一夏「未来予想図?」(306)

束「そうだよーん。なんとこれを使えばいっくんと女の子が結婚した場合の超リアルなシミュレーションができるのだ!」

束「ちなみにドリ〇ムとは関係ないよ」

一夏「へえーすごいですねじゃあ俺はこれで」

束「待ちたまへ!!」ガシッ

一夏「な、なんですか?」

束「いっくんは束さんが一生懸命いっくんの為に作ったこの装置を使いたいよね?」

一夏「べつに俺h」

束「他ならぬいっくんの為に睡眠時間も削って頑張って作ったんだ~。使いたい?」

一夏「・・・はい。使いたいです」

束「ようしそれじゃいってみよう!」

一夏「はぁ・・・」

束「じゃあ誰か専用機持ってる子よんできてねーん」

一夏「なんで専用機?」

束「これはISのデータバンクから使用者の行動パターンを読み込んで初めて使えるからなのだ!」

一夏「なるほど」

束「ほら早く!タイムイズマニーだよ!」

一夏「じゃあ呼んできます」

一夏(適当に時間つぶして見つからなかったって言って帰ってもらうか・・・)

束「10分以内に戻って来ないと昔のいっくんのおもらし写真空からばらまくからそのつもりでね!」

一夏「すぐ戻って来ます!!」

一夏(10分って・・・この学園の広さわかって言ってるのか)

一夏(・・・わかって言ってるんだろうなあの人は)

