春香「一年ぶりの、旅行ですよ!旅行!」 (28)


美希「わぁ~綺麗なお家だね~デコちゃん!」

伊織「デコちゃん言わないの。バンガローよ。ウチの管理物件で、今は誰も使ってないから、一泊だけ貸してもらえることになったの」

P「すまない、伊織。助かったよ」

伊織「いいのよ、皆で来れて、しかも周囲の目も気にならない場所なんてそうそう無いんだから」

律子「でも、よくみんなのスケジュールを調整できましたね、プロデューサー」

P「あはは、大分社長に無茶を頼んだけれど」




高木「音無くーん、君も行ってしまうとは…いやはや」

Prrrrr

高木「おお、電話だ…はい、765プロでございます……ああ、どうも、いつもお世話になって――――」



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真美「わーいっ!川があるよ亜美!」

亜美「あとで行こう!ねー?千早お姉ちゃん」

千早「ええっ?わ、私?」

真美「冷たくって気持ちいいよー?」

千早「わ、私は…」

春香「ちーはーやーちゃんっ。水着持ってきてるんだもん、折角なら行こうよ~」

千早「は、春香が言うのなら…後で行こうかしら」

亜美「わーいっ!千早お姉ちゃん!」

真美「かーわっ!かーわっ!」

千早「わ、分かったから落ち着いて」


やよい「お部屋がいっぱいですねー」

真「寝るときはどうしよう」

美希「皆、リビングで雑魚寝にしたら良いと思うの」

やよい「お布団、あとで運ばなきゃですねー」

真「うん、やよい、ボクも手伝うよ」

雪歩「私も手伝うよ」

やよい「ありがとうございます!雪歩さん、真さん!」

美希「ふわぁ…んー、気持ちいいの…」

やよい「美希さん、もう寝ちゃうんですか?!」

真「ほーら美希、まだ早いよ、いろいろやる事もあるんだから」

美希「Zzzzz」



あずさ「うふふふ、冷たくて気持ちいいわぁ」

小鳥「持って来たお酒、これで冷えますね!」

あずさ「あらあら、小鳥さんそんなにお酒を?」

律子「…小鳥さん、どーりで荷物が重いと思ったら…」

小鳥「あ、あはははは、ほ、ほら、律子さんもご一緒に」

律子「む…ま、まあ…一本くらいなら」

P「そうか…律子も20歳か…」

律子「なんですか?プロデューサー」

P「いや、あれから一年経ったんだなって。覚えてるだろう?去年の同じくらいの時期に、海に行ったのを」

律子「ああ…ありましたね…」

小鳥「私はあの時留守番でしたけどね…」

律子「い、いや、それは…」

P「また、こうして皆と一緒に旅行が出来た。しかも、皆揃ってトップアイドルまっしぐらだ」

律子「プロデューサー殿のお陰ですよ」

律子「いや、これは皆の力だよ…俺は、その手助けをしただけさ」

小鳥「結果に責任を持つのもプロデューサーの仕事だ!って社長なら言いますよ、プロデューサーさん」

P「音無さん、今の物真似ですか?」

小鳥「わ、笑わないでくださいよ!」


響「ハム蔵~!どこ行ったんだハム蔵~!」

貴音「おや、響…ハム蔵ならこちらでくつろいでおられますよ」

ハム蔵「ヂュイッ!」

響「もうっ、自分だけくつろいでずるいよ!」

ハム蔵「ヂュゥッ」

響「あっ、そうだプロデューサー。後でみんなで川に泳ぎに行こうって離してたんだけど、来るよね?」

P「ん?ああ、行くよ」

小鳥「ほぅ…プロデューサーさんの水着姿」

律子「小鳥さん、それ、無いから」

小鳥「律子さん…そんな、無常な」

P「よーし、皆、とりあえず自由行動な。6時くらいからバーベキューを始めるから、またここへ集合」

『はーい』


>5 Pのセリフミスった、こっちが本当




P「よーし、皆、とりあえず自由行動な。6時くらいから晩飯にするから、またここへ集合」


亜美「ちっはやおねーちゃーん!早く早く!冷たくって気持ちいーよ!」

真美「ほらほら早く!」バシャッバシャッ

千早「きゃっ…!ちょっと冷た…!」

春香「それそれー!」バッシャバッシャ

千早「もうっ、春香まで!…もう許さないわよ!」

春香「きゃーっ!千早ちゃんが怒った~」

亜美「亜美隊員、ここは引き上げるであります!」

真美「イエッサー!」

千早「逃がさないわよ!」ドバッシャーン

亜美「うわっぷ!千早お姉ちゃんストプハッ!」

真美「亜美隊員!」

千早「そこねっ!」バシャッーンッ

真美「ぶはっ!千早お姉ちゃん待っ」

春香(千早ちゃん…目が本気だよ…)

