痛剤飲みますか?」

P「あぁ、はるるんもちーちゃんも優しいな……小鳥さんや律子とは大違いだ……」

千早「今度ちーちゃんって言ったら私も狙いますよ?」

春香「私は握り潰しますよ?」

P「女の子に殺されるなら本望だ……」

千早「これはもう駄目ね」

春香「矯正は不可能ね……千早ちゃん、レッスン行きましょう」

千早「そうね」

春香「いってきまーす」

千早「行ってきます」

小鳥「いってらっしゃーい」

P「ふう……死ぬかと思ったぜ。マイサンが無事でよかった」

ガチャ

真「おはようございまーす!」

雪歩「おはようございますぅ」

P「まっこまっこりーん!」ガバッ

雪歩「きゃあ!?」

真「うわぁ!?」バキッ

P「アーオ!」ドゴォ

真「び、びっくりした……なんだ、プロデューサーか」

P「咄嗟に中段正拳突きを正確に放つとは、腕を上げたな真」ムクッ

P「だが威力はまだまだだ、これからも精進が必要だな」

雪歩「真ちゃん、お茶飲む?」

真「うん、お願い」

P「オイオ~イ、無視は悲しいぜエインジェル達」

真「高校生にもなってエインジェルなんて呼ばれるとは思いませんでした」

P「何言ってんだ、世間の真ファン達はみんな言ってるぞ」

P「真たんマジ天使、雪歩たんマジ大天使」ハァハァ

雪歩「ぷ、プロデューサーがやるとキモさ十倍増ですね……」

真「しかもなんで雪歩が大天使?」

P「雪歩は大天使ガブリエルって感じだよね」

P「真は……ウリエルかな」

真「言うと思いました」

P「あー、アイドルを嫁にしてえな」

P「雪歩は俺の嫁。真は俺の婿」

真「春風脚!」シュバッ

P「あガっ!」ドゴッ



雪歩「あの……プロデューサー?」

雪歩「妄想を口にする癖、直した方がいいですよ?」

雪歩「電車の中とかで言ったらポリスメンに捕まる世の中ですし……」

P「心配してくれるのか、優しいな雪歩」

雪歩「だ、だってプロデューサーが捕まったら私たちにも被害が及びますし……」

P「まったまたー、いいんだよ照れなくても」

P「ゆきにゃんペロペロしたいペロペロ」レロレロレロレロ

雪歩「いやぁ!」ドゴォ

P「ぶふぁ!」ベキッ

P「いやいや、男性恐怖症だった雪歩が男を殴れるまで進歩したとは」

P「こんなに嬉しいことはない……俺は間違っていなかった」ドヤァ

真「なんかいいこと言った、みたいな言い方してますけど……」

真「雪歩が手を出すのはプロデューサーだけですよ?」

P「何ィ!? じゃあ俺と雪歩はもう結婚するしかないって事だな!? そうなんだな!?」グイグイ

真「うわぁ! 顔近い近い! そんな訳ないでしょう!」

雪歩「だ、だってプロデューサーは……なんか、慣れちゃって」

雪歩「あとそのドヤ顔やめてくださいよ……」

P「(`・ω・´)」

P「(゚3゚)」

P「(・∀・)」

P「(´_ゝ`)」

真「異次元のギャグを飛ばさないでください!」ベキッ

P「プゴッス!」バキャッ

P「えー、今日の二人のスケジュールだが……」パラパラ

P「真は音楽番組か俺とアバンチュ~ル」

P「雪歩はクイズ番組か俺と温泉旅行」

P「さぁ選べ、どっちだっ!」

雪歩「選択の余地ないですぅ」

真「だね、行こうか雪歩」

P「なんだなんだ、そんなに俺が好きか二人とも」

P「仕方ない、一夫多妻制は今の日本にないんだが…」

P「俺の溢れんばかりの愛で二人とも幸せにしてやろう」

雪歩「穴掘って埋めてくるね」チャッ

真「ダメだよ雪歩、やるならちゃんと計画立ててからやろうよ」

P「穴を掘るなんて……雪歩も大胆だな」///

P「でも……アタシ雪歩と真になら……はじめて、あげてもいいかな」///

雪歩「真ちゃんどいて、そいつ殺せない」

真「止めないよ、殺ろう」

P「えっ」

アッー!

