モバP「妄想と現実」 (54)

※注意事項

・モバマスSSです
・キャラ崩壊するんだろうな
・鬱要素あり

以上をふまえて、どうぞ

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日菜子「あっ、Pさん♪」

P「どうしたんだ日菜子?随分と嬉しそうだな」

日菜子「むふ♪だって、これからPさんとデートなんですからね。昨日からずっと楽しみにしてきたんですよぉ」

P「あれ?…うん、そうだな、そうだったよな!」


日菜子「あれ?もしかしてPさん…」

P「忘れていたんじゃないって。日菜子とデートに行けることが嬉しくって記憶が全て消えてしまいそうになっただけだって」

日菜子「それもだめですよ。日菜子とのこれまでの思い出を忘れるなんて許しません」

P「ごめんごめん。でもさ、俺も本当に嬉しいんだ。今日は思いっきり楽しもうな」

日菜子「はい♪」


P「さて、それじゃ…どこにいこうか?」

日菜子「Pさ~ん…」

P「本当にゴメン!もういろいろありすぎて俺一人じゃ決められなかったんだ。だから、一緒に考えてくれないか?」

日菜子「もう、Pさんは仕方ないですねぇ。日菜子の妄想ではPさんがいろんな所にエスコートしてくれてたのに…でも、いいですよ。日菜子も一緒に考えます!」

P「ありがとうな。それじゃ、最初に行くところなんだけど、遊園地とかはどうかな?」


日菜子「いきなり遊園地ですかぁ?まずはカフェでお話しましょうよ」

P「それもそうだな。それじゃそこで話て考えていこっか」

日菜子「それでは、二人の思い出のカフェに行きましょうか♪」

P「え…」

日菜子「どうしたんですか?Pさん?」


P「えっと…いや……あの……カフェ…」

日菜子「もしかして…本当に忘れてしまったんですか…」

P「いや、違うんだ!!忘れるわけないんだ!!俺が!!俺が日菜子と行ったところを忘れるわけないんだ!!」

日菜子「……」

P「あのカフェか?いや…違う、あそこか?それとも…」


日菜子「Pさん…」

P「すまん、少し待ってくれ。すぐに思い出す…あれも違う…えーっと…」

日菜子「遊園地にいったのは覚えてますか?」

P「ん? あぁ、もちろんだ。テーマパークでのパレードの主役だったもんな。その下調べで一緒に回って観覧車にも乗ったんじゃないか……」


日菜子「本当ですか…?」

P「え……」

日菜子「本当にPさんは日菜子と一緒に遊園地を回ったんですか?」

P「そ、そうだ!そうに決まって…」

日菜子「日菜子が観覧車で言った言葉…覚えていますか?」

P「あ…」


日菜子「本当に、Pさんには、日菜子との思い出があるんですかねぇ…」

P「う、うそだ…そんな…そんなこと……」

日菜子「この前のイベントのこと…覚えていますか?」

P「覚えている!覚えているとも!日菜子が主役のロワイヤルだ!」

日菜子「イベント前に…私が妄想したことはなんですか?」


P「え……えっと、会場の全員をファンにすること…だろ?」

日菜子「……違いますよ」

P「そんな……」

日菜子「本当に…Pさんは私と一緒だったんですかね?」


P「ほ、本当だ!!俺は、俺は日菜子の!!日菜子のプロデューサーだ!!!」

日菜子「いい加減……現実を見てください」

P「うそだうそだうそだうそうだ………」

日菜子「そうやってまた、嫌なことから逃げるんですか?」

P「あっ。。。。。。。うあ。。。。。。。」

日菜子「私は、あなたなんて知りませんよ」

P「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


~~~

P「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

泰葉「わっ!?P、Pさんどうしたんですか!?」

P「ひ、日菜子おおおおお、おれはああ、おれわあああああああああ」

泰葉「Pさん!!落ち着いてください!!」


