お嬢様「私と付き合ってくれれば報酬を差しあげます」(95)

コンビニ


男「ふう、今日もバイトが終わったか」

男「?・・・見慣れない高そうな車が止まってるな」


黒服 ガチャッ

お嬢様「・・・」スッ

男(さしずめ令嬢か。コンビニが珍しいのかね)スタスタ

お嬢様「もし」

男「ん?俺ですか?」

お嬢様「ええ」

男「えーっと・・・」

お嬢様「覚えてらっしゃらないですか?いつか繁華街で・・・」

男「!ああ、あの時絡まれてた人か」

お嬢様「あの時は助けていただきありがとうございます」

男「いえいえ・・・」

男(あの時はぼーっとしてたから助けたっていうかな・・・)





チンピラ「お姉さん綺麗だね遊ぼうよ!」 

お嬢様「離していただけますか?私は所用がありますので」

チンピラ「つれないなぁ、いいじゃんいいじゃん!俺が全部おごるからさ!ね!」

お嬢様(見聞を広めるために街に出てみたのはいいけどこんなめんどくさいなんて・・・)

ドカッ

チンピラ「いてっ!」

お嬢様「!」

チンピラ「いてーな気をつけろ!」

男「ああ、すいませんボサっとしてて」

チンピラ「なんだてめ舐めてんのか?」グッ

男「・・・なんだよ今それどころじゃねんだよ」ギロッ

チンピラ「・・・っ、気をつけろや!」 スタスタ

男「・・・はぁ」

お嬢様「も、もし」

男「?ああ、気をつけな、ここら辺はああいうの多いから・・・」

お嬢様「ありがとうございました。よければお礼を」

男「お礼?律儀な人だな、いいよこれからバイトあるからさ・・・じゃ・・・」





男「あの時のお礼をですか?」

お嬢様「このために黒服にここを突き止めましたので」

男「こ、これはこれは随分とご丁寧に・・・」

お嬢様「お礼としてよければ食事をと思いましたので」

男「ごめんなさい。気持ちはうれしいんですけどこれから用事があるので」

お嬢様「どのような?」

男「父の見舞いです。病気なものですから」

お嬢様「そうしましたらお送りしましょう」

黒服 ガチャッ

男「えっ?いやっそんな」

お嬢様「お構いなく、ほんの気持ちです」

ブウウウン

男(こんなことがあるんだな・・・リムジンって奴か?落ち着かないな・・・)

お嬢様「何をなされてるんですか?」

男「!、学生です。あなたは」

お嬢様「私もです。大学はどちらで?」

男「いや、名前を言うのが恥ずかしいようなところですよ」

お嬢様「さいですか」

男「失礼ですけど令嬢か何かですか」

お嬢様「ええ〇〇財閥のものです」

男「それはそれは・・・ご丁寧に俺なんかを・・・」

お嬢様「そんなに硬くなさらず・・・」

お嬢様「気に入りましたから・・・」ボソッ

病院

男「ありがとうございました。では」

お嬢様「もしよろしければお父様にもお礼のご挨拶を」

男「いえ、何もそこまでしなくても」

お嬢様「いえ、ここまで来てお父様にご挨拶しなければ無礼と思いましたから」

男「そ、そうですか?」

お嬢様「ええ、ぜひ」

男「じゃぁ、こっちです」

お嬢様「ええ」


男(特権階級の礼儀ってのはここまでやるんだなぁ・・・頭が下がるよ・・・)