P「……」

P「……」

P「……ふむ」

律子「……床から首だけ出して何やってんですかプロデューサー殿」

P「床埋まり健康法だ」

P「効能・失恋、人間不振、ネット中毒」

律子「そうですか、ではそんなプロデューサー殿にはザリガニをプレゼントします」

P「ザリガニ?」

律子「アメリカザリガニのリカちゃんです。仲良くしてくださいね」トン

リカ「Hello,boy」

リカ「I’d like to cut your lip」ジャキン

P「うおーっと! リカちゃんが俺の唇をハサミで狙っている!」

P「やばい! 口裂けイケメンになっちゃう! レフェリー、レフェリー!」

律子「では私はこれで」バタン

P「あれ? 助けてくれないの?」

P「りっちゃーん! りっちゃーーーん!」

リカ「Already a few」

P「ちょっ、リカちゃんやめて!」

ガチャ

やよい「おはようございますー!」

伊織「おはよ……ひっ!?」ズザッ

P「おう、おはよう年少組」キラッ

伊織「……何やってんのよアンタ」

やよい「わー、プロデューサーが埋まってますー」

やよい「あ、ザリガニさんだ」ヒョイッ

P「ありがとうやよい。もう少しで垣原組長になるところだった」

P「なに、あまりに愛が多すぎるゆえの罪さ」

P「甘んじて罰を受けるのもまた俺の使命……」

やよい「何言ってるのか全然わかりませんー」

伊織「どうせ真と雪歩あたりに殴られて埋められたんでしょ」

伊織「朝一番にアンタの生首見た私たちの身にもなりなさいよ」

P「そうだな、そろそろ出るか」

P「ふんっふんっ!」ウインウィーン

伊織「気持ち悪い動きしないでよ!」

P「これぞプロデューサー神拳・亀頭玩具の舞!」グイングイン

伊織「アンタ本当に最低ね!」

やよい「プロデューサー、ガイアみたいですっ!」

P「ふう……」ユラリ

P「きをつけいッ!」カァッ

伊織「うるさいっ」ボカッ

P「キャオラッ」ペシッ

P「やよいはかわいいなぁ」ナデナデ

やよい「えへへ……ありがとうございます!」

伊織「昨今はかわいいって言うだけでセクハラになるのよ?」

P「やよいみたいな娘が欲しいなぁ」

やよい「そうですかぁ?」

伊織「見事なまでに人の話聞かないわよねアンタ」

P「あー、やよい……よかったらパパって呼んでくれない?」

やよい「ぱぱー!」

P「あふぅ!」ゾクゾク

伊織「あんたどれだけ変態なのよ」

P「わが娘やよい……産まれたときからずっとマイラブリーエンジェル」

P「だがやよいが育って十数余年……異変は突然現れた」

やよい「?」

伊織「なんか始まったわよ」

P「ある日突然俺が帰ると、やよいがどこかよそよそしい……」

ポワポワポワーン

P『やよい、ただいまー』

やよい『……』フ゜イッ

P『やよい、どうした……?』

やよい『話しかけないで!』ダッ

P『やよいいい! か、母さん! やよいが、やよいが!』

伊織『何よ、うるさいわね』

伊織『あ、やよいがもうアンタのと一緒にパンツ洗わないでって言うから』

伊織『アンタ明日から自分で洗ってね』

P『そんな!?』

伊織『あとお風呂も一番最後に入ってよ、やよいが嫌がるから』

シュライン!

