あかり「んっ…櫻子ちゃん…そこは…ダメだよ…汚いよぅ///」(147)


櫻子は作中数少ないあかりに興味を持ってるキャラだよね

櫻子「…(向日葵がいけないんだ…ちなつちゃんばっか構って)」ペロペロ


あかり「さ、櫻子ちゃん…そこは…ひゃん///」


櫻子「ふふっ♪あかりちゃん気持ちいいでしょ♪」



無理

あかり「インフルエンザすごいねー。教室がガラガラだぁ・・・」

櫻子「そうだねー。向日葵もちなつちゃんの休みだしー・・・」

あかり「部活の先輩も二人共休みなんだよねー。」

櫻子「あ、じゃあ今日は部活無いって事?」

あかり「そうだねー。・・・なんかさびしいなぁ・・・」

櫻子「ふーん・・・。」

櫻子「じゃあさ・・・」

あかり「・・・?」

櫻子「放課後、私も部室に行って良い?」

あかり「え?・・・どうしたのいきなり・・・?」

櫻子「なんかあの部室の雰囲気好きなんだよねー。ね!ちょっとで良いからさ!」

あかり「そうなんだ!じゃあ、ちょっと放課後、部室で時間潰そっか。」

――放課後――

ガラッ

櫻子「おぉー合宿の時以来だねー。お邪魔しまーす!」

あかり「ようこそ娯楽部の部室へー!なんちゃって」

櫻子「とりあえず座ろっか。」スッ

あかり「うん。」スッ

櫻子「・・・。」

あかり「・・・。」

櫻子「・・・」

あかり「・・・。」

櫻子「・・・なにする?」

あかり「そうだよね・・・この部屋、特になにもないんだよね・・・」ポリポリ

櫻子「お、この箱ってまさか・・・」

あかり「京子ちゃんがいつもなにか企画する時に使う箱だね。」

櫻子「合宿の時も使ったよねー。・・・お、色々入ってるじゃん!」ガサゴソ

あかり「使ったねー。(・・・でも今はなんの紙が入ってるんだろ?)」

櫻子「・・・じゃあさ。」

あかり「うん?」

櫻子「今から順番にこの箱から紙を引いていってさ。」

あかり「う、うん。」

櫻子「書かれていたお題を問答無用でやるってのはどう?」

あかり「えぇ~!?」

櫻子「良いじゃん、良いじゃん!そんなに変な事書いた紙は入ってないでしょ!」

あかり「なんか恐いよぉ~!(京子ちゃんの事だから・・・)」

櫻子「じゃあさっそく行くよー!」ガサゴソ

あかり「・・・。(一体どんな紙が入ってるんだろ・・・)」

櫻子「うーん・・・これで良いかな!」ガサゴソ

あかり「!!」

櫻子「・・・?あかりちゃん、どうしたの?まだ引いてないよー?」

あかり「あ、いや、なんでも無いよぉ。」アセアセ

櫻子「よーし、じゃあ引くよ!」

あかり「う、うん・・・。(箱の側面に書いてある文字見えちゃった・・・。今この箱に入ってる紙は・・・)」

櫻子「これだ!」サッ

あかり「・・・。(京子ちゃんが来週に企画してた「ちなつちゃんを可愛がる会」用のだ・・・!)」

櫻子「じゃじゃん!」

櫻子「えぇーっと・・・紙を引いた人と任意の相手が抱き合う~!・・・だ、抱き合う!?」

あかり「!!」

櫻子「え、えぇーっと・・・これは・・・(こ、こんなのが出てくるなんて・・・)」アセアセ

あかり「に、任意の相手って言っても・・・」アセアセ

櫻子「ふ、二人しかいないもんね・・・」

あかり「う、うん・・・(どうしたら良いんだろう・・・)」

櫻子「ど、どうする・・・?(困ったな・・・でも言いだしっぺだし・・・)」

あかり「どうしよっか・・・(寄りにもよって抱き合うってなんなの、もう、京子ちゃん・・・!)」カァッ

櫻子「(!!赤くなってる・・・!)あ、あのさ・・・」

あかり「う、うん?」

櫻子「(や、やっぱ・・・か、可愛いなぁあかりちゃんて・・・)やっぱ最初の人がやらなかったらダメだよね!」

