シャロ「安価であなたを導いてゆく」(285)

シャロ「アンリエットさんがヨコハマに帰ってきましたー!!」

アンリエット「ふふ、心配をかけましたわね」

シャロ「一体どこでなにをしてたんですか?」

アンリエット(憂さ晴らしに世界各地で手当たり次第盗みを働いていたなんて言えない…)

アンリエット「えっと、その、迷子になってました…」

シャロ「ま、迷子…?」

シャロ「…分かりました!アンリエットさんが迷子にならないようにあたしがあなたを導きます!」

アンリエット「えっ?」

シャロ「これからはあたしがアンリエットさんの道案内です!」

シャロ「さぁ、どこか行きたい場所はないですか?」

アンリエット「じゃあ、>>5に…」

Book off

アンリエット「じゃあブックオフに…」

シャロ「分かりました!『本ゲームお売りください』の看板でおなじみのブックオフですね!?」

アンリエット「えぇ、『本を売るならブックオフ』のキャッチコピーで有名なブックオフですわ」

シャロ「早速行きましょう!ブックオフはこっちですー!」トテトテ

アンリエット(シャーロックが私の前に立って…なんだか不思議な気持ちですわ)スタスタ

シャロ「アンリエットさんもブックオフに行くんですね!」

アンリエット「えぇ、たまにお宝がありますから」

シャロ「エリーさんもよく行くって言ってました」

シャロ「なんでも安く本が買えるから助かるみたいです!」

アンリエット「なるほど…」

シャロ「アンリエットさんは何を買いに行くんですか?」

アンリエット「>>11を買おうと思って…」

ホーリーランドの自演乙が参考にした巻

アンリエット「漫画を買おうと思って」

シャロ「アンリエットさんも漫画とか読むんですか!?」

アンリエット「私だってそれくらい読みますわ」

シャロ「ご、ごめんなさい…ちなみに何の漫画を買うんですか?」

アンリエット「ホーリーランド…格闘漫画ですわね」

アンリエット「なんでもプロの格闘家も愛読しているとか…」

シャロ「え…アンリエットさん、格闘家になるんですか!?」

アンリエット「いや、別にそういうわけでは…」

シャロ「だ、大丈夫です!あたしバリツ使えますから!」シュッシュッ

シャロ「アンリエットさんは私が守ります!だから…!」

アンリエット「……ふふっ、だからそういうわけではありませんわ」

シャロ「そ、そうですか…よかったー」

シャロ「でもでも…じゃあなんでですか?」

アンリエット「>>17

お腹が空きましたわね

アンリエット「……!」ビクッ

アンリエット「お、おなかが空きましたわね!」アセアセ

シャロ「え?」

アンリエット「シャーロック、ご飯でも食べに行きましょう?」

シャロ「え…でも漫画は…」

アンリエット「漫画はいつでも買えますから!ね!?」

シャロ「…?まぁいいですけどー」

アンリエット(ふぅ…危うく私が格闘術を身に着けたい理由がばれてしまうところでした…)

シャロ「じゃああたしがアンリエットさんを導きます!」

シャロ「さぁアンリエットさん!何が食べたいですか!?」

アンリエット「シャーロックに任せますわ」

シャロ「えっ、いいんですか!?」

シャロ「じゃあ、>>23が食べたいですー!」

ピザ

シャロ「ピザが食べたいですー!」

シャロ「とろけるチーズ…!真っ赤なトマト…!」ジュルリ

シャロ「あぁっ…!もう何か月も食べてません!」

シャロ「アンリエットさん!早く行きましょー!」グイッ

アンリエット「ちょ、ちょっと…?」スタスタ

シャロ「ピーザっ♪ピーザー♪」

アンリエット「シャーロック、ピザって…宅配で食べるものなんじゃ?」

シャロ「なに言ってるんですかアンリエットさん!」

シャロ「最近、とってもおいしいピザレストランができたってココロちゃんが言ってました!」

シャロ「一度行ってみたかったんですー…!」

アンリエット「そんなものが…それはどこにあるんですの?」

シャロ「>>29です!」

日本武道館

シャロ「ココロちゃんに地図を貰ってあります!行きましょー!」

アンリエット「しゃ、シャーロック!?この場所って…!」


トーキョー
 千代田区

シャロ「ここですー!」

アンリエット(日本武道館…)

