P「12の試練?」(438)

fateは関係ないです

春夏「プロデューサーさん!危ない!!」

P「え!?」

キキィーー- ドン

―――――――――――
―――――――――
―――――――


P「ううん…ここは…」

?「うぉっほん」

P「あ、社長」

?「いや、私は社長ではないよ」

P「何言って…あれ…ここ何処だ?何か記憶が…」

?「ここは分かりやすく言うと『あの世』みたいな所だよ。
私はまあ、ここの管理人みたいなものだ」

P「は…はは…じゃあ俺は死んだとでも言うんですか!?」

管理人「気の毒だが…」

P「そんな…まだやり残した事が…くそっ!みんな…ごめん…」

管理人「いやにあっさり信じるんだね」

P「まあ…ここの景色とか…うっすら車にはねられた様な記憶もあるし…
納得は出来ないですけど」

管理人「ふむ、生きたいかね?」

P「そりゃそうですよ!まだ俺は夢の途中なんですから!」

管理人「ふむふむ、ティンと来た!君にチャンスを与えるとしよう」

P「チャンス…ですか?」

管理人「いかにも、今から君を一週間だけ現世に戻し、12の試練を与えよう。
期間中に見事すべての試練を達成した時、君を生き返らせてあげようじゃないか!」

P「!!」

管理人「どうだ、やってみるかね?」

P「や、やります!やらせて下さい!!」

管理人「うむ、実にいい顔だ、健闘を祈る!」モヤ~~~

―――――――――――
―――――――――
―――――――


P「…はっ!」

春香「どうしたんですか?びっくりした様な顔して」キョトン

P(夢…か?)

管理人(夢ではないよ)

P(!!)

管理人(早速だが最初の試練だ、時間がないのでね)

管理人(そこにいる天海春香君から感謝の言葉を貰う事だ。頑張りたまえ!)

P「……」

春香「今度は難しい顔で黙り込んじゃって、変なプロデューサーさん」

P「……春香、何か困ってる事とかないか?」

春香「…いつまでたっても振り向いてくれない人が…ごにょごにょ…
やっぱり特にないですけど」

P「じゃ、じゃあ腹減ってないか?何か飲みたい物は!?」

春香「ちょっと本当変ですよ、今日のプロデューサーさん!熱でもあるんですか?」ピト

P「いや、大丈夫だ…」

春香「んー、熱はないみたいですねぇ…」

春香「あ、プロデューサーさん、そこに私のバッグがあるんで取って貰えます?」

P「これか?はい」ヒョイ

春香「ありがとうございます!んーと…」ゴソゴソ

P「…」モヤーー

春香「はいキャラメル………プロデューサーさん?」

管理人「おめでとう、第一の試練はクリアーだ!」パチパチパチ

P「あんなもんでいいんですか?こりゃ楽勝かな…」

管理人「いやいや、今回は最初だから小手調べの様な物だよ。
次からはグッと難易度が上がるので心してかかりたまえ」

管理人「では次の試練だ、『星井美希から、大嫌いと言われる事』だ、健闘を祈る!」

P「………はっ!」ビクッ

美希「ハニー、大丈夫?なんだかぼーっとしてるの」

P「…いや、大丈夫だ」

美希「ハニーが元気ないと、美希もしょんぼりしちゃうの…」

P「ははは、美希は心配性だなぁ」ナデナデ

美希「ハニー優しい♪だから大好きなの!」ダキッ


P(違うだろー!このままじゃあかん!)

P(どうする…どうする…ええい…ままよ!)パイターッチ

美希「きゃっ、いきなりはいやん…でもハニーなら触っていいの☆」ニッコリ

P(これもあかん!何かないか…何か…)

P(うう…ここはストレートに…)

P「美希、はっきり言って俺はお前が嫌いだ!」

美希「……またそんな冗談言ってー」

P「本気だ!いつも馴れ馴れしいし、事務所を辞めて欲しいとさえ思ってる!」

美希「ハニー……ひどいの…」ポロポロ

P(ぐう…もう一押し…美希すまん!)

