P「ん?誰のファイルだ、これ・・・?」(234)

P「名前がない・・・」

P「・・・結構紙が挟んであるな」

P「・・・」

P「よ、よし!誰のか判断するために開いてみよう!学校のプリント用かもしれないし!」

P「これは決してやましくないぞー。どれどれ」ペラ


1枚目

タイトル:プロデューサー飼育レポート



P「」

P「な、なにこれ。飼育?」

P「・・・飼われてるの?俺」

P「・・・2枚目を見てみようか」ペラ



2枚目

◎本レポートの目的

このレポートは、私だけのあの人を、日頃から注意深く観察することで、
あの人の特性や取り巻く環境を把握し、より私好みに作り上げていくことを目的とする



P「わ、私だけの?私好み?」

P「・・・俺、誰とも付き合ってないんだけど」

P「・・・まだ続きがあるな」


尚、本レポートの成果物は、あの人との結婚である



P「」

P「・・・俺の意志はどこへ」

P「3枚目・・・」ペラ


3枚目

◎研究方法

具体的な育成策を考えるために、普段のあの人を観察する。
主に仕事場での様子と休日の過ごし方に焦点を当て、様々な方法で調査した。
期間は△月1~△月10の10日間。



P「おい、様々な方法ってなんだよ」

P「ちょ、ちょっと待て」

P「今日は△月・・・12日か」

P「・・・調査終わってるじゃないか」

P「一体何を観察されたんだ・・・」


3枚目続き

観察結果は次のページから


P「・・・」ゴクリ

4枚目

△月1日

観察初日
今日もあの人はかっこいい
まさに王子様だと思う
この人がいずれ旦那様になると思うと・・・うふふ
私以外ともベタベタしていたけど、初日だからスルーしてあげた



P「おい初日じゃなかったらどうなってたんだ」

5枚目

△月2日
駄目だ
悪い虫が 多すぎる
早急に対策がいると確信した


P「2日目で!?」


6枚目

△月3日

うぐうううううう
見れば見るほど耐えられない
やはり結婚したあとは主夫にすべきだろうか


P「寿退社!?」

P「・・・こわいよ、この人」

ピリリリ ピリリリ

P「」ビクッ

P「・・・もしもし?」

???『あ、こんばんは』

P「・・・どうしたんです?あずささん」

あずさ『ちょ、ちょっとね~』

あずさ『ちょっと、忘れ物が・・・』

P「!」

P(まさか・・・あずささんが!?)

P(いや、これだけ結婚結婚って・・・ない話でもないか?)

P(それにやよいや美希がこんなの書けると思えん)

P「・・・何を忘れたんですか?」

あずさ『ちょっと・・・ファイルを』

P「!!!」

P「す、すみませんあずささん。俺直帰しちゃってて」

あずさ『・・・そうですか~』

P「は、はい」

あずさ『わかりました~』

ガチャ ツーツー

P「・・・」

P「・・・帰ろ」

次の日


P(結局あのあと急いで事務所を出た)

P(で、朝出社したときにはファイルはなくなっていた)

P(あずささん・・・)

美希「おはようございますなの、ハニー!」

P「うおっ、おはよう・・・」ビクッ

美希「・・・声が小さいの」

P「おはよう美希!!」

美希「やかましいの」

P「あ、はい・・・」

美希「どうしたのハニー?悩み事?」

P「い、いやなんでも」

美希「白状しろー!なのー!」キュッ

P「へ、ヘッドロックはやめろ」

美希「うー!」



雪歩「・・・」

春香「み、美希!やめなよ」

美希「春香。おはようなの」パッ

P「」ガクガク

雪歩「大丈夫ですか、プロデューサー?」ユサユサ

P「な、なんとか」

美希「とにかく困ってたら美希に相談ぐらいしてほしいの。じゃっ」

ガチャ バタン

雪歩「・・・」

春香「・・・」

P「」ゼェゼェ

同日 夜


P「はあ・・・」

P「あんなレポート見たら気が気じゃないよ」

P「・・・ん?」

P「机の上に箱が・・・」

P「『手作りのお菓子です。食べてください』か」

P「どれどれ」パカッ

P「お、ドーナツか」

P「小腹もすいたし、いただこうか」

P「あーん」パクッ

P「・・・」モグモググニッ

P「・・・ん?」

P「なんか硬いのが・・・」

P「!?」

P「これは・・・まさか、いや」

P「・・・」

P「・・・取り出してみよう」

P「・・・」ポロポロ

P「・・・やっぱり」




P「首輪・・・」

P「なんで・・・こんなもの・・・・・・」

P「・・・誰のいたずらだ」

P「・・・帰ろう」

次の日


P「はぁ・・・」

P(昨日の首輪は何だったんだろうか)

