貴音「…もしもし」 (200)

貴音「指定の場所に着きました」

貴音「…このような卑怯な事はおやめなさい」

貴音「この四条貴音、逃げも隠れもしません」

貴音「ですから…!くっ…痴れ者めっ」

貴音「……いいでしょう」

貴音「そのかわり…分かってますね」

貴音「では>>5を…」

貴音「……」

みかんの汁を目に入れる

貴音「みかんを買ってまいりました…」

貴音「さて…みかんの汁を目に入れることなど容易いことです」

貴音「…」モグモグ

貴音「甘くてとてもよいみかんですね」

貴音「……」

貴音「わかっております……いざっ」スッ

貴音「……」プルプル


貴音「くっ……」プルプルプル


貴音「……!」プシュッ

貴音「あぁっ!!……!くぅ……!」

貴音「ふぅ…ふぅ…」ポロポロ

貴音「これくらい…なんともありません」ポロポロ

貴音「…もしもし」

貴音「えぇ…しかとこの目に入れてまいりました」

貴音「では……!…>>16ですか?」

貴音「約束を反故するというのですか」ギリ

貴音「……!」

貴音「わかりました。今は従っておきましょう…」

貴音「……」

響に臭いと言う

貴音「……」

貴音「……」ハァ

響「はいさーい!」

貴音「!」ビクッ

響「あれ?誰もいないのー?あ、貴音!はいさい!」

貴音「え、えぇ…おはようございます。響…」

響「うん!一瞬誰もいないのかと思ったぞ、他のみんなは?」

貴音「今は出ておられます…」

響「ふーん、そうなんだ」

貴音「はい…」

響「……」

貴音「……」

響「どうしたの?貴音」

貴音「ど、どうかしましたか?響」

響「それはこっちのセリフだぞ!何かあったの?自分に出来ることがあるなら何でも言ってね」

貴音「い、いえ…私はいつも通りですよ、響…」

響「貴音…自分はそんなに信頼できない…かな?」

貴音「そんなことありませんっ!!」

響「じゃあ言ってよ!今の貴音の様子がおかしいことくらい自分わかってるんだから!!」

響「自分じゃ力になれない…かもしれないけど、話すだけでもずっと楽になったりするんだぞ」

響「だから…」ジワ

貴音「響…」オロオロ

響「貴音ぇ…」ジッ

貴音「……」

響「……」

貴音「ひ…響」

響「なに?貴音」

貴音「あの…ですね」

響「うん」

貴音「その……」

響「……」

貴音「うぅ……」

響「ゆっくりでいいよ?」

貴音「……く、」

響「く?」

貴音「く、くs…」

響「…?」

貴音「臭いです…」

響「え…?」

貴音「臭いのです…響…」

響「え、…ちょっ…貴音っ…え?じぶ…」

貴音「……失礼します…響…」スッ

響「あっ…貴……音…」

響「……」

響(貴音…涙目だったぞ…)

響(自分…そんなに臭かったのか…?)ジワ

響(たくさん動物飼ってるけど…お風呂だって…ちゃんと入ってるし…)

響(でも貴音の…あの反応……自分、本当に臭いんだな…)

響「ははっ…」ポロ

響(もう貴音…ううん、みんなには近づかないようにしよう…)

