P「P感謝デー?」(115)

――765プロ事務所
――AM10:00

P「おはよー」ガチャッ、

「「「お帰りなさい!!」」」

やよい「アナタっ♪」ギュッ

伊織「にひひっ♪パパっ♪」ギュッ

雪歩「せ…せんぱい///」トテトテトテ、キュッ

小鳥「おにいちゃんっ♪」ニコニコ

P「!?!?」

伊織「も~!パパおそ~い!いおり…寂しかったんだからね?」チラッ

やよい「うっうー!アナタ♪ゴハンにしますー?お風呂にしますー?それとも…うっうー?」ピョンピョン

雪歩「せんぱい…///」ギュッ、ウットリ

P「いや、あのな?これは…何だ?」

P(伊織は頬染めてくっついてるし、やよいはニコニコして跳ねてるし、雪歩に至ってはうっとりして俺の手握ってるし…)

小鳥「…ふふっ。おにいちゃん?それは、私から説明しますね?」クスクス

P「小鳥さん?」

P(こう…小鳥さんにおにいちゃんって呼ばれるの…いいな…可憐ちゃんみたいだ)

小鳥「…むっ!聞いてますか?おにいちゃん?」ムスッ

P「あっ!すっ、すみません!もっかい説明してください」

小鳥「ふふっ。仕方のないおにいちゃんです」クスクス、ナデナデ

P「!?」

小鳥「いいですか?今日は、プロデューサー感謝デーなんです」

P「えっ?」キョトン

小鳥「今はやよいちゃん達しかいませんが…765プロのアイドルたちが自分で設定を考えて、プロデューサーさんをおもてなししよう、という企画なんです」

小鳥「ちなみに私は…ふふっ。血の繋がらない妹…です///」テレテレ、

P「は、はぁ…でも…何だか楽しそうですね!」

伊織「ねっ!パパ♪いおりがいーことしてあげる♪だから、ソファに座って?」

P「あ、もう始まってるんだ?」

伊織「ちなみに私の設定は、シングルファザーで育った娘よ?フ、フン!パパなんか…この伊織ちゃんが骨抜きにしてあげるんだからっ♪」キュッ

P「…」キュンキュン

P(伊織は可愛いなぁ!フリフリの服なんかもう!)

伊織「じゃあ、パパ…?いおりも、よこ…座るね?」チョコン

P「お、おう」

P(いおりんかわいい)

伊織「…」チラッ

伊織「…パパ?いおり…」

P「ん?なんだい?伊織」

伊織「…いおり、パパのおよめさんになりたいなぁ?///」チラッ

P「~」キュンキュン

伊織「…だから、ね?その…ね?」チラッ、

P「いいよ?言ってごらん?」ナデナデ

伊織「~///」キュンキュン

伊織「いおり、パパにひざまくらしてあげたい!」

P「」ズキューン

P「ははっ。伊織は優しいな」ナデナデ

伊織「…えへへ///」テレテレ

伊織「じゃ、じゃあ…はいっ!いっ、いいよ?座って?///」ポンポン、

P「…じゃ、じゃあ…」スッ、

伊織「っ!」ピクン、

P(やわらかい!いおりんのふともも!やわらかい!)

伊織「んっ…///ど、どうかなぁ…パパ?」モジモジ

伊織「きもちいい?」テレテレ

P(首傾げるいおりんかわいすぎて、頭がフットーしちゃいそう!)

P「あぁ。気持ちいいよ?ありがとな?」ナデナデ

伊織「…えへへ///」

伊織「その、ね?パパ」

P「ん~?なんだ?」

伊織「…いつも、ありがと」ボソッ

P「えっ?」キョトン

伊織「…素直になれなくて、ごめんね?」

P「伊織…」

P「ははっ」ナデナデ

伊織「ふにゃっ!?///」ピクン、

P「いいんだよ。俺は、そんな伊織が大好きで、プロデュースしてるんだからな」ナデナデ

伊織「…///」ズキューン

伊織(これじゃ…ますます好きになっちゃうじゃない。…ばか)

P「どうした?」

伊織「…もっ、もう私の番はおしまい!ほら、いつまでも私の太ももに寝てんじゃないわよ!変態!」ニコニコ

小鳥「うふふ。父娘って、いいですね」クスクス

伊織「///」

伊織(また…やってあげよう)

P「これ、ちょっといいかもしれない」

やよい「うっうー!次は私がいきますー!」

P「お?次はやよいか」ナデナデ

やよい「えへへ///」

P「で、やよいが考えた設定は?」

やよい「およめさんです!」

P「えっ?」

やよい「プロデューサーの、およめさんです!」ニコニコ

P「ほう…」

やよい「アナタ?お父さん?プロデューサーは、どっちがいいですかー?」

P「やよいは、何て呼びたい?」

やよい「そのぉ…Pくんって…呼びたいなぁ…って」チラッ、

P「」ズッキューン

P「や、やよいの好きなように呼んでいいよ」

やよい「うっうー!ありがとうございまーす!」ピョンピョン

※Pの名前って事で

やよい「じゃあ、いきますねー?」ニコニコ

P「どんとこい」

やよい「えへへ…Pくんのおよめさんになれて、幸せですー」ギュッ

やよい「ずっとずっと、一緒にいようね?」チュッ、

P「!」

やよい「えへへ…ほっぺにちゅー、しちゃった///」テレテレ

P(やよいから、おひさまのにおいがする…)

P「や、やよい?///」

やよい「くすっ。Pくん、かお…まっかだよ?」クスクス

P「や、やよいこそ…」

やよい「えへへ…だって、したかったんだもん♪およめさんだから、いいよね?」ギュッ

P「やよいは、あまえんぼだなぁ」ナデナデ

やよい「えへへー」ニャンニャン、

P「やよいはやよいだなぁ」クスクス

やよい「むっ!どういう意味ですかー?私だって、もうオトナなんですからねー?」

P「口調、戻ってるけどいいのか?」クスクス

やよい「あっ!ついPくんとこうやっておしゃべりしてるのが楽しくて、嬉しくて、つい…///」テレテレ

やよい「あの…Pくん?」

P「ん?なんだ?」

やよい「ありがとうございます」

P「…」

やよい「子どもな私に、好きて気持ちを教えてくれて」

やよい「いま、毎日が楽しいんです。だから、ありがとうございます」

P「やよい…」

やよい「うっうー!これで私の番はおしまいですー!」ピョンッ

P「…」ドキドキ

P「クセになりそうだな、これ」

小鳥「ふふっ。プロデューサーさん、結婚したくなっちゃいました?」クスクス

P「いっ、いえ!ははっ」

小鳥「じゃあ次は、雪歩ちゃんね。できる?」

雪歩「はっ、はいぃ///」モジモジ

P(雪歩はほんと、小動物系だなぁ…)クスクス

雪歩「プッ、プロデューサー!」チラッ

P「おっ?なんだ?」

雪歩「わっ、私の設定は…」ドキドキ

P「…」

雪歩「せっ、生徒会の先輩と後輩ですぅ!」

P「ふむ」

雪歩「プロデューサーが生徒会長で、私が書記なんです!それで、それで…」アセアセ

P「ははっ。雪歩?」ナデナデ

雪歩「ふぁっ///」

P「雪歩のペースで、ゆっくりやっていいからな?」ナデナデ

雪歩「は…はいぃ…」キュンキュン

雪歩(プロデューサー、優しいなぁ…)

雪歩「じゃあ、いきますね?」

雪歩「…すぅ」スゥ...