あかり「え、えぇ?」

櫻子「(もうこの際・・・!)任意の人は・・・もちろん、あかりちゃん!」ギュッ

あかり「んっ・・・!」

あかり「さ、櫻子ちゃん・・・?(え、え、どうしよぉ・・・!)」アセアセ

櫻子「どうしたのー?(やばい・・・!すんごい緊張するけど・・・)」ギューッ

あかり「あ、いや・・・」アセアセ

櫻子「引いた紙に書かれてた事を問答無用でするっていうゲームだからね!(あかりちゃんすんごい柔らかくて可愛いー・・・!)」ギューッ

あかり「う、うん・・・」カァッ

櫻子「・・・。(赤くなってる・・・やばいやばい・・・!)」ギューッ

あかり「も、もうそろそろ大丈夫だよぉ!一個一個そんなに長くしなくても・・・」

櫻子「そ、そうだね。(暑いのもあるけど・・・制服の中、汗びっしょになっちゃった・・・)」パッ

あかり「・・・ふぅ。(汗すごいよぉ・・・)」

櫻子「・・・ふぅ。」

あかり「・・・。(きっとこんなのばっかり入ってるんだろうな・・・)」

櫻子「じゃあ、次はあかりちゃんね!」

あかり「あ、う、うん・・・」スッ

櫻子「・・・。(いきなり抱き合うなんて出て来てびっくりしたけど・・・)」

あかり「・・・。(だって京子ちゃんがちなつちゃんにしたい事でしょぉ~・・・)」ガサゴソ

櫻子「・・・。(そんな面白いものぽんぽん出てきたりはしないよね・・・)」

あかり「じゃあ、これだね。」スッ

あかり「えぇっと・・・紙を引いた人が任意の人と・・・」

櫻子「任意の人と・・・?」ドキドキ

あかり「ほっぺの引っ張り合い・・・だって。(これは・・・)」

櫻子「・・・。(なんとも言えない・・・)」

あかり「い、良い・・・?」

櫻子「うん。」

あかり「じゃあ・・・」

櫻子「せー・・・」

あかり「の!」

あかり「・・・。」ビヨーン

櫻子「・・・。」ビヨーン

櫻子「・・・。(でもあかりちゃん・・・ほっぺ柔らかくて可愛いな・・・)」ビヨーン ビヨーン

あかり「・・・ぷっ」

櫻子「・・・?」

あかり「あ、ごめん、ごめん。・・・櫻子ちゃん、ほっぺ伸びた顔、可愛いくて・・・!」ニコニコ

櫻子「!!」

あかり「・・・?あ、ごめん・・・笑っちゃったけど、可笑しいって事じゃないよぉ・・・」

櫻子「いや、別に・・・(やばい・・・笑った顔が可愛くて・・・)」

あかり「・・・ご、ごめんね。(怒らせちゃったかな・・・)」シュン

櫻子「!!(今度はシュンとした・・・やばい・・・)」

あかり「ごめんね。」

櫻子「いやだから、怒ってないってば・・・!(至近距離だとこんな可愛いんだ・・・)」

櫻子「じゃあ、次行くね。」

あかり「う、うん。(あかりのせいで雰囲気悪くなっちゃったよぉ・・・ごめんね・・・)」シュン

櫻子「・・・。(あかりちゃんなんか落ち込んじゃってる・・・)」ガサゴソ

あかり「・・・。(せっかく櫻子ちゃんが部室に来て一緒に遊んでくれてるのに・・・)」シュン シュン

櫻子「じゃあこれね。(かかかか可愛い・・・)」サッ

あかり「・・・。(しかも櫻子ちゃんからやる事提案してくれてるんだから・・・)」

櫻子「えぇっと・・・紙を引いた人が任意の人に・・・」

あかり「・・・。(しっかり乗らなきゃ・・・!)」キリッ

櫻子「胸に抱かれて撫で撫でされる!(これまたハードな・・・!)」

あかり「よし!」

櫻子「!?」

あかり「じゃあ、さっそく座布団引いてそこに寝よう!」

櫻子「(・・・!?)う、うん・・・(な、なにこの変化~!?)」

あかり「おいしょ。」テキパキ

櫻子「・・・。(えぇ~・・・?)」ドキドキドキ

あかり「はい、用意出来たよぉ。」スッ

