のび太「殺してやる」(262)

ドラえもん「どうしたんだい」

のび太「またジャイアンにいじめられたんだ」

ドラえもん「ふむふむ。それで?」

のび太「ジャイアンは僕の親やドラえもんまで馬鹿にしてきた。許せない」

ドラえもん「君はどうしたいの?」

のび太「ジャイアンを殺す」

ドラえもん「!?」

ドラえもん「いや、それはいくらなんでもやりすぎじゃ」

のび太「許せないんだ。ジャイアンが。いっそ殺してやる」

ドラえもん「そういうことなら、手伝おうか」

のび太「いや、いい。僕が自力でやるよ。あ、ひみつ道具は貸してよ」

ドラえもん「ふむ。分かった」

ジャイアン「代わりはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね」





ジャイアン「勿体ないじゃないか」 ニアァ

ドラえもん(まさか殺すだなんて、ま、のび太の計画ならジャイアンにバレるのが落ちだね)

のび太(秘密道具をうまく活用すれば、ジャイアンを殺せる。さらに、今の時代の警察では、ひみつ道具のことを突き止められない)

のび太(これはいける)

のび太「あ、ドラえもん。協力して欲しいんだけどさ」

ドラえもんなんだい」

ドラえもん(まさか、たった一瞬でそこまで)

のび太「協力、してくれるよね?」

ドラえもん「ああ、勿論さ」

ドラえもん(こいつ、天才か……!?)

のび太「さて、と。今日は宿題をやるよ。計画実行は明日。いいね?」

ドラえもん「ああ」

 夜
のび太「ふふ」

ドラえもん「のび太くん。ばれない自信はあるの?」

のび太「ドラえもん、犯罪者はね、自分の犯罪に自信が持てなきゃ失格なんだよ」

ドラえもん「……」

のび太「もし仮にバレたとしても、ボクは未だ11歳。少年法の適法範囲内どころか、刑法にすらかからない」

ドラえもん「……」

のび太「フエルミラーで金を増やせばいいだけだよ。完璧だと思わない?」

ドラえもん「どこでそんな知識を」

のび太「さぁ、どこでだろうね」

ドラえもん(のび太くん……)