一夏(とにかく誰か見つけないと・・・アリーナなら誰かいるか?)タッタッタッ

アリーナ

一夏「はぁ・・・はぁ・・・誰か」


一夏「・・・いた!」

一夏「おーいセシリア!」タッタッタッ

セシリア「一夏さん?」

一夏「よかったいてくれて、すぐ来てくれ!」グイッ

セシリア「まぁっ、そんな強引な・・・」ポッ

セシリア「いかがなさったんですの?そんなに慌てて」

一夏「事情はあとで説明するから、とにかくついて来てくれ」

一夏「セシリアが必要なんだ!」

セシリア「どこまででもついていきますわ!」



束「じゅうにー、じゅういーち」

一夏「束さん!」タッタッタッ

束「なんだ間に合っちゃったかぁ」

セシリア「し、しののの博士!?どうしてこんなところに」

束「この子でいいのかな?」

一夏「はぁはぁ・・・はいっお願いします」

セシリア「い、いったいなにを・・・なんなんですの?」

束「じゃあこの眼鏡をつけて」

セシリア「一夏さん、いったいなにを」

一夏「俺とセシリアが結婚したらどうなるか見られるんだって」

セシリア「そうなんですの・・・ほえぇぇ!?」

セシリア「けっ、けっこ、こけっ、ええ!?」

一夏「コロッケのニワトリみたいになってるぞ」

束「ほらさっさとつけて。IS壊しちゃうぞ」

セシリア「も、申し訳ありませんでも心のじゅんb」

束「それっ」グイッ

セシリア「んきゃっ」

束「それじゃいくよ~。そいやっ!」パチッ

一夏「まぶしっ」




束「目開いて見て」

一夏『・・・』

一夏「おぉ老けた俺だ!」

セシリア「益々凛々しくなられて・・・素敵ですわ」

束「これで13年後くらいかな。結婚して3年ってとこ」

セシリア「美味しそうな料理が並んでいますけどわたくしがいませんわ」

一夏「自分を見るってのも変な感覚だな・・・」

一夏『・・・』

ガチャッ

一夏『おかえりセシリア』

セシリア『・・・クリーニング』バサッ

一夏『わ、わかった。飯作ったんだけどさ』

セシリア『外で済ませましたから』

一夏「・・・なんかセシリア怖いな」

セシリア「・・・」


一夏『あのさセシリア・・・遅くなる時は連絡してくれると嬉しいんだけど』

セシリア『忙しかったんですわ。一夏さんにはわからないでしょうけれど』

束「ふむふむ・・・いっくんは専業主夫をしているようだね」

一夏『これ、セシリア好きだったろ?一口だけでも』

セシリア『いらないとさっき言ったでしょう』

一夏『ご、ごめん』

セシリア『疲れているんだから余計なことに神経を使わせないで頂けますか?イライラしますの』

一夏『ご、ごめんな』


一夏「・・・まじかよ」

セシリア「わ、わたくしはこんなこと言いませんわ!」

一夏『コーヒーでもどうだ?』

セシリア『お風呂に入って寝ます』

一夏『ごめんまだ沸かしてない。すぐやるから』

セシリア『シャワーでいいです』

一夏『す、すぐやるから』

セシリア『いいと言っているでしょう!?』

一夏『ご、ごめん・・・』


一夏「なんか・・・情けないな俺」

束「この子と結婚するとこうなるみたいだね~」

セシリア「・・・」

束「これ以上見てたらこっちまで気が滅入るし、次いってみよーう!」

一夏「な、なんかごめんなセシリア」

セシリア「・・・いえ。あ、あくまでもシミュレーションですから。わたくしは気にしていませんわ」

セシリア「・・・」


束「ほら次呼んで来る!10分以内!」

一夏「ひぃーまたですか!」タッタッタッ



セシリア「・・・」

束「ちなみにこのわたしが作ったんだからかなり正確だと思うよ?」

セシリア「っ」ダダダッ


一夏「アリーナはセシリアしかいなかったし・・・どこに」タッタッタッ

一夏「はぁはぁ・・・」タッタッタッ

鈴「ふんふーん」スタスタ

一夏「あの後ろ姿は!す、じゃなかったりーん!」

鈴「うん?」クルッ

一夏「探したぜ!はぁ、はっ、一緒に来てくれ」グイッ

鈴「うぇあっ!?ななななによ急に!」

一夏「いいから早く!」

鈴ちゃんをディスる奴は俺が許さん

鈴が駄目だったら本格的に箒ぐらいしかまともなのいないな

>>65
弾がいるだろ



束「はっしーん」ドドドド

一夏「待ったぁ!!」

束「今回はぎりぎりだったねー」

一夏「はぁ・・・はぁっ」

鈴「はぁ・・・ふぅ・・・なんなの?なんでしののの博士が」

束「説明しよう!なんとこの天才束さんが!将来結婚するとどうなるかリアルにわかる装置を作ったのだ!」

鈴「なっ、なんだってー!!」

束「その名も・・・みらいよそうずー」

鈴「ブレーキランプ五回点滅?」

一夏「やっぱそう思うよな」

束「じゃあちゃっちゃと眼鏡つける!」

一夏「はぁ・・・」

鈴「け、結婚・・・一夏と・・・」ドキドキ

束「ではでは。ポチっとな」ポチッ

鈴「んぎゃっ!まぶしっ!」



ヒュウウウ……

一夏「・・・なんで墓場?」

鈴「すごいリアル・・・本物みたい」

束「これはだいたい5年後かなー」

ザッザッザッ

一夏「あ!千冬ねえ!」

千冬『・・・』

鈴「千冬さん相変わらず綺麗だけど・・・なんか」



千冬『・・・』ザッザッザッ

一夏「千冬ねえどこ行くんだ?」

千冬『・・・』

鈴「止まっ・・・これ」

織斑家之墓

千冬『・・・うっ・・・うぅ・・・一夏・・・』ポロポロ

一夏「・・・う・・・嘘・・・だろ・・・」

束「ふむ。いっくん死んじゃったのかー」

千冬『どうしてこんな・・・わたしより先に・・・』

鈴「な、なんで一夏が・・・なにがあったの!?」


千冬『・・・ぐすっ・・・うぅ・・・』

一夏「た、束さん!なにがあったんですかこれ!」

束「ちょーっち待って・・・はい、映像切り替わるよ」

パッ

一夏「まぶしっ!」



一夏『・・・って!仕事だもん仕方ないだろ!?』

鈴『うるさい!!死ねーっ!』ドーン!