シャロ「ちょっとした旅行みたいですね!えへへ…」

シャロ「あれ?ピザ屋さんすっごく混んでます」

アンリエット「これじゃすぐには入れませんわね」

シャロ「せ、せっかく来たのに…!」ガクッ

アンリエット(…なるほど、武道館でなにかイベントをやっている、だからこんなに混んで…)キョロキョロ

アンリエット(何のイベントなのかしら…?)キョロキョロ

看板「>>36

カップルお似合いコンテスト(参加賞あつあつのピザ)

看板「カップルお似合いコンテスト」

看板「参加資格はカップルである事!歳や国籍は問いません」

看板「集まった参加カップルの中からベストお似合いカップルを決める祭典!」

看板「参加賞:ピザ(あつあつ)」

看板「優勝賞品:秘密」

アンリエット「なるほど…」

シャロ「……よし!出ましょう!!」

アンリエット「!?」

シャロ「出場すればおいしーいピザがただで食べられますー!」

アンリエット「シャーロック!?ピザなら私が買ってあげますから…」

シャロ「ピザ屋さんの行列は三時間待ちですぅ…待てません!」

シャロ「お願いしますアンリエットさん…!」

シャロ「……だめですか?」

アンリエット「>>43

出場しましょう!

アンリエット「…分かりましたわ、出場しましょう」

シャロ「アンリエットさん!」

アンリエット「その代り!出場するからには優勝しますわよ!!」

シャロ「はいですー!」


日本武道館内
 出場者待合室

シャロ「ピザおいしいですー」モグモグ

アンリエット(ふむ、パンフレットによると…)

アンリエット(トーキョーで最もラブラブなカップルを決める大会)

アンリエット(出場カップルたちは与えられる試練を二人の力で突破していかなくてはならない)

アンリエット(戦って!戦って!戦い抜いて!最後まで勝ち残ったカップルが!)

アンリエット(『カップル・オブ・カップル』の称号を手にすることが出来る!)

アンリエット(予選競技は…>>52ですか)

推理対決

アンリエット「…推理対決!?」

シャロ「これはっ…!楽勝ですね」

途中送信しちゃった☆

アンリエット「…推理対決!?」

シャロ「これはっ…!楽勝ですね」

シャロ「探偵二人がカップルなんです!勝ったも同然ですよ!アンリエットさん!!」

アンリエット「え、えぇ…」

アンリエット(く…これは、どうしたものでしょう…)

アンリエット(推理!今のシャーロックにはちょっと期待できませんわ…)

アンリエット(私だけでこの試練を乗り越えられるか…!)

