あかり「安価で記憶を取り戻したい」(450)

あかり「……ん」

あかり「んん……」

あかり「ここは……?」

ちなつ「あかりちゃん! あかりちゃん!!」ガバッ

あかり「え! あ……。ち、ちなつちゃん?」

ちなつ「目が覚めたんだね!? よかった……、ほんとうによかったよぉ……」ギュウ

ちなつ「ずっと心配したんだからぁ……」ポロポロ

あかり「く、苦しいよぉ、ちなつちゃん」ジタバタ

ちなつ「あ! ご、ごめんねあかりちゃん。……嬉しくてつい」グス

あかり「べ、別にいいんだけど……。ね、ちなつちゃん。あかり、どうかしちゃったの?
     なんか、この部屋。病室みたいだし……」

ちなつ「あ……、そっか。何がなんだかわからないよね?」グシ

ちなつ「あかりちゃんね……、三日前、車にはねられて今まで目を覚まさなかったの」

あかり「え……」

ちなつ「あ、はねられたって言っても、奇跡的に軽い打ち身だけだって話だから安心して?」

あかり「う、うん」

ちなつ「そうだ! みんなに知らせなきゃ! あ、お医者さんが先かな?」タタッ バタン

あかり「あらら……、行っちゃった」

あかり「うーん。車にはねられたなんて……、急に言われても実感わかないよぉ」キョロキョロ

あかり「あ、机の上に色紙が立てかけられてる……」

あかり「励ましの寄せ書き……。あかりのために、クラスのみんなが書いてくれたんだね。
     ふふ。みんな優しいなぁ。……あれ?」

あかり「真ん中に書いてあるこれ……。『二年二組 一同』?」

あかり「あかり、1-2だよぉ。書き間違えちゃったのかな」

あかり「……でもよく見たら、知らない名前の子が何人もいる?」

ガチャ
ちなつ「あかりちゃん、みんなに連絡してきたよ。お医者さんもすぐ来てくれるって」

あかり「ちなつちゃん……。ねえ、この色紙の『二年二組』って」

ちなつ「うん。みんなあかりちゃんを心配して、ちょっとでも何かしたいって書いてくれたんだよ」

あかり「そ、そうじゃなくて! あかりたちのクラス、『一年二組』だよね?」

ちなつ「え? 何言ってるのあかりちゃん? 私たちのクラスは『二年二組』でしょ?」

あかり「……うそ」

その後、病室に来たお医者さんにこのことを話してみたら、
事故のショックによる一時的な記憶喪失ではないか、とのことだった。

とりあえず、あかりの現状を知りたくて、ちなつちゃんに聞いてみたんだけど、
どうやらあかりは現在中学二年生で、クラスは2-2なんだって。
一年生の終盤と二年生の記憶がすっぽり無くなってるみたい。

ちなつちゃんはかなり動揺してたみたいだけど、あかりにはどうも実感が沸かなくて、
それほど重大なことだとは思えなかった。
一時的なものだって話だし、いつか思い出せたらいいかなぁ、なんて。

そして、検査を受けつつ、三日ほど安静にしてから、ようやくあかりは退院できた。

【結衣の部屋】
京子「あかり生還おめでとうパーティー! いえーい」パチパチパチ

結衣「退院おめでとう、あかり。事故の話を聞いたときにはどうなることかと思ったよ」

あかり「えへへ、心配かけてごめんねぇ」

ちなつ「でも記憶喪失なんて、大変だよね……」

あかり「ちょっとびっくりだけど、あかりはそれほど気にしてないよ?」アハハ

結衣「私たちが、あかりの忘れた期間の話をちょこちょこしていれば、きっと思い出すよ」

ちなつ「そうですね……。さすがは結衣先輩です! それじゃあ、さっそく何か話しましょ」

京子「んじゃ驚くようなこととかがいいのかな? 例えば色恋絡みとかさ。
    >>8の話とかどうよ?」

やっちまいました

安価は>>12

あかりの恋人

京子「あかりの恋人の話とかどうよ?」

あかり「え?」

あかり「ええぇぇぇぇぇぇぇ!?」

あかり「あ、あかり……恋人さん、いるの?」

あかり「あ! そっか、いつもの京子ちゃんドッキリか。
     あぶないあぶない、だまされるところだったよぉ」アハハ

京子「あー、ほんとに憶えてないんだなぁ。嘘でも冗談でもドッキリでもないぞ?」

あかり「……え」チラ

結衣「うん」

あかり「……」チラ

ちなつ「ほんとだよ?」

あかり「そ、そうなんだ……。あかり、恋人さんいるんだ……」ドキドキ

あかり「だ、誰なんだろう……。あかりの知ってる人かな?」

結衣「そうだよ」

あかり「そ、そうなんだ……。それで……、相手は誰なの?」ゴクリ

京子「それは……>>20!」

花子(Bカップ)

正直花子様で続ける自信ない

書くけど

京子「それは……花子ちゃんでーす!」

あかり「花子……ちゃん?」

あかり「……ちょっとすぐには思い出せないんだけど」ウーン

ちなつ「まあそうだよねえ。ほら、櫻子ちゃんに夏休みの思い出の写真見せてもらったの憶えてる?」

あかり「う、うん」

ちなつ「なら分かると思うよ。ほら、ちっちゃくて頭のよさそうな……、ね?」

あかり「ああ! 櫻子ちゃんの妹さんの!」ピコーン

京子「そうでーす! 大正解! 賞品はこのから揚げです、ほらお食べ?」

あかり「やったぁ! あかりから揚げだぁいすき!」

あかり「って、花子ちゃんって小学生の低学年だったよね!?」

ちなつ「うん」

あかり「うん、て! あかり、その花子ちゃんと恋人同士なのっ!?」

結衣「>>31

そんなの冗談に決まってるだろ。第一あかりに恋人がいるなんてこと自体聞いてないし

結衣「そんなの冗談に決まってるだろ。第一あかりに恋人がいるなんてこと自体聞いてないし」

あかり「え……、ほんと?」

京子「ちょ、ネタばらし早すぎだろ!? ……結衣にはガッカリだよ」

結衣「あかりは事故にあって混乱してるんだぞ? もうちょっと考えろよ」

あかり「も、もうっ! 京子ちゃんてば酷いよぉ」プンスカ

京子「でも花子ちゃんがあかりを気に入ってたのはほんとだぞ?」

ちなつ「うんうん。ごらく部でいっしょに遊んだこともあるよ」

あかり「へぇ……、そうなんだぁ」

京子「まあ、結衣の言うとおり、あかりに恋人なんて聞いてないけど」

京子「真実はあかりの記憶の中だからなぁ」ニヤニヤ

あかり「えっ?」

ちなつ「もうっ、京子先輩、そのくらいにしてくださいよ。あかりちゃん、訳分からなくなっちゃいますって!」

京子「そうだねー。でもけっこう記憶回路が刺激されてるんじゃない?」

あかり「う、うーん、そんな気もする、かな?」

京子「だろー? この調子で刺激刺激ー! 次の話は>>41

この間借りた1000円について

京子「じゃあ次の話はこの間借りた1000円について」

あかり「えっ、あかり、京子ちゃんに1000円貸してたの?」

京子「ちょっと財布忘れちゃってさぁ。ミラクるんの新刊ラスト一冊をどうしても買いたくて」

あかり「そっかぁ。……1000円も貸しちゃうなんてさすが中学二年生! 大人だねっ」

ちなつ「そ、そうだね……」

結衣「お前なら忘れたのをいいことに踏み倒すんじゃないかと思った」

ちなつ「ですよねー。……でも意外と律儀なんですね、ちょっと見直しました」

京子「うわっ、なんか信頼されてない! うわーん、あかりぃ、結衣とちなつちゃんがいじめるー」ウオーン

あかり「京子ちゃん……。よしよし。ちなつちゃんも見直したって言ってるし。ね?」ナデナデ

京子「あかり……、じゃあ返すの来月でいい?」クスン

あかり「うん、お金があるときでいいよぉ」ニコ

結衣「お前なぁ……」

ちなつ「見直したの取り消そうかな……」

あかり「あはは……。あ、携帯なってる。>>51からだ」

>>51>>55

京子

あかり、なんで部室にこないのー?

あかり「あはは……。あ、携帯なってる。京子ちゃんからだ」

京子『あかり、なんで部室にこないのー?』

あかり「って何やってるの京子ちゃん!」

京子「え?」

あかり「あれ!? 京子ちゃん、今あかりに携帯かけてるよね?」

京子「おいおい、私が今まさにサラダを皿に盛ってるの見てるだろうが」

ちなつ「どうしたのあかりちゃん?」

あかり「う、うん。今京子ちゃんから電話がかかってきてるんだけど、
     京子ちゃんは今そこにいるし、携帯も使ってないんだよぉ」

結衣(……またなんか仕込んだな。刺激を与えるってやつか? もうちょい見守るか)

ちなつ「貸してみて?」

京子『部活始まっちゃうぞー早く来いよー。あかり、なんで部室にこないのー?』

ちなつ「ほ、ほんとだ。京子先輩の声に間違いない……」

あかり「お、おばけかなぁ……」ブルブル

結衣(たぶん誰かに携帯貸して何かに録音した声を流してるだけってところか……。ネタばらしするか?)

あかり「……! な、なんか頭が……。なにか思い出せそうな……>>64

思い出した!お姉ちゃんの部屋をのぞいてみたら、床とかめちゃくちゃ散らかってたから
部屋片付けのやりかたの本を買いたいんだった!

