穂乃果「なんでもありだよ!」 (283)

落ちとるやないかい

ザザーン…ザザーン




穂乃果「」

穂乃果「…うぅ」

穂乃果「…はっ!?」パチクチ

穂乃果「…ここは、何処?」

穂乃果「私は…誰?」

穂乃果「って、流石にそれは覚えてるや…ははは」

穂乃果「えっと…私何してたんだっけ?」

穂乃果「うーん…」

穂乃果「確か、PVの撮影をみんなでやろうって事になって…」

穂乃果「水着に着替えた後、海が綺麗だからって船でクルージングを楽しもうってことになって…」

穂乃果「…水着?」



穂乃果「穂乃果水着着てないよ!?なんで!?」

穂乃果「ちょ…ちょっと、流石にすっぽんぽんは…恥ずかしい」カァァ

穂乃果「何か…何かないの?」キョロキョロ

穂乃果「…葉っぱしかないや」

穂乃果「でも、ないよりはマシだし…うう」ガサガサ

穂乃果「うえぇ…ガサガサして気持ち悪い」

穂乃果「…それにしても、ここどこなんだろう」

穂乃果「周りは海と木しかないし…多分、日本だとは思うけど」

穂乃果「おーい!誰かいないのー!?」

穂乃果「……」ザザーン…

穂乃果「どうしよう…とりあえず、歩こうかな」

穂乃果「……」テクテク

穂乃果「ないっ!驚く程に何もないっ!」

穂乃果「うわーん!穂乃果これからどうなっちゃうのー!?」

穂乃果「…ぐすん」

穂乃果「泣いても仕方ないよね…まずは食べ物と飲み物探さないと…」

穂乃果「うぅ…穂乃果サバイバル生活なんてできないよぉ…根っからの都会っ子だよぉ…」トボトボ

穂乃果「…森の中、裸足で歩いたら危ないよね」

穂乃果「えっと…」キョロキョロ

穂乃果「板とか…ないよね。うぅ…怪我しないように歩かなきゃ」

ガサガサ


穂乃果「虫とか蛇とか出てきませんように虫とか蛇とか出てきませんように虫とか蛇とか出てきませんように…」


ヌルッ


穂乃果「ひいっ!?」ビクッ!

穂乃果「…な、なんだぁ、タダの泥水じゃんもう…」

穂乃果「もう!脅かさないでよね!」ドンッ


ドサッ


穂乃果「…あれ?これどこかで見たことが…あぁ、あれだ。蜂のs」ブゥーン

穂乃果「いやあああああああああああああああああああああああああああ」ダッダッダッダッダ

ザブンッ!!


ブクブク…


穂乃果「…ぷはっ!はぁ…ハァ…」

穂乃果「し、死ぬかと思った…」

穂乃果「クマのプーさんのDVD見てて良かったよ…こんな所で役に立つなんて」

穂乃果「…あれ?この水、しょっぱくない!」

穂乃果「やったー!水があった!」

穂乃果「これで当分は大丈夫だよねっ!」

穂乃果「よぉーし!この調子で食べ物も見つけちゃうぞ!」






穂乃果「…海って、どっちだっけ?」

-夜-

穂乃果「へっくち!」

穂乃果「うぅ…寒い…ひもじい…疲れたよぅ…」

穂乃果「歩いても歩いても海が見えないし…完全に迷っちゃったよぅ」

穂乃果「…あっ」


ドサッ




穂乃果「あれ…?身体が…動かない」

穂乃果「あはは…おかしいなぁ…さっきまで全然歩けたのに」ブルブル

穂乃果「あっ…そういえば、穂乃果今日何も食べてないや…」ブルブル

穂乃果「あーぁ…こんな事なら…早起きして…朝ごはん食べて来るん…だったよ」ブルブル






穂乃果(寒い…眠たい…穂乃果…このまま…死んじゃうの…か…な)

…カ…。…ノカっ…ホノカッ!!