櫻子「え・・・ど・・・(やばい・・・そんなウェルカムにされても・・・緊張する・・・)」ドキドキドキ

あかり「良いよぉ。」ニコッ

櫻子「!」ドキドキドキドキ

櫻子「う、うん・・・」ドキドキドキ スッ

あかり「おいしょ。」ギューッ

櫻子「んっ・・・(もうやばい・・・)」

あかり「・・・。(お題は抱いて撫で撫でだったよね・・・!)」ナデナデ

櫻子「!」

あかり「こ、こんな感じで良いのかな・・・?」ナデナデ

櫻子「う、うん。」

あかり「・・・。(胸で抱いて撫で撫でだよね・・・!)」ギューッ ナデナデ

櫻子「・・・。(もうなんか・・・)」

あかり「・・・。(・・・もうそろそろ良いかな・・・?)」ギューッ ナデナデ

櫻子「・・・。(ずっとこのままでいたいっていうか・・・)」

あかり「よし、じゃあ終わりだよぉ!」スッ

櫻子「・・・。」ギューッ

あかり「さ、櫻子ちゃん?」

櫻子「もうちょっとだよ。」

櫻子「んー・・・」ギューッ

あかり「・・・。(どうしちゃったのかな・・・?櫻子ちゃん・・・)」

櫻子「んー・・・(あぁー・・・)」ギューッ

あかり「・・・。(でも・・・)」

櫻子「んー・・・(離れたくないよー・・・)」ギューッ

あかり「・・・。(怒っちゃってないみたいで良かったよぉ。)」ニコッ ナデナデ

櫻子「!!(この破壊力たるや・・・!)」

櫻子「よし、じゃあ次はあかりちゃんだね。」ポケーッ

あかり「うん。(櫻子ちゃん、どうしたんだろ・・・)」

櫻子「・・・。(あー・・・もう一回さっきの来ないかなぁ・・・)」ポケーッ

あかり「よーし。」ガソゴソ

櫻子「・・・。」ドキドキドキ

あかり「これ!」サッ

あかり「えぇーっと・・・一つ前のお題を、人を逆にしてやる・・・だって。」

櫻子「ほう。」

あかり「じゃあ、さっきと同じように・・・(今度は抱きしめられる側かぁ・・・)」ドキドキ

櫻子「おいしょ。(でもやっぱり抱かれる側が良いなぁー・・・)」スッ

あかり「おいしょ。(なんか緊張するなぁ・・・)」ドキドキ

櫻子「良い?」

あかり「い、良いよぉ・・・」カァッ

櫻子「!!(か・・・可愛い・・・!)」

櫻子「い、行くよ?」

あかり「う、うん。」カァッ

桜子「おりゃあ!」ギュッ

あかり「んっ・・・」ドキドキドキ

櫻子「!!(目の前にお団子・・・!可愛いー!)」

あかり「・・・。(抱きしめられる側は緊張するなぁ・・・)」ドキドキ

櫻子「!!(照れてる・・・!可愛い可愛い可愛い!)」ナデナデ

あかり「・・・。(なんか赤ちゃんみたいで照れるなぁ・・・)」カァッ

櫻子「・・・っ(このまま持って帰りたいわぁ・・・)」ナデナデ ナデナデ

あかり「・・・コホッ・・・コホッ」

櫻子「・・・?」

あかり「・・・コホッ・・・ゴホッ」

櫻子「あかりちゃん、大丈夫?」

あかり「あ・・・うん・・・コホッ・・・コホッ(まさか・・・)」

櫻子「風邪・・・?(咳してる所も・・・)」

あかり「いや・・・もしかしたら・・・」

櫻子「・・・?(可愛過ぎてやばい・・・)」

あかり「昨日、部室で一緒にいた3人が今日休んでるわけだから・・・」

櫻子「もしかして・・・」

あかり「うん・・・インフルエンザかも知れないよぉ・・・コホッ・・・ゴホッ」

櫻子「・・・!」

あかり「ってか、伝染っちゃうとまずいね・・・!離れなきゃ・・・!」スッ

櫻子「・・・。」ギュッ

あかり「えっ・・・?」コホッ コホッ

櫻子「・・・。」ギューッ

あかり「櫻子ちゃん、ダメだよぉ!コホッ・・・ゴホッ・・・離れなきゃ・・・!」グイッ

櫻子「・・・。」ギューッ

あかり「・・・!!」コホッ コホッ

櫻子「だって・・・」

あかり「・・・?」コホッ コホッ

