エレン「ハンムラビ法典?」(81)
訓練兵時代の設定で
だらだらといきます
~訓練兵団宿舎~
エレン「それがどうしたんだアルミン?」
アルミン「さっき図書室で見つけたんだ。そしてこれにはこうしるされている」
アルミン「歯には歯を、目には目を」
エレン「ハニハハヲ、メニハメヲ?」ナニダソレ
アルミン「これはどうやら太古のとある国の、なんて言おうか、法律書みたいなものなんだ」
エレン「へえ。でさっきのはどういう意味なんだ?」
アルミン「目には目を、だね。」
アルミン「目には目をっていうのは、もし目を潰されたら潰してきた相手の目を潰してもよいっていうことなんだ」
エレン「やられたらその分やり返していいってことか?」
アルミン「うーん。というよりはやられたらその分しかやり返してはいけない。過剰報復を禁ずる、というものだったんだ」
エレン「へえ。というかそれ相当古い本みたいだな」
アルミン「そうだね…。所々痛んでるね。あとで手入れしておくよ」
エレン「おっ、昼飯の時間だな。行こうぜアルミン」
アルミン「うん。行こう」
~食堂~
エレン「今日もなんともまあ微妙な飯だな」
アルミン「仕方ないよ。食べれるだけでも感謝しないと」
ミカサ「アルミン。さっきから大事そうに抱えているその本はなに?」
アルミン「ああ、これ?これはハンムラビ法典と言って…」
ミカサ「ハンムラビ法典?」
アルミン「カクカクシカジカ」
ミカサ「へえ、そんなものが図書室に」
エレン「ごちそうさま」
アルミン「今日は早いね」
エレン「そうか?」
ミカサ「エレン、パンクズがついてる」フイッ
エレン「ッ自分でできる!」
ジャン「いつまでたってもお前はミカサにおんぶにだっこだなぁ?」
エレン「あ?脳内快適野郎には言われたかねえよ」
はよはよ
ジャン「んだとコラ!やんのかテメェ!」ガタッ
エレン「あ!?やってやるよ!」ガタッ
ミカサ「エレンやめて」
マルコ「ジャンやめときなよ」
ジャン「いつもいつもミカサに構ってもらえてうらやましいんだよクソが!」ドカッ
エレン「痛ってえな。いきなり顔を殴るとはいい度胸してんじゃねえか」ボキボキ
ミカサ「エレンやめて私がやる」イヤオレガ イヤワタシガ
アルミン(はあ、、、またか。)
アルミン(ん?本が輝きだした!?)ガタゴトガタ
ピュイン
アルミン(光がジャンに向かっていった!?)
ジャン「ムゴッ」
「「「 えっ? 」」」
ジャン「痛ってぇぇぇ!なんだよ今の!」
一同「さあ?」
~訓練兵団宿舎・男子部屋~
エレンアルミンジャンライナーベルトルトが同室
アルミン「さっきのはたぶんエレンを殴ったジャンに対してこの本が【裁き】を下したんじゃないのかな?」
アルミン以外「【裁き】?」
アルミン「うん。さっきもいったようにこの本には『目には目を歯には歯を』としるされている。
アルミン「これは過剰報復を禁ずるというもので、さっきの光による攻撃がなければきっとエレンやミカサはジャンをボッコボコにしていただろう」
ジャン「おい」
アルミン「続けるけど、その光によってジャンがダメージを受けたことによって逆にボコボコにされずにすんだんじゃないのかな」
エレン「なるほど。なぜかジャンが痛がってるのを見たら不思議とすっきりしたしな」
ジャン「おい!」
ベルトルト「本の『過剰報復を禁ずる』と一致するね」
ライナー「へえ」ボカッ
ベルトルト「急になにすんだよライナー!」
ピュイン
ライナー「ボゲェッ」
ライナー「痛えなこりゃ」
エレン「ライナーお前…」
ライナー以外「ホモじゃなくてMだったのか」
ライナー「違う!断じて違う!お前らの言うことが本当か確かめたくなっただけだ!」
ベルトルト「まあ僕らは先に部屋に戻ってたしね」
ライナー「ほら言ったろ」
エレン「怪しいな」
アルミン「だね」
ジャン「だな」
ライナー「うるせえ!違うつってるだろ!」ドンッ
ジャン「痛っ」ドテン