あかり「思い出した! お姉ちゃんの部屋をのぞいてみたら、床とかめちゃくちゃ散らかってたから、
     部屋片付けのやりかたの本を買いたいんだった!」

京子「ちょ、え、見ちゃったの!?」

あかり「うん……、どうしても気になっちゃって。悪い子だなって思ったんだけど、
     お姉ちゃんがあかりを部屋に入れてくれないことが、なんだか寂しくて……」

京子「うん、まあ、それはいいんだけど。えーっと、ガッツリ覗いちゃったのかどうかがだな……」

京子(ていうかなんで私が焦ってるんだよ……。私は今ではアリだと思ってるけど、
    あかりにはヘビーすぎだからかなぁ)

あかり「うん……。散らかってることだけは思い出したんだけど、具体的には何も思い出せてないみたい」

京子「セーフ!」

あかり「?」

京子(あかりのねーちゃんには後で注意するよう連絡入れておくか……。
    ってそれだと私が覗いたこともばれちゃうじゃん! ……まあ、ほっといていっか)

京子「本買って片付けてあげるのか知らないけど、覗いたことがばれないようにするんだぞ?」

あかり「うん、そうだよね。……でも嘘つくの嫌だなぁ。今日帰ったらお姉ちゃんに謝ろうかな」

京子「え……。あ、あぁ、うん。好きにするといいよ……、あはは」

結ちな(なんなんだろう……)

結衣「よくわかんないけど、ひとつ思い出せたわけか。京子のドッキリも案外役に立つんだな」

あかり「ドッキリ?」

結衣「さっきの電話だよ。カクカクシカジカな方法を使ったんだろ?」

京子「バレてたか。でも今回はネタばらししなかったね?」

結衣「まあ、お前なりにあかりを心配してのことだってわかったからな」

京子「べ、別にそんなんじゃないよーだ。驚かせたかっただけ!」

結衣「はいはい、そういうことにしておいてやるよ」

ちなつ「たいしたことじゃないみたいだけど、それでもなにか思い出せてよかったね!」

あかり「うん! ありがとっ、京子ちゃん!」

京子「お、おう///」

結衣「さて、もういい時間だな。今日はお開きにするか」

あかり「そうだね。あー、明日から学校かぁ、緊張しちゃうよぉ」

ちなつ「あかりちゃんならすぐとけこめるよ。向日葵ちゃんも櫻子ちゃんも同じクラスだし」

あかり「うん!」

あかり(そうだ。帰ったらお姉ちゃんにお部屋覗いたこと謝ろうかな……。
     でも怒られちゃうよね……。うーん、決めた! >>80!)

正直に謝る

あかり(やっぱり正直に謝ろう!)

【赤座家】
あかり「ただいまー!」

あかね「おかえりなさいあかり。迷わず帰ってこられたみたいね。よかったわ」ホッ

あかり「うん。さすがに道とかは忘れてないみたいだから」

あかね「それもそうね。ふふ、お姉ちゃんちょっと心配性だったかも。あ、お風呂沸いてるわよ?」

あかり「ありがとう。……でもその前にお姉ちゃんにお話したいことがあるの」

あかね「あら、何かしら?」

あかり「あのね、今日、結衣ちゃんちでパーティー開いてもらって、
     いろいろお話してたら、ひとつ記憶が戻ったの」

あかね「まあ、それはすごいわ! それでどんなことを思い出したの?」

あかり「そ、それがね……、怒らないでね? ううん、怒られてもしかたないか」

あかね「ふふ。大丈夫よ、あかりを怒ったりなんかしないわ」ニコ

あかり「お姉ちゃん……。えっとね、あかり、実はお姉ちゃんのお部屋、
     覗いたことがあるみたいなの……。ごめんなさいっ!」

あかね「……え?」

あかね「>>94

(殴って記憶を奪うしか…)

あかね(こうなったら殴って記憶を奪うしか……)

あかね(軽い衝撃で済ませるから……、お姉ちゃんを許して!)

あかり(後頭部に手刀を軽く当てて気を失わせる……。コツは体得してるわ。
     これ以上の負荷はあかりにかけられない……。ダメなら諦めるしか)

あかね(ごめんなさいあかり!)シュッ

あかり「でもせっかく覗いたのに部屋の中が散らかってたことしか憶えてなかったんだよねぇ」アハハ

あかね「え?」トンッ

あかり「あ」ガクン

あかね「あかりっ」ダキッ

あかね「……散らかっていたこと以外、憶えてなかったって言ってた?」

あかね「……も、もしかして余計なことをしてしまったんじゃ」

あかね「だとしたら自業自得だわ……。気が動転していたとはいえ、
     退院して間もないあかりに手刀を叩き込むなんて……」

あかり「ん……。んんっ」

あかね「あかり!?」

あかり「>>102

あー(^q^)

あかり「あー(^q^)」

あかね「よだれをたらして呆けた顔に……」

あかね「打ち所が悪かった!? で、でも角度も力も間違ってないはず……」

あかね「やっぱり事故が影響してこんなことに……」

あかね「ごめんなさいあかり……!」ギュ

あかり「あははおねえちゃんらいすきー」ダバー

あかね「あかりぃ……」

あかね「どうしましょう、お医者様に見てもらったほうがいいのかしら」

あかね「それとも誰かに相談を……、吉川さんがいいかしら」

あかね「……混乱して考えがまとまらないわ!」

あかね「と、とりあえず何かをしないと……」

あかね「>>111

……そうだ!何回かチョップを繰り返せば性格も延々と変わるのでは……

あかね「……そうだ! 何回かチョップを繰り返せば性格も延々と変わるのでは……」

あかね「……」

あかね「やれるだけのことはやらないと!」

あかね「ごめんね、あかり……。とうっ」トンッ

あかり「んんっ……」

あかね「どう!? お願いっ!!」

あかり「お姉さま、わたくしはいったい何を……」

あかね「お姉さまは悪くないけれど……堅すぎる……」トンッ

あかり「おねえたまぁ、あたしぃ、いったいどぅしちゃったのぉ」キャルルン

あかね「ちゃらい……」トンッ

あかり「オッスオラ、あk」

あかり「……」トンッ

あかり「あ! お姉ちゃん、あかりいったい……」

あかね「ああ……、ちゃんとしたあかりみたいね! よかったわ……」ウルウル

あかり「う……、頭が! 何か……何か思い出しそう! >>122

分身能力(最大14人まで)が使えるようになったことを思い出す

あかり「う……、頭が! 何か……何か思い出しそう!」

あかね「え!」

あかり「そうだ! あかり分身能力が使えるんだった」

あかね「え?」

あかり「ほらっ、見て見て!」ササッ

あかね(……一生懸命反復横とびしてるわ)

あかね(それによって残像が見えて分身しているっていうことなのかしら……)

あかり「ね!あかりたくさんいるでしょ?」ハァハァ

あかね「そ、そうね、たくさん見える……かも」

あかり「見えないの? よーし、じゃあもっとがんばっちゃうよー」ササササッ

あかね「み、見えたから! ね?」

あかり「ほ、ほんと? よかったぁ」ゼェゼェ

あかね「ほらほら、あかり。汗だくよ? お風呂に入ってきなさい?」

あかり「そ、そうだね! あかりも汗流してさっぱりしたいよぉ」
タッタッタッ

あかね(……うぅ。なんか、なんかごめんなさいあかり)

【お風呂】
あかり「はぁ……、お風呂はいいよねぇ」チャポン

あかり「今日はパーティー開いてもらって、うれしかったなぁ」

あかり「でも京子ちゃんのドッキリにはほんとに驚かされたよぉ」

あかり「あかりに恋人さんがいるなんて……。嘘でほっとしたけど」

あかり「……でもちょっぴり残念だったりして。……えへへ」

あかり「そういえば、せっかく分身を思い出したのに、あんなに疲れるんじゃ実用性無いなぁ」

あかり「でも、今日一日で、お姉ちゃんのお部屋のことと、分身を思いだせたんだから」

あかり「きっと明日以降もどんどん思い出せそうだよねっ」

あかり「そのためには、みんなから忘れたときの出来事を聞かなくちゃ」

あかり「明日は櫻子ちゃんや向日葵ちゃんにも会えるだろうし、いろいろ聞けそう」

あかり「今のうちに学校のみんなに聞いてみたいことを考えておこうかな」

あかり「とりあえず>>142とか>>145かなぁ」

綾乃の記憶喪失について

櫻子と向日葵はもうヤったのか

あかり「とりあえず、杉浦先輩の記憶喪失とか櫻子ちゃんと向日葵ちゃんが結ばれたか、かなぁ」

あかり「杉浦先輩、たしかあかりが一年の頃、記憶喪失になってたはず……」

あかり「その後の記憶がないけど、けっこう時間が経ってるからもう直ってるはずだよね。
     もしかしたら、記憶をとりもどすコツとか教えてもらえるかもしれない!」

あかり「二つ目は、単にあかりの好奇心なんだけど、あの二人、けんかしながらも
     どんどん仲がいいところを見かけるようになったから、今どうなってるか知りたいよね」

あかり「恋人同士になってたりしてっ」キャー

あかり「よーしっ、明日が楽しみになってきたよぉ」ザバァ

【2-2教室 翌朝】
あかり(こ、ここがあかりの新しい教室かぁ。緊張するよぉ……)

