兄「線路に石置いたらどうなるのかな」 妹「中入っちゃ危ないよ!」(491)


妹「たくさんお菓子買っちゃったね」

兄「帰ったらスマブラな。おれフォックス使うから」

妹「じゃあたしカービィ!」

小学4年生の夏。
その日の出来事を、わたしは生涯忘れないだろう。

妹「爺ちゃんにもらった小遣い、もう無くなっちゃいそお」

首にかけた財布から、ちゃりんちゃりんと小銭の跳ねる音がした。

兄「おまえ、使いすぎなんだよ」

妹「なんで兄ちゃんはそんなにいっぱいお金もってるの?」

兄「ん、内緒」

妹「……知ってるよ、お母さんのお金でしょ?」

兄「違うし!」

妹「兄ちゃんが財布からお金盗ってるの、みたもん」

兄「あーうるさいうるさい」

兄ちゃんは私から逃げるように小道を駆け出した。
ひまわり畑のみえる森のほうから、せみの声が聴こえてくる。

妹「待ってよ、兄ちゃん」

兄「追いついてこれないだろ!」

もすうぐ中学生を迎えるお兄ちゃんの駆け足があまりにも速くて、少しずつ大人の体に成長しているんだと思い知らされた。


兄「おせーよ、急げ!」

カンカンと騒ぎ立てる線路の踏み切りの向こうで、兄ちゃんが手を招く。

兄「早く!」

妹「……待って、サンダルが」

そしてついに遮断機が降りてしまう。

妹「はあ、はあ」

肩で息をしながら、二つの棒の奥にいるお兄ちゃんの姿をみた。

大きなマンションのある方から、電車がゆっくりと近づいてきた。

地面の砂が跳ねて、それからあっという間に兄ちゃんとわたしの間に壁を作った。

ぶんなぐるような風がわたしの前髪を持ち上げて、はっと呼吸を止めてしまう。


妹「……」

時間が止まったように感じられた。

息を取り戻すみたいに、警報音がやんで、遮断機が上がった。


妹「先にいかないでよ、もうー」

その場に立ち尽くす兄ちゃんの表情は、呆気に取られていた。

思えば、電車が目の前を通り過ぎる光景なんて、何度も見てきたはずだったのに。


妹「いこっ」

兄「なあ……」

鉄板の上みたいに熱いコンクリートの上を、蟻の列がちょこちょこと歩いていた。

兄「おもしろいこと思いついちゃった」

妹「えっ、どこいくの?」

踵を返したかと思うと、兄ちゃんは蟻の列を踏んづけて、草むらの中から大きな石を拾い上げた。

兄「これをさ…」

妹「そんな石どうするの?」

父ちゃんの皮の剥けた足よりも、兄ちゃんの丸い顔よりも、一回り大きい石だった。


妹「あっ……」

兄ちゃんがイタズラをするときの、いつもの笑みだ。

目をキラキラさせながら、口元を少しつりあげて、そして線路の上に置いた。


兄「さあて、どうなるかなあ」

妹「……」

そんなことをしたらいけないって分かっているはずなのに、ほんの好奇心もあったせいか
このときわたしは何も注意できなかった。

妹「ねえ、早く行こうよお」

兄「ちょっと待ってって。少しだけ見てようよ」

手を引っ張っても、兄ちゃんはその場にしゃがみ込んだまま動こうとしなかった。


嫌な予感がした。

妹「もうっ、先帰るから。砂かけババアに怒られても知らないよ」

砂かけババアというのは、すぐそこの畑の民家に住んでる怖い顔をした叔母さんのことだ。

兄ちゃんがいつも畑にイタズラをして怒鳴られているところを、保育園のときからよく憶えている。

兄「ほら、もうすぐ電車がくるよ」

警報音が鳴り出して、すぐに遮断機が降りた。


妹「ばいばい」

急に怖くなって、お菓子の袋をぎゅっと掴んで、兄ちゃんに背を向けて歩き出した。

置き石

電車が跳ねる

おーおー好き勝手やりなさる

兄ちゃんの白いシャツと一緒に、振り返り際にみた、入道雲が今も目に焼きついている。

夏の暑さに歓喜するようなせみの大合唱。

ゾウの鳴き声みたいな電車の警笛が、その中でたしかに鳴り響いた。


兄「あっ」

ボコン、という音がしたと思う。

わたしが振り向いたときには、一番前の車両がフェンスを突き破っていた。

捻じ曲がるようにして半回転しながら、少しだけ上に浮いて、わたしのいる場所に大きな影を作った。

そのとき長四角の窓に見えた人たちが、箱の中のおもちゃを揺するみたいに、バラバラに宙を舞っていた。


妹「……」

爆発したような大きな音と、ものすごい土煙だった。

そこで初めて、わたしは地面にお菓子の袋を落としていたことに気付く。

わたしはお兄ちゃんの元へ駆けつける。

兄「……」

妹「……」

煙の奥でうっすらと見えたのは、丸まった蛇みたいな、巨大な鉄の塊だった。

車輪を空にして、まっ逆さまになった電車はぐちゃぐちゃにへこんでいる。

砕け散った窓ガラスに、血まみれの女の人が、ぶらさがっていた。

