結衣「なら私とゆりゆりすればいいだろ!」 あかり「えっ?」(142)

ごらく部

ガラッ

あかり「結衣ちゃん京子ちゃん遅れてごめんねぇ、今日は何して遊ぼっか」

結衣「やぁあかり、外寒かっただろ」

あかり「うん寒かったよぉ、えへへおこたぬくぬくだね」

結衣「あぁ、おこた無しはもう考えられないな…」

あかり「そうだねぇ…」

あかり「…冬だね、結衣ちゃん」

結衣「冬だな、あかり」

わたくしもそう思います

あかり「ちなつちゃん今日はお家の用事でお休みだよ」

結衣「そっかそっか、京子も家で同人誌書くってさ」

あかり「今日は京子ちゃん来ないんだぁ」

結衣「……くふっ」

あかり「えぇっと、何かおかしい事言ったかなあかり」

結衣「いや何でもないよ」

あかり「きょうはきょうこちゃん…」

結衣「…ぷぷっ」

あかり「えぇぇ……」

あかり「結衣ちゃん笑いの沸点低すぎるよぉ……」

結衣「な、何だよその目は!」

あかり「…ダジャレにすらなってないと思うよ」

結衣「そもそも笑ってないし、あかりが幻覚でも見たんだろ」

あかり「…結衣ちゃんその言い訳はちょっと苦しいんじゃないかな?」

結衣「う、うるさいな!…今お茶淹れてくるから」

あかり「ぇへへ、ありがと結衣ちゃん」

ひゅーっ!

