さやか「ポッキーゲーム!」杏子「い、いぇーい…」(210)

さやか「は~や~く~ぅ~」

杏子「わかったよ…んっ…」

さやか「ふ…ぅ…んぁ…」


杏子「ふあっ……」

さやか「んっ……」ドキドキ

杏子「ふあっふあっ……」

さやか「……ん?」

杏子「ふあっくしょーい!」ブショォォオア!

さかや「……」ビチョォォ…

杏子「悪ぃ、さやか。さいきん風邪ぎみで……はっくしょい!へっくしょい!」

さやか「杏子の鼻水で顔がべちょべちょだよぉ////」ドキドキ

さやか「ところであんた、ポッキーゲームって知ってんの?」

杏子「ま、まぁ聞いたことくらいならな……」

杏子(本当は色々シミュレートしていたなんて言えるかよ……)

さやか「へー意外、あんた食べ物で遊ぶと怒りそうだし」

杏子「あれは別にちゃんと食ってるからいいんだよ」

さやか「あ、ホントに知ってんだ」

杏子「た、多少はな……」



的なマジメな話じゃないのか


さやか「じゃあやろうよ」パクッ

杏子「ちょ、まてよ!まだ心の準備が……」ドキドキ

さやか「んー」

杏子「わ、わかったよ仕方ねー……んっ」ぱくっ

さやか「んー」ポリポリポリ

杏子「んんーっ!?(オイ、このままだと……チューしちまうじゃねえか!)」


こうか?

よし任せた


さやか「じゃあやろうよ」パクッ

杏子「ちょ、まてよ!まだ心の準備が……」ドキドキ

さやか「んー」

杏子「わ、わかったよ……でもさ、ちゃんと途中で止めろよ!」

さやか「どうかなー?チューしちゃうかどうかでドキドキするのが楽しいんだから約束は出来ないなー?」ニヤニヤ

杏子「何言ってんだ!チュ、チューしちまったら……あかちゃん出来ちまうだろ!」

さやか「」


という杏子「らめえええあかちゃんできちゃうのおおお」路線でかまいませんか?


杏子「おいさやか!聞いてるのか!」

さやか「あ、うん……そっか杏子ってそういう知識ないんだね」ジッ

杏子「な、何だよ」

さやか「ううん。さ、途中で止めてあげるから」

杏子「わ、わーったよ。絶対だぞ!絶対止めろよな!」


さやか「わかってるって。ほら早く」ニヤニヤ

杏子「う……(さやかの顔がこんな近くに////)」

さかや「はやく咥えなさいよ。ほらほら」

杏子「わ、わかったよ……あ、あーん」パクッ

さやか「んー」ニコッ

杏子「(わわわ近けー!めっちゃ近けーよぉ……////)」


さやか「ふふふーん」ポリポリ

杏子「ッ!?うわっ!?」バッ

さやか「ちょっと、なに離してんのよ」

杏子「だってお前がいきなり……」

さやか「食べないとゲームの意味ないじゃん」

杏子「そうだけど……もうちょっとゆっくりしてくれよ!こっちは初めてなんだから!」

さやか「わかったよ。でもあんた、次途中で離したら罰ゲームだかんね!」

杏子「お、おう。いいぜ。もう離さないからな」

さやか「じゃ改めて……」パクッ


さやか「ん(はやく咥えなさいよ)」

杏子「お、おう……んっ」パクッ

さやか「んーんんー?(いくわよー?)」

杏子「ん、んん……(ゆっくりだぞ、ゆっくり食べろよ!)」

さやか「んー」ポリッ

杏子「んっ」ビクッ

さやか「んんー」ポリポリッ

杏子「んんーっ!」

さやか「ん」ピタッ

杏子「っ!?」

さやか「んーん」ニヤニヤ


杏子「(こいつ……あたしの反応で楽しんでやがるな!)」

さやか「ん?」

杏子「(それならあたしだって……やってやるっ!)」ポリポリポリ!