P「女の子はみんなみんなそうやって反抗期になるんだぁぁぁぁぁ!」

P「うわあああぁあぁぁぁ! やよい! 俺のやよいいいいいぃぃぃぃ!」ドバー

律子「うるさいっ! 体中の体液流しながら叫ぶな!」ドゲシ

P「ぷげらっ」ベキョ

P「という訳で、やよいが反抗期なんて許せない」

P「『パパとご飯食べたくない』とか言って部屋に閉じこもって……」

P「そのうち、『携帯電話買って』とか『彼氏できたんだ』とか言い出すんだ……」グスッ

伊織「アンタの妄想に私たちまで巻き込まないでくれる?」

やよい「でもでも、プロデューサーがお父さんっていうのも楽しそうかなーって」

やよい「伊織ちゃんがお母さんだったらすごく優しそう!」

伊織「そうね、やよいの母親役っていうのは全然文句ないわ」

伊織「けどなんで私がアンタの嫁なのよ!」

P「えー、だっていおりん俺の事好きでしょ?」

伊織「死ねっ! いおりん言うな!」

やよい「それに私はそんなこと言いませんよー」

P「そうだな、やよいはいい子だからそんなこと言わないよな」

やよい「はいっ!」

P「それに比べ、伊織はものすんごく反抗期しそうだ」

伊織「日本語おかしいわよ」

伊織「それ以前にアンタが父親なんて有り得ないわ」

P「なんで?」

伊織「人間同士の夫婦から鳥や猫が産まれると思う?」

P「あれ? ひょっとして俺人間扱いされてない?」

P「ひでー! いおりんマジひっでー!」ダンダン

伊織「いい年して地団駄踏まないでよ」

やよい「でも伊織ちゃんとプロデューサー、とってもお似合いですよ!」

伊織「冗談やめてよねやよい……誰がこんな変態と」

P「い~おりちゃ~ん!」ピョーン

やよい「プロデューサーすごいです! ルパンダイブできるひと初めて見ました!」

伊織「調子に乗るなっ」バチンッ

P「たわば!」ベシッ

伊織「いつまでも見苦しいものさらけ出してないでさっさと服着なさい」

P「あ、はい……」ゴソゴソ

やよい「ちょっと背中に哀愁漂ってるね……」

伊織「中学生に見苦しいから服着ろって言われたら、そりゃね」

P「いおりんはとんでもないものを盗んで行きました」

伊織「私の心です、なんて言ったらへし折るわよ」

伊織「あといおりん言うな」

P「私の貞操です」ヌギヌギ

伊織「きゃあああぁぁぁ! 何また脱ぎ始めてんのよ!」

P「拙者の斬鉄剣、とくと見るでござる!」ダダダダ

伊織「いやぁぁぁぁぁ!」

やよい「鞘があると斬れないんですか?」

P「……」

伊織「……」

やよい「……?」

P「……悪いか」グスッ

伊織「ちょ、ちょっと……その、大丈夫?」

伊織「ほ、ほら、日本人はほとんど鞘があるって言うじゃない」

P「鞘があって悪いかぁぁぁぁぁ!」ダダダダ

伊織「きゃあ!?」ビクッ

やよい「ぷ、プロデューサーの鞘がー!」ドタドタ

律子「中学生相手に何をやってるんですか!」ゲシッ

P「ばにっしゅ!」ドゴォ

やよい「律子さん、今度さっきのライダーキック教えてくださいね!」

伊織「そこのバカには充分反省させておきなさいよ」

律子「はいはい、いってらっしゃーい」フリフリ

P「律子ー、おろしてー」プラーン

律子「プロデューサー殿は反省するまでそこで逆さ宙吊り亀甲縛りの刑です」

P「したした。めっちゃ反省した」

律子「ではなぜ伊織たちにあんなことを?」

P「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった。今は反省している」

律子「全然反省してませんね。それじゃ」バタン

P「ちょっと律っちゃん! このままだとおしっこ出たら大変なことになっちゃう!」

P「ねぇ律っちゃん! たーすーけーてー! もれる! あと二秒で尿がもれまくる!」

律子<『どうぞご自由にー』

P「ええい鬼軍曹め! この事務所の大地をメローイエロー色で染めてやろうか!」

ガチャ

P「あっ、今のは嘘です律子様」

亜美「ふ?」

真美「む?」

P「なんだ、ちびっこ姉妹か」フウ

真美「何やってんの兄(C)」

亜美「なんかの修行?」

真美「あ、あれは……南無鼓断刃の構え!」

亜美「知っているのか真美」

■南無鼓断刃の構え(なむこだんじんのかまえ)■
時は戦国時代、十万の豊臣軍に城を囲まれ絶体絶命の危機に陥った天海城城主・天海南無鼓が
自らを縛り上げ城の上から逆さ吊りになることで無抵抗の証を立た上、