結衣「緑茶で良かったかな」

あかり「うんありがと、結衣ちゃん」

結衣「まったく…まさかあかりにいじられるとはな」

あかり「ご、ごめんね」

あかり「ふふっ結衣ちゃんはクールに見えて笑いの沸点が低いよね」

あかり「そのギャップがすごい可愛いと思うんだぁ」

結衣「かっ可愛くなんか……そのお団子そぎ落とすぞあかり」

あかり「そ、そぎ落とす!?それだけは勘弁なすってぇ!」

結衣「ったく…」

あかり「ぇへへ、今度みんなでお鍋でもやりたいね」

結衣「あぁいいねそれ」

あかり「ネギに白菜にお豆腐に鶏肉いっぱい入れてぇ…」

結衣「…あかり、ヨダレ出てるよ」

あかり「ふぇっホント!?」ゴシゴシ

結衣「ふふっ嘘だよ」

あかり「もぉー結衣ちゃんってば!」

結衣「あはは、ごめんごめん」

あかり「まったく…結衣ちゃんってば」

結衣「ふふふ」

あかり「…この間結衣ちゃんとデートしたってちなつちゃんから聞いたよ」

結衣「デートというか…確かに二人で遊びに行ったね」

あかり「本当に嬉しそうだったよぉちなつちゃん」

あかり「3日間は延々とその話聞かされて大変だったけど…」

結衣「あはは…」

あかり「結衣ちゃんもなかなかスミに置けないよねぇ」

結衣「ど、どういう意味だよそれ」

あかり「別に、深い意味はないよぉ」ズズー

結衣「む…」

あかり「京子ちゃんも毎週のようにお泊りしてるんだよね」

結衣「毎週ってわけじゃないけど…」

結衣「週末はたまに泊まりに来てるね」

あかり「そうなんだぁ」

あかり「ふふっごらく部みんな結衣ちゃんと仲いいよねぇ」

結衣「そうだね、二人っきりで遊ぶような仲だしね」

あかり「あかりもよく結衣ちゃんと二人っきりで遊ん…」

あかり「あ、あれぇ!?」

結衣「えっ?」

あかり「ない!無いよぉ結衣ちゃん!」

結衣「お、落ち着けなにが無いんだよ!あかりの胸か?」

あかり「うん全然育たなくて…って違うよぉ!合ってるけど違うよ!!」

あかり「気にしてるからそれは言わないで!」

結衣「わ、分かったって」

あかり「結衣ちゃんと二人っきりで遊んだ記憶が無いよぉ…」

結衣「……」

結衣「……あぁ」

ぶっひぇ~

あかりは結衣ちゃんに対してはちょっと調子乗ってるくらいが一番可愛いと思うんだ

結衣「いや子供のころからの付き合いなんだしそんな事は…」

結衣「……京子にずっと付きっきりだったからな」

あかり「……うぅ」

結衣「あ、あかり」

結衣「きょうきょうこが…」

あかり「そんなダジャレであかり笑わないよぉ!?」

結衣「ご、ごめん…でも面白いのに」

あかり「そんなので笑うの結衣ちゃんと杉浦先輩くらいだよぉ…」グスッ

結衣「……そうなのか」

あかり「結衣ちゃんとあかりって本当に仲良しなのかなぁ…」グスッ

結衣「何言ってるんだよ!!!」

結衣「あかりは私の大切な幼なじみだろ…そんな事言わないでよ」

あかり「……ありがと、でもね」

あかり「今さらだけどあかりね、ごらく部で浮いてる気がしてきたんだ」

あかり「あかりだけゆりゆりしてないもんね…」

結衣「そんなの関係ない!!…それが嫌なら」

結衣「わ、私とゆりゆりすればいいだろ!」

あかり「えっ…」

結衣「あっ…」

あかり「ありがと結衣ちゃん、気持ちだけでも嬉しいよ」

結衣「…あかりは嫌なの?」

あかり「ううん、でもそんなの結衣ちゃんに迷惑かかっちゃうもん」

結衣「…迷惑なんかじゃないよ」

あかり「…存在感を出すために結衣ちゃんにすり寄ったなんて思われるもん」グスッ

結衣「あかりは存在感が薄い子なんかじゃないよ」

あかり「そんなのウソだよぉ…」

結衣「ウソじゃない!」

あかり「!」ビクッ

結衣「あかりはよく周りに気配り出来る子だよね」

結衣「大室さんに割りばし貸してあげたり、絆創膏で治療したり」

結衣「ソーイングセットでボタン付けてあげたりね」

あかり「…誰から聞いたの?」

結衣「ちなつちゃんだよ」

結衣「あかりは人より一歩下がって、周りをよく見渡してくれてるんだ」

結衣「スポットライトが当たらないだけ、あかりは空気なんかじゃない」

結衣「…周りに気を使える、優しいあかりが大好きだよ私は」

あかり「ゆ、結衣ちゃん……」


あかり「でもアッカリーンなんて効果音考えたの結衣ちゃんだよね」

結衣「そ、それはその…あの…」

あかり「小さいころから薄々気づいてたよ…手の施しようのない存在感だって」グスッ

結衣「うぅぅ…あかりぃ…」

あかり「ぇへへでもね」

結衣「うん?」

あかり「結衣ちゃんがあかりのことも見ててくれてたんだなぁって」

あかり「それが分かってホント嬉しいんだぁ」

結衣「あかり…」

結衣「…大切な私の幼なじみなんだから当たり前だろ」ギュッ-

あかり「ぇへへ、結衣ちゃん暖かいよぉ…」

結衣「落ち着いたかあかり?」

あかり「うん、ありがと結衣ちゃん」

あかり「う~ん…」

あかり「ゆりゆりするってどんなことすればいいのかなぁ」

結衣「うーん…私もよく分からないな」

結衣「さっきあかりを慰めるためにハグしたけど」

結衣「…そういうスキンシップとかすればいいのかな?」

