社畜「安価で何としてでも休みを取る」 (45)
社畜「ふぅ…今日の仕事もやっと終わりか……」
社畜「なにぃ!?気づいたらもう、24時間も働いてるじゃないか!?」
社畜「そうか、通りで体が重いはずだ」
社畜「入社して約6年……未だに有給を取った事がない」
社畜「そろそろ限界だ…明日は上司に有給を申請してみよう」
社畜「だが、その前に、作戦を練っておかねば……」
社畜「まずは取る理由を考えねば」
社畜「こちらのカードは有給、冠婚葬祭、親が危篤……」
社畜「しかし、こんな理由で簡単に有給が取れるなら苦労はしないだろう」
社畜「もはや有給や病気は戦力にならないか…」
社畜「それに例え事故だとしても、這いつくばってでも出て来いと言われるに決まっている…」
社畜「くそう!こちらにカードなんて無いじゃないか!」
社畜「誰か、私に知恵を貸してくれ!」
休みの理由>>5
自転車盗まれた
社畜「自転車が盗まれたか」
社畜「これを理由に有給の申請でもしてみるか」
社畜「いや、まてよ……」
社畜「相手は洗礼された老害だ、そんなもん理由にならん、何て言われる可能性もある」
社畜「交渉の場では、カードは一枚でも多い方がいいはずだ」
社畜「他にも意見を聞いてみよう」
有給の理由
>>10
>>12
母親が事故にあう
裁判員に選ばれた
社畜「自転車が盗まれた、母親が事故にあう、裁判員に選ばれた」
社畜「よし、相手の様子を見ながらこれらを理由に有給を取ってみよう」
社畜「流石の渡辺部長でも、母親の事故や裁判員なら有給を認めざるを得ないだろう」
社畜「しかし、これで本当に取れるのかな……」
社畜「どうするべきか…」
>>15
1有給の申請に行く
2まだ他にも考える
2なら何か休む理由も
2
休みたいから
社畜「もう最後には素直に休みたいからと言おう」
社畜「腹は括った、今から6年目にして初めての有給の申請に行く」
社畜「有給か……いい響きだな」
社畜「休みを取れたら……そうだ、新しい趣味でも見つけよう」
社畜「それに、時間が出来れば彼女だって……」
社畜「もう俺は社畜じゃなくなるんだ」
社畜「あの……部長」
部長「ん?キミか、何か用か?」
社畜「いえ……あのですね…」
部長「何だ!はっきり言え!」
社畜(くっ……いざ、こいつの前に立ってみれば何も言えなくなる)
社畜(だが、今日の俺は昨日までの俺ではないんだ)
社畜(まずは自転車からか…いや、今の俺は)
社畜「>>20」
これからも休まず頑張ります
社畜「これからも休まず頑張ります!」
部長「そうか、いい心掛けだ」
社畜「はい!」
社畜(って違うだろ俺!)
社畜(ここで、諦めたら次はいつになるか分からないぞ)
社畜(クソっ!このままじゃ昨日に逆戻りだ)
社畜(どうする?)
1諦めて生涯社畜
2諦めずに有給を取る
安価>>27
1
社畜(もう諦めよう…)
社畜(俺に有給なんて無謀な事だったんだ)
社畜(そう…このまま一生、社畜として意味のない人生を送り続けるんだ……)
部長「もういいか?」
社畜「はい、お手数を掛けて申し訳ございませんでした」
部長「いやいや、お手数だなんて…私はね嬉しいのだよ。キミみたいな真面目な社員がいてくれて」
社畜「部長…」
部長「これからも社のために誠心誠意を尽くして頑張りたまえ」
社畜(いいのか?もう後がないぞ。自分の為に知恵を貸してくれた人もいるんだ)
社畜「>>37」
給料なんていりません無償で働かせてください
社畜「給料なんていりません、無償で働かせてください」
部長「社畜くん…」
部長「キミは理想の部下だよ。その言葉、上司冥利に尽きるよ」
社畜「部長!」
部長「だがね、そう言う訳にはいかないんだよ」
社畜「そんな…」
部長「キミがそこまで言うのなら、そうだな…」
脱腸
社畜「給料なんていりません、無償で働かせてください」
部長「社畜くん…」
部長「キミは理想の部下だよ。その言葉、上司冥利に尽きるよ」
社畜「部長!」
部長「だがね、そう言う訳にはいかないんだよ」
社畜「そんな…」
部長「キミがそこまで言うのなら、そうだな…」
部長「>>44」
これから2ヶ月休み無しで働いて貰うから
明日はその為にもしっかり休むがいい
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