病室

男「よう、元気か?なわけねーか・・・」

父「おぉ・・・」

男「ほらこれ土産だ。親父の好きな甘いもんだぜ」 ガサッ

父「すまないな・・・そこの人?」

お嬢様「こんにちわ」 

父「こんにちわ・・・」

男「親切な人でね、ここまで送ってくれたんだ」

お嬢様「困ってるところを助けていただきましたのでご挨拶にあがりました。改めてありがとうございます」

父「いやいやご丁寧に・・・」

男「ほら親父食えよ・・・美味いぞ・・・」

親父「・・・うん美味いな」

男「食欲ないのか?」

親父「ああ、最近な」

男「・・・親父、やっぱり手術受けろよ。金は俺がバイトでなんとかする、なんなら大学辞めて働きにでて」

親父「手術は受けん」

男「親父・・・」

親父「大学をやめたら奨学金の返済はどうする?本当は働きに出たいくらいだ・・・借金も・・・それに」

男「なんだよ・・・」

親父「保険金が降りる・・・それを借金の返済にあてろ。そうすればお前を煩わせることもないだろう・・・」

男「見殺しにしろってのかよ!!」

親父「・・・」

お嬢様「・・・」

親父「男・・・運命なんだ・・・どうすることもできん・・・」

男「・・・」

親父「他の人も見てる・・・今日のところは帰ったらどうだ」

男「・・・ああ」 スッ

親父「まぁ・・・元気でやれ・・・そこのお嬢さんもどうもありがとうございます」

お嬢様「いえ・・・」

男「じゃあな・・・」


お嬢様「・・・」

男「・・・見苦しいところを見せてすいませんね。この通り貧乏人なんです」

嬢「・・・」

男「借金がありましてね・・・すがるところがもう保険金しかないなんて笑っちゃいますよね。ははは」

嬢「・・・」

男「はあ・・・」

嬢「心中お察しします」

男「ふふ・・・同情するなら金をくれですよ。じゃあ俺はこれで」

嬢「あ、ご自宅までお送りしますが」

男「いえ、本当に大丈夫です。感謝の気持ちは伝わりました。久しぶりに人から親切にされた気がします」

男「ありがとう」

嬢「・・・さいですか」

ブオオオン

黒服「・・・」

嬢「あの人の名前なんて言うのかしら?聞くの忘れちゃったわ」

黒服「はっ、お調べになりますか?」

嬢「それもいいけど直接会って聞きたいわ」

黒服「興味があるようですが?」

嬢「興味も何も私はもう彼の虜よ」

黒服「はっ・・・?」

嬢「ふふ・・・私を助けてくれた時から彼のことで頭がいっぱいなの・・・」

嬢「だからあなたに彼の所在を調べさせたのよ?だけど今日は残念だったわ・・・」

嬢「はぁ・・・彼の悲しい目・・・あんな目で見つめられたら・・・ふふ、ふふふ///」

黒服「お嬢様・・・?」

嬢「はあ・・・黒服、彼と手っ取り早く恋人の間柄になるにはどうしたらいいかしら?」

黒服「お嬢様・・・あなたは随分と彼を気に入られてるようですが彼とあなたとでは身分が」

嬢「そうなの・・・お父様の力が枷になるなんて・・・だけどそんなこと関係ないでしょう?だって好きになってしまったんですもの」

嬢「でも彼が私を令嬢だと知った途端に彼はよそよそしく・・・はぁ・・・」

黒服「お嬢様、所詮彼は貧乏人です。そのようなものとはかかわr

嬢「そうよ!彼はお金に困ってるのよ・・・可哀想・・・全部自分で背負い込んで・・・」

嬢「私が伴侶になれば・・・一緒に背負っていきましょう・・・あなた様・・・」

嬢「いいこと思いついた・・・ふ、ふふ・・・」

黒服「お嬢様・・・」

男の家

カタカタ タン カタカタ

男「バイト代が10万・・・奨学金が16万・・・ここから支出が光熱費が約3万・・・」 ブツブツ

男「家賃7万・・・返済に8万・・・親父の入院代・・・」

男「ふっ、どの道足りねえな・・・もう借りるところもない・・・」 ドサッ

男「・・・あっ!!学費・・・!!」

男「ふ、はっはっは!・・・運命ってやつか?」


男「今日は夜勤だ・・・少し寝よう」

嬢の邸宅

嬢「ふふふ///どうしましょう///」

嬢「春だから桜を見にいきましょう。今はどこが綺麗かしら?でもそんなこと関係ないわ、彼のそばを歩けるだけでいいんだものね」

嬢「でも恋人同士だったら普通手をつなぐわよね?あぁ///考えただけで悶々としちゃう///」

嬢「そしたらお茶をしましょう。桜が綺麗だってたわいもない話をして・・・彼だったら君も綺麗だって・・んふふ///」

嬢「食事はどこでもいいわね。今日は楽しかったって一日振り返って・・・その後はもちろん」

嬢「一緒に愛を囁きあって一緒に抱き合って一緒に貪りあうの・・・///」

嬢「彼は悲しみを全部私にぶつけて・・・私だったら全部受け止めてたっぷり愛してあげられるわ、いや私しかいない」

嬢「はぁぁ・・・あなた様ぁ・・・好き・・・」

嬢「明日が楽しみ・・・はやく来ないかしら・・・明日からようやく恋人同士・・・」

嬢「でももし彼に彼女がいたら?・・・いやそんなことありえないわ」

嬢「だってそうでなきゃおかしいもの。仮に居たとしても彼は私を選ぶに決まってる」

嬢「彼と私の間を邪魔しているのはお父様の力だけ・・・私を別の世界の人間と思ってるのかしら・・・」

嬢「なんでこんなところに生まれてしまったのかしら・・・でも・・・」

嬢「その壁をとりさるのもまたお父様の力・・・お金よね・・・」

嬢「ふふ、ふふふ・・・まっててねあなた様・・・私の全てをあげますわ・・・」

朝 コンビニ

男「ふうようやく終わった・・・」

男「大学は続けられん。退学の手続きをしなきゃな。何をして働くか・・・」

男「はぁ・・・頭が痛いぜ・・・・・・?」

ブオオオオン

男「あれは・・・いつかの令嬢の車だよな?」

キキ ガチャ

黒服「どうぞ」 ガチャ

嬢「・・・」スッ

男(やっぱりそうか・・・なんの用だ?・・・)

嬢「ごきげんよう」

男「・・・どうも」

嬢「今日はあなた様に大切なご用事がありますので参りました」

男「用事・・・?」

嬢「ふふ、ふふふ・・・詳しい話は車の中で」

男「どのような事なんですか?」

嬢「ですから車の中で・・・決して損ではありませんよ?」

男「・・・・わかりました」

黒服「どうぞ」 ガチャ

男「・・・」 

嬢「ふふ・・・」 ニコ

嬢「黒服。適当に走って頂戴。あと会話は聞かないで」

黒服「はっ」 ウィーン

ブオオン

嬢「そう構えなくて大丈夫ですよ」

男「・・・はい」

嬢「そういえば名前を伺っていませんでしたね。私、嬢と申します」

男「男です・・・」

嬢「男様ですね・・・ふふ男様ですね・・・」

男「・・・はい」

男「あの、用事というのは」

嬢「ええ、男様。先日お父様のお見舞いの際に・・・どうやらお金に困ってるようでございますね」

男「・・・はい」

嬢「どのような状況なのですか?」

男「・・・へへっ、恥ずかしながら生きるか死ぬかですよ」

男「生まれてこの方貧乏暮らしです。俺がガキの時から親父が借金に苦しむ所を間近で見てきました」

男「金が無くなれば借りなきゃならない・・・親戚中、友人に頭下げる親父の姿をみて生きてきました」

男「・・・とにかく普通とは無縁の暮らしですよ。親父も無理がたたったのか身体を壊しました」

男「それでこの前の見苦しい様です。手術を受けるにも金が無い。借金を返すにも金が無い」

男「苦労して入った大学も辞めることになりました」

男「・・・金が必要なんです。親父の手術、学費、借金」

男「貧の盗みに恋の歌ですよ・・・」

嬢「貧の盗みに恋の歌・・・人は必要に迫られればなんでもする・・・」

嬢「実はあなたにお仕事をさしあげようと思いまして・・・今いった言葉・・・本当ですね?」

男「!!・・・本当です・・・なんでもしますよ・・・稼げるなら・・・」

嬢「そしたら恋もしてくれるんですね?」

男「?・・・」

嬢「私と付き合ってくれれば報酬をさしあげます」

男(付き合う?・・・荷物もちとかか?)「いいでしょう」


嬢「ふふ、ふふふ・・・!!け、契約成立ですね!!」

嬢「ああ・・・あああ///」ズイッ

男「じょ、嬢さん?」

嬢「あなた様ぁ///これでようやく恋人同士ねぇ///」 グッ

チュウウウ クチュウ ピチャッ クチュウウ

男「!!・・・っ」

嬢「ぷはぁっ///甘い///」

男「つ、付き合うってのは・・・!!」

嬢「そう・・・私と恋人同士になってもらいます・・・言ったでしょう決して損はしないって///んくっ」

チュウ チュウウウ

男「ぷはっ!・・・」

嬢「っは!はぁはぁ・・・ふふ、ふふふ///ふふふふふ///私とこうするだけで報酬がもらえる・・・私はあなた様を愛する・・・」

嬢「いい話でしょう?・・・」

男「嬢さん・・・」

嬢「ダメです・・・さんなんてつけないで私たち恋人なんですから・・・」

嬢「さぁ、呼び捨てして?」

男「・・・嬢」

嬢「くふふぅ///男ぉ///あなた様ぁ///」

嬢「生きてきてこんな幸せな気持ち初めて・・・」ギュウウウ

男「うっ・・・」

嬢「どうしたの?抱き返して?」

男(こ、こんな・・・こんなことして大丈夫なのか?彼女は令嬢だぞ?しかも面識なんてほとんどない)

男(金で恋人をしてくれなんて・・・こんなの・・・)

嬢「・・・ねえ?」ギュウウウ

男(か、金の為だ・・・恋人くらいやってやるさ・・・) ギュウウウ

嬢「あはぁ///・・・」

男の家の前

嬢「男・・・ごめんなさいねこの後晩餐会に出席しなくちゃいけないから・・・ああ離れたくない・・・」ギュウウ 

男「そうですか送ってくれてありがとうございます」

嬢「私たちは恋人なのよ?そんな敬語使っちゃだめ」スリスリ

男「すいm、ごめん・・・。じゃあ嬢・・・ひとつ聞きたいんだ」

嬢「ふふ、ふふふ///なぁに?男?」 ギュウ

男「報酬ってのはどれくらいもらえるんだ?」

嬢「私が喜ぶことしてくれればその分弾むわ・・・私が喜ぶこと・・・男ならわかるはずよ」ギュウウ

嬢「ネックレス、イヤリング、旅行、洒落たレストラン・・・こんなありきたりなものなんかいらない・・・」ギュウウウウ

嬢「男が私を愛してくれればそれでいい・・・男が大好きだから・・・あなたの全部が欲しい・・・」ギュウウウウ

嬢「わかったでしょう?わかったなら私が喜ぶことして?」スッ

男「っ///・・・いくぞ?」チュッ

嬢「ん///ふふふ・・・控えめなのね・・・」

ガチャ ブウウウウン

男「はぁ・・・恋人か・・・」

ピロリン♪

男「メールか。嬢から・・・」

『不束者ですがよろしくお願いします。愛してますよ。』

男「・・・本気なのか俺をからかってるのか」

男「とにかく俺なりにあいつを愛したら金が貰える・・・それだけだ・・・」ピピ ピロリン♪

『俺も愛してる。』

男「・・・なんか引っかかるな」

ピロリン♪

嬢「!!・・・ふふ、ふふふ///愛してるって・・・」

黒服「お嬢様・・・本気ですか?」

嬢「黒服。このことは他言無用よ。もしいったらどうなるかわかるわね?」

黒服「は、はっ・・・」

嬢「そういえばお父様はこのあと海外出張だったわね・・・ふふふ男、その間ずっと一緒にいましょうね///」

嬢「男と過ごす愛の日々・・・ふふ・・・」ウットリ

夜 男の家

男「ああ・・・ああ・・・大事にな・・・おやすみ」 ピッ ツーツー

男「親父待ってろよ・・・絶対に手術させてやるからな・・・」

ピロリン

男「ん?嬢か」

『早く会いたい。待っててね』

男「へっ・・・こう甘い言葉を掛けられると照れるもんだな・・・」

ピンポーン コンコンコン

男「はーい」

ガチャ

男「はいっ・・・うおっ!!」

嬢「お待たせあなた様ぁ///」ギュウ

男「嬢!?晩餐会とかじゃなかったのか!?」

嬢「あんな退屈なところ抜け出してきちゃったわ。私の妹が残ってるから大丈夫よ。お父様も偉い様との話で夢中だったから」

嬢「それよりも私が居なくて寂しかった?私は寂しかったぁ・・・ずっとあなたに愛されることばかり考えてた」スリスリ

男「っ・・・あんたよくそんな恥ずかしいことをいえるな」

嬢「だって好きな人に愛を伝えるのは当たり前なことでしょう。なんどでも言ってあげる。好き。好き好き」コショコショ

男「うぁ・・・やめろ耳元でくすぐったい」

嬢「くふふ///さ続きをしましょう男///」

グイ

男「おい!お前父親は知ってるのか?」

嬢「お父様はしばらく海外出張よ・・・だから・・・ね///」

嬢「ふふ、ふふふ・・・ようやく二人きりね恋しかった?」

男「あ?ああ」

嬢「頭の中私でいっぱいだった?」

男「・・・」

嬢「もう・・・ん」チュウ

男「っ!!」

チュウ ピチャッ ベロオ チュウウウ

嬢「ぷはっ!ほらこれで私で一杯でしょう?///」

男「っは!はぁはぁ・・・」

嬢「そしたら今度は私をあなたで一杯にして・・・」スッ

男「お、おい///」

嬢「ふふ、ふふふ・・・」ヌギッ

嬢「ほら・・・綺麗でしょう・・・私・・・」

男「っ」

嬢「誰にも見せたことないの・・・あなたが初めてだから・・・もっと」グッ

男「!」

嬢「みて。目をそらさないで」

男「///・・・き、綺麗だ・・・」スッ

嬢「ひっ」ビクン

男「あっ・・・」

嬢「ご、ごめんなさい・・・本当に初めてでど、ドキドキして・・・ふふ」

男「俺もだ・・・」

男「・・・」スッ

嬢「っ・・・んむぅ・・・ぅぅ・・・」 チュウウ 

嬢「んはっ・・・こっちも・・・」 グッ クチュ

男「ああ・・・」クチュクチュ

嬢「あっ・・・はぁ///あっ///」

男「・・・」ギュウ 

嬢「ふふ・・・一緒に気持ちよく・・・」トサッ

男「ああ・・・」






痛い
         
              やめt


              こいk

おかあs

男「・・・・・・」

嬢「ん・・・は、早く・・・欲しいよ・・・」ドキドキドキ

男「・・・」

嬢「お、男?・・・」

男「すまん今日は無理だ」

嬢「な・・・どうしたの?なぜ?・・・」


男「いや」

嬢「き・・・嫌い?私のこと嫌い?そそそそんな」

嬢「いや!ごめんなさい!私何かした?身体が汚かった?ねえ男!」

嬢「お、お金ならいくらでもだすわ!・・・だから嫌いに」

男「嬢・・・落ち着けって違うんだ・・・」

嬢「じゃ、じゃ、なに?」

男「ほら・・・その・・・段階ってのがあるだろう」

嬢「な、な、何だ・・・そ、そんなこといいのに・・・」フーフー

男「お前が大切だから・・・」

嬢「そこまで言うなら今日はが、がまんするわ・・・」

男「好きだ」 ギュウ

嬢「っ・・・良かった・・・」ギュウ

男(・・・・恋人か)

男「落ち着いたか?」

嬢「ええ…取り乱してごめんなさい…」

男「俺こそ…こういうのに慣れてないから俺も戸惑ってな…」スッ シュボッ

嬢「タバコ吸うの?」

男「ああ、嫌か?あっち向いてるよ」

嬢「いいえ…お父様が吸ってらっしゃるから…」

男「そうか…」フー

嬢「…」ギュッ

嬢(あああ///男様の背中!!あったかくて逞しい…私の事を考えてくれる優しい人…私の事が大切だからって言ってくれた…身体目当てじゃなくて真剣に私を愛してくれてる人…哀しみを全部1人で背負いこんだ哀しい人…私の…私の人///)

嬢(私は…私はこの人の為ならなんでもする…)

男「嬢さん」

嬢「呼び捨てじゃなきゃダメって言いましたよ?」

男「あ…嬢…」

嬢「なんでしょうか?」スリスリ

男(…こんなことしてても所詮金で雇われてるだけだ…金を要求しても文句言われないだろ…)

男「その…あの…か、金なんだがな…」

嬢「………言ったでしょう?私が喜ぶ事をしたら報酬を差し上げるって」

嬢「言い換えれば私を喜ばせなければ報酬は無し…でも簡単でしょう?」

男「…ああ」

嬢(やっぱりお金????お金でしか私は見られてないの?????ただ私を愛してくれればいいだけなのに?????だけど男様も私を愛しているわ私も愛しているし相思相愛なのは間違いないのに何故私より先にお金の話が出てくるの?????誰か他にこいび

男「嬢」

男「明日は祝日だし…どこか行くか?」

嬢「!……えっ、ええ!」

男「この時期は◯◯池の桜が綺麗なんだ…一緒に行こう」

嬢「ふふ、くふふ…///」ギュウウウウ

嬢(私の、私の思い違いだった…やっぱり男様は私を愛してるんだわ!!良かった…)

男(彼女が喜ぶこと…それは愛すること…それだけ…金の為に…)


男「愛してる」

嬢「…///」ギュウウウウ

嬢「明日が待ち遠しいわ」

男「俺もだよ」

嬢「じゃ、また明日ね?」

男「ああ…じゃあな…」

黒服「お嬢様」 ガチャ

嬢「じゃあね」


ブルルン ブォォォン

嬢「…二人っきりのデート///くふふぅ///」

黒服「…」

黒服「お嬢様、やはりこのような事はいけません…第一どこの馬の骨かも分からない男などと…」

嬢「私に意見をするの?」

黒服「いえ…そうではないですがもし父上様にバレたりすればどうなるか…」

嬢「そうなったらあの家を出て行くまでよ?娘の恋愛にまで口を出されたらたまったものじゃないわ」

嬢「黒服…まさか明日のデートに監視を付けるつもり?」

黒服「お嬢様のお守りは私の役目ですので…」

嬢「ダメよ、明日は男様とせっかく二人きりとなるのに余計な事しないで」

黒服「ですが」

嬢「黒服」

黒服「…かしこまりました」

嬢の邸宅

嬢の妹「お帰りなさいお姉様!」タッタッタ

嬢「ただいま。お出迎えご苦労様」

嬢妹「?どうしたの?ニヤけた顔しちゃって?なんか良い事あったの?」

嬢「!別に…///」カアアア

嬢妹「あー!赤くなってる!何よー!教えてよー!」ダキッ

嬢「なんでもないわよ!」スタスタ

嬢妹「…変なお姉様」

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