響「これ以上…嫌われたくないもん……」ポロポロ

貴音「…もしもし」

貴音「…私はあなたを許しません」

貴音「くっ……えぇ、あのような事もうしたくありません」

貴音「響がどれだけ…」ウル

貴音「……!」

貴音「>>34…?」

貴音「……わかりました」ギリ

買い物帰りのやよいから荷物をひったくる

やよい(うっうー!今日はたくさんもやしを買えたよ~)ニコニコ

やよい(それに普段は買えないお肉も特売とタイムセールが重なってとっても安く買えちゃったよ)ニコニコ

やよい(ふふっ、みんなー、今日のもやし祭りは豪華だよー!)ウキウキ

やよい「長介たち、きっと喜んでくれるだろうなー!」ニコニコ

やよい「うっうー!そうと決まれば急いで帰らなきゃっ!」

やよい「んしょっ…」ニコニコ


貴音「……」ズキズキ

やよい「~♪」

貴音「……」グイッ

やよい「はわっ!!」ドテ

やよい「あっま、待ってくださいー!!ん~」ズルズル

貴音「くっ……」グググ…

やよい「だ、ダメですーっ!!これは今日のもやしま…あっ」パッ

貴音「……」タタタタ

やよい「あ、か、返してくださいーっ!!だ、誰か…あっ…」トテトテ…コケッ

やよい「うぅ…」ペタン

やよい(ごめんね…みんな…今日のもやし祭りは…中止に…なっちゃ…た)

やよい「うぇっ…」ポロ

やよい「うわあぁぁああああぁあああん」ポロポロ

貴音「…もしもし」

貴音「うぅ…やよい……申し訳…ありません…」ジワ

貴音「……>>57!?まだこれ以上するというのですか!?」

貴音「くっ……覚悟しておきなさい…此度の報いは…必ず!」

貴音「……」

貴音(早く……)グッ

雪歩にお茶を淹れてもらってからそれを鉢植えに捨てる

貴音「萩原雪歩…」

雪歩「あ、四条さん、どうかしたんですか?」

貴音「えぇ…あなたの淹れるお茶はとても美味しいと聞きました」

雪歩「そんな…私なんてダメダメで…でもお茶を褒められるのは、うれしいですぅ」

貴音「…私にもお茶を淹れてもらってもよろしいですか?」

雪歩「え、あ、はい!待っててくださいね!すぐに淹れてきますぅ」ニコ

貴音「……」

雪歩「お待たせしました~」コト

貴音「…ありがとうございます」

雪歩「……」

貴音「……」

雪歩「……」ドキドキ

貴音「……」スッ

雪歩「……?」

貴音「……」スタスタ

雪歩「四条…さん?」

貴音「……」パシャァ

雪歩「!!?」

雪歩「え…?」

貴音「……」

雪歩「え、あの…私…四条さんの…気に触ること…しちゃいましたか…?」

雪歩「あ…そうですよね…こんなちんちくりんでダメダメな私が、四条さんの前にいること自体が烏滸がましい…ですよね」

雪歩「そんな…私が淹れたお茶なんて……飲むに値…しませんよ…ね」

雪歩「ごめんなさい……私…調子にのっちゃってました…」スッ

雪歩「こんなダメダメな私なんか穴に埋まっていればいいんですぅ!!」ザクザクザクザク!!!

貴音「……」

貴音「…失礼します」スッ


雪歩「ふぇええええええんん」ポロポロ

貴音「…もしもし」

貴音「響、やよいに続いて雪歩まで…」

貴音「狙うなら私を狙いなさい!」

貴音「……>>81ですか」ギリィ

貴音「……」

貴音「えぇ、もう何も言うことはありません」

貴音(まだ…ですか)

響やよい雪歩の奴隷になる

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  ハ      \  i::::_〈    イ {    -ァ"i :::::::/ |/!/   ! はよ…
  |::ヽ、     '、!:::| ̄\   ト、!  ./   { :::/      /
  |:::::::\       ゙/   `ー-'y'゚一'    ',     /