「我が命と引き換えに城内の者達の命は助けて欲しい」と言い残し、自ら縄を切り自害した。
あまりの自己犠牲の凄まじさに豊臣秀吉も舌を巻き、
皆殺しにするはずであった城内の者を生かし去ったと言う。
今現在でも天海南無鼓は自己犠牲の神として奉られており、天海家家訓には
「自分を地味に扮し損を受けようとも周囲を引き立てるべし」なる言葉が残っているという。

真美「民明書房刊『今更人に聞けない太鼓持ち技100選』より」

真美「まさか現代にもこの技を使える者が残っていたとは……」

亜美「兄(C)……亜美たちのために死んでくれるんだね」

P「いや、ただの律子のおしおきだから」プラーン

真美「相変わらず仲いいね→」

P「それに俺は死ぬときはおっぱいに挟まれて死ぬって決めてるんだ!」カッ

亜美「じゃあ兄(C)あと100年は死ねないね!」

P「なに、お前らが成長してやってくれるのを楽しみにしているぞ」

P「希望としてはあずささんレベル」

P「二人のビッグオパイに挟まれて死ねるなら来世はアメンボでもいい」

亜美「例えそこまで大きくなっても絶対嫌だYO」

P「二人ともおっぱい見せてくんね?」

真美「いいよって言うと思ってるの?」

P「いや、聞いてみただけ。で、見せてくれんの?」

亜美「100億万円くれたら考えてもいいYO!」

真美「って言うか兄(C)、きょぬーが好きなんじゃないの?」

P「何を言うか。未だ成長途中の亜美真美の少々膨らんだ胸……」

P「それを恥ずかしがりながらも見せてくれる二人……」

ポワポワポワーン

亜美『にっ、兄(C)……恥ずかしいよ』///

真美『そんなにじろじろ見ないでよ……』///

P『すごく綺麗だよ、二人とも……』

亜美『あん……くすぐったい……』

真美『あっ、だめ……ぇっ!』

P「新雪に足跡を付けるが如き背徳の甘美!」

P「素晴らしい! 素晴らしいぞ!」

律子「いい加減にしてくださいっ」ドガッ

P「パーチェスっ!」ベキッ

亜美「うわぁ……」

真美「さすがにこれはキモいね……」

律子「そろそろ通報しますよ?」

P「あ、すんません。警察は勘弁してください」

P「奴ら本気で容赦しないんで……」

亜美「兄(C)の過去に何があったんだろう……」

律子「だったら危ない発言は自重してください」スタスタ

真美「兄(C)、そんな変態さんなコトばっかり言ってると一生彼女できないよ?」

P「望むところだ」

真美「望むんだ……」

P「魔法使いになるのもまた一興……バニシュ覚えてアイドルの着替えを覗きたい」

真美「だったら亜美はデス覚えて兄(C)に唱えてあげるよ」

亜美「兄(C)……その年でまだ誰とも付き合ったことないんだ」

真美「そりゃそうだよ、こんな変態さんに彼女がいたらそれこそこの世の終わりだYO!」

>49
気遣いありがとう。
ちょっと退席します。

P「ああ、運命の人に捧げるために純潔は取ってあるぞ」

P「いる? 今なら絶賛無料配布中」

亜美真美「「絶対いらない」」フルフル

P「なぁ、どうでもいいけどそろそろ降ろしてくんね?」プラーン

P「頭に血が上ってきて辛いんだけど」

亜美「んっふっふ~、亜美と真美が簡単に降ろすと思ってんの?」

真美「そもそも降ろしてもらえると思ってんの?」

P「えっ」

亜美「そんなカッコでぶら下がってる兄(C)に何もしないなんてありえないYO!」

真美「真美たちのいい遊び道具ですな!」

P「えっちょっ」

亜美「とりあえず顔に落書きして→」

真美「『ちょうきょうちゅう』って書こうYO!」

亜美「いいね! エロ同人みたいな方向性で!」

真美「その後ぐるぐる回して遊ぼうZE!」

P「あ、あの、お二人さん?」

亜美「さ→て、覚悟してよ兄(C)?」

真美「お仕事行く時間まで、兄(C)は真美たちのオモチャだYO?」

P「ひっ……」

P「律っちゃーん! 律っちゃんたっけてー!」

P「おかされるー! 助けてポッパーイ!」

律子<『お疲れ様でーす』

P「てめえコラ律子! あとでくすぐりの刑でアヘ顔にしてやるからな!」

亜美「ぐふふ、叫んでも誰も来ないぜ」

真美「うへへ、たっぷりかわいがってやるぜ」

P「ああっ、イヤっ! らめぇ!」

亜美「口では嫌がってても、体は正直だぜい?」

真美「兄(C)、ほんとはもっとしてほしいんでしょ?」

P「確かにちょっと嬉しいけど!」

イヤーーーーーーーーー!