P「そうやって泣けばすむと思って、本当ゆとりだな」

美希「……もういいの!ハニーのばか!大嫌い!!」ダッ

P「俺、泣きそうだ…」モヤーー

管理人「はっはっはっ、順調じゃないか、もう2つ目をクリアーとは!」パチパチパチ

P「…大事な物を失った気がしますけど…」ドヨーン

管理人「なに、気にする事はない、ここでの事は現実であって現実ではない様な物だ」

P「…夢の中の出来事みたいだって事ですか?」

管理人「まあ完全に虚構という訳ではないが…今考えても仕方ないんじゃないかね」

P「すべては試練を乗り越えてからって事ですか…」

管理人「まあそう言う事だ。では次の試練を与えよう」

管理人「第3の試練は『如月千早を大爆笑させる』だこの調子で頑張ってくれたまえ!」

―――――――――――
―――――――――
―――――――


P「………(これも段々馴れてきたな…)」

千早「プロデューサー、この曲のここの歌詞ですけど…聞いてます?」

P「あっ、ああ、きいてるぞ!」

千早「はあ…しっかりして下さい。それでここをファルセットで…」

P「千早千早」

千早「え?」

P「布団がふっとんだ!」

千早「……………」

千早「…………ぷっ」

千早「…ぷふっ…ふふふ…ふとんって…」

千早「あははは、や、やめて下さいよプロデューサー!あははははははは!」

P(ええーーー……)モヤーー

管理人「あれはない!」

P「…ですよねー」

管理人「うぉっほん、いささか計算外ではあったが、
第3の試練クリアーだ、おめでとう!」

管理人「まったく予想を上回るペースで、正直驚いとるよ」

P「我ながら驚きました…」

管理人「うむ、そろそろ1日目は終了だ、自宅でゆっくり休んでくれたまえ」

管理人「自宅と言っても現世とは切り離されているので、
外部との干渉は出来ない、承知しておく様に」

P「はあ」

管理人「ではまた明朝試練を開始する」

P「おっ、うちのベッドだ、やっぱり自宅は落ち着くなぁ…」ボフッ

P「このペースでいけば4日目で達成出来る計算だが、果たしてどうなる事やら」

P「まだ眠くない…退屈だな」ピッ

P「テレビも写らないのか…ネットも繋がらない」

P「羊でも数えるか…」

管理人「おはよう!今朝はいい天気だ!絶好の試練日和だな!」

P「ふわぁ、おはようございます」

管理人「なんだ眠そうじゃないか、大丈夫かね?」

P「色々考えていたら寝付けなくて…」

管理人「そんな事じゃ困るよキミィ、まあいい第4の試練を発表するぞ!」

管理人「次の試練は『高槻やよいから大切な物をひとつ貰う』だ、行ってきたまえ」

P(もう馴れたからこんな感じで来れちゃう)ヒョイ

やよい「うっうー!プロデューサー、今の動きかっこよかったですー、
もう一度やって下さいー」

P「…こうか?」ヒョイ

やよい「うっうー!うっうー!」

P「やよいはかわいいなぁ!」ナデナデ

P(さて…やよいの大切な物といったらやっぱり…)

P「やよい」

やよい「う?」

P「やよいのべろちょろ、俺にくれないか?」

やよい「うう!?」

やよい「だ、だめですよぅ、これは春香さんが作ってくれた大切な…だめですよぅ」

やよい「これはどこにも売ってないんですよー、
このおめめがクリーッとしてるとことか、
べろがチョローって出てるとことか、すっごくかわいいですよね
なかでもこの手がピョコッて浮いてるとこてか、もうタックミンの技って感じで…」

P「わかった悪かった悪かった、じゃあちょっとだけべろちょろ見せて貰えないか?」

やよい「うっうー、いいですよー、よいしょ、はいどうぞ」スッ

P「サンキュー、なるほどこれがねぇ…よし、やっぱりこれは俺が貰った!」

やよい「う…」ジワ

やよい「う゛わーーん!!はるがざんが!はどぅがざんがぎゃーーーん!!」エーーンエンエン

P(やよいすまん!生きて帰れたらいくらでももやし買ってやるからな)モヤーー

管理人「…君ぃ…あれはいかんよ君ぃ!無理矢理はいかん!」

P「返す言葉もございません」

管理人「私個人としては到底認める訳にはいかんが、
ここに戻ってきたという事は何かの間違いでクリアーと判定されてしまったという事だ」

管理人「しかし納得がいかんのでペナルティとして試練をひとつ追加とする!」

管理人「さらに本日の試練は中止!再開は明日とする!猛省したまえ!!」

P「あ、ベッド」ボフッ

P「はあ、やよいを泣かせただけか、
最悪の結果になっちまった、少し焦りすぎたな…」

P「今日1日がふいになったのも痛い…もうミスは出来ないぞ、
何しろ命がかかってるからな…」

P「残り5日で試練が9個か…大丈夫、いけるいける!」

P「しかし暇だな…時間を潰す物が何もないからな…」

P「時計がないから今何時位かもわからない」

P「これは…結構きついぞ…」

P「仕方ない、無理矢理寝るとするか…」

見てくれてる人には悪いけど、再開は(残ってたら)明朝とします

ごめんなさい寝坊した
保守サンクス

多分相当ペース遅くなるとおも
おちたら夕方にでも建て直す

管理人「おはよう、充分反省した様だね」

P「はい…」

管理人「よろしい、では次の試練だ。第5の試練は…これだ」

『菊地真に降参させる』


管理人「では、頑張ってくれたまえ!」

P「ふう…ラッキーだな」

真「何がですか?」

P「いや、ただの独り言だよ
(勝負事なら負けず嫌いの真はなかなか降参しないだろうって意図の試練だろうが、
俺、あれなら絶対真に勝てるもんな)」

真「ふうん?」

P「真、将棋やらないか?」

真「お、久しぶりですねー!やりましょうか!」

P(真に将棋を教えたのは俺だ。
いつもは手を抜いて相手をしているが、今日は本気でやるぞ)

真「へへーっ、負けませんよ!」

真「じゃあ僕の先手ですね!」パチッ

P「ふむ」パチ



P(右四間飛車だと…ばかな…真には棒銀しか教えてないはず…)タラッ

真「へへー、驚きました?雪歩のお父さんも将棋強いから教わったんですよ!
今日こそ勝ちますからねー!」

P「ま、不味いぞ…挽回できるか…」パチッ

真「王手!!」バチィッ

P「あ、ありません…参りました…」

真「やーりぃっ!ついにプロデューサーに勝った!」

P(く、真の負けず嫌いっぷりを侮ってた…ここまで棋力をつけてくるとは…)

P(くそ、どうする?将棋以外で俺か真に勝てる事は…)

