洋榎「久の元カノが今更何の用や?」美穂子「……」(222)

 

私が書くよ!!

さっさ書けや!!

洋榎「久の元カノが今更何の用や」

美穂子「……」

久「やば…逃げよ」

洋榎「何やそのカバン、何持ってきたん?見せてみい」

美穂子「いやっ…」

洋榎「ええから見せろ言うとるやろ」バッ

美穂子「あっ…」

洋榎「なるほどな、ふぅ~む、なるほど」

洋榎「アンタ元カノやろ、何弁当持ってきてんのや」

hmhm

洋榎「こんな弁当っ…」

美穂子「ちょっ…やめて!」

洋榎「…と捨ててしまいたい所やが、食材に罪はあらへんしな、私が食べたるわ」

美穂子「正気?二人分作って来たのよ」

洋榎「いけるで、問題なしや、愛宕洋榎にお任せあれ」

洋榎「パクパク」

洋榎「ん…美味いやんこれ」

美穂子「当たり前です!これは上埜さんの好物なんですから!」

あきた

おいふざきんあ

くろちゃ・・・

あかんのか…?

春「……」ポリポリ

洋榎「で、どちらさまや?姉さん」

美穂子「貴女こそ誰ですか?」

美穂子「…ここは私と久さんのアパートです。出て行ってもらえませんか?」

洋榎「…」

洋榎「…ははーん、分かったで」

洋榎「あんたが久の言うとったミホコやな?」

美穂子「……」

洋榎「久の元カノが今更何の用や?」

美穂子「……」

洋榎「残念やけど、もうあんたの居場所はここにはないで」

洋榎「出直してや。久に迷惑かけんな」スッ

ガチン

洋榎「…」

洋榎「ままならんなあ…」

美穂子「…」

洋榎「足、除けてくれんかな?ドアが閉まらへんやろ」

美穂子「…私は」

美穂子「貴女が何を言っているのか理解できません」

洋榎「…はあ?」

美穂子「久さんは今でも私のヒトです。貴女こそ…何なんですか?一体…」

洋榎「…はあー」ガッシガッシ

洋榎「久も大概変な奴に好かれるな」

洋榎「…よく聞き!思い出し!あんたは2か月も前に久に捨てられて…!」

美穂子「わかりません」

洋榎「…え?」

ググ…

美穂子「わかりません。早く出て行って下さい」グググ

洋榎「う…っ!」ゾッ

美穂子「早く、早く、早く早く早くはやくハヤク」

美穂子「はやくはやくはやくはやくはやくはやくはやくはやく」グイグイ

洋榎「っひ…!」

洋榎(や、やばい…!なんかわからんけど本格的にコイツはヤバい!)

洋榎(目がイっとる…!狂ってる…!)

洋榎「でっ!出て行ってェ!」バンッ

美穂子「…!」ドサッ


バタン! カチャッ

美穂子「…」

美穂子「…」ガチッ ガチャガチャガチャ…

美穂子「開けて…」ガチャガチャ


ガチャガチャガチャ…


洋榎「う、うわわ…」ガクガク

洋榎(ひ、久~!早く帰ってきてくれー!)ガクガク

久「かんぱーい!」

咲「かんぱーい!」カチャーン

久「ゴクッ…ゴク… ぷはっ!あーおいしい!」

咲「あはは、部長もすっかり社会人の風格ですね」

久「へぇ…言うようになったじゃない。誰が老けてるってぇ?」

咲「ち、違いますよ!そういう意味じゃなくて…!」オロ

久「…ふふ、分かってるわよ」

久「ちょっとからかってみただけだから」

咲「も、もう…」ビクビク

ガヤガヤ…

咲「はぁ~…ヒック」

咲「にしても、久しぶりれすね、ぶちょーと会うのも」

久「そうねえ…」グビ

久「こっちもこっちで忙しかったし。貴女もなかなか出てこれないでしょ?長野から」

咲「――そう、そうなんれす!」バン

久「おぉっ!?」ビク

咲「のろかちゃんがわらしを長野からでかけるのをゆるしてくれないんれす!逃がさないとかなんとか…」

咲「なんか、出たら浮気すりゅとか思われてるらしくてれれれ」

久「はい水」

咲「ああろうも…」クピクピ

咲「おもい、のろかちゃんは重いんら…」グダッ

久「よーく分かるわ…」コポコポ

久「ほら、一段落したら飲んで飲んで」

咲「…」ゴク

久「まあ、重さに耐えかねた私が言うのもなんだけど」

久「…うっちゃったらいいのよ!困ったら!あはは!」

咲「さすがに、ぶちょーほどきちくにはなれましぇん…」

久「やっぱり優しいのねぇ、咲は」

久「優希に京太郎を譲っちゃったのもそのへんが…」

咲「…!」

咲「ぁああああぁあ…!」ゴクゴクゴク

久「やばいそのペースはやばい!」バッ

カラン…

久「はぁ…飲んだ食べた…」

咲「…」フラフラ

咲「ぶちょーは気楽でいいです…ヒック」

久「ん?」

咲「あんなに尽くしてくれてた福路先輩を捨てて、あっさり次の人に乗りかえて…」

咲「なんであんな鬼畜の所業が平気で出来るのか…」

久「…」

久「うーん、鬼畜ねえ…」

咲「…?」

久「咲、貴女のたらし具合については天性のものが有るし」

咲(部長が言うかぁ…)

久「…ふ」グビ

久「――私の一番大事な持論をとっくべつに伝授してあげるわ」

咲「わー…」パチパチ

久「…こほん」


久「…全てのこの世の女性は、この竹井久を満足させるために存在する」

久「やるだけやって食い散らかす。後片付けなんて他に任せてりゃいいのよ」

久「通った後にはペンペン草いっぽん残さない」

久「…そう!」

久「傍迷惑な我欲に満ち溢れた性…もとい生こそ、真に充足している人生と言えるのよっ!」


咲「」

久「だいたい大したアプローチもしてないのに勘違いして勝手によってきてちょっと抱いてやったら彼女面ブツブツ…」


咲「…」

咲(…染谷先輩、優希ちゃん、和ちゃん、京ちゃん)

咲(私達の知ってるあの優しい部長はもうどこにもいなくなってしまったようです)

咲(今私の目の前に居るのは、都会の激流に揉まれ、絆され、濁った輝きを放つ我らが麻雀部もとぶちょう)

咲(ヒトってこんなに変われるものなんですね)

咲(…おんなこわい)


咲「…」ドポドポドポ…


久「…あら?咲、そんなに注いでまだ飲むの?」

咲「…飲みたいんです。そういう気分なんです」

久「さよか。…よし!ほら先輩の勺だ受け取れ!」グイ

咲「わっとと…」

咲「はらひっひゃおえ、ふへっひゃらは」

久「…咲ー、咲ー」ペシペシ

咲「ひゃにひゅんっひぇふひゃ、ひゃへへふひゃひゃい」

久「…」ペシペシ

咲「ひゃへへっへひっひぇふほひ、ほひゃ」

久「…」バシーン!!

咲「へぶっ」

久「…ダメね、完全に出来あがっちゃった」

久「ほら!肩貸して…」グイ

咲「ほんひひひはふぇ」

久「すいませーん!会計ー!」

咲「…ぐ…ぐー…」

久「うぬ…寝顔だけはかわいい…」ズリズリ

久「はあ…こうなるのを見越して洋榎に迎えでも出してもらえば良かったえわね…」ズリズリ

久「…」

久「美穂子と違って、変な誤解もされないだろうし」

久「まあ、ホテルが近くてよかったわ。これなら一人でもってけるわね」

咲「…ふっひゃへ…ぐー…」

久「…」ゴクリ

久「送り狼しちゃってもいいんだけど…」

咲「ふぇへへ…のろかちゃん…」

久(…今日は勘弁しといてやるか…)ズリズリ

ガチャガチャガチャ…


洋榎「…」ビクビク

洋榎(あかん、一向に去る気配がせぇへん…)

洋榎「…久ぁ」ポロ

洋榎(…)

洋榎(…いや、ダメや…)

洋榎(やっぱりこんな状況で久が帰ってきたら、あいつに何されるかわかったもんとちゃう)

洋榎「…」ギュッ

洋榎(ここ一番…!勇気を振り絞れや愛宕洋榎…!)

洋榎「…よ、し…!」スッ

洋榎「私、が、撃退したる…!変質者が…!」ブルブル

カチャ ガンッ!

洋榎「…!」グググ

美穂子「…ブツブツ」

洋榎「お、おい!お前ぇ!」ブルブル

洋榎「いっ、いい加減しつこい言うてるやろ!さっさと帰れ!」

美穂子「…ブツブツ」

洋榎「…?」

美穂子「…久さんの彼女は私だ」ボソ

美穂子「私だ私だ私だ…」ブツブツ

洋榎(こ、いつ…!)カチン

洋榎「―おいっ!」ガッ

美穂子「…」

洋榎「あんたも一端の女なら!負けを認めえ!」

美穂子「…」

洋榎「ミホコとか言うたっけなあ、お前はもう久とは別れたんや!」

洋榎「振ったんか振られたんかは知らんけど…ま、その調子やったら振られたんやろな!ふん」

美穂子「…」

洋榎「居場所も教えてへんって久、言うてたし…まさかお前、2か月ず~っと探してここに辿りついたんか?」

美穂子「…」

洋榎「はあ…」

洋榎「女にも女々しいっちゅう言葉を使うんか分からんけどな、お前はまさにそれや…!」

洋榎「自分の何が悪くて振られたんかちったぁ考えんかったんか?」

洋榎「久はきっと、お前のそんな重くて、嫉妬深い所が…!」

美穂子「…」スッ

トスッ

洋榎「き、らい…で?」

洋榎「…あ…?」

じわっ

洋榎「なん…?これ…?」

美穂子「…ごめんなさい。でも、あなたが嘘ばっかりつくのがいけないんですよ?」グリッ

洋榎「あ…ひっ…!」ガクガク

美穂子「彼女とかって、おかしいですね…ふふ…」

美穂子「…ネズミの分際で」ズボッ

洋榎「か、っひゅ…」

洋榎「あっああ、ああ゛…!」ドク…ドク…

美穂子「久さんは良い人だから、同情しちゃったんですね、本当に私が居ないとダメなんだから」

美穂子「こんな、臭い、醜い鼠に騙されて…」


美穂子「…ネズミ、ねずみ、汚い、みすぼらしい鼠が」ブツブツ

スッ

洋榎「…ひ、ひうぅ…!」ガクガク

ドサッ

久「ふう…」

咲「…むにゃ…」

久「ベッドまで運べば大丈夫でしょ…」

久「さて、帰るか…予定よりだいぶ遅く…」


がしっ

久「…ん?」

グイッ

久「わっ!?」

ボフッ

久「…!ああ…?」

咲「…」

久「咲…?」

グチュっ!クチャッ…


久「――っああぁ…!ん…!はぁっ…!」ビクンビクン

咲「せっくすって楽しいね、楽しいね、楽しいね」グチュッ グチッ

久「ああああっ…!あふっ…ふあああん…!」ビビビクン

咲「楽しいね、楽しいね、ツモってロン、カンってドラドラ」グチィ…

久「―――!!」ビクン…ビクン…


久(――見誤った…!)

久(ま、魔性…!!酒で理性が極限まで飛んで…海底に潜む怪物が露わになった…!?)

久(当に性の権化…!!)

久(情けない…!有頂天になって、私は何を一体…!!あんな偉そうなことを…!こんな…こんなっ!)

久(バケモノの目の前でっ!!!)


咲「――リンシャンカイホウ」ズリュウゥ…

久「―――っあああああっ!!!」ビリビリビリ…

久(こ、殺されるっ…!!てっ、てくのぶれいくで、しぬぅううっ!!)ビクビクビク

ス…

洋榎「…く、くるな…!やめ…っ!」ガクガク

美穂子「…許せない、許せない許せない」

洋榎「やめ、やめて…!たす、けてぇ…!」ポロポロ

美穂子「…」

ズブッ

洋榎「…おっ…ぁ…」

美穂子「…」

ドスッ ドズッ ズブッ ズボッ

美穂子「…ブツブツ」


洋榎(―――)

洋榎(――あ、痛…わた、死、ぬ…?)

洋榎(絹、こんな、姉ちゃんで、ごめんな、迷惑かけて)

洋榎(とーさ、かーさん…)

洋榎(…久…)

洋榎(ごめんなさい、私、家、守れなかっ…)


ブシャッ


洋榎「」

美穂子「…」

美穂子「…」ズルル… ズボッ


美穂子「…ふう」

ズル…ズル…

美穂子「…ふぅ…えいっ」

ドサッ

洋榎「」

美穂子「もう、鼠のくせに重いのね…」

美穂子「さて…」

美穂子「駆除したのは良いけど…これ、私捕まっちゃうのかしら」

美穂子「やだな…間違ってるわ。私は久さんの為に行動しただけなのに…」

美穂子「…」

美穂子「気は進まないけど、隠蔽しないとね」

美穂子「その前に…」

ゴチャッ…

美穂子「…まずは、この散らかった部屋を片付けましょう」

美穂子「帰ってきて、部屋がきれいになってたら…きっと久さんも喜ぶわよね」

美穂子「…本当に、私が居ないとだめなんだから…もう」ウットリ

久「…」グッタリ

咲「すー…すー…」

久(何とか…生き延びたわ…)

久「もー帰る体力ない…」グデッ

久「…」

久「ま、大丈夫でしょ…洋榎だし」

久「一日ほっといたくらいでどうなるタマでもないわよね…」

久「はあ…」ゴロン

咲「すー…すー」

久「…」

ぷにっ

咲「すー…うん、ん…」コロン

久「…」

久「…寝よ」

ピカピカ

美穂子「ふうっ」

美穂子「…お掃除終わりね」

美穂子「さてと、後始末か…」

美穂子「念のためいろいろ持ってきて良かったわ」ゴソゴソ

美穂子「ミキサーは…久さんのを借りるしかないかしら…」

美穂子「後で弁償しましょう。許してくれるわよね…」ゴソ

ゴリッ… ゴリッ…


洋榎「」

美穂子「んっ…!骨が、なかなか、切れないわね…!」

美穂子「チェーンソーでもかってくればよかったかな…」

美穂子「これは…んっ…!しばらくかかりそう…!」


ゴトッ…

美穂子「ふう…」

美穂子「やっと一本…」


美穂子「…とりあえず、切った所からミキサーしていきましょう」

美穂子「液状にして、トイレに流すだけだから…」

美穂子「この作業は楽ね」

美穂子「…」

キュイイイイ…ガリガリガリ…


美穂子「…」


ゴリッ… ゴリッ…


美穂子「…」


キュイイイイ…ガリガリガリ…ガリ…



キャプテン「殺しのオリンピックがあれば私が金メダルです」

チュン チュン

美穂子「…」

美穂子「朝になってしまったわ」

美穂子「手足は全部済んだけど…」

美穂子「一番大事な体と頭が残ってるのよね…」

美穂子「…」

美穂子「真っ青な芋虫みたい」

美穂子「こんなの久さんに見せられないわ」

美穂子「日も昇って…そろそろ帰ってくるでしょうし」

美穂子「…」

美穂子「とりあえず、冷蔵庫ね…」

美穂子「よし」

美穂子「あとは…そうね」

美穂子「お風呂場が真っ赤だわ…」

美穂子「水で流して…」

ジャアアァ

美穂子「隅から隅まで洗剤を付けたたわしで洗う」

美穂子「ファブリーズして…」

美穂子「もう一回洗浄」

ジャアァ…


美穂子「…」スンスン


美穂子「―ばっちりね!」

美穂子「~♪」カチャカチャ

美穂子「朝ご飯くらいは作っておかなきゃ」

美穂子「久さんが褒めてくれた手製のお味噌汁…」

美穂子「目玉焼きにごはん」

美穂子「ああ見えて、結構素食なんですよね…かわいい」クスッ

美穂子「久々だから良いモノを作りたかったけど…やっぱりこういうのは、いつも通りが一番だと思うもの」

美穂子「…」カチャカチャ

美穂子「よし」カチャン…


美穂子「後は、帰ってきてくれるのを待つだけね」

チュン チュン

久「…」

咲「…ん…んう…」ワキワキ

咲「ふあ…良く寝…」

久「…おはよう」

咲「…」

咲「うっ、うわあああっ!?」ドターッ

久「!?」

咲「な、なっ!なんで久さん!裸で!?隣に!?」オタオタ

咲「!?…うわああん!私も裸だよー!」

久「…」

咲「ぐすっ…酷いです部長…こんな…こんなことだけはしないって信じてたのにぃ…」グスグス

久「…咲」

咲「野獣です…餓えた獣です…ああ…ごめん、ごめんよ和ちゃん…」

久「咲」

咲「…なんですかぁ!?私は今…!」

久「ふんっ!!」ドバチコーン!!

咲「はぶぁあッ!!」ズシャアッ


久「…じゃあね。和によろしく」

咲「」しくしく

トボトボ

久「…はあ」

久「ああ…股間がジンジンする…」

久「…」グゥ~

久「洋榎、朝ご飯作ってくれてるかしら」

久「ないだろうなあ…ずぼらだし…」

カン カン

久「…小さいながらも楽しい我が家~…っと」

久「んー…」チャラチャラ …ジャッ カチャン

ガチン

久「…?」

久(あれ…?鍵開いてたのかしら?)

久「不用心な奴め…」カチャッ

ガチャッ キィイ…

久「ただいま~…ちょっと洋榎、あなた玄関開けっぱなしに…」



美穂子「…あ!おかえりなさい!」ガタッ


久「し…」


久「…」

久「…え?」

久「…み、ほこ…?」

美穂子「はい、来ちゃいました」ニコ

久「な、何で…!?れ、連絡先も教えてないのに…!」ブルブル

美穂子「…ああ、ちょっと調べちゃいました。ふふ」

美穂子「優しい久さんのことだから、何か考えあってとは思ったんですが…ごめんなさい。寂しくって」

久「……」ブルッ

久「はっ…そ、そうよ!ひ、洋榎は…!」

美穂子「…」

久「…美穂子っ!洋榎はどこに…!」

美穂子「やっぱり、優しいです。久さんは…」


美穂子(…あんな鼠のことまで気にかけて)ボソ

久「…?」

美穂子「…ひろえ、洋榎さんって言うんですね」

美穂子「大丈夫ですよ。ちょっとお話して出て行って貰っただけですから」

久「…」

久「お話…?」

美穂子「はい」ニコ

久「…そ、う…」

久(お話って…なんだかわかんないけど)

久(…)

美穂子「…」ニコニコ

久(…まあ、脅迫でしょうね…)

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