あかり「おはよう!」ガラッ

櫻子「あ! あかりちゃん! あかりちゃんだー!」ダッ

向日葵「本当ですわ!」ガタッ

モブ子たち「わーわー」

あかり「み、みんなぁ」

櫻子「お帰りなさいあかりちゃん!」ギュー

向日葵「心配していたんですのよ。本当によかったですわ……」ウル

あかり「櫻子ちゃん、向日葵ちゃん、みんな……!」ウルッ

ちなつ「よかったね、あかりちゃん」ポン

あかり「あ……、ちなつちゃん。うんっ」

………
……

向日葵「とりあえず質問攻めは終わりましたわね」

あかり「つ、疲れたよぉ」グテー

櫻子「みんなほんとに心配してたからね、がまんがまん」アハハ

あかり「あはは、そうだよね」

ちなつ「あかりちゃん、あれから何か思い出した?」

あかり「カクカクシカジカで分身をね!」エヘン

ちなつ「……そ、そうなんだ」

櫻子「あかりちゃんすっげー! あとで教えてね!」

あかり「特別だよぉ? あ、そうだ! あかりも聞きたいことがあったんだ」

あかり「櫻子ちゃんと向日葵ちゃんて、今どんな関係なのかなぁ、なんて!」エヘヘ

向日葵「>>158」  櫻子「>>161

近所に住んでるお馬鹿さんですわ

団地住まいのおっぱい

向日葵「近所に住んでるお馬鹿さんですわ」
櫻子「団地住まいのおっぱい」

櫻子「は? 誰がバカだって!?」

向日葵「あなたこそあいも変わらずおっぱい扱い! しかも団地とか関係ないでしょう!?」

櫻子「おっぱいはおっぱいだろ! おっぱいばっかりぶくぶく肥えやがって!」

櫻子「ね! あかりちゃん!」

あかり「え、あかりに振られても……、ってほんとだ、一年の頃よりかなりおっきくなってる!」

向日葵「う……/// し、しかたありませんのよ、自分ではどうにもできませんし……」

あかり「櫻子ちゃんは……! あ……、うん」

櫻子「なんか言ってよ!」

櫻子「くっそー、あかりちゃんもちなつちゃんもちょっとずつおっきくなってるの知ってんだからね!」

ちなあか「え……///」

櫻子「この裏切り者ー!」

あかり(たしかにお風呂で実感したんだよねぇ、ちょっと大きくなってるって///)

あかり「でもこの調子だと、一年の頃と変わってないのかな?」

ちなつ「そうだねー、私の個人的な意見だと>>170

あの二人は経験済み

ちなつ「そうだねー、私の個人的な意見だと、あの二人は経験済み、かな?」

あかり「え! け、経験済みって……、もしかして、き、キスとかっ?」ドキドキ

ちなつ「まあ、あかりちゃんの想像力じゃそんなところだよねぇ」ニヤニヤ

ちなつ「ああ、でも、今記憶が中一レベルだからそこ止まりなのかもしれないか」

あかり「え、どういうこと? 中二の記憶があったら何を経験済みなのか分かるの?」

ちなつ「かもねー? まあ、今のあかりちゃんには『キスのもうちょっと先のこと』、
     みたいな捉え方でいいんじゃない?」

あかり「キスのもうちょっと先のこと? なんだろ?」

ちなつ「ふふっ。あんまり変わらないかと思ったけど、ちょっとしたところで
     やっぱり一年生なんだなぁ、って感じるときがあるね」

ちなつ「なんかかわいい」

あかり「え、それ子供ってことー? ……たしかに、さっきのキスの先って意味も
     よくわからないけどっ」プー

あかり「ね、教えてよぉ、ちなつちゃん。お願いっ!」

ちなつ「……仕方ないなぁ。びっくりしたり、引いたりしないでよ。あのね……ってこと!」ボソボソ

あかり「……そ、そういうことなのっ!? あ、あかりにはちょっと刺激が……///」ドキドキ

あかり「うっ……? あ、頭が……! また、何か思い出しそう……。>>175

結衣ちゃんと京子ちゃんが本格的に一緒に暮らすようになった

あかり(結衣ちゃんと京子ちゃんが本格的に一緒に暮らすようになった……?)

あかり「これって……」

ちなつ「あかりちゃん、どう? どんな内容だった?」

櫻子「え! あかりちゃん、何か思い出したの!?」

向日葵「大丈夫ですか赤座さん……?」

あかり(これ、ちなつちゃんは知ってるのかな?)

あかり(……たぶん、知ってるよね? 昨日、結衣ちゃんちから帰るときも、
     京子ちゃんが残ってたことに、ちなつちゃんは何も言ってなかったし……)

あかり(でも、知らなかったら?)

ちなつ「あかりちゃん? 大丈夫? 頭が痛むの?」

あかり「う、うん。大丈夫!」

あかり(もしちなつちゃんが何も知らなくて、あかりがこのことを伝えたら、きっとショックだよね)

あかり(でも、知らないままで隠されてるのも悲しい気もする……)

あかり(伝えたほうがいいのか、伝えないほうがいいのか……)

あかり(どっちがちなつちゃんのためなんだろ……)

あかり(……うん。決めた。>>182

結衣ちゃんと京子ちゃんが… もう手遅れに…

あかり「えっと……、思い出したことなんだけど」

ちなつ「うん。なんだったの? 教えて教えて?」

あかり「言ったほうがいいのか迷ったんだけど……、
     あかりなら、隠し事されたら悲しいって思うから、言うね?」

ちなつ「う、うん」

あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんが……、もう手遅れに……」

ちなつ「え、えーっと、よくわからないんだけど……」

あかり「ご、ごめん、なんか言いづらいから断片的になっちゃったね」

あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんが本格的に一緒に暮らし始めたことを思い出したの……」

あかり「たぶん、それはもう二人が恋人同士だってことを意味するんじゃないかって」

あかり「だから、ちなつちゃんの恋は、もう……」

ちなつ「>>187

……(気絶中)

ちなつ「」

あかり「ち、ちなつちゃん?」

ちなつ「」

あかり「ちなつちゃぁぁぁん」ユッサユッサ

向日葵「気絶してますわ……!」

櫻子「え、な、なんで?」

向日葵「赤座さんの話した内容を聞くに、おそらく、吉川さんの想い人である船見先輩が
     歳納先輩と同棲を始めた事実がショックで気を失った、というところでしょうか」

櫻子「そんなことで気を失うことってあるんだ……」

あかり「うぅ……、やっぱり隠しておいたほうがよかったのかなぁ……」グス

向日葵「赤座さんは隠し事をしたくなかったんでしょう? そして、隠し事をされるのは悲しいことだと思った」

あかり「うん……」

向日葵「吉川さんを思ってのことですもの、気に病むことではありませんわ」

あかり「向日葵ちゃん……」

櫻子「ほらっ、しゃべってないで保健室連れて行こうよ!」

向日葵「そうですわね……。ふふ、こういうときは頼もしいんですから」

【保健室】
あかり(あかりだけ、付き添いさせてもらったけど、大丈夫かな、ちなつちゃん……)

あかり「ちなつちゃん……、ごめんね」ナデ

ちなつ「……ん」

ちなつ「……あかりちゃん」

あかり「よかった、目が覚めて」ホッ

ちなつ「……なんか嫌な夢見てた」

あかり「……」

ちなつ「……ああ、そっか。夢じゃなかったんだ」

ちなつ「なんかね……、そんな気はしてたんだ」

ちなつ「結衣先輩の部屋に京子先輩の私物が増えてる気がしたし」

ちなつ「二人の会話からしょっちゅう結衣先輩の家にいるのも感じられたし……」

ちなつ「でも確認するのが怖くて、そんなことあるわけないって、自分を誤魔化してたんだ」

ちなつ「……ありがと、あかりちゃん。弱虫の私に未練を断ち切るきっかけをくれて」

ちなつ「そして、言いづらいこと言わせちゃってごめんね?」

あかり「ちなつちゃん……。>>196

諦めちゃダメだよ

あかり「ちなつちゃん……。諦めちゃダメだよ!」

ちなつ「え? で、でも、もう……」

あかり「二年生のあかりは、このことを隠したほうがいいと思ったのかもしれない」

あかり「でも今のあかりは一年生のままで、子供だからなのかな?
     このまま諦めることがいいなんて、思えないんだよ……!」

あかり「だって、いっしょに暮らすようになったからって、それが絶対に恋人同士だって
     証拠にはならないよ!」

あかり「それに……、ちなつちゃんはまだ、結衣ちゃんに気持ちを伝えてないんでしょ?」

ちなつ「うん……」

あかり「だったら伝えようよ! なにもしないで諦めるなんて……悲しいよ」

ちなつ「……さっき、たぶん恋人同士だ、みたいなこと自分で言ってたくせに」

ちなつ「告白して、『やっぱり恋人同士でした』、じゃ傷つくのは私なんだよ?」

ちなつ「それでも……、あかりちゃんは告白したほうがいいと思うの?」

あかり「……うん。勝手に決めつけて諦めるなんて、後悔するんじゃないかって、思うの」
     
あかり「きっと勝手なこと言ってるんだろうね。でも、ちなつちゃんの前では正直でいたいから……」

ちなつ「>>202

……でもいきなりは恥ずかしいからあかりちゃんで告白の練習させて

ちなつ「……でもいきなりは恥ずかしいから、あかりちゃんで告白の練習させて」

あかり「練習……? うん、そのくらいお安い御用だよぉ」

ちなつ「ほんと? ふふ、ありがと、あかりちゃん」ニコ

ちなつ「さて、どんな風に告白したらいいかなぁ?」

あかり「あかりは恋愛経験ゼロだからなんとも言えないかなぁ」

ちなつ「自分が告白されるならどんな風にされたいとか、ない?」

あかり「んー? そうだねぇ、気の利いた素敵な言葉もきっといいんだろうけど、
     あかりはストレートに気持ちを伝えてくれたほうが嬉しいかな?」

ちなつ「ストレートにか、うん。私もあれやこれや考えるより、
     好きだって気持ちを思いっきりぶつけるほうが、性に合ってるかも」

ちなつ「それじゃいくよ?」

あかり「え……、あ。は、はいっ!」

ちなつ「な、なんか、照れるね!/// ……コホン」

ちなつ「結衣先輩……、好きです。
     ずっと……、ずーっと前から大好きでした!」

ちなつ「私とお付き合いしてくださいっ! お願いします!」

あかり(ちなつちゃん……、すごく気持ちが伝わってくるよ。……あ、れ?)チクッ

あかり(今何か、胸の奥で……。また、何か思い出すの……?)