のび太「さぁ、早く寝よう」

ドラえもん「わかったよ」

翌日
ドラえもん「のび太くん……」

のび太「何だい?」

ドラえもん「あの計画、クラスメイトにはバレるんじゃないかな?」

のび太「だったら殺せばいいよ、ああ、出木杉は要注意人物だね、無駄に頭が回るくせにいらない正義感を持っている。嗅ぎ付けたら殺そう」

ドラえもん「のび太くん……」

のび太「心配しなくていいよ。悪いのはジャイアンだ」

 学校
のび太「お、おはよう」

ジャイアン「お、劣性遺伝子のび太くんじゃないか!」

スネオ「あー、ホントだ。劣性遺伝子だ」

しずか「ねぇ、そんな言い方って無いわよ!」

出木杉「そうだよ! 大体劣性遺伝子って使い方間違ってるよ!」

のび太「いいんだ、二人共」

出木杉「本当に、大丈夫なのかい、野比君?」

のび太「うん。へ、平気だよ」

ジャイアン「おら、出木杉もそんな屑にかまってねーで、こっちこいよ」

出木杉「う、うん」

スネオ「あんな、親までゴミな人間、構うべきじゃないよ」

ジャイアン「ドラえもんとも絶交しようぜ」

先生「えー、ではまず最初に算数を」

のび太「あれ、教科書が……」

出木杉「野比君、どうしたの?」

のび太「教科書がないんだ」

出木杉「野比君、教科書って、まさか、あれ?」

のび太「あ、あれは……」

出木杉「酷い……全ページにわたって落書きした上でゴミ箱にいれて埃をかぶせるなんて……」

出木杉「先生!」ガタッ

のび太「いいんだ、出木杉君」

先生「どうしたんだね」

のび太「教科書がなくなってしまいました。出来杉君のを借りていいですか?」

先生「いいだろう。あとで探しておきなさい」

クス クス
出木杉「野比君、ほんとにいいの?」

のび太「大丈夫だよ。えーと、何ページだったけ」

出木杉「……」

のび太「宿題宿題……、あ、忘れた」

先生「野比! 宿題はどうした!」

のび太「忘れました……」

先生「なにー!? 廊下に立っとれ!」

のび太「は、はい」トボトボ

出木杉「……」

 職員室
先生「野比! お前は毎度毎度……」

のび太「はい……」

先生「まぁいい。お前も今回は反省しているようだし。先生が教科書を探しておいてやる。そのかわり昨日のぶんの宿題に、多めにした宿題を提出しろ」

のび太「分かりました……」

先生「野比、お前も頑張れば出来るんだ。この前100点とったように、一回頑張ってみろ」

のび太「はい」

 自宅
のび太「ただいまー……」

ママ「のび太! 今日先生から電話がありました!」

のび太「ごめん。宿題が出ているんだ、ちょっといいかな」

ママ「仕方ないわね」

のび太「うん……」

ドラえもん「のび太くん!」

のび太「問題ないよ。さぁ、昨日の分の宿題をやろう」

ドラえもん「分かった。僕が教えるよ」

のび太「ありがとう。よろしく頼むよ」

ドラえもん「うん。さぁ、ノートと教科書を開いて。分数の割り算だね……」

 夕食
パパ「ほう。のび太、宿題をやっているのかね」

のび太「うん。今までボクは甘えっぱなしだった。だから、勉強することで恩返しをしたいんだ」

ママ「のび太……」

パパ「のび太。何か辛いことがあったらいつでもパパとママに相談するんだぞ」

のび太「うん。僕、勉強頑張るよ」

ドラえもん「のび太くん……」

 夜
のび太「深夜二時。計画実行だ」

ドラえもん「分かった。さ、どこでもドアだよ」

のび太「ドラえもん。後三十分は任せた」

ドラえもん「分かったよ」

のび太「行ってきます」

 ジャイアン宅
ジャイアン「ZZZ」

のび太「ジャイアン、死ね」ドスッ

ジャイアン「ぐ……の……び」

のび太「さて、次は……」トコトコ

ジャイママ「誰だいッ!?」

のび太「!?」

ジャイママ「あ、あんたは野比くん」

のび太「ああ、お母さん」

ジャイママ「なんでこんなところにいるんだい、それにその包丁h グフッ」ドサッ

のび太「すみません。事情があって、あなたも殺さないといけないんです。さて、ジャイ子ジャイ子……」

ジャイ子「ぎゃあっ」ドサッ

のび太「ジャイアンパパも殺してやった。一家皆殺しだ。さて、次は……」

のび太「シャッターを開けて、と」ガラガラ

のび太「そして家の金を盗む……」

のび太「む、予想以上にあるな。今度ドラえもんと一緒に買い物するか」

のび太「さて、家からでて御暇するとしよう」

のび太「おっと、その前にこのビッグライト……。んで、着替えよう」

のび太「よし、これでバッチリだな」スタタ

ドラえもん(そもそも、あの計画は、のび太くんが最初から僕を利用すること前提だった)

ドラえもん(まず最初に、一昨日のうちに、タイムマシンで今日の職員室へ向かう)

ドラえもん(そこで僕がいしころ帽子を使って先生が出す宿題を一旦持って帰る)

ドラえもん(それを家でフエルミラーで写す。二回写せば元通りになる)

ドラえもん(その後、一昨日のうちに写したプリントを解く)

ドラえもん(そして、一昨日出された宿題はやらない)

ドラえもん(翌日。つまり昨日)

ドラえもん(そしてそのまま登校する。そうするとのび太くんは一昨日の宿題をやってないのだから怒られる)

ドラえもん(そして、そのままやった宿題をもらう)

ドラえもん(実は一昨日、解いているうちに録音してある。昼に声を出しながらやれば目立たないが、夜に声を出しながらやると目立つ)

ドラえもん(つまり強固なアリバイになる)

ドラえもん(そして、深夜二時。つまり今日。計画を実行する)

ドラえもん(まず最初にジャイアン一家を殺した後、シャッターを開き、そして金品を盗み出す)

ドラえもん(更に自分を大きくし、帽子をかぶり服を着替えることでいかにも不審者を装う事ができる)

ドラえもん(そして、ある程度走ったらどこでもドアで帰宅だ)