一夏『うわらばっ!』ゴキッ

ドサッ

鈴『なんで仕事でキャバクラ行くのよ馬鹿!!』

一夏『---------------』

鈴『聞いてんの!?馬鹿一夏!!』

鈴『一夏!!』

鈴『・・・一夏?』


テレビ『昨夜、世界で唯一の男性IS操縦者として有名な織斑一夏氏が殺害されるという事件が発生しました』

テレビ『尚、犯人はIS操縦者であり、織斑氏の妻でもある織斑鈴容疑者』


一夏「・・・」

鈴「あたしこんなことしない!!」

束「でもISのメモリーによると、実際にISでいっくんのこと攻撃してるみたいだけどなー」

鈴「それは・・・」

一夏「・・・いつかは怪我するかもと思ってたけど殺されるとは」

鈴「わ、わざとじゃ」

一夏「わざともなにもISでやられたらああなってもおかしくないだろ・・・」

鈴「わざとじゃないもん・・・ぐすっ・・・」

一夏「あ、あくまでもシミュレーションのはなしだけどな!」

鈴「うわあああああああん!!!」ダダダッ

一夏「す、鈴!!」

束「よしじゃあ次!」

一夏「・・・まだやるんですか」

束「あたぼうさ!」


一夏「なんか俺って結婚向いてないんじゃ・・・」タッタッタッ

一夏「ていうかあいつらどこにいんだ?」タッタッタッ

一夏「大声で呼んでみたら出てこないかな・・・ラウラとか耳良さそうだし」

一夏「よし・・・すぅー、ラウ」

ラウラ「なんだ?」シュタッ

一夏「ほんとに出てきた!?」

ラウラ「なにか用か」

一夏「なにはともあれ、とりあえず来てくれ!」

束「おやおや、今回は早いね」

ラウラ「しののの博士!?」

一夏「未来予想図があれでこれでこう」

ラウラ「なるほど・・・興味深い」

束「じゃあこの眼鏡かけて~ポチっとな」ポチッ

一夏「目をつぶってれば眩しくないことに気づいた」



一夏「ってまた墓場かよ!!」

千冬『・・・いちか・・・』

一夏「また千冬ねえ泣いちゃったよ!!」

束「次いってみよー」

ラウラ「?」


一夏「いい加減嫌になってきた・・・」タッタッタッ

一夏「・・・俺は結婚すると死ぬのか・・・」タッタッタッ

一夏「で、でも流石にシャルなら・・・シャルならそんなことにはならないはずだ・・・!」


家庭科室

ガラッ

一夏「失礼します!」

シャル「い、一夏?どうしたの」

一夏「一緒に来てくれ!ちょっとシャル借ります!」グイッ

部長「ごゆっくりー」

シャル「うえぇぇぇぇ!?」

シャル「ど、どうしたの?」

一夏「俺の将来に関わる大事なことなんだ。黙ってついて来てくれ!」

シャル「っ・・・はい」



束「いらっしゃーい」

一夏「今度こそ・・・今度こそは」

シャル「し、しののの博士?」

一夏「これから俺とシャルが結婚するとどうなるかがわかる」ガシッ

シャル「けっ・・・結婚!?」

一夏「頼むから殺さないでくれ・・・!」

束「じゃあお二人さん眼鏡をかけたまえ」

妾!妾!妾の子!やることなすことビッチ臭い!

束「ここんとうざーい」ポチッ

シャル「まぶしいっ!」



一夏『ただいまー』

一夏「生きてる!」

束「だいたい10年後だね」

シャル「一夏かっこいい・・・」

シャル『おかえり一夏』

一夏「大人シャルも綺麗だな」


幼女『ぱぱーおかーりー』タタタッ

一夏『ただいまー。いい子にしてたか』ダキッ

一夏「こ、子供・・・」

シャル「っ・・・」カァァァッ

シャル『ご飯出来てるよ』

一夏『腹へったー』

幼女『へったー』

一夏「よかった・・・俺も幸せな家庭を築けるんだ・・・」

シャル「が、頑張ろうねっ」

一夏「でも子供まんま外人だなー。ハーフってやっぱそんなもんなのかな」

シャル「そう?目元なんか一夏そっくりだと思うよ」

束「どれどれ・・・この子の誕生日から十月十日前は」

パッ

一夏「ひつまぶしっ」


シャル『あっ、あんっ!もっと強くしてぇ~っ!!』

外人『もう出るっ!』パンパン!

シャル『な、中でいいからっ!!』

外人『いいのか?出来ちまうぜっ』パンパン!

シャル『あひぃっ!いいからもっとぉ!』


一夏「・・・・・・」

シャル「こ・・・こんなのなにかの間違いだよ!!!」

妾!妾!妾の子!やることなすことビッチ臭い!