あかり「……」

あかり(思い出しそうにないや……。なんだったんだろ、今の)

あかり(告白に関する何か記憶があるのかな……?)

ちなつ「ど、どうだった?///」

あかり「うんっ、すっごく気持ちが伝わってきたよぉ!」

ちなつ「ほんとっ? ちょっと自信ついてきたかも」

ちなつ「じゃあ、決行は今日の放課後にしようかな!」

あかり「今日かぁ、ずいぶんと早いね」

ちなつ「善は急げって言うし、それに、後になればなるほど、
     あの二人の仲も深まっちゃうかもしれないでしょ?」

あかり「あはは、そうだね!」

ちなつ「でしょ? それじゃ教室にもどろっ」

あかり(やっぱり、こういうちなつちゃんはキラキラしててほんと素敵だよねぇ)

………
……

【2-2教室 昼休み】
向日葵「午前中の授業、お疲れ様でした、赤座さん。
     どうでした? 二年生の授業は」

あかり「すらすらできてびっくりしたよぉ。やっぱり記憶と知識は別物なのかな?」

櫻子「はやく記憶全部戻ったらいいのにねー?」

あかり「うん。……あ! そうだ、そのためにも杉浦先輩に会わなきゃいけないんだった!」

あかり「ちょっと行ってくるねー」

【3-5教室】
モブ子「杉浦さーん、お客さんよ?」

綾乃「はーい! 誰かしら……。赤座さん!」

あかり「こんにちは、杉浦先輩」ペコリ

綾乃「聞いていたとおり、本当に元気そうでよかったわ」ホッ

あかり「はい、ご心配をおかけしました。
     今日は挨拶だけじゃなくて聞きたいことがありまして」

綾乃「聞きたいこと?」

あかり「たしか杉浦先輩、二年の三学期あたりに記憶喪失になりましたよね?
     そのとき、どうやって記憶を取り戻したのかなぁって」

綾乃「ああ、参考にしたいのね? わかったわ。私の場合は、>>209

オナニーしたのよ

綾乃「私の場合は、ちょっと恥ずかしいんだけど……」

あかり「恥ずかしいんですか?」

綾乃「ええ……。でも同じ境遇の赤座さんのために言うわね?」

あかり「は、はい……!」ゴクリ

綾乃「ひとりエッチしたの///」ボソッ

あかり「ひとり……えっち?」

綾乃「しーっ! 発音しなくていいからっ!」ボソボソ

あかり「はい……」

綾乃「ここじゃ話し辛いわね。場所を変えましょ?」

【生徒会質】
綾乃「ここなら大丈夫でしょう」

あかり「そ、それで、ひとりえっちってなんですか?
     響きからするとえっちなことみたいですけど」

綾乃「まあ、一言で言えば、ひとりでするエッチなことね」

あかり「……ま、まんまですね」

綾乃「まんまよ」

あかり「それで、やり方はどうやるんです?」

綾乃「そ、それはちょっと……///」

あかり「え、教えてもらえないんですか?」

綾乃「ほら、エッチなことなわけでしょう? さすがに恥ずかしくて無理よ……」

あかり「そう、ですよね……」シュン

綾乃「で、でも調べたらきっとなんとかなる類のものだから! ……元気出して?」

あかり「はい」

綾乃「他に聞きたいことはある?」

あかり「あ、そうだ。 ひとりえっちで記憶が戻ったのは偶然だったんですか?
     それとも何か記憶に関係した何かが絡んでいたり……」

綾乃「そうね……。当時は記憶が戻った喜びで深くは考えて無かったけれど、
    ちょっと思い出してみるわね?」

あかり「お願いします!」

綾乃「あの時は、記憶が戻らないせいでストレスがたまっていて、
    ついあんな行為をしてしまったんだけど……」

綾乃「……」

綾乃「あ! そうよ、漠然とそれをしていた時は記憶が戻る予兆なんてなかったわ」

綾乃「記憶を失ってからも、聞く度なぜか気になっていた言葉、
    それを行為中につぶやいたんだった」

綾乃(歳納京子……って)

綾乃「それからよ。その言葉を行為中につぶやくたび、頭の奥底に沈んだ記憶の塊を、
    引き寄せてる感覚を得るようになったのは」

あかり「……そして、本当に記憶を取り戻した」

綾乃「そうよ」

綾乃「赤座さん、もしかしたら赤座さんにはひとりエッチ必要ないのかもしれないわ」

あかり「え?」

綾乃「私の場合、ひとつの言葉とひとりエッチが、記憶を失う前の私にとって
    強い印象となっていたから、記憶を引き寄せる鍵になった」

綾乃(そう……、あの自分で自分を慰める虚しい行為。
    伝えられない気持ち、引っ込み思案な自分、うまく接することのできない不満、
    こうなってほしいという願望、そうはならない現実への悲観、その他諸々……)、

綾乃(あの行為には私のいろいろな記憶につながる感情が凝縮されていた)

綾乃(だから、記憶を呼び戻す鍵になった……。歳納京子の名前とともに)

綾乃「赤座さん。今のあなたがひとりエッチを知らないということは、
   記憶を失う前のあなたもおそらく知らないんだと思う」

あかり「はい、たぶん知らないと思います……」

綾乃「だからこの行為は、あなたの失われた記憶へとつながっていない」

綾乃「そう私は推測するわ」

あかり「じゃあ、私がひとりえっちをしても、記憶を取り戻す鍵にはならないんですね……」

綾乃「絶対、とは言わないけれどね」

あかり「あかりのためにいろいろ話していただいて、ありがとうございました」

あかり「また、ちょっとずつがんばってみます」ニコ

綾乃「待って、まだ可能性はあるわ」

あかり「え?」

綾乃「鍵となったのは、行為だけじゃなくて、ひとつの言葉もあったでしょ?」

綾乃「赤座さんにも、失くした記憶につながる言葉があるかもしれないわ」

綾乃「ううん。私の場合がそうだっただけで、本当はいろいろな形の鍵がきっとあるのよ」

あかり「鍵……」

綾乃「すぐにはわからないかもしれない。でも、毎日を過ごしていて、
    何か引っかかるものがあったら、注意して自分の心を観察するの」

綾乃「もしかしたら、何かが見つかるかもしれないわ」

【廊下】
綾乃「何かあったら言ってね? いつでも相談にのるから。それじゃね」スタスタ

あかり「はい、ありがとうございます!」

あかり「すごいなぁ、杉浦先輩。さすが生徒会副会長だよね」

あかり「記憶につながってる鍵か……」

あかり「わかんないや……。のんびりいこう」

【2-2教室】
あかり「ただいまー」

櫻子「ねーねー、なんかヒント聞けた?」

あかり「うん。ひとりえ……じゃなくて、まあ、いろいろ」アハハ

ちなひま「ひとりえ……?」

あかり「き、聞き間違いじゃないかなっ」

あかり(そこ追求されたら、あかりはともかく、杉浦先輩に迷惑が……誤魔化さないと!)

あかり「え、えーっと、櫻子ちゃんと向日葵ちゃんてキスより先のこと経験済みなんだって?」

ひまさく「!?」

向日葵「>>219」   櫻子「>>221

毎日ズッコンバッコン

あかりちゃんとね

向日葵「……ま、毎日、その……してますわ///」ボソ
櫻子「あかりちゃんとね」

櫻子「な、何言ってんだよ!」

向日葵「あ、あなたこそ!」

ちなつ「あかりちゃん……そうなの?」

あかり「ち、違うよぉ! ……たぶん」

櫻子「私が冗談言って済まそうと思ったのに、
    お前が正直に言っちゃってどうするんだよ!」

向日葵「え! そ、そうなんですの……? あ、あの、すみません……」

向日葵「吉川さんに誠実な赤座さんを見て、嘘はよくないと思って……」

ちなつ「……だって。私の予想通りだね」

あかり「そ、そうだったんだぁ……。大人なんだねぇ二人とも」

櫻子「う……///」

向日葵「隠していてもうしわけありません。
     そういうわけで、私たち、お付き合いしているんですの///」

ちなつ「謝ることなんてないよ。お似合いだよ。ね?」

あかり「うん、もっとイチャイチャしてもいいんだよ?」

櫻子「イチャイチャなんてしないよっ」

あかり「でも毎日、えっちなこt」

櫻子「わーわーわー!///」

あかり(そっかぁ、本当に櫻子ちゃんと向日葵ちゃん、恋人同士だったんだ)

あかり(やっぱり一年生の頃より、いろいろ変わってるんだなぁ)

あかり(あかりは……なにか変わったのかなぁ)

あかり(恋人か。いたら毎日が素敵になるのかな。キスの先、なんかも出来ちゃうなんて……)

あかり「キスより先のあれって、どんな感じなんだろうね?」

ちなつ「……」キョトン

あかり「な、なに?」

ちなつ「いや、あかりちゃんもそういうことに興味あるんだ、って思って」

あかり「え? べ、別に興味があるとかじゃないよぉ」アセアセ

ちなつ「私としてみる? もちろん練習で、だけど」

あかり「え!?」ドキン

ちなつ「なーんてね! 顔赤いよあかりちゃん」ニヤニヤ

それなら安価じゃなくて、ちなあかにしなくて大丈夫か?

あかり「も、もう! ちなつちゃんてば!///」

あかり(……さっき、胸が高鳴ったような)

あかり(ちなつちゃんの言うとおり、あかりもああいうことに興味あるのかな)

あかり(それとも……)

ちなつ「ほらほら、ぼーっとしてないで! これからお楽しみタイムじゃない」

あかり「え? お楽しみ?」

ちなつ「二人にラブラブな毎日のあれこれを聞きまくっちゃうの!」

あかり「ああ! それは楽しそうだねぇ」ニコ

櫻子「か、勘弁して! お願い!」

向日葵「櫻子、諦めも肝心ですわよ?」

櫻子「なんでお前微妙に乗り気なんだよっ!」

ちなつ(のろけたいの我慢してたんだろうなぁ……)

あかり「そうだ、二人はどんな風に告白したの?」

あかり(ちなつちゃんの告白の参考になったらいいな)

向日葵「そうですわね……、>>333

>>228
ほんとは時間帯的に人も少ないし眠いしで安価無しで
一気に終わらせようと思ったんだけどまとまらなくてつい安価を

出来るなら構わないが迷走するなよ
安価下

押し倒されてそのままキスされた

この安価は>>233を間違えたのか
それとも>>333まで寝るということのどっちなのだろう

>>232
がんばる

向日葵「そうですわね……、押し倒されてそのままキスされましたわ///」

櫻子「お、お前言うなよっ!」

ちなつ「へぇー、やるじゃん櫻子ちゃん」ニヤニヤ

あかり(ぜんっぜん、告白の役に立たないよぉ)

向日葵「はじめは驚きましたし、あんまりにも乱暴なやりかただったので
     ひっぱたいてやろうかと思いましたけど……」

あかり「けど?」

向日葵「なんというか……、ただの衝動ではなく、私を想ってくれている、
     そんな気持ちが伝わってきた気がして……、そのまま受け入れてしまいましたわ」

ちなつ「受け入れたとか……、なんかエッチなんですけど!」キャー

あかり「櫻子ちゃん、情熱的なんだねぇ。ねぇ、そのときどんな風だったの?」

櫻子「うぅ……/// あかりちゃんのイジワル」

櫻子「……ある日さ。急に向日葵のこと好きだって気づいちゃって」

櫻子「でもいつもケンカばっかしちゃうから、その気持ちだけどんどんたまっていっちゃって」

櫻子「なんで気づいてくれないんだよ! って思ったら、気がついたらキスしてた」

櫻子「おしまい!」

>>235
ごめん、寝ぼけてるね、>>233のつもりだった

ちょっと寝とけ

ちなつ「まあ、なんていうか、櫻子ちゃんらしくていいんじゃない?」

あかり「うん。いきなり押し倒してキスなんてどうかと思ったけど、
     櫻子ちゃんの気持ちが爆発しちゃったって感じが伝わってきたよ」

ちなつ「……やっぱり気持ちが伝わるかどうか、なんだね」

ちなつ「私の場合、告白する以前に問題があるんだけどね!」

櫻子「え! なに? ちなつちゃん告白するの!?」

向日葵「船見先輩に、ですの?」

ちなつ「うん……。あかりちゃんに説教されちゃったからね」

ちなつ「ダメもとでもやるだけやれよ情けない! って」

あかり「えっ、そんな言い方してないよぉ!」

向日葵「吉川さんがそう決意したなら、私から言うことはありませんわ」

ちなつ「……やっぱり勝ち目薄いと思う?」

向日葵「正直言いまして、難しいのではないかと……」

櫻子「お前なぁ……、こういうときは、大丈夫とか楽勝ですわー、とか言ってあげろよ!」

ちなつ「ありがと櫻子ちゃん。でも正直に言ってくれたほうが嬉しいんだ」ニコ

あかり「ちなつちゃん……」

>>239
寝たいけどあと1、2時間したら出かける羽目になるかもしれないから

【2-2教室 放課後】
ちなつ「よし、メール送信完了!」ピッ

あかり「ど、ドキドキしちゃうねぇ」

櫻子「私はうまくいくと思うよ! だってちなつちゃんすっごくかわいいもん」

ちなつ「ふふっ、櫻子ちゃん優しいね」

櫻子「そんなんじゃないって!/// 思ったこと言っただけだもん」

向日葵「吉川さん、私も応援させていただきますわ」

ちなつ「うん、嬉しい。ありがとね、向日葵ちゃん」

ちなつ「場所は裏庭にしたんだ。あかりちゃん、近くまでついてきてくれる?」

あかり「もちろんだよっ!」

さくひま「がんばって」

【裏庭への道】
ちなつ「保健室で意地悪なこと言ってごめんね?」

あかり「ん? なにか言われたっけ?」

ちなつ「告白失敗したら傷つくのは私とかさ、言ったでしょ?」

あかり「ああ、うん。でもそれはあかりが好き勝手なことばかり言ったからだし、
     ちなつちゃんがそう言うのは当たり前だよ」

ちなつ「そうだね。あの瞬間は勝手なこと言ってとか、
     自分のことじゃないからそんなことが言えるんだとか」

ちなつ「けっこうムカっと来てたんだよね」

あかり「ご、ごめん……」

ちなつ「あくまであの瞬間は、だよ。……いまはね、感謝してる」

あかり「え?」

ちなつ「このところずっと心のどこかがもやもやしててさ、
     ほら、結衣先輩と京子先輩の変化を感じてたってやつ」

ちなつ「このもやもやって、いつまで続くんだろうって憂鬱だったんだけど、
     あかりちゃんにすすめられて、告白を決意したらあっさりとなくなっちゃった」

ちなつ「あの時、諦めることにしたら、もやもやはずーっと残ったんじゃないかって、思うんだ」

ちなつ「だからね、ありがとう」

ちなつ「変に気を使わないで、思ったままをぶつけてきてくれて、本当にありがとう」

ちなつ「私、あかりちゃんが友達でいてくれて……、本当によかった」

あかり「ちなつちゃん……。そう言ってもらえて嬉しいよ」

あかり「あかりもちなつちゃんとお友達でいられて、……よかった」

あかり(あれ……、なんか、胸が……くる、しい?)

ちなつ「あかりちゃん、それじゃここで……」

あかり「あ、うん、がんばってね! あかり、全力で応援するから!」

ちなつ「うんっ、行ってきます!」

あかり「行ってらっしゃい!」

あかり「……」

あかり(なんだろう……、胸の奥が重苦しい。さっきから急に……、なんで?)

あかり(今日、どこかで同じようなこと感じたような……)

あかり「ううん、そんなことどうでもいいっ!」

あかり「今はちなつちゃんがうまくいくようお祈りしなくちゃ!」

あかり(告白が成功しますように!)ギュッ

あかり(ちなつちゃん……!)

【裏庭】
ちなつ「結衣先輩……」

結衣「ちなつちゃん、どうしたの? こんなところに呼び出して」

ちなつ(分かってるくせに……。って言いたいけど、結衣先輩、意外とニブいんだよねぇ)

ちなつ(あかりちゃんとの練習を思い出すのよチーナ!)

ちなつ「……」スゥー

ちなつ「結衣先輩……、好きです。
     ずっと……、ずーっと前から大好きでした!」

ちなつ「私とお付き合いしてくださいっ! お願いします!」

結衣「ちなつ……ちゃん」

結衣(震えてる。……勇気、出してくれたんだね)

結衣(あいまいな返事は出来ないな……)

結衣(私もその勇気に応えて、正直な気持ちを伝えなくちゃ)

結衣「ちなつちゃん」

結衣「>>251

ちなつちゃんが好きなのは本当に私?

結衣「ちなつちゃんが好きなのは本当に私?」

ちなつ「え……?」

ちなつ「ど、どうして? どうしてそんなこと聞くんですか!?」

ちなつ「私……、私本気で結衣先輩のこと……」

ちなつ「あ……」

~~~~~~~~
 向日葵『ただの衝動ではなく、私を想ってくれている、 そんな気持ちが伝わってきた気がして……』

 あかり『櫻子ちゃんの気持ちが爆発しちゃったって感じが伝わってきたよ』

 ちなつ『……やっぱり気持ちが伝わるかどうか、なんだね』
~~~~~~~~

ちなつ(あはは……、そっか。私の気持ち、伝わらなかったんだ)

ちなつ(自分で思ってるほど、強くなかったんだ……)

ちなつ(あんなこと聞かれちゃうなんて……)

ちなつ(私が思ってた好きって、感じてた好きって……なんだったんだろう)

ちなつ(もう、わかんないや……)

ちなつ(私は……、私の本心は……、>>256

結衣先輩に決まってるじゃないですか!