穂乃果「」

穂乃果「……ぁ」

にこ「…!良かった…意識がある!」

穂乃果「…に…こ…ちゃ」ブルブル

にこ「何も喋らないでっ。今肩貸してあげるからっ!」グイッ

穂乃果「……」ブルブル

にこ「ちょっと…何でこんなに冷たいのよ…。これ、洒落にならないわ」

にこ「穂乃果、一緒に歩ける?一歩一歩でいいからゆっくり足に力入れて!」

穂乃果「…ぅん」

-ほこら-


穂乃果「……」ブルブル

にこ「待ってて、今火起こすから」カチッ

にこ「くっ!このっ!早くつきなさいよっ…」カチッカチッ…ボウッ

にこ「…よしっ、後は燃えてくれるだけ」

穂乃果「……」ブルブル

にこ「…もう。しょうがないわね~」

にこ「…ん」ピト

穂乃果「あっ…」ブルブル

にこ「…にこの身体、ちっちゃいから、あんまり温かくないと思うけど…」

にこ「しないよりは…その、マシかなって…」

穂乃果「にこちゃん…」ギュッ

にこ「きゃっ…」

穂乃果「にこちゃん…とっても温かい」

にこ「…ふんっ」プイッ

パチパチ…


にこ「もういいの?」

穂乃果「うん…もう大丈夫だよ」

にこ「無理しないでよ。タダでさえ身体弱ってるんだから、病気とかになったらおしまいよ」

穂乃果「分かってる…それよりもにこちゃんすごいね。たき火までできちゃうなんて…」

にこ「別に普通よ。ライターが箱の中に入ってたから、それがなかったらにこもどうしようもなかったもん」

穂乃果「箱?」

にこ「海辺の周りに引き上げられていたのよ…多分、にこたちが乗ってた船の」

穂乃果「…皆、無事かな?」

にこ「あ、当たり前よ!こうやってにこや穂乃果が無事なんだから!」

穂乃果「…うん、そうだよね」

にこ「……」

にこ「あっ!そうだ!」

にこ「ほらっ!ライターとか入ってた箱の中にクッキーとかジュースが入ってたのよ!」

穂乃果「ほんと!?」

にこ「量はそんなに入ってないけど…それでもお腹を満たすには十分だと思うわ」

にこ「これを今日は食べて、寝ることね」

穂乃果「ありがとう!でもにこちゃんは…?」

にこ「にこはさっき食べたから大丈夫。遠慮しないで全部食べていいわ」

穂乃果「うんっ!」ボリボリ

穂乃果「……」ポロポロ

にこ「ちょ!ちょっといきなり泣かないでよ!」

穂乃果「だって…このクッキーが…美味しすぎて…」

穂乃果「穂乃果…にこちゃんに会ってなかったら…死んじゃってたかもしれないから…」ボロボロポリポリ

にこ「もう…人はそんなに簡単に死なないわよ」ポンポン

穂乃果「グヒュン…だって…だってぇ…」ボロボロ

にこ「…でも、穂乃果がいてくれてよかった」

穂乃果「えっ?」

にこ「だって…にこ一人だけだと、心細いっていうか…」

にこ「ま、まぁにこは一人でも生きていけるけどね!?」

にこ「…でも、一人より二人のほうが良いに決まってるし」

にこ「…そういう事」

穂乃果「うん…うんっ!…穂乃果もにこちゃんに会えてよかった!」

穂乃果「にこちゃん!これからは二人で頑張って生きていこうね!」モギュッ

にこ「ちょ!誰がここで暮らすなんて言ったのよ!助けが来るまでだからっ!」ギャー

…そして、穂乃果達のサバイバルが始まりました。



穂乃果「にこちゃん!このキノコテレビで見たことあるよ!食べられるのだった!」

にこ「やめなさい!素人が野生のキノコの区別がつくわけないじゃない!」



にこちゃんは、穂乃果の知らないことをいっぱい知ってて…


穂乃果「にこちゃん!あっちに猿がいた!」

にこ「追うわよ!もしかしたらバナナの在り処を知ってるかもしれないわ!」




…でも、時々いつものにこちゃんに戻って。


にこ「あーん、にこ、こんなに重たいのもてな~い(ヤシの葉)」キャピ

穂乃果「……」

…それでも、毎日が大変で.....


