キクコ(14)「今日もゴースといっしょ!」 (66)

すみませんでした
書き溜めましたのでどうぞ

テクテク

キクコ「もう12月だねえ」

ゴース「ティリリティリリヴォォン…」

キクコ「はーっ…ほら、もう息が白い。寒いねえ」

キクコ「私、12月って好き。何もかも静かで、でも温かい感じがするの」

ゴース「ティリリ」

キクコ「ふふ、そう。ゴースも好きなんだ」

ゴース「ティリリリ…ヴォ」

キクコ「大晦日もいいよね。静かな夜に響く鐘の音なんか聞いたり」

ゴース「ヴォ―」

キクコ「いつのまにかイルミネーションも点いたねえ。綺麗」

ゴース「ヴォ―ゥ」

キクコ「ん?」

ラブラブカップル「うふふふふあははははは」イチャイチャ

キクコ「チッ…!」

ゴース「ヴ、ヴォオ…」

キクコ「えっ 声に出ちゃった!?ごめんねゴース」

ゴース「ティリリ…」

キクコ「目つきが悪い?わたし?」

ゴース「ヴォウ」

キクコ「だって仕方ないじゃないか、一人なんだから…」

ゴース「ティリ。ティリリ」

キクコ「いや、あいつらはそんな関係じゃない…」

ゴース「ティ?ティリリリリwww」

キクコ「ち、違うってば。片方はマイペースすぎるし、片方はなよなよしてるし」

ゴース「ティーリリリリリ…」

キクコ「別に、芯が強いところがいいとか、優しいとか…長所が無いわけじゃ…ないけど」ゴニョ

ゴース「ヴォオオオオオオオ…www…はっ!?」

キクコ「…」ギロリ

ゴース「ティ、ティリリー」

キクコ「あはは、いいよ。驚かせてごめんね…」

https://www.youtube.com/watch?v=meyaufCF_r8

タータカタータカタータカタータカター…

チャララチャーララー チャララチャッ チャ- チャララチャーララーチャラー チャッ チャー

キクコ「こ、この不快な音楽!」

ユキナリ「ボンジュール!」キラッ

キクコ「やはり!出たなモミアゲ!!!」

フジ「やあ、久しぶりだね」ニョキ

キクコ「それに抱き合わせのニット帽!」

ユキナリ「おまえ、幼馴染にモミアゲって…」

フジ「い、いいじゃないかニット帽だって!温かいんだよ!?」

キクコ「ふん、モミアゲにモミアゲと言ってなにが悪い」

キクコ「それにフジはいつもニット帽被ってるじゃない。あまり密閉するとハゲるよ」

ユキナリ「ルパンと言われるよりましだが…」

フジ(まだ大丈夫!まだ大丈夫!)

キクコ「で、何か用?」

http://pokesen.com/archives/29014121.html 中段
ユキナリ・キクコ(少女)

ユキナリ「そうそう、大事な用があったんだよ」

キクコ「用?」

フジ「うん。キミにしか頼めないことなんだ」

キクコ「…?ドレスのモデル?とか?」

ユキナリ「俺たちが調査のためにシロガネヤマに行っていたことは覚えてるか?」

キクコ「こんにゃろ」

フジ(ドレスかぁ…それもいいかも)

ユキナリ「それで、気になるものを見つけてな」

キクコ「気になるもの?」

フジ(でも今のメイド服っぽいのも似合ってるなぁ)

