ちなつ「え?向日葵ちゃん修学旅行いかないの…?」(187)

っていつやつ

ま た お ま え か
いいから早く書け

向日葵「はい…」

あかり「えぇー!どうして!?」

向日葵「いやちょっと…」

櫻子「おっぱいが重いから?」

向日葵「そんなわけないでしょ!」

ちなつ「でもなんで…?せっかくの
旅行なのに…」

向日葵「そうなんですけど…」

向日葵「なんというか….都合が悪いんですわ!」

あかり「都合って?」

向日葵「都合は…都合ですわ…」

櫻子「やっぱりおっぱいか?」

向日葵「違うっていってるでしょ!」

ちなつ「…」

>>3

                ハ        _
    ___         ∥ヾ     ハ
  /     ヽ      ∥::::|l    ∥:||.
 / 聞 え  |     ||:::::::||    ||:::||
 |  こ ?  |     |{:::::∥.  . .||:::||
 |  え      |     _」ゝ/'--―- 、|{::ノ!
 |  な 何   |  /   __      `'〈
 |  い ?   ! /´   /´ ●    __  ヽ
 ヽ      / /     ゝ....ノ   /´●   i
  ` ー―< {           ゝ- ′ |

        厶-―    r  l>        |
      ∠ヽ ゝ-―     `r-ト、_,)      |
      レ^ヾ ヽ>' ̄     LL/  、   /
      .l   ヾ:ヽ ` 、_      \\ '
     l    ヾ:ヽ   ト`ー-r-;;y‐T^
      |    ヾ `ニニ「〈〉フ /∥. j