ただ、とんでもないことをしてしまったんだ、という恐怖が背筋から頭の裏まで伝わる。


兄「お……」

そして、肩を震わせながら、お兄ちゃんが言い放った。

兄「おれ達は、やってない……」

買ってきた駄菓子に手をつけないまま、どれくらいの時間が過ぎたんだろう。

扇風機の回った居間で、わたしとお兄ちゃんは座り込んでいた。

母「アイスあるけど、食べるー?」

家に帰ってからも、わたしとお兄ちゃんの顔は強張ったままだった。

母「あんたらどうしたの、顔色すごい悪いわよ」

妹「いい、いらないって」

母「そう、晩御飯は冷やしゃぶだから。あんまお菓子食べちゃダメよ」

妹「はあい」

スリッパを床にこすらせながら、お母さんは姿を消した。


お兄ちゃんはテーブルの一角を見つめたまま、さっきから動かない。

『ただいま入ったニュースです』

付けっぱなしのテレビから速報が聞こえた。


電車の脱線事故。

先頭車両がマンションに衝突。

2両目、3両目、4両目が横転。

現在確認している時点で13人が死亡。

負傷者は80名以上。


聞き取れる言葉の切れ端だけで、頭の中がみるみる内に真っ白になった。

妹「どうしよう……にいちゃん……!!」

わたしは涙をためながら、か細い声で言った。

兄「しっ!」

お兄ちゃんは、キッチンに立つ母の姿を一瞥した。

偶然電話が鳴って、お母さんがキッチンを離れていった。

兄「絶対にだれにもいうなよ」

妹「う、うん」

兄「おれ達はやってないってことにする」

妹「うん」

兄「お母さんにも、お父さんにも、爺ちゃんにも、言っちゃダメ」

妹「うん」

兄「ご飯のときは普通の顔をしてろ、いつもの顔な」

妹「うん…」

脳みそで声を出している感覚だった。

どんどん、自分の声が小さくなっていく。

ガシャン、と電話を叩きつける音がした。

廊下のほうから、お母さんがあわただしく走ってきた。


母「あのね、お爺ちゃんが……」

まさか、こんなことになるなんて、思ってもみなかった。

脱線した電車に、お爺ちゃんが乗っていたという。

母「ちょっと、いまから病院いってくるから!」

お母さんはカバンを掴み取ると、大きな足音をたてながら玄関を飛び出していった。


妹「……どうじよゔ」

目に大きな涙の粒を浮かべて、わたしはついに泣き出してしまった。

テーブルに突っ伏したまま、何時間も過ぎた。

お兄ちゃんが庭の窓をあけると、むわっとした熱気が居間に入り込んできた。


気が付けばもう日が暮れていた

兄ちゃんは畳に素足をつけて、にごった水色の空を見上げていた。


妹「兄ちゃん」

わたしは、目を赤くしたまま兄の背中を見つめることしかできない無力な存在だった。

兄「心配ないよ」

妹「でも」

兄「おまえ、そんな顔をしてるとすぐバレちゃうぞ。ほら、にこーって笑ってみろ」

お兄ちゃんは、わたしの顔をぐにーっとつまみあげた。

兄「ほら、にこーって」

妹「に、にこー」

わたしの変な顔に、兄ちゃんはぷっと吹き出したのをみて、少し腹が立った。

妹「ねえ、これからどうすればいいの?」

兄「何もしなくていいよ。ただ黙って知らないふりしてればいい」

妹「もしかしたらバレちゃうかもしれないよ」

兄「大丈夫。おれ達がやったって証拠はどこにもないんだから」

妹「うん…」


わたしははっ息を呑んだ。

妹「お菓子……」

兄「えっ?」

妹「お菓子の袋、あそこに忘れてきちゃった」

テーブルの上にあるのは、兄の分のお菓子だけ。

兄「ばか、なんで忘れてくんだよ!」

妹「だって」

少し涙ぐんでうつむいた。

兄「今から取りに行くぞ」

妹「えっ、だってもう夜だよ」

もう6時過ぎているし、この時間に外に出たらお母さんに怒られてしまう。

兄「お母さんは今病院だから大丈夫だよ。お父さんも帰るの遅いし」

妹「わたし家で待ってる」

兄「ばかっ、それじゃおまえがどこに置き忘れたかわかんないだろ」

妹「でもおー」

また、あの光景を見るのが怖かった。

兄「おれ達がやったことがばれたら、みんな悲しむぞ」

妹「……」

兄「警察にだって捕まるぞ」

妹「えっ……」

兄「何十人も殺したら、何年も刑務所から出てこれなくなるんだぞ」

妹「そんなのやだあ」

思わず兄の腕を掴んでしまった。

兄「そうなったら嫌だろ?」

妹「うん…」

兄「人殺しがばれて刑務所に行くのと、今からちょっと怖い思いをしてお菓子を拾いに行くの、どっちがいい?」

妹「い、いま…」

兄「うん」

妹「今からいく…」

兄「よし、行くぞ」


いつものサンダルを履いてから、兄に手を引かれるがままに夜道を飛び出した。