ゴース「…」フワフワ

フジ「僕たちは、あるポケモンの情報を聞いて現地に向かったんだよ」

キクコ「あるポケモン?」

ユキナリ「ああ。虹色に輝く羽をもつポケモンと、銀色に輝く羽をもつポケモン」

キクコ「うーん?知らないわね…」

ユキナリ「俺とフジはポケモンの調査研究をしながら旅をしてるから、ある程度心当たりがあってな」

フジ「目撃情報があったのは10年以上だから、そんなに期待はしていなかったんだけどね」

ユキナリ「…」ゴソゴソ

フジ「…」ゴソゴソ

キクコ「…?」

ユキナリ「これを、見つけた」スッ

キクコ「なにこれ…タマゴ?」

ユキナリ「そう、タマゴだよ」

キクコ「何の?」

フジ「それがわからないんだ…」

キクコ「はあ?」

ユキナリ「どんな資料と照らし合わせても、こんな卵は確認されていないんだよ」

キクコ「へえ、すごいじゃない。新種発見てこと?」

フジ「厳密に言えば、違う。推論だけど…これは僕たちも良く知ってる生物の卵の可能性があるんだ」

キクコ「なに?」

ユキナリ「そこにいる、ゴースの仲間だよ」

キクコ「え?」キョロ

ゴース「…」フワフワ

フジ「これは多分、ポケットモンスターのタマゴなんだ」

キクコ「…っはぁ!?そんなわけないじゃない。ポケモンがタマゴから生まれるなんて聞いたことないわよ」

フジ「じゃあ、ポケモンはどうやって生まれてくると思う?」

キクコ「それは、コウノトリさんが天から運んでくるって、お父さんとお母さんが…」ハッ

ユキナリ「………、…」

フジ(どういうことだ親友)

ユキナリ(そういう家庭なんだよ)

ユキナリ「詳しい説明は省くが…とにかく、これはポケモンのタマゴである可能性がある」

フジ「だとすれば、とんでもない発見なんだよ」

キクコ「まあ、本当だとすればね」

ユキナリ「で、だ」

キクコ「ん?」

フジ「ここには今…三つのタマゴがある」

ユキナリ「おまえにひとつを預かって欲しいんだ」

キクコ「えっ なんで!?」

フジ「まず、ポケモンへの愛情。これを持っていない人には任せられない」

ユキナリ「そしてポケモンバトルの腕前。強くなければ、このタマゴを守れない」

フジ「3人に分ける理由は…」

キクコ「強奪を防ぐためね…3人で分担していた方が、ひとつひとつは安全」

ユキナリ「そういうことだ」

キクコ「いいわよ、預かってあげる」

ユキナリ「よかった」

フジ「それぞれ、どのタマゴにする?」

キクコ「レディーファーストって言葉は好きじゃないのよね」

ユキナリ「じゃあ…」スッ

キクコ「先手必勝!このタマゴを育てるわ!!」バッ

フジ「せっかくだからぼくはこの赤い卵を育てるかな、ずっと抱いてたし」ナデナデ

ユキナリ「」

キクコ「そうだ、せっかく会ったんだからバトルしましょうよ」

フジ「ならまずは僕が相手になるよ」

キクコ「よーし!いくよゴース!」

ゴース「ティリリティリリヴォォオ」

フジ「よし、がんばってくれポニータ!」

ポニータ「デデーォウ」

キクコ「新入りちゃん?」

フジ「うん、知り合いに交換でもらったんだ。大人しくていい子だよ」

キクコ「いくよ!」スッ

フジ「ああ!」



キクコ「よーし勝った!」

ゴース「……」モジモジ

キクコ「どうしたのゴース…」

ゴースト「ヴゥー…アッ!」

フジ「進化!すごいや」

ユキナリ「じゃあ次は俺の番…」ピピピ

キクコ「なに?」

ユキナリ「…わるい、用事が入った。バトルはまた今度な」

キクコ「ええー久しぶりに会ったのに…」

ゴースト「」ニヤニヤ

キクコ「! …ふん!!」ズバッ

ゴースト「!?」ボフッ

フジ「さて、行こうかユキナリ」

ユキナリ「それじゃあ元気でな、キクコ。今月中にまた会おう」

キクコ「うん、またね。 …ところで」

ユキナリ「ん?」

キクコ「『ボク』は卒業したの?」ニヤニヤ

ユキナリ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!バイビー!」ダダッ

フジ「あ!?またねキクコ!」タタタ

https://www.youtube.com/watch?v=meyaufCF_r8

あのゴースト達ってキクコの昔の仲間だろ?
なんで14歳の時点ですでにいるんだよ

キクコ「行っちゃった」ポツン

ゴースト「…」ナデナデ

キクコ「ふふ、ありがとうゴースト」ニコ

キクコ「さて、このタマゴも大事に育てなくちゃね…本当に何が生まれてくるんだろう」

ゴースト「ヴォ―」

>>22
生命は死ぬと幽霊になるという
幽霊は英語でゴースト

じゃあゴーストが死んだら?

