【安価】穂乃果「活動日誌A月A日」 (235)

『今日はμ'sのみんなで言葉のドッチボールをしたよ!』

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ラブライブのssです。

いつも以上に力を抜いてテキトーにgdgdと書いていきます。



穂乃果「うp主は暇つぶしにほの>>3が書きたいみたいだよ!」

A月A日。放課後


絵里「みんな集まってるわね。それじゃあ今日の部活を始めます」

『はーい!』

穂乃果「はいはーい!質問でーす!」

絵里「はい穂乃果」

穂乃果「なんで今日はいつもみたいに屋上集合じゃないの?」

海未「それは私も思いました。ミーティングでもするのですか?」

凛「えー、ミーティングかぁ……。それじゃ凛はもうおやすみだにゃ……」

花陽「だ、だめだよ凛ちゃん。起きてないと……」

にこ「でもミーティングすると言っても近いうちにイベントが控えてるわけでもないじゃない」

希「せやな。まさかまたゲリライブするとか言い出さんよな?」

海未「えっ!?わ、私は反対です!もうあんな公衆の往来でメイド服を来ながら歌うのは嫌です!」

花陽「花陽も2回もやったら恥ずかしくて死んじゃうよぉ……」

ことり「えー!!みんなあんなに可愛かったんだから自身持ちなよ♪」

穂乃果「そうだよ!穂乃果はみんなでああやって人のいっぱいいるところでライブができて楽しかったよ!」

にこ「にこはー、ちょっぴりはずかしかったけどー、みんなの完成のおかげで頑張れたかなー?だからー、もう1回くらいならやってもいいかなー?」

希「なに言っとるんや。メンバーで唯一緊張で手冷たくなってなかったくせに」

にこ「うっ……、に、にこは緊張するとポカポカするにこよ♪」

真姫「ちょっとみんな落ち着きなさいよ。話が逸れてるわ」

穂乃果「え?そうだっけ?」

真姫「そうよ。第一絵里は一言もミーティングやるなんて言ってないじゃない」

希「そうやったっけ?」

真姫「ええ。ミーティングをやるのか?って言い出したのは海未」

海未「言われてみれば、言い出したのは私ですね」

穂乃果「もう海未ちゃん!話を変な方向に持っていかないでよ!」

海未「ご、ごめんなさい……」

絵里「それじゃあ話を戻すわよ?」

『はーい』

凛「zzz」

絵里「今日集合場所を部室にしたのは他でもないわ。本日の練習メニュー、それは!」

絵里「部活の時間をまるまる使って、みんなにはトークの練習をしてもらうわよ!!」

穂乃果「トーク?」

希「またその件やるん?MCなら前に練習して散々な結果に……」

絵里「いえ、今日やるのはマスター・オブ・セレモニーの練習じゃないわ」

希「なんでわざわざ正式名称で言ったんや。別に知ってても大してドヤ顔できんで」

絵里「え……」

海未「できると思ってたんですね……」

穂乃果「そのくらいなら穂乃果でも知ってるのに……」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん……」

にこ「そ、そうよ!マスタードセレモニーくらい高校生になれば誰だって言えるわよ!」

花陽「……何も言わないのが優しさな時もあるよね。花陽はそう信じてる」

真姫「ほらまた話が逸れてるわよ……」

凛「zzz」

絵里「私はね、思ったのよ。果たしていまのままでいいのかって」

海未「どういうことです?」

絵里「部活というのはね、そもそもその分野で良い成績さえ残せればいいなんて簡単なものではないの。日々練習を続けて行くことで得られる忍耐力、いろんな人と協力しあって困難を乗り越えようとする忍耐力、そして自分が今こうしてパフォーマーとしていられることを感謝する気持ち、その他にも様々なものを養うために、部活動というものは設けられているの」

海未「それも今さらですね。私はずっと弓を握っていられることや袴を着られること、そして何より今日まで生きてこられたことに対しての感謝の気持ちを忘れたことは1秒たりともありません」

海未「もちろんこの瞬間にアイドルに誘ってくれた穂乃果やことりにも感謝してますし、絵里や希、にこ、真姫、花陽、凛にも支えられてばかりですからね。本当にお世話になってます」

穂乃果「う、海未ちゃんすごい……!」

花陽「これは花陽も見習わなくちゃ……!」

真姫「ま、まぁアイドル活動を許してくれた両親にも少しは感謝してないこともないけど……そんな忍耐力やら協調性やらと今日やるトークの練習になんの関係があるの?」

>>6

自身→自信

完成→歓声

>>9

(二回目の)忍耐力→協調性

支援

絵里「それはね、今社会で必要とされている人材はどうな長所を持ってる人たちなのか知ってる?」

にこ「そんなの頭のいい人に決まってるじゃない」

希「……にこっち、もうちょっと先生の話真面目に聞いた方がええで……」

にこ「え……違うの……?」

絵里「うーん、まぁ頭がいいことはもちろん大事よ。どんな会社も使えない人なんて欲しくないもの」

海未「ですがもう頭がいいだけで会社に入れる時代は終わりましたよね」

希「お、海未ちゃんよく知っとるやん」

海未「こんなの何年も前から騒がれてることですからね。新聞を読んでいてもよく社説の話題に挙がっていますし」

穂乃果「海未ちゃんって新聞なんて読んでるんだ……!?」

花陽「こ、これも見習わなきゃ……!」

海未「あなたたち……」

>>11

わざわざ2回もレスくれてありがたいです。

結婚しましょう。

にこ「頭が良いだけじゃダメってどういうことニコ?」

希「簡単に言うと、やっぱり『頭脳が高いだけ』って人は使いにくいんよ」

にこ「なんで?」

希「……。じゃあにこっちでもわかるように説明したる」


希「にこっちは今から大きな会社の社長になりました」

にこ「にこが社長?歌って踊れて経営もできるなんてまるで江口ザイルの元リーダーみたいね」

希「……そんで今年から新しく3人の就職希望の人が来ました。1人は……そうやね、真姫ちゃんみたいに頭がとてもいいけどちょっぴり扱いずらい子や」

真姫「え。私は別に会社に就職する気なんてないわよ。病院の跡を継ぐんだから」

希「まぁまぁ。例えやって。そんでもう1人がことりちゃんみたいに頭もよくてフレッシュな子や」

ことり「ことり?よーし、がんばっちゃうぞー!」

希「そんで最後が穂乃果ちゃんみたいな頭はそんなによくないけど、誰とでも話せて世渡り上手な子やね」

穂乃果「穂乃果も真姫ちゃんと同じで高校卒業したら家を次ぐことになるのかなぁ?」

希「だから例えやって」

希「そんでにこっちならこの3人のうち2人を選ぶとすると誰を採用する?」

にこ「うーん、そうねぇ。頭の良さで言ったら真姫ちゃん>ことりちゃん>>>>>穂乃果ちゃんよね」

穂乃果「ちょっと!小なりが多いよ!」

にこ「でも扱いやすさで言ったら穂乃果ちゃん>ことりちゃん>>>>>真姫ちゃんになるのよね」

真姫「まぁ私は誰の指図も受けないわ」

海未「親に言われてμ'sを辞めようとしたのは誰でしたっけ?」

真姫「うっ……。その節は本当に迷惑をかけたわ……」

花陽「ま、真姫ちゃんをいじめるのはやめてあげて……」

にこ「3人中2人採るなら、やっぱりことりちゃんは欲しいニコ」

ことり「やったぁ♪」

希「じゃあ残りの2人はどないするん?」

にこ「そうね……。頭のいい子と、よく話せる子だったらどっちを取るべきなのかしら……」

絵里「そう!そこなのよ!」バンッ!

にこ「わっ!?び、びっくりさせないでよ!」

絵里「にこ、あなた今悩んだわよね?頭のいいはずの真姫みたいな子と、頭は弱いはずの穂乃果みたいな子で」

穂乃果「」シクシク

海未「大丈夫ですよ。穂乃果もやればできる子ですから」

にこ「そ、そうだけどそれがどうかし…………あ」

絵里「そうなのよ。いくら内申書の前評判が良くたって、面接でコミュニケーションが取れないってわかった途端、一気に切られちゃうんだから」

希「でも逆に、前評判が悪くても面接でよく話ができて、一生懸命に頑張ってくれそうな子やったら拾ってもらえる確率も上がるんや」

にこ「へ、へぇ」

花陽「ということはつまり、今日のトークの練習は社会に出ても使えるようなコミュニケーション能力を身につけるってことなのかな?」

絵里「ハラショーよ花陽!」

花陽「当たったぁ……!」

絵里「特にμ'sの中では花陽、海未、真姫がこの能力について劣っていると思うわ。だから今日はビシバシ行くから覚悟しなさい!」

真姫「ちょ、なんで私まで含まれてるのよ!この子たちと一緒にしないで!」

海未「そうです!私は誰とでも分け隔てなく話せます!」

花陽「花陽は……ダメかも……」

希「真姫ちゃんはその見るからにツンケンしてる態度が相手にとってあまり良い印象を与えないかも」

真姫「うぐ……。ていうかそれってあくまで印象だからトークとは関係ないんじゃ……」

海未「第一印象、第二印象も立派にコミュニケーションの一部やで」

真姫「そ、そうなの……?」

希「そうなんよ。そして、海未ちゃんはきっと集団面接とかになったら恥ずかしなってうまく話せなくなるタイプやろな」

海未「な、なぜわかるのです……」

希「花陽ちゃんは、これからがんばっていこか♪」

花陽「は、はい!」


凛「ラーメン食べたいにゃー……zzz」

真姫「ところで一口にトークと言ってもどんなことをするわけ?」

絵里「それは簡単よ。うふふ……」

希(あっ。エリちが悪いこと考えてる)


