咲「染谷先輩元気ないね最近……」久「そうね……」(141)

  清澄高校 麻雀部部室にて    12月

優希「ローンっ!チンイツドラドラ倍満だじぇ!」

京太郎「えぇっ?!またかよ!」ガタンッ

咲「また京ちゃんか……」

和「須賀くんもなかなか成長しませんね……」

京太郎「き、今日はたまたま運が悪いだけだって!たまたまだよたまたま!」

優希「犬ぅっ!言い訳とは情けないぞ!いい加減に自分が弱いということを認めるんだじぇっ!!」

京太郎「犬って言うなよ!」

咲「まぁまぁまぁ落ち着いて」

和「ふふふ」

まこ「……」

まこ「ハァ……」

咲「あれ?どうしたんですか染谷先輩、元気が無いみたいですね」

まこ「え?そうかのう」

咲「なんかさっきからため息ばかりですし……風邪でも引いたんですか?」

まこ「いや体調は悪くないから安心せい」

優希「もしかしてあの日か?」

まこ「なに馬鹿なこと言うとるんじゃ!」

和「新部長、もしかして悩み事でもあるんですか?」

京太郎「悩みがあるならなんでも俺たちに相談してください」

まこ「ホンマになんでも無いんじゃ、気にせんでどんどん打ってくれ」

和「そうですか……」

まこ(相談したところであんたらじゃワシの悩みは理解出来んじゃろ……)

眼鏡外しても可愛さ数ポイントしか上がらないんだからアキラメロ

京太郎「通らばリーチだろここは!」スタンっ!

優希「通らないじぇ!ローン!中ホンイツドラドラ!ハネ満だじょ!」ドシーン!

京太郎「またかよぉ~」ヘナヘナ

まこ「……」

優希「京太郎じゃ相手にならんじょ」タコスウマー

京太郎「くそおくそお……」

咲「京ちゃん家で練習してるの?そんなんじゃいつまでも上達なんかしないよ?」

和「新部長に怒られますよ」

京太郎「大丈夫、染谷先輩はそんなことで怒るような人じゃ……」

まこ「……」ガタッ!

京太郎「ひぃっっ!!すいませんすいませんすいません真面目にやりますからぁ!」

タコス:ロリ枠
咲:魔王、ストパンの主人公枠
和:糞レズだけどそれなりに可愛い枠、人気は普通
久:ババアなのにニッチな層に大人気
ワカメ:海に帰れ

咲「染谷先輩……?」

まこ「すまんのう、ワシちょっと先に帰るわ」

和「あ、そうなんですか」

まこ「ちょっと用事があるじゃのう、じゃあのう」

優希「先輩バイバーイ」

  ガチャン

咲「……」

和「どうしたんでしょうね新部長」

優希「やっぱあの日なんだじぇ」

京太郎「あの日ってなんだ?」

咲「カン!リンシャンカイホー!ツモ!」

優希「また咲ちゃんの必殺技がさく裂したじぇ!」

咲「また私がトップ」

和「さすが咲さんですね」

  ガチャン

久「みんな元気にやってるー?」

優希「お、部長の登場だじぇ!

咲「あ、部長、お久しぶりですね」

久「なに言ってるのよ二人とも、今の部長はまこよ」

和「そうですよ優希に咲さん、それでは新部長に失礼です」

咲「ご、ごめんなさい……」シュン

久「そういえばまこいないわね?お手洗い?」

京太郎「用事があるみたいでさっき帰りましたよ」

久「へぇ、そうなの」

なんで元気ないんですかねー(すっとぼけ)