貴音「響…」

響「うぎゃっ…た、貴音…」ビクッ

貴音「…」スッ

響「こ、来ないで!」

貴音「!」

響「じ、自分…臭いんだろ?近づいたら匂いがうつっちゃうぞ!」

響「さっき、またお風呂に入ってきたんだけど…自分じゃわからないから…」

響「ごめんね貴音…もう自分みんなに迷惑かけないように近づかないようにするから…」

響「だから…貴音も自分に近づかないよにして…ね」ポロ

貴音「……」

響「あれ…違うんだ…貴音…これは…涙じゃなくて…あはっ…これじゃまた迷惑かけちゃうね…」

響「ごめん…貴音…すぐ……止めるからっ…嫌いに……うぇっ…」ポロポロ

貴音「響……」ポロ

響「どうして貴音が泣くの…?」ポロポロ

貴音「すみません…すみません響…」ポロポロ

響「あ…ダメだぞ…貴音……近づいたら…」

貴音「いいえ…聞きません…」

響「自分…臭いんだから……近づいたら…うぅ…」

貴音「すみません響…あなたは臭くなどありません…」ギュ

響「うぅ…今更……そんなこと言われても…ひくっ…信じられない…ぞ」

貴音「響…どうか先ほどの言葉を撤回させてください…」

響「うぅ…」

貴音「あなたはお日様のような…とてもいい匂いが致します」ギュゥウ

響「う…嘘だぁ…」ポロポロ

貴音「嘘ではありません…!」

響「!」ビクッ

               ,  -二二-  、
              /,ィ=-:: ̄ ̄::`ミ、:\
                 //´:::::::::::::::i::::::::::::::::ヾ、ヽ
            //::::::∧::::::::ハ:::::::::ト、::::::ヽ:'.

              l::{:::、/ レヘ/ uゞ‐┘N::::::::!:|
               |::|:::| ○      ○ |::::::|::l
               '、|:::| u .:::::::::::::::::.   |::::::|::|
                l:::|、 ;   △    J l:::::.;:/  ビクッ!
               ヽ:::}ト  _・  _,..ィ´|:://
               `iLf圭)ス_人-w从リ (
                ,. イr ぅヽ/ヽ、