P(捨てたらひどいめにあいそうだから持って帰ったけど)

P「一体誰が・・・」

P「!」

P「また、あのファイル・・・」

P「・・・」ペラ

P「!」

P「用紙が増えてる・・・!?」

P「一番新しい紙は・・・」


◎具体策の実施と結果



P「・・・!?」

P「!」

P「用紙が増えてる・・・!?」

P「一番新しい紙は・・・」


かゆい
うま



P「・・・!?」

P「ぐ、具体策?」

P「・・・まさか」


△月13日

私のものであることを改めて認識させるため、首輪をプレゼントした
ドーナツに入れてサプライズ演出をした結果、とてもうれしかったようだ
喜んで家に持って帰るあたり、私たちは相思相愛だと思う



P「な・・・」

P「こいつ・・・同一人物だったのか」

P「喜んで、って・・・」

P「見られてたのか・・・」

P「・・・こええ」

P「!」

P「続きがある・・・なになに」


次の策は、ひ


???「・・・何をしているんですか?」

P「!?」ビクッ

貴音「・・・貴方様?」

P「い、いや!なんでも!」

貴音「今何をしていたのですか?」

P「い、いやなにも」

貴音「・・・その隠したものと関係あるのでしょう」

P「!」

貴音「・・・深くは聞きませんが、相談くらいならできます」

P「貴音・・・」

貴音「なるほど。すとーかーなるものが、この765ぷろに・・・」

P「あんまり信じたくないけどな・・・」

貴音「・・・わかりました。では私も犯人探しに協力いたします」

P「! で、でももしものことが」

貴音「大丈夫です。私にとって、貴方様に危機が及ぶほうが苦しいことなのです」

P「貴音・・・」ジーン

貴音「ふふっ」

次の日(△月15日)


P(結局昨日は動きなし)

P(でもまあ)

P(貴音がいると心強いよな)