絵里「言葉のドッヂボールをするのよ!」


『……言葉のドッヂボール?』

凛「にゃ!?ドッヂボールやるのかにゃ!?はいはい!凛もやるー!!」

穂乃果「言葉のドッヂボールって何?」

ことり「うーん……、小学生の時に言葉のキャッチボールならやった覚えがあるけど……」

海未「ドッヂボールは知りませんね……」

凛「ねえねえ、言葉でどうやってドッヂボールするんだにゃー?」

希「ドッヂボールするくらいなら、普通にキャッチボールするべきやとウチは思うんやけど……」

絵里「いいえ、ダメよ。ただキャッチボールするだけだったら日常会話と何一つ変わらないじゃない」

希「それはそうやけど……」

絵里「」カタカタ

希「パソコンで何調べとるん?」

絵里「……よし。これが言葉のドッヂボールの意味よ。みんなよく読んでおいてね」

穂乃果「まぁよくわらないけど、とにかくわかったー」

希「本気でやるつもりなんかエリち……」

数分後


海未「……なるほど。だいたい意味はわかりましたが……」

ことり「これって会話じゃないよね……」

穂乃果「っていうかもはや二人がそれぞれ独り言を言ってる域だよこれ……」

花陽「こんなことをしていったい何になるの……?」

凛「凛はたのしければどうでもいいにゃ☆」

絵里「言葉のドッヂボールってね、思ったより難しいのよ。例えば、」

絵里「穂乃果!」

穂乃果「えっ、はい!?」

絵里「今朝は何を食べた?」

穂乃果「け、今朝?えっと、パン!」

絵里「と、まあ今のは一般的なキャッチボールとなるわけ」

海未「そ、それはそうですが……」

絵里「どこにも難しい要素がなかったでしょう?考える部分なんてなに一つなかったわよね?」

ことり「う、うん」


絵里「じゃあ次は凛」

凛「にゃ?」

絵里「なんでもいいから私に質問してみて」

凛「わかったにゃ」


凛「それじゃあ、絵里ちゃんの今着ている服は何色かにゃ?」




絵里「ゴーヤチャンプルーよ」


『!!??!???!?!!?』

凛「ご、ゴーヤチャンプルー……?凛は今着ている服の色を聞いたんだよ……?」

絵里「そうだったわね。ペリメニも好きよ。あと今朝迎えのおばさんが飴をくれたのよ。とても眠たかったわ」

花陽「こ、これは……!」

希「見事なまでにドッヂボールて!」

凛「なんだか頭が痛くなってきたにゃ……」

絵里「まぁお手本はこんな感じね。わかった?」

海未「わ、わかりましたけど……未だにこの練習を行う意義が見出せないのですが……」

ことり「ごめんね、ことりも……」

穂乃果「穂乃果もわからないよぉ」

絵里「そう?簡単なことよ?」

絵里「じゃあまたわかりやすく説明してあげるわね」

>>23

霑弱∴竊貞髄縺九∴

絵里「まず、最初の流れで考えてみるわよ」

絵里「私が穂乃果に対して『朝食はなんだった?』という質問を行った過程をAと置きましょう。そして今度は、穂乃果が『パン』と答えた過程をBと置くわ。すると、この会話を客観的なチャートで表すとこうなるの」


A→B


絵里「これはわかるわよね」

真姫「まぁ当然ね」

絵里「次に、凛と私の会話についてよ」

絵里「凛が私に対して『服の色は?』と聞いた過程をCと置いて、それに対して『水色』と答える過程をD、『ゴーヤチャンプルー』と答える過程をEと置くわ。普通なら

C→D

となるのが普通よね?」

真姫「それはそうよ。ゴーヤチャンプルー色なんて聞いたことないし」

絵里「でもこんな風にC→Dに行く過程は本当に当たり前であって、なんにも考える部位なんてないわ。ところがCにおいて適切な返答だけが禁止される場合を考えてみて」

海未「ええっと……、

C→E

になりますよね?」

絵里「50点ね。それじゃ本質にはちょっと遠いわ」

ことり「それじゃあ……

C→×D
?→→→→E

かな?」

絵里「正解!大事なのはDは必ず消去しなくてはいけないということなのよ!」

穂乃果「んー……穂乃果バカだからわからない……」

絵里「考えてみて?CをDで返すということはつまりキャッチボールでしょ?」

穂乃果「う、うん」

絵里「私たちが今しようとしていることはドッヂボール。相手にキャッチされてはいけないのよ」

凛「つまり、相手にキャッチされない球なら何を投げてもいいってことかにゃ?」

絵里「その通り!」

希「だいたいエリちのやりたいことはわかってきたわ。でもそれならどっちもテキトーに返してればええんやないの?そうすれば自ずとドッヂボールに、なるわけやし」

絵里「そうよね。だからこうしましょう。『もし意味が通じる返答をしてしまったら負け』」

花陽「ええっ!?勝ち負けなのぉ!?」

絵里「そうよ。その方が本気になれるでしょ?」

ことり「じゃあ勝負ってことはつまり……」

絵里「ええ。負けたらもちろん罰ゲーム。優勝した人にはご褒美があるわ」

にこ「つまり優勝した人以外はみんな罰ゲーム……?」

絵里「もちろんよ」ニコッ

凛「なんだかよくわからないけど楽しくなってきたにゃー!」

ルール説明


・このドッヂボールは1対1で行われます。
・対戦相手は後ほど安価をとって決めます(トーナメント形式)
・基本的に1レスで1人分のシンキングタイムと返答です。
・勝ち負けの判定は、もしもどちらかの返答に対して意味の通じる返答をしてしまった方の負け。
またコンマ判定において前の返答者からの返答で80以内に答えられなかった場合も負けとなります。
例 00→81 アウト
50→31 アウト
・負けた人は安価で罰ゲーム!(グロいのは無しで)
・優勝者には安価で景品!


とりあえずこんな感じでいいでしょうか。わからないところとか、追加して、ほしいところがあったらなんなりと言ってください。

では15分後にトーナメントのクジ引きの安価をとります。

絵里「じゃあトーナメントのくじ引きをするわよ。9番の人はシードで、7番と8番の勝った人と勝負になるから」

海未「ではつまり7か8の場合は必然的に試合の数が増えてしまいますね」

凛「凛は楽しいことなら少しでも多くしたいにゃ!」

真姫「その単純さが羨ましいわ」


穂乃果「じゃあまず1からだよ!」


コンマ判定

00-19 穂乃果
20-29 絵里
30-39 ことり
40-49 海未
50-59 凛
60-69 真姫
70-79 希
80-89 花陽
90-99 にこ


絵里「私が1番ね。さて、2番は誰になるのかしら」

希「エリちはこの勝負の考案者 」

にこ「できれば慣れてない初戦で戦うのは避けたい……」



コンマ判定

00-11 穂乃果
12-24 ことり
25-37 海未
38-50 凛
51-63 真姫
64-76 希
77-89 花陽
90-99 にこ


絵里「私の相手は凛ね」

凛「本当は7か8に入っていっぱいやりたかったけど、絵里ちゃんが相手なら充分にゃ。よろしくお願いします!」


コンマ判定

00-13 穂乃果
14-27 ことり
28-41 海未
42-55 真姫
56-69 希
70-83 花陽
84-99 にこ


真姫「私は3番ね。まぁどうでもいいけど」

にこ(真姫ちゃんならチョロそうだから、4番に入れば勝てそう……!)

希(でも勝ち上がったらエリちと当たってまうやん)

にこ(希……この子、直接脳内に……!)



コンマ判定

00-16 穂乃果
17-33 ことり
34-50 海未
51-67 希
68-84 花陽
85-99 にこ


真姫「うぇ……。初戦から希だなんて、これは厄介ね……」

希「まぁお手柔らかに頼むわ♪」

にこ(真姫ちゃんとできなかった……)グスン


穂乃果「さぁ、じゃんじゃん決めてこーか!」


コンマ判定

00-19 穂乃果
20-39 ことり
40-59 海未
60-79 花陽
80-99 にこ


穂乃果「5番が穂乃果だね」

ことり「うーん、やっぱり単純に考えたら6番か9番に入りたいよね」



コンマ判定

00-24 ことり
25-49 海未
50-74 花陽
75-99 にこ


花陽「ほ、穂乃果ちゃんとか……。花陽勝てるかなぁ……」

穂乃果「そんな緊張しないでさ、楽しくやろうよ!」

花陽「う、うん……!」


コンマ判定

00-32 ことり
33-65 海未
66-99 にこ


海未「……くぅ、7番ですか。できればシードに入っておきたかったのですが……」

凛「海未ちゃんいいなぁ。よかったら凛と場所取っ替えっこしない?」

絵里「ダメよ凛。一度決まったものはもう変えられないわ」

海未「ですよねー……」


コンマ判定

00-49 ことり
50-99 にこ


ことり「やったー♪ ことりはシードだね!」

にこ「うぐぅ……。今日のにこ、ツイてないわ……。よりにもよって相手が海未ちゃんだなんて……」


絵里「それじゃあまずはAブロックの私と凛の勝負から始めるわよ」

凛「がんばるにゃ!」

絵里「他の人たちは審判をお願い」

『はーい』


〈先攻〉 >>46

00-49 絵里
50-99 凛


〈お題〉(あまり意味ないけど……)
>>48

間違えました!

>>48

>>50

で!

コンマ

朝ご飯

絵里「じゃんけん、」

凛「ぽん!」

凛「あー、負けちゃったにゃ」

絵里「それじゃあ、先攻は私で」


海未「それでは、Aブロックの言葉のドッヂボールのお題は『朝ごはん』です!」


海未「スタート!!」


絵里(まず最初のお題は朝ごはんにぬったわね。……チュートリアルのときのお題と同じなのは少し気になるけど、まぁいいわ)


絵里(とりあえず最初は無難にこれだけ)


絵里「凛。あなたの今日の朝ごはんは何?」


凛(ふむ、絵里ちゃんは特に捻った聞き方してこなかったな)


凛(とりあえず『ラーメン』って答えたらアウトになっちゃうから、それ以外なら何でも大丈夫だよね?)


