健夜「こーこちゃんの裏切り者…」 (76)

健夜「何がすこやんはもう予定埋まってると思って用事入れちゃっただよ!!」

健夜「どうせ今ごろイケメンとよろしくやってるくせに!!」

健夜「お父さんとお母さんは2人で旅行に行っちゃうし…」

健夜「クリスマスに親にも見放されて1人きりってなんなの……もう…やだ…」

健夜「出かけるにしても今日は1人じゃつらいし…」

健夜「はやりちゃんも野依ちゃんも誘ったら用事があるとか言って断られたけど、見栄張ってるだけだよねきっと」

健夜「今ごろはあの2人も実家にいるか1人で寂しくしてるはず……はずだよね…」

健夜「戒能プロにも用事があるって断られたし……もしかしてあの3人で私のことハブってる?」

健夜「考えても辛いだけだからやめよ…」

健夜「でももし私を出し抜いて赤土さんに手を出してたら…いやいや赤土さんは阿智賀の子達と過ごすよねきっと」

健夜「電話してみようかなこの間連絡先交換したし……はぁ、そんな簡単に連絡できたら今ごろ赤土さんと過ごしてるよ…」

健夜「……他のこと考えよ…」

健夜「三尋木プロはチームのみんなと過ごすって言ってたっけ」

健夜「藤田プロは長野で過ごすって言ってたし私のことも誘ってくれたんだよね…」

健夜「今思えばあの誘いに乗るべきだったよ…」

健夜「まだ早いけど今日はもう寝よう」

ピンポーン

健夜「誰か来た?」

健夜「はーい」

健夜(どうせ回覧板かなんかでしょ)

「どうも宅配です。こちらにサインか印鑑をお願いします」

健夜「あ、はい。ご苦労様です」

「ありがとうございましたー」

健夜「宅配か…期待してなかったけどね…」

健夜「送り主は……こーこちゃん!?なんで?」

健夜「『すこやんが1人で寂しいと思うのでプレゼントだよ。頑張ったから後でお礼期待してるね』か…クリスマスプレゼントにお礼期待するのってどうなの」

健夜「居間に運んで開けよう……って重っ!何が入ってるのこれ?」

健夜「…しょうがないからここで開けよう」パカッ

晴絵「」

健夜「!?」バタッ

健夜「……」

健夜「…なんで…毛布にくるまった赤土さんが…」

健夜「色々ツッコミたいけど…このままだと私が攫ったみたいだよね……こーこちゃんに電話しよ」

健夜「………」

健夜「……繋がらない…ふふっ…やっぱり男といるんだ…後で覚えてろよ…」

健夜「でもこの赤土さんって本物なのかな?」

健夜「まさか誘拐なんてする訳無いもんね。良くできた人形だよきっと」

健夜「よし、戸締まりして隅々まで調べてみよう。調べてるところに人が来たら誤解されちゃうもんね」

晴絵「」

健夜「本物そっくりだなあ、触ってみよ」

健夜「温かいまるで生きてるみたいだよ」

健夜「………」

健夜「…本物だこれ…」

健夜「と、とりあえず私の部屋まで運ばなきゃ」

健夜「箱から出しにくいから箱を壊してっと」

健夜「おんぶ出来ないからお姫様抱っこするしかないよね///」

健夜「赤土さんの初お姫様抱っこの相手は私だよー///」

晴絵「…」

健夜(……良かったー…このタイミングで起きられたら間違い無く誤解されちゃうよね。早く部屋に行かなきゃ)