あかり「なるほど、結衣ちゃんのハグ暖かくてほんわかしたよぉ」

結衣「私もあの感覚好きだな、安心するというか」

あかり「うんうん!」

結衣「で、でも今考えるとすごい恥ずかしいな」

あかり「…そ、そうだね」

あかり「ふ、2人っきりでハグだもんね」

結衣「放課後の部室で2人っきり…ハグ……あかり」

あかり「ゆ、結衣ちゃん…」


結衣あか「………ぷっ…あはははははははははははは!」


結衣「ふふっ、あかり顔が耳まで真っ赤だよ」

あかり「結衣ちゃんだってリンゴさんみたいに真っ赤っかだよぉ~!」

結衣「えっ嘘!?」

あかり「ほんとだよ~」

結衣「あははっ、2人で顔真っ赤にしてバカみたいだな」

あかり「ぇへへ、なんだか可笑しいねぇ」

結衣「はー笑った……ん、そろそろ日が落ちてきたね」

あかり「本当だ、もう真っ暗だね」

結衣「そろそろ帰ろうか、あかりの家まで送っていくよ」

あかり「うん!ありがと、結衣ちゃん」

結衣「忘れ物しないでね」

あかり「はーい!」

結衣「うわ~だいぶ積もったな」

あかり「ふふ、結衣ちゃん転ばないようにね」

結衣「…私はあかりが心配だよ」

あかり「ぇへへ」

<ブロロロ~ プーップップー

結衣「あかり、車来てるよ!!」グイッ

あかり「きゃあ!?」

結衣「ったくあんなスピード出して危ないな…大丈夫か?」ギュッ

あかり「う、うん」

あかり「ぇへへ…結衣ちゃんそんな抱きしめたら苦しいよぉ」

結衣「わっ…ご、ごめん」

俺「まだまだ完結しないでね」

>>1「はーい!」

結衣「本当にごめんなあかり」

あかり「ううん」

あかり「……今日だけで2回結衣ちゃんに抱きしめられちゃったね」

結衣「ど、どっちもその…不可抗力と言うか」

あかり「…さっきの結衣ちゃんとってもカッコ良かったよ」

あかり「助けてくれてありがと、結衣ちゃん」ニコッ

結衣「っ!……ど、どういたしまして」

あかり「ぇへへ~♪」

結衣「…なんかほっぺ熱い」

あかり「結衣ちゃん、送ってくれてありがと」

結衣「あぁ、また明日学校でな」

あかり「うん!」

結衣「寒いから風邪引かないでね」

あかり「ふふ、結衣ちゃんもね」

結衣「ちゃんと宿題するんだよ」

あかり「ふふっ分かってるよぉ」

結衣「…じゃあまたね」

あかり「…うん」

あかり「ふぅ、いいお湯だったぁ」

あかり「今日は結衣ちゃんとお喋りして…は、ハグしてもらって」

あかり「車から助けてもらったりして…カッコ良かったなぁ」

あかり「結衣ちゃんの事考えるとドキドキする…」

あかり「ぇへへ、結衣ちゃぁん」

あかり「…寝る前に結衣ちゃんにメールしてみようかな」

あかり「迷惑じゃないかなぁ」

あかり「……」メルメル

結衣「ふぅ、ごちそうまでしたっと」

結衣「…1人で食べるのってやっぱ味気ないな」

<ゴーユルリ ト ニャニャニャー

結衣「メール…ふふ、あかりからだ」

結衣「『今日は結衣ちゃんといっぱいお喋り出来て楽しかったよ!』」

結衣「『明日はお家からミカン持っていくよぉ、皆で食べようね!』」

結衣「『また明日学校で、おやすみなさい』」

結衣「ふふ、まだ9時なのにもう寝ちゃうのか…あかりらしいな」

結衣「私も楽しかったよ……」メルメル

あかり「……」ソワソワ

<カゲ ガ ウスイトカー

あかり「ひゃう!?」

あかり「もう返ってきた…どれどれ」

あかり「『私も楽しかったよ、今度2人で遊びに行こうな』」

あかり「『ミカン楽しみにしてるからね』」

あかり「『おやすみ、あかり』」

あかり「ふ、2人で遊びに…ぇへへ今日の話覚えてくれてたんだ」

あかり「おやすみなさい、結衣ちゃん」

あかり「…」zzz

翌日 ごらく部

あかり「みんな、あかり今日はねみかん持ってきたんだよ」

京子「でかしたぞあかり!!」

ちなつ「コタツにみかんですか~、いいですね」

結衣「一体何の部活なんだろうなここは…」

京子「まぁまぁいいじゃん、食べよ食べよ」

ちなつ「あかりちゃんありがと」

結衣「あかりありがとね」

京子「サンキューあかり!」

あかり「ぇへへ、ミカンのおかげであかりいっぱい目立ってるよぉ」

ちなつ「あかりちゃん……」ホロリ

あかり「結衣ちゃんはいあ~ん」

結衣「ん?あ~ん…うん、おいしいよ」

結衣「はいあかりも、あーん…」

あかり「ぇへへ、あ~ん」

結衣「はむ、なんちゃって」

あかり「もぉー!結衣ちゃんひどいよぉ!」

結衣「ふふふ」


京子「…ちょっとちなつちゃん」

ちなつ「えぇ言いたいことは分かります」

京子「なんかあの2人すっごい甘々だよね」

ちなつ「幸せオーラがすごいです…」

ちなつ「…結衣先輩とあかりちゃんってそんなベタベタしてましたっけ」

結衣「へ?」

あかり「結衣ちゃんがこれからあかりとゆりゆりするって約束してくれたんだぁ」

結衣「まぁ…うん」

京子「そ、そんな…私とは遊びだったのね」

結衣「変な事言うなっての」

ちなつ「…結衣先輩が本当にそう言ったんですね」

ちなつ「……ふふ、あかりちゃんこれから夜道には気を付けてね」

あかり「ひぃぃ!?」

じゃあまたねで終わるような関係じゃないよね!