穂乃果「にこちゃん!釣れた!にこちゃんが言った通りいっぱい釣れたよ!」

にこ「ふふん!魚のくせに餌がウニなのはちょーっと勿体無いけどね~♪」



だから、毎日が楽しくて…



穂乃果「にこちゃん!浜辺にドラム缶があった!」

にこ「ホントに!?持って帰るわよ!お風呂に入れる!」



いつの間にか、私は…


穂乃果「…ねぇにこちゃん、そろそろ服が欲しいね」

にこ「…そうね、いつまでも葉っぱだとお肌が荒れて大変なことになるわ」




…この生活が、とっても好きになりました。

穂乃果「…ねぇにこちゃん」

にこ「なによ?」

穂乃果「穂乃果達がここに漂流して、もう何日が経ったのかな?」

にこ「…そうね、もう二週間くらいじゃないかしら?」

穂乃果「最初はどうなるのかなって思ってたけど、意外と普通に生活出来てるからびっくりだよね」

にこ「……」

穂乃果「にこちゃん?」

にこ「…きっと、にこ一人じゃここまで出来なかったと思う」

穂乃果「えっ?」

にこ「この二週間。アンタと一緒にいて分かったの」

にこ「私、クラスではあんまり友達居ないから…一人でいることにはあんまり抵抗はなかった」

穂乃果「……」

にこ「…でも、それは守られてる環境だったから平気なだけで」

にこ「こんないつ死ぬか分からない生活で、一人で全部やれって言われたら」

にこ「にこは、多分途中で諦めてたと思う」

穂乃果「にこちゃん…」

にこ「…いい?一度しか言わないからね」

にこ「…ありがとう。にこの傍に居てくれて」

穂乃果「ううん、穂乃果の方こそ、ありがとう」

穂乃果「にこちゃんがいなかったら、穂乃果はきっとどこかでダメになってた」

穂乃果「にこちゃんがいてくれたらか…穂乃果はここまで頑張って生きてこれたんだよ?」

穂乃果「だからにこちゃん…これからも、穂乃果の傍にいてくれる?」

にこ「……」

にこ「まったく、しょうがないわねー!そんなににこの事が好きなら一緒にいてあげなくもないわねっ!」

穂乃果「うんっ!」

にこ「ただしっ!勝手にいなくなったりしないでよ!見つけるのが大変なんだから!」

穂乃果「うんっ!にこちゃん大好き!」モギュ

にこ「わぷっ」モギュ

穂乃果「にこちゃーん」スリスリ

にこ「ちょっと…やめなさいよぉ…くすぐったいじゃない」

穂乃果「……」

にこ「もうっ…そろそろ放しなさいよぉ~」

穂乃果「……」ブルブル

にこ「…?穂乃果、どうしたの?」

穂乃果「…ま、、前に…ひ、人…が」ガクガクガクガク

にこ「何言ってるのよ。この島にはにこと穂乃果しかいないって」クルッ








黒人マッチョ「……」

黒人ビルダー「……」

にこ「……」

穂乃果「…」ガクガクガクガク

ほのにこ「いやあああああああああああああああっ!!!」ダッダッダッダッダ

穂乃果「何!?何あれ!?何でずっと穂乃果達の事見てたの!?」

にこ「しししし知らないわよ!大体この島に人がいること自体知らなかったわよっ!」

穂乃果「って、ああっ!にこちゃん!葉っぱの服!」

にこ「えっ、き、きゃあ!?さっき逃げた時に脱げた!」

にこ「そいうい穂乃果だってすっぽんぽんじゃない!何やってんのよアンタ!?」

穂乃果「穂乃果今からトイレして寝るところだったんだもん!仕方ないじゃん!」

にこ「と、とにかく森の中にで隠れてれば大丈夫だと…」






黒人マッチョビルダー「…フンッ!!…フンッ!!」ドドドドドドドドドドドドッ

ほのにこ「追っかけてきてるうううううううううううううううううっっっ!!!!!」

ゲシッ

にこ「あっ!」ドサッ

穂乃果「にこちゃん!」

にこ「あ、あぁ…」ガクガク

穂乃果「しっかりして!早くしないと追いつかれちゃう!」

にこ「む、無理…腰が抜けて…動けない」ガタガタ

にこ「ほ、穂乃果…アンタだけでも逃げて…」ガクガク

穂乃果「ダメ!ずっと一緒にいるって言ったじゃん!」

穂乃果「穂乃果絶対離れない!」

にこ「ばかーっ!そんなことしたら二人共あいつらに!」

穂乃果「やだ!絶対離れないもんっ!」ギュッ

にこ「ほ、穂乃果…」

マッチョ「……」ザッザッザッ

ビルダー「……」ザッザッザッ

にこ「あ、あ、あ、…き、きた…」ガクガク

穂乃果「だ、だい、だいじょ、大丈夫だだだ…」

穂乃果「あ」

穂乃果「」チョロロロロロロ…

にこ「あ、アンタ…ばか…」

穂乃果「あ。あはは…あはっはは…」ブルブル

マッチョ「……」

ビルダー「……」

にこ「だ、誰か!」

穂乃果「助けてー!」




黒人マッチョ「…YAZAWA?」

にこ「はえ?」

…えっと、結論から言うと



真姫「マッタクー、何で全速力で逃げるのよ」

にこ「ゴツイ真っ黒な男二人が近づかれたら逃げるに決まってるでしょ!?」



この人達は、真姫ちゃんが要請した現地の救助隊員だそうで…




海未「穂乃果!無事だったんですね!大丈夫ですか!?私がいないから寂しくてお漏らしなんかしていませんでしたか!?」

穂乃果「おおおおおお漏らしなんてしないよ!?穂乃果高校生だよ!?」



まぁ、とりあえず穂乃果達は救われました…


黒人マッチョ「HAHAHA!YAZAWA!in world!!」バシンバシンッ

にこ「痛い痛い痛い!分かったから叩かないで!」

でも…


穂乃果「ねぇにこちゃん」

にこ「…ん?」



この生活で、穂乃果は…



穂乃果「…大変だったけど、結構楽しかったね。サバイバル生活」

にこ「もう…あんなのはこりごりよ」



大切なものを、見つけることができたと思います。


穂乃果「ふふーん」ギュ

にこ「ちょっ、穂乃果…やめなさいよ」

穂乃果「にこちゃん。大好きだよー」

にこ「…ふんっ」プイッ

~終わり~

穂乃果「みんなおはよう!」

穂乃果「安価はにこほので全裸遭難でした!こういうのは書いてて楽しいね!」

穂乃果「さぁ今日も張り切って安価していくよ!エログロ脱糞レズカオスほのぼの何でもありだよっ!」

穂乃果「カップリングは>>53×>>55!ジャンルは>>58だよっ!」





保守サンクス
今日は一日中書いていくからそのつもりでよろしく

絵里

夢の中で百合ハーレムを築く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


希「…あれ」

希「ここ…何処?」

アルパカ「夢や」

希「夢なん?」

アルパカ「せやで、だから何してもええんやで」

希「そっか。じゃあとりあえず消えようか」

アルパカ(アカン)

希「希パワー。たーっぷり注入!はーいプシュ☆」ズキューン

アルパカ「オォン!?」シュン




希「…でも、夢かぁ。ウチ、こんなリアルな夢見たことないんよ」

希「でもええやん。どうせだから。思いっきり楽しまんといかんね♪」

希「んーといってもまず何したらいいんやろか?」

希「とりあえず歩いてみよかな?」テクテク




希「…ん?何か家みたいなのが見えたで」

希「入ってみたらええんやろか?」



ガチャ


希「お邪魔しまーす」

絵里「あら、お帰りなさい貴女。遅かったじゃない」トントン

希「!?」

希「え、えりち…何しとるん?」

絵里「あら…おかしな事を言うのね」

絵里「もうすぐ晩御飯だから、すぐに着替えてくださいね」トントン

希「う、うん」



希「えりち、すっごく大人びてる」

希「それにウチより色っぽくなってて…まるで新婚さんやんな」

希「でも、ウチの事貴女って言ってたから、そういう事なんやね」

希「……」

希「これは色々楽しまんといかんね」ニッコリ

絵里「フンフフーン♪」トントン

希「えーりーちっ」ワシィ

絵里「きゃ…もう、危ないでしょ?」

希「ええやんええやん♪」ワシワシ

絵里「あっ…だめっ…ヤンッ」

希「ふっふっふ~」ワシワシ

絵里「…もうっ!」クルッ

希「あれ?」ピトッ

絵里「…そういう事は、後で優しく。ね?」チョンッ

希「……」

絵里「ふふっ。じゃあ希、食器並べてくださいね」

希「は、はい…」




希(あのえりちが…唇に指をピトッて…)

希「アカン。萌え死ぬ」

-お風呂-

希「…ふぅ」

希「美味しかったなぁ…えりちのごはん」

希「いいお嫁さんになる思っとったけど、まさしくその通りやったな」

希「…でも、今からやんな♪」


ガラッ


絵里「失礼します…お湯はちょうどいいかしら?」

希「うん。気持ちええよ」

希「早く身体洗って一緒にはいろ?」

絵里「狭い浴槽だから…窮屈じゃないかしら?」

希「それがええんよ」ニッコリ

絵里「じゃあ…失礼して」サバァ

希「あぁ~」

絵里「だ、大丈夫?私、重くない」

希「ええよ。えりちの重みがうちの体にしっかりと伝わって来るで」

絵里「も、もうっ!変な言い方しないで!」カアァ

希「ふふっ。可愛いなぁ」ワシワシ

絵里「キャン…もう…せっかちねぇ」

絵里「でもだめよ?お風呂が汚れちゃうから…」

希「うん。わかっとるよ」

希「だからこれはタダのじゃれあいなんよ~」ワシワシクリッワシワシ

絵里「やぁんっ」

-床につく-


希「気持ちいい?えりち、気持ちいい?」ペチャペチャ

絵里「ああっ!希ぃ!私…私もう…!」ピチャピチャ

希「あんっ!ウチも…ウチももうダメ…」ビクンッ

絵里「希…一緒に…お願い!一緒に…!」ペチャペチャ

希「うん…うんっ…えりち、一緒にいこ…?」ペチャペチャ

絵里「あ、ああっ!あーっ!!!」ピシャ!!プシュ

希「はぁんっ!あっ!あああっ!」プシュ!プシュ

希「…ふぅ、えりち、可愛かったよ」ナデナデ

絵里「もうっ…希ったら、激しいもの…」

希「ふふっ。それはえりちがエロいからやんな」

絵里「ねぇ…キスして?」

希「ええよ…んっ」チュ

絵里「んん…」

希「…えりち。大好きって言って?」

絵里「もう…いつも言ってるじゃない」

希「うちは今聞きたいんよ」

絵里「…うん、分かったわ」

希「やった♪」

絵里「あのね…私は希の事…」

絵里「大アルパカ「時間やで」

希「へっ?」


シュン

希「…はい?」

アルパカ「時間は有限じゃないってそれ一番言われてるから」

希「何でなん!今最後の締めの部分やったやん!」

アルパカ「まぁまだいっぱい夢は見れるからもう一回見ればいいんじゃね」(すっとぼけ)