雪歩「お疲れ様ですっ!会長!」

P「…」

雪歩「か、会長?」ドキドキ

P「違うだろ?雪歩」

雪歩「えっ?」ドキドキ

P「今は生徒会室に二人しかいない。そういう時は、どう呼んでくれるんだっけ?」

雪歩「///」

雪歩「せっ…せん…ぱい///」ボソッ

P「うん。そっちのが、俺は嬉しいな」

雪歩「せんぱい…///」

P「ははっ。で、そんなに慌ててどうした?」ナデナデ

雪歩「あっ!そ、そうでしたぁ!その…ですね?あの…」チラッ、モジモジ

雪歩「…これ…作ってきたんです!」スッ

P「俺に?」

雪歩「もっ、もちろんですぅ!せんぱいに食べてほしくて…えへへ」

P「バスケットの中、見てもいいか?」

雪歩「…はい///」

P「どれどれ?」カパッ

P「クッキーじゃないか。これ、もしかしなくても、雪歩の手作りか?」

雪歩「はい///」

P「じゃあ、早速…」

雪歩「だめっ!」

P「えっ?」

雪歩「あっ///」カァァァァ

P「雪歩?」

雪歩「…私が…食べさせて…あげたいなぁって///」テレテレ

P(あ~ん♪か!あ~ん♪なのか!)

雪歩「…せんぱい?はいっ。あ~ん?♪」スッ

P「あむっ」モグモグ、サクサク

雪歩「どっ…どうですかぁ?」ドキドキ

P「うん。ウマい!春香のクッキーよりウマいな」

雪歩「えっ?」

P「あっ」

雪歩「せんぱい?なんで春香ちゃんが出てくるんですか?」

P「いや、差し入れでな?」

雪歩「…」ムスー

P「雪歩?」ドキドキ

雪歩「…あむ」チョコン

P(クッキーをくわえて、どうしたんだ?雪歩のやつ…)

雪歩「…ん~///」フルフル、モジモジ

P(まさか!)

雪歩「ん~///」チラッ、チラッ、

P「…あむっ」サクッ、サクサク

雪歩「ふぁっ///」

雪歩「えへへ///」ドキドキ

雪歩「ドキドキ…してくれました?///」チラッ

P「雪歩…」キュン

雪歩「ドジでダメダメな私ですけど…ちょっぴりだけでもドキドキしてくれたら嬉しいです///」

P(雪歩マジ健気)

P「あ、バスケットの下に手紙がある」

――プロデューサー様

プロデューサー、こんなダメダメな私を、いつもプロデュースしてくれてありがとうございます
本当は、言葉でお礼がしたかったんですけど…えへへ…恥ずかしくてお手紙にしました。

でも、こうやって男の人にお手紙を書ける勇気をくれたプロデューサーだから…ちゃんと気持ちを伝えたかったんです。あはは…なんか書いてることがめちゃくちゃですね。

プロデューサー!これからも、よろしくお願いしますね?

荻原雪歩

P「ゆきほ…」フルフル

雪歩「えへへ///これで、私の番はおしまいです」

小鳥「ふふっ。純愛って、いいわねぇ…」

小鳥「じゃあ、ここにいるアイドルたちは終わったので、向こうに行ってましょうか」

P「あの、俺はどうすればいいんです?」

小鳥「…ふふっ。ここで待っていてください」

――ガチャッ、バタン

P「待ってろ…って、なぁ?」

P「…何してよう」キョロキョロ

P「ん?なんだ?こんなアメ…あったか?」ヒョイッ

――ガチャッ!

P「!?」ビクッ

春香「プロデューサーさんっ♪」ヒョコッ

P「おう、春香か!」

春香「はいっ!小鳥さんから、今日のお話は聞きました?」

P「P感謝デーだろ?楽しまさせてもらってるよ」

春香「えへへ!次は私の番ですよー?」

春香「私の設定はですねー?」

春香「ふふっ」トテトテトテ、

春香「はぅかね?はぅかね?いっしょけんめーかんがえたのー!」

P「!」ピクン

春香「はぅかが、ぱぱたんのこと、いっぱいおもて…なしっ?しちゃうのー!」ニコニコ

P「」

春香「あぅ?」キョトン

P(か…か…かわいいいい!)