P「日菜子!?日菜子はどこにいるんだ!?俺の、俺のアイドルはああああああ!!???」

泰葉「っ!?落ち着いてください!!日菜子さんは、いません…でも私はここにいます!!Pさんのアイドルはここにいますっ!!」

P「や、泰葉!?…あれ………あれ…そうか……そうだ…俺のアイドルは……泰葉、岡崎泰葉じゃないか…」

泰葉「Pさんのアイドルは私です!悲しいこと…言わないでください…」

P「ごめんな…ごめんな…泰葉……本当にごめん…」ギュッ


泰葉「あっ……こちらこそ、泣いてしまってすみません」

P「俺が悪いんだよ、泰葉を泣かせるようなこと言ったんだから…」

泰葉「もう…大丈夫ですか?」

P「あぁ、大丈夫だ。大丈夫だ…」

泰葉「悪い夢を見てしまったんですね…Pさん、安心してください。私がここにいますから…」ギュッ

P「あぁ……あぁ…本当に………ほん、とうに……ありがとう…」


ちひろ(Pさんは…先日のロワイヤル以来、よくうなされている。今回は泰葉ちゃんがいたからすぐに収まったが、ヒドイ時は事務所から飛び出してしまう)

(Pさんが口にしているのは、他所のプロダクションのアイドル、喜多日菜子さんだ。Pさんは彼女の大ファンらしい。喜多さんをプロデュースしてみたいとも、酔った時に言っていた)

(この前のロワイヤルで、喜多さんがウチのプロダクションに来てくれるかもしれないとはなしていた)

(私から大量にドリンクを購入したPさんは、ロワイヤルで泰葉ちゃんと頑張っていた)

ちひろ(そして、ロワイヤルが終わって、次の日。昼過ぎからPさんの様子がおかしくなった)

(喜多さんの名前をブツブツ言いながら事務所を歩き回るその姿は、異常だった)

(そして、誰かと電話で通話した直後、倒れた)

ちひろ(それ以降、彼は眠ると悪夢にうなされ、目が覚めれば錯乱するようになった)

(泰葉ちゃんが声をかけると、おとなしくはなる。しかし、このままでは泰葉ちゃんにも精神的に悪い)

(ならば、Pさんが、悪夢を乗り越えるしか、ない)

(だから、私はこのドリンクを作った!)


ちひろ「プロデューサーさん、このドリンクを飲んでください」

P「えっ?」

泰葉「Pさんは、まだ弱っています」

ちひろ「だからこそ、このドリンクなのです」

P「気が楽になるドリンクですか?」

ちひろ「いいえ、これは、悪夢を見るドリンクです」


泰葉「なんでそんなのをPさんに飲ませるんですか!!」

ちひろ「ただ、悪夢を見せるドリンクではありません。これは眠っている間、呼びかけた人と意思疎通できる効果があります」

泰葉「まさか…」

ちひろ「えぇ、悪夢を見ているPさんに、泰葉ちゃんが呼びかけて欲しいんです」

P「でも、なんで…」

ちひろ「このまま悪夢を見続けていては、泰葉ちゃんの精神に悪い影響を与えてしまい、二人とも酷い状態になってしまいます。プロデューサーは、泰葉ちゃんに声をかけられることでそうやって正常でいられます。だから、悪夢の中で泰葉ちゃんの声を聞くことで、悪夢を乗り越えてほしいんです」


泰葉「でも…そんなの賭けじゃないですか…」

ちひろ「もう、限界は近いです。だから賭けにでるしかないんです」

P「わかった」

泰葉「Pさん!?」

P「元はと言えば、俺の心の弱さが招いたことなんだ。泰葉にまで悪影響を与えたくない。泰葉、こんな心が弱い俺だけど、これが最後でもいいから、俺に、最後に力をかしてくれないか?」

泰葉「…嫌です」


P「泰葉…」

泰葉「最後なんて、嫌です。Pさんは、私と、一緒に一番の星になるんですから。これが最後だなんて、嫌です」

P「泰葉…本当にありがとうな…」

泰葉「私の声、必ずPさんに届けます。だから、必ず乗り越えてください」

P「あぁ…任せろ」


ちひろ「覚悟を完了しましたか?」

P「はい、ドリンクをください」

ちひろ「最悪のケースの話なんてしません。Pさんは必要な人なんですからこんなことで潰れないでください」

P「はい、がんばります」

泰葉「Pさん…」

P「泰葉……それでは、いってくる」ゴクッ