希「プシュ」

アルパカ「アォンッ」シュン



希「…うぅ、めっちゃもやもやする」

希「…まぁ、まだ色々できるみたいやし。次に行ってみようかな」

希「……」テクテク

希「お、見えたで」

希「あれは…生徒会室?」

希「ははーん。そういう事やんな」

希「さぁて、今度はどんなえりちを見ることができるんかな?」

希「えーりちー♪」ガラッ





絵里「希!遅いじゃない!生徒会長の私を待たせるなんていい度胸じゃない!」

希「!?」

希「え、えりち…?」

絵里「まったく…希はすぐそうやって生徒会の仕事を疎かにしちゃうんだから…」

絵里「私がいないとダメなのは知ってるけど…もうちょっとしっかりしてもらわないと困るわ」

絵里「ま、まぁ…希がどうしてもって言うなら…私がサポートしてあげるけど…」

絵里「だ、だからって甘えてもらっては困るわ!もっと副会長としてしっかりしなさい!」





希「…ムフッ」

希「これはこれは…」

希「うち、えりちがツンデレになったら可愛いやろうなぁってずっと思ってたんよ」

希「だって…いじりがいがありそうやんな♪」ワキワキ

絵里「ちょっと!希聞いてるの?」

希「…グスン」

絵里「…えっ?」

希「えりち…何でそんなに怒るん…?」ウルウル

絵里「ちょ、ちょっと!何も泣かなくても…」オロオロ

希「だって…えりちがそんな怖い顔するから…」ポロポロ

絵里「そ、それは希が遅れてきたのが悪いんじゃ…」

希「えりち…ウチの事が嫌いになったんやな」

絵里「!?そ、そんな事…」

希「ごめんね…ウチが悪い子やからえりち嫌やったんやね」

希「希おうちに帰る…ほな、えりち…」ガラッ






絵里「ま、待って希!」ガシッ

希「…フヒッ」

希「えりち…離して?」

絵里「だめよ…だって離したら希帰っちゃうじゃない」

希「ええやん…えりちはウチの事嫌いなんやろ?」

絵里「だ…だれもそんなこと言ってないわ!」

希「じゃあ…ウチの事…好き?」

絵里「うっ…そ、それは…」モジモジ

のぞみ「…やっぱり嫌いなんや」

絵里「だ、だから違くて…」

希「…うぅ」ポロポロ










絵里「ああもうっ!」ぎゅっ!

希(お?)

絵里「…これで、分かったかしら?」

希「…ん~?」

絵里「だ…だから…私が希の事…好きか嫌いかって事よ…」カアッ

希「…ん~まだよく分からんよ」

絵里「ええっ!?」

希「ハグやったら…誰でもできるもんね」

希「うちの事好きなら…」

希「…ん」

絵里「えっ…う、うそっ!そ、それもしないとダメなの!?」ワタワタ

希「…やっぱりえりち」ウルウル

絵里「う、うぅ~」カアァ

希(ふふふっ。ええなぁ♪)

希「……」

絵里「…うぅ、い、一回だけだからね!それで終わりだから!」ドキドキ

希「うん♪」ニッコリ

絵里「…じゃ、じゃあ…」

絵里「…!」チュ!

絵里「は、はい!これでおしまい!もうこれ以上はダメだから!」ドキドキ

希「…ふふっ。えーりちっ!」モギュ

絵里「きゃあ!」ドサッ

希「えりちって、やっぱ可愛いなぁ・・・」スリスリ

絵里「の、希!あなたやっぱり嘘泣きして…!」

希「だって、えりちの困る顔が見たかったんやもん♪」

希「えりち、とっても可愛いかったよ?」スリスリ

絵里「う、うぅ~」カアッ

希「なぁなぁえりち、うち、まだえりちの口から言ってもらってないよ?」

絵里「は、はぁ!?さっき証明したじゃない!それでいいでしょ!?」ワタワタ

希「だ~め。えりちの口から聞きたいんよ」ギュッ

絵里「も、もう…希のばかぁ…」

希「…うち、えりちの事大好きよ?」

絵里「!!」プイッ

希「そんな照れんでもええやん」モドシ

絵里「み、見ないで…今すごい顔してるから…」

希「ううん。とっても可愛い顔してるよ?」ニヤニヤ

絵里「うぅ…」

希「ねぇ…えりち、言ってみて。ウチの事好きって…」

絵里「…一回だけだから」

希「うんっ」

絵里「…スゥー、ハァー」

絵里「…わ、私は」

希「うんうん」

絵里「の、希の、事…」モジモジ





絵里「希の事がっ!だいっ」

アルパカ「時間やで」

希「へっ?」シュン

希「ふんっ!ふんっ!」ゲシッゲシッゲシッ

アルパカ「あかん。尻の穴はあかんて。こわれる」

希「さっきといいなんであんなタイミングで終わるんよ!またモヤモヤしてしまったやん!」

アルパカ「そんな事言ったてこれ夢やし。不条理や理不尽で終わるのも夢やし」

希「ならうちの望み叶えるのも夢やろ!?あのタイミングはどう考えても嫌がらせやん!」

アルパカ「まぁあと一回くらいでアンタ起きるみたいやし、最後まで楽しめばいいんじゃね」(適当)

希「ブシュ」

アルパカ「アーッ」シュン












希「…起きるってのは、夢からさめるゆーことやんな」

希「こうなったら絶対最後まで楽しむで!もう遠慮はせんよ!」ダッダッダッダ

希「……」テクテク

希「見えた!あれは…小学校?」

希「あの小学校…どこかで見たような…うーん」

希「まぁ、行けば思い出すと思う…かな?」



シュンッ



希「…あれ?いきなり校庭に変わった?」

希「うーんやっぱりどこかで見たことあるような…」




えり「…お姉ちゃん、だれ?」

希「!?」

希「…思い出した。これ、ウチの卒業した学校やん…」

希「そして…これは小学校の時のえりち。この前アルバム見せてもらったもん」

希「その二つがごっちゃ混ぜになって…何故かろりちが日本語喋れるようになってて…」

希「ふふふ…まさに夢って感じやんな」


えり「…・・・・」ジーッ

希「ごめんな。お姉ちゃんちょっと道に迷ってしまったんよ」

希「お名前はなんて言うん?」

えり「…エリーチカ」

希「ふふっ、ええ名前やなぁ」ナデナデ

えり「…うん」モジモジ

希(アカン。これはアカン。変な趣味開花しそう)