たくさんの赤色のネオンに囲まれた踏切が見えてきた。

オレンジ色のライトに照らされて救出活動をしている様子を、わたしたちは近辺の住民にまじって遠巻きに眺めていた。


兄「さっ、どこに落としたんだ?」

妹「えーっとお」


あの時、どこで立ち止まったのだろうか。

記憶があいまいで、よく憶えていない。

暗い足元を探っていくと、小麦色をした袋が一つぽつんと落ちているのが見えた。


妹「あったあ!」

兄「しっ、静かに。行こう」


お兄ちゃんはわたしの手を引いて、その場から去ろうとした。


「おまえたちがやったんだろう」


その声を、お兄ちゃんとわたしははっきりと聞き取った。

ドキドキドキ

人の群れの中から、白髪の老婆がコツコツと下駄を鳴らしながら近づいてくる。

妹「す、すなかけババア…っ」

胸を突き刺してくるような、鋭い目つきでじろりと睨まれる。

わたしは怖くなって兄の後ろにかくれてしまう。


兄「違いますけど、なんのことですか」

婆「お前が石を置いたんだろう?」

地の底から這い上がってくるような、どろどろとした声に、わたしはすくみあがってしまう。

兄「何を…」

もしかして、見られていたのか。

そんなふうに、お兄ちゃんとわたしは不安に顔を歪めて、ただ立ち尽くした。

国鉄時代には反体制の過激派が置石なんてもんじゃなくて
鉄骨を線路にボルト固定したりムチャしてたのよ


兄「いこう…」

お兄ちゃんはわたしの手をぎゅっと握り締める。

わたし達は、その場を逃げるようにして歩き始める。


妹「……っ!」

時々振り返ってみると、砂かけババアが、ずっとこっちを睨み続けていた。

この後、クズ兄貴の本領発揮を期待

この兄弟カツオとワカメで声の脳内再生してみろ

お爺ちゃんの死を知らされて、葬式を済ませてから、何日も過ぎた。

あれから、わたし達は一緒に小学校を登下校するようになった。


あの踏み切りを通るのが、ひとりじゃ怖いからだ。


妹「お婆さん、またいるよ」

畑の小道に、毎日突っ立っている砂かけババア。

いつものように睨みつけられ、そのたびにわたしの肩は一瞬すくみ上がるのだ。

兄「無視しろ、無視」


それから、何日もお婆さんに睨まれる日々が続いた。

お兄ちゃんの表情は、日に日に増して痩せ細っていくように感じられた。

家に帰るためには、あの踏み切りを避けるわけにもいかないし
かといって、この日常がいつまでも続くと思うと、胃が重たくなった。

なにより
お婆さんの前を通るたびに

「バラしてやろうか」

と脅されることもあった。


そして、お兄ちゃんの顔が完全に疲れきったころのことだった。

ランドセルを背負って、いつもの畑を通り過ぎようとしたとき。

兄「……」

お兄ちゃんは立ち止まって、お婆さんに向かって言った。


兄「僕はなにをすればいいんですか」

わたしは「えっ」という乾いた声を漏らしてしまう。

お婆さんの口元はにんまりとつりあがって、わたし達に背中を向けて

婆「こっちに来い」

と言い放った。


お兄ちゃんは、なんの迷いもなく、その小さく丸まった後ろ姿についていった。

婆「おまえもくるんだよ!」

その場に呆然と立ち尽くしたわたしを、お婆さんは怒鳴りつけた。

ドキドキドキドキドキ

SSとか、キャラの台詞だけ書いてくなら
A「○○」
って書くのわかるけど、どうしてラノベ染みた文章にしゃべる人の名前付けるのはなんで?

杉下右京「妙ですねぇ~。なぜ、お婆さんは砂をかけていないのに
すなかけババァと言われてたんでしょうねぇ?
怖いだけなら鬼ババァというあだ名でも、よかったのではないでしょうか?」

反応されすぎワロタww

電車にスカートって…

なぜ電車が女性名詞かよく分かるスレだな

>>254
以前の電車にはスカートはなかったということは言い換えれば…

畑に囲まれた小さな民家だった。

強い風が吹いたら飛ばされてしまうんじゃないかと思えるようで、家というよりも小屋に近かった。


お兄ちゃんは斧を持たされて、庭で薪割りをするように言われた。

婆「おまえはこっちだ」

襟を掴まれて、家の中に無理やり連れ込まれた。


妹「うっ…」

扉を開けると、暗がりからむわっと嫌なにおいが広がった。

婆「入りな」

靴を脱いで上がると、その異様な姿がすぐに目に飛び込んできた。


妹「……」

婆「お爺さん挨拶しな」

妹「おじゃま…します」

>>256
電車「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!///」

>お兄ちゃんは斧を持たされて

ジャックニコルソン展開?