キクコ「よーし今日はたくさん歩こう!タマゴにもいろんな景色を見せてあげなくちゃ!」

ゴースト「ヴォオヴォ」

――――――――――――

キクコ「今日は野宿だよ!くっついて寝よう」

ゴースト「ヴォ!」

――――――――――――――――

キクコ「このタマゴ、温かいなあ。なんだか落ち着く…」

ゴースト「ティ…ヴォ!」

――――――――――――――――――――

キクコ「ケホケホ…あっ見て!少し動いたよね!?」

ゴースト「ヴォ? …っヴォ!」

――――――――――――――――――――――――――

キクコ「ゲホ…あー、雪だぁ…綺麗…ゲホゲホ…タマゴ…冷やさないようにしなくちゃ…」ギュウ

ゴースト「ヴォ―………」

キクコ「ふふ、大丈夫だよ。ちょっと喉が痛いだけ」

――――――――――――

キクコ「あ"…い"ま"ちょっとうぶ…また動いた…もうすぐかな"…」フラ

ゴースト「ヴォヴォヴォヴォ!!!」

キクコ「ん"ん"、わかったよ…今日はポケモンセン"ターに泊めても"らおね」ズビ

――――――――――――――――――

キクコ「あいがとごあいました…」

ジョーイ「本当に大丈夫?治るまで泊まっていっていいのよ?」

キクコ「大丈夫れす…お金も無いし…」ズビ

ジョーイ「本部には報告しないわ。お願い、無理しないで?治るまでは泊まろう?」

キクコ「あ"たしだけ特別扱いしても"らうわけにはいかないので…」

ジョーイ「…」

キクコ「あ"り"がとございました」ペコリ テクテク・・・ ゲホゴホ

ジョーイ「…ゴースト、あの子をお願いね」

ゴースト「ヴォヴォヴォ」ペコリ スゥ…


ジョーイ「…10歳になったら成人、旅をさせろなんて言うなら…それを補助する法律を整備するべきだわ」

ジョーイ「ポケモンセンターの無償化、早く実現させなくちゃ…!」ギュウ

???「おい、見たか?」

???「やけに大事そうにリュックを抱えてやがった…」

???「クク…今日はクリスマスだ、いっちょプレゼントをいただきに行くか」

ハハハハハ・・・

サクサク…

キクコ「積も"って きた…」フラフラ

ゴースト「…」ギロギロ

キクコ「そん"な" 警戒しな"くてい"い"よゴースト… 」ズビ

キクコ「かぜ さむい 雪 つめたい"… あ"」

キクコ「この"路地せま"くて風な"い… ここ進も"う"…」テクテク…

ゴースト「!? ヴォヴォ!」

キクコ「だいじょぶ… さむ"い"…」

ゴースト「………!」

???「わざわざ狭い路地に入りやがって…何から何まで都合がいいぜ…」

???「さて…」

フジ「遅いよユキナリ!もう夜中だよ!?」サクサクサク

ユキナリ「だっで…重くて…!」ヒック