結衣「今日は何するんだ、京子…ぷふっ」

あかり「また…」

京子「へ??今日はね~これを使って遊ぼうかと」

ちなつ「箱が二つ…」

京子「へへ~この箱から選ばれた2人に!」

京子「こっちの箱に書いてある事を成し遂げてしてもらいます!」

結衣「また変な事考えて…」

あかり「でもおもしろそうだねぇ」

京子「まぁまぁ、王様ゲームだと思ってさ」

ちなつ「ふふっ…これで結衣先輩と…」

ほうほう

京子「モノは試しだ、やってみようか!」

ちなつ「…私と結衣先輩でお願いしますよ」

京子「そんなプレッシャーかけないでよ!…そりゃっ」

京子「ん~私と、ちなつちゃんが……プッキーゲームだってさ」

ちなつ「えぇぇぇぇ…ちょっと京子先輩!」

京子「えっへへ~」

結衣「いきなりプッキーゲームって、先行き不安だな…」

あかり「ぷっきーげーむ??」

あかり「結衣ちゃん、プッキーゲームってどんな事するのかな?」

結衣「ん?まぁ見てればだいたい分かるよ」

京子「ふへへ、ちなつちゃんわざと折らないでね」

ちなつ「はぁ・・・せめて結衣先輩が良かったなぁ」

京子「観念しなよ~、次は結衣と出来るかもしれないじゃん」

ちなつ「はいはい…」

ちなつ「早く終わらせて次に行きましょうか」

京子「乗り気じゃないなぁ~ちなつちゃん」

ちなつ「もぉ…やってあげるだけ感謝して下さいよ」

京子「ぶ~」

京子「ひなひゅひゃん、いふよ?」

ちなつ「……」コクン

ポリポリポリポリ

あかり「えぇ!?こ、こんな恥ずかしい事するのプッキーゲームって…」

結衣「み、見てるだけでも結構恥ずかしいね」

ポリポリポリポリ

あかり「あわわ、口と口がくっ付いちゃうよぉ」

結衣「あかりにはまだ早い」スッ

あかり「ひゃあ!?」

あかり「手であかりの目を塞がないで!見えないよぉ結衣ちゃん!!」

結衣「うわっ…そろそろくっ付いちゃうよ」

あかり「うぅ~あかりも見たいよぉ!!」

チュッ チュー

結衣「うわぁ…すご」

あかり「な、何が起こったの!?」

結衣「見てみてなよあかり…2人とも蕩けてだらしない顔だ、よだれも出してさ」

あかり「見せたいのか見せたくないのかはっきりしてくれるかなぁ、結衣ちゃん!」


京子「ぁ…」

ちなつ「…うぅ、どうして止まらないんですか!!」

京子「ち、ちなつちゃんだって止まらなかったじゃん!」

京子「えへへ、しちゃった…」

ちなつ「もぉー!」

ほうほうほうほうほうほう!!