響「はいさーい!」

貴音「おはようございます」

P「High sight」プラーン

響「うお!? な、何があったんだプロデューサー!?」

貴音「『一回100円』、『ご主人様募集chu』、『ぶたのPちゃん』……面妖な」

P「いや、律子のおしおきで縛られてたら亜美と真美に遊ばれてな……」

P「好き勝手に落書きされ、服は剥かれ、あまつさえぐるぐる回されて……」

P「危うく新しい世界への扉が開くところだった」

響「なんか大変だったみたいだな……聞きたくないぞ」

P「同じ響きなのに輪姦す、って書くとエロいのはなんでだろう」

響「知らないよ」

貴音「あなた様のこと、どうせ何かしらやらかして律子嬢に怒られたのでしょう?」

P「何を馬鹿な。俺は亜美真美への愛を事務所の中心で叫んだだけだ」

響「それ、世間では犯罪者って言うんだぞ」

貴音「自業自得でございますね」

P「言いたいことも言えないこんな世の中!」

響「○ャスラックが来るからそれ以上はダメさー!」バキッ

P「ぽいずんっ!」メキョ

P「どうでもいいけど降ろしてくんね?」

響「はいはい……よっと」ゴソゴソ

貴音「しかしさすが律子嬢、亀甲縛りも鮮やかな手並みです」ゴソゴソ

P「なー、アイツ俺に対しての扱いだけ酷くね?」

響「律子はプロデューサー以外には厳しくも優しいぞ」ホドキホドキ

貴音「愛情の裏返しやも知れませんよ?」ゴソゴソ

P「あっ、ふたりとも、そんなところ触っちゃ」ビクッ

響「よーし、ほどけたぞ……ん?」

貴音「……面妖な」

P「『プロデューサーの弾道が上がった!』」

響「うぎゃあああああああ! 何考えてるんだ変態プロデューサー!」

P「おっ、お前らが変なところばっかり触るからだろ!」

貴音「まこと面妖な……なぜこのような形状に?」

P「それはね……お前らを食べるためさー!」ガバッ

響「うぎゃー!」

貴音「死条皇神流・流転頸!」ブワッ

P「ロッパー!」ゴキャッ

P「おい貴音、殺人拳を使うな。モヒカンのように死ぬところだったじゃないか」

貴音「あなた様はもう少し節度を持つべきかと」

P「なんでプロデューサーすぐに死んでしまうん?」

響「プロデューサー、それ節度ちゃう。節子や」

貴音「先程の蛮行、わたくしと響が訴えれば確実に勝訴ですよ?」

響「そうだなー、禍々しいもの見せられて心に深い傷を負っちゃったからなー」

貴音「あなた様が路頭に迷われるのは痛々しく思いますが……」

響「可哀想だけど、これも正義のためさ」

P「……何が欲しいんだ、貴音、響」

貴音「そうですね、どういたしましょうか響」

響「そろそろお昼だし、ご飯奢ってよ!」

P「……わかった、行こう」

響「わーい! プロデューサー太っ腹!」

貴音「では参りましょう」

P「たくましくなったなお前ら……」

カランカラーン

P「そうだな、ここの高級レストランにしようじゃないか」

貴音「……ふぁみれすではありませんか」

響「今日のところはいいけど、次はもっといいところな」

P「次があるの!?」

店員「ご注文はお決まりですか?」

響「自分、ステーキの一番でっかいやつとご飯! あとゴーヤちゃんぷるー!」

貴音「わたくしは……ぱすたを全種類とかれえらいすの大盛りで」

P「俺は水とお姉さん」

店員「え?」

響「あ、このおじさんの言うことはほっといていいぞ」

P「まだおじさんなんて歳じゃねえよ」

P「心は永遠の12歳」

貴音「まさに頭脳は子供、身体は大人ですね」

響「逆コ○ンくんだなー」

貴音「と言うかあなた様、水だけでよろしいのですか?」

P「誰のせいだと思ってんだ。俺はお前らほど給料もらってねーんだお」

響「だお、とか言うなよ……オタクくさいぞプロデューサー」

P「(^ω^≡^ω^)おっおっおっ」

響「やめるさ」ゲシッ

貴音「鬱陶しゅうございます」ベキッ

P「イェアス!」メキ

店員「お待たせしましたー」

響「お肉だー! いっただっきまーす!」

貴音「頂きます」

P「見てて気持ちいい程の食いっぷりだよお前ら」

貴音「美味しゅうございまふ」ムグムグ

響「貴音、詰め込みすぎてハム蔵みたいになってるぞ……」

響「うげ、自分ニンジンのグラッセ苦手なんだよな……」

P「好き嫌いはいかんぞ響」

貴音「  」モッキュモッキュ

響「野菜は嫌いじゃないんだけどなー……どうもグラッセだけは苦手さ」

P「ヘイ! ひびきんの! ちょっといいとこ見てみたい!」パンパンパンパン

響「や、やめるさプロデューサーこんなところで! 恥ずかしい!」

貴音「  」モーグモーグ

P「パーリラパリラパーリラフワッフワッ!」パンパンパンパン

響「やめろって言ってるさー!」ゲシッ

P「ハヌマーン!」ボッカ

貴音「  」ズルズル

P「ったく……給料日前だってのに財布が薄いぜ……」

P「たーだいまー」

小鳥「あ、おかえりなさい」

律子「響と貴音はどうしました?」

P「そのまま現場に送っていったよ」

P「それより小鳥さん、パンツ何色ですか?」

小鳥「切り落としますよ?」

ピリリリリ

P「あ、電話」

ピッ

P「はいもしもし、Pです」

P「あぁ、はい。その節はどうもお世話になりまして……」

P「はい、企画番組ですか……そうですね」

P「如月千早と水瀬伊織、それと星井美希の三人で如何でしょう」

小鳥「相変わらず凄いなぁ……」

律子「全員の網の目みたいなスケジュールを完璧に把握してますからね」

小鳥「天は二物を与えない、ってプロデューサーさんの為にあるような言葉よね」

P「はい、それでは後日改めてお伺いさせていただきます」

P「ありがとうございます。よろしくお願いします」

ピッ

P「千早、伊織、美希の三人で来月9日、午後から収録です」

小鳥「はい」カタカタ

律子「美希はまだしも、伊織と千早ですか?」