亜美真美「「千早お姉ちゃん~!もう許して~!」」



千早「冷たい…」

春香「すぐ乾くよ」

亜美「千早お姉ちゃんマジで来るんだもんなぁ」

真美「うう、ちべたい」

千早「…ごめんなさい…」シュン

亜美「あ、あ!でも、千早お姉ちゃんが楽しそうで亜美達もすっごく嬉しいよ!」

真美「うんうん!千早お姉ちゃん、めっちゃ楽しそうに笑ってたね!」

春香「ふふふっ、そうだね。普段の千早ちゃんとのギャップがまた…」

千早「も、もう…からかわないで頂戴!」

真「ねえ、響、あそこ」

響「ん?何だあれ」

貴音「…洞穴、の様ですね」

真「行ってみない?」

貴音「い、いえ、それは止めておいた方が」

響「いいなぁ~それ!」

貴音「あの、お二人とも、ここは慣れぬ山中、また日も傾き始めています」

真「大丈夫大丈夫!」

響「いざとなったら引き返せばいいじゃん」

貴音「しかし、その、真っ暗、ではないですか?」

真「あー…貴音さん、暗いところ、ダメだったっけ」

響「意外と貴音、怖がりだからな!」

貴音「な。何を言うのです。たかが洞穴程度で怖気づくような私ではございませんよ?」

響「声が震えてるぞ」

真「へぇ~、貴音さんにも怖い物が」

貴音「怖く等ありません!行きますよ!」

響「あっ、待ってよ貴音!」

真「あっ、見て…あれ」

???「そこに居るのはだ~れ~?」

貴音「」

響「あ、あれ、あれって」

真「おっ、おば」

小鳥「だぁれがおばさんですって!」

真「あ、小鳥さんか」

響「ピヨコ―おどかすなよ!」

小鳥「あ、アタシの所為?」

貴音「」

響「ほら貴音、ピヨコだぞ…あれ?貴音ー?」

真「立ったまま気絶してる?!」

響「貴音ーっ!」


貴音「…はっ?私は一体」

小鳥「ごめんなさい、貴音ちゃん、急に驚かしちゃったみたいで」

真「立ったまま気絶なんて器用すぎますよ…」

響「そうだぞー、びっくりさせないでよね!」

貴音「申し訳ありません…」

響「でも、貴音にも怖いものがあるんだな、何か安心しちゃった」

貴音「はて…それはどういう」

真「貴音さんなら、幽霊も退治できそうな気がして…」

小鳥「…確かに」

貴音「…私は陰陽師ではありませんよ?」

伊織「ねえ、美希」

美希「なーに?でこちゃん」

伊織「…私達、山に来たのよ」

美希「うん」

伊織「…寝てていいわけ?」

美希「自分がしたい事を、したいようにするって言うのは、大事な事だって思うな」

伊織「…あんたらしいわね」

美希「それに、でこちゃんだって、ゴロゴロしてるの」

伊織「昨日までドラマのロケだったんだもの…」

美希「そういう時は、こうしているのが一番なの」

伊織「そう、ね…ふぁ…眠く…」

美希「Zzzzz」

伊織「なに…もう、寝てるの…」

美希「Zzzzz」

伊織「…あんたは良いわねぇ…いっつも自然で…」

美希「Zzzzz」

伊織「気張らずに、気取らずに…」

美希「Zzzzz」

伊織「…アンタみたいに自然に居られたら…ね…ふぁ…私も…眠く…」


伊織「昼寝か…たまには、良いかも…ね…」


小鳥「ただいまー…って、あら?」

美希「Zzzzz」

伊織「Zzzzz」

小鳥「あらあら、2人とも可愛い寝顔ねぇ…」


小鳥「…」ピロリン


小鳥「ふふっ、あとで皆に見せちゃおーっと」


律子「しかしまあ、皆元気ですねぇ…」