向日葵「と、とにかく行けないものは行けませんの!」

あかり「えぇ~残念だよぉ…」

櫻子「ふん!向日葵が来ないほうが楽しいし!」

向日葵「なんですって!?」

ちなつ「そんなことっ…!」ガタッ

あかり「わっ!」

あかり「ど、どうしたの?ちなつちゃん…」

ちなつ「あ、ううん…なんでも…」スッ

あかり「?」

櫻子「じゃあわたしたちが向日葵の分まで思いっきり楽しんでくる!」

向日葵「え、ええ…」

向日葵「そうして頂けると幸い…ですわ……」

ちなつ「…」

あかり「あれ?向日葵ちゃんパン食べないの?」

向日葵「え、ええ…」

向日葵「そんなに食欲なくて…家に持って帰ろうかと」

櫻子「えー!いらないならわたしに頂戴!」バッ

向日葵「あっ!」

向日葵「ち、ちょっと返しなさい!」

櫻子「いいじゃんいいじゃーん!」

向日葵「よくありませんわ!」

櫻子「どうせ食べないんd」

ちなつ「櫻子ちゃん!」

櫻子「わっ!」ビクッ

櫻子「な、なに?」

ちなつ「私もういらないから半分あげる」スッ

櫻子「え!?いいの?」

ちなつ「うん!磯辺揚げも一個あげるね」

櫻子「わーい!ちなつちゃん優しいー!」

櫻子「どっかのケチんぼおっぱいとは大違いだ!」

向日葵「なっ…!?」

向日葵「誰がっ…!」

向日葵「…」

向日葵「ケチで悪かったわね……」

ちなつ「向日葵ちゃん…」

あかり「ちなつちゃん、はやく食べないと給食の時間おわっちゃうよ?」

ちなつ「うん…」

放課後

ちなつ「ねぇ向日葵ちゃん」

向日葵「はい?」

ちなつ「今日向日葵ちゃんの家いってもいい?」

向日葵「かまいませんけど…私今日アルバイトがありますわよ?」

ちなつ「全然いいよ!」

向日葵「でも…」

ちなつ「楓ちゃん一人でお留守番でしょ?」

向日葵「ぁ………」

ちなつ「さみしいだろうから私が相手しててあげるよ!」

向日葵「そう…ですわね…」

向日葵「すみません、感謝しますわ」

ちなつ「えへへ…じゃあいこっか」

ちなつ「ふぅ…相変わらずこの階段はきついなぁ…」

向日葵「すみません、こんなところに住んでて…」

向日葵「吉川さん、団地お嫌いでしたわよね」

ちなつ「あっいや、私が言ったことなんて忘れてよ!」

ちなつ「あれはその…なんというか…」

向日葵「うふふ…」ガチャ

向日葵「ただいま~!楓、ちなつお姉ちゃんきたわよ」

楓「お姉ちゃんおかえり!」

楓「ちなつお姉ちゃんいらっしゃい!」

ちなつ「は~い!おじゃまするね?」

向日葵「相変わらず狭いですけど…今お茶を淹れますわ」

ちなつ「ああいいよ!すぐバイトいかないと行けないでしょ?」

向日葵「ですが…」

ちなつ「いいっていいって!」

向日葵「そうですか…では私いきますわ」

ちなつ「うん、楓ちゃんと遊んでまってるね」

向日葵「もし夕食が必要でしたら冷蔵庫に素麺がありますので」

ちなつ「おっけ!適当に楓ちゃんと食べとくね」

向日葵「すみません、何だか…」

ちなつ「大丈夫だってば!ほら、早くいかないと遅刻しちゃうよ?」

向日葵「ほ、ほんとうですわ!」

向日葵「楓、いい子にしてるのよ?」

楓「はーい」

向日葵「ではいってきますね」ガチャ

ちなつ・楓「いってらっしゃーい」

ちなつ「じゃあ楓ちゃん!何して遊ぼっか?」

楓「えーっと…えーっと」

ちなつ「チーナお姉ちゃんがなんでもしてあげるよ!」

楓「じゃあお絵かき」

ちなつ「さすが楓ちゃん、私の得意分野を選ぶなんて」

ちなつ「じゃあお絵かきしよっか」

楓「うん!」

楓「クレヨンもってくるね」トテトテ

ちなつ「…」

ちなつ「向日葵ちゃんバイト始めて、楓ちゃんいつも一人でさみしいだろうな…」

ちなつ「いっぱい遊んであげよう」

楓「はい、クレヨン」

ちなつ「わぁ~ありがとね!」パカッ

ちなつ「あれ…?」

ちなつ「楓ちゃん…」

楓「なに?」

ちなつ「このクレヨン、色が足りないけど…」

ちなつ「(それに短いのばかり…)」

楓「うん…」

楓「ずっと前にお姉ちゃんが買ってくれたんだけどね」

楓「使ってたら少なくなっちゃったの」

