モバP「凛がいっぱい」 (20)
P「さてと…」
P「(今日までにまとめておく書類…)」
P「(このペースなら、夕方までには終わりそうだな…)」
P「(ここらで少し、コーヒー休憩でもしますかね)」
ガチャ…
P「…ん?」
凛「お疲れ様です」
P「あれ?凛?」
凛「プロデューサー、お疲れ様」
P「あぁ、お疲れ…」
P「っていうか、どうしたんだ?」
P「今日はオフだったよな?」
凛「そうなんだけど…たまには遊びにきてみたよ」
P「おお、そうだったか」
P「仕事以外で会うのは久々だから、面を食らっちゃったよ」
凛「…もしかして、仕事の邪魔しちゃった?」
P「いや、今から一息入れようとしたところだから大丈夫だ」
P「俺でも良ければ、少し話すか?飲み物も入れてくるよ」
凛「プロデューサーと二人で?」
凛「……」
凛「…まぁ、せっかく会ったわけだしね」
凛「そういう時間も、あってもいいかな」
凛「(…最高の瞬間に事務所に着けたみたい、ふふっ♪)」
【計算どお凛】
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P「それじゃあ少し待っててな……」ミミミンミミミンウーサミン♪
P「…っと、すまん。着信が…」ミミミンミミミンウーサミン♪
凛「(…なんでメルヘンデビュー?)」
P「…もしもし?」
P「はい、お疲れ様です…はい…」
凛「……」
P「えっ!?乃々がレッスン中に逃亡した上に、それを捜しにいった茜も行方不明!?」
凛「……」
P「ついでに幸子がギャン泣き!?」
凛「!?」
P「…わかりました。俺もすぐに向かいます」
凛「(幸子は、なにがあったの…?)」
P「…すまん、凛。ちょっと急用が出来てしまって…」
凛「…あー、うん」
凛「なんだか大変そうだし、早く行ってあげなよ」
P「悪いっ!また時間があれば、後でな!」ダッ…
凛「……」
凛「(久々にゆっくり話せると思ったのに、な…)」
【しょんぼ凛】
凛「(さて、唐突に独りになってしまったけど…)」
凛「(どうしようかな…)」
凛「……」
凛「(テレビでもみながら、誰か来るのを待ってよう)」
凛「(…あ、この昼ドラ。あいさんと川島さんが出てるやつだ)」
瑞樹『…彼女とは完全に関係が切れたと貴方は言っていたわ』
あい『…すまない』
瑞樹『…貴方の気持ちが本当にわからないわ』
凛「……」
凛「(この内容は、私にはまだ早いかな…)」
【不凛】
凛「(…あとは、ニュース番組ばかりだね)」
凛「……」
凛「(…寂しい)」
ガチャ…
凛「…!」
仁奈「…お?」
仁奈「おー!りんおねーさんだーっ!」
凛「こんにちは、仁奈ちゃん。待ってたよ」
仁奈「えっ?おねーさん、仁奈のことを待ってたですか?」
凛「そうだよ。仁奈ちゃんが来てくれて、今凄い嬉しいんだ」
凛「仁奈ちゃんさえ良ければ、私の話相手になってほしいな」
仁奈「……」
仁奈「…わぁっ♪」
仁奈「りんおねーさんとお話出来るなんて光栄でごぜーます!」
仁奈「ぜひ、仁奈の相手をしやがってくだせー!」
凛「ふふっ、ありがとう」
仁奈「えっとえっと!どんなお話するですか!?」
仁奈「やっぱり、最近のキグルミじじょーですか!?」
凛「着ぐるみといえば、仁奈ちゃんの今日の着ぐるみは…」
仁奈「お気に入りだけど、首はながくねーんですよ…」
凛「けど、もこもこであたたかそうだね」
【き凛】
仁奈「うんっ!とってもあったけーですよ!」
仁奈「りんおねーさんも、これからの寒い季節に備えてキグルミはいかがでごぜーましょう?」
凛「そうだね…良い提案だとは思うんだけど…」
凛「私は、遠慮しておこうかな」
仁奈「そーでごぜーますか…なら、無理にとは言えねーですね…」
凛「…ごめんね、せっかく提案してくれたのに」
仁奈「……」
仁奈「…けど、いっこお願い聞いてほしいです」
凛「お願い?」
仁奈「キグルミ姿じゃなくてもいいから…」
仁奈「仁奈といっしょに、どうぶつのきもちになってほしいですよ!」
凛「…どうぶつの、きもち?」
仁奈「…わんわんっ」
凛「…!」
仁奈「わんわんっ」
凛「……」
凛「…わんわん」
仁奈「…!!」
仁奈「わんわんっ♪」
凛「…わんっ♪」
凛「(…まぁ、これぐらいならいいかな)」
【結構ノリノ凛】
仁奈「えへへっ」
仁奈「りんおねーさんは、とってもかっけーわんちゃんですね!」
凛「うーん…自分で言うのもなんだけど…」
凛「私は、わんこというよりはオオカミに近いかも」
仁奈「おー、オオカミでごぜーましたか…」
仁奈「……」
凛「…ん?どうかした?」
仁奈「…仁奈のこと、食べねーでくだせー」
凛「ふふっ、食べないよ」