さやか「んー!」

杏子「(どうだ!まさかあたしが攻めに回るとは思ってなかったみたいだな!)」ポリポリポリ

さやか「んんー!」

チョン

杏子「ん?……んんー!?(さやかの鼻とあたしの鼻が、触れちまった!)」


杏子「(鼻と鼻で、チューしちまった!こ、これはセーフだよな?そうだよな神様!)」ドギマギ

さやか「ん////」モジモジ

杏子「(し、しかも動けねーから……ずっと鼻同士でチューしたまま……離れられないよぉ!?)」

さやか「んっ」カァ////

杏子「(お互い喋れねーから余計気まずいーっ!恥ずかしいー!あーもう誰か助けてくれーっ!)」


杏子「んーんん!(さやか!はやく離せよ!)」

さやか「んんーん!(嫌よ!あんたが離しなさいよ!)」

杏子「んんー!(離したら負けだろ!?あたしはさやかなんかに負けたくないんだよ!)」

さやか「ん!(あたしだって……ぜったい負けないんだから!)」

杏子「……」ジッ

さやか「……」ジィッ

杏子「(ダメだ、はずかしすぎるぅぅぅぅーーーーっ!)」カアアア

さやか「(もう、恥ずかしいならはやく離しなさいよーっ!)」カアア


~~10分後~~

杏子「(あれから10分間、ずっとさやかと繋がったまま……いいかげん死にそうだよぉ////)」

さやか「(うっ、トイレ行きたくなってきた)」モジモジ

杏子「(もう離しちゃおうか……いいや、こいつだけには負けられねーんだ)」

さかや「(はやく終わんないかなあ……そろそろ飽きてきたし)」

杏子「(こいつの前でみっともない格好をさらすわけにはいかない!)」キリッ

さやか「(一気に勝負に出ちゃおっと!)」ポリポリポリポリ!