櫻子「これであかりちゃんも明日から休んじゃうんじゃ、私も学校来たくないもん。」ギューッ

あかり「!!・・・櫻子ちゃん!ダメだよぉ!」コホッ コホッ

あかり「本当に・・・コホッ・・・咳をこんな間近で受けたら・・・ゴホッ」

櫻子「咳は伝染るだろうねー。」

あかり「わ、わかってるなら離れなきゃ~!」グイッ

櫻子「・・・となると・・・そうだなー・・・」ギューッ

あかり「・・・?」コホッ コホッ

櫻子「いっその事・・・」

あかり「・・・!?」コホッ コホッ

櫻子「んっ・・・」チュッ

あかり「!!」

あかり「んっ・・・」チューッ

櫻子「んっ・・・」チューッ

あかり「ぷはっ・・・さ、櫻子ちゃん!?」ハァハァ コホッ コホッ

櫻子「あかりちゃん、タンも出ちゃってるみたいだね。」

あかり「・・・!?」コホッ コホッ

櫻子「口の中にさ。出す所ないから溜めちゃってるみたいじゃん。」

あかり「・・・!(そ、そりゃあ・・・咳が出ればタンは出ちゃうけど・・・)」コホッ コホッ

櫻子「だから、取って上げるよ。」チュッ

あかり「んっ・・・!」

櫻子「・・・。(この辺に溜まってるね・・・)」チューッ

あかり「んっ・・・(んっ・・・櫻子ちゃん・・・そこは・・・)」

櫻子「んっ・・・」チューッ

あかり「んっ・・・(・・・ダメだよ・・・汚いよぉ・・・)」

脱がさずにスレタイに持ってった
これで許してくれ

あかり「ハァ・・・ハァ・・・コホッ・・・ゴホッ・・・」

櫻子「ハァ・・・ハァ・・・」

あかり「櫻子ちゃん!!」

櫻子「!!」

あかり「本当にダメだよぉ!」コホッ ゴホッ

櫻子「・・・!(結構・・・本気で怒ってる・・・)」

あかり「伝染っちゃうでしょ!!」コホッ コホッ グスッ

櫻子「・・・!(ちょっと・・・涙目になってるし・・・)」

あかり「インフルエンザって本当に辛いんだよ!!なっちゃったら困るんだよぉ!!」コホッ コホッ グスッ

櫻子「・・・。(・・・もう止まらないわ。)」バッ

あかり「!!」

櫻子「んっ・・・」チューッ

あかり「!!」

あかり「だから、ダメだってば!」ゴホッ ゴホッ

櫻子「そうやって怒ったり泣いちゃったりするから・・・」

あかり「・・・ゴホッ・・・ゴホッ・・・」ゼーゼー

櫻子「・・・可愛くて止まらないんだよ?」バッ

あかり「!!」

櫻子「んっ・・・」チューッ

あかり「んっ・・・」コホッ ゴホッ

あかり「櫻子ちゃん・・・」ゼーゼー

櫻子「・・・。(弱ってる・・・可愛いなぁもう・・・)」

あかり「本当に・・・ダメだって・・・伝染っちゃうからさぁ・・・」ゼーゼー

櫻子「・・・。」

あかり「本当・・・に・・・」ゼーゼー クラクラ

櫻子「・・・!」

あかり「んっ・・・」クラクラ

櫻子「あかりちゃん!?」

あかり「・・・。」パタッ

櫻子「え・・・!?ど、どうしよう・・・!?」

あかり「・・・。」ゼーゼー

櫻子「・・・!!(よく見たら・・・顔がおかしいくらい赤い・・・!)」

あかり「・・・。」ゼーゼー

櫻子「あかりちゃん、大丈夫!?あかりちゃん!(息も・・・音がすごい・・・!)」ユサユサ

あかり「ほ・・・本当に離れなきゃ・・・」ゼーゼー

櫻子「あかりちゃん!!」

あかり「う・・・伝染っちゃうってば・・・」ゼーゼー

櫻子「やばい・・・(きゅ、救急車呼ばなきゃ・・・!)」

櫻子「(でも・・・)」スカートの方チラッ

あかり「・・・。」ゼーゼー

櫻子「(い・・・今ならどうにでも出来る・・・)」ムラムラ

櫻子「(いやいや!)」ブンブン

櫻子「(最低よ最低!病人にそんな事・・・)」チラッ

あかり「・・・。」ゼーゼー

