結衣「ゲームの世界!?」(376)

見切り発車

京子「結衣ー、このゲームやろうぜー!」

結衣「ん? 何だこれ、ディスクに何も書いてないじゃないか」

京子「道端で仙人ぽい人からもらった」

結衣「それただの不審者……」

京子「でもほら、やるのはタダだし」

結衣「まあいいけど……。じゃあ始めるぞ」カチッ

京子「わくわく!」

結衣「てかてか……」

京子「……」

結衣「……」

京子「あれ?」

結衣「何も映らないな」

 ピカーーーーーーーーー

二人「!?」

結衣「うう……京子、大丈夫か……?」

京子「う、うん、いきなりTVがピカーって……」

結衣「ていうか……ここ、どこだ?」キョロキョロ

京子「そ、そうか!」

結衣「何か分かったのか!?」

京子「私たちはゲームの世界に迷い込んでしまったんだよ!!」

結衣「ねーよ」

京子「えー」

結衣「ゲームのやりすぎ」

京子「結衣に言われたくない! てか本当にこれ、ゲームの中じゃない?」

結衣「え?」

京子「そこに敵っぽいのもいるし」

リッチィ「どうも」

結衣「!?」

リッチィ「」フヨフヨ

結衣「な、何だこいつ!? きもっ!」

リッチィ「」フヨフヨ

結衣「う、うわっ! こっち来るな!」ボカッ

 【りっちぃを 倒した】

京子「!?」

 【結衣は 経験値を 1手に入れた】

京子「ゆ、結衣、下下!」

結衣「え? って何だこのメッセージウインドウ!?」

 【京子は 経験値を 1手に入れた】

京子「あ、私も貰えるんだ」

結衣「つまりお前と私はパーティ扱いなのか……」

京子「ううむ、完璧にゲーム世界の住人だな、私ら!」

結衣「ど、どうすんだよ、どうやって家に帰れば……」

京子「はい! 私にいい考えがある!」

結衣「期待しないで聞くけど何?」

京子「魔王たおそーぜ!」

結衣「却下」

京子「ええー! せっかくゲーム世界なのに魔王くらい倒してこーよー!」

結衣「魔王討伐は観光の名物か何かかよ! 危険だろ!」

京子「ちぇ、結衣のマジメー」

結衣「こうしてても仕方ないから、とりあえず町とか探そうか」

京子「おおっ! 二人の冒険の始まりだな!」

結衣「はぁ……帰りたい……」

京子「よっしゃいくぞー!」

結衣「道なりに沿っていけばそのうち町に……」

京子「結衣ー! あっちに洞窟あった! ダンジョンだよダンジョン! すげえ!」キラキラ

結衣「行かないからな」

京子「」ムスー

結衣「だいたい私ら素手だし、強いモンスターとか出てきたら絶対やられるだろ。レベルも低いし」

京子「ほほー」

結衣「何だよ」

京子「結衣さんも割とゲーム気分」

結衣「うるさい」

京子「あ! りっちぃがいる!」

リッチィ「」フヨフヨ

結衣「ふんっ!」ボゴォ
 【りっちぃを 倒した】
 【結衣は 経験値を 1手に入れた】
 【京子は 経験値を 1手に入れた】

結衣「よし」

京子(やっぱストレス溜まってんのか!?)


 村

結衣「良かった、割と近くに村があったんだ」

京子「ねえねえ結衣、入口の近くに立ってる人ってアレじゃない!? 村の名前言う村人じゃない!?」ワクワク

結衣「変なちょっかい出すなよ……」

京子「ちょっと話しかけてみるー!」ビューン

結衣「言ってるそばから!?」


京子「あのー」チョンチョン

村人A「ここは始まりの村だよ」


京子「ゆいいいいいいい!! やっぱ村名の人だった! すっげー! 話しちゃった!」キラキラ

結衣「よ、よかったな……」

結衣「あそこがINNだ」

京子「宿屋ね」

結衣「結構歩いて疲れたし、今日はもう休むか」

京子「あ、でも……」

結衣「ん?」

京子「お金……」

結衣「あ」

京子「この世界って円使えんのかな」

結衣「ど、どうだろう」

 …
 ……

宿屋娘「泊まるには5ナモリ頂きます」

京子「ナ、ナモ……?」

結衣「あ、あのー、これで何とか……」つ100円玉

宿屋娘「またいらしてください」

京子「ダメだったー!」

結衣「どうしよう……このままじゃ野宿だぞ……」

京子「……」

結衣「京子?」

京子「あ、ごめんごめん今メニュー開いてた」

結衣「は?」

京子「いや、メニューを」

結衣「ん?」

京子「あれ、結衣気付いてなかったの? メニュー開けるよ、ほらこうやって」

京子「……」

京子「な?」

結衣「な? といわれても」

京子「メニュー開いてる間は動き止まっちゃうからさー」

結衣「えーと……こうか?」

結衣【はなす】【じゅもん】【つよさ】【どうぐ】【そうび】【さくせん】【しらべる】【ゆり】【とじる】

結衣(ゆりって何だ……)

結衣(ん? メニュー画面の端っこに)

 【しょじきん:    2ナモリ】

結衣「これは……」

京子「なんか見っけた?」

結衣「京子、私たち今2ナモリ持ってる」

京子「マジで!?」

結衣「たぶんザコ敵倒したときに手に入れてたんだと思う」

京子「ってことは……もっと敵を倒せば!」

結衣「宿に泊まれる!」

京子「よっしゃー! 狩りいくぞー!」

結衣「ああ! ついでに4レベルくらいあげよう!」

京子(自分が一番楽しんでんじゃん!)

京子「えいっ」ポカ

 【りっちぃを 倒した】

結衣「ふんっふんっ」ゲシゲシ

 【りっちぃを 倒した】

京子「ふー……結構倒したな」

結衣「ああ、お金も経験値もだいぶ貯まった」

京子「村に帰って休むー?」

結衣「……」

京子「結衣?」

結衣「あと8稼げばレベルアップだから……」ボカッ

リッチィ「;;」

京子「結衣の稼ぎ癖の犠牲になったのだ……」

 宿

結衣「二人で一つのベッドって」

京子「まあパーティだし」

結衣「仕方ないか」

京子「結衣んち泊まるときも一緒の布団で寝てるじゃん」

結衣「それはそうだけど……」

京子「枕変わると寝れないタイプ?」

結衣「いや、その」

結衣(宿屋で同衾って、なんかな……///)

京子「へんなゆい~……ふぁ~あああ」

結衣「もう眠くなったか?」

京子「ん~……」

結衣「おやすみ」

京子「……すぅ……すぅ……」

結衣(私も今日は疲れたし……もう寝よう……)

 朝

宿屋娘「ゆうべはry」

結衣「ねーよ」

 …
 ……


結衣「これからどうするかなあ」

京子「魔王たおs」

結衣「却下」

京子「図鑑集め!」

結衣「何のだよ」

京子「会社でも起こすか」

結衣「一人でやれ」

京子「じゃあ結衣はどうしたいのさー!」

結衣「帰りたいに決まってるだろ」

京子「でも帰る方法分からないじゃん」

結衣「まあ……」

京子「だったらさ、悩むより現状を満喫したほうがいいって! 冒険冒険!」

結衣「お前は帰りたくないのかよ」

京子「帰りたいことは帰りたいけど……でもゲーム世界を実際に体験できるなんてすげーじゃん! もー考えただけでわくわくするよー!」

結衣「こんなときでもぶれないなお前は……まったく」

京子「へへへ~」

結衣「そうだな、考えるよりまず行動するか。そのうち寝て起きたら元の世界に戻ってるかもしれないしな」

京子「おう、その意気だ!」


結衣「でもその前に」

京子「?」

結衣【E:アサルトカービン】

結衣「なんつーもん売ってるんだ……買っちゃったけど」

京子「おおー! 結衣はガンナーだな!」

結衣「お前はコレな」

京子【E:どうのつるぎ】
   【E:かわのたて】

京子「なんか文明レベルの差がひどくない!?」

結衣「仕方ないだろ、銃買ったらお金無くなっちゃったんだし」

京子「でもどっちもアタッカーってバランス悪くない?」

結衣「じゃあお前魔法使いやれんの」

京子「ぐぬぬ」←MP0/0

結衣「本当は盾だけにしたかったんだけどな」

京子「ちょっ、それだと私攻撃できないじゃん!」

結衣「後ろにいてくれた方が助かるんだって」ボソ

京子「結衣ー?」

結衣「それじゃ、ぼちぼち行きますか」

京子「ここから私たちの伝説が始まる!」

結衣「はいはい」

京子「しばらくは結衣と二人旅だな」

結衣「そうだな」

京子「頼りにしてるぜ~結衣っ!」

結衣「戦いのときはなるべく私の後ろにいろよ」

京子「敵に近づかないと剣で攻撃できないじゃん」

結衣「流れ弾に当たられても困るし」スチャ

京子「引っ込んでます!!」

京子「てなわけで」

京子「チーム結京、出発!」

結衣「なんだそれ」

 …
 ……


 ジョバンノ平原

結衣「……」テクテク

京子「ふんふ~ん♪」テクテク

結衣「なあ京子」

京子「なにー?」

結衣「何で私の真後ろにくっ付いて歩いてるんだよ」

京子「だってパーティだから!」キュピーン

結衣「気配感じて居心地悪いからちゃんと隣歩け」

京子「ほーい」

モンスター「」ウロウロ


京子「おお、村から離れたらモンスター出てきたね」

結衣「やるか」スチャ

京子「怖い!」

結衣「いやほら、お金とか経験値とかいるしさ」

京子「そ、そうだな……よし、倒そう!」

結衣「京子は下がってろよ」

京子「り、了解っす……!」

モンスター「!」ピク

結衣「先制攻撃いいいいいいい!!」ガガガガガガガ

 【モンスターに 8956594の ダメージ!】
 【モンスターを 倒した】

京子「現代技術の兵器バランスブレイカ―すぎる!」

結衣「フッ……」

京子(結衣が勝利に酔いしれてるー!?)

結衣「この平原、どこまで続いてるんだ……」テクテク

京子「そろそろ休憩したいねー……」テクテク

結衣「モンスターの出なさそうな場所があればいいんだけど」

京子「あっ! 結衣アレ見て! 意味ありげな魔法陣がある!」

結衣「本当だ」

京子「それっぽくない?」

結衣「それっぽいな」

京子「行ってみよう!」タッタッ

 …
 ……


 【パーティが 全回復した!】

結衣「やっぱり休憩ポイントの魔法陣だったか」

京子「疲れてきたところに絶妙なタイミング!」

結衣「休憩ついでにお昼ご飯にするか」

京子「お腹ペコー」

結衣「といっても村で買ってきたパンしかないけど」

京子「あそこの木になってる実、食べれないかな?」

結衣「うーん」

京子「石投げれば落ちてくるかな……うりゃ!」ポイ

 ポトッ

結衣(届いてない……)

京子「おりゃ! そりゃ! この! くそー!」ポイポイポイ

京子「ぜーぜー」

京子「ゆい~……」

結衣「分かったよ、私が取るから……」

京子「やったー!」

結衣「ほっ」ポイ

 コン! ボト

京子「すげえ! 一発! サンキュー結衣ー!」

結衣「ま、まあこんなもん。ほら何か知らないけど木の実」

 【赤い実を 手に入れた!】

京子「お、メッセージウインドウさんが」

結衣「道具から使えるってことは食べられるんだな」

京子「いただきまーす」パクッ

京子「ウマイ!」テーレッテレー

結衣「なにいまの効果音」

京子「結衣も食うか?」

結衣「じゃあ一口……」パクッ

結衣「ウマイ!」テーレッテレー

結衣(食ったら変な効果音出る効果の木の実なのか!?)

京子「もぐもぐ」テーレッテレー

京子「なんかピクニックみたいだねー」

結衣「確かにな。そういえばピクニックなんて子供の頃以来行ってないなあ」

京子「じゃあ今度みんなでピクニック行こう!」

結衣「あ、いいかも」

京子「よっし決まり! 次の部活動はピクニックにけってーい!」

結衣「ピクニックか……お弁当何作ろうかなあ」

京子「ラムレーズン!」

結衣「溶ける」

京子「じゃあおにぎりとかでいいよ」

結衣「テンション下がりすぎだろ!」

京子「あはははは! まあ結衣の作る物なら何でもおいしいからさー」

結衣「何でもねえ。無難にサンドイッチとかでいいかな」

京子「ラムサンドイッチレーズン!?」

結衣「ラムレーズンでサンドイッチをサンドって言いたいのか?」

京子「サンドラムレーズンイッチ?」

結衣「何が何やら」

京子「腹ごしらえもしたし、再出発だ!」

結衣「ああ」

京子「今日中にどこまでいけるかなー」

結衣「中ボスくらいはいけるんじゃないか」

京子「ボスいるの!?」

結衣「いや、知らないけど」ガガガガ

 【モンスターを 倒した】

京子「会話の片手間に銃ぶっ放すのやめてもらえませんか……」

結衣「だって敵がいたからさ」

京子「ひどい子だわ! ファミコンのやりすぎで現実とゲームの見分けがつかなくなって!」

結衣「ここはゲームの世界だから仕方ないだろ。それに……」

京子「それに?」

結衣(ほっとくと京子が危ないし)

京子「それにー?」

京子「森が見えてきた!」

結衣「ダンジョンかな」

京子「おおー、きっとダンジョンの中には強敵やお宝が待ってるぞ!」

結衣「強敵はもっとレベル上げてからの方がよくない?」

京子「もー、結衣は無駄にレベル上げたがるんだから」

結衣「無駄じゃないだろ。弱いまま戦って負けたら時間の無駄だしアイテムも温存しておきたいし」

京子「余裕で勝ってもつまんないじゃん! アイテムだって使うためにあるんだからピンチになったらガンガン使わないと!」

結衣「だけど……」

京子「いやいや……」


 …
 ……

京子「終わりが見えないからこの議論はもうやめよう」

結衣「そうだな、不毛すぎる……」

京子「それでどうする? 森入る?」

結衣「もうすぐ日も落ちちゃうし明日にしない?」

京子「そだねー。じゃあ今日はここで野宿かー」

結衣「まさか本当に野宿する羽目になるとは……」

京子「へへへ、冒険っぽいな!」

結衣「疲れるけどな」

京子「楽しいからいーじゃん!」

結衣「まあ否定はしない」

京子「結衣と一緒にいればモンスターも怖くないしね」

結衣「そうか」

京子「でも結衣が危なくなったら私も本気出すから! だからもっといい装備買って!」

結衣「無駄遣いはダメ」

京子「ケチー」

 …
 ……

京子「もう真っ暗だねー」

結衣「焚き火がなかったらほんと何も見えないな」

京子「結衣ー」

結衣「ん?」

京子「ちょっと寒いからこっち来て」

結衣「……はいはい」

京子「へへ」

結衣「……」

京子「星空すごいね」

結衣「実際見るとな」

京子「静かだね」

結衣「そうだな」

京子「世界で二人きり、みたいな」

結衣「ああ」

京子「今ちょっとキュンてしたでしょ」

結衣「ねーよ」

京子「ちぇー」

結衣「ほら。早く寝ないと明日つらいぞ」

京子「んー、分かった……。おやすみ結衣」

結衣「おやすみ」



京子「……すぅ……すぅ……」

結衣(寝付きいいなあ)

結衣(いつ帰れるのか分からないけど……)

結衣(こういう雰囲気も、たまには)

結衣(悪くない、かな)

 【結衣の ゆりが 1あがった!】

結衣(ね、寝よ寝よ///)

なんかこう二人きりの冒険っていうかそういう感じのアレが欲しかっただけなんすよ・・・終わらねえよ・・・
落ちてたらSS速報にでも立てます

 次の日

京子「よし、体力も全快したしいよいよ森攻略だな!」

結衣「虫とかいたら嫌だなあ」

京子「モンスターとか倒しまくっといて何をいまさら……」

結衣「モンスターと虫とでは気持ち悪さの質が違うんだよ」

京子「たしかし」

結衣「そこは同意するのか」

京子「変な虫出たら追い払って??」きゃる~ん

結衣「お前虫とか平気だろ」

京子「たしかし」

 チューバンの森

結衣「いかにもRPGっぽいな」

京子「うむ、あちこちから何かが動くSEが聞こえるのが臨場感を醸し出してますな」

結衣「ツタとかに足ひっかけるなよ」

京子「了解でっす!」

結衣「ほら」スッ

京子「?」

結衣「……転んだりすると危ないから」

京子「へへ♪」ギュ

結衣「森のダンジョンって状態異常かけてくる敵が多いから嫌いなんだよな」

京子「私はちゃんと装備品で耐性整えるもんねー」

 ガサ

結衣「異常耐性よりステータスアップする装備の方をなんとなく優先しちゃうんだよな」

京子「結衣は宝箱に入ってる毒耐性のアクセとかガン無視するからなあ」

 ガサガサ

結衣「だって毒って地味だし……」

京子「まあねー」

 ガサガサガサ

結衣「ん……?」

京子「どしたの結衣?」

 ガサガサガサガサ

モンスター「ギイイイイイイイイイイ!!」

結衣「!!」

 【不意を つかれた!】

結衣「しまっ……!!」

京子「結衣ッ!」バッ

モンスター「ギギッ!」ザシュ

京子「うわっ!!」

結衣「京子!? くそっ!」ガガガガガ

モンスター「ギョエー!!」

 【モンスターを たおした】

結衣「京子、大丈夫か!!」

京子「ちくしょー、油断したー……」

結衣「お前さっき、私のことかばって……」

京子「へへへ……結衣はケガない?」

結衣「私よりお前が……!」

京子「いまの攻撃……け、結構……効いた……みたい……」

結衣「お、おい、京子!!」

京子「結衣……いままで……ありが……」

結衣「……」

京子「ぐふっ」

結衣「……お前のHP全然減ってないから」

京子「京子はよみがえった」

結衣「はあ……小芝居はいいから行くぞ」

京子「結衣のこと守ってあげたのに~」

結衣「……あ、ありがと」

京子「へへ」

 【結衣の ゆりが 1上 結衣「うわーーーーーーー!!」

京子「ど、どうした突然!?」

結衣「何でもない何でも……」

京子「メッセージウインドウ出てるけど」

 【結衣の ゆ 結衣「ははははは……」った】

結衣「先を急ごう!」

京子「お、おう」

結衣「今度は油断しないようにしないとな」テクテク

京子「不意打ちはやっかいだもんな」テクテク

結衣「周りに気をつけて進まないと」

京子「う、うん……?」フラ

結衣「どうした?」

京子「ごめん、ちょっと目眩かな」

結衣「だ、大丈夫か!? 無理しないで休もう」

京子「うん……。じっとしてると楽なんだけど、歩くと……」

結衣「それって……まさか」

京子【毒】「うーん、ちょうどRPGの毒状態みたいな……」

結衣「き、京子、毒なってる毒!!」

京子【毒】「へ?」

京子【毒】「うわっ何だコレ!?」

結衣「さっきの敵の攻撃のせいか……。こころなしか肌も緑がかって見えるような」

京子【毒】「ZOMBIE~」

結衣「体力減るから動くな」

京子【毒】「うう、どうしよ結衣~」

結衣「このまま進むわけにもいかないし、かといってずっとここにいるわけにも……」

京子【毒】「歩いてれば治らないかな?」

結衣「治るって言う保障はないし、歩き回って毒で体力減ったところを攻撃されたら危険だ」

京子【毒】「歩いて毒……あっ、そうだ!!」

結衣「何か閃いたのか!?」

京子【毒】「うん! あのね……」


 …
 ……


結衣「……」テクテク

京子【毒】「いや~、すいませんね結衣さん」

結衣「おんぶしていけば歩いてないから毒食らわないって……屁理屈だろ!」テクテク

京子【毒】「でも実際体力減ってないし」

結衣「納得がいかない……」

京子【毒】「らくちんらくちん♪」

結衣「やれやれ」

京子【毒】「重かったら休みながらでいいよ」

結衣「大丈夫だ。レベルと一緒に力も上がってるし、軽いよ」

京子【毒】「へへへ、サンキュー!」

結衣「それにそもそも、敵から私をかばってくれたせいでこうなってるんだし。面倒見てやらないこともない」

京子【毒】「おっ、結衣デレ」

結衣「なんだデレって」

ウザいので【毒】省略


京子「結衣におんぶされるとか何年ぶりかなー」

結衣「そういえば、昔もこうやっておんぶしてやったことあったっけ」

京子「何でおんぶしてもらったんだっけ?」

結衣「膝をすりむいて泣いたとか、突き指して泣いたとか、鉄棒から落ちて泣いたとかじゃなかったかな」

京子「泣いてばっかりだな!」

結衣「泣いてばっかりだったろ」

京子「涙の数だけ強くなりました」

結衣「まあ、そうかもな」

京子「結衣はおっきくなってさびしんぼになった?」ニヤニヤ

結衣「……お漏らしして泣いたこともあったかなー」

京子「!!」ベチン

結衣「いだっ!」

京子「お・と・め・の・ひ・み・つ~!!」ムニムニ

結衣「わ、わうあったあら、ほっへふえんあ!!」

京子「あー! 結衣、宝箱あった!!」

結衣「え、どこ?」

京子「ほらそこ、そこの木の裏! そっちの方!」

結衣「こ、こら、背中の上ではしゃぐな」

京子「あった!」

結衣「ほんとだ。よく見つけたな」

京子「交番に届けないと!」

結衣「ファンタジー気分が台無しだなおい」

京子「冗談だって~。はやく開けてみよう!」ワクワク

結衣「中身は何だろう?」

 【毒消し草を 10個 手に入れた!】

京子「おおっ! 空気読んでるー!」

結衣「よかった、これで毒治せるな」


 【京子の 毒が 消えた!】

京子「全☆快」

結衣「じゃあ降ろすぞ」

京子「え~、歩くのめんどい~」

結衣「あのな……」

京子「しかたない、あんまり結衣に迷惑かけるのもアレだし降りてやろう」

結衣「い、いや、別に迷惑とか……」

京子「でも結衣、疲れるだろうし」

結衣「お前一人くらい……軽いし、その……おぶって欲しいならいつでも……」

京子「そ、そう……?」

結衣「……///」

京子「じ、じゃあ、もう少しこのままがいいかな~なんつって」ギュ

結衣「……しょうがないな」

京子「いいの?」

結衣「す、少しだけな」

京子「おお」

結衣「……///」

京子「サンキュー♪」ギュ

 【京子の ゆりが 1上がった】
 【結衣の ゆりが 1上がった】

京子「……」

結衣「……」

京子「…………ゆ、結衣号はっしーーーーん!///」

結衣(見なかったことにした!?)

結衣「……」テクテク

京子(結衣の背中……)

 【京子の ゆりが 1上がった】
 【結衣の ゆりが 1上がった】

結衣「……///」テクテク

京子「……///」

 【京子の ゆりが 1上がった】
 【結衣の ゆりが 1上がった】

結衣「て、敵出ないな」テクテク

京子「そ、そうだね~」

 【京子の ゆりが 1上がった】
 【結衣の ゆりが 1上がった】

結衣「///」

京子「あ、あのさ結衣///」

結衣「どどどうかしたか?///」

京子「降りる……///」

結衣「そ、そうか///」


 ~~~

京子「丸太ごろごろ~」

結衣「それ使えるのか?」

 ~~~

京子「ツ、ツタ切れないかな……」ビクビク

結衣「大丈夫だろ……たぶん」

 ~~~

京子「うおおー! このキノコすげー跳ねるぞ!!」ポヨーン

結衣「変なところに飛んでくなよー」

 ~~~


って感じで進みました

結衣「けっこう奥まで来たな」

京子「そろそろボスかな?」

結衣「ん……? 京子、あそこに看板が立ってる」

京子「どれどれ?」

 【この先 聖なる泉】

京子「おおっ! なんかいかにも重要イベントの気配が!」

結衣「行ってみよう!」

 聖なる泉

京子「ここが聖なる泉!」

結衣「周りの木に覆われてここだけドームみたいになってるんだ……」

京子「何があるんだろ!? お宝!? 伝説の武器!? ダンジョンへの入り口!?」キョロキョロ

結衣「落ち着け」

 ≪冒険者よ――≫

結衣「うわっ! 何だ!?」

京子「天啓キター!!」

 ≪よくぞここまで来た――≫
 ≪汝らの進むべき道を示そう――≫

結衣「進むべき道……?」

京子「うんうん!」ワクワク

 ≪ここより東のサイゴ洞窟――≫
 ≪そこへ行けば 異世界への扉が開かれん――≫

京子「異世界への扉って……!」

結衣「元の世界に戻れるってことか!?」

 ≪恐れず進むがよい――≫

結衣「や、やったぞ京子! 元の世界に戻れる!」

京子「待って泉さん! 私魔王倒してから帰りたい!」

結衣「お前な!」

 ≪残念だが魔王はいない――尺の都合で――≫

京子「そんなー」

結衣「ほら見ろ」

 ≪もう日も暮れるからここで休んで明日から出発するがよい――≫

京子「はーい」

 ≪泉の水は綺麗だから、水浴びしてもいいよ――≫

結衣「えっ」

京子「やったー! お風呂入ってなくて気持ち悪かったんだー!」

 ≪さらばだ――≫


京子「だってさ」

結衣「……とりあえず、今日はここで野宿か」

結衣「じゃあ京子はそのへんで薪とか拾っといて。私は食べれそうな木の実探してくる」

京子「一人で大丈夫?」

結衣「あー、そっか。お前だけ残してくのも心配だな」

京子「私じゃなくて結衣がだよー」

結衣「一緒に行くか」

京子「行くー!」

結衣「あんまり私から離れるなよ」

京子「ちゃんとつかまえててね(はぁと」

結衣「遠くにいるとモンスターと間違えて撃つかもしれないから」スチャ

京子「結衣さんトリガーハッピーになってませんか!?」

結衣「薪はいいけど、食べれる木の実をどうやって判断すれば……」

京子「結衣ー! 食えそうなの見っけたー!」

結衣「本当か!?」

 【白斑の赤キノコを 手に入れた!】

結衣「いや、キノコはまずいだろ……」

京子「だってこれどう見てもアレじゃん! 食べれるよ!」

結衣「でもなあ」

京子「道具の説明文見ればいいんじゃない?」

結衣「なるほど」

 【白斑の赤キノコ】
 【食べると 体が大きくなる(※ただしマリオに限る)】

京子「ほら、毒とか無いでしょ」

結衣「なんか……色々と雑だな……」

京子「ほいほいほい」ブチブチ

 【チェイリーを 手に入れた!】
 【エンリンゴを 手に入れた!】
 【ハープスを 手に入れた!】

京子「結衣、このへん食いもんいっぱいあるー!」


結衣「でかしたぞ京子! こっちにも何かないかな……」

結衣「お、これはどうだ?」

 【ピンクの実を 手に入れた!】

結衣「食べられるかな」

 【ピンクの実】
 【食べると 性的な意味で 興奮する】

結衣「」ブッ

結衣「こんなもん食えるか!」

結衣「……」

結衣「い、いやいや……ねーよ」

京子「なんか見つけたー?」ヒョコ

結衣「うひゃあああああ!?」

京子「どっ、どしたん?」

結衣「ななな何でもないよあははは……」

京子「ほら、食べれるのあるだけ取ってきた!」ジャン

結衣「おお、これだけあれば大丈夫そうだな」

京子「えっへん」

結衣「泉に戻るか」

京子「ういっす!」


 …
 ……


京子「ふ~、食った食った……」

結衣「そうだな~……」

京子「ねー結衣」

結衣「ん?」

京子「水浴びしない?」

結衣「え」

京子「水きれいだって言ってたし」

結衣「いや、言ってたけど……」

京子「一緒に水浴びしようぜー!」

結衣「わ、私はお前が終わってからでいいよ」

京子「えー、一緒の方が楽しいよー」

結衣「は、恥ずかしいだろ」

京子「別に温泉みたいなもんだと思えばいいじゃん」

結衣「そんなこと言っても場所が場所だし、その……」

京子「結衣のムッツリ」

結衣「な!?」

京子「そうやって意識してる方が恥ずかしいですー!」

結衣「わ、分かったよ! 一緒に水浴びすればいいんだろ!」

京子「よっしゃー!」

結衣「くっ……///」

京子「ほら脱いで脱いで♪」

結衣「じ、自分で脱ぐよっ!」

結衣「こっち見るなよ」

京子「見ない見ない」ジー

結衣「見んなっつーの!」ボカ

京子「ああん」

結衣「まったく……」ヌギヌギ

結衣(やっぱり外で裸になるのって抵抗あるな……///)