杏子「っ!?(さやかのやつ……何考えてやがる!)」

わっふるわっふる


さやか「(ほーら?はやく離しちゃいなさい!)」ポリポリポリポリ

杏子「んんーっ!?(あ、ああ……何やってんだよぉぉ!?)」

さやか「(意外としぶといわね……)」ポリポリポリ

杏子「(どんどん短く……っ)」

さやか「(はやく降参しなさいよ!)」ポリポリ

杏子「(上唇が触れちゃいそう……っ!)」

さやか「(あれ?だんだんキスするみたいな体勢に……)」ポリポリポリポリ


杏子「(あ、ポッキーにひっぱられて……)」クイッ

さやか「(杏子、目が潤んじゃって……カワイイ)」ポリ…

杏子「(さやかの唇のあったかさが、あたしの唇に伝わってくる……)」

さやか「(もう一センチも間が開いてない……あと一口齧れば……)」

杏子「(少し動いただけでも触れちゃいそう……)」

さやか「(ど、どうしよう……なんか、キス、したくなって……)」


杏子「(チュー、したい……さやかとチュー……で、でもあかちゃんが……)」

さやか「(キスしたいよぅ……でもしちゃったら……杏子に嫌われちゃうかな)」チラッ

杏子「////」ウルウル

さやか「(か、かわえええええ!もう我慢ならん!……い、いやいやダメだって女同士でキスなんて!)」

杏子「(さやかと、チューしたい……でもっ、あかちゃん出来ちゃったら……)」

さやか「(うおおおおおお行きたい、すごく行きたい!がぶっとひとおもいに!)」


杏子「(ちょっとだけなら……大丈夫、だよね?)」チョン

さやか「っ!?(う、上唇が……触れちゃってるーっ!?こ、これって……)」

杏子「(まだチューじゃ、ないよね?ちょっと触れちゃってるだけだよね?)」

さやか「(キス……なのかな?よくわかんないけど、触っちゃってるだけだからセーフ?)」

杏子「(さやかの唇、やわらかい……もっと、もっと触りたい……)」モジッ

さやか「(あ、杏子!?こんな状況で少しでも動いたら……っ!)」


杏子「(あ、下の唇も……)」

さやか「(ふ、触れちゃってる!?これってもう完全にキス……だよね?)」

杏子「(さやかの唇が、あたしの唇と重なってる……熱い息が、伝わってくる……)」

さやか「(杏子、ほとんどキスしちゃってるのに離さないってことは……)」

杏子「(ポッキー、ほんの少しだけ残ってる……)」

さやか「(あんた、もしかして……)」

杏子「(これがなくなっちゃえば……)」

さやか「(ちょ、まずいって……まずいってー!)」


杏子「(あ、ああこれ以上深くチューしたら……)」

さやか「(やめて杏子!これ以上はヤバいってー!)」

杏子「(きっと、あかちゃんできちゃう……)」

さやか「(で、でも離せない……いや離したくない!あたしも……)」

杏子「(でも……止められないっ!)」チロッ

さやか「んんーっ!?(杏子!?し、ししし、舌が……舌入れてきたあああっ!?)」


杏子「(さやか、開けて?)」ツンツン

さやか「(は、歯を舌でツンツンして……こ、これって『舌を入れさせろ』ってことよね?)」

杏子「(さやかはもっと深いチュー、したくないの?)」ツンツン

さやか「(あ、ああああたしの理性がががががが)」

杏子「(おねがい……もっとチュー、しよ?)」ツンッ

さやか「(女同士とか知るかああああああああああああ!)」ガバッ

キマシタワー


杏子「(さやかが、あたしのベロを、舐めてくれてる……)」ヌチャ

さやか「杏子、杏子っ……!」

杏子「(あたしを受け入れて、ああっさやか……さやかっ!)」ギュッ

さやか「(杏子っ、可愛いよ……杏子っ!)」

杏子「(らめぇ、こんなに激しいチューしたら……あかちゃんできちゃうのおおおおおおっ!)」ギュウウウウ!


杏子「はあっ……はあっ……」

さやか「はあっ……はあっ……」

杏子「……」

さやか「……」

杏子さやか「(どうしよう……死ぬほど気まずい)」


杏子「(ななな何やってんだあたしゃー!?さ、さささやかとチューしちまったぞ!?
しかも激しいヤツを!?なに考えてんだ数秒前のあたしはーっ!?)」

さやか「い、いやー……キスしちゃったから引き分けかな?あは、あはははは……」

杏子「……できちゃう」ボソッ

さやか「……は?」

杏子「どうしよう……さやかとのあかちゃん、出来ちゃうよぉ……」グスッ

さやか「……」キュンッ


さやか「一緒に育て……じゃなくて!キスだけじゃあかちゃん出来ないから!」

杏子「え……本当?」グスッ

さやか「本当だから。そもそも女同士で子供できるわけないじゃない!ね?
だから泣きやみなって」

杏子「ホント……?」ピクッ

さやか「本当だって。さやかちゃん、ウソつかない!」

杏子「……テメェ」ゴゴゴ…

さやか「……へ?」


杏子「あかちゃんできないなら最初にそう言えよ!騙しやがったなーっ!」バッ

さやか「き、聞かれなかったから言わなかっただけよ!」

杏子「そんな言い訳が通じるかよ!ったく、一人で葛藤してたのがバカらしく思えるよ」

さやか「(よ、よかった……いつもの杏子にもどった……)」

杏子「あたしを騙した罰として……」サッ


さやか「え?」

杏子「この箱が空になるまでポッキーゲーム、付き合ってもらうからな!」

さやか「ええ!?ちょ、杏子!?」

杏子「いや、もうポッキーはいらないか。さやかー、いっぱいチューしようぜー!」ガバッ

さやか「う、うわああああああああでもちょっと嬉しいかもおおおおおおおおお!」


おわり

俺の力はここまでだ……後は頼んだ……受け取れ、勇者よ


いいあんさやだった

だが双頭使った下のお口のポッキーゲームとかあるのだろう?