京太郎「竹井先輩は今日はなんの用事で来たんですか?」

久「ふふーん、それはもちろん麻雀しにきたのよ!久々にみんなと打ちたくなっちゃってねぇ!」

優希「竹井先輩の本気は怖いじぇ……」

和「受験勉強はしなくて大丈夫なんですか?」

久「わたしは推薦だからねぇ、こう見えて頭は良いのよ」

咲「竹井先輩と打つのは久しぶりだから楽しみです」

久「私もよ、どうせならまことも打ちたかったけどねぇ」

咲「あ、染谷部長のことで相談したいことあるんですけど良いですか?」

久「ん?どうかしたの?」

咲「染谷先輩が落ち込んでるみたいなんです」

久「まこが?なんで?」

和「それが分からないから竹井先輩に相談してるんです」

咲「なにか心当たりはありませんか?」

久「うーんちょっと分からないわねぇ、あの子が悩む姿なんて想像できないわ」

優希「たしかに悩み事なんて無さそうだじぇ」

京太郎「お前だってそうだろ」

久「多分広島カープが勝てなかったからじゃないかしら、今年も5位だったじゃない」

京太郎「でもサンフレッチェ広島が優勝したってこの前はしゃいでましたよ」

久「え?あの子サッカーなんて見るの?」

京太郎「ええ、野球で味わえない喜びをサッカーで補うとかで」

久「そうなの」

久「部長の重圧とかじゃないかしら」

咲「たしかにそうかもしれませんね」

久「そろそろ冬の大会が始まるしそれでピリピリしてるのかもそれないわね」

和「わたしたちはどうすればいいでしょうか……」

久「そうね、なるべくまこの負担を軽くするようにすればいいんじゃないかしら、例えば…」

咲「例えば?」

久「須賀くんのお守を優希にまかせるとかね」

京太郎「えぇ?!」

久「だって須賀くん入部してけっこう経つのにいっこうに上達する気配が無いんだもの、この前まこがぼやいてたわ」

京太郎「そ、そんなぁ」

咲「とにかく染谷部長のために私たちが頑張ろうよ!」

和「そうですね」

優希「おーし行くじぇ!!」

一方そのころ染谷まこは……

   河原にて

まこ「……」

まこ「……」

まこ「……」ヒョイ

まこ「えいっ!」ビシュッ!

  チャポン

まこ「……」

まこ「……」

まこ「えいっ!」ビシュッ!

 チャポン

まこ「……」

まこ「ハァ……」

  チャポンチャポンチャポン……

まこ「……」

まこ「ハァ……12月の長野は寒いのう……」

まこ「……」

まこ(部長じゃと言うんに部活をすっぽかしてしまったのう……ワシはなにをやっとるんじゃ……)

まこ「ハァ……」ビシュッ!

  チャポン

まこ「……」

まこ(しょうがないじゃろ……ワシは今、自分の存在意義について悩んでるんじゃ……)

まこ「……」

まこ「えいっ!」ビシュッ!

  チャポン

まこ「ワシってなんでこうも人気無いのかのう……」

  チャポン

まこ「全国大会を制したと言うのになしてワシがあんな叩かれないけないんじゃ!」ビシュッ!

  チャポンチャポンチャポン!!!

まこ「ワシだって優勝に貢献したんじゃ!ただ少し出番が少なかっただけじゃろ!!」ビシュッ!

  チャポンチャポンチャポン!!!

まこ「咲や和にはこの気持ちがわからんハズじゃ……虐げられし者の気持ちなんぞ……」

カラス「カーッ!カーッ!カーッ!」

まこ「……」

まこ「2回戦の次鋒のときは特に酷かったのう……あんなんワシの責任じゃないじゃろ……」ビシュッ

  チャポン

まこ「勝っても負けても出番が多くても少なくても叩きよって!じゃあワシはどうしたらええんじゃ!!」

まこ「教えてくれんかいのう!」ビシュュュュッ!!

???「痛”い!!!」

まこ「あ!」

???「いたたたた……まさか里帰り早々、石を投げられるとは思いませんでしたねぇ」

まこ「す、すまん!川に投げよう思ったんじゃがすっぽぬけてしもうたんじゃ!」

???「いえいえ気にしないでください、失敗は誰にだってあるものですからねぇ」

まこ「許してくれるんか、ココロが広いお方じゃのう」

???「わたしのココロは長野県のように広いんですよ、あれあなたはたしか?」

まこ「?」

???「あなたは清澄高校麻雀部次鋒の染谷まこさんでは無いですか!
   あなたの闘牌の数々をテレビで拝見させてもらいましたよぉ!」

まこ「ほ、ほうか」

???「まさか長野県を代表する英雄にこうやってお目にかかれるなんて光栄です!
    そう思うとさっきまこさんの投石が頭に当たったのは良い記念になったかもしれませんねぇ」

まこ(なんじゃこいつは……)