楓「でもまだ他の色があるから大丈夫だよ?」

ちなつ「………そっか」

ちなつ「じゃあ何描いちゃおっかな~」

ちなつ「楓ちゃんは何描くの?」

楓「ちなつお姉ちゃん!」

ちなつ「そっかぁ~、じゃあ私は楓ちゃんかな!」

ちなつ「どっちが上手に描けるか勝負だ!」

楓「うん!」

30分後

楓・ちなつ「出来たー!」

ちなつ「我ながらなかなか…」

ちなつ「じゃあせーので見せるよ?」

楓「うん!」

楓・ちなつ「せーのっ!」クルッ

楓「ヒッ……!」ビクッ

ちなつ「わー、楓ちゃんも上手だね!」

ちなつ「私はどう?」

楓「ぁ…ぁ…」パクパク

ちなつ「ん?どうしたの、楓ちゃん?」

楓「えと、えと…げ、芸術的だね…」

ちなつ「わかる!?楓ちゃん難しい言葉知ってるね~」

楓「う、うん」

ちなつ「まあ、向日葵ちゃんの妹だもんね」

楓「えへへ…」

ちなつ「じゃあこの勝負引き分けかな!」

楓「…」

ちなつ「次はなにしよっか?」

楓「えーっと…」グー

楓「あ…」

ちなつ「おなか空いちゃった?」

楓「空いちゃった…」

ちなつ「じゃあご飯食べよっか!」

楓「うん…」

ちなつ「えーっと…たしか素麺があるって…」ガチャ

ちなつ「あったあった」スッ

ちなつ「麺つゆは~…」

楓「…」

ちなつ「ん?どうしたの、楓ちゃん」

楓「昨日も素麺だったから…」

ちなつ「え?そうなの?」

楓「うん…おとといもなの…」

ちなつ「そっか…」

楓「でもお姉ちゃん忙しいから仕方ないの…楓我慢するよ?」

ちなつ「楓ちゃん…」

ちなつ「(うーん…見たところ材料はほとんどないし…)」

ちなつ「そうだ、楓ちゃん」

楓「?」

ちなつ「お外にご飯食べにいこっか!」

楓「え…でも…楓お金持ってないよ?」

ちなつ「チーナお姉ちゃんが出してあげるよ!」

楓「いいの?」

ちなつ「いいのいいの、いこっ!」

楓「うん!」

ファミレス

ちなつ「楓ちゃん何食べたい?」

楓「えとえと…ハンバーグ」

ちなつ「目玉焼きが乗ってるやつ?」

楓「うん!」

ちなつ「じゃあ私もそれにしよっかな」ピンポーン

店員「おまたせしました、ご注文をどうぞ」

ちなつ「目玉焼きハンバーグ2つお願いします」

店員「かしこまりました」

ちなつ「楓ちゃんハンバーグ好きなの?」

楓「うん!本当はお姉ちゃんのハンバーグが1番好きだけど…」

楓「最近作ってくれないの…」

ちなつ「楓ちゃん…」

ちなつ「はぁ~美味しかったね!」

楓「うん!」

ちなつ「デザートはどうする?」

楓「……いらない」

ちなつ「え?いいの?」

楓「うん…お姉ちゃんは食べれないから…楓だけ食べるのはかわいそうなの」

ちなつ「ぁ……そっか…」

楓「….」

ちなつ「…」

楓「あのね、言っちゃダメよって言われてるんだけどね」

ちなつ「?」

楓「お母さんが入院してるの」

ちなつ「…………え?」

楓「お父さんはヒグマに食べられたの」

ちなつ「…………え?」

ちなつ「いつから……?」

楓「ちょっと前…」

楓「働き過ぎて疲れちゃったんだって」

ちなつ「そんな…」

楓「でもね、そんなに大変な病気じゃないからすぐ元気になるよっていってたの」

ちなつ「そう…なんだ…」

楓「だから今お姉ちゃん大変なの…」

楓「前より帰って来るの遅くて…お休みも少ないし……」

楓「だから楓もガマンするの」

ちなつ「楓ちゃん…」

ちなつ「(なんで何も言ってくれないのよ…)」

そら言わんでしょ

店員「ありがとうございましたー」

楓「ちなつお姉ちゃん、ご馳走さま」

ちなつ「うん!」

ちなつ「楓ちゃん、スーパーいこっか」

楓「どうして?」

ちなつ「プリン買いに!デザート食べてないもんね」

楓「でも…」

ちなつ「3つ買って帰ればお姉ちゃんも食べれるよ!」

楓「!」

楓「うん!」

ちなつ「あとね、楓ちゃんにも良いもの買ってあげる!」

楓「いいもの?なに?」

ちなつ「まだ内緒!」

まだ鬱にはなってないだろ
これからだ

向日葵の家

楓「わー、新しいクレヨン!ぴかぴか!」

ちなつ「うふふ…よかったね、楓ちゃん」

楓「うん!ありがとうちなつお姉ちゃん!」

ちなつ「どういたしまして」

ちなつ「…」

ちなつ「向日葵ちゃんまだ帰って来ないね」

楓「楓が寝た後に帰ってくるから…」

ちなつ「そっか…そんな遅くまで…」

ちなつ「…」

ちなつ「先にプリン食べちゃおっか」

楓「うん!」

向日葵「はぁ…今日も疲れましたわ…」

向日葵「でも…頑張らなきゃ…」

向日葵「ただいま~」ガチャ

向日葵「あら?吉川さんの靴が…」

向日葵「まだいるのかしら?」トタトタ

ちなつ・楓「…」スースー

向日葵「寝てる…ふふっ…」

向日葵「私も早く宿題やって寝なきゃ…」

向日葵「ん…?」ペラッ

『冷蔵庫にプリンが入ってるから良かったら食べてね♡ ちなつ』

向日葵「吉川さん…」



向日葵「吉川さん…吉川さん!」

ちなつ「ん…んん~?」

向日葵「そろそろ起きないと…」

ちなつ「あっ!」ガバッ

ちなつ「寝ちゃってた!今何時!?」

向日葵「7時過ぎですわ」

ちなつ「やばっ!一回帰らないと…」ワタワタ

向日葵「あ、あの…」

ちなつ「えーっとえーっと…!」バタバタ

向日葵「昨日はプリン…」

ちなつ「ごめんね、向日葵ちゃん!また学校で!」ガチャ

向日葵「あ…」

学校

ちなつ「セーフ!」

あかり「ちなつちゃん、めずらしいね」

ちなつ「ちょっとね!」

向日葵「吉川さん…あの」

先生「始めるぞ~」ガラッ

向日葵「ぁ…」

授業中

向日葵「…」ウトウト

櫻子「おい!向日葵!向日葵ってば!」ボソボソ

先生「古谷ー」

櫻子「やばっ…」

先生「古谷!」

向日葵「はいっ!」ガタッ

先生「今の問題解いてみろ」

向日葵「あ、あの…すみません、聞いてませんでしたわ…」

先生「ダメじゃないか~、じゃあ大室」

櫻子「ええっ!?」

あかり「向日葵が居眠りなんて珍しいね」ヒソヒソ

ちなつ「うん……」

あかりが向日葵呼び捨てにしちゃった…

休み時間

ちなつ「向日葵ちゃん、ちょっときて」

向日葵「あ、吉川さん、今朝は」

ちなつ「いいから早く」タッ

向日葵「は、はいっ…!」タッ

~~~~~~~~

向日葵「吉川さん、昨日はありがとうございました」

向日葵「楓が外にご飯に連れて行ってもらったみたいで…」

ちなつ「あ、うん!」

向日葵「それにクレヨンとプリンまで…」

向日葵「感謝しきれませんわ」

ちなつ「全然いいって!」

向日葵「それで…なんの用ですの?」

ちなつ「その…楓ちゃんに聞いたんだけど….」

向日葵「?」

ちなつ「お母さん入院してるって…」

向日葵「なっ!?」

ちなつ「ごめんね…聞き出したわけじゃないんだけど…」

向日葵「いえ…」

ちなつ「大丈夫なの?」

向日葵「はい…少し疲れが溜まって倒れただけですわ…」

向日葵「少し入院すればすぐ元気になると…」

ちなつ「そっか…大事じゃなくてよかったね」

向日葵「ええ…そうですわね…」

ちなつ「もしかして修学旅行いかないのもそれがあったから?」

向日葵「あ……」

ちなつ「そうだよね?」

向日葵「………はい」

向日葵「大事では無いといっても退院してすぐ働けるわけではありませんし…」

向日葵「それに楓のこともありますわ…」

向日葵「私が頑張らなくては…」

ちなつ「向日葵ちゃん…」

ちなつ「そ、それでね、用っていうのは…」ゴソゴソ

向日葵「?」

ちなつ「お父さんに頼んで貰ってきたの、使って?」スッ

向日葵「これは……」

ちなつ「とりあえずの生活費と修学旅行のお金ぐらいは払えるはずだから…」

ちなつ「これで一緒に修学旅行…」

向日葵「もらえませんわ…」

ちなつ「え?」

向日葵「こんなものもらえません!」グイッ

ちなつ「ど、どうして…?」

ちなつ「お金ないんじゃ…」

向日葵「…っ!」ギリッ

向日葵「そうですわよ!」

ちなつ「!?」ビクッ

向日葵「確かに私の家は貧乏ですわ!」

向日葵「だけどこんなもの…こんなものっ…!」

ちなつ「で、でも…!」

向日葵「だいたいあなたのお父様が稼いだお金でしょ?」

ちなつ「そうだけど…」

向日葵「それをあなたは!」

向日葵「…」

向日葵「とにかくこんなものはいただけませんわ」

向日葵「では…」クルッ

ちなつ「あっ…」

ちなつ「向日葵ちゃん…どうして…?」

お昼

櫻子「向日葵ー給食だぞー!」

あかり「机くっつけないな?」

向日葵「私今日は生徒会の仕事がありますの」

向日葵「だから先に一人で食べさせていただきますわ」

ちなつ「…」

櫻子「私はそんなこと聞いてないぞ?」

向日葵「櫻子は役に立たないから私だけに仕事があるんです」

櫻子「なんだと!このおっぱいお化け!」

向日葵「なんですって!?」

あかり「そっかぁ…じゃあしょうがないね」

ちなつ「うん…」

あかりのセリフに関して誤字おおいな…
ごめんよあかり…ぼく疲れちゃったんだ…



ちなつ「どうして向日葵ちゃん怒ってたのかな…」

ちなつ「向日葵ちゃんの為になると思ったのに…」

ちなつ「…」

ちなつ「はぁ…向日葵ちゃん本当に修学旅行来ないのかな…」

ちなつ「一緒に行きたい…」

ちなつ「向日葵ちゃんも行きたいに決まってるもんね」

ちなつ「………」

ちなつ「よし…!」スッ

ちなつ「お父さーん!」トテトテ

次の日

ちなつ「あ、向日葵ちゃんおはよう!」

向日葵「……おはようございます」スタスタ

ちなつ「ぁ…」

ちなつ「まだ怒ってるよね…」




向日葵「私今日も生徒会の仕事がありますので」

櫻子「またかよー!なんで私にはないんだ!」

向日葵「そ、それは…知りませんわ!」

あかり「そっかぁ…生徒会って大変なんだね」

向日葵「ええ、まあ…」

ちなつ「………」

一方そのころ

結衣「何?聞こえない」

京子「も、もっと蹴って下さい…」

結衣「うわっ、気持ち悪いな…」

京子「結衣が言わせてるんd…ご、ごめんなさい!」

結衣「んー?」グリグリ

京子「ぁ…うぅ…」

支援

結衣「最近ちなつちゃん部活こないね」

京子「確かに…さみしいよおおおおお!!!」ゴロゴロ

結衣「うるさいな…」

京子「なにっ!?結衣はさみしくないのか!?」

結衣「さみしくないわけじゃないけど…」

結衣「どっちかというと心配かな」

京子「ねぇあかり、なんでちなつちゃんは部活こないの?」

あかり「あかり用事があるとしか聞いてないけと…」

京子「ふーん…」

結衣「なんだろうね…」

ちなつ「はぁはぁ…よいしょ!」

ちなつ「あれから一週間ちょっと…学校じゃまともに口聞けてない…」

ちなつ「でも…」ピンポーン

ちなつ「…」

ちなつ「やっぱりバイトだよね…」ザッ

ガチャ

ちなつ「向日葵ちゃん!?」クルッ

楓「お姉ちゃんはお仕事だよ?」

ちなつ「あ、ああ…楓ちゃん」

楓「いらっしゃい、ちなつお姉ちゃん」

楓「あがって!」

ちなつ「うん…」

ちなつ「最近どう?」

楓「楓は元気だよ」

ちなつ「向日葵…お姉ちゃんは?」

楓「お姉ちゃんは…」

楓「お姉ちゃんはあんまり元気じゃないの…」

ちなつ「え?」

楓「前よりお休みが少なくなって…」

ちなつ「…」

楓「それになんだか悲しそうな顔してる…」

ちなつ「あ…」

楓「楓心配なの…」

ちなつ「うん…心配だね…」

楓「お姉ちゃんは強がりだから…」

ちなつ「ふふっ…そうだね」

楓「ちなつお姉ちゃん仲良くしてあげてね?」

ちなつ「うん!もちろんだよ!」ナデナデ

楓「えへへ…」

ちなつ「じゃあ私用事があるから…」

楓「あ…うん…」

ちなつ「ごめんね、またすぐ来て遊んであげるから」

楓「約束だよ?」

ちなつ「うん、約束」ニコッ

楓「じゃあね、ちなつお姉ちゃん」

ちなつ「またね、楓ちゃん」ガチャ

ちなつ「…」

ちなつ「仲直りしなきゃ…」

                  ⌒\
            __ ) )
  __   -ァ ´    <ー-

//  '⌒ く/  /⌒    ⌒ヽ \
: :,'  :/ //   /          \\
: :i :/ -=/   /   ∧. /|     :|   丶ト
乂_:{_:彡/      /|_/∨│   :|人/   小/ヽ _ -, -──‐-、
: : : : : : /     〃⌒ヾ _|/i :/:i/|/|   | ∨/ /: : : : : : : : : \.    | _|_   |_L    /
/: : : : /|   :i :|/ {{   }} ` |/〃⌒Yヘ   |'/  ' ___: : : : : : : : : ヽ   | _|    ̄|  _ノ  (
∨: : /:_|   :i :|  ゞ _,,,ノ    {{  }}  /  /::::::::::::::, '´ ゙̄ヽ: : : : : '.  レ(__ノ\.  |      \
/\/:/ |   :i :| //          ,,/    |::::::::::::::{:::::::::::::::}: : : : : : |         ,
: : : :人_|   :i八   / ̄ ̄r‐'了´''''       |:::::::::::::: 、::::::::::ノ: : : : : : |  ,―┴┐ -/─   ─┼─ |   ヽ
i : : : : : |   :|   /    |::::::|         ∨::::::::: '´ ̄: : : : : : : :/  ヽ| 三l_  / __| ヽ    ゝ  |    |
| :/|: : : |   :|、       ヘ_::::\__    \'´ : : : : : : : : : : :/   ノ| '又 '  (___ノ\  ヽ_   ヽ/
|/ :|/| 八  :| :\{     '´::! ̄::>ヘ、 ̄¨''¬ー- 、 _____,,,,,'´
-::=ミ\/\:レ'∨   ー=ァ:≦  ./ .二\

.::.::{{.::.::.  ̄.::.: 〈     ∧: :  /  -‐、∨
\::\.::.::.::.::.::.::.:\   ヘ.:`'   {  ィヽソ|

次の日

あかり「うぅ…あかり走るの苦手だよぉ~」タッタッ

ちなつ「わたしも…長距離は…ダメ…」タッタッ

向日葵「はぁ…はぁ…」タッタッ

櫻子「もう嫌だ~!」

あかり「櫻子ちゃん…もうちょっとだから…頑張らなきゃ…」

ちなつ「これ終わったら…給食だよ?」

櫻子「だけど…」

向日葵「はぁ……はぁ……はぁ…………ぁ…れ?………」フラッ

ドサッ

櫻子「えっ?」

ちなつ「向日葵ちゃん……!?向日葵ちゃん!!」

あかり「せ、先生呼ばなきゃ!」

向日葵「ん…あれ…?ここは…?」

ちなつ「保健室だよ…」

向日葵「吉川さん……そうか私倒れて…」

ちなつ「うん…」

向日葵「すみません…もう大丈夫ですので…」ムクリ

ちなつ「ダメだよ…」

向日葵「でももう…」

ちなつ「ダメだってば!!」

向日葵「!?」ビクッ

向日葵「よ、吉川さん…?」

あれ、向日葵の家アニメで出た記憶がないぞ

「栄養を取らなきゃだめだよ!」と叫びながら海鮮類を向日葵の口に詰め込んで行くちなつ下さい

>>151
お前関西だろ
お前が見れるのは8/10ですんで

ちなつ「どうして…」

向日葵「え?」

ちなつ「どうしてそんなに無理するの!?一人で抱え込むの!?」

向日葵「そ、そんなこと…」

ちなつ「あるよ!!」

向日葵「なっ…」

ちなつ「毎日遅くまで働いて!休みも減らして!」

ちなつ「家事もやって勉強もして!」

ちなつ「お母さんのことも…誰にも相談しないで……」

向日葵「…」

ちなつ「楓ちゃんも心配してた…」

ちなつ「いま向日葵ちゃんが倒れたらどうするの?」

ちなつ「楓ちゃんは一人ぼっちだよ?」

向日葵「それは…」

ちなつ「約束したでしょ…?」

向日葵「え…?」

ちなつ「自分を大事にしてって…」

向日葵「あ……」

ちなつ「私だって…」ポロッ

ちなつ「私だって向日葵ちゃんが心配だよ!!」ポロポロ

ちなつ「もっと私を頼ってよ!!」ポロポロ

ちなつ「私たち………友達でしょ…?」ポロポロ

向日葵「吉川さん…」

ちなつ「うぅ……バカ……」ポロポロ

向日葵「…」

向日葵「ごめんなさい、吉川さん…」

向日葵「私、母が倒れて…しっかりしなきゃと思って…」

ちなつ「……うん」

