和「咲さんのお家にお泊りで遊びに行くのは初めてですね……」(201)

和「全国大会に優勝してお母さんとお姉さんが帰ってきたお祝いなのに私が行ってもいいのでしょうか……」

咲「そう言ってもお祝いなんて表向きは何も言ってないから普段通りなんだ」

和「そうなんですか?」

咲「私が勝手にお祝いする日って決めて、楽しく過ごしたいから和ちゃんを誘ったの」

咲「それに和ちゃんがいてくれたからお姉ちゃんとも仲直りできたんだよ!」

咲「あとね、家に戻ってきたお姉ちゃんも和ちゃんのこと知りたいって言ってたもん」

和「そ、そうですか///では今日はおじゃまさせて頂きますね」

咲「うん!」

和(というように、お姉さんも歓迎してくださるのかと思ったのが数時間前のことですが)

和「ですからお姉さん」

照「私はお前の姉ではない!」

和「じゃあ宮永さんでいいでしょうか?」

照「この家はお前以外宮永だ!」

和「じゃあ照さんでいいですか?」

照「名前で呼ぶな!馴れ馴れしい」

和(まさかあの咲さんのお姉さんが重度のシスコンだったなんて……)

咲「ジュースもってきたよ」

照「ありがとう、咲」

和「咲さん、ありがとうございます」

咲「あれ?もう仲良くなったの?」

照「あぁ、咲の友達に悪い子なんていないからね」

和(猫かぶりも世界クラスですね……)

咲「わぁ、やっぱりお姉ちゃんはすごいなぁ、私なんて最初は和ちゃんに嫌われちゃったもん」

照「何!?どういうことだ」

咲「え?えっと、本気でやらないなら退部してなんていわれちゃって」

照「ほう……」ギロ

和(すごい目で睨まれてますね……)

和「あの時は、咲さんがプラマイ0にわざとしていたのが嫌だったんです」

和「それにあれだけの実力があるのに麻雀が嫌いなんて言われて……」

咲「うん、あの時はごめんね……」

照「で、どうやって仲直りしたんだ?」

咲「え?私が謝って、全国でお姉ちゃんにあうためにも全力で頑張るって二人でゆびきりしたんだぁ」

和「そうですね、一緒に全国に行こうって言われた時はとても嬉しくて今でも鮮明に思い出せます」

照「そうか……」

和(自分に会うためというところは嬉しいけれども私がいることが納得いかないみたいですね……)

和「そういえば、咲さんが麻雀部に来たのは須賀君が連れてきたからでしたね」

咲「そうだね、あの日京ちゃんが食事中に携帯で麻雀してて、そこで麻雀ができるってわかったら無理やり連れて行かれたんだ……」

照「だ、男子と一緒に食事だと!?」

咲「え?あーえっと、その日のレディースランチが美味しそうなんて理由で学食に付き合っただけだよ」

照「咲をパシリにした麻雀部員がいるわけだな、そいつのフルネームは?」メモメモ

咲「え?須賀京太郎だよ?お姉ちゃんどうしたの突然」

照「気にしないで咲」

和(メモ帳に麻雀牌が握れないぐらいぶっ潰す人物リストとあったのは気のせいですよね……)

和(さらにいま須賀君の名前が書き込まれ……そして私の名前がすでに書き込まれているのも気のせいですよね……)

照「そうだ咲、冷蔵庫にプリンが3つあるから持ってきてくれないか?」

照「お客様はもっとしっかりもてなさないとな」

咲「そうだね、持ってくるから待っててね和ちゃん」

和「あ、いえおかまいなく……」

照「さて……咲を嫌っていたくせに何故全国大会の会場で手をつないでいたんだお前は」

和(咲さんがいなくなった途端にこれですか……)

和「県大会までにとても仲良くなったので」

照「ほう、開会式の最中に手をつなぐほどか」

和(というかこの人咲さんをずっと来にして見ていたんでしょうか……)