えり「……」ジーッ

希「そ、そういや、エリチカちゃんはおうちに帰らんでええの?」

えり「……」フルフル

希「どうしたん?帰りたくないの?」

えり「……」コクン

希「…ふふっ、そっか」

希「じゃあお姉ちゃんと一緒に遊ぼうか?」

えり「…え?」

希「だって、誰もいない学校って、何かワクワクするやんな」

希「これはいっぱい楽しまないと損するよ」

えり「…そうなの?」

希「うん。だからお姉ちゃんと一緒に遊ぼ?」

えり「…うんっ」

-かくれんぼ-


えり「……」ドキドキ

希「ばぁー」ヌッ

えり「キャー!!」ダッダッダ

希「ふっふっふ…」




-鬼ごっこ-


希「まてまてー!」

えり「きゃー!きゃー!」ダッダッダ

希「ほぉら!捕まえたで!」ガシッ

えり「きゃー!助けてー!」

希「……」ワシワシワシワシ

えり「きゃうんっ!お、お姉ちゃんくすぐったいよぉ~」モジモジ

希「…ハッ!?いかん危ない危ない…」

希「…ふぅ、ちょっと休憩」

えり「えーエリチカもっと遊びたい」

希「ふふっ。えりちは元気やなぁ」ナデナデ

えり「えりち?」

希「エリーチカやからえりち、いいあだ名やん?」ナデナデ

えり「…うんっ。えへへ」モジモジ

希(どうしよう、この子持って帰りたい。)


コーンコーンコーン



えり「…あっ」

希「ん?どうしたん?」

えり「…もうこんな時間」

希「…ん、もう五時やね」

えり「エリチカ、おうちに帰らなきゃ…」

希「……」

ちくしょうwww

希「…えりち、おうちに帰りたくないの?」

えり「…うん」

えり「…だって、家に帰ったら…また頑張らないといけないもん」

希「…ん?」

えり「エリチカはね…かしこくて、かわいくないとダメなの」

えり「そうじゃないと…おばあさまが悲しむから…」

希「……」

えり「だから、エリチカがおうちに帰ったら…習い事に行かなきゃ」

えり「頑張って…おばあさまがいつも笑ってくれるようにしないといけないから…」










希「…っ」ギュ

えり「ふぇっ?」キョトン

えり「おねえちゃん…?」

希「ほんと、えりちは真面目やなぁ」グシグシ

希「でもな、えりち…」

希「そんなに人のことで頑張ってばっかりいると、いつか疲れてしまうで」

えり「……」

希「えりちの本当にやりたいことって何?」

えり「やりたい、こと?」

希「うん。今本当にやりたいこと」

希「こどもなんやから、自分のしたいこと、いっぱいしてええんよ?」

希「じゃないと…いつか後悔してしまう」

えり「…うん」グスッ

希「…ごめんね。よく分からんよね。うちの言ってる事…」

えり「…ううん。分かるよ」

えり「…あのね、エリチカ、今日本に行きたい」

希「えっ?」

えり「おばあ様がね、日本はとってもいいところだって、いっつも言ってるの」

えり「でも…エリチカまだ飛行機怖くて乗れないから…」

えり「おっきくなったら、絶対日本にいくの!」

希「そっか…いけたらええな。日本」

えり「うんっ!」








えり「…ね、ねぇおねえちゃん?」

希「ん~?」

えり「何でエリチカのスカート捲ってるの?」

希「ええやん、ちょっとだけやん」ワキワキ

えり「何でスカートの中に…きゃんっ!パンツの中はだめ」

希「いいこといっぱい言ったし、このくらいはしてもいいやんな?」ハァハァ

えり「やぁ…くすぐったいよぉ」モジモジ

希「よく考えたらこれって夢やんね。なぁ~えりち」ウリウリ

えり「や~ん」スリスリ

希「ねぇねぇえりち、うちのほっぺにちゅってしてみて?」

えり「ちゅー?」

希「うん、ちゅーって」

えり「こ、こう…?」チュー

希「」

えり「は、恥ずかしいな…」モジモジ




希(うち、もうロリコンでええや)

えり「お姉ちゃん?」

希「ねぇえりち、うちのこと好き?」

えり「うんっ!エリチカと遊んでくれた!」

希「そっか…うん、そうやね」

希「うちもえりちの事好きやよ~」チュー

えり「きゃー」バタバタ

希「うふふっ…」

えり「お姉ちゃん♪」モギュ

希「やんっ♪」

えり「えへっ」






希「なぁなぁえりち…うちとスケベしようy」

アルパカ「それ以上いけない」

希「へっ?」シュン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


…チュン。…チュン(・8・)


希「……」

希「……」

希「うそやん」











-学校-

絵里「おはよう希…どうしたの?そんなしょんぼりして」

希「…えりちはきっとウチの事嫌いなんや…きっとそうや…」トボトボ

絵里「…?」キョトン

絵里「どうしたのよ希…何かあったなら言ってちょうだい」

希「ええんよ…うちの勝手な思い込みやから…」

絵里「そんな事言わないで…ほら、私と希の仲でしょ?」

希「…なぁえりち」

絵里「ん?」

希「えりちはうちのこと…好き?」

絵里「…さぁーて。どうかしらね」クスッ

希「ええっ!?そこは好きって言ってくれるんやないの!?」

絵里「だって、希ったらすぐ他の子にわしわししちゃうし、女の子だったら誰でもいいんじゃないかなーって」

希「え、えりち~」ウルウル

絵里「…でも、そうね」








         


             「言わせたいなら、もっと私を好きにさせてね。希」








                                                   ~おわり~

穂乃果「えりのぞっていっぱいあるけど、希ちゃんが可愛い反応してくれるのはあんまりないような気がするよね!」

穂乃果「アルパカがなんJ臭いのは私の趣味だから気にしないでね!」

穂乃果「さぁ行けるところまで行っちゃうよ!次は何がいいかな~?」

穂乃果「カップリングは>>150×>>151!ジャンルは>>154でいこう!」

ことり

ことり

事故で引退

今流行りのゴールデンタイムか
ちょっと休憩してからまた書くぜ

え・・・まじでことことやんの?