真「さーて、何してもらおうかなー♪」

P「なにっ!?」

真「へ?やだなあプロデューサー、
負けたら何でも言う事聞くって約束、忘れちゃったんですかー!?」

P「う…そういえばそんな約束した様な…」

真「駄目ですよー、ちゃんと言う事は聞いてもらいますからねー!」

真「よし、決めた!今日1日、僕の事女の子扱いして下さい!」

P「ん?俺はいつも女の子扱いしてるつもりだけど…」

真「そうですけどもっとお姫さまみたく…あ、僕の事はまこりんって呼んでください!」

P「まこりん」

真「くぅぅ~~~!も、もう一回」ハァハァ

P「真姫、本日はいかが致しましょう」

真「あぁ~~~~!」バタバタ

真「ひ、姫はきゃっぴきゃぴなかわいい衣装を所望します!」

P「かしこまりました、暫しお待ちを」

P「姫、こちらなど如何でしょう?」

真「わあ…き、着替えて来ます!」

真「ど、どうですか?」マッコマッコリーン

P「とても…よくお似合いで……かわいいよ、まこりん」

真「あ…だめっ…」ビクンビクン

響「はいさーい!」ガチャ

真(う、響!)ビクッ

真美「真美も来たよ→ん」

響「真~なんだその格好は」ニヤニヤ

真美「あーまこちんいいなー!」

真「う、うるさいな!いいだろ!」

P「まこりん姫、その様な言葉使い、いけませんよ」

真(ちょ、みんなの前ではいいですって!)ヒソヒソ

響「なんだー?まこりん姫?」ニヤニヤ

真美「まっこまっこりーん」

真「あ~もう!」ジダンダ

P「まこりん姫、お召し物に乱れが」ササッ

響「ぷくく、まこりん姫、ダンスは如何ですか?」

真美「んっふっふっ~、まこりん姫、馬車の準備が整いました」

真「ああ~!ま、参りました!もうやめてください!」

P「真…恥ずかしいならやるなよ…」モヤ~~

管理人「…君はプロデューサーとしては有能だった様だが、
もう少し女心について勉強した方がいいようだね」

P「え?俺女の子の扱いには自信ある方ですよ」

管理人「…うぉっほん!まあいい、しかし結構時間を使ってしまったね、
今日は出来てもあとひとつだな」

P「う…仕方ないですね」

管理人「では第6の試練は『水瀬伊織に好きだといわせる』だ!」

P「おっと…それは難しいかも…」

管理人「べべ別にあんたの事何か好きじゃないんだからね!では駄目だ」

管理人「わわわ私あんたの事が好き…かも、これはセーフ」

P「…………行ってきます」モヤ~~

管理人「…べべ別にあんたの為にものまねしたんじゃないんだからね!」
(社長ボイスです)

>>134
管理人「…べべ別にあんたの為にものまねしたんじゃないんだからね!」
※社長ボイスです

P「……(さて、どうするか)」

伊織「ちょっと!そんな所にボケッと突っ立ってるんじゃないわよ!邪魔よ邪魔!」

P「す、すまん(そもそもこいつ俺の事好きじゃないだろ…)」

伊織「まったくどんくさいんだから…」ブツブツ

P(よし、ここはひとつ美希の時と同じ『ミラー効果』作戦で!)

P「伊織」

伊織「な、なによ、何か文句あるわけ!?」

P「俺、お前の事が好きだ!」

伊織「…………はあ?ばっかじゃないの?」

P(ぐ…手強い…)

伊織(ここここんな所でなな何言ってるのよこいつ///)

P(もう何も思いつかん…)

伊織「ば、馬鹿な事言ってる暇があったら仕事しなさいよね!」

P(くそう、こうなったらもうごり押しだ!)