健夜「ふう…赤土さんを部屋に運んであの箱も片付けたよ」

健夜「…よくよく考えたらこーこちゃんに攫われて私の家まで運ばれる間に起きないとか有り得ないし人形かも知れないよね」

健夜「だからもっとよく調べなきゃ」ゴクッ

健夜「とりあえず服を脱がせるね赤土さん///」ハァハァ

健夜「その後は万が一の時のために身動き出来なくして、それから隅々まで調査するからね」ハァハァ

健夜「よし、もうすぐ全部脱がし終わるよ」ハァハァ

ピンポーン

健夜「!」ビクッ

健夜「大丈夫…戸締まりしてある…」

ピンポーン

健夜「誰もいないから早く帰って…」

ピンポンピンポーン

健夜「しつこいなあ、いったい誰なの?」

はやり「留守みたいだけど本当にここにいるの?」

良子「親戚のツテで確かな人に占ってもらいましたから間違い無いですよ」

理沙「小鍛治!」

はやり「あーこれは間違いないね」

良子「小鍛治プロ…」

理沙「誘拐!」

はやり「まさかこんなことするなんてねー」

健夜(誘拐したのは私じゃないし早く帰ってよ…)

玄「留守ってことはもう移動したんじゃないですか?」

はやり「居留守だよきっと…抵抗されるだろうし攫った人間とデートなんて出来ないよ」

良子「やはり部屋にこもって何かするつもりでしょうね」

宥「何かって…」

理沙「襲っちゃう!」

憧「やっぱり似たもの同士考えが分かるんですね」

はやり「私達はそれぞれ別に赤土さんを誘ったけど断られたんだよ」

良子「その後、阿智賀のパーティーに誘われたので阿智賀に私達がいたのは不自然じゃありませんよ」

灼「でもどうせ何か考えてたと思…」

はやり「そんなことないよ阿智賀のみんなとも仲良くなって赤土さんの好感度稼ごうと思ってただけだよ」

穏乃「正直ですね…」

理沙「嘘は良くないから!」

良子「私達はそれぞれ出し抜こうとした結果こうなりましたが小鍛治プロは…」

玄「まさか先生を攫うなんて…」

宥「あったかくない…」

憧「でもどうするんですか?このままじゃ中を確かめられませんよ」

はやり「電話してみるよ」

健夜(やばっ)

♪~

穏乃「すぐに止まったけど着信音らしきものが聞こえましたよ」

灼「中にいても鍵が開いてないと…」

玄「壊して入れば良いんだよ」

健夜(ちょっ)

宥「玄ちゃん!?」

玄「先生の一大事だもんなりふりかまってなんかいられないよ」

憧「確かに…誘拐犯相手だもんね」

はやり「はやりも賛成だよ」

灼「早くハルちゃんを助けよう」

健夜(まずい後でお母さんに怒られる…)

健夜「今開けるから待って!」

穏乃「居留守だなんて卑怯ですよ」

理沙「卑怯!」

健夜「これには事情があるんだよ」

良子「どんな事情ですか?」

健夜(もう正直に言うしかないよね…)

健夜「私も困ってたんだよ突然赤土さんが送られて来て」

憧「送られて来た証拠ってありますか?」

健夜「ちょっと待って……これだよ業者さんに電話すれば今日届いたってわかるよね?」

宥「福与アナから送られて来てる…」

玄「共犯かな?」

健夜「共犯とかじゃないよ!」

はやり「脅してこんなことをさせて、その上裏切るなんて恥ずかしくないの?」

健夜「違うよ私は無関係だよ!」

灼「ハルちゃんはどこ?」

健夜「私の部屋で寝てるよ」

「……」ジーッ

健夜「その疑いの眼差しは何かな?箱から出しても目を覚まさなくて私も困ってるんだよ!」

良子「私達が来ちゃいましたからね」

玄「部屋まで案内してください」

健夜「うん…」

健夜「3人は赤土さんに誘われたんだよね…なんで私は誘ってくれなかったのかな?」

は・理・良(他の人は予定埋まってるらしいですよって言ったなんて言えない…)

穏乃「小鍛治プロからは誘わなかったんですか?瑞原プロ達から誘ったら招待されたみたいですけど」

健夜「私も電話すれば良かったね…」

玄(凄く落ち込んでる…)

健夜(何か忘れてる気がするけど…)

健夜「ここだよ」

灼「最低…」

健夜「へ?」

宥「なんで先生の服が脱がされてるんですか?」

健夜(忘れてた…)

健夜「それは…熱中症だと思って…」

憧「12月に熱中症なんて聞いたことないわよ…」

健夜「えっと…」

良子「ノーウェイノーウェイ、問答無用です」

健夜(このままじゃまずい…)