フジ「重いのはしょうがないだろ!大事なクリスマスプレゼント濡らさないでよ!」

ユキナリ「おまえ自分のプレゼントが軽いからって…ゼェ」

フジ「あ!ポケモンセンターだ!あそこでキクコのこと聞いてみよう」





フジ「すみませーん!」ガー

ジョーイ「はい?」

キクコ「ちょと すわ"ろ"」ペタン

キクコ「せき とまっで あんしん"しちゃった…」

キクコ「ま"ずい かも"…」フゥ…フゥ…

ゴースト「」オロオロ

キクコ「タマ"ゴは…だい"じょぶ あ"ったかい"」ペタペタ

タマゴ「」ビクン

キクコ「あ"っ」サッ

キクコ「ごべん…つめ"たかったね…ごめ"んね"…」ゴソゴソ

キクコ「お母さ"ん"が…守るか"らね…」ギュウ

ゴースト「…」ギュウ


???「いくぞ」

???「そのリュックよこしな」

キクコ「あ"?」

ぼうそうぞく「メリィィィィィィクリスマァァァァス!!!!!」

ぼうそうぞく2「ヒャッハ―!!!」ゾロゾロゾロ

ぼうそうぞく「よこせってお嬢ちゃん、な」

キクコ「や"だ…」ズビズビ

ぼうそうぞく3「いいからよこせホラ」スッ

キクコ「だめ"っ」バッ

ぼうそうぞく3「いてっ」

キクコ「あ"…」

ぼうそうぞく4「やっちまえオラァ!」

キクコ「に"げっ」タタタ

ぼうそうぞくたち「待てコラァァァ!!!」ダダッ

ゴースト「ペロン」

ぼうそうぞく5「うぎゃあああ寒いいい!」ガクガク バタッ

ぼうそうぞく6「あ、あいぼゥ―――!?」

ぼうそうぞく7「やれベトベター!!ヘドロばくだん!」

ゴースト「ペロン」キカネーヨン

ぼうそうぞく8「うぎゃああああああ」

ぼうそうぞく9「壁すり抜けて出てきやがったァァァ!!!」

ゴースト「…」スゥ

ぼうそうぞく10「闇に溶けて見えないィィィィ!!!」

キクコ「う"ぅ"…息"が…くるし…さむ"い"…よぉ…」ザクザク…

キクコ「ここ どこ"…だ め" 」フラ…バタ

ぼうそうぞく「ハァハァ…随分逃げやがって…」

キクコ「う…」

ぼうそうぞく「いつのまにか仲間も減らしてくれやがって…くそが」

ゴースト「…」ボロボロ

キクコ「ご…」

ぼうそうぞく「けどもう終わりだ、こんな町外れの雪原、それにこの雪模様。誰も来ねえ」

キクコ「ゴースト…」

ぼうそうぞく「そのリュックだけじゃ足りないな…おまえ…今晩のおもちゃにすっか…」

キクコ「ひっ」ゾク

ゴースト「!」バッ

ぼうそうぞく「ハハハハハ!ボロボロだな!いいぜ遊んでやるよ!」

ぼうそうぞく「出てこいフリージオ」

フリージオ「…」

ゴースト「!!?」

フジ「急げ!足跡はこっちだ!雪で消される前に見つけないと!」ザクザクザク!