あかり「うぅぅ…あかりも見たかったよぉ」

あかり「……あれ?京子ちゃんとちなつちゃん顔真っ赤だね」

ちなつ「な、何言ってるのよあかりちゃん!!」

ちなつ「私が京子先輩相手に顔赤くするわけないじゃない!」

京子「ち、ちなつちゃんってば舌まで入れてくるんだもん…」

結衣「そ、それはすごいな」

ちなつ「なにさらっと誤解されるような事言ってるんです!?」

ちなつ「京子先輩、次変な事言ったら…!」

ちなつ「あかりちゃんのお団子をそぎ取ってカラッと揚げますからね!?」

あかり「んん!?あかりのお団子関係ないよねちなつちゃん!」

ちなつ「あんなのでたらめですからね!」

ちなつ「私が舌と舌を絡ませるのは結衣先輩だけですからね!」

結衣「え、えぇ!?」

京子「えへへ、さい先いいなぁ…よし次行ってみよう!」

京子「んん~よっと…」

京子「私と、あかりが…愛してるを言い合う」

結衣「さっきから京子ばっかりだな」

ちなつ「そ、そうですねきっとズルしてますよ!」

京子「す、するかぁそんな事!」

あかり「…京子ちゃんとかぁ」

京子「んん~なんだ嫌そうな顔だなあかりぃ」

あかり「ううん、嫌なんかじゃ…」

結衣「ちなつちゃん、はいミカン」

ちなつ「えぇ!?そんないいんですか!…あ、あ~ん」

あかり「……」チラッ

結衣「うん?どうしたんだあかり」

あかり「な、何でもないよぉ!…結衣ちゃんのバカ」

結衣「?」

京子「さぁさぁ、あかりからの愛してるを聞かせてくれ」

あかり「…ふぅいくよ京子ちゃん」


ちなつ「結衣先輩もミカンどうぞ、あ~ん」

結衣「うんありがと、あーん」


あかり「もぉー!!…京子ちゃん大好き!!」

あかり「結衣ちゃんなんかよりずっと、ずーーーーっと大好き!!!」

京子「おぉう、…なんか照れるな」

結衣「ふーん…」

あかり「ふーんだっ!」

京子「それじゃ私も…あかり、大好きだよ」

あかり「…うん」

結衣「……」

京子「よしよし、それじゃ次行こうか」

結衣「まだやるのかよ」

京子「もちもち、そいやっさ…」

京子「結衣、あかりが後ろからハグ」

京子「へへへ、だってさ~」

結衣「…ふん」

あかり「ふーんだっ」

結衣「さっさとやってさっさと終わらせるか」

あかり「そうだね、は・や・く終わらせようね結衣ちゃん」

結衣「むかっ…ホラこっちおいでよ、寒いからコタツで座りながらだ」

あかり「別にそんな気づかい、いらないよぉ」

結衣「あかりの事なんか別になんとも思ってないけど」

結衣「私が寒いの嫌なだけだから、勘違いするなよ」

あかり「むむむむむっかぁ~!」


京子「ちょっと、私のせいなのかな」

ちなつ「さぁ、どうでしょうね」

ちなつ「とりあえず見守りましょうか」

京子「そうだねぇ」

ほうほうほうほうほうほうほうほうほうほう!!