悪いが無理だ。この後、二人はなんとなく気まずい仲になってしまいつつも
二人きりの時はラブラブですぐにチューしちゃって次第に唇以外の場所にまでチュー……
(以下の文章は省略されました続きを読みたくても読めません)

……どうしても、と言うのなら。

メシ喰ってきます。八時半ぐらいまで残ってたら書く。


~~次の日~~

まどか「おはよーさやかちゃん!」

さやか「あ、おはよーまどか……」

まどか「どうしたの?元気ないね」

さやか「いや、昨日は眠れなくって……」

まどか「また遅くまでテレビゲームしてたんでしょ?」

さやか「いや、テレビじゃないゲームというか何というか……」


さやか「実はかくかくしかじかで……」

まどか「杏子ちゃんとポッキーゲームでチューしちゃったの!?」

さやか「うん。そのせいで杏子との仲が……何かヘンになっちゃって」

まどか「ヘンって?」

さやか「それがねー……」

杏子「おーいさやかー!」


まどか「あ、杏子ちゃん!」

さやか「げ!?なんであんたついてきてんの!?あたしたちこれから学校よ!」

杏子「えへへ、これ見てよ!」ヒラッ

まどか「杏子ちゃんその格好は……」

さやか「私たちの学校の制服……ってあんたまさか!」

杏子「えへへへ、そうさ。今日からあたしもさやかと同じ学校に通うことにしたんだよ」

さやか「」


先生「というわけで、今日から転入してきた佐倉杏子さんです。みなさん仲良くしてあげてね」

杏子「佐倉杏子だ。よろしくな」

ほむら「……どういうことなの」

まどか「わけわかんないよね」

先生「佐倉さんの席は……ちょうど美樹さんの隣が空いているわね」

さやか「え?私の隣は仁美の席……あれ?今日に限って仁美が休み!?」

杏子「……よろしくな、さやか!」

さやか「お、おう……」


杏子「さやかー、教科書見せてくれよー」

杏子「さやかー、ここの問題教えてくれ」

杏子「さやかさやか!いっしょにドッヂボールしようぜ!」

さやか「う、うん……」

まどか「杏子ちゃんからのアプローチが半端ないね、ほむらちゃん」

ほむら「佐倉杏子……いったいどういうつもりなのかしら?」


さやか「あー、やっと昼休みかぁ……」

まどか「ちょっとやつれたね、さやかちゃん」

さやか「やっと一息つけるわー。午前中、杏子に振り回されてばっかだったし」

ほむら「どういうことなの美樹さやか」

さやか「ほむら……これには事情があって」

ほむら「どういう事情か知らないけれど、あんな佐倉杏子はどの時間軸でも見たことないわ。
あなた、彼女にいったい何をしたの?」

さやか「いやぁ、ただのゲームのはずだったんだけど……」


ほむら「杏子と……キスを?」

さやか「はい……ポッキーゲームしてたらその場のノリで……」

まどか「さやかちゃん、そういうことは遊びでしちゃいけないんだよ」

さやか「仰るとおりです……」

ほむら「あなたはどうかしらないけれど、杏子は本気みたいね」

さやか「みたいですね……」


ほむら「あなた達、付き合っちゃいなさい」

さやか「えーっ!?ちょっとほむら!あんた何言ってんのさ!」

ほむら「あそこまで本気の杏子は見たことが無い。もし彼女を失望させるようなことをすれば
杏子は絶望から魔女になってしまう可能性があるわ」

さやか「そ、そんな……たかがキスくらいで……」

まどか「私も、キスしちゃったんなら責任とらなくちゃいけないと思うよ」

さやか「まどかまで!?」

杏子「おーいさやかー!いたいた!一緒に弁当食おうぜー!」


さやか「げ、杏子!?」

ほむら「私たちはお暇するわ……後は二人でよろしくやるといいわ」

まどか「じゃあね、さやかちゃんガンバッテ!」

さやか「ちょっと待って!置いてくなー!?」

杏子「どうしたさやか?ほら、お前の好きなハンバーグだぞ!はい、あーん!」

さやか「ちょ、自分で食べれるから!」

杏子「あーん!」

さやか「……あーん」パクッ


杏子「どうだ?おいしいか?」

さやか「……う、うんおいしいよ」

杏子「そっかー、へへ。作った弁当を褒められるってのも悪くないな!」

さやか「う、うん……」

杏子「どうした?元気ないのか?」

さやか「いや、そういうわけじゃないけど……」

杏子「じゃあ元気づけてやるよ」スッ

さやか「え?ちょ……杏子!ここ学校……んっ」チュッ

杏子「……んっ、はぁ……ハンバーグソースの味がする」


さやか「ちょっと杏子!少しは場所を弁えなさいよ!」

杏子「何怒ってんだ?あたし、さやかに嫌われるようなこと、したか?」ウルッ

さやか「う、ううん……そうじゃなくて……そ、そう人前じゃ、恥ずかしいし……」

杏子「そっか、誰かに見られるかもしれないもんな。じゃあ……他人に見られない所に行こうよ」

さやか「……へ?」


杏子「さ、来いよさやか。ここなら誰かに見られる心配もないぜ。ちょっと臭いけどな」

さやか「と、とととトイレの個室って……あんた一体なに考えてんのよ!」

杏子「何って……今日一日おあずけ喰らった分、たっぷりキスするに決まってるだろ?」

さやか「ちょちょちょちょっと待って!ここ学校よ!?」

杏子「さやかはしたくないの?あたしと、キス……」

さやか「っ!?」ドキッ

杏子「さ、はやく……昼休み、おわっちゃうよ?」

さやか「あ、うん……」フラッ

ギィィィ…バタン!