櫻子「(でも・・・)」

櫻子「(あ・・・やばい・・・抑えられないかも知れない・・・)」

櫻子「(ちょっとぐらいなら・・・)」ソーッ

あかり「櫻子ちゃんは・・・」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「!!」

あかり「あのさ・・・」

櫻子「・・・う、うん・・・?」

あかり「先に・・・帰って大丈夫だよ・・・!」

櫻子「!」

あかり「あかりは・・・ちょっとここで・・・休んでから帰るからさ・・・」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「・・・。」

櫻子「病院行こっか。」

あかり「え・・・?」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「乗って。」サッ

あかり「えぇ!?」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「早く。」

あかり「そ、そんな・・・」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「学校から病院近いもんね。救急車呼ぶよりそっちのが早いかなって。」

あかり「だ、大丈夫だって・・・!」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「大丈夫じゃないよ。顔・・・」

あかり「か、顔・・・?」

櫻子「髪より真っ赤だよ。それに・・・」スッ

あかり「きゃっ・・・」

櫻子「首んとこだってこんなにあっつい。・・・すぐに病院行こうね。」スッ

櫻子「おいしょ。」

あかり「あっ・・・」

櫻子「よーし、救急車櫻号出発~!」

櫻子「おいしょー!」スタスタ

あかり「櫻子ちゃん・・・重くない・・・?」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「大丈夫だよ~」スタスタ

あかり「本当にー・・・?」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「うん!その代わり、しっかり掴まっててね!(あらら。これは・・・)」

あかり「う、うん・・・。」ギューッ

あかり「!!」

櫻子「すぐつくからねー。(・・・ちょっとやばいかな・・・)」スタスタ

あかり「・・・コホッ・・・ゴホッ・・・(さ、櫻子ちゃんの・・・首の所も・・・)」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「んっ・・・(でも病院はすぐ近くだから・・・)」コホッ

あかり「・・・コホッ・・・ゴホッ・・・(す、すっごく・・・あっつい・・・!)」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「・・・。(そこまではもつわよね・・・!)」コホッ ゴホッ

櫻子「ゴホッ・・・ゴホッゴホッゴホッ!(うっ・・・)」

あかり「櫻子ちゃん!」

あかり「櫻子ちゃん、降ろして!自分で歩くよぉ!」ゼーゼー

櫻子「良いって良いって!もう病院すぐそこだしー!」ゼーゼー ゼーゼー

あかり「だって櫻子ちゃんも・・・」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「うん?」ゼーゼー ゼーゼー

あかり「完全にインフルエンザの症状出ちゃってんじゃん・・・!!」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「いやいや、風邪だって風邪」ゼーゼー ゼーゼー