和「そうですね、県大会優勝後もキーホルダーを交換して、必ず全国優勝を誓い合ったりしました」

和(咲さんのお姉さんだからと少し遠慮していましたが……あちらがその気なら……)

照「ほ、ほう……」

和「そういえば、咲さんがプラマイ0にするようになったのは家族麻雀のせいといっていましたね」

照「……」

和「幼い咲さんは楽しいはずの麻雀を家族にいじめられる儀式のように感じていました」

和「勝っても怒られ、負けてもお年玉を奪われる、そんな儀式……」

和「どうしてこんな儀式をしていたんでしょうねお姉さん」

照「わ、私はお前の姉ではない!」

和「中学が一緒の須賀君が咲さんが麻雀ができると知らなくて、高校になってもトラウマをひきずっていたのはだれのせいなんでしょうね」

和「あ、咲さんが持ってきて下さったジュースをいただきますね」ニコ

照(こ、この女……)

咲「プリン持ってきたよお姉ちゃん、和ちゃん」

照「何度も悪いね咲、ありがとう」

和「こんなにもてなしていただいてありがとうございます咲さん」

咲「あ、スプーン忘れちゃった、とってくるね」

照「あ、今度は私が行こうか?和ちゃんも姉の私と一緒じゃ気を使うだろう」

和「あ、いえそんな事はないですよ?やはり麻雀部として咲さんのお姉さんとお話できるのは光栄ですし」

咲「あはは、すぐに取ってくるから二人で待っててね」トテテ


照「……」

和「……」

照「咲はかわいいなぁ、誰かと違って」ニコ

和「そうですね、血がつながっている誰かとは違いますね」ニコ

照「清澄の副将って全中チャンプって無駄に囃し立てられて結局活躍してるのは咲だよね」ニコニコ

和「麻雀はどんなに強くても負けることがある競技ですからね」ニコニコ

和「そういえば白糸台の先鋒さんって卓を掴んで変なツモをするみたいですけどマナー違反ですよね」ニコニコ

照「えーそうかなーそれよりも清澄の部長とかのほうがダメなんじゃない?」ニコニコ

和「そうでしょうか?白糸台の大将さんの髪の毛もなにか仕込んでるみたいにみえますよね」ニコニコ

和「咲さん遅いですね、お 姉 さ ん」

照「スプーンの本数が足りなくて今洗っているんじゃないか?咲 の 友 人」


咲「スプーン持ってきたよ」

和「わざわざありがとうございます咲さん」

照「すまないな咲」

咲「温くなっちゃう前に食べようよ」

和「そうですね」

照「あぁ、そうだな」

和「美味しいですね」

咲「お姉ちゃんのオススメのプリンなんだ」

和「そうなんですか、さすがですねお姉さん」ニコ

照「こんな事で褒めなくてもいいって」ニコニコ

咲「でも値段はちょっと高いんだけどね」

和「そうなんですか?そんなものを出していただいてしまって……」

照「客人なんだ、気にする事はないさ」ニコニコ

和「先程から話をしていて感じていましたがとてもいいお姉さんですね、咲さんが羨ましいです」ニコニコ

咲「なんだかそう言われると照れちゃうな」

照(露骨にお姉さんと連呼してきてるなこの女……)

照「もう一人いたら麻雀部が3人いるのだから麻雀ができるんだがな」

咲「お父さんとお母さんは一緒に出かけちゃったもんね」

照「あぁ、三麻も悪くはないがやはり普通が一番だ」

照(いつもと違うという言い訳すらさせずに完膚なきまでに叩き潰すためにも)

和「あ、それでしたらネット麻雀に部屋を立てれば誰か一人入ってくれるんじゃないでしょうか?」

和「お姉さんはネット麻雀はしますか?」

照「私はあまりしないな、やはり牌を実際につかむほうがしっくりくる」

咲「私もネット麻雀はまだ苦手だなぁ」

和「そうでしたね、でも最初の頃に比べれば咲さんは随分レートをあげていたじゃないですか」

咲「そうかなぁ?」

照(くっ清澄の思い出話で私を蚊帳の外におきつつ、ネット麻雀という私に不利な舞台に追い込もうというのかこの女!)