ちなつ(私は……、私の本心は……)

ちなつ(うん、そうだよね……。伝わらなかろうと、なんだろうと、変わらないよね)

ちなつ「私が好きなのは、結衣先輩に決まってるじゃないですか!」

ちなつ「私の想いが。心が伝わらなくてもかまいませんっ!」

ちなつ「それなら言葉で伝えるまでです!」

ちなつ「私は結衣先輩が好きです!」

ちなつ「はじめて会ったときから好きです!」

ちなつ「たとえ結衣先輩が……他の……」

ちなつ「他の誰かを好きだったとしても……」

ちなつ「私は結衣先輩が大好きです!」

【裏庭への道】
あかり「ちなつちゃん……、うまくいってる、かなぁ」

あかり「……っ! 胸が、苦しい……。ああっ」

あかり「なにか……思い出しそう。なんでこんなときに……、
     もういいよぉ、あかり、忘れたままで」

あかり「>>261

そういえばあかりには彼氏いたんだった

あかり「……そういえばあかりには彼氏がいたんだった」

あかり「こんなつらいとき……」

あかり「胸が苦しいとき……」

あかり「あかりを支えてくれる……」

あかり「そんな素敵でかっこいい彼氏が……」

あかり「……」ポロ

あかり「いるなら助けてよ!」ポロポロ

あかり「……胸が、苦しいの」

あかり「ちなつちゃんを思うと、苦しくて、つらいの」

あかり「うまくいってほしいのに……、つらいの」

あかり「友達だって言ってくれた言葉が……、つらいの」

あかり「もうわかんない、頭の中がめちゃくちゃで」

あかり「助けて……」

あかり「……」

あかり「ちなつちゃん……」

【裏庭】
ちなつ「私は結衣先輩が大好きです!」

ちなつ「これが……私の本当の気持ちです」

ちなつ「どんな返事でも、受け止めるつもりです」

ちなつ「だから……」

ちなつ「結衣先輩の正直な気持ちを、教えてください」

結衣「そっか……」

結衣「本当に、迷いなく私を好きって、言ってくれるんだね」

ちなつ「はい」

結衣「……わかった」

結衣「ごめんね、変なこと言っちゃって……」

結衣「ちなつちゃんの気持ちに、真正面から応えないとね」

結衣「ちなつちゃん。私は>>275

kskst

【裏庭】
結衣「ちなつちゃん。私はもう京子と結婚したんだ」

ちなつ「結婚……?」

結衣「ああ、もちろん本当に結婚したわけじゃなくて、私と京子の間での認識の話」

結衣「馬鹿みたいだって言われるかもしれないけど、
    ちなつちゃんの本気の告白に対して、私の中の真実を伝えたかったんだ」

結衣「隠していたけど、私と京子は一緒に暮らしてるんだ」

結衣「いっしょに住み始めたその日、二人で婚姻届を書いて印を押した……」

結衣「おままごとみたいだって笑われるかもしれないけど」

結衣「こんなことにどれだけの意味があるかわからないけど」

結衣「私たちにとっては、大事な儀式で、つらいことがきっと多くあるだろうけど、
    ずっといっしょにいようっていう覚悟の証」

結衣「あの瞬間から、私と京子は絶対離れることの無い、最愛のパートナーになったんだ」

結衣「だからごめん。ちなつちゃんの気持ちには応えられない!」

ちなつ「……」

ちなつ「まあ……、そんなところですよね」

ちなつ「ご結婚、おめでとうございます、結衣先輩」

ちなつ「結衣先輩と京子先輩がもう恋人同士なんじゃないかなぁってことは
     うすうす感づいていました」

ちなつ「同棲を始めたのもあかりちゃんに教えてもらいましたし」

結衣「え……! あかりが?」

ちなつ「今朝、思い出したんです。聞いたときはびっくりして気絶しちゃいましたよ」

ちなつ「でも、まさか結婚していたとは思いませんでした」

結衣「う///」

ちなつ「ちょっと驚きましたけど、私は素敵だと思いますよ?」

ちなつ「断られる側としても、ただの恋人同士だから、って言われるよりも、
     結婚したんだって言われちゃったら、もう、付け入る隙なんてないじゃないですか」

ちなつ「だから……、うん」

ちなつ「大丈夫です」

ちなつ「私の恋は、ここで綺麗にすっぱりと幕を降ろすことが出来ます……」

ちなつ「ありがとうございます、結衣先輩。私の想いに、ちゃんと向き合ってくれて」

ちなつ「私、結衣先輩を好きになってよかった……」ウル

結衣「ちなつちゃん……」

ちなつ「……ほら、早く行ってください」

ちなつ「私、笑顔のままで見送りたいんです」

ちなつ「お願い……」ウル

結衣「うん……、行くね」

結衣「私も、ちなつちゃんに好きって言ってもらったこと、嬉しかった」

結衣「……誇りに思うよ」

ちなつ「……! 結衣先輩のバカ! そんなこと言われたら、な、涙が……」ポロ

結衣「ごめん。……でも本当のことだよ」

結衣「じゃあまたね!」タッタッタッ

ちなつ「……」グシ

ちなつ「はい! またごらく部で!」ニコ

ちなつ「……」

ちなつ「行っちゃった……」グス

ちなつ「うん。涙は滲むけど、後悔はないな……。あかりちゃんのおかげだね」

ちなつ「そうだ、あかりちゃんに報告しないと!」

【裏庭への道】
結衣「あかり!?」

あかり「あ……、結衣、ちゃん」

結衣「どうしたんだ、顔色が悪いぞ?」

あかり「……ちなつちゃんの告白、どうだったの?」

結衣「……断ったよ」

あかり「そっか……」

結衣「それより、大丈夫なのか? 保健室行くぞ」

あかり「だめ……、ちなつちゃんを待ってないと」

結衣「ちなつちゃんだって、こんなつらそうなあかりに待っていてほしいとは思わないって」

あかり「あかりが……、待っていたいの……。うっ……!」

あかり「あ! だめ……! 思い出したくない!」

結衣「あかり!?」

あかり「怖い……!」

ちなつ「あかりちゃん!?」

あかり「あ」

   京子『二年生進級おめでとっ、あかり、ちなつちゃん!』

           櫻子『私たち四人、またいっしょのクラスだね!』

     結衣『ごらく部は新入部員募集しないんだってさ』

  向日葵『最近特に仲がいいだなんて……、そんなことありませんわ』

ちなつ『ねえあかりちゃん、結衣先輩の誕生日プレゼント、なにがいいかなっ?』

        綾乃『新米生徒会長だけど、よろしくね?』

    千歳『新しい漬物漬けたんよ、今度試食してくれへんかなぁ?』

ちなつ『あかりちゃん、またデートの練習付き合ってくれないかな』

       京子『次期部長はあかりかなぁー』

ちなつ『違うよ? 今日はあかりちゃんと遊びたいの』

ちなつ『あかりちゃんのおかげで大成功だよ!』

ちなつ『いつまでも、友達でいてね?』

ちなつ『ねえあかりちゃん』

ちなつ『あかりちゃん』

あかり「やめてぇ!」

用事が出来て出かける羽目になりました
感謝祭じゃないです


マジ無念

              ノ  ,'       ハ     .l
          ,r': :,' .{ ! l  ,!  ,'  リ  !  、
          ( r'{   VトL_ !! 斗‐ヒ,ィ- }ゝ `ヽ   ちくしょう・・・
       (_ノ ヾヘ ( `ー┘ー'  }ノ }‐ノi : ハ .}
          `7 __ ノ: )ヽ/ '//// //, ァ' .,' :ノ .トー'  ちくしょう・・・
          {( ( ヽ' ノ: :i: >__ r ⌒).イ( {: (,、 {
        ` ) ノ´(,.ヘr‐/∧` ¨´ }//ハ、 ヽヾ‐`

.         、ノヘ_,ヽ `)マ//∧____///ノィ)/"|
            { ` ヽ  ` ー ´  /   }
  __,冖__ ,、  __冖__   / //
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /

 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    /
  __,冖__ ,、   ,へ    /                     <             ヽ
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//          /   /   /                 、
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /          / /  / / }  /  /リ           ',
   n     「 |      /           ∨  ,' / /', {  ,' l|  _|リ  |!
   ll     || .,ヘ   /             }/|  |__トz _' L__ |斗七  |___」!ニニl     }
   ll     ヽ二ノ__  {               |_ / }≠=ミ     ≠=ミ。   |ニニl    |
   l|         _| ゙っ  ̄フ            `ト,'          , , ,,   リ   |    :|
   |l        (,・_,゙>  /               /'""  ___        {/  |    ヽ _
   ll     __,冖__ ,、  >                  ,' {   |´γ   ゙'ヽ    ,/   ノ!      `ヽ
   l|     `,-. -、'ヽ'  \                /∧   ∨     }  ./ィ    / ヽミ 、 _   ノ
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   ト─‐         /  / ゝ   ヽ__,ノ  :{{!  {_ノ    \  `ヽ
   ll     __,冖__ ,、 l             (  V   >           \  ヽ __    ヽ、   )
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ               \  \ ノ   }}> ┬     ヽ  \ `ヽ ─ 、) /七ツ
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {              /\  `, _ノ -/´.|    _ ノ '   ノ/    ) {
. n. n. n        l               (  >'  ノ,/   ,イノ  γ´ , ‐一 '     /`、 ヽ _ノ}
  |!  |!  |!         l          ヽ __) (  /´ {{   / 弋_弋 弋_/     /    ',ー‐ '
  o  o  o      ,へ l          `ー ' \ヽ  ',  /ヽ _ , - √/ `    ノ´      }
           /   ヽ         /´ ̄ `Y  )ノ   ヽ,/  r‐/   >、 /´        ヽ

何時頃に帰ってくる予定?