???「すばらですっ!」

おう、菫や宥ちゃそもキンクリしたら許さんぞ

煌「ご紹介遅れました!わたくし福岡から来た花田煌と申します!以後、お見知りおきを」

まこ「よ、よろしゅう」

煌「しかしどうしたんですかぁ女子高生が真冬にこんな河原で一人で投石なんて」

まこ「べ、別になんでもないんじゃけぇ気にせんといてくれ」

煌「こういう場合、失恋で落ち込んでるというのが相場なんですよ、ズバリ言います!あなたあの部長さんに振られましたね!」

まこ「なに馬鹿なこと言うとるんじゃわりゃあ!!それにワシは女じゃ!」

煌「いえいえ、あなたからガチな匂いがぷんぷんするんですよ
  わたしの中学の後輩にもガチな方がいましてね、その方とおんなじ匂いがするんです」

まこ「別に失恋なんかしとりゃせん!見当違いもいい加減にせい!」

煌「素直じゃないのはすばらくないですねぇ」

まこ「もうええから帰ってくれんかのう、ワシはいま考え事をしてるんじゃ」

煌「それならぜひにその胸の内を吐きだしてくださいよ!わたくしだったらいくらでも相談に乗りますよぉ!」

まこ「なんでさっき会ったばかりのあんたにワシの悩みを打ち明けなきゃならんのじゃ」

煌「良いじゃないですか、逆にわたくしみたいな人間のほうが役に立つかもしれませんよぉ!」

まこ「ふん……」

煌「知り合いに相談しにくいからこうやって悩みを抱えこんでしまうのでしょう
  それはすばらくないのでわたくしに相談してください!」

まこ「……」

煌「さぁ!さぁ!!さぁ!!!」

まこ「ああもうやかましいのう!あんたにワシの悩みが理解出来るんか!」

煌「それは話してくれないとなんとも言えないですねぇ、良いから吐くんです!吐けばすべて楽になりますよぉ!」

まこ「ワシは人気者になりたいんじゃ!もう不人気は嫌なんじゃ!」

煌「それは深刻な悩みですねぇ、すばらです!」

脱糞中に地震でビビった
再開する

まこ「馬鹿にするなら馬鹿にすればええんじゃ」

煌「いいえ馬鹿になんかしませんよ!我々にとって人気というものは、有る無しいかんでは死活問題ですからねぇ!」

まこ「人気が無いだけならまだええんじゃ、それだけ傷つかんですむ
   ワシ場合は嫌われとるんじゃ!親の仇みたいに嫌われとるんじゃ!」

煌「それは大変ですねぇ」

まこ「なんでじゃ……なしてなんじゃ……」

煌「難しい話ですねぇ」

まこ「やっぱ緑髪でメガネで広島弁はダメなんかのう」

煌「たしかにそれもあります、しかし果たして全部が全部そうなんでしょうかねぇ」

まこ「どういうことじゃ」

煌「広島弁や緑髪、メガネの方でも人気者がいっぱいいるじゃないですか!
  例えば広島県代表の佐々野いちごさん!いまや彼女は全国的なアイドルですよぉ!」

まこ「まぁあいつは見てくれがええから……」

煌「それに緑髪の滝見春さんやメガネッ子の愛宕の妹さんなんかも大人気ですねぇ」

まこ「わりゃなにが言いたいんじゃ!」

煌「ようは大事なのは華ですよ華!それが無けりゃ人気者にはなれないんですよ」

まこ「華……」

煌「すばら!なんにせよ華ですよ大事なのは」

まこ「ワ、ワシのどこが華が無いんじゃ!ワシかてなんとかすれば華が……」

煌「いいえダメです!華というものは生まれ持ったものなんですよぉ、そうですあなたの好きなカープで例えましょうか!」

まこ「カ、カープでか」

煌「高橋慶彦選手を御存じですよねもちろん、まさにカープのレジェンドと言える選手の一人です!」

まこ「いまはロッテじゃがのう」

煌「高橋選手といえば盗塁王を数回、連続試合安打の日本記録を持ってる言わずと知れた名選手です!
  しかもその端正なルックスで、なんと村上龍氏が彼を題材にした小説を書くほどの全国的なスター選手ですよ!」