向日葵「ごめんなさい…」

向日葵「楓にまで心配かけてしまっていたなんて…」

向日葵「これからは…」

向日葵「もっと肩の力を抜いてみますわ…」

ちなつ「うん…」

ちなつ「そうだ…」

ちなつ「これ…」スッ

向日葵「え?」ガサッ

向日葵「こ、これは貰えないって…!」

ちなつ「返して」

向日葵「はい?」

ちなつ「それは私がバイトで稼いだ大切なお金なの」

向日葵「ぇ…」

ちなつ「だから返して……すぐじゃなくていいから!」

向日葵「吉川さん…」

向日葵「私…私…」ポロッ

向日葵「ありがとう……必ず…必ず返すからっ…!」ポロポロ

ちなつ「絶対絶対約束だよ?」

向日葵「はいっ…!」ポロポロ

ちなつ「えへへ…」ニコッ

あかり「わぁ~ここが清水寺かぁ~!」

櫻子「たかーい!!」

ちなつ「ほんとだー!」

向日葵「いい眺めですわ…」

ちなつ「うん…」

向日葵「あの…」

ちなつ「え?」

向日葵「来週母が退院します…」

ちなつ「そうなの!?よかった…」

向日葵「ええ…まだすぐには働けませんけど…」

向日葵「本当に感謝していますわ」

向日葵「ですから…その…」

ちなつ「え?」

向日葵「ありがとう…その…ち、ちなつさん////」

     /:::::::::::彳''て"~~""'''‐.`、:::::::::\
    /::::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::`::ゝ:::::::::ヽ
   ./:::/:::::::::::/:::::λ::ii::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::ヽ:ヽ
   /:::/::::::ii:::イ:::::/│::iiii::::i:::i:::ハ::::i:::::::i:::::::::i:ハ
  ∥〈:::::::iii4:=:/-‐ヘ::iiiii::iii:::i::l`'ヘ:}、::::li:::::::::}::l

  .{::::l:::::::iiii.l::/,,..,,,_、 \iiiiiiヘi:リ  レ ヽ:ト::::::::::|:::|
  イ:::{::i::::iii .yて了ヾ  Nヘl yャニエェ、. }:::::::::}リ
 │::::i:iii:::iii 廴弋エフ     | 弋ノリ .}::::iii::i::l

 │i::::iiiiii::ii ト、二zイ     从.二ノノ./::::iii:::i:リ

  {iii::::ii::iiヘl ,',','     '   .,., ̄ /:::iiiiii::::/
  .〈iiii:::::::::ii           '.'.'  /イ/iiii::::リ       終わりですわ!
  }iiiiii::::::::ヘ      -.    u /iiiiiiii:/l:|

  |:i i:iiiii:ii:::::ii\          イiiii:iii/ハリ

  {::ヘ:::iiiiiiiiiii:::iiiiiiト- .____,..-'''iiiiiiiii:::ii:λ} レ
  ト::N::::iiiiiii::iiiiiiiリ      トiiiiiiiiiiii:::::/丿ノ
   `┐::::::/  `丶、   .l`メ、iiiii:iiiイ/

 , -'''"´フ:::ヘ ヽ  η 〉  レ  >、iiii〉
/   │::::::::〉 .ヽ / .ト、`、 //\| {ii::\

   ヽ ´ヽ::ソ  v   `γ    ヽ::::::}ヽ
    ヽ Y     \ |υ     \{  }
     l         x n l     ヽ l

お金の話はシビアだから、ハッピーまでは行かんか

もう貧乏ネタはやめるわ
快く思ってない人もいるし
なんかただ貧乏にしたいだけのssスレ立ったりするようになっちゃったし

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