健夜「私のこと悪く言ってるけど、みんな赤土さんの半裸が見れて嬉しいよね?赤土さんがいたら脱がせるよね?」

玄「そんな訳ないですよ!ねっみんな?」

「……」

玄「えーっ!!お姉ちゃんは違うよね…?」

宥「先生の裸…気になる…」

玄「お姉ちゃん!?」

穏乃「この格好で放置されてたら体温が下がってるはず…裸にして人肌で温めなきゃ」

玄「穏乃ちゃんも正気に戻って!」

憧「玄…」

玄「憧ちゃんは違うよね?」

憧「玄はさ…もしハルエの胸がもっと大きかったらどうしてた?」

玄「先生のおもちがもっと大きかったら………見たいよ…見たいし揉みたいよ!もちろんじかに!」

憧「そういうことよ」

玄「そっか…じゃあしょうがないね……せっかくだから私も先生の体で色々勉強するよ」

健夜「分かってくれて嬉しいよ。それじゃあ早速」ハァハァ

灼「こういのは良くないと思…」

穏乃「灼さん?!」

はやり「意外だね」

健夜「嫌なら出てけば良いよ」

灼「…そうします。ハルちゃんに嫌われたくないから…」

「……」

宥「やっぱり嫌われちゃうかな?」

憧「無理やりしたら嫌われちゃうかも。さすがに終わるまで寝てるとか有り得ないでしょ」

穏乃「だよね…」

はやり「服を脱がせるくらいなら良いよね」

健夜「そ、そうだよ寝苦しそうだから楽にしてあげるんだよ」

良子「ノーウェイノーウェイ」バシッ

健夜「ぐあっ」バタッ
はやり「ぐふっ」バタッ

良子「皆さん赤土さんに私が危機を救ったと伝えてください」

理沙「裏切り!」

宥「大人ってあったかくない…」

玄「思ったんですけどこのままじゃ寒いだろうし布団とかの場所も分からないので赤土さんに服を着せましょう!」

良子「なんだか興奮しますね」ハァハァ

理沙「生足!」ハァハァ

灼「それなら私も手伝う」ハァハァ

憧「しず息が荒いわよ」ハァハァ

穏乃「憧だって」ハァハァ

宥「先生あったか~い」ハァハァ

晴絵「ん…」

晴絵(目が覚めたらみんなが私の体を撫で回しながら服を着させてるんだけど…なにこれ)