凛「……」
凛「(けど、少し小腹が空いてきたかな)」
【腹減凛】
凛「…あれ?そういえば、仁奈ちゃんはもともと何をしにここに来たの?」
仁奈「えっ?」
仁奈「……」
仁奈「…そーでした!」
仁奈「仁奈は、ちょっぴりお腹が減っちまったので…」
仁奈「うめーおやつをPにねだろうかなって思ってここに来たんですよ!」
仁奈「そしたらPじゃなくて、りんおねーさんがいて…」
仁奈「仁奈は、ちげー意味でお腹いっぱいですよ♪」
凛「ふふっ、そうだったんだね」
凛「でも、私も少しお腹が空いてきたし、一緒になにか食べようか?」
仁奈「…食べます!」
仁奈「りんおねーさんとおやつ!うれしいな~♪」
凛「ふふっ…じゃあ、ちょっと冷蔵庫見てみようか」
凛「……」ガチャ…
凛「(…ちょうど2個あるね)」
凛「(名前も書いてないし、貰ってもいいよね)」
【プ凛】
仁奈「…おぉ~!」
仁奈「ごーじゃすでせれぶなプリンでごぜーますね!」
凛「そうだね。見た目だけで美味しさが伝わってくるよ」
仁奈「…これ、食べていいんですか?」
凛「うん、一緒に食べよう」
仁奈「…!」
仁奈「うんっ♪」
凛「(仮に後で誰かに怒られても、私が全部責任被れば良いだけだし)」
ガチャ…
凛「…!」
P「…ふぃー、まいったまいった」
P「乃々と茜はすぐに見つかったけど、幸子がなかなか泣き止まないんだもんな…」
凛「(だから、幸子はなにがあったの?)」
仁奈「あっ、Pだっ!」
P「あれ、仁奈?凛もまだここに…」
P「…!?そのプリン…!?」
凛「…えっ?」
凛「…これ、Pのだったの?」
P「俺の…俺自身へのご褒美用の…」
凛「……」
凛「…えへ」ニコッ
P「笑って誤魔化すんじゃないっ!」
【にっこ凛】
P「幸子を宥めた俺へのご褒美と、なんだかんだで乃々を捕獲して帰ってきた茜へのご褒美にと思ってたのに…」
凛「…ごめん、勝手に冷蔵庫から取って食べたのは謝るよ」
P「…まぁ、名前を書いてなかった俺も悪いしな」
凛「…でもさ?」
凛「仁奈ちゃんに「おやつくだせー!」って言われてたら、きっとプロデューサーは仁奈ちゃんにプリンをあげてたでしょ?」
P「む…それは…」
仁奈「…P?」
P「…!」
仁奈「仁奈、このプリンを食べたらいけなかったですか…?」
P「……」
P「そんなことないぞ、仁奈」
P「そのプリンも、仁奈に食べてもらえて嬉しいって言ってるしな」
仁奈「…おぉ!」
仁奈「Pは、アイドルだけじゃなくプリンの気持ちまでわかりやがるんですねっ!」
仁奈「そんけーです…♪」
P「…ははっ、照れるな」
凛「…子どもには甘いね」
P「…うるさい」
【ロ凛コン】
P「凛は、ここで仁奈とずっと一緒にいたのか?」
凛「うん、プロデューサーとほぼ入れ替わりで仁奈ちゃんが来たから」
凛「ふふっ、わりと有意義な時間だったかな」
凛「…ね、仁奈ちゃん」
仁奈「ねー♪」
P「そっか、良いオフになったみたいで良かったよ」
凛「…けど、一つだけやり残したことがあるんだよね」
P「やり残したこと?」
凛「……」
凛「わからない?」
P「えっ?」
P「……」
P「…すまん」
凛「…プロデューサー」
凛「私のことを、あだ名で呼んでみてよ」
P「…えっ?」
P「それって…」
凛「…うん」
凛「ずっと前から、憧れてたんだ」
【しぶ凛】
P「…わかった」
凛「……」
P「しぶりん」
凛「…!」
凛「し、しぶりん言わないの…♪」
仁奈「りんおねーさん、顔がまっかっかだー!」
凛「…なんか、照れちゃうな」
P「これ色々とまずくないか?」
凛「大丈夫だよ、このネタ6年前だし」
P「そっか、6年前なら大丈夫だな」
凛「うん、そうだよ」
凛「…あぁ、本当に今日は」
凛「良い休日に、なったな…♪」
【おわ凛】
P「いおりん、ちょっといいか?」
伊織「いおりん言わないの」
P「……」
伊織「……」
P「6年経ってたんだなぁ…」
伊織「自分がまだいおりんって呼ばれてることに驚きを隠せないわね…」
【いお凛言わないの】
おわり
もう、しぶりんもいおりんも言わないの
乙
6年も前なのか…
アイマスss作者はルールすら守れないのか?
終わったのならちゃんとhtml依頼をだせ
それができないならスレを立てるな
おまえだったのか………
おつおつ
乙
6年……マジかぁ……
スレタイでてっきり全アイドルの外見が凛に見えるようになったPの話かと…
しぶりんが増殖してる的な話かと思ったけどこれはこれで
しぶりん言わないのでまさかと思ったら……
モバマスSSもいける人だったのか
おつ
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