春香「あずささんが沈みゆく船で見つからない」 (252)

ワー! キャー! オチツイテクダサーイ!


美希「わわー! ど、どうしよ」

律子「お、落ち着いて! 離れちゃダメ!」

千早「そうは言っても……人に流されて何人かとははぐれてしまったわ……」

春香「豪華客船での華やかなパーティだったのにどうして……」

小鳥「みんなとは連絡をとれるわ! 大丈夫よ大丈夫……!」

千早「あの、あずささんは?」

小鳥「――――やっぱり連絡が取れないわ……どうしましょうか」

春香「みんなはここに残って。私が探してくる」

律子「不安ね。春香には頼めないわ。大人しく救助を待ちなさい。映画のヒロインみたいなことしようとしないの」

春香「わー目論見ばれてる……って! 違いますよ本当に心配なんです! 私、最後にあずささんが>>5してるとこ見ちゃいましたから!」

マリリンモンローごっこ

春香「マリリン・モンローごっこしてるの見たんです!」

小鳥「ま、マリリン・モンロー?」

春香「昨日、セレモニーと出演が終わった後、みんなおやすみなさいって部屋に行きましたよね」

千早「ええ」

春香「そこで、あずささんにどんなパジャマ持ってきたのか聞いたんですよ。そしたら『うふふシャネルの5番よ~』って」

美希「じつにあずさらしいお茶目な答えなの」

春香「うん……でも、バルビタール持ってたの」

美希「バルビ……なに?」

小鳥「昔使われてた睡眠薬よ。……はっ! まさか!」

春香「そうです。マリリン・モンローは家の寝室で全裸で自殺していました……あずささんももしかしたら」

律子「死ぬつもりだっていうの!?」

春香「そうです、ですから助けに行かないと! >>13もいっしょに!」

p

春香「プロデューサーさんといっしょに探しに行きます!」

律子「まあ、大人といっしょなら。でもいーい? 自分の身を最優先にね!」

春香「はい! 行きますよプロデューサーさん」

P「お、終わりだ……俺達はここで死ぬんだ……」カタカタ

千早「本当にこの状態のプロデューサーを連れていくの……?」

小鳥「だ、大丈夫よ! ちょっと酔ってるだけ。泣き上戸だから……」

春香「うん、男手が必要だと思うし! プロデューサーさんダッシュですよダッシュ!」

P「うぇぇええー」


パートナー:P
スキル:プロデュース
アイテム:名刺
状態:絶望

春香「さてと、豪華客船だけあって、広くて色んな施設があるんだよね」

春香「カジノ、スパ、映画館、ショッピングモール……レストラン、ステージ付きの大ホール」

春香「そういった施設は上の方にあるから、船が沈んでいっててもある程度余裕を持って探せそう」

P「うぅ……機関室とか居住区画じゃないところは、下の方にある……あずささんが迷い込んでいたら……」

春香「危険ですね、探しに行ってこっちが危なくなるのも避けたいですし」

春香「乗客さんたちも混乱してる……こっちは冷静に騒ぎを避けていきましょう!」

春香「ではまず>>19から探しますよ!」

機関室

春香「機関室にいきましょう! あずささんの迷子力は侮れませんからね!」

P「しょっぱなから死地に向かわんでも……」





ワーワー!! オサナイデー!

春香「こっちに向かってくる人ばっかりですねー」

P「そりゃ死にたくないからな……し、し……うわぁあああ!! 死にたくないー!!」

乗客A「え、わ、し、死ぬ……ひぃいいいいいい!!」

乗客B「いやああああああ!!! 助けてええええええ!!!」

乗客「どけえええええ!! オレは、オレだけは助かるぞおオオオ!!」

春香「わー! プロデューサーさん恐怖を伝播させてどーするんですか!」

スタッフ「みなさん落ち着いて! 落ち着いてください!」

春香「……でも、こんなときこそアイドルの出番ですよね。こんなに騒がれちゃ捜索の障害になるし……」

春香「>>25して恐怖を鎮めてあげましょう!」

一時的にやよいを召喚

春香「こんにちやよやよ」

P「ひぃいいいぃ」

春香「こんばんやよやよ……はい――っ」

やよい「たーっち!」パシーン!!

はるやよ「いぇい!!」

春香「やよい、来てくれると思ったよー!」

やよい「えへへっ、なんだか春香さんに呼ばれた気がしましてー」

ワーワー! ドケー!! イヤァアアア!!!

春香「さ――やよい。みんなの笑顔を奪還(取りかえ)すよ」

やよい「はい、希望(ハッピー)は忘却し(忘れ)ちゃいけませんからね」


「「みんな集まってー!! スマイル体操いっくよー!」」


パートナー:やよい
スキル:テンション全体アップ・精神力回復
アイテム:べろちょろ(1093円)
状態:うっうー!