P「伊織はああ見えてバラエティ向けの性格だからな」

P「態度でかいのにいじりやすい上、反応が面白いから芸人も絡みやすい」

P「それに、千早もこれからは積極的に人前に出る方向で行く」

P「歌姫もいいが、テレビで違う面を見せてファンを増やさんとな」

律子「わかりました、ではそのように」

P「小鳥さん、コーヒー淹れてください」

小鳥「いいですよ」ガタッ

P「あら? 朝は淹れてくれなかったのに……」

小鳥「また変なもの混入されたら困りますから」

小鳥「それより静かにして下さいね、お休み中の子がいますから」

P「なん……だと……!」

P「ちょっとお花を摘みに行って参ります」スタスタ

律子「待ちなさいプロデューサー殿」

小鳥「寝てる子にイタズラしたら通報しますからね」

P「はっはっは、そんなバカな。GPP(グレイトプロデューサーP)の私がそんなこと」

律子「本当ですか? 神に誓えますか?」

P「だいじょうぶ。プロデューサー、嘘つかない」

小鳥「めっちゃ嘘ですね。ミスターポポになってるし」

律子「念のため縛りあげておきましょう」ギュッ

P「よせ、やめろ! 縛るなら三角木馬の上でお願いします!」

律子「いいから大人しくしていてください」

P「ふっ、このプロデューサーが二度も同じ手を食らうと思うてか!」

P「プロデューサー秘技・『この支配からの卒業』!」スルッ

小鳥「なんて鮮やかな縄抜け……」

P「では失礼仕る!」ダダダダ

律子「あっ、ちょっと! ……もう」

小鳥「追わなくていいの?」

律子「まぁ、隣の部屋ですから何かあればすぐ駆けつけますし」

律子「プロデューサー殿も最低限の分別くらいあるでしょう」

小鳥「ふふっ、律子ちゃん変なところでプロデューサーさんを信用してますよね」

律子「そんな、仮にも同じ職場の同僚じゃないですか」

律子「……確かにプロデューサー殿はあんなのですけど」

小鳥「そうねー、そうかもねぇ」

律子「……何ですか、その含みのある言い方は」

P「これはこれは何とも眼福な場面に出くわしましたぞwww」

美希「……zzz」

あずさ「ん……ぅ……」

P「女神の如く眠るあずささんの胸に顔を埋めながら添い寝する美希」

P「いや、ヤずささんとヤ希でしたなwww我としたことがwww」

P「これは写メって永久保存以外ありえないwww」

パシャ

P「ククク……さて、これからどうしてくれようか」

美希「あふ……でこちゃん、それはバナナなの……」

あずさ「……zzz」

P「しかし本当に壮観だな……」

P「ナイスバディ中学生にはち切れそうな豊満美人お姉さん」

P「……うん」モゾモゾ

P「やばいな……仕事が忙しすぎてここ最近プチ童貞だしな」

P「プロデューサーは担当アイドルの前でセルフバーニングすることが出来るのか?」

P「出来る。出来るのだ!」

P「俺も若い男だし、こんなところで無防備に寝てる二人も悪いし……もう、ゴールしてもいいよね?」

P「……よし」

P「美希ー、あずささーん、起きてるー?」

美希「……」グーグー

あずさ「……」スースー

P「起きないとイタズラしちゃうぞー?」ユサユサ

美希「んにゅ……」

あずさ「ん……」

P「……よし、完全に寝てるな」

P「……冷静に、冷静に行動するんだプロデューサー」

P「音も最小限に、律子や小鳥さんにバレないように」

P「気配を殺し、迅速に任務を終えるのがお前の使命だ、スネーク」

P「まずズボンを脱いで……と」ヌギヌギ

P「万が一起きたら人生終了だし、トイレでするか……」

P「二人のご神体を目に焼き付け、勝負だ……行くぜ! 62秒でケリをつける!」ダッ

     /`ーヘ                             <´ ̄ニニニニ三\__      ,r‐‐、_,.‐--、_____ノヽ
  _r-、 |   )´                              ゝ-‐‐‐=ニ二__,.-‐‐ \   / /ヽ \ ̄`ヾ   ノ
  }ヽ y'  / ヽr‐、_r 、                          `ー-----‐'''"     \ヽ  ! !  ヽ  丶  '<て´。
 /  {  |   }  {`                                    ___    _r‐、 | |   {ヽ  ト、___ >o
 ヽ-ュ‐`ハ`ー-く、_,r'     ノ`ー-、                           i' l `ヽr-' / ̄フ、__> ゝハノ_) >゜。

 j⌒´ ノo。゜o}   ヽ   〈 ̄`ヽ  /⌒ヽ                    {   〈 /   i'´| `'‐-ー´\,ゝ `o゜
ノ  /  ∞ {  ヽ丿 ノ-ヽ   }ノ_ノ  }                      ヽo ゜。∨  r-'ヽ |
`ー} ____ノ i `ー<ノ  )`ー  >  /ハ -‐ァ´                        _,r'`ー8 o{ ノ、__ } |
    `ー、__ト、ノ| |  ト、_r'`ー-< o゜8, o                         { /  |´ lヽ!  ∨ l
    _______  | |  ヽソ   / ヽ゜。、 ヽ                         ヽ{  ハ、i  ゝー、ノ| |
  / ----- ヽ //   \ー- ' ___/  }_/                          `ー'  ` ̄     | |
 ´ ̄ ̄ ̄ ̄`//   //`ヽ/, ハノ   ζ*'ヮ')ζ<うっうー! プロデューサータイムです! きれいなお花を見ながらそのままでお待ち下さーい!
/ゝ、  _,.--‐ 、ニヽ / /   ゝ_/ レ'