結衣「うう……」

京子「ひゃっほーい!」ザプン

結衣「はやっ!?」

京子「何だー、結衣まだパンツはいてんのかー?」

結衣「ちょっ! 見るなって!」

京子「早く脱いでこっち来いよー! きもちーぞー!」

京子「ゆいー」

結衣「ええい、ままよっ!」ヌギッ

結衣「///」モジモジ

 ザプン

結衣「あ、あんまり冷たくないんだ……」

京子「聖なる泉すげー!」バシャバシャ

結衣「泳ぐな」

京子「平泳ぎー」スイー

結衣「うわっ! こ、こっち来るな!」

京子「何だよー、まだ恥ずかしがってんのかー?」

結衣「へ、変なことされないか心配なだけだ!///」

京子「ほほーう、変なことって……」

結衣「?」

京子「こんなことかなあ!?」ムニュ

結衣「ひゃあああああ!?///」

京子「わ、わりい!?」パッ

京子(今の声エロい///)

結衣「な、何すんだバカ!!」

京子「つい……」

結衣「次やったら沈めんぞ」パシャパシャ

京子「あ、結衣、背中洗ってやろうか? こう手でこすって」

結衣「断る」

京子「即答!?」

結衣「絶対くすぐったりするだろ」

京子「しないってー」

結衣「……本当にしないなら頼もうかな」

京子「よーし任せろ! 悶絶させてやるからな!」

結衣「やっぱやめた」

京子「じ、冗談だって……」

京子「それじゃ失礼してー」サワ

結衣「うひゃあ!」

京子「おおうっ!?」

結衣「い、いや……分かっててもやっぱくすぐったい」

京子「じゃあちょっと強めにこすれば平気?」ゴシゴシ

結衣「あ、いい感じ」

京子「よいしょよいしょ」ゴシゴシ

結衣「ふー……」

京子「こっちもー」サワサワ

結衣「どわああああああ!? ど、どこ触ってんだ!!」

京子「脇の下」

結衣「自分で洗える!!」

京子「でも念入りにやらないと匂うよ?」

結衣「余計なお世話だ!!」

結衣「残りは自分でやる」

京子「ぶー」

結衣「まったく……」


京子(……)

京子(結衣の脇……)

京子(……///)

京子「」スンスン

京子「///」ドキドキドキドキ

 【京子の ゆりが 3上がった】

京子「!?」

京子「何でそこだけ3ポイントだよ!」

結衣「どうした?」

京子「あ、いや何でもないっす……」

結衣「体も洗ったし、私は上がるぞ」

京子「えー、もう?」

結衣「ずっとつかってると風邪引きそうだし」

京子「結衣が上がるなら私もー」

結衣「じゃあ体拭い……」

京子「あっ」

結衣「……京子」

京子「……結衣」


二人「タオル、ないじゃん!」

 …
 ……


京子「……」ギュー

結衣「……」ギュー

京子「さみい……」

結衣「さむいな……」

京子「あんまり乾かないな……」

結衣「そのうち乾くだろ……」

京子「結衣……」

結衣「ん?」

京子「どこ見てんの」

結衣「なっ!?///」

京子「あ、本当に変なとこ見てたんだ~」ニヤニヤ

結衣「お、お前ー……!」

京子「あはは~顔赤くなってやんの~!」

結衣「あ、赤くねーよ!」

京子「でも……結衣なら……いいよ……?」ボソッ

結衣「っ!?///」ゾク

 【結衣の ゆりが 1上がった】

京子「むふふ~」ニヤニヤ

結衣「お、お前ぇ~」

結衣(こうなったら……)

結衣「京子」

京子「んー、何かなー?」

結衣「京子の体、月明かりですごく綺麗だぞ」ボソ

京子「!?///」カァァ

 【京子の ゆりが 1上がった】

結衣「」ニヤリ

京子「ち、ちくしょ~///」

京子「てか何だよ今の台詞! キザすぎ! エロスか!」

結衣「でも喜んでたじゃん」

京子「ぐぬぬ」

結衣「京子は分かりやすいんだよ」

京子「ゆ、結衣の体だって綺麗だぞ」

結衣「そうか、ありがとう」ニコ

京子「はうっ///」キュン

 【京子の ゆりが 1上がった】

京子「んがー!」

結衣(分かりやすいなあ)

結衣「肌もすべすべで気持ちいいな」サワサワ

京子「ふえあ///」

 【京子の ゆりが 1上がった】

結衣「京子の髪、なんだかいい匂いする」

京子「ひゃううう///」

 【京子の ゆりが 1上がった】

結衣「こうしてると京子がドキドキしてるの伝わってくるよ」ギュ

京子「あわわわわ///」

 【京子の ゆりが 1上がった】

結衣「ぶえーっくしょ! あー、やっぱ寒いな……」

京子「……」

 【京子の ゆりが 5下がった】

結衣「あれ?」

京子「わたくし、実家に帰ります」ゴソゴソ

結衣「あれ、もう服着るの? 髪まだ濡れてない?」

京子「結衣には幻滅した! 寝る!」

結衣「わ、悪かったよ」

京子「私の人生を返して……」シクシク

結衣(そこまでのこと!?)

京子「zzz」

結衣「で、もう寝てるし」

京子「……」

結衣「私も服着て寝るかな」ゴソゴソ

京子「……」

結衣「京子、もう寝てる?」

京子「zzz」

結衣「……」ツンツン

京子「zzz」

結衣「京子の髪の毛、やっぱりまだ少し濡れてるな」サワサワ

京子「……」

結衣「ん……」クンクン

京子「……」

結衣(落ち着く……)

 【結衣の ゆりが 1上がった】

結衣(このまま寝よ……)

 【結衣の ゆりが 1上がった】

結衣「……」

 【結衣の ゆりが 1上がった】

結衣「……」

 【結衣の ゆりが 1上がった】

 【京子の ゆりが 1上がった】

結衣「……見なかったことに」

京子「///」


 次の日


京子「ここがサイゴ洞窟か!」

結衣「いよいよだな……!」

京子「お宝を手に入れて、村のみんなを救うんだ!」

結衣「違うだろ」

京子「死んだ村長のためにも!」

結衣「村長死んでる設定かよ」

京子「油断せずに行こう!」

結衣「はいはい」

 サイゴ洞窟

京子「うおお、暗いな」

結衣「洞窟だからな」

京子「けど割と遠くまで見渡せるね」

結衣「まあゲームの世界だし」

モンスター「グオオオオオオオオ!!!」

京子「っていきなり出たー!!」

結衣「くっ!」ガガガガガガ

 【モンスターを たおした】

モンスターA「グルルルルル……」

モンスターB「ゲゲゲゲ……」

モンスターC「ゴゴゴゴ……」

京子「ゆ、結衣! 敵いっぱいいる!」

結衣「ラストダンジョンは一筋縄じゃいかないみたいだな……!」

結衣「この!!」ガガガガガ

 【モンスターAを たおした】
 【モンスターBを たおした】


モンスターC「ゴッ!!」ズガン

京子「ひゃー!!」


結衣「あいつ! 京子を狙って!」


京子「ゆ、結衣いー!」

モンスターC「ゴゴゴー!!」


結衣「ダメだ、近すぎて京子に当たる……!」

結衣「くっ……うおおおおおおおおおおお!!!」ダッ

 ガン!