シャロ「頑張りましょうアンリエットさん!」

アンリエット「よし…行くしかないですわ!!」



審判「さぁ始まりましたー!第一回カップルお似合いコンテスト!」

審判「予選第一試合!種目はズバリ!『推理』です」

審判「赤コーナー!名探偵シャーロック・シェリンフォードと探偵学院生徒会長アンリエット・ミステールのカップル!」

審判「名付けて、アンシャロコンビだーーッ!!」

審判「対する青コーナーは…>>63>>66のカップルだッ!!」

ラフランス

ネロ

審判「さぁ対する青コーナーは…!」

審判「シャーロック選手と所属を同じくするミルキィホームズの名探偵!譲崎ネロと…」

審判「その実力は未知数!若き炎の怪盗、ら…ラフランスだーッ!!」

ラフランス「ラットだ!ラット!!」

シャロ「ね、ネロと…ラビットさん!?」

ラビット「だからラットだって…って!シャーロックと、アンリエット様!?」

ネロ「…様?」

ラグラージ「な、なんでもねえよ」ゴホン

シャロ「なんでネロが怪盗と手を組んでるんですかー!」

ネロ「ち、違うよ!こいつがどうしてもピザが食べたいって言うから…!」

ラクダ「俺だって!こいつがどうしても優勝賞品が欲しいって言うから仕方なくだ!」

アンリエット「…案外お似合いですわね」ニヤニヤ

ラッドウィンプス「え……」

ネロ「シャロだって!どうしてアンリエット会長と一緒にいるんだよ!?」

アンリエット「わ、私は…シャーロックがピザを」

シャロ「それは…あたしがアンリエットさんの導き手だからです!」

ネロリエット「「!?」」

シャロ「これからは、あたしがアンリエットさんのことを引っ張って、歩いていくって決めたんです!」

シャロ「だからあたし達はこんなところで立ち止まってなんていられないんです!」

アンリエット「しゃ、シャーロック…!」

審判「おーっとぉ!素晴らしい愛だー!!加点1点!」

ラジオネーム「ハッ!そんな事はどうだっていいんだよ!」

ランドルト環「俺たちが予選を勝ち抜く…それだけだ!」

ラグランジュ(アルセーヌ様とシャーロックがくっつくなんて…認めねえ!)