玄「先生のおもちもなかなかだね」ハァハァ

灼「ハルちゃん」ハァハァ

晴絵「…」
灼「…」

灼「ハルちゃん起きてたの…」

晴絵「今…目が覚めたんだけど…」

良子「こ、これは違うんです」

憧「や、やましいことなんてしてないわよ」

健夜「何がちがうのかな私たちは見てたよ」

はやり「赤土さんの体をやらしい手つきで触ってたよね」

穏乃「誤解ですよ」

宥「服を着せてただけです」

健夜「服を着せながら人の体を撫で回すなんて変態だよ」

玄「小鍛治プロなんて赤土さんを裸にしようとしてたじゃないですか」

はやり「となると無実なのは、はやりだけだね」

晴絵「とりあえず服を来たいんですけど…」

良子「瑞原プロも小鍛治プロと赤土さんを襲おうとしてました」

はやり「良子ちゃんと違って私は未遂だよ」

晴絵「そんなことよりここどこですか?」

健夜「私の家だよ」

晴絵「なんで?」

理沙「こっちが聞きたい!」

晴絵「えー…福与アナと会ったとこまでしか記憶にないんですけど…」

灼「小鍛治プロが福与アナに命令して気絶せてここまで連れてきたんだと思…」

健夜「私は無実だよ!」

はやり「赤土さん、阿智賀は危険だから私と一緒に暮らそう」

理沙「私と!」

灼「行かないでハルちゃん!さっきのことなら謝るから」

宥「先生ごめんなさい」

晴絵「みんな落ち着いて…」

健夜「それで謝ってるつもり?私の赤土さんにひどいことしたんだから土下座くらいしてもらわなきゃ」

晴絵「やめてください小鍛治プロ」

健夜「はい…」

良子「ぷっ」

健夜「戒能プロ…今笑ったよね…」

良子「ノーウェイノーウェイ」

健夜「とぼけても無駄だよ」

良子「このアラフォー怖い」

健夜「アラサーだよ!若いからって調子にのらないでよ!」

晴絵「もう帰って良いですよね?」

健夜「も、もう電車ないんじゃないかな」

憧「お姉ちゃんに今日は帰れないってメールしちゃったわよ」

健夜「新子さん」

憧「ハルエに嫌われたままじゃ阿智賀には帰れないからね」

晴絵「別にあれぐらい慣れてるからどうってことないぞ」

はやり「え?」

理沙「非処女?」

玄「先生…」

晴絵「昔、望に似たような事されてたから」

憧「お姉ちゃん…」

穏乃「慣れたってことは日常茶飯事だったんですね…」

晴絵「あいつも大人しくなった…昔はよくセクハラされたもんだよ」

健夜「新子(姉)さんは後で粛正しないとね」

はやり「さんせ~い」

晴絵「昔のことなんで気にしないでください」

良子「気にしないなら私もセクハラしたいです」

理沙「流石にそれは引く!」

灼「ハルちゃん帰ろ…」

憧「そうだねもう仲直りしたし帰ろっか」

健夜「赤土さん奈良は遠いよ…だから泊まってくださいお願いします!」

晴絵「え?」

健夜「みんなに帰られたら独りぼっちになっちゃうんです!だから…」

晴絵「もう変なことしませんか?」

健夜「しません!そしてさせませんから!お願いします!」

晴絵「分かりました。みんなもそれで良いか?」

穏乃「分かりました」

はやり「はやりは赤土さんについてくよ」

晴絵「布団とか大丈夫なんですか?」

健夜「たぶん」

はやり「パーティーの準備もしよっか」

健夜「パーティー?」

理沙「クリスマス!」

健夜「そうだったね忘れてたよ」

良子「買い出しも必要ですよね」

玄「じゃあ手分けしてやっちゃいましょう」

憧「まさかプロの方々とクリスマスパーティーする事になるなんてね」

宥「準備も楽しかったよ」

灼「この座巡納得いかな…」

健夜「くじで決めたんだから納得してよ…」

理沙「赤土さん!」ピトッ

はやり「隣だからってくっつきすぎだよ!」

健夜「よし、私も隣だから…」

晴絵「乾杯しませんか?音頭はもちろん小鍛治プロで」

健夜「そうですね」

健夜「今日はみんなのおかげで孤独じゃなくなりましたありがとう!メリークリスマス!」

「メリークリスマス!」

晴絵「そういえば結果的に小鍛治プロだけ阿智賀に誘わなかったみたいになっちゃってすみませんでした」

健夜「気にしないでください。私も赤土さんにひどいことしちゃってすみませんでした」

晴絵「もうしないって約束してくれたから良いですよ」

健夜「あの、気が早いんですけど…来年のクリスマスはお誘いしてもいいですか?」

晴絵「じゃあ楽しみに待ってますね」

健夜「赤土さん…」

健夜「っていうことになったよ」

恒子「私のおかげだね」

健夜「でも恒子ちゃんは悪いことしたから赤土さんに謝りに行かなきゃね。私もついて行ってあげるからさ」

恒子「確かに…すこやんのためとはいえ無茶したからね……ていうかそれを口実にして会いに行きたいんでしょ」

健夜「ばれた?」

恒子「バレバレだよ」

恒子「でもさすこやんが友達とクリスマスパーティーしたって知ってご両親も喜んだんじゃない?」

健夜「良い友達がいて良かったねだってさ…あと」

恒子「来年は2人きりで過ごしてくれる人見つけなさいとか?」

健夜「正解…」

恒子「どうするの?って聞くまでもないか」

健夜「来年のクリスマスは赤土さんと2人きりで過ごしてみせるよ!待っててね赤土さん」



カン

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