スタッフ「みなさん誘導に従ってくださーい」

乗客A「はい! はぁはぁ、みなさん並んでいきましょう!」

乗客B「ええ、はぁはぁ……こういうときこそ振舞い方が問われるものですわ……」

P「みんな落ち着いたみたいだな。体操で体力を使わせたのも効いてるみたいだ」

春香「プロデューサーもちょっと落ち着きを取り戻しましたね!」

スタッフ「あの、あなた達も早く……」

P「あ、私こういうものです」

スタッフ「名刺? これはどうもご丁寧に。765プロのプロデューサー様ですか」

P「ええ、実はウチのアイドルが機関室にいるかもしれなくて……」





ゴウンゴウン・・

春香「わー、配管とかむき出しで、豪華客船の舞台裏って感じですねー」

やよい「この辺りはまだ水が入ってきてませんね……あずささんここにいるんでしょーか」

P「……ん、あの人影>>35じゃないか!?」

あずささん

P「あずささん!」

あずさ「っ! プロデューサーさん!」

春香「ほらいましたー! 私のにらんだ通り! 名探偵ですよ名探偵!」

やよい「春香さんすごいですー!」

春香「うん……実は前々から思ってたんだよね。私ってなんか正解を選びとる力があるんじゃないかって……」

P「あずささん、戻りますよ!」

あずさ「はい~」

春香(あっ、死ぬつもり無いっぽい……)

やよい「めでたしめでたしです!」

あずさ「でもいいのかしら。ここまで来る途中、伊織ちゃんが>>41してるところをみたんですけど」

自殺

あずさ「伊織ちゃんが自殺しようとしてたんですけど」

P「またそんな話! 今日はアイドルにとって自殺するのにいい日なのか!」

春香「いや、笑えませんよ……この豪華客船、水瀬財閥が建造したものだって伊織言ってました……」

やよい「それがこんなことになって……伊織ちゃん落ち込んじゃいますよね……」

春香「竜宮のリーダーになるくらい責任感が強いんですよ、伊織は。みんなを危機にさらしたのは自分のせいだって思ってるのかも」

P「や、やめろよ、不安になるじゃないか! あずささん、伊織って一体なにをしてたんですか」

あずさ「お客さんの中に暴徒のような感じで、水瀬家に責任を取らせろーって言ってる方たちがいまして……伊織ちゃんはその人達に脅えていました」

P「うわぁ……ま、まさか殺されたりするなんてことは……いや! 自殺を強要されたりするのもまずい!」

あずさ「すいません、いっしょにいれればよかったんですけど……伊織ちゃん逃げるように走っていっちゃいまして」

やよい「伊織ちゃんを保護しましょー!」

あずさ「ええ!」


追加パートナー:あずさ
スキル:迷子
アイテム:バルビタール(睡眠薬)
状態:あらあら~!