`}   ̄r´ ̄//| \ヽl         
 フ>'    / /  ! !          
o( {   __,ノ ノ   | |  
。゜く( _ノハ /__,,.  | |  
 ゜o´ //`ー-‐'´ | |  ヾ

ガチャ

P「人はなぜ、戦争なんて愚かなことをするんだろうな……」

P「ふぅ……久しぶりだからか、中々言う事を聞かんかったが」

P「最高だ……俺って」

美希「……ハニー、何してたの」

あずさ「……あらあら」

P「ッ!?」

P「お、おはよう二人とも。いい天気だな」

あずさ「何をしていらしたんですか?」

P「あ……っと、その……いや何もしてませんよ?」

美希「ねえハニー、何してきたの? ミキにも教えてよ」

あずさ「私たちには言えないことなんですか?」

P「……」

P「あの……すいませんでした」

美希「……」

あずさ「……」

P「ごめんなさいっ! 出来心なんです! 何でもしますから!」ドゲザー

美希「……」

P「本当に……すいませんでした……っ!」

P「焼き土下座でも何でもするから! 頼む、許してくれ!」

あずさ「……」

P「何とか言ってくれよ! こっちをじっと見ないでよ!」

美希「……」ジー

あずさ「……」ジー

P「いやっ、そんな養豚場の豚を見る目で見ないで! 嬉しいけど!」

美希「……」

あずさ「……」

P「美希! あずささん! 俺を救ってくれ!」

美希「……しょうがないの」

P「!!」

美希「ミキはおにぎり一年分で手を打ってあげる」

P「一年分、とは……」

美希「明日から毎日三個、一年間ミキのもとにおにぎりを届けるの」

美希「具は毎回別々じゃなきゃダメなの」

P「わ、わかった……それで、あずささんは……?」チラ

あずさ「そうですね~……どうしましょうかね……」

美希「……あはっ」

あずさ「……もう美希ちゃん、ダメよ、笑っちゃ」

P「……?」

美希「あはははは! だってハニーおかしいの!」

あずさ「ごめんなさいね、プロデューサーさん」

P「ど、どういう」

あずさ「あのですね、なんだかプロデューサーさんの様子がおかしいから」

あずさ「寝てる間になにか私たちにしたんじゃないかな~? と思いまして」

美希「それでね、あずさが怒ったフリしてずっと見つめてればハニーが言う事聞くって言ったの!」

美希「約束は約束だから、おにぎり忘れないでね!」

P「そ、そんな」

美希「ねえハニー、結局ミキたちに何かしたの?」

P「し、してない! 決してしてない!」

美希「そうなの?」

あずさ「そうね、得したわね美希ちゃん」ナデナデ

美希「うん! ねえあずさ、また一緒にお昼寝しようね!」

美希「あずさと寝るとすっごく安心するの!」

あずさ「そうね、私もお願いしたいわ」

P「よ、よかった……」

あずさ「……ちゃんと手は洗ったんですか?」ボソ

P「!?」

あずさ「私は……そうですね、また今度改めて責任取ってもらいましょうか」

あずさ「仮にもお嫁に行けないようなことをされちゃいましたからね……」クス

P「あ……あ……」ガタガタ

あずさ「いいですよね、プロデューサーさん?」ニコ

P「わ、わかりました……」

あずさ「それと、二人きりでしゃべる時は前と後に必ずサーをつけなさい」

P「さ、サーイエッサー」

あずさ「ふざけないで、大声出しなさい」

P「サー、イエッサー!」

美希「なんのお話? ミキも仲間に入れて!」

あずさ「うふふ」

P「ああ、あずささんに手綱を握られてしまった……」

P「まぁいいや、お姉さんキャラに調教されるのも悪くない。むしろご褒美」

律子「お疲れ様です」

小鳥「お疲れ様でーす」

P「おう律子、もう終業時間か。お疲れ」

律子「すいません、今日は先に失礼します」

律子「プロデューサー殿もお帰りで?」

小鳥「あう……仕事が終わらない……」チラッ

小鳥「優しい同僚さんが助けてくれたらなぁ……」チラッチラッ

P「手伝ってほしいんですか?」

小鳥「ええ、それはもう狂おしいほどに」

1だがすまん、さる食らった

携帯から続き書きます

P「じゃあ……おっぱい見せろ」

小鳥「えっ」

P「おっぱいだよ! 早く!」

小鳥「や、やめましょうPくん……こんなこと、ね?」

P「ダメだ! だったら仕事終わらせて帰らせろよ!」
P「7・6・5!7・6・5!」
律子「いい加減にしなさいっ」ドゲシ

P「ぷろっと!」ベシ

P「……小鳥さん手伝ってから帰るわ」

小鳥「うう……こういう時だけ頼りになります、プロデューサーさん……」カタカタ

律子「そうですか、では」

P「おう、お疲れー」

バタン

小鳥「……」

P「……」

小鳥「プロデューサーさん、今日も全開でしたね」

P「何を馬鹿な。俺はいつも通りですよ」

小鳥「あれがいつも通り、っていうのが問題だと思うんですけど……」

P「俺がアイドルばかりに感けてるから嫉妬ですな?」

P「いやぁモテる男は辛いなぁ! でもごめんなさい小鳥さん!」

P「俺の守備範囲は12歳から19歳6ヶ月なんで!」

小鳥「うわーい、うっざーい」

小鳥「……ま、いいでしょう。律子ちゃんを悲しませちゃダメですよ」

P「!?」

小鳥「律子ちゃんを待たせるのも悪いですし、速攻で終わらせましょうか」

小鳥「いいなぁ、青春って……」カタカタ

小鳥「私も彼氏欲しいなぁ……」

ガチャ

P「……ただいま」

律子「お帰りなさい、プロデューサー」

律子「?どうしたんです、浮かない顔して」

P「……小鳥さんにバレてるみたいだ」

P「俺がわざとはしゃいでるのも……俺と律子のことも」

律子「えっ、な、なんでですか!?」

P「いや……勘がいいんだろうな、あの人」

P「まぁいいか、言いふらすつもりはないみたいだし」

P「一人くらい理解者がいてもいいだろ」

律子「はぁ……確かに、そんな事私にも言ってましたね……」

P「それより腹減ったよ律子」

律子「はいはい、出来てますよ」

律子「プロデューサー、あまりアイドル達にセクハラしちゃ駄目ですよ」

律子「このご時世、そういうのうるさいですから」

P「なんだ、嫉妬か?」

律子「そ、そんなんじゃありません!」

律子「ただ私はですね、倫理的な問題として……」

P「わかってるって、心配せんでも俺は律子一筋だよ」

律子「そ、そそそういう事を聞いているんじゃありませんってば!」///

P「そうだなぁー、そろそろアイドル達にも発表するかな」

P「俺と律子が付き合ってること」

律子「えっ、な、なぜです」

P「いや、そうすりゃ演技する必要もないだろ」

P「元々、アイドル達と近すぎない一定の距離を取るために始めた訳だし」

律子「とは言え最近は楽しんでやってるでしょう」

P「まぁな。だが一線は越えてないつもりだ……たぶん」

P「あ、思い出した。律子昼間、思いっきり金的決めただろ」

P「死ぬかと思ったぞ」

律子「す、すみません……あれは、その」

律子(春香といい雰囲気だったからつい、なんて言えない)

P「ったく、潰れたらどうしてくれるんだ」

P「まぁいいや……話戻すけど律子と付き合ってる、って言えば距離は保たれるだろ?」

律子「あそこまでめちゃくちゃしておいて、アイドル達があなたに好意を持っていることが問題なんですよ……」ボソ

P「へ? なんだって?」

律子「何でもありません。ともかく発表はナシです」
律子(……プロデューサー殿が取られたら……私)

律子(泣いちゃうだろうな。みっともない位……だから、これくらい、いいよね)

律子(発表するなら……そうね、私も落ち着いて結婚する時くらいに……?)

律子(プロデューサーと……けっ、けっこ……)///

P「おい律子、顔真っ赤だぞ」

律子「えっ、あっ、大丈夫です! 問題ありません!」

P「変な奴だな……大体な、セクハラすんなっつっても俺も若い男だぞ」

律子「若いからと言ってセクハラをしていい理由にはなりません」

P「いいか律子、男はな、女と違って物理的に溜まるんだよ」

P「恋人が相手してくれれば俺もセクハラなんてしないんだけどなー」チラッ

律子「~~~っ!」///

P(タコみたいに真っ赤になってる……やべ、ちょっと言い過ぎたか)