P「伊織の事が好きだ!好きなんだ!」

伊織「ばばばばばか…もう…何言って…あんたが……」ゴニョゴニョ

P「え?」

伊織「ああああんたがそそそんなにこの伊織ちゃんの事が好きなんだったら…
その…つつつつ付き合ってあげてもいいって言ってるの!///」

P「んーと、つまり?」

伊織「なななにがよ!?」

P「伊織は?」

伊織「…」

P「俺の事が?」

伊織「」ワナワナ

P「す?」

伊織「すすす好きよ!バカ!変態!変態大人!!」

P(オッケェーイ)モヤ~~

管理人「う~む…君はもう少し生還出来た後の事を
考えて行動した方がいいんじゃないかね?」

P「え?だってここでの事は夢みたいな物なんでしょう?」

管理人「おっと…ともかく第6の試練クリアだ、おめでとう!」

P「ちょっと…え!?」

管理人「今日の試練はここまで!」

P「いや、さっきの事について詳しく…」

管理人「3日目終了で第6の試練まで達成とは、
私の見込んだ通りの男だ!明日からも頑張ってくれたまえよ、はっはっはっ」

P「」

P「疲れた…」ボフ

P「結局教えてくれなかったな、あのオヤジ…」

P「もしいままでのが全部現実だとしたら…
美希には嫌われ、やよいと真には恨まれ…伊織と付き合うって事に…」ガクブル

P「……だけど、このまま死ぬよりはいいよな、よし!明日からも一切自重しないぞ!」

P「そうとなったら明日に備えて寝よう!」

ごめんね仕事しながらだからごめんね

管理人「おはよう!おお、実にいい顔をしているね、よく眠れた様だ」

P「おはようございます。がんがんいきますよ、お題はよはよ」

管理人「はっはっはっ、では次は『三浦あずさの方向音痴を直す』?いや…これは…」

P「終わった…」

管理人「まちたまえ、不可能な試練を出すほど私も鬼ではないよ、
ここは管理人権限でお題を変更して『三浦あずさから叱られる』これで行こう」

P「ほっ…それなら何とか…いや、でも意外と難しいか…」

管理人「健闘を祈る!」

P「はーい…」モヤ~

P「……ふう、さてと」

あずさ「あらあらプロデューサーさん、どこかに行かれるんですか~?」

P「いえいえそういう訳じゃ…あずささん、ちょっと聞きますけど
あずささんって怒ったりする事あるんですか?」

あずさ「なんですか~?それは私も怒る事位ありますよ~」

P「例えばどんな時?」

あずさ「そうですね~、……………」

P「あの…」

あずさ「ん~、そう言われると、思いつきませんね~」

P(はあ、手掛かりは無しか…)

P(ここは伝家の宝刀を抜くしか…)

P「あずささん」

あずさ「はい~?」

P「……」パイターッチ

あずさ「きゃっ、あらあら~駄目ですよ~プロデューサーさん、
女の子のデリケートな所にいきなり触るなんて~、めっ」

P(よし!これで…)

P(……あれ?)

管理人(うぉっほん!説明が足りなかった様だが)

P(わっ!管理人さん?これテレパシーですか?こんな事も出来たんだ…)

管理人(今回の試練、叱られると言っても『めっ』程度ではいかん)

管理人(本気で叱られる事がクリアの条件だ)

P(まじですか…)

管理人(まじだ)

あずさ「あっ、そうだ~プロデューサーさん」

P「はっ、はい?」ビクッ

あずさ「新発売のゴージャスセレブプリン2が手に入ったんですけど~
一緒に食べませんか~」

P「え?いいんですか?あれ期間限定で二度と手に入らないって言われてるのに…」

あずさ「ええ~、二個しか買えなかったのでみんなには内緒になっちゃいますけど~」

あずさ「冷蔵庫に入れてあるので取ってきますね~」

P「(これに賭けるか!)あ、あずささん、俺が取ってきますよ!」

あずさ「あらあら~悪いですよ~」

P「いえいえご馳走になるんですからその位は」

あずさ「そうですか~?じゃあ冷蔵庫の一番下に入ってますのでお願いしますね~」

P「わかりました!」

P「……」ガパッ

P「一番下って言うと…これか…」パカッ

P「あずささん、すいません!」ガツガツ

P「うますぎる!」



P(ふう……よし!)ガチャ

P「いやー、あんまりうまそうだったんで、2つとも食べちゃいました!」

あずさ「…………2つとも…ですか…」

P「2つともです!」

あずさ「…………おいしかった…ですか…?」

P「うますぎでした!」

あずさ「……………」

あずさ「おめぇーよぉ!」

P「はいっ?」ビクッ

あずさ「そこ座れ」

P「はっはい!」

あずさ「正座」

P(こっ、怖い、王≪キング≫だ、王≪キング≫だこれ!)

あずさ「ガミガミガミ」

P「はい…すいません…はい(早く…早くきて)」

あずさ「聞いてんのかよ!」ドンッ

P「ポーリィッ」モヤ~~

管理人「わっはっはっ!愉快愉快!」

P「笑い事じゃないですよ、本当に怖かったんですから…」

管理人「いやはや、よく言われる様に、普段温厚な人ほど怒らせてはいかんな」

P「身に染みました…」

管理人「少し休憩するかね?それとも次の試練にいくかね?」

P「やっ、やるます!」

管理人「よろしい、では次の試練は少し軽い物にしてあげよう」

P「助かります…」

管理人「第8の試練は『双美亜美、双美真美の二人が満足するまでくすぐられる』だ」

P「…え?ちょっとよく意味が…」

管理人「なあに、あの二人が飽きてやめるまで
くすぐられていればいいだけだ、簡単だろう?」

P「い、いやいや、あいつらちょっとネジが外れてる
とこあるから俺殺されちゃいますって!」モヤ~

P「うう…うおっ!?俺縛られてる!?」ギシギシ

亜美「あっ兄ちゃんいた!」

真美「兄ちゃん縛られてるね…」

亜美「んっふっふー、今日は兄ちゃんを好きなだけくすぐっていいんだって!」ワキワキ

真美「でもちょっとかわいそう…かな」

亜美「じゃあ真美は見てれば?亜美はいっぱいくすぐっちゃうもんね→」コチョコチョ

P「あひゃひゃ!や、やめっ」ジタジタ

真美「…………真美もやるっ」コチョコチョ

P「うひょひょひょ!た、たんま」バタバタ

――――一時間後

亜美「あー面白かった!もういいや!」

真美「…………」コチョコチョ

亜美「…あーあ、真美変な快感に目覚めちゃってるよ…」

P「」ビクンビクン

真美「……………」コチョコチョ

P「…ら、らめぇ…」ショワァ-

亜美「あっ!兄ちゃんお漏らしした!」

真美「……はっ!に、兄ちゃんごめんね…」

亜美「兄ちゃんきったね→いこいこ真美!」

真美「で、でも…」

P「」モヤ~

管理人「…その…なんだ…うん…」

P「……着替えさせて下さい…」

管理人「…行ってきたまえ」



P「…………ぐすっ」

管理人「泣くのはやめたまえ!気を取り直して次の試練に行こうじゃないか!」

管理人「では第9の試練だが『四条貴音の秘密をひとつ聞き出す』だな」

管理人「かなり難易度の高い試練だと思うが、大丈夫かね?」

P「やるしかないんでしょう?」

管理人「まあ、望みを叶えたいなら、そうだな」

P「…行ってきます」モヤ~

P「…頑張ろう」

貴音「貴方様…なにやら久しぶりにお会いした様な気がします…」

P「…そうかもな…」

貴音「なにやら大変な事になっているご様子…」

P「…わかるか…」

管理人(わかっていると思うが事情を話すのはアウツだよ、君)

