コニー「ウミガメのスープって知ってるか?」(30)

ごめん、どうしてもやりたかった

ネタバレあり
死にネタ含む
考え方しだいでホモ注意

アルミン「こういう頭つかう系は僕の仕事だろ?」

エレン「は?何でだよ」

ベルトルト「ふふっ、コニーは面白い事言うね」

コニー「オレは天才だからな」

男子訓練兵一同「うみがめって何だ?」

コニー「じゃ、いくぞ」

コニー「ある男がな、崖の上にあるレストランに行ったんだ」

エレン「は?なんでだよ」

ベルトルト「エレン、話は最後まで聞こう?」

エレン「は?なんでだよ」

コニー「まぁ問題はそこじゃないんだ。最後まで聞いてくれ」

エレン「は?なんでだよ」

アルミン「マルコ」

マルコ「わかった」スチャ

エレン「ん?んーんんん!(は?なんでだよ!)」リングギャグ装着

マルコ「エレンは無視して続けてコニー」

コニー「お、おう」

コニー「そのレストランで男はウミガメのスープを注文したんだ」

コニー「男はスープを一口食べたあとコックを呼び出し」

男子訓練兵一同「ごくっ」

コニー「"これは本当にウミガメのスープ"ですかと聞いた。コックは"はい紛う事なきウミガメのスープです"と答えた」

エレン「ん?んーんんん!」
コニー「男はそれを聞くとレストランを飛び出しそのまま崖から飛び降り自殺したんだ」

マルコ「それで?」

コニー「それだけだ」

アルミン「意味が分かんないだけど…」

コニー「まぁな、不明確な部分が多いからな」

マルコ「そうだね」

コニー「この話にはちゃんとした動機ら理由があえて伏せられてるんだ」

コニー「例えばサシャが芋を盗んだって言えばどうだ?」

ベルトルト「お腹が空いてたのかな……」

コニー「正解だ、まぁ俺たちのサシャに対する認知による結論だな」

コニー「じゃぁ、商人が芋を盗んだだとどうだ?」

マルコ「売るため?」

アルミン「食べるため?」

コニー「マルコが正解だ」

アルミン「くっー」

コニー「ならこれはどうだ。女が食料庫に入り込み芋を盗んだ」

アルミン「お腹が空いてたんだね」

マルコ「僕もそう思うよ」
コニー「答えは売るためだ。商人ってのは男ってイメージが強いがこの女は八百屋だったんだ」

男子訓練兵一同「なんだよそれ、ひっかけかよ」

コニー「そういう遊びなんだ。先入観を捨てて人物や状況の情報を集めて正解を導く」

コニー「これが水平線思考、いわゆるウミガメのスープってやつだ」

アルミン「じゃぁ、さっきのうみがめのスープにも答えがあるんだ」

コニー「ああ、今からそれを言おうと思ったのにな……」

アルミン「じゃぁ質問していいかな?」

コニー「おう」

アルミン「うみがめのスープって何?スープはわかるんだけど……」

コニー「そこから?爬虫類の一種で。甲羅ってわかるか?背中の皮膚が硬化してるんだ」

コニー「動かさなきゃいけねぇ脚と首、尻尾は硬化してないが、背中を覆う甲羅の中にひっこめて身を守るんだ」

コニー「ちなみにペニスが一番美味い」

コニー「ウミガメの中には毒を持ったタイマイってヤツもいるな……」

マルコ「なんとなくわかったような」

アルミン「とりあえず動物なんだね」

ベルトルト「なんだウミガメってライナーのことだったんだ」

アルミン「ん?」

コニー「で、他には?」

フランツ「なんでウミガメのスープを注文したの?」

コニー「直球でくるな……ウミガメのスープは男の思い出の食べ物だったんだ」

マルコ「……コニー、なんで男は自殺したんだい?」

コニー「それはウミガメのスープを食べたからだ」

エレン「ん?んーんんん!」

マルコ「言ってる意味がよくわからないんだけど」

コニー「もし男がウミガメのスープを食べなかったら男は自殺しなかったんだよ」

ベルトルト「ウミガメのスープの具にマジックマッシュルームが入ってたとか?」

コニー「いや、男がレストランで食べたのは普通のウミガメのスープだった」

ジャン「男は船乗りで、ある日仲間たちと船にのり出かけた。その中には恋人もいた」

ジャン「しかし、船は潮に流され遭難してしまった」

男子訓練兵一同「おい、こいつなんか語り始めたぞ」ヒソヒソ

ジャン「空腹で衰弱して行く仲間たち、最初に犠牲になったのは男の恋人だった」

ジャン「仲間達は恋人を食べてなんとか回復したが、男だけは食べてなかった」

ジャン「仲間はなんとか男を生かそうと"うみがめのスープ"だと偽り、男に食べさせた。そう、男の恋人の屍肉を」