杏子「んはっ……んむっ」モゾッ

さやか「はっ……んっ、んっ」チュバッ

杏子「さやかっ……はっ」チュッ

さやか「いや、きょうこ、はげしすぎっ……んっ」

杏子「さやか……」

さやか「……何?」

杏子「さやかの耳って、かわいいよな?」カリッ

さやか「ひゃうんっ!?」ビクッ


さやか「ちょっと杏子!?キス以外はダメ!そっから先は……」

杏子「何言ってんだ?あたしはキスしただけだ……さやかのかわいいところにな」チュッ

さやか「いやっ、首筋……っ!?」ピクッ

杏子「襟首から見えてる鎖骨もかわいいな……思わず」スッ

さやか「い、いや、やめてっ……」

杏子「キスしたくなっちまう」ペロッ

さやか「ああっ!?」ギュッ


杏子「どうしたさやか?もっとキスしてほしいのか?」

さやか「止めて、きょうこぉ……これ以上されたら……っ」

杏子「これ以上って?」

さやか「そ、それは……////」

杏子「たとえばこの、鎖骨より下の……」

さやか「ちょ、さすがに胸は……って、あれ?」

杏子「この……ヘソとかか?」ピラリッ


さやか「ちょっとーっ!?どこめくって……ひゃっ!?」

杏子「さやかのおヘソ……かわいいよ」チュッ

さやか「ば、ばかぁ……そんなとこまでキスしなくっても……ひゃうんっ!?」

杏子「かわいい……すごくかわいいよ」チュッ、チュッチュッ

さやか「止め、て……腰、抜けちゃ……はふっ……うんっ」ガクッ


杏子「おっと」ガシッ

さやか「はぁ……はぁ……」

杏子「だ、大丈夫か?そんなに気持ち良かったのか、おヘソにキスされるのが」

さやか「はぁ……はぁ……」

杏子「ダメだ、聞こえてねーみたいだ……じゃあここは唇に目覚めのキスを……んっ」チュッ

さやか「んっ……はっ」チュバッ

杏子「よう、お目覚めかい?お姫様」

さやか「きょう、こ……」


杏子「そろそろ昼休みも終わるぜ。教室にもどろ……っ!?」

さやか「……あんたが、悪いんだからね」

杏子「ど、どうしたさやか?もう教室に戻らないと……」

さやか「あんたのせいよ……あんたが火をつけたんだからね?」ジリッ

杏子「ちょっと、怖いよ……さやか……」タジッ

さかや「窒息するくらい、キスしてやるんだから」

杏子「……え?」


キーンコーンカーンコーン

さやか「はっ、んむっ……っ!」チュバッ

杏子「ちょっ、さや……か、息できなっ……うむっ?!」ガバッ

さやか「あんたのせいよ……あんたが、あんたが……んっ」

杏子「んんーっ!?」

さやか「可愛過ぎるのがいけないんだから……はむっ」

杏子「~~~~~~~~~ッ!?」ビクビクッ


さやか「はっ……はあっ……」ゼェゼェ

杏子「……はっ、はっはっ……んはっ」ビクッ

さやか「昼休み、過ぎちゃったね」

杏子「はっ、はあ……」ゼェゼェ

さやか「二人とも顔じゅうべチャべチャだ……これじゃ教室戻れないね」

杏子「さ、さやか……死ぬかと、思った……」


