カレン「SAOしマース!」 (31)

第一層 転移門前

カレン「アハハ、すごいデース!まるで御伽の国にいるみたいデース!」テテテッ

ドンッ

カレン「きゃっ」ヨロッ

???「おっと」ダキッ

???「ごめんな。怪我は無い?」

カレン「だっ、大丈夫デース!」アセッ

???「よかった。でも気をつけろよ」

???「こんな所で走ったら危ないぜ」ポンッ

カレン「……っ!」ポッ

???「じゃあな」フリフリ

カレン「……………」ポケー

カレン「ッ!」ハッ

カレン「ま、待ってくだサーイ!!」パタタ

???「ん?」

カレン「ワタシはカレンと言いマス!貴方の名前、教えて欲しいデース!」

キリト「あぁ、俺はキリト。よろしくカレン」ニッコリ

カレン「キリト…」

キリト「というか」ジー

カレン「な、なんデスか!?」ササッ

キリト「もしかしてカレン、始めたばかりなのか?」

カレン「そうデス!どうしてわかったデスか?」

キリト「まぁ装備を見ればね。君、初期装備のままだろう?」

カレン「あっなるほどデース」ピコン 

キリト「うーん。そうだな…」

カレン「?」キョトン

キリト「あのさ、よかったら一緒に店を見て回らないか?」

キリト「初めてじゃわからない事が多いだろうし、俺が案内するよ」

カレン「え!いいデスか!?」

キリト「もちろん!」

カレン「ありがとゴジャイマース…でも」モジッ

キリト「もともと俺も用があったし、気にしなくていいぜ」

キリト「じゃ、行こうか」ギュッ

カレン「あっ……」

商業区

カレン「こんなに買ってもらっちゃって……なんだか悪いデース」テクテク

キリト「いいって。そんな事気にするなよ」

キリト「よく似合ってるぜ?うん、可愛い」ニヤニヤ

カレン「……っ!そ、そうデスか」

カレン「えへへ」テレテレ

キリト「……それはそうとカレン、君はこの後どうするつもりなんだ?」

カレン「うーん。全然考えてなかったデス」ポケ

キリト「じゃあさ、ちょっと俺に付き合ってくれないか?」

カレン「へ?」



キリト「で、簡単に言うとクエストってのは」テクテク

キリト「課題をクリアするとアイテムが貰えるってシステムなんだ」

カレン「なるほどデース」フムフム

キリト「今の場合はさっきのNPCと話してからこの道を抜けると…」

カレン「あっ洞窟デース!!」タタッ

キリト「中は敵が出るぜ。さっき教えた事は覚えてる?」ニヤ

カレン「ハイデース!」スチャ

―――――
―――

カレン「シッ!」グサァッ

骸骨A「グギャッ」パシユンッ

キリト「そうそう。敵の硬直を狙ってスキルを入れるんだ」

骸骨B「グルァッ」ブンッ

キリト「ハッ!」キィンッ

キリト「今だカレン!」

カレン「死ぬデース!!!」グサズバシュンッ

骸骨B「ガァアアァ」パシュウゥ

LevelUp!

カレン「やりマシたー!レベルアップデース!」キャッキャ

キリト「おめでとうカレン。ついでにクエストもクリアだ」パチパチ

カレン「え?」キョトン

キリト「見ろよ。あそこに祭壇があるだろう?」クイッ

カレン「あ!宝箱デース!!」テテテッ

キリト「そんなに急ぐとまたコケるぞー」クスクス

カレン「アハハ。なんだかドキドキしマース」

カレン「開けゴマー!」ガチャッ

カレン「これ……髪飾りデスか?」チャラ

キリト「あぁ。そいつは君の物だカレン」

キリト「ほら、つけてみな」チョイチョイ

カレン「………」スチャ

キリト「おお!思った通り。カレンの金髪にピッタリだぜ」

キリト「このクエスト、ちょっと前に追加されたんだけどな。俺みたいな奴がつけても……って」

キリト「どうしたんだ?変な顔して」キョトン

カレン「キリト…」

カレン「どうして会ったばかりのワタシに、こんなに良くしてくれるデスか?」

カレン「ワタシ、返せるものを何も持ってまセーン」シュン

キリト「まだそんな事気にしてたのか…」

キリト「いいって。カレンがSAOを好きになってくれたらそれでさ」

カレン「でも…」モジ

キリト「まぁ………ホントの事言うとな」

キリト「カレン。君、妹に似てるんだ」

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