ネロ「ラストリベリオン…」

ラッコ「ラットだって言ってんだろー!!!」

審判「さぁいきなり白熱した展開を見せる推理対決!」

審判「二つのカップルに解いてもらう試練…謎は、>>85事件だ!!」

ゆりゆららららゆるゆり大

審判「ゆりゆららららゆるゆり大事件!!」

審判「さぁこの事件を解決し、本戦へ足を進めるのはどちらのカップルか!?」

審判「それでは!カップルファイトォ!!」

ネロット「「レディー…!」」

アンシャロ「「ゴーーーッ!!」」

ランパート「ネロ!行くぞ!」

ネロ「おうっ!」

シャロ「行きましょう、アンリエットさん!」

アンリエット「…私はすでにこの事件の鍵を握っていますわ!」

ネロ「なにっ!?」

アンリエット「この事件の鍵となるキーワード!それは、>>100です!」

京ちな

アンリエット「それは京ちなですわ!」

ライトエンドドラゴン「京…ちな…!?」

アンリエット「えぇ、ゆるゆりにおける…歳納京子×吉川ちなつのカップリング!」

アンリエット「普段はふざけてばかりの先輩、歳納京子と!そんな彼女を苦手に思う後輩、吉川ちなつ!」

アンリエット「あまり相性が良いとは言えず…仲も悪い二人ですが…!」

アンリエット「クリスマスデート回!キョッピーがチーナにねこくらげをプレゼントするエピソード!」

アンリエット「珍しく素直にやさしいキョッピー!デレるチーナ!手を繋ぐ二人!!」

アンリエット「行動だけでお互いの心の内を動きを描写した…素晴らしいストーリーですわ!」

アンリエット「このストーリーこそ京ちなにおける大事件!!」

アンリエット「決して深い恋愛描写ではないけれど…それこそがゆるい百合の真骨頂!」

アンリエット「詳しくは原作三巻をチェックなさい!」

ラウ・ル・クルーゼ「ぐわあああああああ!!」

ネロ「くっ…!よく分からないけどすごい百合パワーだ!」

シャロ「これは重要なファクターですー!」

アンリエット「京ちなの仲が進展したこのエピソードのように…日々の中に潜む無限の百合の可能性!!」

アンリエット「その可能性の連続こそが大事件!!」

アンリエット「『ゆりゆららららゆるゆり大事件』とはそういうことですわ」

シャロ「アンリエットさん、すごいですー!」

アンリエット「アニメ放送後にブックオフに走ったかいがありましたわ」

ラップ音「新品で買え…!ぐふっ」ドサッ

ネロ「おいラル・グラド!?起きろよら抜き言葉ーー!!」

ラミレス「俺の名は…ラッ…」ガクッ

審判「勝者!アンシャロカップル!」

アンリエット「やりましたわ!」

シャロ「予選突破ですー!」

審判「さぁ続いて本戦第一試合に進ませてもらおう!」

シャロ「ごくり…!」

審判「次の君たちの相手は、>>118>>121のカップルだ!」

ブー太

審判「またもや探偵学院の生徒!ラードのトイズで世界を統べりし神、ブー太と…!」

審判「彼を表現するのに『俺』以外の言葉はいらない!俺選手だーッ!!」

ブー太「ラードを乗せたピザうまいブー」モッチャモッチャ

>>118「ふっ、お前らの愛が…俺とブー太の愛に勝てるかどうか、見せてもらうぜ!」

シャロ「石破ァ!!」

アンリエット「ラブラブゥ!!」

アンシャロ「「天・驚・拳ッ!!!!」」ズドーーーン

>>118「ぎにゃあああああああああああああああああ!!!!!」

シャロ「やったかッ!?」

>>118「う、生まれ変わっても…ブー太と…!」ガクッ

審判「勝者!アンシャロカップル!」

シャロ「>>118さん…!恐ろしい愛でした…!」

アンリエット「ブー太さんに向けられたその愛情の深さ…敵ながら素晴らしかったですわ」

シャロ「えぇ、>118さん…その名前、忘れません…!」

アンリエット「さぁ次の試合ですわ」

シャロ「次はいったいどんなカップルが相手なんでしょう」

審判「さあぁ!盛り上がってきた第二試合!!」

審判「赤コーナー!百合の知識と愛の力でここまでの勝利を掴んできた強豪!!アンシャロカップル!!」

審判「青コーナー…!同じく無傷で勝利を勝ち取ってきた覇者!!」

審判「>>143>>146カップルだー!!」

エリー

ストーンリバー

審判「エルキュール・バートンとストーンリバーのカップルだー!!」

シャロ「え、エリーさん!?」

エリー「そんな…シャロが、相手なの…?」

ストーンリバー「これは…!」

アンリエット(ストーンリバー!?あなた、そんな趣味が…!?)

シャロ「なんでエリーさんがストーンリバーと一緒にいるんですかー!!」

アンリエット「怪盗と探偵が手を組むなど…説明して欲しいですわね」

アンリエット(自分の事を棚に上げるのはあれですが、今はアンリエットだからセーフですわ)

シャロ「ネロとラルクアンシエルさんはいいんですか?」

アンリエット「ライドオンウィンドヘブンズドア?誰なのかしらそれは」

ストーンリバー「く…!こ、これはだな…!」

エリー「シャロ、これはね…」

エリー「>>200

何故かミスった
+5で

エリー「お、脅されて…仕方なく…!」

シャロ「えっ!?」

アンリエット「なんですって…」

エリー「ごめんなさい…!この人が『私とこの大会に出場しないとミルキィホームズの探偵服のスカートをあと10cm短くする』って…!」

シャロ「怪盗ストーンリバー!あなたを逮捕します!!」

アンリエット「……この変態」

シャロ「エリーさんこっちへ来てください!そんな変態の傍にいちゃだめです!!」

エリー「シャロぉっ…!」ダッ

シャロ「もう大丈夫ですよー」ナデナデ

ストーンリバー「…………!」

アンリエット(ストーンリバー…言い訳があるなら聞いてあげますわ)ヒソヒソ

ストーンリバー(あ、アルセーヌ様…!)ヒソヒソ

ストーンリバー「>>180

エルキュールのスカートを短くする事を約束しよう ただしこの妖刀でな

ストーンリバー(…ご安心ください、アルセーヌ様)フッ

アンリエット「?」

ストーンリバー「エルキュールのスカートを短くする事を約束しよう!!ただしこの妖刀でなァ!!」

エリー「ひいぃっ…!!」ビクゥッ

アンリエット「大声でなんて下品な事をっ…!」

シャロ「もう止めてください!エリーさんが泣いているじゃないですか!!」

エリー「ひっく…!ぐすっ…!」ボロボロ

ストーンリバー「黙れ!こうなったらエルキュールのスカートだけでも短くせねば…!」

ストーンリバー「かつて散って行った先人…!ミニスカ好きの紳士たちに示しがつかんのだ!!」

ストーンリバー「アンリエット・ミステール!邪魔するのなら貴様も…!」チャキッ

シャロ「あ、アンリエットさーーん!!」

アンリエット「>>190

トピ主死ね

アンリエット「トピ主死ね!!」ガンッ

ストーンリバー「ぬぐあっ!!?」

審判「おーっと!アンリエット選手の鉄拳が飛んだー!ストーンリバー選手ダウーン!」

シャロ「アンリエットさん!」

アンリエット「シャーロック…大丈夫ですわ」

シャロ「トピ主っていったいなんですか?」

アンリエット「怪盗ストーンリバーは…『かつて散って行った先人』と言っていました」

アンリエット「…ネットの世界に存在する悍ましき掲示板のトピック『ミニスカ好きの集い』…恐らくそこの住人のことを指していたのでしょう」

アンリエット「その過激で犯罪的なまでのミニスカ崇拝…そのトピックの主はすぐに逮捕されました」

アンリエット「しかし、その度に『ミニスカ好きの集いは』主と名前を変え…今も存在しています」

アンリエット「ストーンリバーは現在のトピ主だったに違いありません…」

シャロ「そんなトピックが…!?」ゴクリ

エリー「怖いです…」

審判「勝者!アンシャロカップル!!」

>>197
スレ…主…?

審判「…レディースアーンドジェントルメン!!」

審判「さぁさぁお待たせいたしました!第一回カップルお似合いコンテスト!!」

審判「様々な愛の形がぶつかり合い…いよいよ決勝戦を残すのみとなりました!」

審判「頂点の座を争う、二組のカップルを…紹介しましょう!!」

審判「赤コーナー!」バンッ

審判「小さいけれど愛は大きい!自称アンリエットの導き手、シャーローーーーック・シェリンフォーーード!!」

審判「今までの勝利は彼女が掴んだと言っても過言ではない!!アンリエーーーット・ミステーーーーールッ!!」

ワーワー キャー イェーイ

審判「さて…彼女たち、アンシャロカップルが挑むは優勝候補の一角と謳われた実力者!!」

審判「>>210>>213のカップルだーーー!!」

小林

死ねトピ主

審判「さて…彼女たち、アンシャロカップルが挑むは優勝候補の一角と謳われた実力者!!」

審判「かつて数え切れないほどの事件を解決した…まさに名探偵!!」

審判「こぉばやしーーーーーっ!!オペラーーーーッ!!」

ワアァー キャーッ

シャロ「こ、小林先生!?」

小林「久しぶりだね…二人共」

小林「君達の愛の力は見せて貰った!でも僕たちもそれに負けないくらいの強い愛を持っている!」

シャロ「先生のパートナーって…?」

小林「紹介するよ…僕のパートナーを!」

審判「小林オペラのパートナーっ!!その名も…!!」

ストーンリバー「私だ!」

アンリエット「トピ主死ね!!」ガンッ

小林「あの人僕のパートナーじゃないんですけど…」

審判「すいません、呼ぶ選手間違えました」

小林「さぁ来てくれ…>>225!」

神津

小林「来てくれ!神津!」

神津「俺の出番か…」

シャロ「か、か、か…神津さん!?」

神津「俺だが…」

小林「僕たちは幾度も同じ死線を潜り抜けて手に入れたんだ…友情を越えた感情を!!」

神津「この愛の強さを証明し、小林との絆を世に知らしめるまで負けるわけにはいかない…!」

小林「神津…!」

神津「小林…!」

シャロ「う…なんて強い結びつき!近寄りがたいです!」

シャロ「でもでも!愛の強さだったらあたし達も負けません!」

アンリエット「シャーロックと私の心の力を…見せてあげますわ!」

審判「さああぁああ!!テンション最高潮で始まった決勝戦!!」

審判「勝負方法は…>>236だ!!!」

デート

審判「勝負方法は…デート!!」

審判「見ているこっちが砂糖吐いてぶっ倒れてしまうようなラブラブデートを見せた方の勝ちだ!!」

神津「何回もこなしてきた事だ」

小林「よせよ、みんな見てるじゃないか」

アンリエット「…………!」

アンリエット(これはまずいですわ…私とシャーロックは本当の恋人ではない!デートなんて…!)

アンリエット(それに向こうは手馴れている様子!私たちに勝ち目なんて…!)