のび太「ただいま」

ドラえもん「おかえり」

のび太「さて、小さくなる」ピコピコ

ドラえもん「計画成功だね」

のび太「録音は?」

ドラえもん「大丈夫。少し声を強めにしてある、今の会話は下の階には届かなさいさ」

のび太「分かった。さて、どうしようかな」

ドラえもん『終わりだよ』ピッ

ドラえもん「ナイスタイミングだ。寝よう」

のび太「そうしよう」

風呂入ってきます。もう少し続くので保守お願いします。

只今戻りました。再開します

 翌日
のび太「うーん。眠い」

ドラえもん「五時間ぐらいしか寝ていないからね」

のび太「とにかく学校に行くよ、大騒ぎになっているだろうけど」

ママ「のび太ーご飯よー!」

のび太「あ、はーい」

ママ「宿題は終わった?」

のび太「ドラえもんに教わりながらだけど、なんとか」

ママ「そう」ウルウル

ドラえもん「どうだったかい」

のび太「大成功だ」

ドラえもん「よかった。さて、勉強でもするのかい?」

のび太「ああ。例によって、頼む」

ドラえもん「いいとも。ええーと、今日は──」

誤爆。
 学校
出木杉「ああ、野比君」

のび太「どうしたの出来杉君」

出木杉「いや、どうやら、ジャイアンが殺されたらしい」

のび太「えっ……」

出木杉「正式な発表は未だだが、近所に住んでいるクラスメイトがそう言っていたよ」

のび太「そう……」

出木杉(いじめがなくなるとともに、旧友を失う悲しみ。どういう反応をすれば困っているのか)

先生「えー、剛田が殺された」

ざわざわ

先生「クラスとしては非常に残念なことだ」

先生「今日は、警察の人が君たちに事情聴取をする。終わったものからかえって良い」

先生「出席番号順に行う。はっきりと話すように」

 数時間後
のび太「ただいまー」

ママ「のび太、剛田君が」

のび太「うん。警察の人から事情聴取された。今日も宿題出されたし、宿題やるね」

ママ「ええ。でも、たまには息抜きもしなきゃダメよ」

のび太「うん。宿題の量が少ないから、終わったらドラえもんとゲームするよ」

ドラえもん「どうだったかい」

のび太「大成功だ」

ドラえもん「よかった。さて、勉強でもするのかい?」

のび太「ああ。例によって、頼む」

ドラえもん「いいとも。ええーと、今日は──」

数時間後
のび太「終わり。ゲームでもするか」

ドラえもん「そうだね」

のび太「ん? あれは出木杉にしずかちゃんにスネオ?」

ドラえもん「どうしたの?」

のび太「いや、なんでもない。ゲームをしよう」

 翌日
のび太「ニュースにもなってるのか」

ドラえもん「ああそうみたいだよ」

のび太「ま、そうだろうね。さて、行くか。今日は平常授業みたいだ」

ドラえもん「ああ、そうか」

のび太「出木杉に探りを入れてみる」

ドラえもん「あんまり危険なことはしないでくれよ」

のび太「わかってるよ」

誤爆。死にたい

出木杉「どうも不可解だ」

しずか「何が?」

出木杉「いや、あの犯人。なぜか店の品物には一切手を付けていない。金だけを盗んだんだ」

スネオ「金のほうがかさばらないからじゃないかな?」

出木杉「ならば自転車でも持ってくればいいだろう。そうしたら逃げられる可能性だってあるはずだ」

しずか「確かに」

確か「しずかに」

静か「たかしに」

出木杉「それになぜシャッターを開けて入ったのか……」

スネオ「待ってくれよ出木杉君。いつシャッタをあけて、なんて分かったんだい?」

出木杉「剛田君の家をちらりと見たが窓が破られていなかった」

しずか「それがどうしてシャッターを開けたことになるの?」

出木杉「いくら剛田君でも窓の鍵くらいは閉めるだろう。そして窓から侵入するには窓を破るしか無い」

スネオ「つまり、窓が破られていないということはシャッターをあけて、入った?」

出木杉「それがぼくにはわからない」

出木杉「シャッターという音がなりかねないものを開けてまで盗み取るほど金があるのかい。あの店は」

スネオ「繁盛してるけど、確かに、そのリスクを考えたら、腑に落ちないね」

出木杉「そういうことだ。ぼくはそこがわからない…… いや、まさかね」

しずか「どうしたの?」

出木杉「いや、なんでもない」

出木杉(まさかね、のび太君)