凛「>>55

お化け屋敷って楽しそうだよね

凛「お化け屋敷って楽しそうだよね」


海未「時間は45秒。返答も意味不明。通ります」


絵里(うーん、なかなか変わった返答をしてきたわね……)

絵里(ここで相槌をうったり、『ジェットコースターの方が好きよ』とか答えてしまったら会話が成立してしまう)

絵里(まぁ序盤だし、そんなに深く考える必要もないか)


絵里「>>58

55遘偵?髢馴&縺?〒縺励◆

アリサアリサハァハァ


絵里「……」

凛「……?」


絵里「アリサアリサハァハァ」


『!?』

凛「わ、わけわからないにゃー!?絵里ちゃんってそんなキャラだったの!?」

海未「じ、時間はギリギリの75秒。返答も意味不明。通りま……」


絵里「ちょっと待って審判」

海未「は、はい……?」


絵里「今の凛の『わけわからないにゃー』は、私の『アリサアリサハァハァ』に対する返答よね」

穂乃果「あっ、言われてみれば」

絵里「それってつまり、」

ことり「一応会話は成立……してるね」

希「かなり強引やけどな……」

絵里「ならこの勝負、私の勝ちじゃない?」

凛「し、しまったにゃ……!?」

海未「そんなわけで、Aブロックの勝ち上がりは絵里となりました」

『888888888』

絵里「ふふっ」

凛「くっ、勝負のために自らを捨てることができるなんて、絵里ちゃんはまさしく勝負しだにゃ……。完敗です」


花陽「このゲームって案外、ツッコミ役の人たちが不利になるのかも……」

希「でも凛ちゃんってどっちかと言うとボケやないの?」

花陽「……えっと」


花陽「つ、次は真姫ちゃんと希ちゃんの勝負だね!」

『……』

絵里「っと、次の試合に行く前にー……」

穂乃果「そうだ!罰ゲームがあるんだったね!」

凛「そ、そうだった……!」


絵里「じゃあこの罰ゲームBOXから紙を引いて、その紙に書かれたことをやるのよ!」ババン

希「いつの間にそんなもの用意したん……ってそれ、学園祭で抽選会やった時に使った箱やないか」

絵里「いいのよ。不要になったものはこうやって有効に再利用しなくちゃ」

希「それ来年も使うはずなんやけどなぁ……」

凛「じゃ、じゃあ引くにゃ……」ガサゴソ


凛「あ、あんまり変なものは入ってないよね……?」

絵里「それはわからないわ」

穂乃果「え?絵里ちゃんが内容決めてきたんじゃないの?」

絵里「私は何もしてないわよ。罰ゲームの内容を考えたのは、この学校の生徒たちだもの」

絵里「『もしμ'sのみんなにやってほしい罰ゲームがあったら、紙に書いて生徒会室前にある箱に入れておいてください』って連絡掲示板に貼っておいたら、箱から溢れるくらいたくさん集まっちゃって」

『!?』

穂乃果「み、みんな!」

『うん!』

絵里「ちょっと、どこ行くのよ」



にこ「ほ、ほんとうにあった……」

希「廃校の連絡の間に1枚だけ……。なんでこんなの気づくんや他のみんなは……」

絵里「それだけμ'sに対する関心が高まってきたって証拠よ。それじゃあ部室に戻りましょ」


凛「うぅ……。なんだかやたらと引きづらくなった……」

絵里「さ、人思いに一気に引いちゃいなさい」

凛「……ええぃ!ままよ!」


ガサッ


内容
>>66

>>1
トリップつけるときは半角#を前につければできますよ
安価なら下

>>66

ありがとうございます!

昨日からトリに変えました!

『鮒寿司を本場まで行って食べる』


凛「……」


凛「いやだ」

絵里「ダメよ凛。罰ゲームは絶対なんだから」

凛「なんと言われても凛はお寿司なんて絶対に食べないんだから!お魚キライ!」

希「ウチも普通のお寿司ならまだしも、鮒寿司はちょっと……」

海未「私もあまり……。味はそこまで嫌いというわけではありませんが……」

穂乃果「2人とも食べたことあるの?」

希「うん。小さい頃、親が転勤を繰り返しとった時期に滋賀にいたことあって、そのときに」

海未「私も家が道場ということでなにかといろんな人が来るもので」

穂乃果「へー。穂乃果はお寿司だったらサーモンとかハンバーグが好きだなー」

凛「凛もハンバーグとか卵なら大丈夫にゃ。それ以外は全部かよちんの胃袋の中に消えてったにゃ」

花陽「ちょっと凛ちゃん……!」

ことり「でもこの機会にお魚ギライが克服できるかもしれないよ?」

真姫「そうね。私も昔はトマトなんて大嫌いだったけど、お手伝いさんに無理やり食べさせられてたら知らないうちに好物になってたもの」

凛「で、でもみんなだってキライな物はやっぱり食べたくないでしょ!?絵里ちゃんもおにぎりに梅干し入ってたらどう思う!?」

絵里「私、別に梅干し食べれるわよ?」

凛「え?」

絵里「梅干しの嫌いなところは、おにぎりに入れたらタネの処分がめんどくさいところだもの」

凛「じゃあのりは?」

絵里「歯とか口の上に張つくのが嫌」

凛「……」



凛「……お魚キライにゃー……」



凛「というわけで滋賀県までやってきたにゃー」

寿司屋「へいらっしゃい!!何にいたしやすか!!」

凛「えっと、鮒寿司を一貫お願いします」

寿司屋「……お客さん。うちのウリはこの北海道産のウニの握りなんですがねぇ……」

凛「でも凛は鮒寿司をたべなくちゃいけないんです」

寿司屋「……ほんとうに、いいんですかい?」

凛「……? お願いします」


ニギニギ


寿司屋「……へい、お待ち」

凛「大将……泣いてるの……?」

寿司屋「ちょっと……目に染みただけですたい」

凛「……なにがですか?玉ねぎでも切ってたんですか?」

寿司屋「お客さんも食べてみればわかりますよ……」

凛「……? じ、じゃあいただきます」

寿司屋「……」

凛「あー……!?」

凛「……」

凛「」チラッ

寿司屋「(´・ω・`) コクン」

凛「……」クンクン


凛「…………。!?」



凛「臭いにゃー!!」


バタン



花陽「凛ちゃんおかえり……」

凛「ただいま……。凛もう魚なんて見たくないにゃ」

絵里「でもおいしかったでしょ?」

凛「なんであんなヌルヌルしたのが美味しいのか理解に苦しむよ」

希「あっ、こんなところにニシンの缶詰が!」

にこ「……!にこ知ってるー!それって確か世界で一番いいニオイがするやつでしょ!?」

凛「いい匂い?」

のぞにこ(……にしし)

にこ「なんでもその香りを集めて香水にした人もいるんだって!そして職場まで行ったらその人は人気者になったんだって!」

希「ほぉそれはすごいなぁ!じゃあウチらもかいでみよっか!」

にこ「でもそのニオイって缶を開けた時にしかかげないんだってね!」

希「なんやて!?ほんなら絶対にウチがかぐからな!」チラッ

にこ「いーや!このにこが袋に溜めて持って帰るのよ!」チラッ

凛「そ、そんなにいい匂いなのかにゃ……?」

希「それはもう、保証するわ」

にこ「もう、めまいを起こして倒れそうになるくらいいいニオイよ」

凛「そ、そうなのかにゃ……?」ウズウズ

希「そうや。ウチらもうかいだことあるから、凛ちゃんにかがせてあげる」

にこ「そうね。一回くらいなら」

凛「で、でもお魚は……」

希「それなら仕方ないなぁ。じゃあ開けちゃおっか」

にこ「ええ。いっせーのーでで開けるわよ」

「いっせーのー…………」

凛「ま、待って!やっぱり凛がかぎたい!」

のぞにこ(……キタ!)


海未「まったく、あの二人は……」

穂乃果「ん?なんで海未ちゃんガスマスク着けてるの?」

海未「いいからあなたもつけなさい。そして窓と扉を開けるように」

穂乃果「う、うん」

海未「ほら、花陽も」

花陽「あ、ありがとう。花陽、噂でしか聞いたことないけど本当に臭いの?」

海未「はい。あれは人を殺せます」(体験談)


凛「じゃあ開けるね?」

希「さ、思いっきりがッと!」

凛「うっ、さ、魚だけどいい匂いなら大丈夫だよね」

にこ「そうよ。さぁ!これで凛ちゃんも一歩前に進めるわよ!」

凛「……よし!あげるにゃ!」

のぞにこ「うん!」スチャッ

メリメリ刈

凛「さて、どんな香りがす……」


凛「……」


穂乃果「あっ、凛ちゃんが白目に……」

絵里「それでは予選Bブロックの試合を始めます」

凛「」

絵里「凛は再起してないけど、些細なことよ。さ、真姫と希準備して」

真姫「……ふぅ。テキトーに終わらせてテキトーに優勝しちゃいましょ」

希「余裕やな真姫ちゃん。ウチはそんなに簡単に負けないでぇ?」


先攻 >>81

00-49
50-99


お題
>>83

00-49 真姫
50-99 希

はい

明日の予定

希「じゃんけん、」

真姫「しょっ!」

希「おっ、勝ちやわ」


絵里「それじゃあ先攻は希!お題は『明日の予定』よ!」


絵里「では、スタート!!」


希(さっきもエリちは先手、特に考えてなかったよね)

希(ならウチも様子見やな)



希「真姫ちゃんの明日の予定ってなんなん?」

真姫(明日の予定……。いつもと変わらないわね。学校に行って、放課後に練習して、後は家に帰る)

真姫(……むしろ予定なんてないわね)

真姫「そん……っ!」

希「?」

真姫(あ、危ない……。『そんなのないわよ』って言いそうになっちゃった。ホントこのゲーム……怖いわ)


真姫「>>88

トマトはおいしい!!

真姫「トマトはおいしい!!」


絵里「時間は27秒。返答は意味不明。通るわ」


希(トマトはおいしい……か。まぁ確かに嫌いではないけど……ってちゃう!まともに考えてたらうっかり相槌うっちゃいそうやわ)

希(とにかく、相槌はダメ。『せやな』もアウト。それ以外ならなんでも通る……はずや!)