P「・・・」チラ

P「時間もあるし、事務所に戻ったら出前でもとるか」

ガチャ


P「ただいまー」

小鳥「あ、おかえりなさい」

P「お疲れ様です・・・ん?」

小鳥「どうしました?」

P「いえ、俺の机に弁当が・・・」

小鳥「ああ、それ朝からありましたよ。誰かが作ってくれたんでしょう」

P「だ、誰か?」

小鳥「? はい」

P「だ、誰が置いたか見てないんですか?」

小鳥「はい。私が出社したときにはもうありました」

P「そ、そうですか」

貴音「・・・貴方様」ヒソヒソ

P「」ビクッ

貴音「もしや、これはかのすとーかーの仕業では・・・」ヒソヒソ

P「!」

貴音「何が入っているかわからないので、捨てたほうが・・・」ヒソヒソ

P「・・・」

P「・・・いや、食べる」

貴音「!?」

貴音「あ、貴方様」ヒソヒソ

P「普通に捨てるより、これで何か手がかりが見つかれば御の字だ」ヒソヒソ

貴音「で、でも」

P「大丈夫。いくらなんでも危ないものは入れてないだろ」

貴音「・・・」

P「・・・」パカッ

貴音「・・・見た感じ、普通ですね」

P「・・・ああ」



雪歩「・・・」

春香「貴音さん、何してるんだろ」

P「・・・食べるぞ」

貴音「・・・」

P「まずはコロッケ・・・」ヒョイ

貴音「・・・」

P「・・・」モグモグ


ガリッ


P「!?」

貴音「貴方様!?」

P「ゴホッゴホッ」

貴音「貴方様!しっかり!」サスサス

貴音「てぃっしゅです」サッ

P「あ、ありがとうな」ペッ

貴音「一体何が・・・」

P「!?」

貴音「!?」

P「ま、まさか」

貴音「これは・・・」




P「爪・・・」

貴音「め、面妖な」

P「爪を食わすなんて・・・」

貴音「!」

P「ど、どうした」

貴音「お、おにぎりの昆布が」ガタガタ

P「昆布・・・?」

貴音「よく見てください・・・」




貴音「・・・細かく切った、髪の毛です」

P「!?」

貴音「こ、こわいです貴方様」

P「お、俺もだ」

春香「あれ?プロデューサーさんまだ食べ終わってないんですか?」

P「! あ、ああ」

春香「久しぶりなんでゆっくり話そうと思ったのに」

P「う、うんわかった。ははは」

貴音「・・・」

P「しかし・・・」

P「昆布はタレがかかってるから何色の髪かわからないな・・・」

貴音「ええ・・・」

P「うーん・・・」

響「お。プロデューサー、弁当?」

P「」ビクッ

貴音「」ビクッ

響「?」

響「へー。誰が作ったの?」マジマジ

P「そ、それは」

貴音「私が作りました」

P「!?」

響「そうなのかー。自分にも今度作ってよー」マジマジ

貴音「はい」

P(お、おい)

貴音(下手に心配させるよりよいでしょう。それに、響まで犯人に目をつけられます)

P(だ、だけど)

響「ん?おーい」

響「なあなあ」

P「どうした?」

響「貴音、作るとき失敗した?」

貴音「?」

P「失敗?」

響「いや、だってさ」




響「ハンバーグのソースから、血の臭いがするから」

(´;ω;`)

P「な・・・」

貴音「た、たしかに指を怪我しました」

響「だろ?」

P(犯人は一体どうしたいんだよ!?)

響「貴音もちゃんと確認しなきゃいけないぞー」スタスタ

貴音「え、ええ・・・」

P「すまん、吐きそうだ・・・トイレ」ダッ

貴音「・・・」




P「はぁ・・・落ち着いた」ゼェゼェ

P「・・・」

P「犯人の意図がわからん・・・」

P「これが俺を虜にする策なら全部裏目だぞ・・・!?」

P「・・・出よ」ガチャ

真美「お→兄ちゃん!長いYO!」

P「す、すまん」

真美「兄ちゃん暇?」

P「あ、ああ結構」

真美「じゃあ真美とゲームしようYO!」

春香「だめ!私が先!」

真美「え→。はるるんおとなげなーい」

春香「それでいいもん」

真美「ぶ→ぶ→」

P「ははは・・・」

P(・・・平和だなあ)



伊織「・・・」

次の日(△月16日)