 【モンスターに 1のダメージ!】

モンスターC「ゴ?」

京子「結衣!?」

結衣「京子から離れろ!!」ガッガッ

京子「じ、銃で殴っても効かないよ結衣!」

モンスターC「グゴオオオオオオオオ!!」ブン

 ズガッ

結衣「うああっ!!」ズシャ

京子「結衣!!」

結衣【スタン】「う……うう……」

京子「こ、このぉ!! よくも結衣をぉ!!」ザンザン

 【モンスターに 1のダメージ!】
 【モンスターに 1のダメージ!】
 【モンスターに 1のダメージ!】

結衣【スタン】(あいつ、まさか、物理耐性……)

モンスターC「ゴゴ……?」ギロリ

京子「ひっ」

結衣【スタン】(くそっ……体が……動かない……!!)

結衣【スタン】「京子、逃げろ!!」

京子「だ、だけど結衣が……」

結衣【スタン】「私はいいから、逃げろ!!」

モンスターC「」ドスンドスン

京子「い……嫌だ!!」

結衣【スタン】「京子!?」

京子「あいつやっつけないと結衣がやられちゃう!!」

モンスターC「」ドスンドスン

京子「えええええい!! ミラクるんスラーーッシュ!!」ザシュ

 【モンスターに 2のダメージ!】

モンスターC「……」

京子「ミラクるんソード! ミラクるんカリバー! ミラクるんこうせーん!!」ザシュザシュ

 【モンスターに 2のダメージ!】
 【モンスターに 4のダメージ!】
 【モンスターに 8のダメージ!】

結衣【スタン】「ダメージが……!?」

京子「ミラクるんっ! ミラクるんっ! ミラクるんっ……!」ザシュザシュ

 【モンスターに 16のダメージ!】
 【モンスターに 32のダメージ!】
 【モンスターに 64のダメージ!】

モンスターC「グゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ズガッ

京子「があっ!」


京子【スタン】「うう……!」

結衣【スタン】「京子ッ!!」

モンスターC「グゴゴ……」

京子【スタン】「ミ……ミラク……るん……」

モンスターC「ゴゴゴゴ……」

結衣「京子はっ……!!」バッ

京子【スタン】「結衣!?」

モンスターC「グゴゴオオオオオオオオオ!!!」ブンッ

結衣「私が……守るッ!!」


京子「!!!」


京子(助けて――――)

京子「ミラクるーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」


 ズドォン!!!