希「>>91

真姫ちゃん大好き

希「真姫ちゃん大好き!」

真姫「はぁ!?い、いきなりなんてこと言い出すのよ!?」

花陽「あっ、真姫ちゃん……」

真姫「……はっ!?」

希「やった!ウチの勝ちやん♪」

絵里「そうね。ではBブロックの勝者は……」



凛「ちょっと待つにゃ!!」


穂乃果「凛ちゃん?」

凛「今の勝負……希ちゃんの負けじゃないかな?」

希「え?なんでや?」

海未「時間内に答えられてましたし、返答自体も……」

凛「『真姫ちゃん大好き』だったよね?」

希「そやで」

凛「でもその前の真姫ちゃんは『トマトはおいしい』って言ってたよ」

海未「……?」

凛「
『トマトはおいしい』

『真姫ちゃん大好き』


海未「……ん?」

絵里「……?」

凛「ここで希ちゃんの返答に、省略されているある一文字をくわえると……?」

凛「
『トマトはおいしい』

『真姫ちゃん(が)大好き』


海未「……こ、これは!」

花陽「真姫ちゃんがトマト大好きって言ってるように聞こえなくもない……!」

希「くっ……、なんてところに気がつくんや凛ちゃん……!」

凛「ふっ」

凛「さっきの仕返しだにゃ」



にこ「やっぱりことりちゃんの胸は柔らかいにこ。にこが目指すべきボインはことりちゃんにこ!」

穂乃果「もうブラは固くて邪魔だから外しちゃおっか!」

ことり「や、やん!やめてよにこちゃん、穂乃果ちゃーん……」


絵里「そんなわけで予選Bブロックを上がったのは、見事判定勝ちした真姫選手!」

真姫「ま、当然ね」

凛「それでは希ちゃんにはお待ちかねのー、罰ゲームだにゃー!!」

希「凛ちゃんノリノリやなー……」

凛「凛は凛と同じ目にあって苦しむ人が早く見たかったんだにゃ」

希「……」


希「とりあえずとっとと引いてとっとと終わらせてしまおか。ウチにはそんなに凛ちゃんみたく嫌いなもんはないし」


内容
>>96

キャラメルをコーヒーにブレンドして一気飲み

>>97でいきまーす


『キャラメルをコーヒーにブレンドして一気飲み』


希「……」


ガガガガガガガガガガ

ポチャン、ポチャン

シュゴー

チョロチョロ


ゴクゴク


凛「……!?そ、そんなバカなっ!」


希「……へへっ、飲みきったで」^q^

希「……うぐぅ!」ガクン

凛「の、希ちゃん!大丈夫!?」

希「この口の中がヌメヌメするような感覚……そしてコーヒーの苦味とキャラメルのよくわからん甘みがマッチして…………」

希「うぇぇ……。ちょっとうがいしてくるわ……」

凛「希ちゃん……。……よし、凛もお供するにゃ!」

希「凛ちゃん、ええの……?ウチのこんな姿見て、笑い転げたかったんとちゃう……?」

凛「それはそうだけど……。でもやっぱりダメだよ!希ちゃんのあんな勇ましい姿を見て笑ったりなんてしないんだから!」

希「凛ちゃん……」

凛「希ちゃんはまさに男の中の漢……いや、女の中の漢女だよ……。さ、肩貸してあげるから一緒にお手洗い行こう?」

希「……ありがとな」

希「あと、さっきはあんなことしてホントにごめんなさい」

凛「もうそんなの気にしなくていいよ。じゃあちょっとの間席外すから!」

絵里「ええ。行ってらっしゃい」



にこ「希ちゃん、キャラメルコーヒーで倒れそうになってるwww」

穂乃果「バロスwww」

ことり「ことりだったらあの甘々なコーヒー、何杯でも飲めるのにwww」


ゴチン


絵里「さて、2人とも帰ってきたし予選Cブロック始めましょうか」

穂乃果「はい。ちょっといいですか」

絵里「どうしたの?」

穂乃果「海未ちゃんに殴られた。だからまともにモノが考えられないかも。しれない」

絵里「それは自業自得よ。……にことことりも」

にこ「にこー……」

ことり「うぇーん……」

穂乃果「もぅ!どうするのさ海未ちゃん!もし穂乃果がちゃんと考えられなくて負けちゃったら海未ちゃんのせいにするから!」

海未「そうですか。ならむしろ感謝してほしいですね。『まとも』にものを考えられなくなったことを」

穂乃果「な、なにを言って……」

ことり「そ、そうか……!まともに返答したから凛ちゃんは負け、真姫ちゃんも危うくやられそうになった……!」

穂乃果「! つ、つまり頭がおかしくなればその分有利に……?」

穂乃果「すごいよ!ありがとう海未ちゃん!もし穂乃果が優勝したら賞品半分こしてあげるね!」

海未「ええ。がんばってくださいね」


凛「ほんと海未ちゃんて……」

花陽「穂乃果ちゃんの扱い方を心得てるよね……」

海未「何か言いました?」

りんぱな「いえ、なにも」ニコッ

絵里「それじゃあ穂乃果、花陽。準備はいい?」

穂乃果「よしっ!バッチこい!」

花陽「と、とにかく落ち着いていこう……」

ことり「2人ともがんばれー♪」



先攻 >>105

00-49 穂乃果
50-99 花陽


お題
>>107

テス

テストについて

穂乃果「じゃんけん、」

花陽「ぽん!」

穂乃果「あっ、穂乃果の勝ちー!」


絵里「それじゃあ先攻は穂乃果!お題は『テストについて』よ!」


絵里「始め!」


穂乃果「花陽ちゃん、次のテストはどんな感じ?」



『!?』


絵里(心理描写が……!)

希(一切ないやと!?)

海未(さすがは穂乃果……。何も考えてないのですね)


花陽(どんな感じ……かぁ)

花陽(ついこの前にテストあったばっかりだから、今はそんなに勉強してないや……)

花陽(それにしてもあのときは3人が赤点取りそうだったから勉強会したんだっけ。なんだか懐かしいな)


花陽「>>112


花陽(……あっ、いけない!!なんも考えないでしゃべっちゃった……!!)

にこちゃんのばーか


花陽「にこちゃんのばーか」


『!?』

にこ「ふぁ!?」


絵里「え、えっと……星空審判員。今の判定は?」

凛「うーん……確かににこちゃんはばかだけど、今のは通ってるって判断しにくいんじゃないかにゃ?」

海未「そうですね。『にこちゃんのばー』ではなく、『にこちゃんがばか』だったらアウトでしたけど」


絵里「では、時間は41秒、返答は意味不明。通します」



穂乃果「>>115


海未(ま、またしても!!)

凛(これはうp主のサボリ癖を疑うにゃ!)

このまえスクフェスで花陽ちゃんのUR出たんだ~♪


穂乃果「このまえスクフェスで花陽ちゃんのUR出たんだ?♪」


『……』

穂乃果「?」

穂乃果(みんなどうしたんだろう)


海未「……タイムオーバーです」


穂乃果「……へ?」

海未「ほら、
>>113 .74
>>115 .64
ね?90秒経ってます」


凛「時間の流れって怖いにゃー……」

希「能天気に即答したと思ったら、90秒も経ってたなんて……」

穂乃果「」パクパク

ことり「ま、まぁ今回はツいてなかったってことで諦めよっか」

希「せやな。これは仕方ない」

穂乃果「……はぁ。そうだね……」

絵里「こんな形で勝負の幕を下ろしてしまうのは悔やまれるけど、ずっとひきづったままじゃ次の試合に移れないものね」

絵里「さぁ穂乃果。罰ゲームよ」


穂乃果「……うん。はぁ、優勝賞品ほしかったなぁ……」


ガサゴソ


内容
>>119

あんこ5kg完食


『あんこ5kg完食』


穂乃果「……な、なにこれ。そんなに食べられないよ……」


絵里「安価は絶対よ」

穂乃果「……?」

絵里「……コホン。その紙に書かれたことは絶対やらなきゃダメよ」

穂乃果「せ、せっかく最近ダイエットうまくいってるのにー!!」

絵里「じゃあまたがんばりなさい」

穂乃果「……うぅ」

穂乃果「そもそもあんこだけだなんて飽きちゃうよ……まったく……何考えてるのさ……」


絵里「それじゃあ罰ゲームスタートよ」

ー穂むらー

絵里「ごめんくださーい」

ほの母「はーい、…………ってあなたは絵里ちゃんじゃない。いらっしゃい」

絵里「お久しぶりです」

ほの母「穂乃果ならまだ帰ってきてないわよ?もし用事があるならそれまで部屋で待っ……」

絵里「いえ、今日はちょっと欲しいものがあって来たんです」

ほの母「あ、あぁお饅頭?それなら好きなものを選んで……」

絵里「お饅頭でもなくてですね、あんこが欲しいんです。5kg分」

ほの母「ご、5kg?ずいぶんたくさん使うのね。あんまりたくさん置いとくと悪くなっちゃうわよ?」

絵里「大丈夫です。今日中に全て使いますので」

ほの母「……?わかったわ。じゃあ少し待っててね。今箱に詰めてくるから」

絵里「ありがとうございます。お代はここに置いときますね」



絵里「あっ、そうそう」

絵里「多分、穂乃果は今日のお夕飯いらないって言うと思います」



絵里「はい、穂乃果♪」


デデン


穂乃果「……っ!」

希「えっ、まさかそれ1人で穂乃果ちゃん家から背負うてきたん?」

絵里「当たり前よ。誰もついてきてくれなかったんだから」

希「だってまさか本当に持って来るなんて思わんかったし……。あっ、お金は?」

絵里「学園祭での稼ぎで余ったのがあったでしょ? それを使ったの」

海未「……は?」

真姫「……は?」

ことり「え……。あれって衣装代に好きに使っていいって……」

絵里「でも衣装用のお金とも言ってないでしょう?だから誰がどんな使い方してもμ'sのためになるならそれでいいのよ」

ことり「……」

凛「ことりちゃんの顔が埴輪みたいになってるにゃ……」

真姫「うそ……でしょ?私があんな恥ずかしい格好してまで稼いだお金が、全部穂乃果のお腹の中に消えるなんて……」

絵里「これも世の理なのよ」

真姫「んなわけないでしょ!絵里のバカ!」



穂乃果「誰か……お茶を……ください……」

海未「……これで5杯目ですよ?大丈夫ですか?」

穂乃果「だってお茶で流し込まないとこんなの全部食べきれないって……」

海未「あんまり無理しないでくださいね?」

穂乃果「ありがとう……」



にこ「それにしても今までの罰ゲーム、その人に関連するものがことごとく命中してたわね」

希「そうやな。魚嫌いな凛ちゃんに鮒寿司、キャラメルが嫌いなウチにキャラメルコーヒー、お饅頭屋さんの穂乃果ちゃんにあんこ。……まるでスナイパーや」

にこ「もしかして絵里、その箱に何かタネがあるんじゃないわよね?」

絵里「失礼ね。そんなものないわよ。なんなら触って確かめてみれば」

にこ「それもそうね。希」

希「はいよー」

希「……うん。なにもないわ」

にこ「ほんと?」

希「ほんとやって。それに思ったんやけど、仮にタネがあったとしても、エリちがこの箱から引いた紙を罰ゲームする人に渡すわけやないから、罰ゲームの内容を操るなんて相当の手品師じゃないと無理だと思わん?」

にこ「うーん、そう言われてみればそうよね。絵里がそんな隠し芸を持ってるとも思えないし」

絵里「でしょ?だから余計なこと考えないで紙に書かれたことだけをやればいいのよ」

穂乃果「もうムリ!誰がなんと言おうともう食べないんだから!」

海未「ほら、あと1kgもありませんよ。ここまできたら食べ切っちゃいましょう」

穂乃果「ヤダもんね!」

絵里「困ったわね。このままじゃみんなお家に帰れないわよ?」

穂乃果「穂乃果のせいじゃないもん!こんな罰ゲームを書いた人が悪いんだから!」

海未「困りましたね……」


絵里「それじゃあ穂乃果はどうしたらこれを全部食べ切ってくれるの?」

穂乃果「……」

絵里「答えて」

穂乃果「……」

穂乃果「花陽ちゃんが勝っちゃったから穂乃果はこんなにあんこを食べなくちゃいけないんだ……」

海未(あれ、なんかデシャビュ)