~~~


日菜子「あっ、Pさん♪」

P「どうしたんだ日菜子?随分と嬉しそうだな」

日菜子「むふ♪だって、これからPさんとデートなんですからね。昨日からずっと楽しみにしてきたんですよぉ」

P「あれ?…うん、そうだな、そうだったよな!」

日菜子「あれ?もしかしてPさん…」

P「忘れていたんじゃないって。日菜子とデートに行けることが嬉しくって記憶が全て消えてしまいそうになっただけだって」

日菜子「それもだめですよ。日菜子とのこれまでの思い出を忘れるなんて許しません」

P「ごめんごめん。でもさ、俺も本当に嬉しいんだ。今日は思いっきり楽しもうな」

日菜子「はい♪」

P「さて、それじゃ…」


(Pさん…)

P「あれ?日菜子、呼んだか?」

日菜子「いいえ、日菜子は何も言っていないですよ」

(Pさん)

P「いや、はっきり聞こえる…これは…」

(Pさん!)


P「読んでる、俺を…誰が…」

日菜子「Pさん!!」

P「おわっ!?どうした日菜子?」

日菜子「もう…どうしたんですか?日菜子が呼んでいるんですから返事をしてください」

P「ごめんな?……あれ…なにか……」

日菜子「Pさん、デートなんですから。しっかりしてくださ」

(しっかりしてください!!)

P「っ!?」


(しっかりしてください!!Pさん!!)

P「この声は…」

日菜子「日菜子ですよ」

P「違う…この声は…違う…」

日菜子「あなたの日菜子の声を忘れたんですか」

(Pさん!!私の声を聞いてください!!)

P「これは…違う…日菜子のこえじゃない…」

日菜子「……そうですね。日菜子の声じゃないですね。なら聞かなければいいじゃないですか」

P「えっ…」


日菜子「私がPさんのアイドルなんですよ?だったら、他の声なんて聞かなくてもいいじゃないですか」

P「そ、そうだよな…俺のアイドルは…」

(Pさんのアイドルは!!私です!!)

P「違う……俺のアイドルは…日菜子じゃ…ない?」

日菜子「……えぇ、そうですよ。私はあなたのアイドルじゃありません」

P「う、あ…そんな……日菜子……」

日菜子「なんですか、気安く私の名前を呼ばないでください」

P「う。。。う。。。」



(Pさん!!!)


P「あ……」


(Pさん!!!お願いです!私を、香崎泰葉を一人にしないでください!!!)



P「やす…は……」

泰葉(Pさん…私は……Pさんが日菜子さんの大ファンだって知っています。日菜子さんをプロデュースしたいってことも知っています)

P「そうだ…俺は…日菜子を…」

日菜子「……」

泰葉(でも……Pさんは…Pさんは一度だって、私を疎かにしたことなんてありませんでした!!)

だれだよおおおおおおおおおおおおお香崎ってだれだよおおおおおおおおおおおおおおおおお
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
香崎泰葉→岡崎泰葉でおなしゃあああああああああああああああああああああああああああ


P「泰葉……」

泰葉(Pさんは、日菜子さんの代わりとかではなく、ちゃんと私を、プロデュースしてくれました)

P「そうだ、俺は…泰葉を……一度だって、泰葉を日菜子の代わりだなんて思ったことはない!!」

日菜子「……」

泰葉(私も…日菜子さんの代わりになろうなんて思いません。私は岡崎泰葉です…岡崎泰葉として、Pさんにプロデュースされて、Pさんをファンにするんです!!)


P「あぁ…泰葉…違う…違うんだよ…もう俺は……俺はとっくの昔っから、岡崎泰葉のファンだったんだ!!」

日菜子「……では、もう、日菜子のファンではないんですか?」

P「そうじゃない…俺は…二人のファンなんだ」

日菜子「でも、日菜子のプロデュースはできませんよ?」

P「それは……」


泰葉(今回は、ダメだっただけです)

P「泰葉?」

泰葉(これから先、いくらでもチャンスはあるます。ほかの事務所でも、イベントが一緒ならプロデュースに関わる機会だってあります。私だけのPさんでいてほしいですけど、私は…)

P「………いや…いいんだ、泰葉」

泰葉(Pさん…)

日菜子「では、日菜子のことは諦めるんですね?」

P「そうじゃない。今まで俺が中途半端だったのがいけなかったんだ…俺は、今、岡崎泰葉をプロデュースしているんだ。まだ、泰葉はトップアドルじゃない。こんな状態で日菜子もプロデュースできるわけないんだ」


日菜子「では、どうするんですか?」

P「岡崎泰葉をトップアイドルにする。その後、日菜子をプロデュースしてやるさ。日菜子がそれを、望めばな。今は、泰葉との夢があるんだ」

泰葉(Pさん!!)