のび太「もし出木杉が気づいているとしたら」

ドラえもん「……」

のび太「マズイことになってくる。意味、分かるね?」

ドラえもん「ああ」

のび太「今日日これほどまで少年法があってよかったと思う日はないよ」

ドラえもん「いつ、やるんだい」

のび太「そう焦ることはない。気付いていないかもしれないんだからね」

のび太「一応計画は立ててある。危害を及ぼすと分かったネズミは、まるごと消しておいたほうがいいだろう」

ドラえもん「ああ、そうだね」

のび太「ぼくの勝ちか。相変わらず弱いね、此のゲーム」

ドラえもん「ほっとけ!」

 翌日
のび太「ニュースにもなってるのか」

ドラえもん「ああそうみたいだよ」

のび太「ま、そうだろうね。さて、行くか。今日は平常授業みたいだ」

ドラえもん「ああ、そうか」

のび太「出木杉に探りを入れてみる」

ドラえもん「あんまり危険なことはしないでくれよ」

のび太「わかってるよ」

出木杉「やぁおはよう」

のび太「おはよう」

出木杉(野比くん、いつもとは違わないようだな)

のび太(どうやら、おかしなところはなさそうだが9

のび太「ジャイアンを殺したのは誰なんだろう」

出木杉(野比君から話をふってきた!?)

出木杉「うーん、どうなんだろうね。情報によると結構大きい人らしいけど」

のび太「へー。まぁぼくには関係の話だ。ジャイアンの葬式はいつだっけ?」

出木杉「明後日だよ」

のび太「そうか。さて、と」

のび太(もうそこまで情報が出ているのか。流石に日本の警察は優秀だな)

出木杉(なぜだろうか。この野比君から余裕を感じる)

 給食中
のび太「ずるるる」

出木杉「……」

モブ「ジャイアンを殺したのって誰なんだろうな」

のび太「……」ピクッ

出木杉「さぁ、誰なんだろうね」

のび太「……」

出木杉(今の反応はなんだ。ジャイアンで反応しただけか)

のび太(積極的に話に混ざっていく。気付いていないのか。それとも牽制なのか)

出木杉(反応がそれ以降ない。自然な反応か)

出木杉「うーん。ただ、気になることはあるね」

のび太「へぇ、どんなこと?」

のび太(さてさてどのような着眼点があるのかな)

出木杉「まず最初にシャッターだ──」

 数分後
のび太「なるほど。すばらしい着眼点だね」

出木杉「ありがとう」

のび太(まさかそこまで気づかれているとはな。侮っていた)

出木杉(特に大きな反応はない。まるで的はずれなのか、動揺を隠しているのか)

のび太(どちらにせよ、殺す予定はあった。あの推論だと、ぼくに至るかもしれないな)

出木杉(ただ、もし動揺を隠しているのならば、演技力が相当なものだ9

のび太(ただ、木液情報とぼくの体格はあまりにも違う。あのトリックにはまだ気付いていないのか)

出木杉(だけど、目撃情報と彼の体格は違う。ビッグライトは自由に操作できるのか?)

のび太(もしあのトリックに気づいているとしたら非常に厄介なことになる。早急に手を打たねば)

出木杉(こちらからかまをかけてみるか)

出木杉「ビッグライト。あれは面白いね」

のび太「ああそうだね」

のび太(ビッグライトのことを聞いてみたのか。そして僕の反応を見る)

出木杉(反応はあまりない。もしかして、彼が犯人ではないのか?)

のび太(まぁ、どちらにせよ、殺す予定が少し早くなっただけか。早速計画を実行段階に移そう)

出木杉(まぁどちらにしろ、彼の演技力が相当であるという仮説を封じきれては居ない)

のび太(勝つのはこちらだ)

出木杉(勝つのは僕だ!)