P(はいはい)

貴音「…………」

P「貴音、貴音はどうしてそう秘密が多いんだ?それもトップシークレットか?」

貴音「では、貴方様に私の秘密をひとつ教えてさしあげましょう」

P「…え!?いいのか!?」

貴音「私は休む時、衣類の類を一切身に付けておりません」

P「うっひょー!じゃなくておい!貴音!」モヤ~~

貴音「貴方様…頑張って下さい…」



―――――――――――
―――――――――
―――――――


管理人「……うーむ」

P「これ…いいんですかね…」

管理人「ふむ、君が不正をした訳ではないし、確かにクリアだよ。
四条君は少しイレギュラーな存在だからね。しかし相当君に肩入れしている様だ」

管理人「今日はこれまでだな、ゆっくり休みたまえ」

P「…ふう」ボスッ

P「今日あった事は忘れよう…」

P「でも今日は3つクリア出来たし、残りは3、いやひとつ追加されたから4つか…」

P「残りの日数はあと3日…うん、大丈夫だ!待ってろよみんな!
…とも素直に思えないけど…寝よう…」

管理人「おはよう、では今日も始めるとしようか」

P「おはようございます、お願いします」

管理人「いよいよ終盤に差し掛かってきた訳だが、
君が試練を乗り越えてきた早さは目覚ましい物がある!」

管理人「しかし我々にも事情があってね、
あまり簡単に全ての試練を達成されると面子がたたんのだよ…」

P「はあ…」

管理人「そこでここからの試練は難易度を上昇させていく事となった、
これまでの様にはいかんと思うが心してかかってくれたまえ」

P「そ、そんな…」

管理人「それでは第10の試練を発表するぞ」

『秋月律子にアイドル復帰を決心させる』

管理人「いつぞやのライブの時の様に
うやむやのままステージにあがるというのでは駄目だ」

管理人「あくまで本人が自発的にアイドルに戻る決心をさせないといかん!」

P「む、難しいな…」モヤモヤ~

P「……律子をアイドルに…ねえ…」

律子「あー忙しい忙しい!」カタカタカタカタ ッターーン

P(…とても話しかけられる雰囲気じゃないな…)

小鳥「律子さん、少し休憩にしません?お茶が入りましたよ」

律子「うーーん、そうですね、それじゃあ少しだけ、ありがとうございます」

P(音無さんナイス!)

律子「ズズッ、はー、おいし」

P「なあ律子?」

律子「なんです?プロデューサー?」

P「随分忙しいみたいだけど、いま幸せか?」

律子「何ですかいきなり、まあ充実してますよ、やりたかった仕事が出来てる訳ですし」

P「そうだよなぁ…(どうしろってんだよ…)」

P「…で、でもさ、たまにスポットライトが恋しくなったりしないか?」

律子「えー?そりゃアイドルやってた頃が楽しくなかったと言うと嘘になりますけど…
今は考えられないですね」

小鳥「プロデューサーさん、律子さんをプロデュースしてみたくなっちゃったとか?」

P「そう!そうなんですよ!」

律子「……諦めて下さい」

P「」

P(これ…詰んだ?)

律子「まあ、竜宮のみんなが引退でもして暇になったら考えなくもないですけど」

小鳥「でもそれってずっと先の話ですよね」

律子「まあその頃には私もおばちゃんで需要なんてないでしょうけど」アハハ

P(竜宮を引退させる…か)

P(無理だな、時間が足りなすぎる…何か別の切り口は…)

律子「さて、休憩終わりっと、仕事仕事!」

小鳥「私も伝票整理済ませちゃおー」

P「り、律子、何か手伝う事ないか?」

律子「えー、どういう風の吹き回しですか?というか自分の仕事はいいんですか?」

P「ああ、今は落ち着いてるからな、敏腕プロデューサーの手腕を盗もうかと思って」

律子「あはは、じゃあこの書類とこの書類を…」

P(………しまった!普通に仕事に没頭してしまった…もうお昼じゃないか)

小鳥「律子さんはお昼どうします?」

律子「あ、私は営業回りに出ますので、出先で適当に済ませます」

P(本当に仕事仕事だな…ん?仕事…仕事か!)ガバッ

小鳥「プロデューサーさんはどうします?」

P「あ、やりたい仕事があるんでいいです」ガタガタガタガタガタガタ ッターン

小鳥「またお昼1人かぁ…」

P「……………よし!」ピッポッパッ

P「もしもしお世話になっております、765プロのPですけれど、
実は大至急モノにしたい企画がありまして…」

小鳥「プロデューサーさんどうしたんだろ、急に人がかわったみたいに…」

律子「ただいま戻りましたー」ガチャ

P「おお律子戻ったか!ちょっと会議室に来てくれ!」

律子「何ですか?まだまとめたい書類があるんですけど」

P「緊急の企画会議だ!」グイグイ

律子「ちょ、わかりましたから押さないで下さい!」

律子「で、議題は何ですか?」

P「竜宮小町の新規プロデュース計画についてだ!」

律子「ちょ、何でプロデューサーが竜宮のプロジェクトを…」

P「まあ聞いてくれ、このプロジェクトの目玉は竜宮を育てた敏腕プロデューサー、
秋月律子のアイドル復帰だ!」

律子「まだ言ってるんですか…それはないって…」

P「律子、最近竜宮へのオファーや売上げ、微妙に減ってきてるの気付いてるか?」

律子「それは…まあ…でもこの業界波はありますよ」

P「俺はそろそろ新しい仕掛けが必要な時期に来てると思うんだ」

P「そこでこの企画だが、すでに律子の再デビューとバーターで、
いくつかの番組からのオファーを取り付けてある」

P「勿論単なる企画物じゃなく律子のプロデュースは俺がきっちりやる、
そうすれば必ず竜宮もとりあげられるし、相乗効果で絶対売り上げは伸びる!」

P「あとは律子さえその気になってくれれば、この企画はスタート出来るんだ!」

律子「いや、でも今の仕事で手一杯だし…」

P「その分のフォローも全部俺が責任を持つ!」

律子「な…なんでそこまで…」

P「言っただろ、アイドル秋月律子をプロデュースしたいんだ!」

律子「………ハァ、負けましたよ」

P「やってくれるか!」

律子「どうなるかわからないけど、もう一度アイドルやってみます」

P「よし…よし!」モヤ~~

管理人「いや、お見事お見事」パチパチパチ

P「今度ばかりは駄目かと思いましたよ…」

管理人「しかし、やはりプロデュースの事となると
水を得た魚の様だったよ、実に素晴らしい!」

P「いやいやとにかく必死で」

管理人「だが、やはり難易度を上げた分時間はかかってしまうな、
今日はこれまで、続きは明日としよう」

P「うう、久しぶりに仕事してくたくただ…」ボフッ

P「いやー、でも本当に律子のプロデュースを
竜宮と絡めてやれたら、やりがいあるだろうな…」

P「あと2日で3つの試練か…今日のペースだとやばいな…」

P「明日は最低でも2つクリアしなきゃ、失敗は許されないぞ」

P「泣いても笑ってもあと2日、眠って明日に備えよう」

管理人「おはよう、もう残りの時間も少ない、早速始めよう」

管理人「第11の試練は、『我那覇響に卓球で勝利する』だ」

P「…何か急に雑な感じになってません?」

管理人「こちらにも色々と事情が…
うぉっほん、しかし我那覇君の卓球の強さは知っているだろう?
かなり難しい試練と言えるんじゃないかね」

P「まあ、確かに…」モヤモヤ~

P(…特設ステージってところか?卓球台があって…)

響「ふふ~ん、自分卓球じゃあ絶対負けないぞ!」

春香「プロデューサーさん、頑張ってくださいね!」

美希「響、ハニーなんてこてんぱんにやっつけるの!」

千早「プロデューサー、しっかり!」

やよい「響さん、やっつけてくださいー」

真「どっちも負けちゃえ!」

伊織「プロデューサー、負けたら許さないんだから、にひひっ」

あずさ「響ちゃん、勝ったらプリン奢るわよ~」

真美「兄ちゃん頑張れ→」

亜美「兄ちゃん負けてもドンマイ!」

貴音「貴方様…」

律子「プロデューサー、ファイト!」

ハム蔵「ちゅー!(ゲームスタート!)」

P「ハム蔵が審判なのか…」



ハム蔵「ちゅちゅちゅー!(11対0で響の勝利!)」

響「よっしゃー!やっぱり自分完璧だな!」

P「俺卓球ってほとんどやった事ないんだよな…」

ハム蔵「ちゅちゅちゅー!(11対4で響の勝利!)」

ハム蔵「ちゅー!(11対2で響の勝利!)」

ハム蔵「ちゅちゅー!(11対3で響の勝利!)」

P「ぜぇぜぇ…まったく勝てる気がしない…」

響「プロデューサー、もうへばったのか?だらしないぞ!」

貴音「響、少しお話が…」

響「なんだ貴音ー?」

貴音「響、一度だけで良いのです、負けてあげる事は出来ませんか?」

響「………なんでさー?」

貴音「…詳しい事情は今は話せないのですが…」

響「……どんな事情があっても、自分わざと負けるなんて事出来ないぞ!」

貴音「響……」

ハム蔵「ちゅ、ちゅー(11対1、響の勝ち)」

ハム蔵「ちゅ…ちゅう(11対0、響の勝ち)」

P(足ガクガクだ…もう腕もあがらん…)