お兄ちゃんは斧でエロzipを・・・

婆「お爺さんはね、昔戦争で手足をなくして、可哀想な体になっちまったんだよ」

小汚い布団の上で、布に巻かれた芋虫のようなものがくねくねと動いている。

婆「この人は目も耳も聞こえなくてね……わたしぁもう介護に疲れちまったよ」

異臭を放ち、奇妙なうめき声をあげながら、わたしの足元に向かって這ってくる。

婆「今日からあんたがこの人の世話をしな」

わたしは思わず泣き出しそうになって、よろよろと壁のほうに後退した。


婆「爺さん、今帰ったよ。起きちゃったの。そう」

芋虫の頭が、くいっと二回わたしのほうを指した。

婆「新しいヘルパーの人。うん。そうね、嬉しいわね」

つーか全員クズだろ・・・婆も兄も妹も

おっせえなあ早く終われ
妹は死んだ。スイーツ(笑)みたいな感じで

>>199までと>>199からの外野の雰囲気違いすぎワロタ

>>199が緊張ぶっ壊した精出し


婆「なにしてんだい。さっさとおしめを変えてあげな」

妹「えっ、えっ?」

婆「さっさと布を取るんだよ。使えない子だね」

お婆さんは近くの古箪笥の中から取り出すと、わたしに向かって放り投げた。


婆「なにぼーっと突っ立ってんだ。巻き方教えてやるからみてな」

どう収拾つけんだコレ

それから地獄の日々が続いた。

わたし達は、学校帰りにお婆さんの家に寄って、家の手伝いをさせられた。

お兄ちゃんの手はまめだらけになり、それと一緒に表情は暗くなって、クラスの子たちからは避けられるようになった。

「3組のあの子、電車の事故で家族無くしちゃったんだって」

わたし達の表情をみて、誰もがそう納得した。

それよりも辛いことが、あるのにと、言いたくても誰にもいえなかった。


婆「遅いね。わたしぁこれから出かけるよ。しっかり働きな」

学校帰りに寄ったわたし達の隣を、お婆さんは通り過ぎる。

戦争に行ってたような歳の老人が消防に欲情するとも思えない

じじい『ユルス』

お爺さんにお粥を食べさせて、洗濯をして、掃除をして……。

あれだけ嫌だったおしめを代えるのも、もう随分と慣れてきた。

何も考えずに、感じずに、心を無にすれば、いいんだ。

妹「……」


庭の外で、薪を割る音が聴こえる。


妹「…ひゃっ」

いつものようにお爺さんの腰に巻かれた布をはずそうとしたときだった。

お爺さんの頭が、わたしの頭をこつんとつついて、寄りかかってきた。

>>305いや、女子小学生は最高だからそれはないにしろ
そもそも目が見えず耳が聞こえないんじゃ小学生が来たとはわから・・・


そ う か 、 匂 い か !

妹「いや…っ」

その勢いで押し倒されて、首元にはぁーっと息をかけられた。

妹「きもちわるい!」

首筋をペロリと舐められると、ぞくっと嫌なものが背中を伝わってきた。

頭を手で押さえても、突進して押し返された。

歯で服をめくられて、お腹をぴちゃぴちゃと舐められた。

妹「嫌あ、助けて!」

この後、まさかの達磨の爺さんが物凄い勢いで妹に襲いかかり無理やり中出しレイプする展開