貴音「また、あのふぁいる・・・」

P「・・・見るぞ」ペラ



△月15日

愛情たっぷりのお弁当を食べさせる
腕によりを込めて作った

のに

教育が足りないようだ



P「・・・」

貴音「」ガタガタ

P「体の一部を愛情って・・・」

貴音「・・・歪んでいます」

P「・・・こえーよ」

貴音「・・・私もです」

P「・・・貴音。お前はやっぱり外れてくれ」

貴音「!」

過去スレのスレタイ頼む

P「これ以上は危険だ」

貴音「で、でも」

P「・・・」

貴音「あの」

P「大丈夫」

貴音「!」

P「きっと、なんとかする」

貴音「・・・お気をつけて」

ガチャ バタン

P「・・・さて」

P「・・・そろそろ出てこいよ」



P「伊織」

伊織「・・・」

伊織「・・・よく気づいたわね」

P「まあな。で、こんな時間にどうした」

伊織「・・・あんたが心配だったから」

P「!」

伊織「何があるのかと思って隠れてたの・・・」

P「・・・」

伊織「ねえ、私も協力できない!?」

P「・・・伊織」

>>102
P「ん?誰のノートだ、これ・・・?」
P「ん?誰のアルバムだ、これ・・・」
P「ん?誰のアドレスだ、これ・・・?」

P「駄目だ」

伊織「!!」

P「伊織まで危険にさらしたくはない」

伊織「っ!もう知らない!」ダッ


タッタッタッ

ガチャ バタン


P「・・・」

P「行ったか」

P「このファイルは、朝出社したときには消えて、俺が帰る前に現れる」

P「つまり・・・」

P「朝まで隠れていれば、自然と犯人にたどり着く」

P「直接対決だ!」



???「ふ、ふふふ・・・」

P「・・・0時になってもこない」



P「・・・3時」



P「5・・・」ウツラウツラ

△月17日朝


P「はっ!」ガバッ

P「しまった・・・寝てた」

P「!」

P「ファイルは・・・」キョロキョロ

P「・・・ない」

P「・・・くそっ」

同日昼


真美「兄ちゃん大丈夫?顔色悪いYO!」

P「大丈夫・・・」

律子「・・・プロデューサー殿。今日はもう早退してください」

P「で、でも」

律子「一日ぐらいなんとかしますから」

小鳥「そうですよ」

P「・・・そうします」

真美「じゃあ兄ちゃんゲーム!」

律子「こら!わがまま言わない」

真美「え→!でも昨日もできなかったし」

春香「我慢しよ?真美」

小鳥「春香ちゃん」

春香「真美の遊び道具じゃないんだよ?」

真美「こ、こわいよはるるん」

P「も、もういい。真美も明日遊んでやるから」

春香「・・・」

真美「絶対だかんね!」

P宅


ガチャ

P「ただいま・・・って誰もいないけど」

P「はあ・・・」

P「思えば気を張りっぱなしだな・・・」

P「・・・」

P「今日ぐらいさっさと寝るか」

P「歯磨き歯磨き・・・」

歯ブラシ…

ガチャ


P「ふう・・・」

P「歯ブラシ・・・ん?」

P「!?」




P「なんで、歯ブラシが2本あるんだよ・・・!?」

P「俺は1本しか持ってないぞ」

P「だ、誰のなんだ」

P「・・・嫌な予感が」

タッタッタッ

P「・・・やっぱり」

P「知らない箸と、コップ・・・」

P「それに」チラ



P「知らない、ベッド・・・」

どうやって運んだんだ…

P「まさか」

P「俺がいないうちに、侵入・・・」

P「」ブルルッ

P「とりあえず、カギを替えよう・・・業者に頼んで」

アイドル全員自分の家に呼んじゃえばいいと思うの

次の日(△月18日)