まこ「それがどうしたんじゃ」

煌「華があるからこうやって全国的に知名度の高い選手になれたのですよ!これは原村和やエイスリンさんみたいなもんです」

まこ「ワシだって慶彦みたいになれるハズじゃ」

煌「いいえなれませんねぇ、あなたはですねぇどっちかと言うとですねぇ」

まこ「どっちかというとなんじゃ?」

煌「ズバリ正田耕三ですね!すばらっ!」

まこ「なん・・・じゃと・・・」

煌「ええそうです、あなたは正田耕三ですよ」

まこ「ちょ、ちょっと待たんか!正田だって慶彦と遜色ない活躍しとるじゃろ!
   盗塁王だって獲っとるし、慶彦が獲ってない首位打者だって2回も獲得しとるじゃろ!」

煌「それでも人々の記憶に残ってるのは高橋慶彦のほうなんですよぉ、残念っ!」

まこ「なしてじゃ!カープファンの間では慶彦も正田も同じぐらい人気じゃろ!」

煌「カープファンの間では……ね、しかし全国的な知名度ではどうですか?
  野球詳しくない人で正田を知ってる人なんてほとんどいないハズですよぉ」

まこ「そんなハズは……!」

煌「それに当時の広島は今と違って華だらけですからねぇ!その中で華が無いのは逆にすごいことですよ!すばらです!」

まこ「ほうか……」

煌「まぁまこさんは正田耕三です、東出と言わないだけすばらだと思ってください」

まこ「ワシは正田耕三なんか……」

煌「ええそうです」

まこ「ハァ……」

煌「しかーし!だからと言って落ち込むことなんか無いですよぉ!華が無くたってすばらなんですよ!」

まこ「どういうことじゃ……」

煌「いいですか?華が無くたってチームにとってその選手はかけがいのない存在なんですよ!」

まこ「かけがいのない存在……?」

煌「すばらっ!正田がチームプレイに徹したおかげで何度チームが救われたことか!
  山本浩二や衣笠、大野豊だけではチームは勝てないのです!」

まこ「た、たしかにそうじゃのう」

煌「全国大会で言うならばあなたがエイスリンさんや菫さん相手に
  大勝せずともプラスだったおかげで清澄は優勝出来たんです!これはすばらなことですよ!」

まこ「あんま褒めんでくれんかのう」テレテレ

煌「だから正田耕三だからと言って恥じることなど無いのですっ!だってあなたはチームに不可欠な存在なのですからっ!」ドヤッ!

まこ「お、おう」

まこ「でもワシは人気が欲しいんであって存在意義云々はちょっと……」

煌「ぶっちゃけますと人気なんてある程度だけあればすばらなんですよぉ!」

まこ「そんな乱暴な……」

煌「正田だって不人気だったわけじゃありません!固定ファンがいっぱいいたハズです!そうまこさんにようにっ!」

まこ「ワ、ワシのように?!」

煌「そうです!自分は人気が無いと嘆いておられますが決してそういうわけではございませんよぉ!
  あなたにだって少数精鋭のファンがいるハズです!よおく目を凝らしてください!」

まこ「ワシのことを可愛いと思ってるファンなんておらんじゃろ……」

煌「いいえいますとも!茨城県民なのに鹿島アントラーズを応援しないで水戸ホーリーホックを好きになる変わった方もいるんですから
  あなたを好きになる人がいてもおかしくないんですよ!すばらっ!」