          ハヽ/::::ヽ.ヘ===ァ
           {::{/≧===≦V:/
          >:´:::::::::::::::::::::::::`ヽ、
       γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     _//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
.    | ll ! :::::::l::::::/|ハ::::::::∧::::i :::::::i  やれやれ

     、ヾ|:::::::::|:::/`ト-:::::/ _,X:j:::/:::l
      ヾ:::::::::|V≧z !V z≦/::::/
       ∧::::ト “        “ ノ:::/!  _ (⌒)
       /:::::\ト ,_ ー'  ィ::/::|
   ⊂⌒ヽ /           ヽ /⌒つ
     \ ヽ  /            ヽ /
      \_,,ノ         |、_ノ

シャル「ひどいっ!こんなの見せる為に呼んだの!?」

一夏「・・・」

シャル「・・・一夏の馬鹿っ!!」ダダダッ


束「まあ、元気だしたまえ」ポンッ

一夏「・・・もう結婚なんてしない」

束「なんて~?」

一夏「言わないよぜっt、なに言わせるんですか!!」

束「ほらほら早く次だよ次」

          ハヽ/::::ヽ.ヘ===ァ
           {::{/≧===≦V:/
          >:´:::::::::::::::::::::::::`ヽ
       γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     _//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
.    | ll ! :::::::l::::::/|ハ::::::::∧::::i :::::::i  
     、ヾ|:::::::::|: ⌒ト- ::::/⌒ヾj::/:::l
      ヾ:::::::::| x=ミ  V x=ミ /::::/
       ∧::::ト “        “ ノ:::/!
       /::::(\   ヽノ  / ̄)  |
         | ``ー――‐''|  ヽ、.|
         ゝ ノ     ヽ  ノ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


一夏「はぁ・・・」トボトボ

一夏「結婚は人生の墓場ってきくけど・・・こういうことか・・・」

一夏「まさに墓入ってるもんな・・・ははっ」

一夏「・・・・・・はあ」

簪「・・・どうしたの?」

一夏「・・・おっ?」

束「・・・誰かなそれは」

一夏「更識簪って、4組の専用機持ちの子」

簪「・・・」ペコッ

束(・・・専用機持ちでいっくんと仲のいい子は箒ちゃんの他にはあの時いた4人だけかと思ってあの4人では最悪のシナリオを選択するようにしてたのに・・・まさかこんなのが出てくるなんて)

束(まあ暗そうだし上手くいかないかどうせ)

束「じゃあ早速眼鏡をかけるといいよ」

一夏「はい、これかけて」スッ

簪「な、なに?」

一夏「大丈夫だから」

束「じゃあポチ」ポチッ



一夏『おーい簪、ネクタイは』

簪『昨日出しておくからって言ったのに。はい』

一夏『ありがと』

簪『今日は何時頃になりますか?』シュルシュル

一夏「おお・・・男の憧れ奥さんにネクタイを巻いてもらうやつだ」

簪「・・・」

幼児『もらいっ』

幼女『あー・・・うえええままああああ!!』

簪『どうしたの?』

幼女『おにいちゃんがとったああああ!!』

一夏『だめだろいじめちゃ』

一夏『じゃあいってくる』

簪『はい、気をつけて』



一夏「・・・これだ・・・幸せな家庭だ!これを求めてたんだ。やった!」ギュッ

簪「・・・」カァァァッ

束「まあこういうこともね。じゃあ次」

一夏「次なんて見る必要ないですよ!理想の相手を見つけたんだ」

束「でもまだ箒ちゃんが」

一夏「どうせ殺されて終わりでしょ!」

束「箒ちゃんはそんなことs」

一夏「・・・更識簪さん」

簪「は、はい」

一夏「おっ、俺と結婚してください!」

簪「・・・よろしくお願いします」

一夏「っしゃー!!」




束「・・・あるぇーおっかしいなー」

束「人の仲は計算じゃ導き出せないってことかな!」

束「てへっ」



終わり

モッピーさえわいてこなければ箒とハッピーエンドになってた。
じゃあの。

         ハヽ/::::ヽ.ヘ===ァ
          {::{/≧===≦V:/
         >:´:::::::::::::::::::::::::`ヽ、
      γ::::ノ(:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    _//:::::::⌒::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
.   | ll ! :::::::l::::::/|ハ::::::::∧::::i :::::::i

    、ヾ|:::::::::|:::/`ト-:::::/ _,X:j:::/:::l
     ヾ:::::::::|V≧z !V z≦/::::/
      ∧::::ト “        “ ノ:::/!
      /:::::\ト ,_ --  ィ::/::|         
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi

   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       ∑ l、E ノ <
               レY^V^ヽl

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