ライナー「あ」
ピュイン
ライナー「ボギャッ」
ライナー「」チーン
ジャン「痛っ」ドテン
ライナー「あ」
ピュイン
ライナー「ボギャッ」
ライナー「」チーン
アルミン「・・・。今日は休みだから午後いっぱい使ってこの本について調べて見るよ」
ベルトルト「うん。なにかわかったら教えてよ」
とまぁ速いですが今日は終わりです
明日時間あったら立てます
訓練一年目ぐらいです
前回は立て逃げしたので今回はしっかり完結させます
その目と歯の部分で「過剰報復するなって法律」と思われてるし、確かにその通りではあるんだけど
実は「対等な立場の場合」であって、身分に差があると全然違うんだよな…自由民と奴隷とか、父と子とかで
まあ当時が当時だから当然かもしれないけど
自由民が奴隷の手足を折ったら、奴隷の代金の半分を払えばオッケー
とか
子が親を殴ったら、その手を切り落としてオッケー
とか
奴隷が自由民を殴ったら、耳を切り落としちゃってオッケー
とか
ちょっ…手とか耳チョンパは勘弁してw
余計なレスしてごめんなさい
普通に「悪い子にはバチあてるべ~」的なので良いんで
行きます
あと一応シリアス展開です
行きます
あと一応シリアス展開です
~訓練兵団宿舎・男子部屋@就寝前~
エレン「で、なにもわからなかったと」
アルミン「うん・・・」
アルミン「あのあと図書室でハンムラビ法典について書かれた本を探したんだけど、一冊も見つからなかったんだ」
ジャン「まあそこまで古い本なら仕方ないんじゃねえの?」
アルミン「いや、逆だよジャン」
ジャン「あ?」
アルミン「ここまで古いからこそ逆にこの本について書かれた書物がないのはおかしくないのかな?」
ライナー「なるほどな」
アルミン「きっとこれには何かある。徹底的に調べるつもりだ」
エレン「手伝うぜ」
ライナー「俺もだ」
アルミン「いや…少し気になることがあるんだ。一人で調べるよ」
アルミン「なにか本当にどうしようもなくなったらそのときはよろしくねっ」ニコッ
エレン「そうか…」
ライナー「まあ明日も早いもう寝よう」
ベルトルト「そうだね。お休み」
みんな「お休み」
~朝~
エレン「ふぁ~よく寝た」
アルミン「おはよう」
ライナー「よう」
ジャン「眠ぃ」
ベルトルト「zzz」
エレン「相変わらず、すごい寝相だな」
ライナー「だな。起きろベルトルト」ユサユサ
ベルトルト「ん。おはようライナー」
ジャン「今日は晴れのち曇りだな」ケラケラ
エレン「ほら、そろそろ飯だ行くぞ」
アルミン(寝相が悪いのはストレスが原因らしいけど何か悩みでもあるのかな?)
アルミン(まあいいや)「うん」
~食堂~
ミカサ「おはようエレン、アルミン」
エレン「おはよう」
アルミン「おはよう」
ミカサ「そういえばあの本はどうなったの?」
アルミン「調べたんだけど特にわかったことはないんだ」
ミカサ「そう。今日は午前は対人格闘、午後は座学。二人とも頑張ろう」
エレン「おう!」
アルミン「うん!」
~訓練@対人格闘~
テイヤッ トリャッ
アルミン(一応持ってきたけど…)
アルミン(反応する様子はない…)
アルミン(何が条件なんだ…?暴力が対象というわけではないのか?)
マルコ「どうしたんだいアルミン?浮かない顔して」
アルミン「ああごめん。ちょっと考え事してて。」
マルコ「大丈夫?なんかあったら相談してよ」
アルミン「うん。ありがとう。ちょっと相談するかもしれないからそのときは頼むよ」
マルコ「うん。待ってるよ。次はアルミンの番だよ」つ木剣
アルミン「ありがとう。行くよっ!」ハアアアア
テイヤットイヤッ フッ シュッ
~アルミン達より10数メート後方~
モブ1「はっ」
モブ2「ていやっ」
モブ1「うわぁぁっ」ドテーン
モブ2「あっ、ごっめーん」ケラケラ
モブ1「くそが」
ガタゴトガタ
アルマル「ん?」
ピュイン
モブ2「え、あ、ちょ、タンm」
バァン!