               / |: :ヽ爪Y: : : }ヽ、

貴音「響…私の言葉を信じてください…」ギュゥウ

響「うぅ…でも…」

貴音「全て…全て私が悪いのです…どれほど響が傷つくかもわかっていながら…」

響「うぇっ…ひくっ…」

貴音「何度謝ろうと…許してもらえぬかもしれません…ですが、響はけして臭くなどありません!」

貴音「響…すみません…すみませんでした…」ポロポロ

響「ひくっ……っく…ホント…?」

貴音「はい…響」

響「貴音…自分の事…嫌い…じゃない……?」

貴音「私が響を嫌うことなど…たとえこの世が終ろうともありえません」

響「ホントにホント…?」

貴音「本当に本当です…」

響「うぇっうぇええええぇええん!!怖かったぞ…自分…みんな…貴音に…嫌われたんじゃないかって…」

貴音「不安にさせて申し訳ありません…響」ポロポロ

響「ひくっ…でも…嫌われてないんだよね…?」

貴音「響を嫌っているものなど誰もいません…!」

響「うぅう…よかったぁあっ…うぇええええん…貴音ぇえええ」ギュウウ

貴音「響…!響!」ギュウ

貴音「響…落ち着きましたか?」

響「うん…」

貴音「では響…」

響「?」

貴音「私を罰してほしいのです」

響「え!?」

貴音「響の気の済むまで、私を咎めてください」

響「い、いいよ…別に」

貴音「いいえ…それでは私の気が済みません!」

貴音「此度、私が犯した過ちは非難叱責を然るべきなのです」

貴音「どのような言葉も暴力も甘んじて受け入れます…それほどの事を私は響にしてしまいました」

響「そ、そこまで自分、気にしてないぞ!」

貴音「いいえ響…お願いします…!さあっ!」

響「うぎゃっ…うー…あ、じゃあ!!」

貴音「…響…本当にこのような事でよろしいのですか…?」

響「あ、喋っちゃダメだぞ貴音!今貴音は自分のペットなんだから!」

貴音「わ…わんっ」

響「そうそう…んー!よしよしっ!!貴音はかわいいなぁ」ナデナデ

貴音「わ、わんわん」

響「ここがいいのか?」ワシャワシャ

貴音「くぅ~ん」スリスリ

響「あははっ貴音には罰としてしばらくは自分のペットとして過ごしてもらうからな!」

貴音「わん!」ニコ

響「自分の気が済むまで可愛がってやるから覚悟するさー!」

               _____,,,,___

          _.....::::::::::::::::::::::::::`::....、` 、
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      , ::::::l:::/::::::::,'l:::::::::::::l::/:::::::ll:::::::::::::::\i::::.
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       l::l:::::人   乂  (⌒⌒) , ´  `i::::::::/::::l:/
      l:l ゙::::::::` -,_・\ \//     }:::::/l/´ _
        l  ヾ:::::l ∥` -` 二 i    //--‐ッ ´  ゙ 、
         ` i弋三⊇/l _L....-‐ '‐-、: :/     i

             ___,r''´ /{       }´       l
         ,..-'!: : {  ̄`〔_〉ー‐‐‐‐  〈、      /
        j´  |/:` ̄厂.|〉 ,_  _, 丿',      /
         ∧ /: : : : :ノ__.ノヽ   ̄  ,〉  〉     /
  .      / /.: : : : : : : : : : :〈   ̄ 丿 /丶  〈

浩太郎「ねえちゃん…今日はなんで重湯なの?」

浩司「もやし祭りじゃなかったのー?」

長介「こらお前ら!」

やよい「ぐすっ……ごめんね…ごめんね…」ポロポロ

かすみ「お姉ちゃん…」オロオロ

浩司「お腹すいたー」グゥウ

浩太郎「全然足りないよー」

長介「……」グゥ

やよい「ごめんね…お姉ちゃんが…うぅ…もっとしっかりしてたら……ひぐっ」ポロポロ

かすみ「お姉ちゃん…」ポロ

重湯(おもゆ)は伝統的な流動食の一種で、多量の水分を加えてよく煮た薄い粥の上澄み液のことをいう。
通常は白米にその10倍前後の水を加えて長時間煮た粥をガーゼなどの薄布で漉して飯粒を除き、
塩を加えて薄い塩味をつけて味を調える。 日本では重湯は古くから病人食や離乳食などに用いられてきた。
重湯の主成分は水分と糊状のデンプンであり、消化がとても良く水分と糖分を効率良く補給できるという点で
病人や乳児の流動食として理に適った食品といえる。

コンコン

浩司「?」

浩太郎「ねぇちゃん!誰か来たー!」

やよい「うぅ…ごめん…ね…ごめんね…」

かすみ「ぐすっ…」ギュゥ

長介「俺が出るよ!

コンコン…

長介「はーい!今出まーす!」

やよい「…ひくっ……長介ぇ…ごめんぇ……ありがと…」

        -――- 、               |┃

      / / ̄`ヾフ´ ̄`ヽ            三 |┃
     〃∠ __」 _____   \           |┃
    .'_〃_i__i ____ . イ、   '. .   ガラッ    |┃
    i i   |  ハ  i i   | i    ハ         |┃
    | l   l 厂`V从从リト!リ   l }    ノ//  |┃
    | l    xf示    示x ト、__」ノ       三 |┃
.    l l    { ヒり     ヒり∧  |       , -‐ぅ┃
    V   ト、     '   { ノ  |      /  i´|┃
.     V  八   「 7   ノ7   l       {  人.|┃
      Vハト、ト≧=⊇__. イ /ル'レ′   ..,イ` ー‐ .|┃
      ⅥⅥ}   iⅥN{          ! ` ーァ .|┃
       xく `ヽ、 ト、≧=x__      |     .|┃

      ∠ /\ , -―xY_  {、__     !      .|┃
     / ̄`ヽ  く   ー }フ^ ト、>- 、__|    三 |┃
     i     \ `ス   i !\ノ } `Y {   ...三 |┃