マジでその展開かよwww

シュールすぎるwwww

爺「すまん、パンかと思った」

兄「線路に石置いたらどうなるのかな」 妹「中入っちゃったよ!」
スレタイが伏線だったとは

わたしは座り込んだまま、木の柱まで後ずさった。

それでもずるずると近づいてくる光景をみて、泣き出しそうになった。


そのとき、勢いよく扉が開いて、私の名前が聞こえた。

兄「なにすんだ、この!」

兄ちゃんは何度もお爺さんを足蹴りにした。

腹や頭を何度も、何度も蹴った。


か細い息を漏らしながら、口から血をたらして、ついには動かなくなった。

妹「おにいぢゃん……」

目に涙をこらえてわたしは鼻水をたらしながら、お兄ちゃんにすがりついた。

だってよく考えてみ?
手も足もない、耳も聞こえない目もみえないのに
ちんこはギンギンで、胴体だけ動かして小学生まんまんに出したり入れたりして射精すんだぞ
しかも胴体だけなのに物凄い力

???「ヤコ…事件だぞ」

それから夜になって、お婆さんが帰ってきた。

婆「あら、まだ帰ってなかったのかい。もう帰りな。家の人が心配して探しに……」


動かなくなったお爺さんの姿をみて、扉をあけたままお婆さんは絶句して立ち止まった。

婆「あなた、何を――ッ」

そのとき背後から、お兄ちゃんが襲いかかった。

振り上げたスコップは、お婆さんの後頭部で弾けた。

床に顔を打ち付けて、ぐったりと動かなくなったのをみて

これで何もかも終わったんだ、と思った。

一番かわいそうなのは間違いなくお爺ちゃん

戦争の後ずっと不自由な生活強いられて、息してるだけのなんも楽しみのない生活で
やっと若い女体にありつけるかもという生きる希望が沸いた矢先にまるでゴミのように殺されるとか

>>352
だからって子供の自由を奪うのは良く無いだろ

>>355こどもの自由(笑)
こいつらは人殺しだぞ
レイプくらいされて当然の報いだろ

一番可哀相なのは両親じゃ…

少年院行きだな

>>364
泥棒した人の物を盗んで良いという考え方だぞ

※殺したのは全部兄です

わたしたちは家から駆け出した。

妹「おっ、お兄ちゃん、これから、どうしよう」

夜の通学路を走っているとき、わたしは兄ちゃんに話かけた。

兄「わからない」


わたしたちは、はあ、はあと息を荒くして、立ち止まった。

兄「あのさ……」

妹「ん?」

兄「……ごめん」



わたし達は道路の真ん中に立って上を見上げた。

夏の夜空に散りばめられた星は、鈴虫の音色に同調するようにキラキラと輝いていた。

かいた汗がひんやりと冷たくなって、蒸し暑ささえ忘れられるくらいに涼しかった。

>>368面白半分で大勢の人殺したんだからこれくらいの報いを受けるのは当然だろ
まだ、普通の妹だったらまだしも(それでもあのお爺ちゃんの状況みたらお爺ちゃんの方擁護するが)
人殺しでしかもその後お爺ちゃんお婆さんまで殺したとか兄も妹も擁護する余地ないだろ
あのままレイプされればよかった