ジャン「一命を取り留めた男は船乗りをやめた。ある日、たまたま立ち寄ったレストランでウミガメのスープを注文した」

ジャン「しかし、一口食べた男は違和感を感じた。あの時食べた肉と違ったんだ」

ジャン「男は店長を呼び出し確認をとった。そして気づいたんだ……」

コニー「おいっ」

ジャン「なんだよ」

コニー「ネタバレしてんじゃねぇよ」

ジャン「はぁ?んなのさっさとわかった方がいいに決まってんだろ?なぁ?」

マルコ「ジャン」ゴゴゴゴゴ

男子訓練兵一同「ふっざけんなよクソ野郎が」ゲシ

ジャン「いだっ」

フランツ「せっかく面白くなってきたのに」ゴリ

ジャン「いたたたた」

アルミン「僕たちの楽しみを奪ったこと絶対に許すもんか」ガガガガ

ジャン「ギブ!ギブ!」ダンダン

ガチャ

ライナー「なんだよそうぞうしいな」

ベルトルト「お帰り」

ライナー「おい…ベルトルトなんで泣いてるんだ?あいつらが何かしたのか?ジャンか?ジャンなのか?」

ライナー「すまん」

マルコ「いいよいいよ」パンパン

ジャン「とんだとばっちりだぜ、つかマルコ叩くのやめろ」

アルミン「…」ガガガガ

ジャン「アルミンも蹴るのやめろ」

コニー「話の中の事だろ、泣くなよベルトルト」

ベルトルト「だって…」

コニー「お前そんなだと何かあった時真っ先に死んじまうぞ」

ベルトルト「いいよライナーがなんとかしてくれるから」

コニー「はぁ何か冷めたな…誰かのせいで」チラ

ジャン「だから謝ってるだろうが、フランツ首絞めんじゃねぇ!!」

コニー「上から謝られてもな…」

水平線思考じゃねぇし 水平思考だし

コニー「次の話するぞ」

アルミン「…」ピタ

マルコ「ジャンはもうしゃべらなくていいよ」

ジャン「んんんんんん!(はずしやがれ)」
エレン「ん?んーんんん!」
コニー「ある女の子は両親に"けして地下室の扉を開けてはいけない"と常に言われていた」

ベルトルト「…」

コニー「ある日両親が出かけて、女の子は気になっていた地下室の扉を開けた」

ライナー「おいベルトルト大丈夫が」ボソ

コニー「扉の向こうには見たこともない風景が広がっていた」

アルミン「終わり?」

コニー「ああ、終わりだ」

ライナー「コニー、ベルトルトの調子悪そうだから便所に連れてくな」

ベルトルト「ごめん…ライナー」

パタン

アルミン「ベルトルトすごい顔色悪かったね」

マルコ「うん」

フランツ「ライナーがホモって噂が本当だったらむしろ危険なんじゃないかな?」

男子訓練兵一同「あ」

アルミン「…ま、いいよね、でコニー質問していい?」

コニー「おう」

アルミン「地下室には何があったの?」

エレン「…(地下室?)」

コニー「地下室にあったのはベッドやテーブルとか家具だな」

マルコ「?女の子は地下室に入ったことことはあるのかな?」

コニー「幼い頃に一度だけ入ったことがある」

フランツ「両親の仕事は関係してる?」

コニー「関係ないな」

ウミガメってイエス/ノー以外の解答ありだっけか?
キャラが理不尽に崩壊してるな。センス無いよ

アルミン「あ、わかった…」

コニー「なんだ」

アルミン「その日は女の子の誕生日だった」

コニー「は?何言ってんだ?」

アルミン「ほらパーティーの準備して…」

コニー「準備中に普通でかけるか?」

アルミン「…」

マルコ「女の子は何を見たの」

コニー「は?ああ、風景だよ」

マルコ「風景…」

フランツ「階段…」

コニー「おっ」

フランツ「ん?もしかして…」

コニー「何か分かったか?」

フランツ「女の子は最初から地下室にいた」

コニー「で?」

フランツ「まだあるの?うーん女の子は監禁されていた?」

コニー「その通りだ」

アルミン「くっー」パン

フランツ「アルミン?なんで叩くの?」

アルミン「なんとなく!」パン

コニー「その辺にしとけよ」

マルコ「アルミンは自分で解きたかったんだよ」

コニー「ふぁあ、ああ頭使ったら眠くなってきた。先寝る。お休み」

男子訓練兵一同「俺も寝よ…」

マルコ「なんか忘れてるような……ま、いっか。お休み」

ジャン「……」
エレン「……」


終わり

>>14
イエス/ノーだけだったらこのゲームは成立しない。
なぜなら意図的に伏せられている単語を聞き出すのにイエス/ノーだけでは限界があるから
それにコミュニケーション能力や質問力、対応力を鍛えるゲームでもある
ので、推理するだけであればそれは水平思考ではなく論理パズル……