長介「あ、ちょっと…!」

貴音「…」

浩司「おねーさん…誰?」

かすみ「…?」

貴音「やよいっ!」ダキッ

やよい「はわっ!?…ひくっ…だ、誰ですか…?」

貴音「やよい…私です…貴音です!」

やよい「た、貴音さんですか!?…す、すみません!っぐす…今…とてもお見せできる…顔じゃ…」ポロポロ

貴音「申し訳ありません…すみません…やよい!」ポロポロ

かすみ「な、泣いてる…?」

やよい「ど、どうしたんですか!?貴音さん!わ、私貴音さんに謝られるようなこと…」

貴音「したのです…やよい!」

やよい「え…?」

貴音「やよいを泣かすような…愚かな事を私はしてしまったのです…」ポロポロ

やよい「え?え?あ、あの…」

貴音「やよい…今日、すぅぱぁへ買い物に行きましたね?」

やよい「…はい」グシ

貴音「荷物は…どうしました……?」

やよい「……ぐすっ……誰かに……盗られっ…うあっ…」ポロ

貴音「…その犯人が…私…なのです…」

やよい「…え?」

貴音「申し訳ありません…やよい…」

やよい「そんな…貴音さんがそんなことするわけないです…!」

貴音「いえ…私なのです……その証拠に…」ガサッ

やよい「これ…え、でも…あれ…?」

貴音「やよい…私は許されないことをしてしまいました…」ポロポロ

貴音「どうか…どうか!私に罰を与えてください」

           _
        ,r'"::::::::::::゛''-.,
       /::::::::::::::::::::::::::::ヘ

       i:::::::::::::::::::::::::::::::::i   ._
       |:::::::::::::::::::::::::::::::/  .// 私はやってない
       .彡:::::::::::::::::::::::ノ|!' ./::n、  
      /::::::::::::::::::::::::,.'   /:::::::::''7   潔白だ
    ,.-'"::::::::::::::::::::=ニ'_,,   ',:::::::::ノ 
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ-、  <:::::::>
  .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ .r'':::::::::ヽ

  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ|::::::::::::::|
  |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 
  .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|

やよい「あ…あの…」

貴音「はい…どのような事も喜んでいたします…!どうか」ズザァ

やよい「はわっ!?貴音さん!顔を上げてください!!」

貴音「いいえ…罰を受けるまで、この顔を上げることは出来ません…!」

やよい「うぅー…ど、どうしよう…」

貴音「……」

やよい「…あっ」スッ

貴音「…やよい?」

やよい「貴音さん!めっですよ!!」ムニィ

貴音「ふぁ、ふぁい…おうひあけあいあせん…」

やよい「あはは、何言ってるかわかりませんよー?」

貴音「も、申し訳ありませんと言ったのです…」

やよい「はい…許します!盗られた時はすっごく悲しかったですけど、今はこうやって戻ってきました!」

貴音「で、ですが…!」

      , ‐、 ,- 、
     ノ ァ'´⌒ヽ ,
   ( (iミ//illi))) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     )ノ`リ・ω・ノ( l   腹パン一発だけで勘弁してやるよ
 _, ‐'´  \  / `ー、_  _ノ            
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