いや俺だって終わらせたいけどさ
避けられない事情って物が

ほんとごめん

>>295
夕方4時5時くらいには帰ってこれるけど
あんまり長く時間取れないと思う

9時すぎくらいにならないと専念できないから
たぶん無理なんじゃないかなあって

保守ありがとう

ちょっとだけだけど時間取れたので
あんまり書けないと思うけど続き書きます

【一年生三学期 終業式後 帰り道】
あかり「ついに中学一年生が終わっちゃったねぇ」

ちなつ「うん。でもこの一年、素敵な出会いも、楽しい思い出もたくさんあって
     ほんと充実してたなー」

あかり「結衣ちゃんに出会えたもんね」

ちなつ「えへへ……、うん!」

ちなつ「あ……、見て見てあかりちゃん! 桜の花びらが風に散ってすごいよ!」

あかり「ほんとだ……、桜吹雪ってこういうのを言うんだねぇ」

ちなつ「前が見えないくらい……。素敵!」タッタッタッ

あかり「ふふ、ちなつちゃんったら。おーい、走ると危ないよぉ」

ちなつ「あーぁ」タッ…

ちなつ「こんな綺麗な景色の中で、結衣先輩といい雰囲気に慣れたらいいよね……」

あかり「そうだねぇ……、卒業式とかだと特に素敵かもしれないねぇ」

ちなつ「……ねえ、あかりちゃん」

あかり「なに?」

ちなつ「その卒業式でのキス、練習してみない?」

あかり「え……! あ、あのっ……」アセッ

ちなつ「ふふっ、なんてね」クルッ

そう言って、桜色に染まる世界の中、微笑みながら振り返るちなつちゃんを、
あかりは……、

すごく、綺麗だと思った。
素敵だと思った。

……思ってしまった。

今まで幾度となく、キスの練習を持ちかけられて、そのたび、
断ったり、逃げたり、いろいろな方法で抵抗してきたけれど、

この雰囲気のせいなのか、ちなつちゃんに魅了されてしまったのか、
あかりはそのお願いに、初めて

「いいよ」

と、答えた。

無数に舞い散る桜の花びらに囲まれながら、あかりたちは唇を重ねた。
それは、あかりにとって初めての、自分の意思でしたキス。

とても甘くて、ちょっぴり切なかった。



そして程なく、あかりは、ちなつちゃんに恋をした。

今まで、キスの練習を拒んでいたのは、単に『友達同士でのキスなんておかしい』、
そんな、常識的な抵抗感だけじゃなかった。

きっと心のどこかで気づいてたんだと思う。
この極めて特殊なお願いを聞いてしまったら、
ちなつちゃんに、心奪われてしまうということに。

そしてあかりは、報われることがないと分かっている、
泥沼とも言える恋に踏み出した。

ただひとつ救いなのは、あの終業式のキスを、後悔していないということ。
それどころか、なによりも大切jな思い出。
その記憶が、くじけそうになるあかりに勇気をくれる……。