さやか「何言ってんの。魔法少女は不死身なんでしょ?」

杏子「そうだけど……限度ってもんが……」

さやか「五時限目は英語だったよね?でもあたし、英語嫌いなんだよね」

杏子「さや、か……?」

さやか「次の授業まで、さぼっちゃおうか?」サスッ

杏子「ちょっと、おい……待てって、まさか……」

さやか「魔法少女がキスで死んじゃうかどうか……確かめてあげる」

杏子「待てっ!さやか!ほんとに待てっ……うむんっ!?」

さやか「んっ………………っ」

杏子「んんんんんんんんんーーーーーーーーーーっ!?」ビクビクビクッ


~~保健室~~


杏子「う、うわあああああああ……あ、あれ?」

まどか「あ、気がついた?大丈夫、杏子ちゃん」

杏子「まどか?あれ、あたしは確かさやかと一緒に……」

まどか「お昼休みに杏子ちゃんが倒れちゃって……さやかちゃんが運んでくれたんだよ?
憶えてないの?」

杏子「あ?あたしが倒れた?」

まどか「五時限目の途中にさやかちゃんが戻ってきて、
杏子ちゃんを保健室に運んでたから遅くなったって言ってたよ?」


杏子「そうだ、あたしとさやかは……二人で……っ////」カアアア

まどか「どうしたの杏子ちゃん?顔が真っ赤だよ!?まだ寝てなきゃ……」

杏子「う、うるさい!何でもねーよ!」

まどか「そ、そう?じゃ、わたし今日は用があるから先に帰るね?」

杏子「え?まだ授業中じゃないのか?」

まどか「何言ってるの。もう放課後だよ?杏子ちゃん二時間も眠ったままだったんだから」


さやか「おーっす杏子!調子はどうー?」ガラッ

まどか「さやかちゃん!ちょうど良かった。杏子ちゃんのこと、後はお願いね」

さやか「ぬっふっふっふ……任せたまへー!」ワキワキ

杏子「ゲッ!?まどか、ちょっとまってくれ!」

まどか「杏子ちゃんお大事にー……ちなみにこの部屋、
あと30分は誰も来ないらしいよ?じゃあね!」バタンッ

杏子「あ……」


さやか「体の具合はどう?」ジリッ

杏子「お、おう……お陰さまでな」

さやか「じゃあもう大丈夫よね?」スッ

杏子「な、何のことだ?そ、それよりどうだ?ポッキー喰うかい?」サッ

さやか「……そうね」パクッ

杏子「ほっ……(さすがのあたしでも連戦はキツいぜ……)」

さやか「ん」

杏子「……へ?」


さやか「んー♪」

杏子「ま、まさか……」

さやか「ん、んーん♪」

杏子「あ、あはははは……」

さやか「(もうぜったい離さないからね、杏子?)」

杏子「い、嫌だ……!」

さやか「んっ!?」

杏子「もうポッキーゲームはこりごりだーっ!」ダッ

さやか「あーっ、待ちなさい杏子!逃げたら罰ゲームだからねーっ!」



おわり

じゃ夜勤行ってくる。今度こそ後は任せた。


積極的なのはいいことだ

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