モブ2「ボゲェッ」
サシャ「パァン!」
アルミン「呼んでねえよ」
とまあ速いですが今日はここまで
たまりしだい投下します
あと質問なんですがスレってどのぐらい放置したら落ちますか?
スレ立ての流れの速さにも寄るけど、今ぐらいなら1ヶ月くらい放置しても大丈夫だと思う。
>>39あざす!!!
>>1です
ひさびさに行きます
~食堂@昼飯~
アルミン(もしかして、条件は 『悪意』なのか?)
アルミン(『悪意』のない攻撃だから他の人たちは対人格闘でも本による【裁き】を受けなかった)
アルミン(でもあのモブ2は『悪意』のある攻撃をしたから【裁き】を受けた、ということなのか?)
アルミン(まあ仮説としては十分だ。結構、『悪意』は有力候補だな)
アルミン(あとはなんだろう…?距離…か?)
アルミン(これh
ミカサ「アルミン!」
アルミン「わっ、ごめんなに?」
ミカサ「サシャがアルミンのパンを持っていった」
サシャ「」 ハムハム ゴクッ
アルミン「そんなぁ。楽しみにしてたのに」ウルウル
サシャ「うっ。そんな、泣かないでくださいよ」
ガタゴトガタ
アルミン「あれっ?」ナミダフキフキ
ピュイン
サシャ「なんか光がお腹に纏わり付いt」
ポンッ
サシャ「ん?」ぐぅ~~
サシャ「なぜかお腹が減ってきました!どこかにパァンは余ってませんか!?」
エレン「もうみんな食い終わってるよ。ほらっアルミンもう訓練だ行くぞ」
アルミン「う、うん」
サシャ「あ、待ってくださいよ~」
すみません
書き溜めてないんでもう上がります
テスト週間終わったらまたしっかり書きます
再開します!
~訓練@座学~
モブ教官「ここをaとしたときのy座標を…」
アルミン(クソっ、お腹が減って集中できないよ!)
アルミン(サシャめ~)
アルミン(ん?待てよ…)
アルミン(サシャは僕のパンを食べたけどその分、空腹になっている)
アルミン(でも僕はお腹が減っているままだ)
アルミン(僕が食べるはずだった分の満腹感をもたせた方が公平じゃないか?)
アルミン(つまり…)
アルミン(”あれ”の目的は公平にすることが目的ではなくあくまでも罰を与えるということが目的)
アルミン(もしくは、一度起こったことを起こる前に戻すことはできない)
アルミン(またはその両方)
アルミン(何個かは分かってきたけど)
アルミン(これだけの高度な技術、一体どこのだれが…)
???「アルレルト訓練兵」
アルミン(壁内にこんな技術が存在するのk)
???「アルレルト訓練兵!!!」
アルミン「はぁい!!!」
モブ教官「ここ、わかるか?」
アルミン「えっと、点Aを通る傾き1の直線とこの放物線とのもう一つの交点Bの座標を求めよ?」
アルミン「放物線の傾きに直線の傾きを代入して、(4、2)です」
モブ教官「ほう正解だ。だが次からはちゃんと聞くように」
アルミン「ハッ!」
アルミン(予習しといてよかった)
モブ訓練兵(おもしろくねえ)
キーンコーンカンコーン
モブ教官「今日はここまで。各自復習し精進するように」
一同「ハッ!!!」
ミカサ「さっきはどうしたの?」
エレン「らしくないな」
アルミン「はは、、、ちょっと考え事してて」
エレン「いくら座学一位でも油断は禁物だぞ?」
アルミン「うん。そうだね」
ミカサ「エレンはアルミンに座学についてどうこう言えるような成績じゃないはず」
エレン「うッ」
エレン「早く食堂いこうぜ!」
ミカサ「エレンは話をそらすのが下手」
アルミン「今日はいわれ放題だね」ハハハ
エレン「…先行くぞ」スタスタ
アルミン「あ、待ってよエレン!」
だれも見てないかな?