 ヽ、   ー / ー  〉
   `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

やよい「…それに、貴音さんが意味もなくあんなことしたとは思えません!」

貴音「……」

やよい「何か訳があったのかなーって…勝手ですけど」ニコ

貴音「やよい…申し訳ありません…!申し訳ありません…!!」ポロポロ

やよい「もう許してるんですから謝らなくてもいいんですよ貴音さん!」ギュ

貴音「…はい…申し訳ありません…」

やよい「あはは、また言ってますよー」

やよい「あ、そうだ!では貴音さんももやし祭りに参加してください!」

貴音「え…?しかし…」

やよい「ダメですー!これは罰なんですから、貴音さんは断ることは出来ませんっ!」

貴音「……はい、では…お言葉に甘えさせていただきます…!」ペコ

やよい「うっうー!じゃあみんなもう少しだけ待ってね!!ちょっと遅くなったけどもやし祭りを始めまーす!!」

浩太郎・浩司「やったーっ!!」

かすみ「ふふ…よかった」ニコ

長介「うん」

ぶぶ漬けを完食する貴音

雪歩「ふぇっ…ひくっ…」ポロ

――k―ほ―――

雪歩「うぅっ…っく」グスッ

――えm――か――きほ――

雪歩「ふぇ…?」グス

貴音「聞こえますか…雪歩」

雪歩「し、四条さん…?」

貴音「はい…四条貴音です…」

雪歩「私なんかに…ひくっ…何のようですか?」

貴音「先の事について…謝りたいのです」

雪歩「いいんですぅ…あれは私が悪いんですから!!うぅ…」

貴音「いえ私が…とにかく、お話がしたいので穴から出てきてくれませんか?」

雪歩「うぅ…」オズオズ

貴音「雪歩…本当に申し訳ありませんでした…」

雪歩「あ、あの…」

貴音「先ほどの私はどうかしていたのです」

貴音「いえ…いい訳などすべきではありませんね…」

貴音「私は雪歩の淹れてくださったお茶を…これは雪歩を侮辱したと同じ事です…」

雪歩「……」

貴音「怒りはもっともです…何をされても文句言える立場でありません」

貴音「さぁ…雪歩…気の済むまで私を罵り侮蔑してください…!」

雪歩「……」

雪歩「……」トコトコ

貴音「……」

雪歩「……」コトッ

貴音「雪歩…?」

雪歩「飲んでください」

貴音「…はい」ズズ

雪歩「ど、どうですか?」

貴音「真、美味です…」

雪歩「よかったですぅ」

貴音「あ、あの…」

雪歩「これも飲んでください…!」

貴音「ゆ、雪歩?」

雪歩「飲んでくれるまで許しません!」

貴音「……」コク

雪歩「……」サーッ

雪歩「四条さん…お茶っていろいろな淹れ方があるんですぅ」

貴音「はい…」

雪歩「でも私まだまだ練習中で…ダメダメな私が淹れるお茶なんて…!」

貴音「雪歩…あなたの淹れてくれたお茶…聞いていた通り、本当においしく淹れられていました」

貴音「あなたはだめだめではありません…このような素晴らしいお茶を無駄にした私の方がだめだめです…」

貴音「本当に…申し訳ありません…!」ペコ

雪歩「ふふ…」

貴音「どうしましたか雪歩…?」

雪歩「四条さんが雪歩って呼んでくれててうれしいんですぅ」

雪歩「今まで萩原雪歩って呼ばれてたのに、少し距離が縮まった気がしますぅ」ニコ

貴音「雪歩…」ポロ

雪歩「…また、お茶を淹れたとき…飲んでくれますか?」

貴音「…是非!」

貴音「はい…真、迷惑をかけましたね」

貴音「えぇ…感謝しております」

貴音「じいや…あの子に代わっていただけますか?」

貴音「…」

貴音「息災でなによりです…えぇ」

貴音「それでこそ四条の人間です」

貴音「…私にはとても大切な仲間が出来ましたよ」

貴音「はい…では、ともに高みを目指しましょう」

貴音「ごきげんよう」

                          おわり

てことで貴音編(?)終わりです!

まさか前のを知ってる人がいるとは思わなかった…

毎回違う世界で行われてると思います

保守、安価してくださった方、読んでくださった皆さまありがとうございました~

ちなみに、やよい「…もしもし」は前々スレで、前スレは、響「…はいさい」
です。

まあ関係ないですね!
次は誰でしようかなー

ご飯食べてきます! 

このスレ転載してもいい?

>>193
いいんじゃない?ここってそんな許可いるっけ?


痛くてすまんな!まともじゃ2chなんぞやってられんからの
また何か書いたときはよろしく!
んじゃ寝ますノシ

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