穂乃果「そうだなー、>>129してくれたら考えないこともないかな」

かよちゃんが私にキス

穂乃果「花陽ちゃんが私にキスしてくれたら考えないこともないかな」

花陽「えっ!?き、キスー!?」

穂乃果「だって花陽ちゃんが勝っちゃったせいで穂乃果は負けたんだもん。そのくらいやって当然だよね?」

花陽「えぁうぅ……だ、誰かー……」


希「」b

ことり「」b

絵里「」b


花陽「みんなー……」

凛「ほらかよちん!ほっぺにチューだけでいいんだよ!さぁさぁ!」

穂乃果「かーよちゃん♪ んー♪」

海未「こうなった穂乃果は誰にも止められませんからね。花陽、どうか私からもよろしくお願いします」

にこ「カメラの準備はバッチリよ!いつでもブチュっちゃいなさい!」

花陽「……」



花陽「じ、じゃあ穂乃果ちゃん……いくよ?」

穂乃果「はーい♪」


凛「……ん?」

凛「あっ!?かよちん!!足元にバナナの皮が!!」


花陽「……へっ!?」


『(なぜバナナの皮が……!?)』


ツルン


花陽「う、うわぁぁ!?」


チュッ


穂乃果「!?」


キスした場所 >>132

すいません
下で


穂乃果「あ、あん///」


『……』


花陽「いたたたた……って、あっ!?」

穂乃果「花陽ちゃん、大胆だね/// でも花陽ちゃんがしたいって言うなら穂乃果はみんなが見てる前でも……」

花陽「ち、違うよぉ!?これは転んじゃったせいでわざとじゃなくてえっとその……!」

穂乃果「」ポッ

花陽「!?」


海未「花陽。私はそこまで許可した覚えはありませんよ?」

花陽「ひ、ひぃ!?海未ちゃん!?」

ことり「ちょーーーーっと、おイタが過ぎるんじゃないかな?」

花陽「ことりちゃんも!?」

凛「かよちんがそんなラッキースケベだなんて思わなかったにゃ」(遠い目

花陽「うぅ……凛ちゃんまで……」



花陽「だ、誰か助けてー!」


花陽「花陽は何も悪くないよ?あんなところにバナナの皮が落ちてるのが悪いんだよ?そもそもなんでニシンの缶詰やらバナナの皮やらが不自然に部室にあるの?おかしいよね?そうだ。おかしいと言ったら花陽が穂乃果ちゃんに勝ったところからじゃん。花陽みたいなノロマポンコツドルオタでなんの取り柄もない人間が穂乃果ちゃんみたいな雲の上の神様みたいな人に勝てるわけないんだよ。きっとさっきの試合は何かの間違いだったんだよ。なので花陽はもう一度試合をやり直してしてくれるよう希望します。そうすれば花陽が負けることは確実。そしてきっと穂乃果ちゃん以上に厳しい罰ゲームを受けて惨めに散っていけると思うんだ。うん、それがいい」ブツブツ

凛「かよちーん。戻っておいでー」



海未「はい穂乃果。アーンしてください」

ことり「ことりのもアーンして!!」

穂乃果「も、もう。自分で食べるからいいよぉ……」

海未(花陽に先を越されるわけにはいかない!!)

ことり(だって穂乃果ちゃんはことりのものなんだから!!)


穂乃果「うっぷ……。今日は晩ご飯食べれないかも……」


花陽「ははへはほほへらへはへほほほははははらほほほろ はへほ」

凛「かよちーん」ベシッ

花陽「あべしっ! ……ってあれ?花陽はいったい何をして……」



絵里「さて、穂乃果の罰ゲームも終わって花陽も元に戻ったことだし、そろそろ予選Dブロック1回戦に入りましょうか」


にこ「にっこにっこにー♪ よーし、負けないぞー!」

海未「大事なのは集中力。相手の行動に素早く反応して、適当な技で返す。それが武の心得。……よし、今ならどんな敵でも倒せます」

凛「これ別に武道じゃないにゃ」

先攻 >>120

00-49 海未
50-99 にこ


お題
>>122

眠気が……

>>140

>>142

加速だよ

ファイトだよ!

にこ「せーの、じゃんけん……」

海未「いえ、先攻めはそちらからで構いませんよ」

にこ「そう?じゃお言葉に甘えさせてもらうわね」



絵里「それじゃあ先攻はにこ、お題は『食べ物』ね」

絵里「スタートよ!」


にこ(食べ物……か。つまり絵里ちゃんたちみたいに朝ごはん限定ってわけじゃなくて、好きな食べ物とかもちろん今晩の夕飯のこととかを聞いてもいいってことよね)

にこ(うーん、海未ちゃんもにこに先攻を譲ってきたってことは、何か確実ににこを仕留められる策を持ってるってことなのかな?)

にこ(……)

にこ(あー、だめ……。ほんとに考えれば考えるほど深みにハマりそう。先に試合したみんなが、あんなに必死な形相で考えてたのも頷けるわ)

にこ(試合開始のブザーが鳴り終わる前にホームランを打たれたくない。……だからここはクサイ変化球で攻める!)



にこ「問題でーす。パパのことが嫌いなフルーツってなんでしょーか♪」


凛「パパが嫌いなフルーツ?凛のお父さんはグレープフルーツが嫌いっていってたにゃ」

花陽「違うよ凛ちゃん。これはなぞなぞだよ」

凛「なぞなぞ?」



海未(なるほど、なぞなぞできましたか。なかなかやりますね)

海未(このなぞなぞの答えは『パパイヤ』のはずです。なので、それを答えるとアウト)

海未(しかし厄介なのはここから。無闇にテキトーなことを言ってしまう……たとえばここでは『いちご』と答えたことにしましょう。そうするとにこの方は『ぶぶー、ハズレでーす』と返答すればいいことになり、つまり
出題 にこ

回答 海未

解答 にこ
と正しい会話が成立してしまいます。それはつまり、会話をしっかり繋いでしまった私の負けを意味する)

海未(……まぁ言ってしまえば、単語で答えさえしなければセーフなんですけどね)


海未「>>149

家の梁が壊れそうなんです

またタイムオーバー……。
まいっか


海未「家の梁が壊れそうなんです」


『……』

絵里「えっと……海未?残念だけど……」

海未「いえ、皆まで言わずともわかってます」

絵里「え?」

海未「これは自分自身で選んだ結末なのです」

絵里「……。そう」



絵里「……では、時間は91秒。タイムオーバーにより、にこの勝ちとします」

にこ「……まさか、海未ちゃんは最初からこの勝負を捨てる気で……!」

海未「……ふふ。私が先攻になっていたらムダに1巡分の時間を消費してしまいますからね」

にこ「そ、そんなのって……!」



ことり「どういうことなの海未ちゃん」

海未「どういうこと、とは?私は気分が乗らないから敗北を選んだだけですよ?」

ことり「とぼけないで。海未ちゃんはこんな簡単に勝負事を投げ出す人じゃないはずだよ」

海未「……」

海未「…………がないからです」

ことり「……?」

海未「もうこの世にとどまる理由がないから……ですよ」

ことり「……まさか……」

海未「そうです。……もう穂乃果のいなくなってしまったこの世界には、生きて行く価値なんてどこにもないのです」

ことり「それで……それで穂乃果ちゃんの後を追って……?」

海未「はい。一刻も早くあの子に会いたいですから。それに1人にしておくのはやはり心配ですし」

ことり「そ、そんなの……」

ことり「そんなことして…………穂乃果ちゃんが喜ぶとでも思ってるの!?受け入れてくれると思ってるの!?」

海未「……」

ことり「穂乃果ちゃんならこう思ってるはずだよ!私たちには自分の分まで精一杯生きて幸せになって欲しいって!くれぐれも追いかけるようなことは決してしないでほしいって!」


ガシッ


海未「うぐっ……」

ことり「幼馴染の海未ちゃんならそんなことくらいわかるはずだよね!?誰よりも長い時間を一緒に過ごしてきたんだから!それなのに、それなのに海未ちゃんは!!どうしてぇ!!」

海未「………………離してください」

ことり「海未ちゃん!!」

海未「…………だから……離せと!!言ってるでしょォォォォ!!?」


パシン


ことり「きゃ……っ!?」

海未「そんなことぉ!あなたに言われずともわかっていますよ!?こんなことしても穂乃果は許してくれない、憎まれても仕方のないことだってことも!!」

海未「それでも……、私はあの子と一緒がいいんです……!!この先私の寿命が尽きるまであと何十年あると思ってるんですか……?そんな月日をあの子なしで過ごしていけるわけがないでしょう!?」

海未「私はそんなに強くなんてない……!!穂乃果の願いを聞き届ける力なんて持っていないんですよ!」

ことり「……海未……ちゃん」


海未「さぁ、穂乃果……。今そちらにいきますからね……?」

海未「だからどうか……またあの笑顔を私に見せてください。穂乃果……」



絵里「さて、もうこの世に未練は残ってないかな?それじゃあ行くよ?みなさんお待ちかねのー……おしおきターイムゥ!!」



海未「穂乃果……大好き……!」



穂乃果「」zzz

凛「おーい穂乃果ちゃーん起きてー。早くこの寸劇を止めてほしいにゃー」


内容
>>157

ごめんなさい
下でお願いします

穂乃果「もう……そんなにあんこばっかりたべれないよぉ……むにゃむにゃ」



『メントスを10粒飲んだ後にドクペ』



海未「……」

海未「……あの、割と本気で死ぬ可能性が……」

凛「罰ゲームはー?」

海未「……。……絶対……です」

希「よろしい♪」

絵里「はい、買ってきたわよ」

海未「あの……私本当に炭酸は……」

凛「凛は魚食べた」

希「ウチはキャラメル飲んだ」

海未「いえ、好みの問題とかではなく……多分全部戻してしまうのではないかと思いますよ……?」

絵里「まぁ飲み切れとは書いてないし、口に含みさえすればいいんじゃないかしら」

海未「それならなんとか……ってやっぱり戻すの前提で物を食べるのはよくないですよね」

絵里「そこは気にしなくていいんじゃない?」

海未「え?」

凛「多分凛でも飲みきるのはムリだにゃ」

希「そうやな。おそらく遊びだとしても女子としては3個が限界かな」

海未「そんなにヤバいのですか?」

凛「……まぁ百聞は一見に如かずだよ」

絵里「はい、まず1個」

海未「あっ、はい」パクッ

絵里「ほら、どんどんいくわよ」



海未「……」

凛「海未ちゃんがハムスターみたいになってるにゃ」

私「かわええなぁ。写真撮っとこか」

パシャ

海未「ーっ!?んんんー!!」

凛「隊長。翻訳を頼みます」

希「わからんぞ二等兵」

ことり「えっとね、『はいっ!?やめてください!!』って言ってるよ」

凛「おー、さすがことりちゃん」

絵里「それじゃあ海未。少し上を向いてて」

海未「? ほうふぇふふぁ?」
(? こうですか?)