和「お姉さんも強いんですから少しやればすぐにトップクラスですよ」ニコニコ

咲「そうだね、お姉ちゃんなら私よりずっと強いもん」

照(ぬぐぅ……ここで流されたらあのアマの思う壺……そうはいかない!)

照「いや、やめておくよ、変に調子が狂うのも嫌だからね」

和「そうですか、お姉さんとしてみたかったのですが残念です」

咲「そうだね」

照(そろそろ反撃しないと……)

照「そうそう、咲が嶺上開花が好きな理由を和ちゃんは知ってる?」

和「し、知らないですね」

照「昔の話になるんだけどね、嶺上開花の役について教えたら私の名前とおんなじだってはしゃいでね」

咲「ち、小さい頃の話なんてやめてよお姉ちゃん」

照「私もそんな花のようになりたいって私に笑顔で言ってて」

照「そういえばその日おねしょを咲が」

咲「な、なんでそんな事まで覚えて///」

和(私に昔の咲さんの話をするふりをして蚊帳の外にだすつもりですね……)

和「そういえば咲さんは清澄での麻雀で最初の頃は嶺上開花をあまりしませんでしたよね?」

咲「え?」

和「私の記憶が正しければ40符3翻を70符2翻にする時が初めてだったかと思うのですが」

和「その後麻雀部に入っても嶺上開花はするけれど、国士無双等も聴牌していましたよね」

咲「そうだね、お姉ちゃんに教えてもらった意味の通り、私も嶺に咲く花のように強くなりたいって思ってからちょっと拘ってたと思う」

照「咲は嶺上開花にこだわらなくても普通に強いんだがな」

咲「そんな事無いよお姉ちゃん」

和「役にこだわりですか……咲さんらしいですね」

咲「あ、私お手洗い行ってくるね」

照「おもらしするなよ咲」

咲「おもらしなんてしません!」

和「迷子になって危うくってことは何度かありましたよね?」

咲「和ちゃんまで……とにかくお手洗い行ってくる」タタッ


和「わざわざ対決の舞台を作って上げようとしたのに断られるなんておもいませんでしたよお姉さん」

照「やるからには泣き顔を拝みたいからな」

和「咲さんとふたりきりだったら今日はもっと楽しかったんですけどね」

照「それはこっちのセリフだな」

和「出会って半年で咲さんと私はここまで仲良くなった事を考えるとあと半年あれば……」

照「あればなんだ」

和「いえ、なんでもありませんよ」ニコ

照「……」ギリ

和「iPS細胞って知っていますか?」

照「あぁ、医療関係で注目されているものだな」

和「それを使えば同性でも子供を作ることが可能なんですよ」

照「……それで?」

和「いえ、清澄高校の部長譲りのちょっとした雑学ですよ」

照「……」

和「他意はありませんよ」ニコ

照「……」ギリリ

和「そういえば姉妹愛を描いた物語ってありますよね」

照「あぁ、姉が妹を助け、妹が姉を支えるような物が多いな」

和「でも、そういったもので姉妹の恋愛に発展するものなんて殆ど無いんですよ」

和「まぁ姉妹って時点でそんなオカルトありえませんって感じですよね」ニコ

照「よほど私を怒らせたいようだな」

和「いえ、そんな事はありませんよ、一般論です」

和「生物的にもより強い子孫を残すために血縁関係が遠いものに惹かれるのが普通ですから」

だめだ、テルテルが一方的に和ちゃんにイジメられてしまう
咲をとりあって咲のめの前では仲良しのふりをして普段は火花バチバチさせたいのに
明日朝早いしネタ浮かばないしですまんが寝ます

幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
8. アイドルマスターブレイク高木裕太郎
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

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