少し休憩させて下さい。直ぐ戻ります

 夕方
のび太「計画を実行に移す」

ドラえもん「感づかれていたのかい」

のび太「米を食べ過ぎた雀は突き落とすべきだ」

ドラえもん「そう、だね」

ドラえもん(それは君にも言えることだぞ。のび太くん……)

ドラえもん「そ、そんな計画……」

のび太「しかし、最も的確だろう」

ドラえもん「怪しまれないかね」

のび太「例え疑問を抱いたとしても警察内部に秘密道具に辿り着く奴など居ないさ」

ドラえもん「ふむ……確かに、そうかもしれん」

のび太「出来杉の親が帰ってきたあたりを狙うか」

 夕食
ママ「どう、勉強は?」

のび太「小テストで50点をとったよ!」

パパ「おお! すごいじゃないか!」

のび太「うん! 先生からも褒められたんだ!」

ママ「のびちゃん、よくやってるわ」

パパ「ああ、このまま行けば、新しいゲームも、買ってやるぞ!」

のび太「ほんとに!?」

のび太「さて、と。ごちそうさま」

ママ「ああのびちゃ」

ドラえもん「」

のび太「ふむ。ウルトラストップウォッチの力恐るべし。いきなり止まるとは。さて、出木杉の家まで行くか」

のび太「これで、終わりだな」ガチャッ

のび太「ここが出木杉の家か」

のび太「さて、と」ガタッ

のび太「止まってる止まってる。驚時機でここの家だけ時間を流す」

出木杉父「やあ野比君。どうしたんだい」

のび太「いえ、出木杉君に用が」

出木杉「ああ英才か、少し待っててくれ」

出木杉「野比君が? 分かった」

出木杉(一体何の用だ……)

野比「やぁ出木杉君。早速だが止まってもらおう」

出木杉「」

出木杉父「な、英才! どうしたんだ!」

のび太「今、この地球上において、時が流れているのはこの部屋。正確に言うなら、僕とあなただけです」

出木杉父「どういうことだね」

のび太「命令、聞いてもらえますか?」ガチャッ

出木杉父「なんだねそれはッ」バァン

のび太「いえ、なんてことはない。あなたをコントロールするだけです」

のび太(筋肉コントローラー。選択した相手を自由に操作できる)

のび太「これを、直筆で書いてくれますか?」

出木杉父「これは、遺書かね……」

のび太「そうです。あなたはこれから死にます」

出木杉父「そんな! 警察を呼ぶぞ」

のび太「どうぞ。警察は今時間が止まっていますが」

出木杉父「クッ」

のび太「それに今のあなたは僕が念じるだけで自由に動くんですよ」

出木杉父「己……」書き書き

のび太「メモリーディスクで、あんたは消費者金融から何度も金を借りていたことになる」

出木杉父「畜生……」

のび太「ふふ。どうですか? 自分が後数分後にはこの世を去っているという恐怖感は」

出木杉父「出来たぞ」

のび太「どうも」

のび太「ではあなたも止まってもらおうか」

出木杉父「」

のび太「さて、首をくくって、この台に載せて、と……」

のび太「おっと、そういや出木杉の母親もだな……」

のび太「ふう。一苦労だ」

出木杉父・母「」

のび太「最後に、出木杉か……」

のび太「フッ。強敵だとは思わない。ただ、君がもう少し魯鈍であれば、面白かったとは思う」

のび太「君は。賢すぎてしまった」

のび太「さようなら出木杉一家。僕を恨むなよ」

のび太(僕が台を取りはずす。実質的に、首吊り状態となるが、まだ時間が動いてない。そう。驚時機のスイッチを入れれば別だが)

ポチッ
出木杉「がぁ……の……び……」

のび太「じゃあな」トコトコ

のび太(僕の勝ちだ……)

のび太(僕の、な)

太さん

の……び太……さん……

のび太さん!

 十五年後
のび太「む」

しずか「どうしたの」

のび太「いや、なんでもない。さて、出木杉に酒をやらなきゃな」トクトク

のび太「どうだ、美味いか」

しずか「……」

しずか「のび太さん」

のび太「なんだい」

しずか「話があるの。あのね、出木杉くんとたけしさんのことなんだけど──」

                                       完

支援保守ありがとうございました。機会があれば、また書きたいとおもいます。
また、タイムパトロールの件ですが、そもそものび太達が未来に与える影響が大きすぎるため、タイムパトロールはのび太がすることにとって容認という立場をとっています。
そのため、人を何人かの命より、未来そのものを優先するのではないかという解釈も成立するかと思います。
それでは、本当にここまで読んでくれて、ありがとうございました。また別のSSでお会い致しましょう!

実際アニメあるから早く終わらせただけなんですけど、需要があれば続き書きます

言い訳させてもらうと、セリフだけはやっぱきつい。かといって地の文だと叩かれるし

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