小鳥「あら、お疲れですか?お茶です、どうぞ」

律子「ありがとうございます…はぁ…まあ、あの子達には敵いません」

P「そうかな?まだまだ律子だってアイドルとしても現役じゃないか」

律子「私は、あくまで裏方ですから」

P「…あのライブの時の顔を見る限り、まだまだアイドルとしても活躍したいって気持ちは、あるんじゃないか?」

律子「…正直に言えば、無いとは言えません」

小鳥「じゃあ」

律子「でも、今は竜宮小町も大事な時です。私が全力を挙げてサポートしていかないと!」

P「そうだなぁ…律子のプロデュース、してみたいな」

律子「はい?プロデューサーが、私の?」

P「きっと、今の律子ならあいつらとまた違った目線から、アイドル活動を見れると思うんだ。それに、純粋に律子のアイドルとしての活躍を間近で見たいってのもあるけど」

小鳥「うふふっ、それも面白そうですね」

律子「茶化さないでください!もうっ」

P「そうかな?結構本気だったんだけど…」

律子「そ、れ、に。プロデューサーにはまだまだあの子達の活躍の場を広げてあげる重要なお仕事があるんですから」

P「そうだな、まだまだアイツらは伸びていく。俺もそれを全力でサポートしていくよ」

律子「…じゃあ、もし、その時が来たら…敏腕プロデューサー殿のお手並み拝見とさせていただきますよ」

P「お手柔らかに頼むよ」


雪歩「やよいちゃん、材料はこれで全部かな?」

やよい「はいっ!凄い量ですねー」

あずさ「皆、結構食べるのよねぇ。カレーをこんなに作るの、私初めてだわ~」

やよい「それじゃあ、まずは下ごしらえをしちゃいましょう!」

雪歩「…」トントントントン

あずさ「…」ザクッザクッザクッ

やよい「~♪」サクッサクッサクッ

雪歩「そういえば…あずささんとやよいちゃんが並んでると、何か親子みたい」

あずさ「?!」

やよい「はわわっ!」

雪歩「ああああっ、すいません!」

あずさ「い、いいのよぉ、でも、親子?」

雪歩「は、はい…」

やよい「あずささんがお母さんですか?それってすっごく嬉しいかも!」

あずさ「あ、あらあら~、照れるわぁ」

雪歩「ふふっ、でもあずささん、お父さん役が居ませんよ?」

あずさ「そこなのよねぇ…」

雪歩「あっ、ご、ごめんなさい、そういう心算じゃ」

P「もう晩飯の準備か?やよい」

やよい「はい!皆たーくさん食べてくださいね!」

あずさ「…」

雪歩「あ、ほら、三人ちょっと並んでみて」

P「?」

やよい「?」

あずさ「?」

雪歩「♪」ピロリン

あずさ「?!」

雪歩「家族写真の完成ですぅ♪」

あずさ「ゆ、雪歩ちゃん!」

P「ん?どういう事だ」

あずさ「ぷ、プロデューサーさんには関係ありません!」

やよい「あずささん、顔が真っ赤ですよ?」

あずさ「あ、あらあらあら~!」

雪歩「あ、あずささん、どこに行くんですか?!あずささーん!」





あずさ「………」

コスモースコスモストビダーシテユク

あずさ「あら?雪歩ちゃんからメール?」

『ふふっ、美希ちゃんや春香ちゃんに負けてちゃ駄目ですよ♪』

あずさ「…もうっ、雪歩ちゃんったら、からかって…でも…」

P「あずささーん!どこいったんですかー!」

あずさ「…はーい!今戻りまーす」



P「よーし、じゃあ、皆揃ってるな」

ハーイスゴイネーオイシソウダネミンナデタベルトモットオイシイデスヨ-カレーデスヨカレー!

P「皆、それぞれに頑張ってくれたお蔭で、765プロの人気も鰻登りだ。きっとこれからも、皆の活躍の場はどんどん広がっていくと思う。そう言う訳で、なんだ、その」

伊織「もうっ、こういう時はビシッと決めなさいよね」

P「うっ…すまん」

真美「にーちゃぁーん、真美達、もうお腹ぺっこぺこだよぉ」

亜美「そうだよー!お腹と背中がくっついちゃうよー」

律子「うふふっ、まあ、プロデューサー。堅苦しい事は抜きにして」

P「そうだな…まあ、なんだ、これからも、みんな頑張ってくれという事で、頂きます!」

イタダキマース

春香「うーん、美味しい!やよいのカレー美味しい!」

美希「ミキ的には、もう少し辛い方が良いって思うな」

春香「えーっ?そうかなぁ」

美希「あんまり甘いと、カレーって感じがしないの」

やよい「ごめんなさい、いつも弟たちに作ってあげるときはあんまり辛くできないから…」

千早「ミキ、この位がちょうどいいわよ」

伊織「そうよ」

美希「うっ…何かミキが悪者にされてるの…」

真「んーっ、美味しいなぁ…やよい、おかわり!」

やよい「はわっ!もうですか?!」

雪歩「ほら真ちゃん、そんなに慌てなくても。ほっぺにご飯粒ついてるし」

真「えっ?どこどこ?」

雪歩「ふふふっ」ヒョイッパクッ

真「あ」

雪歩「もう、子供みたいなんだから」

貴音「ふむ、隠し味にトマトを入れてあるのですね、成程」

やよい「すごいですねー、食べただけで分かるんですか?」

響「貴音の勘は凄いでしょ?この前も、料理番組で解説入る前に隠し味とか全部言っちゃってたからシェフの人が困ってたんだ」

貴音「あの時は、あとでディレクターに怒られてしまいました」

あずさ「あらあら…、そうそう、実は、夏らしくゴーヤも入れてあるのよ~」

響「え?!自分気付かなかったぞ…」

貴音「もう少し味わって食べた方が、良いのではないですか?」

響「うう…」


P「でも、やよいの家のカレーは懐かしい味がするなぁ」

やよい「美味しくないですか…?」

P「いや、凄くおいしいよ。実家に帰った時を思い出すんだ」

小鳥「分かります。やよいちゃんの料理って、何だかおふくろの味っていうか」

亜美「え?にーちゃん達スーパーの袋食べた事あるの?」

真美「そりゃビニール袋やないかーい…って、あれ?」

伊織「…やよい、亜美と真美の座布団、全部もってっちゃいなさい」

亜美・真美「「そりゃないよ→!」」


亜美「花火ですよ!花火!」

亜美「ヘビ花火ってさー、何でこんなん作ったんだろうねー」

真美「そうだねぇー」

伊織「そう言いながらもう何個目よアンタたち!」


響「打ち上げ花火駄目なのー?」

P「ああ、動物たちが驚くと駄目だからな。この辺りは猪やら出るらしいし」

美希「じゃあ、捕まえて猪鍋にするの!」

P「誰が捕まえるんだ?」

美希「…」ジーッ

響「…じ、自分がか?!」

美希「任せるの!」

響「無理!」


P「おいおい、勘弁してくれよ」

貴音「まこと、線香花火の煌きは儚い物ですね…」

千早「そうですね…」

貴音「激しく輝いたかと思えば、突然消えてしまう…」

千早「…」

貴音「…アイドル、花火。この2つには何かしら似た部分があるようにも思います」

P「…貴音?」

貴音「ふふっ、少し暗いお話しですね、忘れてください」

春香「…貴音さん、花火は、消えてしまうけど…その輝きって、記憶に残ると思うんです」

貴音「春香…」

春香「こうして、皆で見つめていた煌きは、きっと、何時までも…なんて、何言ってるんだろう、えへへっ」

P「…ファンの方々の記憶に残る、そんなアイドルでいたいって事だな」

春香「はい」

美希「春香も、良い事言うの」

春香「えへへっ、ありがと、美希」



美希「お風呂も気持ちいいの…温泉って、良いよねぇ」

美希「んー…きもちいーねー…」

真「そうだねー…」

律子「山奥にこんな温泉があるなんてねぇ…」

真美「お猿さんが冬には入りに来るらしいよー」

亜美「うえー、スケベな猿さんだねぇ」

美希「千早さん、どうしたの?」

千早「…」ジーッ

美希「?」

千早「…何でも、無いわ」

美希「???」


小鳥「…ねえ、雪歩ちゃん、少し胸、大きくなった?」

雪歩「ふぇっ?!い、いきなりどうしたんですか?!」

小鳥「んふふ…目測、プラス1センチ…いえ、2センチ…」

雪歩「そ、そんな事ないです!私なんてひんそーで」

あずさ「あらあら、そんな事ないわよ~」

やよい「雪歩さん、すっごく綺麗ですよ!」

雪歩「やよいちゃんまでぇ…」

小鳥「どれどれ、お姉さんにちょっと触らせてくださ」

伊織「なーにしてんのよ!小鳥!」

小鳥「はっ、私は一体何を」

伊織「確信犯でしょうが!」

真「あ、でも確かに雪歩、ブラのカップが合わなくなってるよね、何時もブラの痕が付いててきつそうだなぁって」

伊織「ちょっと待ちなさい、何であんた雪歩がブラ外したところまで見てるの…」

真「…あ、いや、ちょっと待って!誤解だよ!この前のグラビア撮影の時に」

雪歩「そんな…誤解って…真ちゃん、私とは遊びだったの?!」

真「うわぁ!ち、ちがうよ!」



真美「ねえ、亜美、どうしたらあずさお姉ちゃんみたいになると思う?」

亜美「え?」

真美「…」ジーッ

亜美「…」ジーッ

あずさ「…?」ドタプーン


春香「ねえ、律子さん」

律子「どうしたの?春香」

春香「…律子さんって、背が小さいじゃないですか」

律子「うっ…ま、まあ、亜美真美にも抜かれたわね」

春香「…ずるいです!」

律子「何がよ!」






P「…なあ、ハム蔵、何が悲しくて、俺達は内湯なんだろうな」

ハム蔵「ヂュイ」

P「…しょうがないって?…そうだな…いい湯だなぁ…」


小鳥「さーあ、お風呂も入ったことですし、大人の時間ですよー♪さーさー、プロデューサーさんも、まま、ぐぐぐーっと」

P「いや、俺は呑んだら」

あずさ「アルコール一桁台は飲んだうちに入りませんよぉ~」

律子「どういう理屈ですか?」

あずさ「折角律子さんも呑めるようになったんですからぁ~はぁ~い、かんぱぁ~い」

P(まあ、缶酎ハイの一本くらいは大丈夫だろう)