春香「でもあずささんが不安ですね……」

P「そうだな、伊織探してる途中ではぐれたりしたらなぁ」

あずさ「船が揺れますね」ポインポイン

やよい「ふわーすごい……」

春香「千早ちゃんたちの所に向かいますか?」

P「>>50

1.そうだな、パーティーを入れ替えよう
2.一刻を争うんだ。このまま行こう

2

P「一刻を争うんだ。このまま行こう。春香、やよい。あずささんの両脇を固めてくれ」

春香「はいっ」ピトッ

やよい「あずささん失礼しまーっす」ピトッ

あずさ「ふふ? どうしたの二人とも。さびしくなっちゃったのかしら?」

P「い、行きましょうか……」

春香「どこから探します?」

P「伊織の性格からして……自殺を考えても、すぐにそんなのは馬鹿な発想だと考えなおすだろう」

P「しかし、この混乱している状況に、胸がざわつき、切り捨てた考えが浮かんでは消え、浮かんでは消えする……」

P「あいつはそんなモヤモヤしている精神状態をまずは落ち着かせようとするだろう……」

春香「そんな時伊織が欲するのは……」

やよい「果汁ひゃくぱーせんとのオレンジジュースです!」

P「――レストランに行くぞ!」

レストラン

春香「うわ……テーブルとか食器とか散乱してる……」

やよい「あの高そうなフォークとか食器、このまま船といっしょに沈んじゃうんでしょうか……もったいないです」

P「沈むかどうかはまだ完全にはわからないんだ、それよりも伊織を……」

春香「あっ、あっちの方のテーブル全然倒れてませんよ! ビュッフェしてたみたいでまだいっぱい食べモノが!」

やよい「わー!」

P「こらこら、食事なんてしてる場合じゃ……」

??「もぐもぐ」

春香「でも食べてる人もいるみたいですよ……ってあれ>>56じゃないですか!?」

お尻ちん

貴音「もぐもぐ」

あずさ「貴音ちゃんね!」

P「案の定だな」

春香「定番ですね」

やよい「本当にいつから腹ペコキャラになったのかなーって」

貴音「おや、あなた達も最期の晩餐ですか?」

P「最期の……っ! 貴音、どうしたんだ。お前が取り乱すなんて……」

貴音「私、知っております……船幽霊に取りつかれた船は、柄杓で水を掬われ、沈んでしまうのだと……。誰です! 底を抜いていない柄杓を渡したのは!」

春香「恐がり方も古風ですね」

あずさ「落ち着いて貴音ちゃん、きっと助かるわ」ギュッ

貴音「ううっ……あずさ、あずさぁっ……!」

やよい「あ、あの! 伊織ちゃん見てませんか!?」

貴音「伊織ですか……? >>61しているところを見ましたが」

シャイニーフェスタ

貴音「シャイニーフェスタをやっておりましたが」

P「はあ?」

春香「シャイニーフェスタ……そうか、そういうことですか」

やよい「春香さんどういうことかわかったんですか!?」

春香「うん。伊織はシャイニーフェスタにハマってたからね。やよいのクラップ音をリピートしたり」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
やよい「ねぇ、さんぼんかうことになるんだよね、こんかい、さんしゅるい!…あれ?
      え?もしかしてみなさん、いっぽんとかしかかわないとか、そういうかんじ…?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

春香「ちなみに伊織はやよいのその言葉に突き動かされ、ちゃんと3本買っていた……伊織は今現実逃避してるんです」

貴音「現実逃避ですか……精神力をもう少し養う必要がありそうですね」

P(お前が言うのか)

春香「やってるのがハニーサウンドなら、元気を貰えます。ファンキーノートなら理想の世界に逃げ込んでいることになります」

貴音「ぐ、ぐるぅびぃちぇーんならどうなのでしょうか」

春香「血迷ってます」

貴音「なぜに!?」

春香「つまり、伊織の精神状態がどれを遊んでいるかでわかるんです!」

あずさ「まあ、占いみたい」

P「うーん……春香は一応あずささんの居所あててるしなぁ……」

春香「伊織は何をやってましたか! 貴音さん!」

貴音「む、むぅ……げえむ機から聞こえてきた音声を思い起こせば……やっていたのは>>68でしょうね」

1.ハニーサウンド(伊織の精神状態は前向きになるよ!)
2.ファンキーノート(現実逃避してるかも! でもなにもしてないならそれが一番いいかも?)
3.グルーヴィーチェーン(春香さんによれば、血迷ってるらしいからなにかしでかしてるかも!)

1

春香「ハニーサウンドですねっ! 良かったー! こういうときはやはり原点に帰るに限ります!」

貴音「あずさの声が聞こえましたよ」

あずさ「なんか照れちゃうわ」

春香「……」

P「前向きになっているんならいいんだが……」


ドタドタドタ・・・
ツカマエロー! オマエノセイデー!!

やよい「あれ、誰かが」

扉「バーン」


伊織「しつっこいわねぇ!!」ゼェゼェ


やよい「伊織ちゃん!」

春香「だ、誰かに追われてるの?」

伊織「あ、あんた達!?」

あずさ「伊織ちゃん……良かったわ。いっしょに行きましょう」

伊織「ええ、そうしたいわね! でも今物事を冷静に考えられないバカ達を撒くのに必死なのよね」

春香「ば、バカ?」

伊織「乗客が暴徒みたいになって、水瀬だからって私に突っかかってきてんのよ! 冗談じゃないわ! 私をどうこうしてもなんにもならないのに」

P「……自殺するつもりはなさそうだな。ハニーサウンドの効果か?」

伊織「誰が自殺なんてするのよ! 暴徒まいたら、さっさと救命ボート乗って脱出するわよ!」


暴徒「いたぞー!!」


P「!! あれが、伊織を追ってる奴らか!」

春香「殺気立ってます!」

P「くっ、>>75するぞ!」

鉄拳制裁

P「伊織を困らせるやつには鉄拳制裁だうおおおおお」ダッ!

伊織「あ、アンタ……」キュン

暴徒B「見つけたぞー!」

暴徒C「賠償金払えやゴラァアアア!!」

暴徒D「なんだ向かってくる男がいるぜ」

暴徒E「ヤンノカテメー!!」

暴徒F「ザッケンナコラー!」

暴徒G「ワメッコラー! ソマシャッテコラー! チャルワレッケオラー! ザッケンナコラグワーッ! ルルァックァラー! ウルルァッカラー!」

P「うおおおおおおおぉぉぉぉぉ」ユーターン

伊織「なに戻ってきてんのよ」ゲシ

P「いや無理無理。俺のスキルプロデュースしかないし。なんかあっち合体してキング暴徒になりそうなぐらい多いし」

春香「スマイル体操でもダメっぽいですね……あれは恐怖回復で、怒りには効果が薄いです」

貴音「もぐもぐ……ここは私がもっているあいてむ>>80でなんとかしましょう」

天下一品ラーメンのスープ20ℓ

貴音「私が店主より受け継ぎ、持ち出してきた秘伝のすぅぷを……」

P「な、なんだこの豊潤な香りは……!!」

伊織「じゅる……はっ! よだれが!」

やよい「直接お腹の中を鷲掴みにされてれぅー!」

貴音「中毒性が高いと言われる天一のらぁめん、このすぅぷはその中でも至高の一品……! 流石この豪華客船に店を構えるだけのことはあります」

暴徒A「なんだ……この匂い……腹が減って……」フラー

暴徒D「うう、口の中に唾が……の、飲みてえ!」フラー

貴音「怒りが先だって食べることを忘れていた殿方には、いっそう効くようですね。器に一杯ずつ注いで差し上げましょう……」

暴徒達「「「うおおおお! 飲ませてくれえええ!」」」





貴音「無事脱出できましたね」

伊織「か、感謝はしといたげる……」

春香「ニ十郎好きの貴音さんが持ちだすだけありましたね」

追加パートナー:貴音
スキル:オーラ読み・大食い
アイテム:天下一品秘伝スープ5ℓ
状態:腹八分目

追加パートナー:伊織
スキル:罵倒・根性
アイテム:うさちゃん
状態:生きることに前向き


P「さあ船からも脱出するぞ! ひとまず小鳥さん達と合流して……」プルルル

P「――もしもし?」ピッ

小鳥『プロデューサーさん大変なんですよ!』

P「ど、どうしました!?」

小鳥『はぐれた子達を探していたんですけど……真ちゃんと雪歩ちゃんが』

P「え?」

小鳥『甲板に出て>>88をしているんです!』

その時、一際大きく船が揺れた。
しかしPはそれに気づかない。聞かされた言葉に驚愕するあまり心が揺れたのだと思ったのだ――

人命救助

小鳥『人命救助しているみたいなんですっ!!』

P「人命救助って……外は嵐ですよ!?」

小鳥『はいっ危険なんです! でも伝令役で来た響ちゃんもまた助けに戻るって……!』

P「アイドルなんだぞ……!!」

春香「アイドルだからですよ、プロデューサーさん。アイドルだからこそ……人の曇った顔は見たくないんです」

春香「私も助けに行きますっ」ダッ!

やよい「あっ春香さん!」

グラッ

春香「あっ……」ドンガラガッシャーン!

伊織「言わんこっちゃないわ。こんな揺れまくる足場で春香が転ばないわけないじゃない」

あずさ「さっきから揺れが大きくなってる気がするわー」ポインポイン

貴音「傾きも少々増えております」ユサユサ

スタッフ「申し訳ありません! 男性の方は手を貸していただけないでしょうか!!」

女性スタッフ「お医者様! お医者様はいらっしゃいませんかー!!?」

乗客「ど、どけ! わしの人生はお前らよりはるかに貴重なんだぞ!!」ドン!

女性スタッフ「きゃあっ!」


春香「あっ……」

あずさ「大丈夫ですか!」タタッ

女性スタッフ「はい……すいません……申し訳ありませんお客様……」

スタッフ「お願いします! どなたか……!!」


P「うう~っ!! わかった、わかったよ! 俺も甲板に行く! 助けるのが終わったら今度こそ脱出だ!」

伊織「……私も行くわ! 水瀬家の責任だもの……ノブリスオブリージュという意味でよ! 予測不能の津波に責任とれって言われても困るわ!」

やよい「わ、私もいきます!」

貴音「お互い助け合い、命を繋ぎましょう……」

甲板

ゴオォォォォ・・
ザアアアァァァ!!

P「うっ! やっぱりすごい嵐だ……!!」

春香「あ、あれ!」


雪歩「ま、真ちゃーん! ろ、ロープ、持ってきたよ!」

真「ぼ、ボクの体に……繋いで……!!」フルフル


伊織「ちょっ!? 真半分船の外に体出てるじゃない!」

貴音「どうやら落ちた方を掴んでいるようです」


雪歩「む、結んだよ……い、命綱ってことだよね! 私離さないから!」ガチガチ

ゴウッ!!

雪歩「きゃあ……! あっ! ロープ!」

雪歩の手から離れた二人分の命がかかったロープは甲板を滑り、海へと投げ落とされていく――

その光景にいち早く反応したのは>>100だった

P

P「うおおおお真うおおおおお!」

春香「プロデューサーさーん!! 私の技を貸します!!」

P「おう! ――どんがらがっしゃーん!!」

伊織「こけた!?」

春香「ヘッスラですよ! ヘッスラ!」

貴音「雨にぬれた甲板を滑っていきますね」

P「オラー! 掴んだぞ!」ガシッ

雪歩「プロデューサー!?」

春香「よーし! 皆で引っ張り上げよー!」


ファイトー! イッパーッツ!

乗客「た、助かりました! ありがとうございます!」

春香「いえいえ、アイドルとして当然のことをしたまでで……あっ! 人としてです!」

乗客「アイドル……あ、もしかしてあなたはあの有名アイドルの」

春香「天海春香ですっ!」キラーン

P「真、腕は大丈夫か」

真「へ、へーきです……二日くらい休めば」

雪歩「う、ううみんなぁ……」グスグス

貴音「あなたも良く頑張りましたよ、雪歩」


ウギャー!!


伊織「! あの声、響!?」

P「そういえば、響も甲板にいるって……行ってみよう!」


響が置かれている状況>>106

特に理由はないけど半裸

春香「響ちゃんが下着だけになってる! 特に理由もなく!」

響「うがー! 露出狂みたいな言い方するなー!! 自分浸水して溺れた人達を泳いで助けてたんだぞ!」

伊織「もう、アイドルなんだからもうちょっと躊躇しなさいよね」

響「うう、理由なく脱いだわけじゃないのに……服着て泳ぐと危ないからなのに……」

貴音「よしよし、わかっておりますよ」

真「で、どうして叫び声あげてたのさ?」

響「ああ、水から上がって甲板に出てみたら、船が傾いたせいで色んなものが転げ落ちてきたんだぞ――ああっ、逃げろ春香! >>110だ!」

亜美真美

春香「えっ」

亜美「うあうあー!」シャアアアアアア

真美「下キー押しっぱなしのテトリスみたいだYO」シャアアアアアアアアア

雪歩「ひゃああ! 亜美ちゃんと真美ちゃんが前から、いや上から……!!!」

春香「えっえっ」

ドゴゴッ!!!

春香「」

亜美「うあーなんかぶつかったけど止まらないー!!」シャアアアアアアアアア

真美「タイタニックごっこしようと思って船首行ったけど、ウォータースライダーを楽しめると思わなかった!!」シャアアアアアアアアア

春香「」シャアアアアアアアアア


やよい「はわわっ! 春香さんがかっさらわれちゃいましたー!!」

伊織「亜美、真美、天海……ぷよぷよだったらあと一人で消えてたかもね」

真美「このままじゃ船からすぽーんって投げ出されちゃうよ亜美~!!」シャアアアアアアアアア

亜美「嵐の海へ決死のダイブは勘弁だよ真美~!!」シャアアアアアアアアア

春香「」

真美「どーにかしないと! 亜美なんか持ってない?」

亜美「うーん、>>120なら」

真美「こっちは>>122を持ってる……やったね! この道具があれば助かるかも!」

春香「」

シャアアアアアアア……!!

罠カード「強制脱出装置」

緊急同調

亜美「パパとママにプレゼントしてもらったオカルトパワーがふーじこめられたカード! 亜美の強制脱出装置の対象は一体だけだけど……」

真美「緊急同調でシンクロして一体になれば二人とも助かるね!」

シャアアアアアアア……!!!

真美「スピードは十分! いざスピードの彼方へっ!」

亜美「気分だけリミットオーバーアクセルシンクロォォォ!! だね!」

春香「レベル8天海春香にレベル1双海亜美とレベル1双海真美をチューニング!」カッ!

真美「ってなんではるるんが!?」

亜美「ほんとのほんとに終わり……って言ってる場合じゃないよ! なんでレベル1なのさー!」

春香「天に遍く海原が、二つの星を遥けき世界へと誘う! 亜クセル真クロ!!」

亜美真美「うあーひとつになるー!!」


バシューン!!


春香『スーパースター×2 天海春香降臨!』

春香「そして強制脱出装置、と」

ドヒューン!



――
――――

春香「あれ、ここはホール? 除外ゾーンじゃないみたいだね」

春香「初め千早ちゃんたちと別れた所だけど……律子さんも小鳥さんも美希もいないなぁ。っていうか人がいないや」

~♪

春香「あれ、どっかから音楽が……こっちかな」スタスタ


千早「~~♪ ~~♪」


春香「ち、千早ちゃん? 歌ってる……?」


春香が目撃したのは生演奏を続ける奏者たちといっしょに歌う千早の姿だった.

春香「千早ちゃん! 何してるの!?」

千早「は、春香……無事だったのねよかったわ」

春香「律子さん達は?」

千早「ホールから追い出された時逸れてしまって……プロデューサーのところに行ったと思うけど」

春香「そうなんだ……どうして歌っているの」

千早「この人達に感化されたの」

ヴァイオリン奏者「~~♪」

トランペット奏者「~~♪」

千早「この人達は沈みゆく船で演奏を続けているの。最期まで音楽を聴かせ続けることが役割だと理解しているんですって」

千早「それを聞いて私も、歌手なら最期まで人を励まし続けるべきだと思ったの」

春香「え、ええええ」

春香(助かってアイドル活動するんじゃないの? 千早ちゃんセンチメンタルだよ……)

春香「千早ちゃん」

千早「何? 春香もいっしょに歌う?」

春香「>>133

目を覚ませと言ってひっぱたく

春香「千早ちゃんのばかっ! ぺちん!」

千早「!? は、春香」

春香「目を覚まして! こんな所で死ぬつもり!? ぺちん!」

真美「千早お姉ちゃんの最期の曲が、れく、りく……イエムになるなんて真美は認めないよ! ぺちん!」

亜美「助かってまたみんなで歌いたいよ! 千早お姉ちゃんはそうじゃないの!? ぺたん!」

千早「春香……亜美、真美……」

春香「死なないでよー!」

亜美真美「別れたくないよー!!」ビエー!!

千早「――!!」

千早(そうよ。私はもしかしたら、歌手に殉じるなんて言って、ただ命を投げ出しただけなんじゃ……)

千早(私の命は……私一人で決めていいものじゃなかったのに……)

千早「ごめんなさい……ごめんなさい……優……」

千早「すいません、やはり私は」

ヴァイオリン奏者「~~♪」ニコ

トランペット奏者「~-♪」プァー!!

千早「はい、はい……」

春香「わかりあってる……?」

千早「いきましょう、春香。亜美。真美」

春香「うん……」

亜美「あのおっちゃんたち……ホントー死ぬ気なのかな」

千早「大丈夫よ……あの人達なら大丈夫……だから急ぎましょう」タタタ

真美「なんて言ってたの?」

千早「――ふふ」



――『この曲が終わったら私達も行きますよ』

甲板

春香「みんなは……いた! 救命ボートのとこだ!」


律子「あなたたち! 良かった……無事で」

伊織「亜美真美といっしょに船尾に向かって滑ってったのになんで船室から出てくるのかしら……」

やよい「春香さーん! 千早さーん!」

真「亜美真美も……ふーっ、一番危うかったあの二人もようやく合流か」

雪歩「よ、よかった、私、ロープ渡せなかったから死んじゃったかと……」

小鳥「見失っちゃった千早ちゃんもいるわ!」

美希「これで安心だね、ミキ早くあったかいベッドの上で寝たいな」

響「貴音ー服ぶかぶかだけど貸してくれてありがとー。これ新品じゃないの?」

貴音「いいのですよ、買い物途中でそのまま持って来ていたものですけど、役立って嬉しいです」

P「よーし、全員いるな! 順番を守ってボートに乗り込むぞー!」

ハーイ! サラバー! イチジハドーナルコトカト・・

春香「いっしょに座ろうね、千早ちゃん」

千早「ええ、余裕があれば……」

春香「なんかすごく色々やったような気がするよ……転ぶ暇もないくらい」

真「あはは、春香がそう言うなら相当だね」

伊織「でも、実際はこけてたけどね」

春香「うっ、覚えてるなぁ……」

P「あの暴徒達どうなってかな」

貴音「腹が満ちれば、生きる衝動が浮かぶもの……もうボートに乗っているでしょう」

亜美「あーあ、沈むくらいだったら宝石とか取ってくれば良かったなー」

真美「まだ探検してないとこもあったのになー」

律子「こーら、命が一番大事でしょうが」

亜美「それもそだね」

雪歩「あれ……」


「あずささんはどこですか?」

P「えっ、あれ? そういえば」

律子「いません……いないわ!」

春香「……………………思い出すと真と雪歩に協力しようと甲板に上がったあたりから完全にいませんでした」

伊織「みんなでロープを引っぱった時もあずさの姿は無かった……何で誰も気づかないのよ!!」

やよい「色んなことに頭がいっぱいでしたー……」

雪歩「ひぅぅ、せっかくみんな揃ったと思ったのに」

春香「探しに行きます!」

響「えっ、でももうすぐボートの順番来るぞ! 自分達脱出しないとスタッフの人達も逃げられないって」

律子「そうね、ボートに乗る人と探しに行く人に分けた方がいいわね」

春香「>>150>>152、あと>>155に手伝ってもらおうかな」

出番がなかった美希

貴音

春香「まず出番がなく、体力が有り余ってる美希!」

美希「そんな言い方ないって思うな」

春香「それに食事をしてお腹いっぱいな貴音さんも抜擢!」

貴音「おーらを感じられる力が役立てばいいのですが」

春香「最後は浸水した場所のことを考えて泳ぎが上手な響ちゃん!」

響「任せるさー!」

春香「プロデューサーさんはもしあずささんが来た時のためと、残されたみんなのためにここにいて下さい!」

P「わ、わかった! 名推理に期待してるぞ! 春香!」

亜美「フェアリーですなぁ」

春香「そう、スプリングフェアリー出動ですよ!」

美希(春香がリーダーなのかな)

春香「まず>>166に探しに行ってきます!」

ホール

追加パートナー:美希
スキル:昼寝・ゆーわく
アイテム:ルイ・ヴィトンのトランク
状態:眠気10%

追加パートナー:響
スキル:動物との会話・水泳
アイテム:だぼだぼの服
状態:ちょっとなんくるあるさー……

貴音は>>86で紹介済み


春香「ホールに戻ってみよう」

響「ホールってもう人いないんじゃないのか?」

春香「うん、でも音楽を演奏してる人達がいたから、それにつられて来てるかもしれないよ」

美希「ハーメルンの笛吹きみたいなの」

貴音「では、急いでいきましょう。春香足元にどうか気を付けなさいますよう」

春香「もー、大丈夫ですって!」

ブシャー!

春香「ぶっ!? み、水!?」

響「水道管が破裂したんだ!」

バキンバキン! バシュー!!

春香「わわっ! あちこち破裂してあっという間に水浸しに……!」

美希「……急ぐの!」バシャバシャ

春香「えっ、美希!?」

美希「早くしないとあずさが危ないの!」バシャバシャ

春香「う、うん!」

響「どんどん、傾いてる……これ本当にやばいな……」




ホール

春香(ここまで戻ってきた……演奏者さん達の姿は見えない……脱出したのかな)

響「あずささーん!」

貴音「あずさ! いるのならどうか返事を!」

>>178 返事があるかないか

ない

しーん

春香「返事がない」

響「ただの屍のようだ」

春香「縁起でもないよ! 響ちゃん!」

響「えっ、だって春香が……」

春香「私は返事がないって言っただけだよ!」

響「えっ、でも明らかに分かって……あー、ごめん」

美希「あずさいないの。どこにいっちゃたんだろ」

貴音「いくらあずさでもこの状況で下に行こうなどとは考えないでしょうが」

ガクン!!

美希「きゃっ! また傾いた!」

貴音「もう下の方の施設にはいけませんね」

春香「急がないと……あっ私のアイテムの>>187が使えるかも!」

身代わりテレビ

春香「ここのオークションで買った身がわ――zジジッ!_..ろしきで!」

響「え」

貴音(今一瞬世の理がねじ曲げられたような……)

春香「ごほん、タイム風呂敷を使います!」

美希「この世にはたくさん不思議なアイテムがあるんだね! それがあるここのオークションもすごいね」

春香「うん! 流石世界中から珍しいものを集めてるだけのことはあるよ!」

貴音(しかし、このような面妖な道具……この世の流れを壊すもの、二つは使えないでしょうね……)

響「それをどー使うんだ? 船の損傷した所直そうにも水没しちゃってるぞ」

春香「これはね……あずささんの気持ちになるために使うの!」

美希「どーいうこと?」

春香「21歳ごろまで誰かを成長させて、あずささんの視点でどこにいったか推理するの!」

春香「この中であずささんに一番近いのは……>>200だね」

貴音

春香「貴音さんかな。……色々な面で」

美希「たしかに、あずさクラスという点では貴音には一歩譲るの」

貴音「そうですか。そうおっしゃるならば私が」

春香「プラス3歳ぐらいになぁーれ」ファサ

・(+1)

・(+2)

・(+3!)

春香「さーどうだっ!」

貴音「はやー」ボンキュッボーン!

美希「な……あの状態よりさらに上があったというのか、なの……!!」

響「すご……いやいや! 目を奪われてる場合じゃないぞ! 貴音! あずささんがいる場所わかるかー!?」

貴音「はやはや~? 慌てなくともわかりますよ~?」

響「誰だよ! そこまであずささんのマネしなくてもいいぞ!」

貴音「あずさはわたし、わたしはあずさ……彼女は>>206にいるでしょう」

医務室

貴音「彼女は医務室にいます! 間違いありません!」

響「医務室か!」

春香「そういえば……」

――――――――――――――――――――――――――――――――
女性スタッフ「お医者様! お医者様はいらっしゃいませんかー!!?」

乗客「ど、どけ! わしの人生はお前らよりはるかに貴重なんだぞ!!」ドン!

女性スタッフ「きゃあっ!」


春香「あっ……」

あずさ「大丈夫ですか!」タタッ
―――――――――――――――――――――――――――――――――

春香「あずささんは女性スタッフさんに駆け寄ってた……あのままいっしょにお医者さんを探しにいったんだ!」

美希「なんともあずさらしいの」

バチバチ!

響「わっ! 明かりがついたり消えたりしてるぞ! 停電しちゃうかも!」

貴音「はやはや~急ぎましょ~ふふふ」

響「あら~とかうふふって言わせてるだけであずささんを表現できてると思っちゃだめさー!」

――
――――
春香「地図によると医務室はこの先だけど……」

響「傾いてるせいかここの区画だけ水位が高いなー。泳いでいくしかないぞ」

美希「美希のヴィトンのバック、浮輪代わりになるよ」

春香「ナイス美希!」



美希「け、ケッコウバタ足疲れるの」バシャバシャ

春香「美希はいいじゃない、あんまり疲れてなかったんだから。私なんか体操やってボディプレスやられてシンクロ召喚したんだよ……」バシャバシャ

美希「どういう状況なの……」バシャバシャ

響「すいす~い」

貴音「ぷかぷかですね」


水没した区画を泳ぐアイドル達。
しかしここで予想だにしない事態が!!!!! >>214

サメだーっ!

貴音「サメだーっ!」

春香(貴音さんが言うんかい)

美希「もー冗談はやめてほしいの! いくらなんでもいるわけないの!」

貴音「ですが……向こうから来る、あの背びれはまさしく」


「\「ザザザザザ」
``````

美希「」

春香「」

貴音「小さめですが……恐らく破損した箇所から入り込み、水道管を伝ってきたのではないでしょうか……」

美希「」バシャバシャバシャバシャ

春香「」バシャバシャバシャバシャ

貴音「無言で逃げないでください!」

春香「ささ、サメってキャビア生むんだっけけけ」バシャバシャバシャバシャ

美希「それはチョウザメだよよよよよまったく春香はゆとりなのののの」バシャバシャバシャバシャ

春香「あははは美希に言われちゃったあははははは」バシャバシャバシャバシャ

貴音「せ、説得して平和的解決ができませんか響」

響「魚類はちょっと――いや! みんな友達さー!! おーいサメ三郎ー!!」

美希「響がいったの!」


「\「ザザザザザ」
``````

響「うんうん」

「\「ザザッザザッザ」
``````

響「へーそうなのか……友情のしるしに>>225すれば友達になってくれるのか」

受精

響「なーなー」

春香「ど、どうなったの?」

響「サメ三郎がさー受精してほしいんだってさー」

春香「え?」

「\「ザザザザザ」
``````
響「それが出来たら自分達は友達になって、食べないでいてくれるらしいぞ」

春香「へー受精をすれば」

美希「ふーん……」

はるみき「――――ふざけないで」ゲシッ!!

響「蹴ったー!?」

「\「ザザ……!!」
``````
美希「」バシャバシャバシャバシャ

春香「」バシャバシャバシャバシャ

貴音「そしてまた無言で逃げるのですね!」

響「でも今のうちだぞ! サメ三郎は反撃されたことないからひるんでる! ごめんなー今度会うときは友達になろうなー!」バシャバシャ

春香「はぁはぁ……もう、寿命が縮んじゃったよ」

美希「もう美希、サファリの取材余裕だと思うな」

貴音「これもまた頂点に行くための試練……。水浸しの床ですが、歩けるところに出ましたね」

美希「帰りは絶対別ルートで帰るの」

響「えっと……この先に――――あった! 医務室だ!」

貴音「おお……!」

春香「やっとだね。こんにちわー」ギイィ


医務室の電灯は、既に停電しており室内には闇が蟠っているばかりであった。
清潔だったであろう室内の床は、やはり水があふれており、人の入来を拒んでいる。

この医務室もじきに水に浸かってしまうだろう……部屋に入った彼女たちはまずそう察した。

と、向こうから暗い影が水音と共にこちらへと歩んできた。

春香「あっ! あずささん?」

あずさ「……」

出てきたのは探し求めた三浦あずさ。しかし、次の瞬間彼女の口から信じられない一言が!

あずさ「>>239

孕んじゃった

あずさ「孕んじゃったわ~♪」

春香「は?」

あずさ「んん~? 聞こえなかった? わ・た・し――孕んじゃったの」ボソ

貴音「なんと……!」

響「ら、乱暴されちゃったのか!?」

美希「ゆ、許せない。ミキあずさをそんな目に合わせたやつは許せない……!!」

あずさ「そう孕んじゃったわ~~ガンガンにキケンを♡」

春香「そんな――え?」

美希「な、なんかおかしいよ……?」

あずさ「女はRが先につかないとエロくなれないのよ! 分かってるのみんな!!」

響「ひっ! いきなり怒鳴られたぞ!!」

あずさ「貴音ちゃんは~、R18! エローイ!! 文句なしね~!! 春香ちゃんはと響ちゃんはR17! 青いわー!
     美希ちゃんは……あぁる、じゅーごっ! いやん、ハン! ザイ! てきぃ~!!」

響「誰なんだこの人」

春香「お酒の匂いが……!? あっ! 机の上に置いてあるのお酒のビンじゃないですか!?」

貴音「てきぃら……」

あずさ「聞いてよー聞いて聞いてー!? 聞けよこら? うふふふふふふ! ふふふふふ!!!!!」

美希「聞いてって言ってるのに一人で笑いのツボに入らないでほしいな」

あずさ「せっかくお医者様連れてって、お礼言われたと思ったら、みーんないないの! あはははは! それで探しまわってたらまた医務室に戻ってやんの~うふふふふ」

貴音「あの、あずさ落ち着くのですよ」

あずさ「水ドバドバ出てくるし[ピーーーー]の日かっつーのっ!! ふへへっへへ! 晩酌しねーとやってらんねーっ!!」

美希「まずいの。ミキ、サメに会った時より冷や汗かいてるの」

響「でも、あずささん――正確に言うならあずささんであってあずささんでないこの物体を甲板まで連れて行かなきゃならないぞ」

あずさ「うりゃー! なになに! もう一軒!? ませ過ぎだっつーの美少女ちゃん達!! ふへひゃははは!」


    (((めんどくさい)))
 

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