まこ「水戸ちゃんに失礼じゃろ……」

すばらっさんは野球好きなんだな

まこ「しかしのう……」

煌「まだなにか悩むことがあるのですかぁ?それはすばらくないですねぇ」

まこ「あんたはワシの叩かれようを知らんからそういうことが言えるんじゃ……
   ネットでワシの名前で検索してみ、ワシの悪口がいっぱい出てくるからのう」

煌「その気持ちはわかりますよまこさん!わたくしもネットではボロッカスに叩かれてますからねぇ!」

まこ「あ、あんたもなんか?!」

煌「ええそうです、ありがたいことに戦犯の称号を頂きましたよ、いやぁネットで叩かれるのは辛いことですねぇ」

まこ「そうじゃろ!ネットの輩のせいでワシのココロはボロボロじゃ!
   はっきり言って賠償を請求したいくらいじゃけぇ話がわかってくれる人がいて良かったのう」

煌「しかーし!わたくしはそんなネットの声など全く気にしてないのです!すばらっ!」

まこ「なん・・・じゃと・・・・」

末原のSSを彷彿されるな

咲世界の戦犯はネタで勲章だからなぁ…
莉子末原池田とか叩かれてるとは違うんじゃ

わかめは戦犯で叩かれるんじゃなくてピュアに叩かれてる気がする
ネタ6割だけど

ワカメが可愛くないのってアニメEDのSDキャラが殺人的に残念な事が原因なのでは…

煌「ネットの声など気にするだけ損損ですよぉ!まったくもってすばらくありません!」

まこ「じゃ、じゃけどネットの声が一番てっとり早く自分の評価を知ることができるじゃろ!じゃから……」

煌「良いですかまこさん、ネットのしょうもない書き込みで自分の価値を決めてしまうのは愚の骨頂なんですよ!」

まこ「お、おう……」

煌「わたくしも宮永照相手にまったく歯が立ちませんでしたがまったく後悔はしておりません!むしろ誇らしいぐらいです!」

まこ「そんなんか」

煌「ハコわれしないことがわたくしの役割でしたからねぇ!自分の仕事が全う出来てすばらですよ!」

まこ「……」

煌「そういうことでまこさん!そんなすばらくないことで悩み続けるのはもうやめにしましょう!
  それにこんな寒いところにいると風邪をひきますよぉ!」

まこ「た、たしかにそうじゃのう」ブルブル

煌「そうですね、ここであったもなにかの縁、わたくしと麻雀を打ちましょうよ!」

まこ「お、ええのう、ワシも打ちたい気分じゃったんじゃ」

煌「すばらっ!全国レベルの選手に勝って、わたくしの名を全国に轟かせていただきますよぉ!」

まこ「かかってきんしゃい」

煌「まこさん元気が出てきたみたいですねぇ、そうですそれです、元気なまこさんが一番可愛いですよぉ!」

まこ「そ、そうかのう」

煌「そうですよ!元々わたくしはそういうまこさんが大好きだったんですからねぇ!」

まこ「な、なにを言うとるんじゃわりゃあ///」

煌「わ、わたくしみたいな少数精鋭のファンもいるんですからね///今日から人気とかそういうの気にしないでくださいよ///」

まこ「お、おう///」

何このあんまりうれしくない百合

   清澄高校にて

煌「ここが清澄高校ですかっ!立派な校舎ですねぇ!すばらっ!」

まこ「しかしあんたが和や優希と知り合いとは知らんかったのう」

煌「中学校時代の後輩なんですよぉ、今でもわたくしのことを尊敬してるハズですよぉ!」

まこ「ほうか」

煌「久々の再会楽しみですねぇ!まぁまずはなんにせよまずはまこさんと麻雀ですよ」

まこ「……」

煌<元々わたくしはそういうまこさんが大好きだったんですからねぇ!すばらっ!>

まこ(すばらの言う通りじゃのう、いちいち人気なんか気にしてたさっきまでのワシが馬鹿みたいじゃ)

煌「この階段すばらっ!」

まこ(ここにワシの一番のファンがいるじゃないか、それだけでええんじゃ……)

煌「ここが麻雀部の部室ですか!すばらっ!」

まこ「ん?明かりが点いてる、みんなまだ残ってるんか?」

  ガチャン

優希「こぉら犬っ!この捨て牌はなんだじぇ!もっと頭を使え頭を!」バシバシ!

京太郎「痛い痛い!!」

咲「京ちゃんもっと真面目にやってよ!こんなんじゃ染谷部長に申し訳ないよ!!」

京太郎「なんだよぉ咲までぇ……」

和「須賀くん!休んでる時間はありませんよ!今日は徹底的に須賀くんを鍛えますからね!」バンッ!

京太郎「和ぁ……もっと優しくしてくれよぉ……」

優希「いいからさっさと牌を並べろだじょ!!」バシーン!

京太郎「痛ェ!!わかったからわかったからよぉ……」

まこ「あんたらなにをやっとるんじゃ……」

塞ちゃんもワカメと同じ臭いがするのにまだ人気だからな
やっぱ展開か

和「あ、新部長!」

咲「どうしたんですか染谷部長!用事があるんじゃなかったんですか!」

まこ「いやそれよりあんたらなにしとるんじゃ……京太郎死にそうな顔しとるけど……」

和「私たちは新部長の負担を軽くするために須賀くんを鍛えることにしたんです」

咲「だから京ちゃんのことで悩まないでください!私たちがなんとかしますから!」

京太郎「別に俺が原因で悩んでるわけじゃないだろ!」

優希「いいから早くしろだじぇ!牌すらまともに並べられないのか!」

京太郎「わかったわかったわかったよ!」

ワカメ「よっしゃタコスの仇とってくるで!!」

清澄善戦しました!!

ワカメ「久、後は頼むで」

菫「清澄のワカメ、出来る」

的なのしか思いつかないんだよなぁ…

まこ「……」

咲「なにか悩みがあっても一人で抱え込まないでください染谷部長!」

和「そうです、わたしも困っているときは手助けしますから」

優希「そうだじょ!次期部長である私も染谷先輩のためだったらなんだってするじぇ!」

京太郎「お、俺もなんかあったらなんなりと」

優希「だからお前は練習してろだじぇ!」

京太郎「だ、だっていつも染谷先輩は俺のことを気にしてくれてるから……」

まこ「みんな……」

煌(おやおや、みなさんにだいぶ愛されてるようですねぇ、とてもすばらなことじゃないありませんか)

まこ「よおしワシも打つかのう!京太郎覚悟せい!」

京太郎「ちょっと待ってくださいよぉ!ひぃぃぃぃぃ……」

和「あれ、あなたはもしかして……!」

煌「すばらですっ!」

    咲「染谷先輩元気ないね最近……」久「そうね……」      カン

よかった乙

以上です
読んでくれた人サンキュー

京太郎「カン、嶺上開花」

ワカメ「」ガクガク

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