後輩「ちょっ、ちょっと待って下さいよー!」 男「置いてくぞ」 (42)

後輩「も、もう駄目……もう駄目です……」

男「なんだよ、まだ半分も歩いてないぞ」

男「お前、異常に体力無いよな。この調子じゃ映画まで間に合わないぞ」

後輩「まだ一時間ちょっとあるから良いじゃないですか……休憩、休憩しましょ!」

男「休憩……?まぁ、良いけど……」

後輩「あ、丁度あんな所に公園ありますよ!先輩!いきましょ、いきましょ!」グイグイッ

男「あっ、ちょっ…あんま急かすなよ……」

後輩「丁度、木陰がある所にベンチがー!!自販機もー!!」

男「……奢らないぞ」

後輩「冗談ですって!さ、急いで!急いで!!」

男「……はぁ」

後輩「あっ、コーラ!!先輩、」

男「ない」

後輩「……さいですか」

カリッ プシュゥ

男「……」ゴクゴクゴク

後輩「……」

男「……」ゴクゴクゴクゴク

後輩「あれですね、こうして二人でベンチに座ってると」

男「……」ゴクゴクゴクゴク

後輩「恋人みたいですね」

男「っ…ブハッ…ゲホッ…ケホッケホッケホッ……」

後輩「何ですか、その反応は。ちょっと失礼じゃないですか!」

男「…どうしたんだよ、急に」

後輩「いや、なんていうか」

後輩「あれじゃないですか」

男「あれって?」

後輩「結構、付き合い長いじゃないですか」

男「まぁ、確かに」

後輩「それで、結構な頻度で、映画とか食べ歩きとか色々するじゃないですか」

男「それも、まぁ、そうだな」

後輩「それって、すごく恋人っぽくないですか!?」

男「……」

男「もう休憩いいだろ、歩くぞ」

後輩「ちょっ!ソフトに無視するのやめてくださいよ!!傷付くじゃないですか!!」

男「…って、言われてもな……」

後輩「もしかして先輩、こういうの弱いんですか?」

男「はっ!?」

後輩「結構、表では大人ぶったりクールぶったりしてるけど」

後輩「肝心の性交遊に関しては小学生並みって事ですか。ぷぷぷぷー」

男「そ、そんな事ねえよっ!!」

後輩「ほらっ、こういう事になるとすぐムキになる所とか、まるで男子小学生みたいじゃないですかー」

男「っ……お前がそういうんならいいよ……」

後輩「あっ、もしかして拗ねちゃいました?」

男「……拗ねてねえよ……」

後輩「………」

男「………」

ソー

後輩「……んっ」チュッ

男「っ…・」ビク

男「お、お前……な、何して……」

後輩「えへへっ、そういう子供っぽい所も嫌いじゃないですよ?」

男「ば、バカにすんなよっ……」

後輩「馬鹿にしてないですよ、真面目ですよ、大真面目」

後輩「もし先輩が…良いって言うんなら……」

後輩「キスの先だって、教えてあげてもいいんですよ…?」

男「……あんまそういう、男遊びっていうの?」

男「控えた方が良いと思うぞ」

男「お前、容姿は男にも女にも人気あるって有名じゃん」

男「ソッチのケがない奴だって、お前に惚れ込むって評判なんだからさ」

男「こういう、評判を下げる様な行動はあんましない方が…」

後輩「先輩だけ、特別ですよ」

男「……は?」

後輩「……何ていうか、不思議な物なんですけど……」

後輩「…先輩の事、悪くないかなって……思い始めてて……」

後輩「形は最悪にしろ、先輩とそういう関係になれるなら……」

男「……悪く無いって、言われてもな……」

男「………」

後輩「…ダメ、ですかね……?」

男「…でもお前、」

後輩「今どき、先輩と後輩がそういう関係を持つだなんて、珍しい事じゃないですよ」

男「それは……そうだろうけどさ……」

後輩「じゃあアレですか?」

後輩「やっぱり……こっちから誘惑した方がよかったですかね?」

男「やっ…やめろよっ……」

後輩「でも、先輩だって満更でもないって思って…」

男「や、やめろって言ってるだろ!!!」

後輩「で、でも……」

男「分かってんだよ!俺がお前の事が好きだってもお前が俺に好意を寄せていた事も!!」

男「でも、お前は男じゃねえか!!」

男「容姿が幾ら中性的で可愛くても、男じゃねえか!!!!!」

1レス目で落とすつもりが、妙にノッてしまってなんか6レス近く書いてしまった
なんかお前ら、すまんかった

これは雑学だが
俺は「じゅるるるるる……じゅぽっ……じゅぽっ……じゅぷっ……」
の文字だけで抜ける

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