律子「きょ、今日……その、し、しし、します、か?」///

P「  」

律子「な、なんですかその顔は! 女の子にここまで言わせておいて―――」

P「いや、ありがとな律子。すごく嬉しい」ナデナデ

律子「う、うぅ……死にたい……」///

律子「……みんなに発表、してもいいですよ」

P「うん?」

律子「その代わり、私はこう見えて独占欲の強い女なんです」

律子「浮気なんてしたら刺しますし、醜い嫉妬もします」

律子「それに……プライベートの時は……すごく、甘えますから」

律子「覚悟……してくださいよ」///

P「ああ、任せとけ。じゃあ明日みんなに話そう」

律子「はい……」

P「と、話もまとまったところで、俺もそろそろ我慢の限界だ」

律子「……へ?」

P「好きだよ、律子」ギュッ

P「俺は浮気なんて絶対しない。愛してる、律子」

律子「~~~ッ!」///

律子「わ……私も、です」

律子「ほんと……卑怯な人」

見てくれた方、支援ありがとう

携帯は慣れないと難しいな…改行間違った、すまぬ

ありがとう皆…

風呂入って考えてくるお

携帯不慣れだし書き溜めもしてないから遅くても勘弁してくれな


後日談


春香「プロデューサーさん! お菓子作ってきたんですけど食べませんか!?」

P「お、おう……ありがとう春香」

春香「春香さん特製クッキーですよ、クッキー!」



千早「プロデューサー、レッスンに付き合って頂きたいのですが」

P「いいぞ、確か貴音と美希が一緒に入ってるから久し振りに三人とも見ておくか」

千早「いえ、あの……で、出来ればマンツーマンがいいのですが……」

真「プロデューサー! 一緒にランニング行きませんか?」

P「えー、寒いだろ……」

真「寒い日だからこそですよ! ホラ、プロデューサー用のトレーニングウェアもありますから!」

P「これ……真とお揃いじゃないか……」

真「ぐ、偶然です偶然! さっ、行きましょ!」



雪歩「プロデューサー、お茶入りましたよ」

P「お、ありがとな」ズズッ

雪歩「ど、どうですか? 今日のはいつもより自信作なんですけど……」

P「うん、美味いよ」

雪歩「えへへ……」

伊織「ちょっとアンタ、伊織ちゃんが呼んだら五分以内に来なさいよ!」

P「悪い悪い、で、何の用だ?」

伊織「オレンジジュース買ってきなさい」

P「へ? それだけ?」

伊織「当たり前でしょ、アンタは私の付き人なんだから!」



やよい「うっうー!」ダキッ

P「ん? どうしたやよい」

やよい「前のプロデューサーも面白かったですけど、今のプロデューサーの方が頼りになるお兄ちゃんって感じです!」

P「そうかそうか、俺で良かったらお兄ちゃんの代わりくらいしてやるよ」ナデナデ

やよい「えへへ~……嬉しいですお兄ちゃん!」

亜美「兄(C)、亜美たちを欺いていたとはやりますな→」

P「仕方ないだろ、万が一アイドルと深い関係に、なんてなったら大変だからな」

亜美「亜美たちだったらいつでも相手してあげたのに→、ねっ真美?」

真美「……」ボー

亜美「お→い、真美?」

真美「えっ、あ、うん。そうだね」

P「おい真美、顔赤いぞ。大丈夫か?」ピト

真美「!」

真美「だっ、大丈夫だから! あ、真美レッスン行ってくるね!」

P「なんだありゃ」

亜美「あらあら……兄(C)も罪な男ですな」

P「?」

貴音「あなた様はいけずです」ズルズル

P「言うなよ、俺なりの配慮だったんだから」ズルズル

貴音「私の人を見る目もまだまだ、と言うことですね」ズズー

貴音「となると、流石は律子嬢、と言ったところですか」ズズッ

P「騙してたのは悪かったよ……またたまにラーメン奢るからさ」ズルズル

貴音「少々遺憾ではありますが、これから先もあなた様と共にらぁめんが食べられることに感謝しましょう」ゴクゴク

貴音「替え玉を固めでくださいまし」コト



響「なんか納得いかないぞ……プロデューサーがこんなに真面目だなんて」

P「いいだろ別に、今までと仕事や人間関係が変わる訳じゃないんだし」

響「そういう意味じゃないんだけど……なんと言うか……うがー!」

響「あ、そうだ。プロデューサーうちのペッ……にーにーにならないか?」

P「お前今ペットって言いかけただろ……勘弁してくれ」

あずさ「びっくりですよね、あのプロデューサーさんが本当は演技だったなんて」

小鳥「私は半ば気付いてましたけどね……律子ちゃんの様子で」

あずさ「前のプロデューサーさんでも、好きだったんですけどね……」

あずさ「先を越されちゃったなぁ……」

小鳥「あずささん……」

あずさ「ふふっ、そんな顔しないでください小鳥さん」

小鳥「あずささんには、素敵な運命の人が必ず現れますよ」

あずさ「ありがとうございます……小鳥さん」

小鳥「私も……かっこよくて素敵な彼氏欲しいなぁ……」ピヨ

あずさ「小鳥さん、今晩飲みに行きましょう」

小鳥「はい……とことん飲みましょう……うぅ」グスッ

美希「……」

律子「美希……いいのよ、言いたいこと言って」

美希「……ミキね、ハニーのこと好きだったんだ」

律子「うん」

美希「みんなはウザいとか鬱陶しいって言ってたけど、ミキにとってはハニーはハニーだもん」

律子「うん」

美希「お祝い……するよ、律子さん」

美希「最初の失恋が、ハニーと律子さんでよかった」グスッ

美希「あ、あれ……なんでだろ……涙、止まんない……」

律子「美希……」

美希「あはっ、謝っちゃダメだよ律子さん……うぐっ、うぅ……」

美希「ごめんなさい……今日だけ、泣かせてなの……」

美希「明日から、元通り、に、するから……うっ、わあああぁぁぁ!」ボロボロ

律子「ありがとう……美希」ポンポン

律子「ふぅ……」

P「お疲れ」

律子「お疲れ様です」

P「思ったより影響はなかったな。一部を除いてアプローチが積極的になった以外は」

律子「あのはちゃめちゃな性格を除けばプロデューサーは超優良物件ですからね」

律子「その気持ちは、惚れた私が一番わかります」

P「そ、そうか……こそばゆいな」

律子「でも、浮気はダメですからね」

P「する訳ないだろ。俺もまだ死にたくはないよ」

律子「ふふっ、でも気持ちがわかるとは言え、私は嫉妬深いんですよ?」

律子「昼、春香たちとイチャイチャしてたのを見て何とも思わない程、歳は取ってないつもりですので」

P「あ、あれは……春香がお菓子を、って」

律子「冗談ですよ。でもあまり不安にさせないでくださいね?」

P「わかってるよ、俺は律子以外何もいらん」

律子「も、もう……そんな事言われたら……」

P「?」

律子「も、もっと好きになっちゃうじゃないですか……」///

P「律子お前、本当に二人きりの時は別人だな」

律子「う、うぅ……」///

P「可愛いよ、俺だけに見せてくれる一面なんだろ」

律子「知りませんっ」プイ

P「律子……」クイ

律子「ちょ、プロデューサー殿、こんな所で……」///

P「大丈夫、誰も見てない」

律子「そういう問題じゃ……ん……」チュ

律子「あ……ん」

亜美「あーーーーー!」

P「!?」ビク

律子「!?」バッ

亜美「兄(C)と律っちゃんが事務所でチュ→ちてる→!」

亜美「ごうがいごうがーい!」タッ

P「ばっ……待て亜美! 亜美さーん!」ダッ

律子「……」

律子「ふふ……」


見てくれてありがとう、おやすみ

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