津田タカトシ「もしも、あの人が~なら」 (19)
タカトシ「もしも、天草会長が>3>4>5ならどうなるんだろう」
※3つの中から書きやすそうなやつで
※エロは書けませんし書きません
タカトシ「もしも、天草会長が魚見さんの事を友達以上に好きならどうなるんだろう……」
スズ「一人でブツブツ言ってないで、仕事終わらせなさいよ」
―――
――
―
魚見「遊びに来ちゃった(はぁと」
シノ「ウオミー!今日は何か用でもあるのか?」
魚見「久し振りにシノっちの顔を見たくもなりまして」
シノ「私もウオミーに会いたいと思っていた所だ……ん?」
シノ「『見たくも』って事は他に何かあるのか?」
魚見「はい、実はタカくんに今日泊まりに行ってもいいか直接聞こうと思いまして」
シノ「……」
魚見「タカくんの御両親が今日から海外出張でコトミちゃんと二人きりになると聞いて」
シノ「……」
魚見「二人だけでは何かと大変だなので、私も家事のお手伝いを思いまして」
シノ「……」
魚見「御両親が帰られるまで泊まるつもりなので、宿泊用具も用意してるんです」
シノ「……それは、津田の許可を得る以前に泊まる気満々じゃないか?」
魚見「まあ、そういうつもりでしたけど」
シノ「津田兄妹が大変だとは言え、さすがにずっと泊まるのは問題じゃないか?」
魚見「いえいえ、私の両親からも許可は貰ってるので問題はありません」
シノ「……」
シノ「ちょっと聞きたいことがあるんだがいいか?」
魚見「はい、何でしょうか?」
シノ「ウオミーは津田の事が好きなのか?」
魚見「はい」
シノ「……即答か、それはあくまでも友人としてだよな?」
魚見「いいえ、一人の男性として愛してます」
シノ「……」
魚見「タカくんとなら結婚してもいいと思って……いいえ、結婚したいですね」
シノ「……」
魚見「私の両親もタカくんの事は気に入っているみたいなので特に問題はありませんしね」
シノ「……」
魚見「すみません、今ここで言うことではありませんでした」
魚見「タカくんが居ないようでしたら、他を当たろうと思いますので私はこれで……」
シノ「……ウオミー、まだ行かないでくれ」
魚見「えっ?」
シノ「なぁ、ウオミー?」
魚見「何でしょう、天草会長」
シノ「私じゃ駄目なのか?」
魚見「ちょっと言ってる意味が分からないんですが」
シノ「津田よりも私じゃ駄目なのか!?」
魚見「えっと……さすがに同性愛はどうかと思います」
シノ「別にいいじゃないか!愛し合うのが男と女じゃないといけないなんて誰が決めたんだ!?」
シノ「女の子同士だっていいじゃないか!」
魚見「」
シノ「私はウオミーの事を友人としてではなく、一人の女性として好きなんだ!」
シノ「ウオミーがどうしても津田の事が好きだと言うなら!」
シノ「力づくでも津田の事を忘れさせて、私の事を好きにさせてやる!」
魚見「いやっ…止めてください、天草会長っ」
シノ「止めるもんか!この部屋は私達二人きりだからな!」
シノ「いざとなったら、あられもない姿を撮って私の言いなりにだってしてもいいんだぞ!」
魚見「誰か……タカくん、タカくん助けてっ!」
シノ「まだ津田の事を言うのか……もう遠慮はしないからな!」
魚見「嫌ああぁぁ……」
―――
――
―
タカトシ「……何だこれ!?」
スズ「うわっ!?」
タカトシ「我ながら酷い妄想だ……」
タカトシ「会長が魚見さんを襲うなんて酷すぎる」
スズ「ちょっと!いきなり大声出すんじゃないわよ!」
タカトシ「まあ、魚見さんが俺の事を好きなのは妄想では無いし、俺も魚見さんの事が好きだし」
スズ「しれっと今、聞き捨てならない事言ってんじゃないわよ!」
タカトシ「そういや本当に今日から泊まりに来るんだっけか……帰ろっと」
スズ「聞いてんの!?仕事終わってないでしょ!?」
タカトシ「仕事?ああ、それならもう終わってるから」
スズ「えっ?」
タカトシ「それじゃあ、また明日」
スズ「」
アリア「あらあら~」
シノ会長暴走篇・終
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