>>370止めなかった妹も同罪だろ
妹悪くないとか言ってるやつはどうかしてる

おまえらは兄の言うことならなんでもきくのがいい妹だと思ってんのか
兄の間違いを正せるのもいい妹の条件だぞ

いや妹可哀相過ぎるよ

あの夏の出来事を、私は今でも憶えている。

私は中学へ上がり、高校を出て、それから大学へ行って、そして社会人になった。


兄と私は家を出て、それぞれ一人暮らしを続けている。


「ねえ、今度一緒にご飯でもいこうか」

妹「えっ、はい……喜んで」

にこりと頷いて、私はその日の残業を終わらせた。


ネオンに囲まれた繁華街。

ハイヒールを鳴らしながら、駅へ向かって歩く。

妹「そだ、本屋に行かないとなあ」

この頃、独り言が多くなったような気がする。

書店に立ち寄ってから、今日の夕ご飯を買おう。

あさりの和風パスタなんか良いな、と思った。

>>383どこがだよwwww
面白半分の人殺し黙認して、罰が下りそうになっただけだろ
もっとこいつらの人生めちゃくちゃにするべき
まず、あそこはレイプされるべきだったな

つーかのうのうと生活して大人になりましたとか一番ゴミパターンじゃねーかwwwwwwwwwww
まず大学まで生きてることが問題

よく考えりゃ置き石で何人も殺してるんだから今さらジジババをぶち殺しても、
このクズ兄貴はなんとも思わんだろ

まあ>>1読むと回想してる体になってるからな

>>399
何人も殺したと言っても自分が直接手を下したわけじゃないから
兄は相当なトラウマになってるはず

「ありがとうございましたー」

書店を出て、駅で電車に乗った。

今ごろ、兄は何をしているだろうか。

毎日営業に追われてあくせく働いているだろうか。


電車。

嫌な記憶を心の奥にしまいこんで、駅のホームに足をつけた。


マンションの一室。
家に帰って、テレビを見ながら夕飯を食べる。

時刻は9時過ぎ。
この後は、もって帰ってきた仕事を11時までこなして、それから寝ることにしよう。


そのとき、手元の携帯電話が鳴り出した。

>>398
妹「わたしは何もしてないもーん」
兄「俺はクズだもーん」

人殺しまくってのうのうと生きて社会人になりました(笑)とかゴミすぎ
ただでさえ温すぎる展開なのに小学生ですらなくなってうんこなのにしかも
大人になってのうのうと生きてるとかもうゴミ

>>404トラウマになればなんでも許されるんすかwwwwwwwwwww

ドキドキドキドキドキドキ

着信。

私の兄だった。

久しぶりだな、と思いながらも、通話ボタンを押して耳に当てた。




妹「え……」

フォークが絨毯の上で転がる。

それからすぐに、あの夏の光景に引き戻された。

面白半分で人殺しするような奴がなんの報いもうけずのうのうとずっと生きてるだけで胸糞悪いのに
しかも小学生じゃなく社会人になりましたとかもうゴミもいいとこ
黙ってレイプされてりゃよかったんだよこのくそ女は

>フォークが絨毯の上で転がる。

フォーク???

>>422
夕食でパスタでも食っていたんだろ

この兄は犯罪繰り返してそう

病院でずっと意識不明だった一人の老婆。

つい最近、目を覚ましたらしい。

話せる状態じゃないが、順調に回復している。


兄「今から会えるか」

妹「いいけど…なにを」

兄「病院に行くに決まってるだろ」


それから暫くして、電話を切った。

わたしは持ち帰った仕事を鞄にしまいこんで、家を出る支度をした。

あの夏の悪戯の続きを、また。


おわり

>>426
あー、マンションだったか、なぜか電車に乗ってると思ってた

ただ電車が吹っ飛ぶシーンを書きたくて、衝動で立ててしまったこのスレ…
つまらなかったと思うが許してくれwwwww
じゃあの

このホラーチックな終わり方はけっこう好き
乙!

ssの終わりに「乙!」「結構よかった!」「俺は好きだ」とか言っちゃう奴は気持ち悪いな

「面白くなさ杉」「二度と書くなゴミめ」とかで終わるのが理想的な終わり方

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