真美「いえーい!真美の勝ち!」

P「真美は強いなぁ」

真美「ちょっとトイレ」

ガチャ バタン

P「ふう・・・疲れる」


ガチャ

貴音「・・・」

P「貴音」

貴音「・・・貴方様。ちょっと」

P「?」

もうアイドル全員でP分けちゃえよ

屋上


貴音「貴方様、これを・・・」

P「ファイル・・・」

P「ペラ」


△月16日
あの人の浮気癖があまりにも治らないので、
一緒に過ごして更正させようと思う
これが最後にして究極の策


P「最後・・・」

>>137
PA「うちの~~の方が人気があります」

PB「いやいやそんなことない。~~だ」

PC「なにいってるんですか~~に決まっているでしょう」

(ry

貴音「貴方様。犯人は近く動くはず」

P「いや、もう遅い」

貴音「!」

P「俺の家に、犯人の生活用品が持ち込まれてた」

貴音「な・・・」

P「あとは犯人がくるのみ、だ」

貴音「そんな・・・」

P「ま、大丈夫だ。心配するなよ」

ガチャ バタン

貴音「・・・」

貴音「・・・ふふ」

貴音「貴方様は、やっぱりいけずですね」

ガチャ


真美「兄ちゃん!どこ行ってたの?」

P「ああ、ちょっと自販機に」

真美「え→。お土産は?」

P「・・・忘れた」

真美「ぶ→」

P「すまん」

真美「まあいいや。ゲームしようよ」

P「おう」

ピコピコ


真美「兄ちゃん弱→い」ピコピコ

P「もう年なんだよ」ピコピコ

真美「兄ちゃんじゃなくておっちゃんって呼ばないとねぇ→ぬふふ」ピコピコ

P「勘弁してくれ」ピコピコ

真美「あ、そうだ兄ちゃん」ピコピコ

P「?」ピコピコ




真美「なんでカギ屋さんに電話しちゃったの?」


P「な・・・!?」

真美「真美、入れなくなっちゃうじゃん」ピコピコ

P「まさか・・・あのレポート」

真美「んっふっふ→。真美が書いたんだよ?」

P「で、でも文章が」

真美「・・・兄ちゃん」

P「」ビクッ

真美「真美は兄ちゃんと結婚するためならいろいろやるんだよ?」

真美「それこそ、亜美やりっちゃん以上に」

真美「夫の道を正すのは妻の役目だからね」

P「あ、あ・・・」

真美「さあ、もう帰ろ?」

P「い、いやだ・・・」

ガチャ


貴音「貴方様!」

P「貴音!」

真美「・・・邪魔しないでよお姫ちん」

貴音「・・・」カツカツ

真美「それに、あまたさまー、ってのもさぁ」

カツカツ

真美「頭にくるんだよね」

カツカツ

真美「ねえわかって」


ドゴッ

真美「・・・え。お、なか・・・」

貴音「・・・」ギリッ

P「お、おい貴音。やりすぎだ」

貴音「あなたのような者に、貴方様は渡さない・・・!」

真美「うぐぅ・・・」ポロポロ

貴音「絶対に!!!」グワッ

P「やめろ貴音!!!」

貴音「!」ピタッ

P「お前が、ここまでしなくていい」

貴音「し、しかし」

P「真美はまだ子どもだ。失敗することもある」

貴音「で、でも、それでは私の気が」

P「じゃあ俺を殴ってくれ」

貴音「・・・それはできません」

P「真美を、許してやってくれ」

貴音「・・・貴方様がそう言うなら私は」



バチバチバチッ



P「!?」

貴音「かっ、は・・・!?」

ドサッ

真美「・・・」ポロポロ

P「スタンガン・・・」

P「おい、貴音!しっかりしろ!」ユサユサ

貴音「・・・ぅぁ」

真美「やっぱり、お姫ちんみたいな大人がいいんだ」ポロポロ

P「お、おい何言って」

真美「兄ちゃんの馬鹿!!!」ダッ

P「真美!!」

ダッダッダッ

ガチャ バタン

P「・・・貴音。絶対戻ってくるからな」ダッ

貴音「ぁ・・・」

ガチャ バタン

貴音「だめ・・・あなた、さま・・・」

バタッ

ガチャ


P「真美!・・・くそっもう見えない」

ニーチャンノ バカァァァァァァァァ

P「若すぎるんだよくそっ!」

ガチャ バタン

オー マミ ドッタノ?

P「! 誰か来た」

ウルサイ! アミモ オヒメチント イッショダ!

ハ、ハァ?

P「亜美か!亜美!真美を捕まえてくれ!」

エ、エエ?

ウワァァァァァァン

ガチャ

マミ!?