~食堂~
アルミン「お腹すいた~、早く食べよう」
ミカサ「サシャがまた狙ってる気を付けて」
アルミン「うん、ありがとう」
サシャ「チッ」
エレン「今、舌打ち聞こえなかったか?」
アルミン「気のせいじゃないかな」ハハ
アルミン(この距離で僕たちの会話が聞こえるなんてどんな聴力してるんだ20mは離れているのに…)
エレン「アルミン、あとで今日の範囲教えてくれ」
アルミン「うん、いいよ」
ミカサ「アルミン、口にゴミがついてる」スッ
アルミン「ありがとね」ニコッ
ジャン「羨ましいんだよ!!!」ガタッ
アルミン「…」つハンムラビ法典
ジャン「う」チャクセキ
エレン「だせえ」
ジャン「なんか言ったか死に急ぎ野郎!!!」
アルミン「…」つハンムラビ法典
ジャン「」チャクセキ
マルコ(惨め…)
ミカサ「アルミンは最近ずっとそれを持ち歩いてる」
アルミン「ちょっと調べててね。今はとにかく実験データが欲しいんだ」
ミカサ「手伝おう」
アルミン「大丈夫だよ、ミカサを危険な目に合わせるわけにはいかないしね」ニコッ
ミカサ「そう…」
エレン「アルミンって一度決めると結構頑固だよな」
アルミン「そうかな…ハハハ」
ジャン…www
続き楽しみにしてる乙!
>>69
コメあざす
コメあるとうれしいっすね
昨日変なとこできってすみません
再開します
~時を遡ること数分@サシャside~
サシャ(気づくとはミカサもなかなかやりますね)
サシャ(殺気消したつもりだったんですが)テヘ
サシャ(まあいいです今日は席の近いコニーを狙いましょう)
サシャ「ん?コニーなにか踏んでるみたいですよ?」
コニー「ん?どれどれ」チラッ
サシャ(フッ、ちょろい)サッ
コニー「おい何もなかったぞ気のs」
コニー「サシャアアアアアアアア!!」
サシャ「はまさへえふほうわあるひんへすよ」(騙される方が悪いんですよ)スタッ
コニー「あ、待て、逃げんな返せ!」
サシャ「はえひまへん!」(返しません!)モグモグ サッサッサッサ
コニー「待てこら!」
ワーワーギャーギャー
アルミン「あれ?」
アルミン(おかしいな、反応しない)
アルミン(距離が離れすぎているからかな?)
アルミン(20m弱ぐらいか)
アルミン「近づいてくるね」
エレン「みたいだな」
アルミン(近くにきたら反応するかな?)
ダッダッダッダ
アルミン(15m)
ダッダッダッダ
アルミン(5m)
ダッダッダッダ
アルミン(通りすぎってった)
アルミン(近くにきたら反応するかな?)
ダッダッダッダ
アルミン(15m)
ダッダッダッダ
アルミン(5m)
ダッダッダッダ
アルミン(通りすぎてった)
アルミン(格闘術のときの距離は10m強ぐらい)
アルミン(そして今のは20mくらいで反応しなかった)
アルミン(15m前後って感じかな)
アルミン(意外と狭い)
アルミン(そして、その場にないと反応しない…)
エレン「おーいアルミーン。部屋戻ろうぜ」
アルミン「ごめん今日はちょっと図書室行きたいんだ」
エレン「そっか、じゃあ先戻ってるな」
アルミン「うん、ごめんね」
エレン「いや大丈夫だ。じゃあなミカサ、アルミン」
ミカサ「うん。おやすみエレン、アルミン」
アルミン「おやすみミカサ。エレンはまたあとで」
エレン「おう!じゃあな」
アルミン「じゃあね」スタスタスタ
モブ訓練兵「」ジーッ
~図書室への廊下の途中~
アルミン(後ろから視線を感じる…尾行られてるのか…?)スタスタスタ
モブ訓練兵「おい!止まれ!」
アルミン「なんだい?」サッ フリカエル
モブ訓練兵「お前さぁ、最近調子のってね?」
アルミン「そんなことないよ」
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