絵里「そうそう」

絵里「凛。例のモノを」

凛「了解にゃ!」


カシャッ

シュワーーーー


海未「」

絵里「ほら、口開けてー」

海未「……」

絵里「じゃあ、いくわよ」

絵里「5」

海未(……凛や希の様子からすると、口の中が大変になることは予想できました)

絵里「4」

海未(なにより一番の問題は、私は炭酸が上手く飲めない……。もしそんな大変なことになってしまってら、最悪は……)

絵里「3」

海未(……いえ!こんなことくらい乗り越えられなくては、武女としての誇りを失ってしまう!)

絵里「2」

海未(で、でもあと2秒だけは心の準備を…………)

絵里「あっ、手が滑ったわ」


ジョボジョボ


凛「あ」

希「あ」

ことり「あ」

33-4


穂乃果「絵里ちゃーん。海未ちゃん保健室に寝かせてきたよー」

絵里「お疲れ様」

ことり「他になにかすることある?」

絵里「そうね……。海未が暴れてめちゃくちゃになったところを元通りにするのと、床の拭き掃除……ね」

絵里「他のみんながあの通りだから……」


凛「あ、あれって……本当に……海未ちゃんだったのかにゃ……?凛見たことあるよ……?世にも奇抜な物語に出てたにゃ……」ガクブル

真姫「な、な、な、な、なに怖がってるのより、り、り、凛。あ、あ、あんなのこ、こ、怖くもなんとも……」ガクブル

希「真姫ちゃん……めちゃ震えとるで……?ん?オバケはスピリチュアル?そんならウチスピリチュアル名乗るのやめるわ」ガクブル

花陽「……」ブクブク

にこ「……」ブクブク


穂乃果「いったい穂乃果が寝てる間に何があったの?」

ことり「それは……」

絵里「とりあえず花陽とにこが泡吹いて倒れるくらいのことがあったわ」

穂乃果「……?」

ことり「とりあえずこの2人も保健室に連れて行ってあげようか」

穂乃果「……んで、こっからどうするの?」

絵里「そうね。本当ならにことことりで試合を始めてほしかったんだけど……」

ことり「さすがに今のにこちゃんは……」

絵里「そうよねぇ……」

穂乃果「それなら先に絵里ちゃんと真姫ちゃんがやっちゃったら?」

絵里「そうしたいのは山々なんだけど……」

真姫「ねぇママー!真姫ね?あんなに怖かったのに泣いてないんだよ?すごいでしょ!ね?褒めて褒めてー!」

ことり「幼児退行してる……」

凛「試合が始まらないのは由々しき事態だね」

希「このままじゃウチらお家に帰れんからな」

ことり「あれ?2人はもう大丈夫なの?」

凛「うん。もう充分泣いたにゃ」

希「ウチも」

ことり「はは……」


真姫「ねぇママー?パパー?どこー?それにここ……どこ……?……怖いよぉ……ひぐっ、うぇーん……」


凛「あれは重症だにゃ……」

希「とりあえず>>173をして正気に戻してあげよか」

わしわし

希「凛ちゃん、しっかり抑えといてな」

凛「サー、イエッサー!」


ガシッ


真姫「……えっ?きゃっ、」

凛「つーかまーえた♪」

真姫「な、なに……お姉ちゃん、誰……?うっ、うぅ……怖い……嫌ぁ……」

希「そういえば真姫ちゃんにわしわしするのは久しぶりやん。テンション上がるわぁ!」

真姫「お姉ちゃんも誰なの……?やだ……やだぁ!痛いことはしないで……!やめて……!」

希「大丈夫大丈夫。ウチにかかればすぐに気持ち良くなれるで♪」


真姫「近づかないで……お願い……!ひぃっ!?……あ、あぁぁぁぁん!!」



真姫「……あれっ、私どうして……」

希「おっ、起きたみたいやな」

真姫「希?ほかのみんなは……?」

凛「凛もいるよー!」

穂乃果「穂乃果たちもいるよ!」

ことり「まぁ全員いるわけじゃないけど……」

真姫「そうなの?それより私なんで寝てたのかしら。それまでの記憶が全然………………って、えぇっ!?」


真姫「なによこれ!早く私のYシャツ返しなさいよぉ!!」

バチン


真姫「もう、信じらんない!やっていいことと悪いことがあるでしょ!」

希「ごめんなさい。調子に乗りました」ヒリヒリ

凛「反省してます。だって直接揉んでみたかったんだもん」ヒリヒリ


バッ


凛「ひぃ!?もうぶつのは勘弁して欲しいにゃー!!」

希「なんで余計なこと言うんや凛ちゃん!!とにかく逃げろっ!」

真姫「待ちなさい!……っていうか揉むってなに!?まさか私が眠ってるうちに、この真姫ちゃんの誰もが欲しがる純潔を穢したんじゃないでしょうね!?」

凛「凛は最終的に何もしてないよー!!全部希ちゃんが悪いんだにゃ!!」

希「あっ、こら!!裏切り者には鉄槌を!!」

真姫「それなら私はあなたに怒りの鉄槌をお見舞いするわ!」

凛「ひぃーん!助けてー!」

希「凛ちゃん待てー!」

真姫「希!止まりなさいよ!」


ことり「……」

絵里「……ほんと、何やってるんだか……」

穂乃果「仲が良くて結構結構♪」

海未「園田海未平、ここに参らん」

凛「ぎゃぁぁぁぁ!!出たにゃーーー!!!?」

希「うわぁぁぁ!と、とにかく武器を!なんでもいいからヤツを討ち滅ぼせるものを!」

真姫「うぇぇん!パパー!ママー!」


ことり「ちょっと、みんな落ち着いて!海未ちゃんも悪ふざけしないの!」

希「ダメやことりちゃん!そいつはウチらの知っとる海未ちゃんやない!何か悪いものに憑かれとるんや!」

海未「……ふふっ」

凛「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏……」


海未「なぁんて、ごめんなさい」

真姫「……え?」

凛「……あれ?海未ちゃん……?」

海未「そうですよ。私は園田道場の園田海未です」

希「いつも通りの、海未ちゃんやな」

海未「ええ。目が覚めたら保健室にいたので戻ってきました」

絵里「おかえり海未。もう大丈夫なの?」

海未「ええ、この通り」

ことり「にこちゃんと花陽ちゃんはどうだった?」

海未「それを私も聞こうと思ってたんですよ。炭酸で気を失った私はともかく、なぜ2人も一緒になって保健室にいたんです?」

凛「気を失った……?」

希「やっぱりこの世の中にはスピリチュアルなことがたくさんあるんやな……」

海未「……?」

ことり「……まぁ、いろいろあったんだよ」

海未「いろいろですか……。まぁいいです」

海未「ところで試合の方はどこまで進みました?」

絵里「何も進んでないわ。海未とにこの試合が終わってから」

海未「そうなんですか?にことことりの試合ができなかったのはわかりますけど、絵里と真姫で先に始めていればよかったのに」

絵里「真姫にも……いろいろあったのよ」

ことり「とりあえず真姫ちゃんも今起きた、って思ってもらえばいいかな」

海未「は、はい……」



絵里「それじゃあ、まだにこと花陽は戻ってこないけど左ブロックの準決勝やっちゃいましょうか」

真姫「いいわよ。……今さらだけど、このゲームって負けることは許されないのね……。もう軽い気持ちで臨めないわ」

絵里「ええ。私自身も正直、まさかメンバーが泡吹いて倒れるなんて事態になってビックリしてるもの……」



海未「それではこれより準決勝一回戦を始めます!」


先攻 >>182

00-49 絵里
50-99 真姫


お題
>>184

ほい

誰か眠くならない方法を教えてください。
なんでもしますから

絵里「先攻は真姫からでいいわよ」

真姫「そう?……あっ、まさかあなたまで海未みたいにすぐ負けちゃおうとしてるんじゃないわよね?」

絵里「まさか。私はそんな腰抜けじゃないわ」

真姫「そう。まぁ負けてくれるならそれで嬉しかったんだけど……、やるからには本気でやるわよ」

真姫(罰ゲームなんて絶対にイヤ……!)


穂乃果「元気だしなよ、腰抜け海未ちゃん」

海未「……」

ことり(惨敗海未ちゃん……、かわいい♪)


ことり「さて、海未ちゃんが可哀想なことになってるので、この試合は代わりにことりが審判しちゃうよ♪」

真姫(妹……妹……)

真姫(そういえばμ'sって何気に妹いる子多いわよね。穂乃果ににこちゃん、絵里にことり……はいるんだかいないんだかわからないけど。…………羨ましいわ)

真姫(何が羨ましいかって?……そうね、妹に限らないけど、もし私に兄弟がいたとして、もしその人たちが私の代わりにお父さんの病院を継いでくれたら今ごろ私は……なんて)

真姫(……)

真姫(……はぁ、ダメよね、そんなの。前に日誌にも書いたことあるけど、もし私が本当に好きなことを追いかけてたら……μ'sの……こんなステキな人たちには出会えなかったんだもん)

真姫(だからいつでも他人のことを想って優しく生きてるこの人たちには、『西木野家に生まれた一人娘で女医志望の西木野真姫』しか出会うことができなかった。そう考えると……、まぁ仕方ないか。お兄ちゃんが欲しいって願いは来世まで我慢してあげる)

真姫(…………でもなぁ、やっぱり雪穂ちゃんや亜里沙ちゃんみたいな可愛い妹欲しいかも……。……こんなんだから優柔不断とか言われるのよね、私……)


真姫「妹って……いいわよね」


真姫(……あれ!?私ったら何を口走って……!?)