【現在 裏庭への道】
結衣「あかり……?」

ちなつ「あかりちゃん……!」

あかり「思い……出した」

あかり「思い出しちゃった……」

ちなつ「ほんと? ほんとなのっ!?」

結衣「よかったな、あかり!」

あかり「……」

あかり「あはは……。よくなんか、ないよ」

ちなつ「な、なんで?」

あかり「あかりね……、ずっとちなつちゃんを裏切ってたんだ」

ちなつ「え……? うらぎ……、え?」

あかり「今まであかり、ちなつちゃんの恋を応援してきたよね」

ちなつ「う、うん。本当に感謝してる」

ちなつ「今日だって、あかりちゃんのおかげで、考えられる中で
     きっと一番いい終わり方が出来たんだと思うし」

あかり「でも、あかりが……、そのちなつちゃんの失恋を、
     心の中で喜んでいたとしたら、どうする?」

ちなつ「な、なに言ってるのあかりちゃん……。
     あかりちゃんはそんなこと思うような子じゃないよ!」

あかり「……うん。そうだね」

あかり「ほんの数分前だったら、そうなんだろうね」

結衣「あかり……」

あかり「記憶が戻っちゃったあかりはね? ……心のどこかで、喜んじゃってるんだよ」

あかり「あかりにも、報われる可能性が出てきたって」

ちなつ「なにを言ってるかわからないよ! どうしちゃったの、あかりちゃん?」

すまんです
しばらく席外します

合間縫って書けたら書くけど
やっぱり9時くらいまで難しいかもしれない

ほんとに保守ありがとう
時間確保できたんで、なんとか終わらせます

あかり「あかり、本当にちなつちゃんが結衣ちゃんと結ばれますようにって、
     一生懸命応援してきたつもりだよ?」

あかり「でもね。それは一年生の間だけ」

あかり「正確に言うと、終業式までかな……」

ちなつ「……あ」

あかり「……ちなつちゃんも憶えててくれたのかな?」

あかり「だとしたら、ちょっと嬉しいな」

あかり「あの日からあかりは、ちなつちゃんを純粋に応援できなくなっちゃった」

ちなつ「私の……せい?」

あかり「ううん、あかりのせいだよ。いずれきっと、こうなっていたと思う」

結衣「よく話が見えないんだけど……、何があったんだ?」

あかり「……。結衣ちゃん、京子ちゃんが心配してるんじゃないかな?」

結衣「え?」

あかり「結衣ちゃんのことだから、ちなつちゃんに呼び出されたこと、ちゃんと伝えてるんでしょ?」

あかり「京子ちゃん、強気なようでいて、今でも昔の気弱さをかかえてるから、
     きっと心細いと思うよ?」

あかり「まあ、結衣ちゃんには言うまでもないことだろうけど」

結衣「……あかり。この場から席を外せって、そう言いたいのか?」

あかり「そうなっちゃうのかな」アハハ

結衣「放っておけるわけないだろ!? あかりもちなつちゃんも、私にとって大切な……!」

ちなつ「私からもお願いします!」

結衣「ちなつ……ちゃん?」

ちなつ「今日、この場であかりちゃんと徹底的に話し合わないと、
     もう以前のような関係に戻れない……、そんな気がするんですっ」

ちなつ「だから……!」

結衣「……。わかった。ちなつちゃんを信じる」

結衣「もちろんあかりも」

結衣「二人ならきっと上手くやれるって、信じる」

ちなつ「結衣先輩……。ありがとうございます!」

結衣「まかせたよ、ちなつちゃん」

結衣「あかり……、また明日。ごらく部でな」

あかり「……」

ちなつ「これで、思う存分話せるでしょ?」

あかり「……そうだね」

ちなつ「……」

あかり「……」

ちなつ「……はやく話してよ」

あかり「……うん」

あかり「憶えててくれたみたいだね。終業式の帰りにちなつちゃんとしたキスの練習」

あかり「あの時から、あかりはちなつちゃんに恋……しちゃったの」

ちなつ「……うそ」

あかり「嘘なんかじゃないよ。だからその日以降、ちなつちゃんの恋を
     純粋に応援できなくなっちゃったんだよ……」

あかり「ちなつちゃんの相談に乗りながら、何をやってるんだろうって思ったり、
     結衣ちゃんよりあかりを見てほしいって思ったりしたなぁ……」

あかり「でも結局、そんな気持ちはすぐ諦めに変わって、ちなつちゃんの恋を
     応援していれば、ちなつちゃんの一番近くにいられるって」

あかり「そう、思うようになったの」

あかり「妥協も妥協だけど、それでも結衣ちゃんよりもずっと
     ちなつちゃんの近くにいられるって自己満足してた」

あかり「そう。あかりはちなつちゃんを心配したり、応援したりするフリをして、
     実際は、自分のことばっかり考えてたの」

あかり「ね、わかったでしょ? あかりはこうやって、心の中で
     ちなつちゃんの信頼をずっと裏切ってきたの」

ちなつ「うん……」

ちなつ「裏切りがどうとか、どういう意味で言ったのかはわかったよ」

ちなつ「でも何が言いたいのかさっぱりわからないよ!」

ちなつ「どうしたいの!? どうしてほしいの!?」

ちなつ「それとも、記憶が戻ったせいで……ただ混乱してるだけ?」

ちなつ「わからないよ! 私には、わからないよ……」

あかり「あかりにも、わからないよ」

あかり「しいて言うなら、愛想を尽かしてほしいのかな……?」

ちなつ「ど、どういう意味?」

あかり「言葉のとおりだよ。あかり自身、自分に愛想が尽きてるんだもん」

ちなつ「……?」

あかり「あかりね……。ちなつちゃんに恋するまで、自分のこと何もわかってなかったんだ」

あかり「特徴なんて無かったけど、みんなからいい子だって言ってもらえてたし、
     あかりも曲がったことをせずに、それなりにちゃんと過ごせてるって思ってて」

あかり「なにより、みんなからそう言ってもらえることが
     ささやかだけど、あかりのちょっとした自慢だったの」

あかり「でもね、あかりはぜんぜんいい子なんかじゃなかった」

あかり「恋をしてから、今まで見えなかったあかりの嫌な部分がどんどん出てきて……」

あかり「さっきも話したでしょ? もう、自分のことしか考えられなくなっちゃってた」

あかり「そんな自分が嫌で嫌で仕方ないのに、ちなつちゃんの前では平然とふるまって……」

あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんが暮らし始めた件もそう」

あかり「記憶が戻る前のあかりなら、真剣にちなつちゃんのためを思った行動ができたのに、
     今のあかりは、ちなつちゃんの悲しい顔が見たくなくて黙ってた」

あかり「ちなつちゃんのためみたいに聞こえるけど、違う……。
     『あかり』が、ちなつちゃんの悲しい顔を見たくなかったから……、そうしたの」

あかり「もう自分自身が理解できなくて、本当の自分じゃなくなったみたいで苦しくて……」

あかり「恋なんてしなければよかったなんて、何度も何度も思ったのに」

あかり「ちなつちゃんを好きな想いはどうしても手放せなかった」

あかり「そっか……、だから記憶が無くなったんだ」

あかり「事故をいいことに、あかり自身がいらないものを、
     全部捨てちゃおうとしてたんだ……」

あかり「たぶん偶然なんだろうけど、三学期の終盤から記憶が無くなったなんて、
     ほんと、出来すぎだよねぇ……」

あかり「まぁ、結局、戻ってきちゃったんだから、何にも意味が無かったよね」アハハ

あかり「それどころか、以前のあかりと今のあかり、どれだけ落差があるのかを
     再認識させられて、もう最悪だよぉ……」

あかり「……だからもうあかりのことは愛想つかして、放っておいてほしいの。
     なんだか、いろいろ疲れちゃった……」

ちなつ「……」

ちなつ「長々と話してきてお疲れ様だけど、それでおしまい?」

あかり「え……? う、うん」

ちなつ「要約すると、初恋を知って、知らない自分を見てビビっちゃって、
     もう全部いやになったからほっといてって、それだけ?」

あかり「え? あの……」

ちなつ「あははっ、そりゃ愛想尽かしちゃうかもね!」

あかり「う……」ウル

ちなつ「あかりちゃん、私のこと舐めてない? ていうか舐めてるでしょ?」

あかり「あ、あかりは舐めてなんか……」

ちなつ「いいや、絶対に舐めてる!」

ちなつ「あのねぇ! いくら友達だからって、自分のことしか考えてない自己中女に、
     相談なんか持ちかけるかっていうの!」

ちなつ「しかも、人には聞かれたくないことをべらべら相談するわけないでしょ!?」

ちなつ「私がそんなことにも気づかない鈍感女だって思ってる事実が舐めてるっていうの!」

あかり「ご、ごめ……」ビクッ

ちなつ「それにねぇ、自分の気持ちは自分が一番知ってるって思ってるなら大間違いだからね!?」

あかり「え?」

ちなつ「あかりちゃんは私との時間を全部、自分のことばかり考えてたって言ったけど」

ちなつ「本当に、そう?」

あかり「だ、だって、本当にそうなんだもん……」

ちなつ「あかりちゃんと一緒にプレゼント作戦とかいろいろ考えたよね?」

ちなつ「そういう作戦が成功したとき、自分のことみたいに喜んだあかりちゃんの
     あの笑顔は、単に私のそばにいられるって、それだけの理由だったの?」

ちなつ「私にはそうは思えない」

ちなつ「あかりちゃんが言ったような部分も、確かにあるんだと思う」

ちなつ「でも私は、あかりちゃんと、一生懸命、あれやこれや考えたことを」

ちなつ「笑ったり泣いたり悔しがったりしたことを」

ちなつ「『妥協で一緒にいられるから』、なんて理由で
     ひとまとめにして後悔されるなんて耐えられない!」

ちなつ「あかりちゃんはいつも、私なんかのために親身になってくれてた」

ちなつ「精一杯がんばってくれてた」

ちなつ「私にはそうとしか見えなかった」

ちなつ「あかりちゃんがいくら違うって言っても……」

ちなつ「私のこの気持ちは絶対に否定させないんだからっ」

ちなつ「ねえ、あかりちゃん。私の感じてきたこの気持ち……、勘違いだと思う?」

あかり「……」グスッ

あかり「……っ」フルフル

ちなつ「ふふっ、だよね」ギュウ

あかり「ちなつ、ちゃん?」

ちなつ「あかりちゃんはいい子過ぎたから、恋して、初めて見る自分にびっくりしちゃって……」ナデ

ちなつ「これまでの自分と折り合いをつけるのが、ちょっとだけ、難しかっただけ」ナデ

ちなつ「誰だって恋したら、自分のことばかりになったり、ずるくなったり、
     相手しか見えなくなったりしちゃうものなんだよ?」ナデ

ちなつ「私を近くで見ておきながら、それがわからないなんて」ナデ

ちなつ「あかりちゃんも、おまぬけさんだよね?」クスッ

あかり「ちなつちゃん……!」

ちなつ「だから、そんなに自分を責めないで?」

あかり「……」グス

あかり「きっと……、ちなつちゃんの言うことは正しいんだと思う」

あかり「でもあかり、やっぱり今の自分が嫌い……」

ちなつ「嫌な部分ばかり見えちゃうから?」

あかり「……」コクン

ちなつ「それはたぶん、あかりちゃんのやっと出てきたわがままな部分が、
     ちょっとだけ、悪目立ちしちゃってるだけだと思うよ?」

ちなつ「これまでどおりのいいところもいっぱいあるのに、
     今は、つい、その部分にばかり目が行っちゃうだけ」

あかり「そう言われても……、あかり、どうしていいかわからないよ」

ちなつ「うーん。そうねぇ」

ちなつ「こんな風になっちゃった一番の原因は」

あかり「わ、わかるのっ!?」

ちなつ「早々に諦めちゃったってことじゃないかなぁ」

あかり「そう、なの?」

ちなつ「だって結ばれるのは諦めたのに、好きだって気持ちは捨てられないんじゃ、
     あんな妥協案みたいなことしか出来ないでしょ?」

ちなつ「あかりちゃんみたいに、それを良しとできない性格なら、
     そりゃ負のスパイラルにもなっちゃうよねぇ」

あかり「……。じゃ、じゃあ、あかりはどうすればよかったの?」

あかり「ちなつちゃんには好きな人がいて、あかりはそれを痛いほど知ってて……」

あかり「なら、諦めるしかないんじゃないの!?」

ちなつ「狙っちゃえばいいじゃん」

あかり「え?」

ちなつ「今日さ、誰かさんに『何もしないで諦めるなんて悲しい』なんて
     お説教されちゃったんだよねぇ」ニヤニヤ

あかり「あっ……///」

あかり「あ、あれは、その、一年生の頃のあかりだから」

ちなつ「それじゃあ、今、あの時の気持ちを思い出して?」

ちなつ「今ここにいるあかりちゃんは、あの時のあかりちゃんが間違ってたと思う?」

あかり「思わ……ない」

ちなつ「ふふっ、それなら大丈夫」

ちなつ「一年生の頃のピュアなあかりちゃんも、今のあかりちゃんの中に、
     しっかりと生きてるってことだから」

あかり「あ……」

あかり「そっか……」ポロ

あかり「昔のあかり……。まだ、いてくれてたんだ……」ポロポロ

ちなつ「……うん」ナデナデ

あかり「ちなつちゃん……、ありがとう」

あかり「あかりに愛想尽かさないでくれて……」

ちなつ「うんっ! 大切な友達だからねっ!」ニコッ

あかり「……。そうだね」

ちなつ「もうっ! 寂しそうに『そうだね』じゃないでしょ!?」

あかり「え? え?」

ちなつ「私のことまだまだ好きなんでしょ?」

ちなつ「『友達』とか言われちゃったくらいでへこんでどうするのよ!?」

あかり「だ、だって」

ちなつ「だってじゃない! 今の私の現状を考えてみてよ?」

ちなつ「ずっと好きだった人に振られたんだよ? どう?」

あかり「ど、どうって……、しばらくそっとしておいてあげる?」

ちなつ「ちーがーうーでしょー!?」

ちなつ「ここはガッツリ優しくなぐさめて、気の利いたセリフで心の隙につけいるところでしょー!?」

あかり「えええー!? 心の隙に付け入るなんてダメだよぉ! そんなのずるいっていうか……」

ちなつ「言ったでしょ? 恋したらずるくなったり自分のことばっかりになったりするって」

ちなつ「いいよ別に? あかりちゃんは律儀に自然回復を待ってれば」

ちなつ「でも、私がいつ誰に心を奪わるかなんてわからないんだからね?」

あかり「え……、そんな!」

ちなつ「ふふっ、焦った?」

あかり「う、うんっ」

ちなつ「恋はお行儀よくやっててもしょうがないよ」

ちなつ「あかりちゃんのいいところはもちろん、あかりちゃんが嫌ってる部分も、
     ぜーんぶ駆使して口説き落とさなくちゃ」

ちなつ「気を抜いてると、誰かに持ってかれちゃうんだから!」

ちなつ「ね?」

あかり「……うん」

あかり「そうだね!」

ちなつ「しっかし……、ほんとに疲れた」ハァ

ちなつ「今日は部屋に引きこもって、真っ暗な部屋で失恋ソング聴きまくる予定だったのに」

ちなつ「あかりちゃんのせいで、失恋のほろ苦い気分がどっか飛んでちゃったよ……」

あかり「ご、ごめんね? ほんとにごめんね?」

ちなつ「ふふっ。いいよ。あかりちゃんだから許してあげるっ」

ちなつ「ま、そんなわけだから、いつでもきなさいあかりちゃん」

あかり「え? それって……」

あかり「も、もしかして、あかりの恋人さんになってくれるって意味じゃ……///」

ちなつ「あまーい!」ペシ

あかり「いたっ! ち、違うのぉ?」

ちなつ「当たり前でしょー? そう簡単に乗り換えられますかっての」

ちなつ「遠慮しないでがんがんアタックしにてきいいですよってこと!」

ちなつ「……ま、そう簡単に口説かれるつもりはないんだけどね?」

あかり「そ、そういうことかぁ。はやとちりしちゃったよぉ///」

あかり「……えへへ」

ちなつ「どしたの?」

あかり「こんな日が来るなんて思わなかったから」

あかり「あ! 結衣ちゃんに振られてよかったね、みたいな意味じゃないよ!?」

ちなつ「……はいはい」

あかり「隠さず全力でちなつちゃんに想いをぶつけられるなんて、本当に素敵だなって」

ちなつ「ま、まあ、ほどほどでお願いしますね……?」

あかり「それじゃさっそく」

あかり「あかりとキスの練習してみません?」

ちなつ「え、遠慮しときます!」

あかり「えぇー! なんでぇ!? あれだけ練習しようっていつも言ってきたのにぃ」

ちなつ「だってあかりちゃん、絶対練習のつもり無いでしょ!」

あかり「えへへ、ばれてたかぁ」

ちなつ「まったくもう……。ふふっ」


さっそく失敗しちゃったけれど、こんな風にちなつちゃんに
『好き』って想いを伝えていける、そんな毎日が始まると思うと
楽しみで仕方ありません。

この想いごと記憶を無くしてしまいたいなんて思ったけれど、
取り戻せて本当によかった。

さようなら一年生のあかり。
二年生のあかりは、あなたを心に感じながらがんばっていきます。

そして、ありがとう、ちなつちゃん。
こんなあかりを一生懸命諭してくれて。
ちなつちゃんがいなかったら、あかりはきっと……。

だから感謝とともに、この気持ちを全力で伝えます。

長時間の保守ほんとにありがとう

マジでモニター前で土下座するくらい感謝してます


付き合ってくれた人、本当に本当にありがとう

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom