東電社長 「福島第一原発の作業員確保が非常に困難になっている」 (14)

(東電 従業員数37000人)

これまで東電は、福島第一の作業員は基本的に足りていると強調してきた。東電社員も退職者が増え、
下請け作業員も長引く収束作業で、被ばく線量が増え、
原発を離れる人が増えてきたのに、ずっと「足りている」を繰り返してきた。

この日、広瀬氏は一転して「作業員の確保が非常に困難になっている」と認めた。
敷地全体の放射線量をもっと下げ、全面マスクなしに過ごせる場所や休憩場所も充実させることなどを約束した。

ただ、作業員が集まらない理由は、線量だけでなく、コスト削減で作業員の待遇が悪化していることも
大きな原因だ。広瀬氏は、東電全体で社員を福島第一に回し、
人員を確保する対策も明らかにしたが、下請け作業員を含めた長期的な人材確保、
待遇改善に向けた具体論までは話し合わなかったようだ。

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