絵里(……へぇ、真姫も妹の良さがわかるのね)

絵里(そう、妹こそこの世で一番可愛く、愛おしいもの。妹の前じゃ幼馴染もクラスメイトもただの雌豚と変わらない)

絵里(そんなあらゆる妹の中でも他とは違う明らかな輝きをその身に宿しているのは…………そう!私の家族であり、同じ血を分け合った妹!亜里沙!)

絵里(亜里沙こそこの世の真理!亜里沙こそこの世の秘宝!亜里沙さえいればこの世界から全ての争いが消え去る!)

絵里(亜里沙、亜里沙、亜里沙、……あぁ、私の亜里沙。どうしてあなたはそんなに可憐で愛くるしい容姿をしているの?)

絵里(まるで……私に食べてくださいって言ってるようなものじゃない。……ふふふ)


凛「絵里ちゃんがいつにもなく真剣な顔をしてる……!」

希「あんなエリち……ウチ初めて見た……!」

穂乃果「そりゃそうだよ。だって、この闘いは負けられないんだから……!」



絵里『>>193

ルクセンブルグは寒い

三連続タイムオーバーって……
まさかみんなコンマ狙ってるの?

絵里「ルクセンブルグは寒い」


ことり「……86秒」


真姫「え、絵里……?なんで……どうしてよ……」

絵里「……」

真姫「最初に言ったわよね!?この勝負が私たちの最初で最後の決闘だって!だからお互い全力でぶつかり合おうって!」

絵里「……」


ガシッ


真姫「なんとか言いなさいよ!!絵里ぃぃ!!こんな形で決着をつけるだなんて私、絶対に許さないわよ!!」

絵里「……」

絵里「……離して」

真姫「絵里!!」

絵里「……離しなさいよ。真姫っ!」


ギロッ


真姫「……っ!」

絵里「勘違いしないで。私は別にわざと負けたわけじゃない」

真姫「……はぁ?」

絵里「あなたになら、この先を託してもいいと思ったから」

絵里「妹の素晴らしさに気づいた……あなたになら」

真姫「……っ!!」

絵里「どのみちあのまま勝負を続けていても先の展開は読めていたわ。……間違いなく勝ったのは、……大切なことに気づけた真姫、あなた」

真姫「……」

絵里「さぁ、次の決勝は私よりも更に手強い敵が出てくるわよ。今回みたいにあっさりと勝てるとは思わない方がいいわ」

真姫「……っ」

絵里「それじゃあね」

真姫「……」

真姫「待って……」

絵里「……」

真姫「待ってよ……絵里」

絵里「それはムリよ……。残念だけど、もう時間がないみたい」

真姫「だめ……、だめよ!私はまだ何も知らない!確かにあなたを見て学んだことはたくさんあるけど……あなたの口から教わったことは何もない!」

絵里「……」

真姫「ねぇってばぁ!!私、今のままじゃ優勝できる自信なんてこれっぽっちもないの!!だから……私の師匠になって……!もっと、もっと、私を強くして!お願い!」

絵里「……」

真姫「絵里!」

絵里「……」

バッ

真姫「……!?」

真姫(ぶ、ぶたれる……!)

真姫(…………あれ?)

ナデナデ

真姫「……え?」

絵里「……大丈夫よ。あなたは今のままでも充分強い。きっと決勝戦でも決して相手に引けを取らないレベルまで成長してる」

真姫「……でも……!」

絵里「もしかして……怖いの?」

真姫「……!?そ、そんなわけな……」

絵里「それなら、」


絵里「胸を張って、堂々としなさい!!西木野真姫!!」

真姫「!」

絵里「あなたはいくら私にボロボロにされようが諦めずに這い上がってきた!!そして今、あなたは私を超えたの!!だから……これからは一人で強くならなくちゃいけないのよ!!」

真姫「ひ、一人なんて……ムリよ……!」

絵里「できるわ。あなたなら、絶対」

真姫「……絵里」

絵里「もしこの先、辛いことがあったら私を思い出して?私が浴びせた罵倒に比べたら、世間の波なんてどうってことないでしょ?」

真姫「………………ふふっ、そうね」

絵里「やっと笑った♪」

絵里「その様子ならもう大丈夫よね?」

真姫「……ええっ、大丈夫。もう、無様なところは見せないから」

絵里「それでいいわ。それでこそ……私が認めたライバルの姿」


絵里「…………それじゃあ真姫、今度こそ本当に……」

絵里「お別れね」


真姫「……そうね。でもずっと私のこと見守っていてくれるんでしょ?」

絵里「もちろんよ。さっきはああ言ったけど、やっぱり一人にしておくのは危なっかしいもの」

真姫「……あら、言われちゃった」

絵里「……ふふっ」

真姫「それじゃあ絵里、」

絵里「ええ」


真姫「さようなら」
絵里「さようなら」



凛「ねぇ、この寸劇って必ずやんなくちゃいけないものなの?」

希「いや、別にそんな決まりごとなかったと思うんやけどなぁ……」

穂乃果「それに、事前に打ち合わせしてたかのように2人の物語がマッチしてるよ……」

凛「あんなノリノリな真姫ちゃん始めて見たにゃ」

希「まぁどうでもいいけど、とにかく罰ゲーム引いてなエリち」

絵里「あっ、はい」



内容
>>202

100年以上漬けられた梅干の入手



『100年以上漬けられた梅干の入手』


絵里「梅干……」

凛(キタ!)

希(これでエリちもウチらと同じ目に……!)

海未「いえ、ちょっと待ってください」

凛「えっ?」

海未「よく見てください。最後に何やら不吉なワードが……」

希「えっと……?」


『入手』


希「……」

凛「……」


のぞりん「……入手?」

絵里「百年も漬けられたものなんてそうそうないわよね……。第一見つかったとしてもそんな貴重なもの譲ってもらえるわけ……」

希「ち、ちょっとまちぃ!」

絵里「どうしたの?」

凛「『どうしたの?』じゃないよ!絵里ちゃんだけおかしいよ!」

絵里「? どこがおかしいって言うのよ」

凛「おかしいよ!だって今まで凛たちはそれぞれ苦手なものを食べさせられてきたんだよ!?それが絵里ちゃんの番だけ『入手』するだけでいいなんて絶対ダメ!認めないー!」

絵里「でも仕方ないじゃない。紙にそう書いてるんだし」

凛「そ、それでも……!」

絵里「はぁ……。あのねぇ?」

絵里「これはこの学校の生徒で、私たちμ'sのファンである子達が考えてくれた罰ゲームなのよ?そのファンの子達が見たいと思ってる罰ゲームを勝手に改ざんしてもいいと思ってるの?ファンのみんなを裏切るの?」

希「うっ、そう言われると返す言葉が……」

絵里「納得してくれたかしら?」

凛「……くぅ」

希「確かに正論や……」

海未「1人だけ辛い目に逢うのを逃れられたのは悔しいですが、今回ばかりは仕方ないですね……」

絵里「わかってくれればいいのよ」


絵里「さて、それじゃあインターネットで早速検索してみましょう」

ヒラヒラ

穂乃果(あっ、罰ゲームの紙が……)

絵里「ショッピングで見つかるかしら……。いえ、もしかしたらオークションにも……」カタカタ

穂乃果「絵里ちゃーん。紙落ちたよー………

………って、あれ?」

ことり「ん?穂乃果ちゃんどうかしたの?」

穂乃果「シッ!ちょっとこっち来て」

ことり「えっ?う、うん」

穂乃果「ちょっとこの紙見てみてよ」

ことり「これって絵里ちゃんの罰ゲームが書かれた紙だよね?」

穂乃果「うん。見て欲しいのはね、この筆跡」

ことり「筆跡?」

穂乃果「そう。……この字さ、絵里ちゃんの字にそっくりじゃない……?」

ことり「えっ……?…………あっ、確かに」

穂乃果「あとさ、この紙触ってみて」

ことり「触るって、こうでいいの?…………あれ?」

穂乃果「気づいた?」

ことり「なんか……厚い?」

穂乃果「そうなの。しかもね、なぜか枠で囲むみたいに外側だけシワシワになってる」

ことり「……あ、もしかして……!」

穂乃果「もしかしなくても……!」

ビリビリ

穂乃果「あっ!やっぱりもう一枚紙が……!」

ことり「えっと、なになに……」


絵里「ちょっと2人とも。さっきから机の下で何してるの?」


穂乃果「……」

ことり「……」

絵里「……?」

穂乃果「みなさん。私たちから重要なお知らせがあります」

凛「重要なお知らせ?」

希「なんや?そんなビリビリの紙持って」

絵里「紙?……はっ!?私の罰ゲームの紙は!?」

穂乃果「非常に残念なことですが、今回の大会において不正を行った者がこの中にいるのです」

絵里「ない!ない!……もしかしてその紙が……!?」

穂乃果「ことりちゃん。後はお願い」

ことり「わかったよ」


ことり「ねえ、みんな見て」

凛「それは……あっ。絵里ちゃんの罰ゲームの紙!!でもなんで開けた封筒みたいになってるの?」

ことり「その理由を今教えるね」

凛「?」

ことり「今回の罰ゲーム、実は裏があったんだよ」

希「裏?」

ことり「そう。結論から言うとね、この『百年以上漬けられた梅干の入手』っていうのは、本当の罰ゲームなんかじゃなかったんだよ!!」

希「な、なんやってー!?」

凛「ど、どういうこと!?」

ことり「この罰ゲームの受刑者……そうだね、ここではKKEってことにしておこうか」

海未「まんまじゃないですか……」

ことり「そのKKEはね、今回の罰ゲームを工作したんだ」

凛「工作……?つまり変えちゃったってこと?」

ことり「そうだね。きっと、よっぽどその内容がKKEにとって都合が悪かったんじゃないかな」

ことり「おそらくKKEは今までのみんなの罰ゲームの有様を見て、もし万が一自分が負けてしまったときのために保険をしておいたんだよ」

ことり「そしてKKEは試合に負けてしまった。だから彼女はこの箱から罰ゲームの書かれた紙を引くことになった」

ことり「ねえ凛ちゃん。ちょっとこの紙触ってみて?」

凛「あ、うん」

ことり「どう?」

凛「どうって言われても……。ただ1枚の紙よりは厚いなぁってことくらいしか……」

ことり「そう。それだよ」


ことり「KKEは誰も見てないうちにこの紙を箱の中に入れ、そして自分で内容が安全であるこの紙を引いたんだ!手触りが違う、だからこの犯行は可能!」

凛「で、でもいつの間に絵……KKEちゃんは誰にもバレずにこの紙を箱の中に入れることができたの?」

希「そうや。みんな一斉に部室を出たのは最初の凛ちゃんの罰ゲームの前やで?それ以降は誰かかれかここにいたはずやけど……」

海未「仮に最初の時点で紛れ込んでいたとしても、きっと私たちなら触った感触が違うその紙を見つけられたはずです」

希「しかもその頃はまだ罰ゲームがあんなにカオスになるなんて思いもよらんかったし」

ことり「いや……、あったはずだよ。凛ちゃんの罰ゲームの前以外に、誰の目にからも逃れて犯行に及ぶことができた時間……」

凛「……?…………はっ!」

希「…………あ!もしかして……海未ちゃんのときの……!」

穂乃果「正解!」

ことり「確かあの時はさ、穂乃果ちゃんとことりで海未ちゃんを保健室に連れて行ったんだよ」

ことり「だからさ、あの場で唯一しっかりと意識を保っていた人って……KKEしかいなかったはずだよね」

凛「そ、それじゃあその時に!?」

ことり「うん。おそらく試合にわざと負けたのも、さっきも言ったとおり罰ゲームの保険か、もし勝ったとしてもこの工作された罰ゲームの紙を真姫ちゃんに引かれるのを避けるためだったんだよ」