律子「んっ…んっ…ぷはっ…あら?美味しい」

あずさ「そうでしょ~?はい、もう一本」

P「おい、律子」

律子「プロデューサーは呑まないんですか?」

小鳥「はいはい、プロデューサーさんもグラスを持って」

P「…一杯だけですからね。そして律子、ペースが早…」

律子「ぷはーっ!ジュースと変わらないですねこれ!」

あずさ「うふふふっ、律子さん良い飲みっぷりですね~、はいもう一本♪」

律子「かんぱーい!」

P「だからペースが速いって」


真「さて…そろそろ、寝ようか」

亜美「うぇー」

真美「折角、朝までネタ討論、はるるんの新ネタについて!ってのを考えて来たのにぃ」

春香「そんなの要らない!」

真「布団をこうして…」

雪歩「何か、合宿みたいだね」

真「そうだね…(あれ?何で雪歩の布団だけ僕とこんなにピッタリつけてあるんだろう)」

美希「Zzzz」

やよい「美希さん早いですねぇ」

春香「ふふっ、疲れてたのかなぁ」

伊織「そういえば、小鳥と律子とあずさはどうしたのよ」

春香「それが…」




小鳥「やーでーすー!まだ飲むのー!」

あずさ「あらあら…小鳥さん、もう呑みすぎですよ」

律子「そーれすよ小鳥しゃん!」

P「あー…律子まで…」

あずさ「まあ、あとは私がやっておきますから」

P「そうですね、あずささんもまず、その観葉植物を置いてくださいね」

あずさ「あら~」



春香「…ね」

伊織「…やよい、あんな大人になっちゃ駄目よ」

やよい「?」


真「消すよー」




春香「…ねえ、千早ちゃん。もう、寝ちゃった?」

千早「…起きてる」

春香「…覚えてる?一年前の」

千早「…ええ」

春香「…あの時はまさか。こうしてみんなでトップアイドル、なんて…」

千早「…まだ、夢を見ているみたい」

春香「…うん」

伊織「…春香、ごめんなさい」

春香「伊織?」

伊織「あの時、私はそんな甘いこと言うな、とかそんな事を言ったけど…」

春香「…ううん、いいの…皆で、こうして来れたんだから」

伊織「そうね…」

千早「…これからも…」

春香「行けるところまで…皆で、もっと、輝きたい」

貴音「それは、私達も同じこと」

響「そうだよね…」

美希「ミキ達の活躍は、まだまだ始まったばかりなの」

真「うん、皆でなら、まだまだ行けるよ」

雪歩「ふふふっ、皆、起きてたんだね」

やよい「はい…途中から、春香さんの話を聞いてたら…」

亜美「水臭いぜ春香さんよぉ、ねえ真美」

真美「うんうん、そういう話をコソコソするなんてねぇ」

あずさ「うふふっ、楽しそうな所を悪いけれど、皆、夜更かしはお肌の大敵よぉ。ねえ、千早ちゃん」

春香「…あずささん、それは冷蔵庫です…」

千早「…くっ」


















春香「…皆、寝ちゃった…?」


春香「…寝れないなぁ…」


春香「…ちょっと、外の風に当ろうかな…」



春香「あ…」

P「お?春香、どうしたんだ、こんな遅くに」

春香「何だか、寝付けなくって」

P「あはは…一年前は、まさかこうなるなんて、思ってもみなかった」

春香「それって、私達が頼りないって思ってたって事ですか?」

P「いや、そうじゃなくて…俺の、予想以上に皆頑張ってくれた。こうしてトップアイドル、と言えるのもみんなの力だ。本当にうれしいよ」

春香「そんな…私達が頑張ってこれたのも…プロデューサーさんが居たから」

P「春香…」

春香「その…プロデューサーさん」

P「…」

春香「私…私、ずっと」

小鳥「うわぁぁぁぁぁんぷろでゅーさーさーん!」

律子「どこにいってんれすかぁ~?!」

あずさ「あ、あらあら、ご近所迷惑だから、2人とも~」

P「…酔っぱらいが…分かった、直ぐ行くよ!」

春香「…あーあ…言いそびれちゃった…」



春香「でも…いいか、まだまだ、これからだもん」



春香「プロデューサーさん…皆、これからも…よろしくね!」




翌朝







律子「…うー…頭痛い…」

P「完全に二日酔いだな」

律子「…申し訳ありません」

P「酒飲み始めたばかりって、そう言う事もあるんだよなぁ…ほら、水」

律子「ありがとうございます…」

P「帰りは俺が運転するから、律子は休んでろ」

律子「…ごめんなさい」

P「…まあ、律子、寝言でいろいろ言ってたからな、それでチャラにするよ」

律子「ちょっ…色々ってなんですか?!」

P「それは…いや、言わない」

律子「どーしてですかぁ!…っつ…頭…

小鳥「う~…何であずささんはあんなに平気な顔をして…」

律子「…小鳥さんとは、絶対呑みに行きません」

小鳥「な、何でですか?!」

律子「肝臓が持ちません」

小鳥「そ、そんな…せっかく飲み仲間が出来たと思ったのに…!」



P(皆を、もっともっとキラキラさせたい、か。律子も考えることは、一緒だな)



P「よーし皆、片付けが終わったら、帰るぞ!明日からは新学期。張り切っていくぞ!」

春香「はいっ!」

美希「春香、じゃあ、いつもの」

春香「え?…うん!」





春香「765プローーーーーーー!」



「「「「「「「「「「「「「ファイトぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」」」」」」」」」」」」




ちゅーことで夏休みも終わってネタ遅れ感がたっぷりしてるけど、終わり。

ちゅーことで夏休みも終わってネタ遅れ感がたっぷりしてるけど、終わり。

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