春香「えへへー!ぱぱたんのおひざー!」チョコン

P(はっ、春香の髪の匂い…甘い匂いがする…)クラクラ

春香「…ふふっ。あぅ?ぱぱたん?はぅかのあたまにおはなくっつけて、どったのー?」

P「あっ!いやっ!なんでもないよ」ナデナデ、ナデナデ

春香「はぅかね!ぱぱたんのなでなで、すきっ!」ニコニコ

P(可愛いなぁ!!!)ナデナデ

春香「…」チラッ

春香「…ぁう…ぱぱたん…」フルフル

P「春香?どうした?」ナデナデ

春香「…はぅかね?さっきね?おひるねしてたの」フルフル

P「うんうん」

春香「そしたらね?そしたらね?ふぇぇ…ぐすっ、」グスッ、

P「どっ、どうしたんだ?」

春香「はぅかね?ぱぱたんいなくなっちゃうゆめみたの…」グスッ、グスッ、

春香「いなくならいよね?ぱぱたん?ぱぱたん、ずっと、ずーっとはぅかといっしょ!だよね?」フルフル、

P(春香、俺の好みを調べ尽くしたな?だからこそ、はぅかを甘やかしちまう!悔しい!)

春香「はぅかね?はぅかね?」

P「ははっ。春香はさみしんぼさんだなぁ」ナデナデ

春香「ふぁっ…///」

P「俺は、どこにもいかないよ」ボソッ

春香「ぱぱたん///」キュンキュン

P(なんか…立場が逆になってね?でもまぁ、可愛いからいいや)

春香「…ぱぱたん!」シュルッ

P「春香?」ドキッ

春香「…ぱぱたん!これ、あげるっ!」スッ、

P「春香…これ」

春香「…えへへ///」テレテレ、トテトテトテ、ガチャッ、

P(終わり、なのか?あ、ドア開けたまま、こっち向いた)

春香「…それで、ずーっと一緒にですからね?プロデューサー!」

――バタン

P「…」

P「ははっ。アイツ…」スッ、ゴソゴソ、キュッ

P「なかなかイカスじゃないか。携帯に、リボンも」

俺の携帯に、春香のリボンが揺れていた。

ある日のP感謝デー

Perfect Communication!

はい。ここまでありがとうございました

――春香の部屋
――PM22:00

春香「…さすがに『ぱぱたん』はやり過ぎちゃったかなぁ…」ショボン

春香「プロデューサーさんの好みに合わせようとすると、『ぱぱたん』になっちゃうんだよなぁ…」ハァ...

――オトメヨータイシヲーイダーケー♪

春香「あ、電話だ。誰だろ…」カパッ

春香「プロデューサーさん!?」

P『春香か?』

春香「はっ、はひっ!どっ、どうしたんですか?」

P『あ、あぁ。こんな時間にごめんな?朝の、感謝デーの事なんだけど…』

春香「…はうっ!さ、さすがに『ぱぱたん』は…引いちゃいました?」

P『…』

春香「…プロデューサーさん?」ドキドキ

P『可愛かったよ。ありがとな?』

春香「…へっ?」キュン

P『あと、リボンもありがとな?大事にするよ』

春香「…あ、あはは…ありがとうございます。そうだ!今度の営業の日、新しいリボン一緒に探してくれませんか?」

P『分かった。春香に似合いそうな奴を探そう!』

春香「はいっ!じゃあ、また明日です。プロデューサーさん!」

P『あぁ。おやすみ』

春香「…ふふっ。良かった」

――プツッ、ツーツー、

ある日の風景SP

Perfect Communication!

若林「おいおいおいおい……」

春日「真がないねぇ」

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