結衣「……」

モンスターC「……ゴ?」

結衣「あ、あれ……」


???「愛と正義の魔女っ娘ミラクるん!」


結衣「こ、この子……!?」


ミラクるん「華麗に登場!!」

モンスターC「ゴゴッ!?」

ミラクるん「おイタをする子は滅多打ち!! ミラクるーん……ドンキ!!」ズゴォ

モンスターC「ゴベ!?」

 【モンスターCに 4294967295のダメージ!】
 【モンスターCを たおした!】

ミラクるん「無属性攻撃だよ♪」

結衣「」ポカーン

ミラクるん「ミラクるんジェネリック医薬品!」パァァ

 【結衣は HPが回復した!】
 【京子は HPが回復した!】

結衣「はっ! き、京子、大丈夫か!?」

京子「ゆ、ゆいぃ……」ポロポロ

結衣「京子……」

京子「うわあああああああん!! こわがっだよぉぉ~~~~~!!」

結衣「よしよし、もう平気だからな」

京子「うぇぇ……ひぐ……ゆ゙い゙ぃ……」

結衣「それで、あなたは……」

ミラクるん「私を呼ぶ声に導かれて、二次元の世界からやってきたよ♪」

京子「ほ、本物……?」

ミラクるん「京子ちゃん、いつも私を素敵な物語の中で活躍させてくれてありがとね」

京子「う……うわあー! 本物のミラクるんー!」パァ

結衣「ええとミラクるんさん、助けてくれてありが……」

京子「サイン下さい!」

結衣「ちょっ」

ミラクるん「うふふ、京子ちゃんには特別だよ」サラサラ

京子「やったー!」

結衣「切り替えの早い奴……」

ミラクるん「二人はどこまで行くのかな?」

結衣「この洞窟にあるっていう異次元の扉まで……」

京子「ミラクるんも来てくれるの!?」

ミラクるん「よければ私も一緒に行きたいな」

京子「じゃあ一緒に行こう! ミラクるんと冒険だー!」

結衣「す、すいません」

ミラクるん「ミラクるんは二人の愛の味方だよ♪」

 【ミラクるん(ゲスト)が 仲間になった!】


 …
 ……


京子「あ、分かれ道だ」

結衣「どっちにいけばいいんだろう」

京子「ミラクるん、分かる?」

ミラクるん「んー、ちょっと待ってね」


ミラクるん「ミラクるーん……」ムムム

ミラクるん「マップ全開放!」カッ


ミラクるん「扉はこっちね!」

京子「ミラクるんすっげー!」

結衣(今なにかしてはいけないことをしてしまった気が)


 ~~~


ミラクるん「この先の部屋に扉があるわ。でもその前に」

結衣「やっぱり……」

京子「ラスボス!?」

ミラクるん「そう、みんな気をつけて!」

京子「ミラクるんがいれば楽勝だよ!」

結衣「緊張する……」

京子「結衣、今度は吹っ飛ばされんなよ!」

結衣「お前も危なくなったらすぐ逃げろよ」

京子「結衣だけ置いて逃げたりしないよ」

結衣「二人ともやられたらゲームオーバーだろ」

京子「私が結衣の盾になってやるよ!」

結衣「やれやれ」

ミラクるん「うふふ」


 サイゴ洞窟・最奥


ドラゴン「……」

京子「うわっ、ドラゴンだ!」

結衣「いかにもなボスだな」

ドラゴン「異世界よりの冒険者たちよ……」

京子「喋った!?」

ドラゴン「これより先はゆるゆりの世界への扉……」

ドラゴン「扉を通りたくば、我にその力を示すのだ……!」ズズズ

結衣「す、すごいプレッシャーだ!」

京子「さすがラスボス……!」

ミラクるん「くるよ!」

ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオ!!!」


 ※画面にヒビが入って割れる演出

 ♪~OPテーマのアレンジ

 ※ドラゴンを仰ぎ見るようなカメラアングルから後ろに回り込み巨大なドラゴンと小さな主人公たちの対比
  ドラゴンの顔を正面から映し、ドラゴンが吠えると同時にカメラが引き主人公たちの後ろ姿が映る


ドラゴン「グオオオオオオオ!!」

京子「うわっ! 火の玉の雨だ!!」

ミラクるん「ミラクるん・核の傘バリアー!!」キュイイン

結衣「ミラクるん、ありがとう!」

ミラクるん「今のうちに攻撃を!」

結衣「うおおお!」ガガガガガ

京子「元気のバロメータービーム!」ミョ~ン

ドラゴン「グルオオオオオオッ!!」ブン

結衣「尻尾攻撃!?」

京子「うわあっ!」

ミラクるん「きゃああ!」

 ドォン!!

京子「いてて……」

結衣「みんな、大丈夫か?」

ミラクるん「愛と正義のDEF999!」

ドラゴン「……」

 【ドラゴンは 力を溜めている】

京子「うわわっ、なんかヤバそうだよ結衣!?」

結衣「まずい、ブレスが来るぞ! みんな防御だ!」

ミラクるん「チャージなどさせるか……!!」

結衣「え」


 …
 ……


ドラゴン「グアアアアアアアアア!!」

 【ドラゴンを たおした!】

ミラクるん「今の技はまだ未放送だから、他の人には秘密ね☆」

京子「は、はい……」

結衣(ミラクるん、こええ……!)

ミラクるん「敵も倒したし、私が手伝えるのはここまでね」

京子「ええっ! もう行っちゃうの!?」

結衣「せめて何かお礼を……」

ミラクるん「ごめんね、まだ私の力を必要としている人のところに行かなくちゃいけないから」

京子「そっか……」

結衣「ミラクるん、色々と本当にありがとう!」

ミラクるん「お礼なんていらないわ! その代わり単行本3冊ずつ買ってね☆」

ミラクるん「さようならー」キラキラ....


京子「ばいばーい! ミラクるーん!」

結衣「さようならー!」


ミラクるん「これ読んでるみんなは、百合姫買ってねー……」キラキラ....


京子「……」

結衣「……」

京子「行っちゃった……」

結衣「ああ」

京子「なんか、あっという間だったね」

結衣「そうだな。最初はどうなる事かと思ったけど」

京子「名残惜しいね」

結衣「いざ終わりとなるとな」

京子「私たちいなくなって、みんな心配してるかな?」

結衣「いや、こういう場合って現実世界の時間は進んでなかったりするんじゃないか」

京子「あー確かに」

結衣「ま、何にせよ、このゲームはここでエンディングってことで」

衣子「じゃあ、せーので開けよう!」

結衣「よし、分かった」

京子「準備いい?」

結衣「いつでも」




結衣「せー」

結衣「のっ!」

衣子って誰だ 京子ね

>>267
二人「せー」

二人「のっ!」

二人「ぬ……」グググ

二人「ぬぬぬ……」グググ

二人「ぬおおおおおおおおおおおおおお」グググググ


京子「ハァハァ……」

結衣「あ、開かない……?」

京子「ちょっと、建て付け悪いんじゃないの!?」ガンガン

結衣「建て付けっていうか……ひょっとして鍵とかないと開かないんじゃ」

京子「待って、扉に何か書いてある!」

 【ゆりを 100捧げよ】

結衣「……」

京子「……」

結衣「京子、いまゆりいくつ」

京子「8……結衣は?」

結衣「11……」

京子「……」

結衣「……」

京子「ど、どうしよう」

結衣「どうしようって」

京子「……」

結衣「ゆ、ゆり溜めるしかないだろ……」

京子「うわあああああああ!///」

結衣「し、仕方ないだろ帰れないんだから!///」

京子「ちくしょー、頭おかしいんじゃないのかこのゲーム作った奴……!」

京子「……」

結衣「……」

京子「……ゆ、ゆりゆりするか」

結衣「あ、ああ」

京子「ええと、じゃあ……だ、抱き合う?」

結衣「わ、分かった」

 ギュ

京子「///」

結衣「///」

 【京子の ゆりが 1上がった】
 【結衣の ゆりが 1上がった】

京子「終わらないよこれ……」

結衣「1だけ上がってもな……」

京子「も、もっとゆりゆりしろよっ」

結衣「私に言うなよ」

京子「なんかこう……もっとゆりゆり~んな感じのないの?」

結衣「じ、じゃあ……手を腰に回して……」

京子「ひゃあ///」

結衣「もっと密着する感じで///」ギュ

 【京子の ゆりが 1上がった】
 【結衣の ゆりが 1上がった】

京子「くそ……死ぬほど恥ずかしいのにまた1……」

結衣「な、ならっ」ギュウウ

京子「ふええ!?///」

結衣「こ、こんなのは///」ギュッギュッギュ

京子(ゆ、結衣の身体が~///)

 【京子の ゆりが 1上がった】
 【結衣の ゆりが 1上がった】

京子「またしても1……」

結衣「ダメか……」

京子「それなら!」ポフッ

結衣「き、京子!?」

京子(結衣の匂い嗅げば……///)クンクン

結衣「ちょ、き、京子……くすぐったい///」

 【京子の ゆりが 2上がった】
 【結衣の ゆりが 1上がった】

京子「ううう……///」

結衣「お、お前って……匂いとか好きなのか……?」

京子「わ……悪かったなあ!!///」

結衣「べっ、別に、悪くは……い、嫌じゃないし……」

京子「!!」カァァ

京子「むうう~!」ギュウ

結衣「ひゃあ!?」

京子「んん~!」グリグリスンスン

結衣「京子……む、胸……! ひゃあっ!」

京子(結衣~、結衣~、結衣ぃ~!!)グリグリスンスン

 【京子の ゆりが 2上がった】
 【結衣の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】
 【結衣の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 2上がった】

結衣「あ、あわわわ///」

京子「んぅぅ~!!」

京子「///」ハァハァ

結衣「///」

京子「け、結構……来てたんじゃない……?」

結衣「ま、まあ……その……まあ……うん……///」

京子「でもまだ足りないのか……」

結衣「あの……さっきのずっと続けてれば……」

京子「もう絶対やらないっ!!///」

結衣「な、なんで……」

京子「死ぬほど恥ずかしかったんだからな! 私はもうやんない!! 次結衣の番!!」

結衣「うう……」

京子「ほら早く!」

結衣「は、早くって言われても……///」

京子「」ジー

結衣「わ、分かったよ……やるよ……」

結衣「ええと……じゃあ後ろ向いて」

京子「ん」クル

結衣「」ギュ

京子「うへ///」

結衣「……///」クンクン

京子「な、何してんの結衣」

結衣「べ……別になにも……」クンクン

京子(髪の匂いかいでんだろぉ……///)

結衣「そ、その……こうしてると落ち着くから……」

京子「う~……恥ずい……」

 【結衣の ゆりが 2上がった】
 【京子の ゆりが 1上がった】

京子「たった2じゃん!」

結衣(これ結構好きなんだけどな……///)クンクン

結衣「」フウッ

京子「ふああああっ!?」

結衣「びっくりした?」

京子「み、耳に息吹きかけんなあ///」

 【京子の ゆりが 1上がった】

結衣「上がってるけど」

京子「ゆ、結衣は上がってないじゃん!」

結衣「」ペロ

京子「ひぃ!?///」ゾクッ

 【京子の ゆりが 3上がった】

結衣「あ、耳舐められるのも好k」

京子「だああああああああああああああああああ!! それ禁止!!///」

結衣「でもゆりが……」

京子「禁止って言ったら禁止ー!!///」

京子「もう一気に60くらいガツンとやって終わろうよ!」

結衣「60ってどんなだよ」

京子「いや……その……もっとこう……先の……あるじゃん」

結衣「先?」

京子「あ、あれとか」

結衣「あれ……って……」

京子「……」

結衣「………………えっと、き、キスとか……?」

京子「……」

結衣「……」

京子「……や、やる?」

結衣「き、京子は、やりたいの?」

京子「やるのかやらないのか訊いてるの!///」

結衣「あ~……えと……///」

京子「……」

結衣「……わ、私は……いいけど……京子と……///」

京子「……///」

結衣「お、お前は」

京子「……ん、ん~、まあ、うん……///」

結衣「どっちだよ」

京子「察せよバカ!///」

結衣「ご、ごめん」

京子「もう、早く終わらして帰ろ」

結衣「えと、どっちがする?」

京子「わ、私!」

結衣「じ、じゃあ……頼む」

京子「うん」

結衣「……」

京子「い、いくよ」ドキ

結衣「ん……」

京子(結衣の顔……)

結衣「……」

京子(ゆ、結衣って、こんなカッコよかったっけ///)ドキドキ

 【京子の ゆりが 1上がった】

京子(///)

結衣「……」

京子(……)スッ

結衣「ん……」ピク

京子(わ、私の息かかったかな///)

結衣「……」

京子(ほっぺ……耳まで……ぜんぶ真っ赤で……)

京子(ゆ、ゆいの……ゆいのくちびる……)ドキドキ

京子(す……するっ……! キスするっ! ちゅーしろ私……!)ドキドキドキドキ

京子「………………う、ううう~~~~!///」

京子「あう……///」


京子「ゆい……」チョンチョン

結衣「ん?」

京子「やっぱ……ゆいがやって……」

結衣「ええ……」

結衣「じゃあ私が……」

京子「お、お願い」

結衣「目閉じて」

京子「……///」

 ちゅっ

京子「!?!?!?!?!?///」

 ドン

結衣「わっ」

京子「なな、ななな、ななななな」

結衣「ど、どうした?」

京子「はえーーーーーーーーーーーーーーよ! もっとためらえよ!! 心の準備があんだろー!!」

結衣「い、いや、目閉じてって言って閉じたじゃん」

京子「閉じた後に一呼吸おけよぉ!!」

京子「すっげー我慢したんだぞ! 恥ずかしいの我慢して結衣に頼んだんだぞ!///」

結衣「ご、ごめん……///」

京子「///」プシュー

結衣「て、ていうか、ゆりは……」

京子「……」

結衣「あれ、増えてない!?」

京子「……もっかい」

結衣「へ?」

京子「もっかい!」

結衣「わ、わかった……」

京子「ん!」

結衣「……い、いくぞ」

京子「う、うん……」

結衣「あ、京子……」

京子「?」

結衣「手」

京子「!」

結衣「つなご」ギュ

京子「……///」

結衣「じゃあ改めて……いい?」

京子「」コクリ

結衣「……」スッ

京子「……」

結衣「……」

京子「……」





結京「んっ……」