>>162
安価は絶対だからね。仕方ないね

-西木野総合病院-

ピッ…ピッ…



海未「……」

穂乃果「…うっ…グスッ」

凛「穂乃果ちゃん…」

絵里「…大丈夫よ、きっと」

穂乃果「だって…だってぇ…」

希「…信じるしかないんよ、ことりちゃんを」

花陽「…うん、そうだね」

にこ「……」



ポンッ


絵里「…!手術が終わったみたいね」

ウィーン

真姫「……」

海未「真姫…」

穂乃果「真姫ちゃん!ことりちゃんは…ことりちゃんはどうなったの!?」

真姫「…ずっと見てた感じでは、峠は越えたみたい」

花陽「よ、よかったぁ…」ホッ

真姫「…でも。意識が戻るかは、ことり次第よ」

にこ「ど、どういうこと…?戻らない可能性もあるってこと?」

真姫「いくら身体を治したところで、肝心の精神が戻ってこなかったら意味ないの」

真姫「私達が出来ることは…ことりをそばで励ましてあげることだけ…」

穂乃果「うっ…ううっ…ことりちゃん…ことりちゃあん…」ポロポロ

絵里「……」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・




「…あれ?ここはどこかな?」

「何もないよぉ~なんでかな~」

「ほのかちゃ~ん、うみちゃ~ん」








ことり「…誰もいないなぁ」

ことり「ことり一人だと寂しいよぉ…グスンッ」



チュン

ことり「…?今、何か鳴いたような気がする」

ことり「でも…どこにも見当たらないなぁ…」

ことり「…何だか頭が思いような…」クラクラ

ことり「…あっ!やっぱり何か乗っかってた!」

ことり「だーれだ♪」ヒョイ








∈(・8・)∋




ことり「……」

ことり「わぁ~!ことりの頭にことりさんがいた!」

ことり「えへへっ♪可愛いなぁ」ナデナデ

( ・8・)チュン

ことり「えっ?なになに?」


バサバサ


(・8・)チョコン


ことり「えっ?ことりの頭の上がいいの?」


( ・8・) チュン


ことり「そっか。…じゃああなたの名前はことりちゃん!」

ことり「ことりと同じ名前だよ~」ヨシヨシ

∈(・8・)∋ バサバサ

ことり「わぁっ!ダメだよいきなり羽広げたら!びっくりしちゃう!」


∈(・8・ )∋ バサバサバサバサ!!


ことり「や、やめてよ~」フワフワ

ことり「…え?」

ことり「…嘘!?ことり浮いてる!?」


∈(・8・#)∋バサバサバサバサ!!


ことり「わっ、わわっ!ことりちゃん!ことりも一緒に飛ぼうとしてるよ!大丈夫なの!?」


∈(・8・)∋チュン


ことり「…そっか、じゃあことりちゃんを信じるね?」

ことり「私一度空を飛んでみたかったの!」

ことり「よーしっ!」

                      
                     
 ...           ... .. ...           _,,,
                        /::o・ァ          ─
       │┼o           ∈ミ;;;ノ,ノ          、_

       │(厂        _,,r冖‐r冖‐┬冖、         l_

        ┼        r―[>くノ⌒^\¬┴</\        (_
          丿こ.     {. . く/|: . . . .\〉. . . . . . .く.\       | │
         │┼o    {/ /..八丶. . .\ . . . . . . . .`'く       丿
         │(厂     /`7../. . .|..|\ ノ |. . |... . . . .|│      丶
       ┼      /. . .|. . . .|∧|_. . . . .|\|∧. . .│|      l_
         丿こ.    /. ./. |│. .| ┃⌒^´┃  ゙7 . |人     (_
          (     /. .//|人_人 ┃    ┃  厶イ./∧    ┐、、
.          )   /. /   /人⊃ /\ ⊂⊃人ノ.'./ ∧    しヘ
.            {/八    /(⌒゙> \/__.. イ>'⌒) . . .:,    ニ|二
              V   ((. . .>={{/ {不、/ /}}=< . .)) . :,   (厂
              //. .(__,,. イヘくノ\>个ト ..,,_). . . . . :,   ┼‐
                  /. . . . . ./ . . | . {二ニ=彡 \\/|. . . .│ (_|
.                |/|. . .八. . .<フ   ̄     \>┐ .|. l   ノ
               \{  \_rくニ二ニ二ニ二ニノ ノ}ノ|丿
                      \>~~‐-、___,/ノ /
                       `ー/^X^Y⌒'ー'´
                         └'⌒'┘