P「・・・遅かったか」

タッタッタッ タッタッタッ タッタッタッ
タッタッタッ タッタッタッ タッタッタッ

ガチャ

P「はぁ、はぁ・・・」

亜美「兄ちゃん」

P「・・・真美は?」

亜美「出てすぐ右に・・・」

P「そうか・・・」

亜美「ねえ。何があったの?」

P「そ、それは」

亜美「いくら兄ちゃんでも、真美を泣かすなんて・・・理由によっちゃ許さないよ?」

P「・・・わかった、話す」




亜美「・・・そんなことが」

P「ああ・・・」

亜美「真美・・・お姫ちん・・・」

P「これから真美を引き戻さなきゃいけない。手伝ってくれるか?」

亜美「当たり前だよ!」

一時間後


P「いない・・・」

亜美「・・・だね」

P「真美・・・」

亜美「うう・・・」グスッ

P「!」

亜美「ねえ、兄ちゃん。亜美、真美ともう会えないの?」ポロポロ

P「・・・大丈夫。なんとかする」


ピリリリ ピリリリ

P「!」

P「真美からだ」

亜美「!」

P「・・・」ピッ


差出人 真美
本文

へえ
真美は嫌なのに亜美とは一緒にいるんだ
許さないよ兄ちゃん


P「!?」ゾクッ

亜美「?」

P「ち、近くにいるのか・・・」

亜美「ねえ、真美なんて?」

P「い、いや・・・」

亜美「兄ちゃん!」

P「・・・」

P「・・・聞け、亜美。真美は無事だ」

亜美「!」

P「でも今は危ない」

亜美「じゃ、じゃあどうするの」

P「うーん・・・!」

P「とりあえず俺の部屋に行こう」

P「真美はまだ新しいカギを持ってないはずだ」

亜美「う、うん・・・」

P宅


亜美「・・・ベッドまで持ち込んでたんだ」

P「らしいな・・・」

亜美「・・・ねえ。真美に電話が繋がらない」

P「・・・電源を切ってるみたいだな」

亜美「メールも・・・」

P「だな・・・」


プルルル プルルル


P「!」

亜美「!」

P「もしもし!?」

???『もしもし?』

P「え・・・はぁ。何の用ですか。小鳥さん」

小鳥「失礼ピヨ!」

う、うぜえ…

P「どうしたんです?」

小鳥『ああ、そうそう。事務所の電気がつきっぱですよ』

P「あ」

小鳥『誰かいるんですか?』

P「貴音が寝てます」

小鳥『あらら・・・』

小鳥『じゃあ大丈夫ですかね』

P「多分」

小鳥『貴音ちゃんも誘えばよかったかな』

P「へ?」

小鳥『今日は奮発して、何人かに焼肉をおごってあげたんです!』

P「は、はあ」

P「!」

P「も、もしかして」

小鳥『?』

P(真美が年長者の小鳥さんのところに行ってる可能性も)

P「誰々来たんですか?」

小鳥『えーっと』

小鳥『春香ちゃん、千早ちゃん、雪歩ちゃん、響ちゃん、やよいちゃんですね』

P「ま、真美は」

小鳥『真美ちゃん?いないですよ』

P「そ、そうですか」

小鳥『はい』

P「はあ・・・」

小鳥『あ、でも』

P「?」




小鳥『亜美ちゃんなら来てますよ』


P「・・・・・・は?」

小鳥『だから亜美ちゃん。代わります?』

亜美『兄ちゃんも来ればよかったのに→!』

響『プロデューサー!』

小鳥『じゃあ貴音ちゃんを起こして帰りますね。おやすみなさい』


ガチャ

ツーツー ツーツー


P「あ・・・あ・・・」

真美「・・・」ニコォ…

真美「やっと2人きりだね」

P「く、来るな」

真美「ひどいよ。髪も切ったのに」

P「まさか、全部計算済みで・・・」

真美「だから言ったじゃん。なんでもできるって」

P「や、やめ」

真美「これで兄ちゃんは真美だけの王子様だよ」

P「う、う」



ウワァァァァァァァァァァァァ

数日後


P「おはよう」

春香「おはようございます、プロデューサーさん!」

雪歩「おはようございますぅ」

真美「兄ちゃん、これ・・・」

P「ん?弁当か!ありがとう真美!」

真美「へへっ」



伊織「ちっ!」ゴシカァン

貴音「・・・貴方様」

P「ん?どうした?」

貴音「あのファイルの犯人は、わかったのですか」ヒソヒソ

P「んー、なんかピタッと止まったんだよな」ヒソヒソ

貴音「そうですか・・・。すみません。なぜか数日前の記憶があやふやで・・・」ヒソヒソ

P「いいよいいよ」ナデナデ

貴音「///」



真美「・・・」

P「」ビクッ

ブッピガァン

P宅


真美「兄ちゃん、減点ね」

P「スミマセンスミマセンスミマセン」ガタガタガタガタ

真美「・・・はい」

P「コレハ・・・」

真美「炊き込みご飯だよ?」

P「タキコミ・・・」

真美「材料は、この前のが余ってるし」

P「」ガタガタガタガタ

真美「おいしい?」

P「オイシイオイシイ」

真美「ふふっ」

P「ウマイウマイ」ポロポロ

真美「泣くほどおいしいんだね」

P「・・・」ポロポロ

◎結論

様々な策を張り巡らせ、対象を飼い馴らすことに成功した

今後とも、外敵から守っていきたいと思う

私が16歳になる、その日まで





BAD END

→乙

夜中に書くもんじゃねえな
真美が腹パンされて髪切ったからバッドエンド
以下、ゆきぽスレ

よりを込めて→よりをかけて だった

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