穂乃果「どうかな、KKE……いや、絵里ちゃん!」

ことり「ことりたちの言ったことは真実だよね?」

絵里「……」

希「は、白状したらどうなんやエリち!」

凛「凛にさっきはあんなこと言ってたくせに!自分はそんな卑怯な手を使うなんて!」

絵里「……」

海未「絵里!」


絵里「……ふふ」

絵里「ふふふふふふふふふふふふふふふふははははははははははは!」

絵里「あははははははははははははははははははははははははは!」





絵里「ごめんなさい」土下座

絵里「だってエリチカ怖かったんだもん!凛も希も海未も嫌いなもの当たるし、穂乃果に至っては尋常じゃない量のアンコを食べさせられてたし……。だから私の番はもっと酷いのが来るんじゃないかってすごく不安だったんだから!」

希「エリち……」

絵里「希ぃ……」


ポンポン


絵里「……あ」

希「そんなに怖かったんか……。そうとも知らず、ごめんな?」

絵里「ううん……いいの」

希「ちゃんとウチが先導者として、一言声をかけておくべきやったんや。罰ゲームは楽しいもんや、って」

希「でも……今からでもまだ遅くないかな?」

絵里「……うん。やっぱりズルはダメよね……。ちゃんとした罰を受けなきゃ」

希「さすがはエリち。責任感バツグンやな」

絵里「もう、茶化さないでよ。…………じゃあ、引くわね」

希「うん。ちゃんと笑って帰ってくるんやで」

絵里「…………ふふ。もちろんよ!」

ことり「新しい罰ゲームは、この工作されたものの下になってた紙に書かれたやつでいいよね」


>>217

梅の太巻きを一本完食 飲み物は梅昆布茶

ことり「えっとね、梅の太巻きを一本完食だって」

絵里「い、一本……!?」

凛「あっ、でも絵里ちゃんは別に梅干し嫌いなわけじゃないんだもんねー。タネ捨てるのがめんどくさいだけで」

海未「そういえばそんなこと言ってましたね。これはスムーズに終わるのを期待できそうです」

絵里「……」



穂乃果「作ってきたよー」

希「おつかれー」

穂乃果「いやーこの太巻き作ろうと家に戻ったらさ、なんとお婆ちゃんが百年以上漬けてた梅干しを持ってたみたいで!」

穂乃果「お婆ちゃんもあんまり食べる機会ないからって譲ってくれたの♪」

絵里「そ、それじゃあその太巻きの中に入ってるのは……」

穂乃果「ほんと苦労したよー。あまりにもシワシワで柔らかかったから、少しでもキツく巻いたら潰れちゃうんじゃないかって心配で心配で」

絵里「そ、それならわざわざ作ってこなくてもよかったのよ……?」

穂乃果「それでもがんばって作ったんだもん!ちゃんと味わって食べてね!」

絵里「え、ええ……」

絵里「……」

絵里「じゃあ……食べるわね……」


絵里「……」


パクッ


絵里「…………」

絵里「……」

絵里「」


希「ちょっ、エリち?真っ青なひょっとこみたいになっとるけど……」

絵里「」

絵里「スッパァイ!!」

希「!!」

絵里「やだ!やだぁぁぁ!!エリチカこんな酸っぱいの食べれないよぉ!!うぇぇぇぇ!!気持ち悪いぃぃぃぃ!!口の中ぐぢょぐぢょして、あぁもぉぉ!!あっ!?今タネについてる繊維が私の舌をなぞって……!ひゃぁぁぁぁ!!?」

穂乃果「え、絵里ちゃん!?」

絵里「の、海苔がぁぁぁ!!硬口蓋にくっついたぁぁ!!とれないよぉ!!気持ち悪い!!やだぁぁ!!」

海未「絵里……。もしかいてあなた……」

凛「やっぱり人には好き嫌いがちゃんとあるんだね」

絵里「な、何か飲み物をちょうだい!な、な、なんでもいいから!はやくこの異物を流し込める飲み物を……!!」

ことり「あっ、それならこれを飲んでよ」

絵里「ありがとう!!」ゴクゴク


ことり「あっ、そうそう。実はこの罰ゲームには続きがあってね?」

絵里「ゴクゴ……ク……っ!?」

ことり「正式には『梅の太巻きを一本完食 飲み物は梅昆布茶』なんだよね」



ことり「あっ、倒れちゃった」

海未「またも意識不明者が出てしまうとは……」

穂乃果「絵里ちゃんもこんな状態だし……どうする?」

凛「どうするって?」

穂乃果「帰る?」

凛「えっ、でもそれって……」

海未「いいんですよ。別に気を使わなくても。主催者がいなくなったらこんなわけのわからないこと続けている必要はありませんから」

凛「それもそっか!それじゃあこれからみんなで遊びに行こう!」

ことり「いいね!ことりもちょうど新しいお洋服見に行きたかったんだ!」

穂乃果「穂乃果はゲーセン!ゲーセン行きたい!」

凛「じゃあまたダンスのやつで勝負するにゃ!」

穂乃果「よーし、今回は負けないからね!」


ワイワイガヤガヤ



真姫「ふぅ、黙ってトイレ行ってごめんなさい。なんか長くなりそうだったから…………ってみんな?」

シーン

真姫「カバンも何もなくなってる……」

絵里「」

真姫「あ、絵里」

絵里「」

真姫「もしー。絵里ー?ちょっとー。目さましなさいよー」ペチペチ


真姫「……ダメね。ピクリともしないわ」

真姫「それにしても……、まったくもう。みんなしてこの私を置いてどこに行っちゃったのよ」

真姫「ん?これは……」

真姫「律儀に日誌はちゃんと書いて行ったのね……。ていうかよくこんな短い時間で……」

真姫「えっと……、なになに?」

活動日誌A月A日 ほのか☆


今日はμ'sのみんなで言葉のドッチボールをしたよ! 絵里ちゃんが最初にやるって言い出した時は、きっと普段のハードな練習よりは楽だろうし、いい息抜きになるんじゃないかなぁって思ってたけど……これがまたすごい結果になったの!
なんとね!? トーナメント中に4人(私と真姫ちゃん含めたら6人になるのかな?)も意識不明になっちゃったんだ! 穂乃果はその時お腹いっぱいで寝てたからわからなかったんだけど、何やら海未ちゃんが炭酸で暴れまわったみたいで……。 ほんと海未ちゃんって炭酸苦手だよねー。 でもいつもなら噎せちゃうだけなのに、なんで今日に限って暴れたりしたんだろう? 凛ちゃんも希ちゃんも真姫ちゃんもその時のことは覚えてないらしいし……。 これを書き終わったらことりちゃんに聞いてみようかな。
とにかく今日は波乱の1日になっちゃったけど、たまにはこういうのも悪くないのかな?……あ、凛ちゃんと希ちゃんが真っ青な顔してる。 ダメだよー! まだ書いてる途中なんだから見ちゃイヤー! えっと、それで悪くないかな?ってのはもちろん、身体を休めると言った意味でだよ? 別に私も狂気の海未ちゃんを見てみたかったなぁとか思ってるわけじゃないよ?

さて、昨日はにこちゃんで今日は私だったから、明日は絵里ちゃんの日誌の番だからねー。


P.S.
真姫ちゃんと絵里ちゃん、置いてっちゃってごめんね! いつ(絵里ちゃんは意識が)戻ってくるのかわからなかったから、先に保健室で花陽ちゃんとにこちゃんを起こしてきます! もし保健室にいなかったらおそらく先に帰っちゃってるかも。走ったら追いつくかな?行き先は一応いつものゲーセンてことにしてあるから、ちゃんと来てねー!


以上!!

真姫「……少しは待つってことを知らないのかしら」

真姫「ほら絵里!いい加減起きなさーい!じゃないとここに独りで置いてっちゃうわよ!」

絵里「…………ん、んん……真姫……?」

真姫「そうよ」

絵里「…………あれ……みんなは……?」

真姫「先に帰ったわ」

絵里「……そう。まだ最後まで終わってなかったのに……」

真姫「どのみちにこちゃんが戻ってこなかったら先に進められなかったわよ。切り上げて正解」

真姫「あっ、そう言えば優勝したときの賞品ってなんだったの?一応聞いておきたいわ」

絵里「賞品?そうね、優勝者には>>227を贈呈しようと思ってたけど……。もうこれはいらないわね」

ほのブラ

絵里「優勝者にはこの穂乃果の使用済みブラをあげようと思ってたけど……」

真姫「……は?」

絵里「だから、これなら優勝賞品にふさわしいでしょ?世界に二つとないこのブラ……これを賭けて争う価値は十二分にあるわ」

真姫「い、いや……わけがわからないんだけど……」

絵里「海未とことりもこの賞品の存在を知ってたらもっとまともにやってくれたでしょうに……。もったいぶって惜しいことをしたわ」

真姫「だ、だから絵里……?」

絵里「あっ、もしかして真姫……これが欲しいの?それはダメよ。これを引き取るのに相応しい者が決まらなかった以上、また秘具庫にしまっておかなくちゃ」

真姫「……」

絵里「で、でも最後にちょっと匂いを…………ふゎぁ」

真姫「……」




真姫「オチがほのキチってどういうことよ!?イミワカンナイ!!」




おしまい

ありがとうございました。

これで終わりです。

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