シャロ「…大丈夫です、アンリエットさん」

アンリエット「シャーロック…?」

シャロ「言ったじゃないですか!あたしはあなたを導いてゆくって!」

シャロ「行きましょう、アンリエットさん!」

審判「スタートッ!!」

シャロ「まずは>>245に向かいますー!!」

教会

シャロ「着きました!!」ガチャッ

アンリエット「ここは…教会?」

シャロ「ふぅ、ちょっと疲れました…座りましょう!」

アンリエット「シャーロック、こんなところで何を…」

シャロ「今日はとっても楽しかったです!」

アンリエット「えっ?」

シャロ「アンリエットさんとブックオフにいったり、トーキョーまで来てピザを食べたり…」

シャロ「でも『あたしが導く』って言ったのに、カップルコンテストはアンリエットさんに頼りっぱなしですね、えへへ…」

シャロ「だから最後はちゃんとあたしが導きます!」

アンリエット「………」

シャロ「アンリエットさんと一緒にいれて本当に楽しかった…!」

シャロ「あたしにとっては今日一日全部が、アンリエットさんとのデートです!」

シャロ「えへへ…アンリエットさんも楽しかったですか?」

アンリエット「>>253

ええ、とても楽しかったですわ、ありがとう

アンリエット「…えぇ、とても楽しかったですわ」

アンリエット「ありがとうシャーロック」

シャロ「また一緒にデートしましょうね?」

アンリエット「えぇ…」

シャロ「…綺麗ですね、ステンドグラス」

アンリエット「そうですね…」

シャロ「アンリエットさん、神様の前で誓います!」

シャロ「すこやかなる時も、病める時も」

シャロ「喜びの時も、悲しみの時も」

シャロ「私はあなたを導いてゆく」

シャロ「ずっと一緒です、アンリエットさん…」

アンリエット「……はい」



審判「試合しゅーーーりょーーー!!」

審判「さあぁ!!二組のカップルのデートが終了しました!!」

審判「『今日一日の出来事全てが私達のデート』と言ってみせたアンシャロカップル!」

シャロ「ちょっと恥ずかしいですー!」

審判「『友情を越えた愛情のデート』を見せてくれた神ペラカップル!」

神津「年甲斐もなく張り切ってしまったよ」

小林「神津ったら…」

審判「決勝戦は観客のみなさんからの投票で勝敗を判断します!」

審判「観客の皆様!どちらのカップルのデートが、『ラブラブカップル』と言うにふさわしいでしょうか?」



審判「投票結果が出ました!」

審判「勝ったのは…!」

審判「>>260!!」

シャロたち

審判「勝ったのは、アンシャロカップルだーー!!」

アンリエット「………!」

シャロ「や、やりましたーーー!!!」

審判「第一回カップルお似合いコンテスト!『カップル・オブ・カップル』の称号を手にしたのは…!」

審判「シャーロック・シェリンフォード&アンリエット・ミステールだーッ!!」

ワーワー ヒュー キェー

小林「くやしいけど…僕たちの負けだ」

シャロ「先生…」

神津「二人でいれば、それだけでデート…愛の深さを見せて貰った」

アンリエット「…私は何もしていません、シャーロックのおかげですわ」

シャロ「違います!二人で掴んだ勝利です!」

小林「まさに、愛の力だ…!」

審判「お二人共!優勝おめでとうございます!」

審判「さ、これが優勝賞品です」サッ

アンリエット「こ、これは…>>267…」

お米券

審判「トーキョーで使えるお米券です、どうぞ」

シャロ「やったーー!!白米ですー!!」

アンリエット「よ、よかったですわね…」

シャロ「みんなに思わぬお土産ができました!みんなの喜ぶ顔が見えます…!」

シャロ「さぁアンリエットさん!お米を買って帰りましょう!」

アンリエット「えぇ…」



シャロ「お、重いですー…!」フラフラ

シャロ「これを持ってトーキョーからヨコハマまで…ぐふっ!」フラフラ

アンリエット「いっぺんに買えるだけ買うからですわ…」

シャロ「だってこの券トーキョーでしか…!」

アンリエット「…半分持ちますわ」ヒョイッ

シャロ「あ…ありがとうございます!」

アンリエット(まったく、まだ当分は私が導いてあげないとだめみたいですわね、ふふっ…)


おしまい

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