ハルヒ「私の名前は涼、」  キョン「いや、俺が先だから」 (11)

たったらかく

岡部「涼宮の前の席の人がまだ自己紹介していないね。早とちりはいかんよ」

ハルヒ「す、すいま」

キョン「俺の名前はキョン。ドキョン(DQON)と呼んでくれてもいいぜ。なにせ俺はDQNだからなwww え、えとそそれで、言いたい事がある!
ただの人間には興味はない。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がい、」

岡部「なげぇんだよ! しね!」

キョン「え」

岡部「おめえなげえんだよ。さっさと終わらせろよ」

キョン「す、すいませぇ……」



岡部怖すぎだろ。まじで岡部やべえ。
というわけで俺の自己紹介は担任岡部なる岡部によって破壊された。
もうなんか岡部言い過ぎて頭おかしくなってきた。
岡部の岡部による岡部のための政治だ!
ああ気持わりい。
なんか「岡」という字がゲシュタルト崩壊してきたのは俺だけか?

「ねえ」

突然後ろのやつに声をかけられた。

「自己紹介のアレ、本気?」

「自己紹介のあれって俺がDQNだということか?」

「違う。あんたが宇宙人とかに興味があるっていう話」

「え、なに。お前、宇宙人なの?」

「違うけど……」

「だったら話しかけてくんじゃねーよ! カス!」

「え…………..」

そう俺はDQNなのだ!

昼休み。谷口や国木田と昼食を共にする。

「お前、涼宮に話しかけられていたろ」

「んでんでんで?」

「(こいつ気持ち悪いな……まあそれはさておき)
宇宙人がどうとかこうとか言ってたろ?」

「お前それ群馬でも同じこと言えんの?」

「え?」

「だからそれ同じこと群馬でも言えるのかって聞いてんだよ」

「ちょ、ちょっとキョン。どうしたの、いきなり……中学の時はもっと大人しかったのに……」

「だまれ! 俺はDQNになったんだよ」

そう、俺はDQNなのだ! 大事なことなので二回言わせていただきました。

「暇だから部活動の新しい部を作るか」

でも今は授業中。女教師が黒板にだらだら字を書きなぐっている。
俺は自重すべきときは自重するが、今回は仕方ないな。

「この二次関数の頂点の座標の求め方は、まずへいほ…..」

グイッ

「おい、」

「ちょ、ちょっと何すんのよ!」

「来い」

「どこによ! それと今は授業ちゅ….」

アッ

「ちょっとそこ! 何してんの。席に着きなさい!」

「黙れ、バツイチ!」

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