ハム蔵「……」タタッ

響「ん?なんだハム蔵?」

ハム蔵「ちゅ、ちゅちゅー、ちゅちゅちゅー」

響「ハム蔵までそんな事…自分絶対わざと負けたりしないからね!」

ハム蔵「ちゅちゅちゅー!」

響「な!?わからず屋だとー!」

貴音「ハム蔵殿…」

ハム蔵「ちゅちゅ?」

貴音「ごにょごにょ」

ハム蔵「ちゅ?ちゅちゅちゅ?ちゅーちゅう!」タタッ

ハム蔵「ちゅうちゅちゅちゅー!(一時間の休憩の後、試合を再開します!)」タタタッ

響「なんだよ勝手に…」ブツブツ

P「たっ、助かった」ヘタッ

ハム蔵「ちゅちゅちゅー」タタタッ

響「あ、ハム蔵どこ行ってた…おお、いぬ美にへび香!
ワニ子にブタ太も!自分の応援に来てくれたのかー?」

バウッバウッ シャー クワー ブー

響「へへっ、ますます負けられないなー!」

ハム蔵「ちゅちゅちゅー!(それではゲーム再開!)」

響「自分のサーブからだな!それっ、あっ!」ガターン

響「へ、へび香!足に巻きついたら危ないじゃないか!」

ハム蔵「ちゅう!(アウト!1対0!)」

響「ちょっ、ちょっと!今のは無しだぞ!」

ハム蔵「ちゅちゅちゅー!(プレイ続行!)」

響「くそー…」カン

響「こらー!ブタ太、台にたいあたりしちゃだめだ!」

響「いぬ美!ひっぱらないで…あ、やめて!脱げちゃう!」

響「きゃっ!ワニ子!しっぽでそんなところ撫でちゃだめっ…」

ハム蔵「ちゅうちゅちゅちゅー!(11対9でプロデューサーの勝利!)」

響「くそー…なんでみんな自分の邪魔するんだよ~」グスッ

ハム蔵「ちゅちゅちゅーちゅう
(響…時には相手の事を考えて負けてやるのがいい女ってもんだぜ)」ポン

響「ハム蔵…」

P(ありがとう動物達…そしてありがとう響、いいネタを提供してくれて…獣姦…か)モヤ~

管理人「むむ、まあぎりぎりセーフという所か…」

P「え、何がですか?」

管理人「君の関知しない所で起きた事だしいいだろう」

P「じゃあ次お願いします!」

管理人「いや、今日はここまでとしよう、その状態では試練はこなせまい」

P「い、いけますって!」ガクガク

管理人「どちらにしても、もう時間がない明日頑張りたまえ」

P「うう…」

P「うぎぎ、こりゃ明日は筋肉痛だな」ボフッ

P「しかし今日もひとつしかクリア出来ないとは…」

P「明日1日であと2つ…いけるか?…いや、やるしかないんだ!」

P「しかしさっきの響、色っぽかったな…
響はかわいくて、とってもいい子なんですよ!悪く言うのはやめて!」

P「ここはさっきの響で一発…いややめとこう、寝よ」

管理人「おはよう、遂に最終日となってしまったが、調子は如何かな」

P「筋肉痛になるかと思いましたけど、
不思議と調子いいですね(昨日ガナニーしないで正解だったか)」

管理人「ここでは肉体的な疲労はほとんど翌日に持ち越さないのだよ」

P(ガナニーしとくんだった!)

管理人「では急いで第12の試練へ行こう」

『萩原雪歩にキスをされる』

管理人「重要なのは萩原君の方からして貰う事だ、無理強いはいかんよ」

管理人「さっそく向かいたまえ」

P(…あの恥ずかしがりの雪歩からキス…か、例え付き合っててもしてくれなそう…)

雪歩「プロデューサー、どうかしましたかぁ?」

P「いや、どうもしないよ、雪歩は今日もかわいいなって思ってただけ」

雪歩「…プロデューサーがおかしくなっちゃいましたぁ…
わたしがあんまりダメダメだから…穴を掘って埋まっておきますぅ」トテテッ

P「……やれやれ」

P「こらこら雪歩、事務所の床に穴を掘るのはやめてくれ、直すの大変なんだよ」

雪歩「穴掘り稼業も楽じゃないですぅ」

P「何言ってるんだよ…そうだ、気分転換に少し散歩でも行かないか?」

雪歩「……行きますぅ」



P「だんだん暖かくなってきたねー」テクテク

雪歩「………そうですね」

P(会話はずまねー!)

P「雪歩、雪歩は何をしてる時が楽しい?」テクテク

雪歩「……穴を掘ってる時とお茶を飲むのとポエムを書いてる時ですぅ」ポテポテ

P「ポエムか!最近作ったポエムを聞かせてくれないか?」

雪歩「……いやですぅ」

P「…そうか」

P「じゃあ雪歩は何か好きな事とかあるか?」

雪歩「お茶…」

P「お茶以外で」

雪歩「………プロデュ…」ボソボソ

P「ん?」

雪歩「……真ちゃんとお話する事ですかね…」

P(突破口がみつからない…)

P(もう困った時の正面突破しかないか)