ユキナリ「絶不調な状態で出発しただと…アイツ無理しやがって…!」ダダダ

フジ「責任感の強さが裏目に出たのかも…僕たちの任せたタマゴのために…」

ユキナリ「…生きてろよ!!!」

フジ「…ん!」

ユキナリ「人!?」ビタッ

フジ「あの!いったいどうし…」

ぼうそうぞく2「さむい…さむい…」ガクガク

フジ「…これは」

ユキナリ「…ゴーストのしたでなめるだ!近いぞ!」ダダッ

ズルズル

キクコ「だめ" それは…だめ"」ギュウ

ぼうそうぞく「うるせえなよこせ!」ドガ

キクコ「あう"っ」







ビュウウウウウウウ

ぼうそうぞく「くそ…くそが…!」

フリージオ「」

ゴースト「」

ぼうそうぞく「道ずれなんぞ…使いやがって…」

キクコ「ゴー…ゴースト…ごめ"…ごめ"ん"…返事して…ゴースト」ヒック

ぼうそうぞく「しかもリュックに入ってたのはただのタマゴ…クソ…」

ぼうそうぞく「割ってみりゃ中身はわけわかんねえ青い鳥だしよお…」

ぼうそうぞく「おまけに吹雪いてきやがった…!」

青い鳥「」ピクピク…

フジ「いたぞ!あれは…!」

ユキナリ「!!」

フジ「…」ピキ

ユキナリ「…」プチン

ザザザザ

キクコ「…フジ…ユキナリ…」

キクコ「…ゴーストも…タマゴも…死んじゃった…」ゲホ

ユキナリ「フジ、ゴーストは」

フジ「…大丈夫、ガス状ポケモンのゴーストがまだ形を保ってる。 …手はある」

ユキナリ「怒り過ぎだ…声が震えてるぞ、ニットマン」

フジ「キミもね、モミアゲくん。キクコ、ゴーストをモンスターボールに入れて貸してくれ」

ぼうそうぞく「なんだおまえら…」

キクコ「…」ポー…

ユキナリ「…意識が…。 俺がやる。ボール借りるぞ、キクコ」

ゴースト「」ボシュン

キクコ「…」ボソ

ユキナリ「キクコ…?」

キクコ「おね……がい………っ ゴーストと…その子を…助けて…」ポロポロ

ユキナリ「準備できたぞ」

フジ「なら、キミのプレゼントを開けてくれ」

ユキナリ「わかった」バリバリ

キクコ「…」

ユキナリ「…」

フジ「かりるよ」スッ

キクコ(ピッピ人形………?あたしに…?)

フジ「あとはこれだ…ぼくからのプレゼント」

フジ「…オーパーツのひとつ…いのちのたま」

フジ(ゴーストはガス状ポケモン…)

フジ(生命エネルギーが無くなりかけている今、体を構成するガスが霧散すれば…)

フジ(おそらく、もう二度と…)

フジ(それを防ぐには手段はひとつ)

フジ(エネルギーが切れても形を保てる「何か」に定着させてやるしかない)

フジ(…あとは運)

フジ(いや)

フジ(キクコとゴーストが送ってきたきたこれまでの思い出が奇跡を呼ぶはず!)

フジ(きっとうまくいく!)

…!!!!!!!!

ユキナリ「俺はこっちの治療だ…いくぞ我が息子」ボン

サンダー「バリリリリリ!!!」

ぼうそうぞく「なんだ…?見たことがねえポケモン…」

フジ「僕の子の力も添えてくれ」ボン

ファイヤー「ミテンジャネエヨ」ギロ

ぼうそうぞく「う!?」

ユキナリ(かわいそうに…今元気にしてあげるからね)

青い鳥?「」

ユキナリ(ファイヤーの羽で温めつつサンダーに電気ショックで心臓マッサージをしてもらえば…)

ユキナリ(なんとかなるはずだ…あとは)

ユキナリ「ん…?」

キクコ「…ちゃんと孵化させてあげられなくて…ごめんね…だめなお母さんでごめんね…」ナデ

青い鳥「…」

キクコ「………」ボソボソ

ユキナリ(…これは)

フジ(子守唄…)

青い鳥「…」グッ

キクコ「…!?」

青い鳥「…」コショコショ

キクコ「…あ………ああ……あああああああああ」ポロポロ

ユキナリ「…? 雪が止んだ…?」

フジ「…これは」

ぼうそうぞく「…茶番はもうおわりだ」ボン

ユキノオー「ヌ"-ン!!!」

ぼうそうぞく「天候すら支配するこのポケモンでお前らを氷漬けに…あれ?」

フジ「…僕たちがつい先日伝え聞いた伝説によれば」

ぼうそうぞく「なんで雪が降らねえ…」

ユキナリ「雪の日を支配するのは…ユキノオーだけじゃないんだよ…」

キクコ「…生まれてきてくれて…ありがとぉ…」ギュウ

フリーザー「トゥゥゥルウウウウウウ!!!!!」バサァ!