あかり「絶対違うよぉ!こんなにあっついもん・・・!顔だって真っ赤だし・・・!」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「・・・まぁ、インフルエンザだったとしても・・・」ゼーゼー ゼーゼー

あかり「・・・?」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「私が好きであかりちゃんからもらったんだし!」ゼーゼー ゼーゼー

あかり「でも・・・大丈夫だってば・・・!(なにより・・・)」グッ

櫻子「あぁ、足降ろしちゃだめだよ!(あかりちゃんの症状重くしたのは・・・)」

あかり「本当に自分で歩くからさぁ!(あかりが伝染しちゃったんだし・・・!)」グイッ

櫻子「ダメだって!(私なんだから・・・!)」グイッ

あかり「おいしょ・・・!」グイッ

櫻子「ダメだってば!」グイッ

あかり「ハァ・・・ハァ・・・(こんな事で・・・)」ゼーゼー ゼーゼー

櫻子「ハァ・・・ハァ・・・(体力使っちゃって・・・)」ゼーゼー ゼーゼー

あかり「本当に・・・大丈夫だってば・・・」クラクラ

櫻子「私が・・・送り届けるってば・・・」クラクラ

あかり「・・・。」クラクラ

櫻子「・・・。」クラクラ

バタンッ バタンッ

――医者の部屋――

結衣「失礼しまーす」

医者「あれ?さっきの患者さん・・・(もう症状は大分良くなってたはずだが・・・)」

結衣「あぁ、なんかまたすいません・・・」ペコッ

医者「どうしたんだい・・・?(両手に女の子を持ってる・・・?)」

結衣「病院の表に出たら、なんか二人落ちてたんで」スッ

医者「お、おぉ・・・(行き倒れかな・・・?)」

結衣「インフルエンザだと思うんで、治療お願いします。・・・大事な友達なんで。」ペコッ

医者「そうかい、そうかい。んじゃあうちで引き取っておくよ。」

結衣「お願いしまーす。」ペコッ

バタンッ

結衣「(・・・ったく。世話が焼ける後輩だな。)」


あかり「・・・。」スースー

櫻子「・・・。」スースー

あかり「・・・っ!」

あかり「・・・。」ハァハァ ハァハァ

あかり「・・・。(びょ・・・病室・・・?)」ハァハァ

櫻子「あ、起きた?」

あかり「!」

あかり「櫻子ちゃん!(隣のベッドで・・・)」

あかり「あかり達・・・一体・・・」

櫻子「船見先輩がね、病院の前で倒れてた私達を連れて来てくれたみたいだよ。」

あかり「ゆ、結衣ちゃんが・・・!?(そういえば今日病院に行くって言ってたような・・・)」

櫻子「あかりちゃん。」

あかり「う、うん?」

櫻子「なんかごめんね。」

あかり「ごめんって・・・な、なにが・・・?」

櫻子「色々変な事しちゃってさ。最終的にはこんな事になっちゃって。」シュン

あかり「あ・・いや・・・そ、そんなぁ・・・」

櫻子「お友達同士であんな事するの、やっぱおかしいよね・・・」

あかり「そ、そんな・・・」

櫻子「許してくれる?」

あかり「う、うん!大丈夫だよぉ!」

櫻子「そっか。じゃあ、今まで通り普通に接してくれる?」

あかり「あ、当たり前だよぉ!」

櫻子「じゃあ、目を見て、約束して?」

あかり「・・・。」

櫻子「・・・あかりちゃん?」

あかり「それは出来ないよぉ。」

櫻子「えっ・・・」

あかり「み、見えないじゃんか・・・」

櫻子「あぁ、そっかそっか。」スッ

あかり「・・・目に付けてたあかりのブラジャーもそうだけど・・・」

櫻子「・・・?」

あかり「頭にかぶってるあかりのパンツも取ってくれる・・・?」

櫻子「これはダメー!」

あかり「返してよぉ~!」

櫻子「治療の一環だからねー!」

あかり「そんな事してどうやったらあかりのインフルエンザが治るのさ~!」

櫻子「いやいや私のだよ~!」


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