                    -=≡三三三三三≡=-

-空 Sky-



ことり「わぁ~みてみてことりちゃん!秋葉が見えるよ!」バサッバサッ


∈(・8・ )∋スィーッ


ことり「ことりちゃんって、いっつもこんな景色見れるんだぁ。いいなぁ~」


∈(・8・)∋チュン


ことり「えっ?ここに降りの?」


∈(・8・ )∋バサババサバサッ


ことり「ま、待ってよ~」ヒューン

スタッ


ことり「…ここは、学校?」


( ・8・) …


ことり「あれ?そういえばことりって、さっきまで何してたんだっけ?」

ことり「うーん…」

ことり「とりあえず、教室まで行ってみようっと」



ガララッ




-教室-


先生「…南さんは、まだ意識が戻っていないそうです」

ことり「…えっ?」

-昼休み-

穂乃果「……」

海未「…穂乃果」

穂乃果「ねぇ…海未ちゃん。ことりちゃん…いつ目を覚ましてくれるのかな…?」

海未「…わかりません」

穂乃果「…もう一週間も経つんだよ?…いくらなんでも遅すぎるよ…」

海未「…やめてください」

穂乃果「ねぇ…本当はことりちゃん、手術が失敗して意識が戻らないんじゃ」

海未「穂乃果っ!!」






海未「…もう、やめて下さい」ポロポロ

ことり「ねぇ、海未ちゃん。穂乃果ちゃん。ことりはここにいるよ?お話しようよ?」

-西木野病院-


ピッ…ピッ…


ことり「」

理事長「…ことり、何日も着替えないから気持ちが悪いでしょ?お母さんが着替えさせてあげるね」

真姫「…あの、私も手伝いましょうか?」

理事長「いいのよ西木野さん…私にやらせて。」

真姫「…はい、失礼しました」




ガララッ…ピシャ


理事長「…ウッ…グスッ…ことり…ごめんなさい…お母さん…何もしてあげれなくて…ごめんなさい…」

ことり「お母さん…何で泣いてるの?ことりはそこにはいないよ?ここだよ?」

ことり「……」バサッバサッ


∈(・8・ )∋バサバサバサ


ことり「…ねぇ、ことりちゃん」

ことり「ことり…死んじゃったのかな?」

ことり「だからことりは飛べて…幽霊になっちゃったのかな?」



(・8・)…


ことり「…やっぱり、そうなんだね」

ことり「…ぐすっ」

ことり「いやだ…いやだよぅ…」

ことり「ことり…まだ死にたくないよぅ…」

ことり「ほのかちゃんやお母さんと…話したいよぉ…」ポロポロ

∈(・8・ )∋バサッバサッ


ことり「…ことりちゃん。今度はどこに行くの?」

ことり「もうことり…どこにも行きたくない…みんなのいるところに帰りたい」ポロポロ




∈(・8・ )∋

∈(・8・)∋ チョコン



ことり「…励ましてくれるの?」グスッ


( ・8・) チュン


ことり「…うん、ありがとう」

ことり「じゃあ…もうちょっとだけ、頑張るね」

-音乃木坂校門前-


バサッバサッ


∈(・8・)∋チュン


ことり「ここは…音乃木坂の校門だよね?」

ことり「どうしてこんな所に…」



(・8・ ) チュン チュン



ことり「…!」

ことり「そうだ…思い出した…!」

ことり「ことりは…ミューズのみんなで新しいPVを撮るために出かけて…」

ことり「そのロケがこの校門の前だったんだ!」

ことり「それで…ことりが調子に乗って…道路に飛び出しちゃって…」

ことり「…目の前に、トラックがあって…」

( ・8・) …


ことり「ことりちゃん…ことりちゃんはこのことをことりに思い出させるために一緒にいてくれたの?」

ことり「でも…思い出したらどうなるの?」


∈(・8・ )∋ チュン


ことり「…そっか、分かんないかぁ」

ことり「はぁ…ことりもうダメ…」ガクリ

ことり「…もう、消えちゃいたい」






ことり「…もう一度…みんなとライブしたかったなぁ…」ポロポロ

http://i.imgur.com/SUKTEpp.jpg

 (・8・)