ぼうそうぞく「やっちまえユキノオー!……ん?」

ユキノオー「ムリムリ、イツニゲルカ?」スタコラサッサ

ユキノオー「イマデショ!」ドヒュン

ぼうそうぞく「にげんなてめえ!それでも…!」

キクコ「それでもポケモントレーナーなの?」

ぼうそうぞく「!?」バッ

キクコ「手加減なしでいいよ…私のかわいい…娘!」

フリーザー「 絶 対 零 度 」

ぼうそうぞく「ああああああああああ あ"っ」カキーン

フジ「氷の彫刻のできあがりだね」

ユキナリ「今の、絶対零度か?」

フリーザー「コオラセタダケデス」

キクコ「己の愚行を1000000年悔いるがいいわ」

ぼうそうぞく「」

キクコ「…ゴーストは…」

フジ「このモンスターボールに。うまくいったかは…わからない」ス

キクコ「…」ギュウ

キクコ「…お願い…もう一度・・・一緒に旅をしよう…?」バシュ

モクモク…

ゲンガー「ヴァァァァ!」

キクコ「!!」

ユキナリ「…!?」

フジ「……、………」

キクコ「…ご、ゴースト…?」

ゲンガー「ヴァ!」

キクコ「そうだけど違う?姿が変わっただけ?うん…うん!」

ユキナリ「なんでわかんだ…」

ゲンガー「ヴァヴァヴァ」

キクコ「うん、わかった。もうひとりのゴーストって意味で…今から君はゲンガーね!」

ゲンガー「ヴァ!」

フジ(なるほど、ドッペルゲンガーから、ね…)

ユキナリ「ちゅっと触るぞー」サワ

ゲンガー「?」

ユキナリ「なるほど…なるほど」

キクコ「なに?」

ユキナリ「いや、データ集め。将来、ポケモンの図鑑を造ろうと思ってるからな…」

―――――大晦日

キクコ「やっぱりこのコたち、逃がすの?」

フジ「…」

ユキナリ「ああ…まだこの発見を人に告げるのは、早いと思う」

キクコ「うう…元気でねフリーザー…お母さんのこと忘れないでね…」グスグス

フリーザー「オロロロローン」

フジ「またねファイヤー。いずれ、人々がキミを見つけても大丈夫な世の中になるといいのだけど」ナデナデ

ファイヤー「ピエエエエ…」

ユキナリ「じゃあな、サンダー。おまえに会えてよかった。人間も悪い奴ばかりじゃないから、嫌いにならないでな」

サンダー「ギュルルルル!」

バサ…バサササササ…

キクコ「あたし!強くなるからね!ありがとフリーザー!!!」

フジ「ファイヤー!キミの眼!とっても綺麗で力強かった!あんまりにらみつけちゃだめだよ!」

ユキナリ「サンダー!おまえの電撃刺激的だった!捕まって利用されたりするなよー!」

三鳥「……!!!」バサバサバサ…

…いっちゃった…

あんたはこれからどうするの?

フジ「僕は、まだ確認されていない、いろんなポケモンを探したいな」

へえ、確認されてないポケモンかあ…それってつまり

フジ「うん、幻のポケモンだよね!会えるかな、誰も知らないポケモン!」

キミは?

ユキナリ「俺は…そうだな…幻のポケモン、おもしろそうだな」

そういえばアンタ、むかし変なポケモンに会ったって言ってなかった?

ユキナリ「そうだな…そんなこともあったっけ。今思い出しても夢みたいな思い出だ」

それじゃ…

ユキナリ「人とポケモンと夢を…出会いを繋ぐ、図鑑をつくりたいな!」

ビィ?

キクコ「私はもっと強くなる。そして、大事なポケモンを守れるようになりたいの」

強いって、どのくらい?

キクコ「そうね…四天王になれるくらい!」

………ん?今何かいなかった?

(ウーハー!!!?)

キクコ「…ん…おや?」

ゲンガー「…ヴァ?」

キクコ「懐かしい夢を見たもんだね…」ムニャムニャ

ゲンガー「ヴァ―ァ?」

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