~~~~~~~~~~~~~~~


 【京子の ゆりが 999上がった】
 【結衣の ゆりが 999上がった】


~~~~~~~~~~~~~~~




         原作

 なもり/「コミック百合姫」一迅社刊



        キャスト

   歳納京子   歳納京子

   船見結衣   船見結衣

   ミラクるん   ミラクるん

   泉の声     脳内音声

   ドラゴン    脳内音声

   その他諸々  脳内音声




 エンディングテーマ 「パジャマ旅行」

      歌:京子&結衣
     作詞:深青結希
     作曲:若林充
     編曲:Funta7


 挿入歌 「魔女っ娘ミラクるん♪」

      歌:魔女っ娘ミラクるん
     作詞:Funta3
     作曲:Funta7
     編曲:Funta7



      製作  七森中ごらく部の二人


   © なもり・一迅社/七森中ごらく部の二人

京子「う……う~ん」

結衣「ここ……は……?」

京子「ゆ、結衣の部屋だ!!」

結衣「てことは……戻ってきたんだ!!」

京子「やったー!」

結衣「良かった……また変な世界に飛ばされたりしなくて……」

京子「あっ、それも面白そうだな!」

結衣「もう勘弁してくれ」

京子「いいじゃん、結衣と二人でどこまでも冒険!」

結衣「……まあ、悪くはなかったけど」

京子「ちゅ~も出来たしな!」

結衣「お前、あんだけ恥ずかしがってたくせして……」

京子「へへ♪」

結衣「まったく……」

京子「ねー結衣」

結衣「うん?」

京子「扉にゆり吸われちゃった」

結衣「……まだ899も残ってなかったっけ」

京子「補給してくんないとしぬ~」

結衣「あー、分かったよ、もう」

京子「ん♪」

結衣「……しょうがないな、京子は」

     -<_ ―-  、 ̄ ̄ '' <  ―-- 、 `丶、  |
    /  \/////:``丶 、        `丶、 _\_ |
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 / \ _,,∠ 、 //: : :|イ: : :|/ニ 7ー-、__ >―――――- 、丶

.   /     Y_/ /: /:/ /Y'〒ヽ //: : /|イ、|: : : : :∨: :∨///// \
丶、 l     / ∨ |: :|: /: |」弋_`フ    ̄ 斗l ∨:://|: :|: い////////
   l `7''',二´┬―う」: :|`:r⊂⊃     /て)}くィl/: : : |: :い//////
  _|_>'ー|ハ〈/ /)``丶八   .へ、' `ー' /|: | |: : : :|: :|」L> '´
 ー,、_ ̄` ||」 |  i´____rァ\ ヽ ノ ⊂⊃: :|: :N: : : / /| |

  ` ミ  |トJ|‐'∠、  ∨‐ 、\>┬―‐ '´ T7: //_:ム-'
      ̄/|| | レ′ ヽ }〉   \!「 ィ‐┐
.     / ハ '、’、   l/{   込〉  ハ       Thank you for playing!
     |^レ'l トr< // 〈ー ' /\ _|∧

      |ヒ_‐ぅ、」「    `ーr'|_//__〉     Happily after ever!
      |ハ三|ィ/       〃  ∧―‐ ヘ
      ∨ーr〃!        |レ'  /  ',   \       , -_┐
       \/ ∨      ||  ∧  ’,     ̄ ̄ ̄`Y  ‐ぅ
          /       ||   |> 、 \         ├ '´
           |      '´l}/    \ミー- 、   //
         /|     /||        \ ̄`` ー'Y

SS速報行く気満々だったのになぜ残ってたし
ところで窒息死します!のシーン結衣のお尻のにおい嗅いでるよねアレ

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