日菜子「そうですか…では、日菜子をプロデュースするなんて妄想は、やめてくださいね」

P「あぁ…現実にしてみせるさ」


日菜子「むふふ…あなたが、日菜子の王子様だといいですね……」



~~~

P「……泰葉」

泰葉「Pさんっ!!よかったです…本当によかったです……」

P「泰葉の声、ちゃんと届いた、助けれれたよ」

泰葉「はい……はい……」

P「泰葉、俺は、日菜子のこと関係なく、俺は岡崎泰葉をトップアイドルにする。お前を一番輝く星する」

泰葉「はい……私…Pさんとなら、自分の力で輝けるって思います。一番輝いてみせます」

P「これからも、よろしくな」

泰葉「はい…」


ちひろ「ごほん」


P「あっ、ちひろさんも、ありがとうございました!」

ちひろ「いえ、いいんです。私はドリンクを渡しただけですので。…もう、大丈夫ですね」

P「はい。これからは、もっと、泰葉と一緒に頑張っていきます」

ちひろ「えぇ…頑張ってください」


泰葉「ところで…Pさん」

P「ん?どうした?」

泰葉「なんで夢の中で、日菜子さんとデートしてたんですか?」

P「あ」

泰葉「なんですか?記憶が消えるほど嬉しいって。Pさん、私とプラネタリウム行く時そんなこといってくれましたか?」

P「えっと…実際、あれは本当に記憶になかったからでた言葉で…泰葉とプラネタリウムに行ったときは、記憶に焼き付くほど嬉しかったぞ」

泰葉「も、もう/// そんな調子いいこと言っても許しませんよ!!」


P「ご、ごめん!!」

泰葉「知りません!」

P「本当にごめんよぉ…」

泰葉「日菜子さんとデートに行けばいいんじゃないですか?別の事務所でもできるんじゃないですか?」

P「ぐぅ…」

泰葉「……しかたありませんね。それでは、今度私とデートしてください」

P「えっ」


泰葉「そうですね。私が体験したことないようなとびっきり楽しいデートにしてくれれば、許してあげますよ」

P「あぁ…任せろ!!」

泰葉「デートの妄想ばっかりして、結局考えられてなかったは、なしですよ?」

P「妄想と現実、妄想のデートをしたとしても、妄想以上の現実のデートにしてやるぜ!」

泰葉「ふふっ、楽しみにしてます」


ちひろ「デートの約束するのもいいですけど、プロデューサーさん」

P「なんです?」

ちひろ「そろそろロワイヤルの時のドリンク代、お願いしますね」

P「えっ」

ちひろ「金額は、これを…」

P「………これは、妄想の中か」

ちひろ「現実です」

~終わり~


しかしよその子を名前で呼ぶなんて完全にストーカー予備軍な訳だが
あと電話はなんだったんだ?

日菜子を求めて、走った結果 手に入ったのはチケのみ そしてスペテクさん
沈んだ所に友人から5%チケで日菜子を当てたという報告が
全てが嫌になって引退してやろうかと思った所で、フロントの岡崎さんの笑顔が目に映って、まだ頑張ろうと思えた

そんな経緯から生まれたSSです
実際、書きながら前向きになれました。ドリフも頑張ります



とりあえずまぁ…P頑張れ
先輩が出て嬉しかったので香崎泰葉にゃんのファンになります

>>46
電話は「別の事務所で日菜子をプロデュースしている奴」からのもの
まぁ…俺の実体験から取ったやつだからそこまで深く考えなくていいよ

>>48
あのタイミングで誤字とかひどすぎる
岡崎さんに申し訳ないんで香崎さんのファンやめます

ドリフ走ろうかと思ったら1/6LPが10本しか残っていないんで寝ます
おやすみなさい

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