あかり「ふんだっ」ドスッ

あかり「結衣ちゃんのイジワル…」グスッ

結衣「イジワルってなんだよ!」

結衣「…あかりは私より京子の方が好きなんだろ?」ギュッ

あかり「そ、それは結衣ちゃんとちなつちゃんが仲良くしてたから…」

結衣「…嫉妬してたんだ?」

あかり「ち、違うもん!ただそれ見てヤキモキして胸が苦しくなっただけだもん…」

結衣「それ嫉妬って言うんだよ」ギュッ

あかり「違うったら違うもん!…あかりは結衣ちゃんなんかに焼きもちやかないよぉ!」

結衣「素直じゃないな…」

結衣「私なんかに焼きもちやかない…か」

結衣「ふーんそっか」

結衣「あかりは私の事なんとも思ってないんだね」

あかり「え、え?」

結衣「もうゆりゆりするの止めようか」

あかり「そ、そんなぁ…!」グスッ

結衣「だってそうでしょ、嫌がってるのに無理強いするのは悪いし」

結衣「…私はあかりの事好きだったのになぁ」

あかり「い、イジワル言わないでぇ結衣ちゃん!…あかり嫌がってなんかないよ!」

結衣「どうだかねぇ」

あかり「うぅぅぅ…」グスッ

結衣「別にあかりは私とゆりゆりする必要ないよね」

あかり「いやだよぉ!あかりは結衣ちゃんとゆりゆりしたいよ!」

結衣「なんで?大好きな京子とすればいいじゃん」

あかり「うぅぅ…あかりが好きなのは結衣ちゃんなの!!」

結衣「……知ってる」ニコッ

結衣「やっと言ってくれた、結構頑固だよねあかりって」

あかり「…知ってて言わせたの!?結衣ちゃんのイジワル、イジワル!!」ポカポカ

結衣「あはは、ゴメンゴメン」

あかり「…もうこんなひどい事しない?」グスッ

結衣「しないよ、だから泣かないで」

あかり「…結衣ちゃんのバカぁ」

結衣「ふふっ…」ナデナデ

ちなつ「……」

京子「……なにこれ」

ちなつ「えへへ京子先輩」

京子「な、なにかなちなつちゃん」

ちなつ「…ちょっと修学旅行のお土産の木刀借りますね」

京子「ちょ、ちょっと落ち着いてちなつちゃん!」

ちなつ「離してください、今の私は誰にも止められませんから」

ちなつ「ふふっ、幼なじみなんて…」

京子「そ、そうだ次のゲームに移るぞ!そりゃっ…」

京子「京子、ちなつが1週間カップルごっこ…」

京子「だってさ!」

ちなつ「……」

ちなつ「……もうこの際京子先輩でいいですよ」

京子「えへへ、この際っていうのが気になるけど」

結あか「イチャイチャ」

ちなつ「……」

ちなつ「とりあえず、今日はもうどこか行きましょ」

ちなつ「このままだとダークサイドに落ちそうなんで」

京子「そ、そうだね…カラオケでも行かない?」

ちなつ「…私今日はノド枯れるまで歌いますから」

京子「よし、今日は私のおごりだ!」

ちなつ「さり気ないところで気が利きますよね、ほんと」

ちなつ「ワリカンでいーですよ、その代わり今日一日付き合ってくださいね」

京子「へへ~もち」

あかり「…結衣ちゃん、もっとギューっとして」

結衣「はいはい、ワガママだなぁあかりは」ギュー

あかり「ぇへへ、あったかいよぉ」

結衣「…あかりの髪いい匂いだね」スンスン

あかり「んぅやだぁ…くすぐったいよ結衣ちゃん」

結衣「……」

結衣「…なぁ、あかり」グスッ

あかり「ゆ、結衣ちゃんどうして泣いてるの?」

結衣「…あかり、私たち女の子と女の子なんだよ?」

あかり「うん…」

結衣「結婚なんて出来ないしさ、ただ一緒にいる事しかできない」

結衣「それに…」

結衣「あかりは可愛いし、ちょっとドジだけど、優しくて家庭的だし…」

結衣「きっと素敵な男の人と幸せになれると思う」

結衣「だ、だから…もう終わりに」

あかり「結衣ちゃん、ちょっとうるさいかな」

結衣「えっ?」

あかり「……んっ…ちゅっ…」

結衣「!?…んぅ…」

あかり「んっ…ぇへへ、結衣ちゃんとキスしちゃったぁ」

結衣「お、お前私の話聞いてたのか!?」

あかり「聞いてたよ?」

結衣「それならどうして…」グスッ

あかり「あかりは結衣ちゃんが大好きだもん」

あかり「クールでかっこよくて、お料理が上手で、ダジャレが好きで、ちょっと寂しがり屋なところも…」

あかり「ぜ~んぶ大好きだよっ」

結衣「わ、私が言いたいのはそういう事じゃないんだよ…」

あかり「…」

あかり「結婚なんかできなくてもいいもん!」

あかり「結衣ちゃんと一緒にだったらそれでいいのあかりは…」

あかり「それがあかりにとっての幸せだから」

あかり「ねぇ結衣ちゃん」

あかり「……そこまで真剣に考えててくれてあかり嬉しいよ」

結衣「う、うぅ…うわぁあああああ……」ポロポロ

あかり「ぇへへ、よしよし」

あかり「泣きたいときは胸をかしてあげるよ結衣ちゃん」

あかり「だから一人で抱え込まないで…」

結衣「うん、うん…」

結衣「はぁ…まいったな、あかりに慰められるとは」

あかり「ぇへへ、あかりだってやる時はやるよぉ」

結衣「あかりの胸…」

あかり「ふふ、暖かったでしょ?」

結衣「小さかったなぁ…」

あかり「もぉーまたそれ!?心配して損したよぉ!!」

結衣「ぷっあははは、ありがとなあかり」

あかり「ふーんだっ」

結衣「また拗ねた…」

結衣「あかり、これからも私と一緒にいてくれる?」

あかり「…イジワル言わないなら」

結衣「ふふそれはちょっと無理かな」

あかり「もう!…あかりも結衣ちゃんとずっと一緒がいいな」

結衣「そっか、…女の子どうしだからきっと心無い事を言われるかもしれない」

結衣「でもそんなの私が守ってやるから」

あかり「うん、でもあかりにも結衣ちゃん守らせてほしいな」

結衣「ありがと…あかりこれからもゆりゆりしような」

あかり「ふふっそうだね、結衣ちゃん!」


おしまい!

あかゆいあか

あかりんのキャラぶれすぎた
次は京ちなからの結あか書きたいです
支援サンクス、乙でした

おっつ
他になんか書いてる?

次もまってーるよ乙

>>130
あかり「みんな風邪引いちゃったよぉ…」
あかり「ぇへへ、結衣ちゃんは渡さないからね」
京子「余命一週間の幼なじみ」

なんかも書いたので良かったら見て下さい、乙でした

見る必要ないな


もうすでに何度も読んだ

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