乙、面白かった

14じゃないけどずっとウミガメはイエスノーでやる推理ゲーだと思ってた…
意図的に伏せられた単語も、例えばりんごなら「食べ物?」「形は丸い?」から推測するとか

ハンジとアルミンのどうでもいい話

ハンジ「鎧の巨人は常に皮膚を硬化しているから」

アルミン「ハンジ分隊長、鎧の巨人は実際に鎧を着ているわけでなく。皮膚を硬化してるんですよね」

ハンジ「女型も一時的に皮膚硬化できてたから、鎧もそうだと思うんだけど」

アルミン「あの、皮膚硬化で思い出したんですが、やはり鎧の巨人というのは間違ってると思います」

ハンジ「っというと?」

アルミン「動物には皮膚を硬化してる生物がいます」
アルミン「そう……うみがめというそうですが、これは常に皮膚の硬化をしてます」

ハンジ「へぇ」

アルミン「現物はまだ見たことないんですが、あれは鎧ではなくうみがめ」

アルミン「うみがめの巨人と名称を変更すべきではないでしょうか!」

ハンジ「…どうでもいいよ」

伏せられている部分を考えて、ひっぱりだすから水平思考なんだよ
なんだおまえ

>>18
基本はそう、解答者が悠長に細分化できる質問をしてくれるとは限らない
質問にどう答えるかは解答者の判断に括る。
そのあたり人の性格やコミュ力の見れて面白い

昔出題された時、出題者がこんな感じだったのでそれを参考にした。

キャラ崩壊と言われればそれまで

ただ頭のいいコニーが見たかった
それだけ

>>20
まったくもってその通りだ。
自分で考える為の質問か答えを早くも知るための質問か せっかちなこれは後者だった
これは頭がゆるい、ゆるくて固い

バカを晒してると嘲ってくれてかまわない、むしろそれが気持ちいい

昨日はいいフーバーの日だったらしい

ので、どうでもいいライナーとベルトルトの話をする


ベルトルト「ライナーの巨人ってウミガメだったんだね」

ライナー「海亀って海に生息してるっつうでかい亀のことか?」

ベルトルト「そうなのかな…ウミガメってさ常に皮膚硬化できるらしいんだ」

ライナー「ベルトルト、固い皮膚は爪と甲羅のことだろ?それに海亀の甲羅はそこまで固くないそうだが」

ライナー「だがまあ甲羅干しを頻繁にする陸上の亀と比べての話だ」

ベルトルト「すごい、ライナーって物知りなんだね」

ベルトルト「そうだ、あの…ウミガメで一番美味しいのはえと…ペ…ペニしゅだって聞いたんだけど本当なのかな?」

ライナー「そうらしいぞ、なんなら試しに食ってみるか?俺の

スレリサイクル

デデデーン デーンデーンデデーン

暴れん坊アルミン

エレン「……朝か」ウトウト

エレン「おいアルミン起こせよ」

アルミン「……」zzz

ライナー「エレン、お前がアルミンより早く起きるなんて珍しいな」

エレン「いつも起こしてくれるのにな」

ライナー「起きろ」ペチペチ

アルミン「何奴!」ガッ

アルミン「む?ここはいったい……」

エレン「アルミン?」

アルミン「余をだれと心得て……む?刀がない…それにこの手は…」

アルミン「余は徳川吉宗と申す、御主は一体何者じゃ」

エレン「は?」

ライナー「お?アルミンでも冗談言うんだな」トントン

吉ミン「無礼者!」

くる

エレン「…え?」

どん

ライナー「ってぇ…」

エレン「ライナー一回転したぞ!?」

吉ミン「ふむ、ここは城ではないようだな…」ストン

スタスタ

エレン「ちょアルミン!着替え!」

吉ミン「ここは寺子屋か…?しかし見かけぬ顔ばかりだ…」スタスタ

吉ミン「城下にでもいってみるか」スタスタ

吉ミン「これは…本当に江戸…否、日の本なのか?」

エレン「おいアルミン待ってくれよ」

吉ミン「そなたはたしか先ほどの…」

エレン「エレン・イェーガー」

吉ミン「エレン殿か、変わった姓だな…」

エレン「はぁ?とにかく兵舎にもどってくれ」

そのころ

吉宗「あれ?ここ……」

下男「上様、おはようございます」

吉宗「ここは壁のなかではなさそうだ」

吉宗「……外に出て調べよう」

下男「上様、また抜け出してどこかに行くつもりですか」

アル宗「…いや(そもそも僕は上様なんかじゃないし…)」

吉ミン→憲兵団フルボッコ
アル宗→目安箱設置などの善政

までの流れが難しい放置

汚いおっさんも消えたし俺安価向いてないな

ライナー「ベルトルトが洗脳された」

The oldest oral instrtctin,that sai "Someone have on suit of the vermillon exotic. And who come the crimson ground"
古き言い伝え(その者赤き異国の衣を纏いて、深紅の土地に降り立つべし)

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