∈(・8・)∋ バサッ


ピカッ


ことり「…え?」



ことり?「……」

ことり「…わ、わた、し?」

ことり?「……」スタスタ

ことり「な、何してるの…?」

ことり?「……・」ピタッ

ことり「だ、ダメだよ…そんな所に立ってたら…危ないよ…?」

シュンッ

ことり「…えっ!?」









-二週間前。音乃木坂校門前-


ことり?「……」

海未「ことり!?どうしたのですかことり!」

穂乃果「ことりちゃん!そんな所にいたら危ないよ!早く戻ってきて!」

ことり?「……」

花陽「ことりちゃん!トラックが…トラックがすぐそこにっ!」

絵里「…っく!今ならまだ…!」

希「ダメやえりち!今行ったら危ない!」

にこ「ことり!何やってるのよ!早く戻ってきなさい!」

ことり?「……」ブロロロロ


ことり「…あ、あ…やめて…ことりちゃん…」


ことり?「……」キキーッ

海未「ああっ!ことりっ!」

花陽「だ、誰かたすけてーっ!!」

凛「ことりちゃん!早く動いてっ!」



ことり「や、やめてええええええええええええっ!!!」




ドォン



絵里「あ、あ、あぁ…!」

穂乃果「ことりちゃあああああああああああああああああああんっ!!!!!」

-西木野病院-

ことり「……」

ことり「…ぁ」

海未「…!ことり!ことり!私が分かりますか!?」

ことり「うみ…ちゃん…」

穂乃果「う、うわあああんっ!ことりちゃん!ことりちゃん!」ガバッ

ことり「ほのかちゃん…」

穂乃果「よかった…よがっだよぅ…」グジグジ

ことり「…えへへ、ごめんね」

花陽「よかった…一時は…どうなるのかなって…」ポロポロ

凛「真姫ちゃん!ことりちゃんはもう大丈夫!?」

真姫「…えぇ。意識が戻ったのなら、手術は成功よ」

絵里「よかった…よかったわ…」グスッ

希「うん…うんっ」

にこ「…グスッ、もう!今度あんな事したらただじゃおかないんだから!」

ことり「…えへへ、みんな、ごめんなさい」

海未「全くです!こんなに迷惑をかけて…」

穂乃果「もういいじゃん!ことりちゃん帰ってきたんだし!」

絵里「そうね、とりあえずは安心ね」

希「みんなも昨日から寝てないやろ?ことりちゃんもキツいと思うし、とりあえず今日は帰ろ?」

真姫「そうね。それにこんな人数が病室に入ってったら他の患者さんに迷惑よ」

凛「よぉーし!今日はお祝いでラーメン食べに行くにゃー!」

花陽「り、凛ちゃん…」

にこ「それ、アンタが食べたいだけでしょ?」

ことり「うふふ。みんなありがとう」

海未「クスッ…では、私たちはこれで」

穂乃果「ばいばいことりちゃん!また学校で会おうね!」

ことり「うんっ!」

-夜、音乃木坂校門前-



ことり「……」

ことり「…この羽」









ことり「…うぅ」

ことり「ごめんなさい…ごめんなさい…」

ことり「ことりのせいで…ことりのせいで…」

ことり「ごめんね…ごめんね…」

ことり「うっ…ぐすっ…あっ、ああっ…」ポロポロ

-その後、空港-



ことり「…じゃあ、ここでお別れだね」

海未「…本当に行ってしまうのですね。ことり」

ことり「…ごめんね。もう決めちゃったから…」

花陽「…寂しくなりますね」

凛「うん…」

真姫「…辛くなったら、いつでも戻ってきていいのよ」

ことり「大丈夫だよ。ありがとう真姫ちゃん」

絵里「今度戻って来るときは、必ず連絡ちょうだい。ミューズ再結成ライブをするから」

希「ウチらはもう卒業しとると思うけど、いつでも駆けつけるよ」

ことり「うんっ」

にこ「…ほら、穂乃果も何か言いなさいよ」

穂乃果「……」

海未「穂乃果…」

ことり「…穂乃果ちゃん」



穂乃果「…一日一回」

ことり「ひぇ?」

穂乃果「一日一回メールくれないと、穂乃果怒るから」

ことり「穂乃果ちゃん…!」

穂乃果「あと、あっちで困ったことがあったらすぐ穂乃果に電話ちょうだい!」

穂乃果「いつでも相談に乗ってあげるから!」

ことり「うん…うんっ」ポロポロ

穂乃果「あとあと!まだミューズは解散してないからね!」

穂乃果「ことりちゃんが引退しても…いつでも入る事ができるからねっ!」ポロポロ

ことり「うん…うんっ!」ボロボロ

穂乃果「あとあとあと!穂乃果の事忘れたら絶対許さないからね!」ボロボロ

ことり「うんっ…うんっ!!」

穂乃果「うわあああぁんことりちゃああああんっ!はなれたくないよおっ!」ビャー

ことり「ほのかちゃあああんっ!!ことりも…ことりも離れたくないよぉー!」ピーピー

ほのこと「わーんわーんっ!」ピャー


海未「…もう、グスッ…二人共…泣きすぎです…」

真姫「ほら、何してるのよ。海未もあっち側でしょ」ドンッ

海未「きゃあ…!」

穂乃果「う゛み゛ぢゃああああんっ!ごどりぢゃんがいっちゃうよおおおっ!!」ビービー

ことり「うみちゃああーんっ!!!」ピーピー

海未「そんな…私だって…わたじだっでさびじいですよおおおおおっ!!」ビャー


にこ「あーあ。もう収集つかないじゃない」

希「ふふっ。ええやん」

…それから、ことりは旅立って行きました。


何日か経って、ことりからエアメールが来ました。
そこにはたくさんの友達に囲まれてることりに…ことりがデザインしたと思われる衣装が写っていました。


でも…ひとつだけ分からないことがりました。

ことりの作った服には…どれも必ず『(・8・)』の刺繍がされていたのです。
どういうことなのか聞いてみたのですか…ことりは決まってこういうのです。




ことり「えへへ…これはね」

ことり「これは、ことりの大切なお友達、ことりちゃんですっ」








~終わり~

穂乃果「なんだか壮大なストーリーになったね!矛盾してるところとかあったら許してね!」

穂乃果「そして>>200さんありがとう!支援絵なんて初めて貰ったからほんとに嬉しい!モチベーションあがりまくりだよ!」

穂乃果「さぁ!次が最後の安価だよ!最後まで張り切って行っちゃおう!今夜は寝かせないぞー!」

穂乃果「最後の安価は>>238×>>239!ジャンルは>>242だよ!」

おつ!

ほのか

もしも穂乃果ちゃんが女の子の好感度がわかる眼鏡を拾ったら

おっとこれは再安価だな

>>250×穂乃果

ジャンル…もしも穂乃果ちゃんが女の子の好感度がわかる眼鏡を拾ったら

真姫ちゃん

穂乃果「るんるるーん♪」

穂乃果「あー今日も練習楽しかったなー♪早く帰っておやつたべなきゃ」



ヒューン



穂乃果「…ん?」

コツンッ!!

穂乃果「痛い!」

穂乃果「もぅ!誰!?穂乃果に物ぶつけたの!」

穂乃果「うぅ…コブとか出来てないよね…?」スリスリ

穂乃果「一体何が…って」



穂乃果「…なんだろう?この眼鏡」

穂乃果「…んー?」スチャ

穂乃果「あれ?このメガネ、度が入ってないや」

穂乃果「…何か変な数字ばっかり書いてるなぁ」

穂乃果「えっと…うわっ!歩いてる人皆0ばっかり!」

穂乃果「なんだろう…まさか人の寿命が見える眼鏡じゃないよね・・・?」

穂乃果「あっ!それじゃあみんなゼロだからみんな死んでるじゃん!ここ死後の世界!?」ガビーン

穂乃果「…って冗談はここまでにして、とりあえず、どうしよう。これ・・・」







穂乃果「よしっ!持ち主が見つかるまで穂乃果が預かっておこう!」

-穂乃果の家-


穂乃果「ただいまー」

雪穂「おかえりーお姉ちゃん…何それ?」

穂乃果「えーっと…ファッション?」

雪穂「ふーん」

穂乃果「ねぇねぇ、似合ってるかな?」

雪穂「うーん…まぁまぁかな?」

穂乃果「何それー適当ー」ブーブー

雪穂「別に悪くないっていってるだけじゃん」スタスタ

穂乃果「むぅ…」ピピピ

穂乃果「あれ?今変な音が…」



『82』


穂乃果「…!0以外の数字が出た!」

雪穂「…なに?」

穂乃果「あっ…別に」

雪穂「…へんなお姉ちゃん」

穂乃果「…うーん」ピピピ


『81』


穂乃果「あっ…また数字が変わった」

穂乃果「う~ん…よくわかんないなぁ」

穂乃果「とりあえず、今日は外しておこうかな」スチャ

穂乃果「おかあさーん。おやつちょうだー!」ダッダッダ

-次の日-

海未「…穂乃果、それはどんな風の吹き回しですか?」

ことり「わーっ♪穂乃果ちゃん可愛い!」

穂乃果「でしょ?ちょっとイメチェンしてみたんだ~」

海未「私はもうちょっと小さめのレンズがいいですね…制服とのアンバランスさが目立ちます」

ことり「えーでもぉ、わざと合わない組み合わせにするのも可愛さが出ると思うけどなぁ」

海未「か、可愛さ…ですか」

穂乃果「そうなんだー」ピピピ

穂乃果(お、反応したよ)


『76』


穂乃果「…あれ?この数字どこかで…うっ、頭が…」

海未「穂乃果?どうかしましたか?」

穂乃果「えっ?ううん!何でもないよ!」

海未「…?変な穂乃果ですね」

穂乃果(き、気を取り直して…)ピピピ


『80』


穂乃果「…ことりちゃんは80かぁ」

ことり「ほのかちゃん?」

穂乃果「あっ!ううんなんでもないよ!それより今日のテストの範囲ってここまでであってるよね?」

ことり「え?えっと…その次の次のページまでだね」

穂乃果「…pardon?」

海未「聴き直しても一緒です!一週間前にちゃんと訂正するように先生が言ってましたよ!」

穂乃果「どどどどどどうしよう海未ちゃん!穂乃果の夏休みが補修で終わっちゃう!」

ことり「えっと、穂乃果ちゃん落ち着いて…ね?」

海未「まったく…普段から授業を聞いていないからこんなことになるんです」

海未「ほら、出そうなところだけ教えてあげますから、すぐにメモして覚えてください」

穂乃果「ありがとう海未ちゃ~ん!」モギュ

海未「ちょ…き、教室でそんなに引っ付かないでください!」

ピピピッ

穂乃果(…あ、また反応した)


『79』



穂乃果(…!海未ちゃんの数字が増えた!)

海未「まったく…穂乃果はもうちょっと人の目を考えることをですね…」クドクド

ことり「あはは…」

穂乃果「ごめんごめん…」ピピピ

穂乃果(…あれ?また反応?)

『78』


穂乃果(…今度はことりちゃんの数字が減った)

穂乃果(うー数字が増えたり減ったりするタイミングが分からないなぁ)

穂乃果(でも、二人共穂乃果と話してると数字が変わったよね)

穂乃果(うーん…この数字ってもしかして穂乃果に関係してる?)





穂乃果「まっ、そんな訳ないよねっ」

海未「ありますっ!ここは分けないと計算ができないんです!」ビシィッ

穂乃果「は、はいぃ!」ビクッ

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