P「雪歩」

雪歩「…はい」

P「雪歩はキスした事あるか?」

雪歩「……あ、あるわけないですぅ…」

P「キス…してみたくないか?」

雪歩「……プロデューサーがおかしく…」ワタワタ

P「雪歩」ガシッ

雪歩「ひぅっ」

P「真剣に聞きたいんだ、聞かせてくれないか?」

雪歩「プロデューサー…こ、怖いですぅ」ガクガク

P「す、すまん」パッ

雪歩「………帰りますぅ」ステテッ

P「あっ、くそっ雪歩待ってくれ!」タタッ

P「はぁはぁ、雪歩のやつ意外に足が早いな、見失っちまった」

P「仕方ない、一旦事務所に戻るか」トボトボ



P「ただいまー」ガチャ

小鳥「おかえりなさい、プロデューサーさん」

P「小鳥さんだけですか?」

小鳥「ええ、みんなでちゃってますねぇ」

P「…小鳥さんは経験豊富でしょうから聞きたい事があるんですけど」

小鳥「お姉さんになんなりと聞いて下さい(キ、キター!)」

P「女の子がキスをしたくなるのって、どんな時ですかね?
(多分した事ないだろうな…)」

小鳥「そうですね…やっぱり雰囲気…ですかね、
そういうムードになれば自然と…みたいな(した事ないぴよけど)」

P「(雰囲気…雰囲気か)ありがとうございます」

小鳥「なんでも聞いて下さいね(あれ?もう終わりぴよ?)」

P「ちょっとまた出てきますね(もう一度探しに行くか)」

小鳥「いってらっしゃい(俺としてみませんか?みたいな展開はないぴよか…)」ガッカリ

P(うーん、その辺で穴掘ってたりとかしないかなー)キョロキョロ

春香「あっ、プロデューサーさん」

P「おお、春香か」

春香「何か探してるんですか?」

P「…いや、ちょっとな。春香こそ何してるんだ?」

春香「わたしはちょっと…ダイエッ…お散歩です」

P「春香、雪歩を見かけなかったか?」

春香「いえ、見てませんけど…雪歩と何かあったんですか?」

P「ん?いや…別に…」

春香「一緒に探してあげますよ(あやしい…監視しなきゃ)」

P「そうか、じゃあ頼もうかな」

春香「雪歩こっちにいる気がします!」ズンズン

P「お、おお、そうか?」

春香「あ、あのお店!あそこに雪歩がいるかもしれません、入りましょう!」

P「…そうかなー」

春香「ここのケーキ美味しいんですよね~」モグモグ

P「……そうか」

P「春香をまくのに大分時間がかかってしまった…」トボトボ

P「ん?あそこの電柱の影からこっちを見てるのは…」

雪歩「…………」ジーーー

P「……」

雪歩「…………」キュッ

P「きゅってした!」

雪歩「…」トテテッ

P「おっ、おう雪歩、探したぞ、さっきは…」

雪歩「さっきは逃げちゃってごめんなさい!」

P「いや、俺の方こそごめんな、雪歩を怖がらせたりして」

雪歩「わたし…もっとプロデューサーとお話したいですぅ」

P「うん、じゃあもう少し歩くか?」

雪歩「…プロデューサーにきて欲しい所があります…」

雪歩「ここですぅ」ガタッ

P「これ…もしかして雪歩が全部掘ったのか!?」

雪歩「はい、何年もかけてコツコツ掘りました」

P「凄いな…まるで核シェルターだ…(というよりアリの巣だ)」

雪歩「ここでいつもお茶を飲んだりポエムを作ったりしてるんです…
真ちゃんにも秘密の場所なんですぅ!」

P「そんな大切な場所に何で俺なんかを招待してくれたんだ?」

雪歩「…プロデューサーはお父さん意外で話せる1人だけの男の人で…
優しいし…気になるっていうか…」

雪歩「だからわたしの大切な場所を見てもらいたくて…」

P「そっか…ありがとう雪歩、俺も雪歩の事大切に思ってるよ」

雪歩「あぅぅ///」

P「雪歩」ジーーー

雪歩「はぅぅ///」チラッ チラッ

P(ここで目を閉じてみる)スッ

雪歩「はぅ」オズオズ

チュッ

P(やったか?)クワッ

雪歩「は、恥ずっ 穴を掘って埋まってますぅ!」ザックザック

P(やってた!)モヤ~

P(しかしかなり時間を使ってしまった…
多分もうすぐ終了の時間だ、万事休すか…短い人生だったな)

P(みんな…ごめんな、約束守れなくて…
そればかりか自分が生きたいが為にひどい事しちゃったりしたし
最低のプロデューサーだったな)

P(願わくは、俺がいなくてもトップアイドルを目指して、そして夢を叶えてくれ)

P(直接お別れを言えないのが心残りだけどみんな…今までありがとう)

管理人「感傷に浸っている所悪いが、まずは第12の試練クリアおめでとう」

P「…」

管理人「さて、最後の試練だが…」

P「時間切れで終了、でしょう?」

管理人「話は最後まで聞きたまえ、
最終の試練はペナルティとして追加した物の為、通常の試練とは違うんだよ」

P「え?」

管理人「最後の試練は『アイドルマスターになる事』だ」

P「それって…え?」

P「き、期限は!?」

管理人「期限は君の寿命が尽きるまで、つまりここでの試練は終了!
これからは君の人生その物が試練となる訳だな」

P「は…はは…またみんなに会えるんだ…」ポロポロ

管理人「但し試練は続いている事を忘れてはいかんよ、もし達成出来なかった時は
恐ろしいペナルティが待っているので、心してかかる様に!」

P「必ず…必ず達成してみせます!」

管理人「うむ期待しとるよ!それではそろそろお別れだ、
もう会う事もないだろうが、楽しかったよ!」スゥー-

P「ありがとうございました!!」スゥー-

――――765総合病院 765号室

ピコーン ピコーン

P「ううーん、ここは…」

春香「プロデューサーさん!?みんな!プロデューサーさんが!!」



おわり

このスレはここで終わり
続きは…気が向いたら時間のある時に建てるよ

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