俺「今日はっ、ポッキーの日!なんですよ!」
俺「ほら、11月11日ってポッキーが4本並んでるみたいでしょ?」
まこ「初めて知ったけどどうでもいいの」
俺「ということで!先輩……受け取って下さい///」
まこ「気持ち悪いからその顔やめんか」スタスタ
俺「あぁー!行かないでまこ先輩!!!せめて俺の愛のポッキーを受け取って下さい!!」
まこ「気持ち悪い言い方するな!あと、ワシについてくるな!」ゲシゲシ
俺「ひどいです先輩~、でも、そんなまこ先輩も素敵です!」
まこ「……」ハァ……
まこ(何でワシはこんなやつに毎日つきまとわれなければならんのか)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415700347
放課後
まこ(さっさと部室に行くか)ガラガラ
俺「あ、先輩、今から麻雀部ですか?お供します!」
まこ「来んでもええ」
俺「先輩、ポッキー食べます?」
まこ「いらん」
俺「えぇー、先輩のために買ってきたんですよ?」
まこ「余計なお世話じゃけぇ」
俺「放課後って小腹空きませんか?」
まこ「そりゃ、お前さんが小太りだからじゃろ」
俺「先輩、痛いとこつきますね~」テヘペロ
まこ「気持ち悪い」
俺「あ、先輩もしかして……」
まこ「なんじゃ」
俺「プリッツ派だったとか?それともトッポ派ですか?」
まこ「どれだけ買ってきとるんじゃお前、だから太るんじゃけぇ」
俺「先輩……俺のこと心配してくれてるんですか?///」
まこ「なわけあるか」
俺(まこ先輩と一緒に歩けてしあわせだなぁ……周りから恋人同士に見えたりしてないかな?)ニヤニヤ
まこ「何ニヤニヤしとるんじゃ、気持ち悪い」
俺「だ、だって、先輩と一緒に歩いているのが幸せで……///」
まこ(うわ……)ブルルッ
まこ「今、ガチもんの寒気がしたんじゃが、咲の本気を初めて見た時くらいの」
俺「え?俺ってそんなに強そうですか?」
まこ「は?」
俺「安心して下さい!どんな奴がきても先輩を俺が守ります」
まこ「いらん」
まこ「ハァ……やっぱりワシは帰るけぇ」
俺「え?どうしたんですか?麻雀部行かないんですか?」
まこ(誰のせいだと思っとるんじゃコイツ)
まこ「家の手伝いがあったのを思い出したけぇ、帰って手伝ってくるんじゃ」
俺「そうですか……」
まこ「そうじゃ、みんなによろしく伝えといてくれ」
俺「俺も手伝いますよ先輩!それに久しぶりにお義父さまとお義母さまとお話したいですし!」
まこ「何言ってんじゃコイツ」
まこ「来んでもええ、お前が来たらむしろ邪魔じゃ、メイド服も着させられんし、客寄せにもならん」
俺「せ、先輩が着て欲しいというなら!着ます!俺!メイド服!」
まこ「客がいなくなるからやめんか」
俺「え、えと、先輩が望むなら店とかじゃなくてプライベートでも着ますよ……?///」
まこ「聞いとらん」
校外
まこ「寒くなってきたの」
俺「そうですね……もう冬ですから」
まこ「……」
俺「……」
俺(いい雰囲気だ!これはチャンス!)
ギュッ
俺( まこ「!な、何手を握っとるんじゃ!?」
俺「俺、あったかさには自信あるんで」
俺「寒そうな先輩見てると、ほっとけませんよ」
まこ「ひ、人目のないところだけじゃからな!」
俺「はい!」)
パシッ
まこ「何勝手にワシに触れとるんじゃ、触るな」
俺「あ、あはは……」
俺(シミュレーションはばっちりだったのにいい)
まこ「……いつまでついてくる気じゃ」
俺「先輩のおうちまでです」
まこ「ハァ……」
俺「先輩を1人で帰らせる訳にはいかないじゃないですか、俺は先輩のナイトとしておうちまで送り届けます!」
俺「……あ、できれば先輩のお部屋にお邪魔したいなぁ……なんちゃって///」
まこ「本当にやめて欲しいんじゃが」
まこ「……」
俺「あれ?そっちはおうちと違う方向ですよね?」
まこ「お前さんを親に会わせたくないだけじゃ」
俺「あ、恥ずかしいんですね先輩?」
まこ「そうじゃな、お前さんは人前に出すのが恥ずかしいからの」
俺「ひ、人前に出したくないって……先輩ヤンデレだったんですか?最高です!」
まこ「それが恥ずかしいんじゃ」
てす
あった
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません