ベルト○ト「あれ、名前が欠けてる……」 (74)

男子寮



ベルト○ト「おかしいな……どこだろ?」ガサガサ

○イナー「どうした?」

ベルト○ト「あ、○イナー……ってあれ?」

○イナー「ん?……うぉっ『ラ』がねぇ!?昨日まであったはずだが……」

ベルト○ト「○イナーもか……僕も『ル』を無くしちゃって今探してるの」

○イナー「マジかよ……これじゃ一々名前で呼ぶのが面倒くさいな」

ベルト○ト「訓練中に落としたのかな?」

○イナー「いや多分それは無いだろ。寝る前はあったからな……」

ベルト○ト「どうしよう……とりあえず、見つかるまで上の名前で呼びあう?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376219525

○イナー「そうだな、仕方あるまい。でだ、改めて聞くけどよフ○バ○……」



ベルト○ト「……」

○イナー「……『ー』が二本ともねぇ……」



ベルト○ト「……」グスッ

○イナー「あ~……ブラウン……よかった、俺のは大丈夫だ」

ベルト○ト「……ねぇ、これ絶対誰かの仕業だよね……?」グスッ

○イナー「あぁ、恐らくな」



ベルト○ト「……」



○イナー「ったく、一体誰がこんな事を……」

ベルト○ト「……」ユラ…

○イナー「……ベルト○ト?」

ベルト○ト「……てやる」ボソッ

○イナー「お、おい……」





ベルト○ト「取り返してやる……
犯人から……一文字残さず……!!」ギリッ



○イナー「」ビクッ





ベルトルト「行くよ○イナー、絶対犯人を突き止めてやる……!!」

○イナー「それはいいんだが……できれば上の名前で呼んで……」

ベルト○ト「君だけ普通に呼ばれるなんてズルいだろ!!だから僕はブラウンなんて読んでやらない、君は○イナーだ!!」

○イナー「お、おう……」ビクッ

ベルトルト「まったく……犯人見つけ次第すぐに巨人化して……」ブツブツ



○イナー「……」







○イナー(……さて、今日も忙しくなるな)キリッ

ども、1です。

前々作
ミカサ「……チッ」アルミン「……ウザ」エレン「」ビクッ

前作
ライナー「great escape」

更新はゆっくりになるかもです。あんまし流れ決めてないので……オチ(?)は考えてあります。
前々作の設定(ミカサとアルミンの仲が凄く悪い)を引き継いでますので、キャラ崩壊注意です。

それでは、取り敢えず今日はここまで。

>>3
ミスったスマン

10分後位に来ます。

男子寮廊下



ライナー「……落ち着いたか?」

ベルト○ト「うん、もう大丈夫……」

ライナー「そうか、ならいい」

ベルト○ト「……それで?」

ライナー「何だ?」

ベルト○ト「どうしてライナーだけ名前が元に戻ってるの?」

ライナー「あぁ、これか。上の名前から持ってきた」

ベルト○ト「……ブ○ウン……本当だ、『ラ』が無い……」

ライナー「皆にはライナーって呼ばれてるからな、そりゃ治せる方法があるならするさ」

ベルト○ト「……ズルい」

ライナー「諦めろ。……それで、犯人の心当たりはあるのか?」



ベルト○ト「……あったら真っ先にそいつ潰しに行ってるよ」ゴゴゴゴ

ライナー「そ、そいつは残念だったな……」ビクッ

ベルト○ト「まぁ、取り敢えずアルミンに相談しようかなって」

ライナー「それがベストだな。近くにミカサがいないといいが……」

ベルト○ト「最近あの二人の喧嘩も減ってきたよ?」

ライナー「そうだが……それでも被害被るのは俺だからな……」

ベルト○ト「お疲れ様……あ、アルミン……」





アルミン「ぷぷっ、ミ○サどうしたのミ○サ?どうしてそんなに怒ってるのミ○サ?ミ○サって素敵な名前じゃないか貞子と同じ位素敵な名前だよ?」ニヤニヤ

ミ○サ「エレン、離して!!あのキノコの名前全部削ぎ落とす!!」ググッ

エレン「ミ○、サ……落ち、着けって……!!」ググッ

アルミン「そのままミ○サダコに改名しちゃえば?」ニヤニヤ

ミ○サ「ウガァァァァァ!!!」ググッ

エレン「アルミィィィィィン、煽るなぁぁぁぁぁ!!!」ググッ





ライナー「……」グッグッ

ベルト○ト「……準備はいい?」

ライナー「いつでも」キリッ

ベルト○ト「エレン、大丈夫?」

エレン「お、ベル……ライナーァァァァァ!!!止めてくれ、頼む!!」

ライナー「任せろ!!……おいミ○サ、そろそろ落ち着け……」

ミ○サ「私の名前はミ○サ!!……フンッ!!」バキッ

ライナー「グフッ!!」

エレン「ライナーァァァァァ!!!」



アルミン「あ、ベルト○ト……って君もか……」

ベルト○ト「うん……」

アルミン「そっか、ミ○サも『カ』が見つからないみたいでさ……」

ミ○サ「私の、名前は、ミ○サだと、何度言えばわかるの……?」

アルミン「あ~もう、すみません調子に乗り過ぎました~。っていうか、さっきから自分でも名前言えてないじゃん」

ミ○サ「……次は無い」

アルミン「はいはい。それより、どうして急に名前が欠けてる人が増えたんだろ?」

ベルトルト「え、他にも誰かいるの?」

アルミン「うん、数人ほど会ったよ」

ベルト○ト「そっか……やっぱり誰かが嫌がらせで取ったんじゃないかと思ったんだけど、どう思う?」

ミ○サ「……」ギロッ

アルミン「僕じゃないよミ○サ。でもまぁ……誰かが取ったとしか考えられないかもね」

ミ○サ「許せない……私の名前を……私の『カ』を……!!」

ベルト○ト「特に下の名前から取られると呼びづらいからね。……そう言えば、ミ○サの下の名前って……?」

ミ○サ「……アッカーマン」

アルミン「……!ねぇ、そこから『カ』を持って来てみたら?」

ベルト○ト「ライナーもそうしてるしね」

ミ○サ「……ライナーも名前を取られたの?」

ベルト○ト「うん、今はライナー・ブ○ウンになってる」




ミ○サ「そう……なら私もそうしよう」ボキッ



アルミン(音した……)

ベルト○ト(音するんだ……)



ミカサ「……これでどう?」ペタペタ

ベルト○ト「うん、いいんじゃないかな?」

アルミン「……ねぇ、確認としてさ、フルネームを大声で言ってみてよ」

ミカサ「……何故、大声で言うの?」

アルミン「いいからいいから、ハッキリお願いね」ニヤニヤ



ミカサ「……」スゥ…











ミカサ「ミカサ・アッ○ーマン!!!」





ベルト○ト「!?」

ライナー「!?」パチッ

エレン「あ、起きた」





ミカサ「……これでいいの?」

アルミン「っ……うん、問題無かったね……」プルプル

ミカサ「……何故、笑いを堪えてるの?」

アルミン「そんな事ないよ」キリッ

ベルト○ト「そ、それじゃあアルミンを借りてもいいかな?力を貸して欲しいし」アセアセ

ミカサ「私の前から消えてくれるのならむしろお願いしたい」

アルミン「あはは、僕もやっと解放される」

ミカサ「……今回絡んで来たのはアルミンから」ジト…

アルミン「……そうだっけ?」

ベルト○ト「まぁまぁ……ライナー、起きて」

ライナー「よっと……」ムクッ

アルミン「じゃあ、行こっか。エレンと……ミカサも気をつけてね?」

ミカサ「……」プイッ

ベルト○ト「あはは……」







エレン「……」

ライナー「どうしたエレン?」

エレン「……いや何でもない。やっと収まったと思ってな……」

ライナー「……今回は何分位だったんだ?」

エレン「……30分弱」

ライナー「……よく耐えたな」ポンッ

エレン「サンキュ……名前、気をつけろよ」

ライナー「おう」

本日は以上です。それでは

ちょっとだけ続き書きます

~~~~~



アルミン「さて、どうしようか?」

ライナー「手掛かりがないんじゃあな……」

ベルト○ト「……人の名前から文字を取って、得をする人……」



アルミン「……」

ライナー「……」

ベルト○ト「……」



アルミン「いやいないでしょ」

ライナー「仮にいたとして、そいつは何がしたいんだよ……」

ベルト○ト「だよね……」

アルミン「取り敢えず、食堂行ってみない?」

ベルト○ト「いいけど、まだ昼食前だよ?」

アルミン「名前を取られた人とかがそこに集まってるらしいんだ。皆の話を聞きに行こうよ」

ライナー「成る程な。ちなみに誰が被害にあってるんだ?」

アルミン「えっと……アニと、コニーと……ミーナ、だったかな?」

ベルト○ト「三人か……」

ライナー「なら、話は皆と合流してからだな」

アルミン「うん、じゃあ行こっか」

ライナー「おう」



ベルト○ト「……」

ライナー「……?おいベルト○ト、行くぞ」



ベルト○ト「……」ジー



アルミン「……僕の顔に、何か……」

ベルト○ト「えい」ボキッ

ア○ミン「あ」

ベルトルト「……これでよし」ペタペタ

ア○ミン「ちょ、ちょっと!何で僕の『ル』を取るの!?」

ベルトルト「いや……さっきから僕だけ下の名前が欠けてて、何か不公平だったから……」

ア○ミン「だからって僕から取らないでよ!返して!」

ベルトルト「ア○ミンの下の名前って、確かアルレルトでしょ?そこから持ってくればいいじゃん」

ア○ミン「自分の名前が一部でも掛けてるなんて嫌だよ!そもそも、人の文字を使って自分の名前を完成させるなんて間違ってる!」

ベルトルト「僕だって嫌だよ!いいでしょ一文字くらい!僕なんてなんてさっきまでベルト○ト・フ○バ○だったんだよ!?」



ア○ミン「知らないよ、返して!」

ベルトルト「やだ」

ア○ミン「……協力しないよ?」

ベルトルト「う……」

ライナー「そこらへんにしておけ」

ベルトルト「でもライナー……」

ライナー「折角ア○ミンが協力してくれてるんだ。それに、確かに人の文字を奪うのは間違ってるぞ」

ベルトルト「でも……」



ライナー「……ハァ」ボキッ

ア○ミン「あ……」

○イナー「これでいいか?」

ベルトルト「……ア○ミン、ごめんね?」ボキッ

アルミン「あ、ううんこっちこそ……必ず見つけ出そうね」ペタペタ

ベルト○ト「うん……」



○イナー「それじゃ改めて、食堂に向かおうぜ」

アルミン「うん!」

ベルト○ト「了解……」

食堂



ベルト○ト「……」

○イナー「……」

アルミン「……」





コ○ー「返せぇぇぇぇぇ!!!」

アニ「……シッ!!」シュッ

コ○ー「うおアブねっ……テメェ、アニ!!人の文字奪ってんじゃねぇよ!!」

アニ「……別にいいでしょ」

コ○ー「良くねぇよ!!ただでさえ『ガ』が無くて困ってるんだよ!?俺の『ニ』を返せ!!」

アニ「乙女は、名前が欠けてちゃいけないんだよ」

コ○ー「お前が乙女な訳ねぇだろ!!俺バカだけどそれはわかる!!」

アニ「……シッ!!」シュッ

コ○ー「うわっちょタイム!!待て落ちつけって!!」





ユミル「おっしゃそこだ!!」

ジャン「いいぞもっとやれ!!」

ユミル「おいジャン、昼飯全部賭けねぇか?私はアニな」

ジャン「よし来た!!コ○ー、絶対勝てよ!!」

マルコ「二人とも、辞めなって……」

ミ○ナ「そうだよ……私だって名前が欠けて困ってるのに……」ウルウル

クリスタ「わ、私も一緒に探すから泣かないで」アセアセ

ミ○ナ「うぅ……」ウルウル

サシャ「……」モグモグ



ワー!!ギャー!!



ベルト○ト「……」

○イナー「……」

アルミン「……」



ベルト○ト「……何これ?」

○イナー「ちょっと行って来る」

アルミン「気をつけてね」



<オイオマエラヤメロ!!

<…ドイテ

<グフ…

<○イナーガヤラレタ!!

<ジャマスンナヨ!!

<コッチハヒルメシガカカッテルンダ!!

ミ○サ「……どうなってるの?」

ベルト○ト「あ、ミ○サも来たんだ……あれ、名前元に戻したの?」

ミ○サ「……他の人に、こうした方がいいと言われたので……何故か」

アルミン「……チッ」

ミ○サ「それで、これはどういう状況なの?」

アルミン「見ての通りとしか言えないよ」

ミ○サ「……そう」

ベルト○ト「どうする?」

アルミン「まぁ、落ち着くまで待たない?」

ベルト○ト「そうだね」



ワー!!ギャー!!



~~~~~

本日は以上です

いっきまーす

アルミン「……落ち着いた?」

「「「……」」」

アルミン「それじゃ、少しだけ整理しよっか……皆、順番に自分の名前をフルネームで声に出してね」



ベルト○ト「じゃあ僕から……ベルト○ト・フ○バ○」

ミカサ「ミ○サ・アッカーマン」

ジャン「ジャン・キルシュタイン」

マルコ「マルコ・ボット」

クリスタ「ク、クリスタ・レンズ!」

ユミル「ユミル・~~~」

ミ○ナ「ミ○ナ・カロライナ……」ウルウル

アニ「アニ・レオンハート」

コ○ー「俺の『二』を返せよ……コ○ー・スプリン○ー」

サシャ「サシャ・ブラウスです」モグモグ



アルミン「……と、○イナー・ブラウンだね」

○イナー「」チーン

アルミン「そう言えばエレンは?」

ミ○サ「一人で訓練している。私も一緒にと思ったけど、追い返された……」

ジャン「へっ、あの死に急ぎ野郎はバカかよ。折角の休日を何だと思ってんだ?」

ミ○サ「ジャン、エレンの悪口を言わないで……削ぎたくなるから」

ジャン「お、おう……」ビクッ



ベルト○ト「それより、文字のことなんだけど……」

アルミン「ん~、何か共通点があるとは思えないな……」

ベルト○ト「かと言って、無差別にってことは無いでしょ」

マルコ「そうだなぁ……『ー』が一番取られてる気もするけど、関係あるかな?」

アルミン「取られた数は三つ、か……どうだろう、ここにヒントがある様には見えないな……」

コ○ー「なぁ、『ニ』も『ー』が二つくっついたみたいなじだけとよ、関係あるか?」

マルコ「……ないんじゃないかな?」

ベルト○ト「文字をわざわざ形として捉えて、どうにかできるとは思えないしね」

アルミン「そもそも、人の文字を取って何をしたいのかすらさっぱりだし、何とも言えないよ」

ミ○ナ「そんな……じゃあ私は一生このままなの……?」ウルウル

アルミン「……そうならないように、犯人を必死に探すしかないよ」

ミ○ナ「やだよぉ……」ウルウル

クリスタ「ミ、ミ○ナ、きっと見つかるから、ね?」アセアセ

ミ○ナ「……うん」ウルウル



アニ「……」

ベルト○ト「……アニ、どうしたの?」

アニ「……いや」チラッ



○イナー「」チーン



ベルト○ト「あれ、○イナー起こす……」







ボキッ





ベルト○ト「……え?」

アニ「……はい、ミ○ナ」ペタペタ

ミーナ「え、あ……戻った!!ありがとう、アニ!!」

アニ「……別に、対したことしてないよ」

ミーナ「ううん、すっごく嬉しいよ!!」ギュッ

アニ「……///」プイッ



ベルト○ト「……いや、いやいやいやいや」

アニ「……文句あるの?」

ベルト○ト「いや、僕も人のこと言えないけどさ……だってそれ……」



○イナ○「」チーン



ベルト○ト「……○イナ○のじゃん」

アニ「寝てる奴が悪い」

ベルト○ト「その原因を作ったのはアニだよね……」

アニ「……さぁ?」

コ○ー「あ、じゃあ俺も!」



バキッ

バキッ



コニー「……これでよし!『ガ』は我慢するしかねぇな!」ペタペタ

ベルト○ト「今明らかに普通とは違う音がしたけど……」

○ノナ○「」チーン

ベルト○ト(……○ノナ○・ブフウン……とうとう文字を破壊してきたか……)

ミ○サ「……私も」



ボキッ

ボキッ

カチャ



ミカサ「……ふぅ」ペタペタ



○○○○「」チーン



ベルト○ト(『ナ』『ノ』をくっつけて『カ』……無茶苦茶だよ)

アルミン「……ちょ、ちょっと!?何やってるの!?」

コニー「あ?名前を元に戻しただけだぞ?」

ミカサ「何も問題ないはず」

アルミン「人の文字をを盗んじゃダメだよ!?まして、分解しちゃうなんて……!!」



ジャン「おいおい、しっかりしろよアルミン……」ガシッ

アルミン「え、ジャン……?」ビクッ

ユミル「相手は○○○○だぞ?何も問題ないじゃねぇか」

アルミン「ユ、ユミルまで……」

ジャン「頼むぜ、座学一位さんよ……お前がしっかりしてくんなきゃダメだろ?」

アルミン「ぇ……ぁ……」

ユミル「いいか、最終的には全ての文字を取り返すんだ……だからちょっと代わりを用意しただけだよ」

アルミン「……」



ジャン「これでいいんだよ……」ククク…

ユミル「何も間違っちゃいないんだよ……」イヒヒ…



アルミン「……」





アルミン「そっか、そうだったね」ポンッ

ベルト○ト「アルミンしっかりして!?」







サシャ「……」モグモグ

マルコ(○○○○・ブフウン……もう原型留めてないよ)ホロリ

以上です。多分明日は来ませんのでご了承下さい。

……一応注意しますけど、
もう既に何がどうなってるか気づいちゃった人が多々いると思いますけど、できればバラさないで下さい。1が泣くんで。

後今更ですけど、「え、何で当然の様に名前着脱出来んの意味わからん」とかのツッコミは無しでお願いします。

それでは

ども1です。二日空けてすみません。

多分、恐らく、今日いけます。ので、よろしく。

アルミン「まぁ、○○○○の事はさて置き……」

ベルト○ト「置いちゃうんだ……」

アルミン「どうしようか……本当に手詰まりだよ」

ベルト○ト「本当に些細な事でいいから手掛かりが欲しいね……」

アルミン「うん、このままじゃ皆の名前……」



○○○○「」チーン



アルミン「……皆の名前を元に戻せないよ」

ベルト○ト「アルミン目を逸らさないで」

アルミン「いや、あれはもう無理だよ……ねぇ、皆?」

マルコ「どうしたの?」

アルミン「本当に些細な事でいいから、何か思い当たるような事はない?関連性がなさそうな事でも……」

サシャ「ないです!!!」

コニー「うおっ!」ビクッ

ベルト○ト「……サシャ、どうしたの?」

サシャ「わ、私は何も知りませんからね、本当ですよ!!?」

ベルト○ト「……」

アルミン「……そう言えばサシャ。さっきから随分静かだったよね」

サシャ「そそそそそんな事ないですよ!?私はパァンを食べるのに勤しんでただけですから!!」

アルミン「……そのパンはどこで手に入ったの?」

サシャ「も、もしかして私を疑ってるんですか!?」 アセアセ

ミーナ(疑ってます)

マルコ(疑うよそりゃ)

コニー(怪し過ぎるだろ)

ジャン「もう芋女が犯人で良くねぇか?隠す気ないみたいだしよ」

サシャ「ひ、酷いです、私たち仲間じゃないんですか!!後、このパァンはちゃん人から貰った物ですからね!?」

アルミン「なるほど。それで、誰から貰ったの?」

サシャ「それは……言えません!!秘密にして欲しいと言われたので!!」

アルミン「ってことは、秘密にしたい何かがあるって考えていいのかい?」

サシャ「……ま、まままままさか、そんなことは全くありませんよ!!?」 アセアセ

ジャン(バカだ)

ユミル(バカだろ)

ベルト○ト「……取り敢えずサシャ、知ってること全部話してよ」

サシャ「む、無理ですよ!!」

ベルト○ト「早く自分の文字を取り戻したいんだ……手荒なしたくないんだけど」ゴゴゴゴ…

サシャ「ヒィッ!!」ビクッ

クリスタ「だ、ダメだよベルト○ト!!サシャが怖がってるでしょ!?」

サシャ「神ぃぃぃぃぃ!!!」ダキッ

クリスタ「はいはい」ナデナデ







ユミル(結婚しよ)

○○○○(結婚する)パチッ

ユミル(させねぇよ)ドゴッ

○○○○「」チーン





アルミン「……サシャのことだし、どうせパンをあげる代わりに手伝って、とか言われたんでしょ?」

サシャ「」ビクッ

クリスタ「そ、それよりアルミン」

アルミン「うん?」

クリスタ「あの、さっきの話。私、一つだけ心当たりあるかも……」

アルミン「本当に!?」

クリスタ「う、うん……関係あるかどうかわかんないけど……」

アルミン「いや、今は何でもいいから情報が欲しいんだ。話してくれないかな?」

クリスタ「うん。あのね、最近女子の間でちょっとだけ話題になってるのなんだけど……」

ユミル「……もしかしてあれか?確かに関係無くはなさそうだな」

ベルト○ト「あれって?」

クリスタ「立体機動の訓練でよく行く森の奥に、少し開けた場所があるのって知ってる?」

アルミン「えっと……」

マルコ「あ、知ってる。結構静かで、ゆっくりできる場所らしいね」

ジャン「らしいって、お前は行ったこと無いのか?」

マルコ「フランツが言ってた」

ジャン「……リア充」 ギリッ

クリスタ「それで、満月の夜にそこのどこでもいいから人の名前を記すて、願い事をするとその人に何か起こるとか……」

アルミン「随分と曖昧だね……」

ユミル「ま、所詮噂だしな」

ベルト○ト「……名前を記すの?」

クリスタ「うん、やり方は何でもいいみたい。そうするとその人が恋に落ちたり、不幸になったり……死んだり、場合によっては生き返ったり……」

マルコ「ちょっと嫌だなその話は……」

コニー「そんなもん信じる奴いるのかよ?人が生き返る訳ねぇだろ」

ユミル「女子は噂話が好きなんだよ、男にはわかんないだろうけど」

コニー「お前も女じゃねぇだろゴリラ」

ユミル「……」ドゴッ

コニー「ブハッ!!」

マルコ「失礼過ぎだよコニー……」

ミカサ「私もその噂を耳にしてエレンの名前を書き込んだけど、何も起こらなかった」

アルミン「……ちなみに何を願ったの?」

ミカサ「夫婦に慣れますようにって……でもすでに夫婦だから意味が無い事に後で気がついた」

アルミン「……そう」

ベルト○ト「でも、結構有力な情報じゃない?もし僕たちの文字を使って誰かの名前を作ったのだとしたら……」

アルミン「うん、ちょっと考えさせて……」

ベルト○ト「……もうすぐ犯人がわかる……どうしてくれようかな……」ゴゴゴゴ…

ミーナ「」ビクッ



アルミン(名前か……確かにあり得るな。むしろもっと早く気づいてもいい位だった)

アルミン(『ル』、『ニ』、『カ』、『ガ』、『ラ』、そして『ー』が三つ……)

アルミン(取られた文字で名前を作れると仮定して……)



アルミン(……)





アルミン「……ぁ」

ベルト○ト「わかったの?」

アルミン「……ミカサ」

ミカサ「……何?」





アルミン「エレンは今どこにいる?」

今日はここまで。

全体が対して長くないのにちまちましか書けなくてすみません。何かと忙しくて……。もうすぐ終わります。

それでは

ハロー

今日終わらせる予定です。11時過ぎに来ます。

ミカサ「エレン?今は自主訓練している……」

アルミン「場所はわからないの?」

ミカサ「……そこまではわからない」

アルミン「……」

ジャン「おいおい、死に急ぎ野郎が犯人なのかよ?」

アルミン「多分……いや、絶対にそうだと思う」

コニー「何でだ?」

アルミン「……サシャは聞いてないの?」

サシャ「で、ですから私は何も……」

ユミル「もう隠さなくていいからさっさと言え」

サシャ「……私は、女子の名前から文字を盗むのは難しいから手伝えってエレンに言われただけです」

クリスタ「じゃあ、理由まではわからないの?」

サシャ「そ、それは本当ですからね!?」

ユミル「……で、アルミン?お前はどうせ何であいつがこんなのことしたのかわかってんだろ?」

アルミン「……」

マルコ「アルミン?」

アルミン「……ゴメン、今は言えない」

ミーナ「今は言えないって……」

アルミン「夜……夜にはわかるからさ。多分エレンはその噂の場所に来るはずだから」

ジャン「あのバカ、しょうもない噂を真に受けて何考えてんだよ……」

アニ「……夜まで待つの?早く名前を元に戻した方がいいのにかい?」

コニー「そう思うなら俺の『ニ』返せ」

アニ「黙って」

ベルト○ト「そうだよ、僕は一刻も早く元に……」



アルミン「お願い、待ってあげて。今日は折角の……」



アルミン「満月の夜なんだから」



~~~~~





ガサガサ



ベルト○ト「見つけた……言い訳はあるのかな……エレン?」



エレン「……ベルト○トか」

ベルト○ト「僕だけじゃないよ」



ガサガサ



アルミン「……」

ミカサ「……」

アニ「……」

コニー「……」

ミーナ「……」

○○○○(気づいたら名前がねぇ……)



エレン「そっか……」

ベルト○ト「さぁ無理にでも返してもらうよ。君のせいでどれだけ迷惑をかけられたかわかって……」



エレン「あぁ、いいぜ」

ベルト○ト「へ?」

エレン「確か『ル』と『ー』二つだったよな……ほら」

ベルトルト「え……あ、うん」ペタペタ

エレン「お前の名前には欲しいのがたくさんあったからな……ついつい目が行っちまってよ」

ベルトルト「……」



エレン「他の奴も、悪かったな……ほら」

アニ「……」

コニー「やっともとに戻った……」ペタペタ

ミーナ「えっと……あれ?○○○○のはどうすればいいの?」

○○○○「誰だよ、文字バラバラにしたの……」



エレン「あぁそうだ、サシャは悪くないからな?あいつも初めは断ったんだけど、俺が無理やり頼んだんだからさ」

ミカサ「……エレン、どうしてこんなことを……」



エレン「なぁ皆、上見てみろよ」

ミカサ「……?」



エレン「綺麗な満月だぜ……星も輝いてる」

ベルトルト「……」

ミーナ「……エレン、本当にあの噂を信じたの?」

エレン「……鳥っていいよな」

ミーナ「え……?」

エレン「だってよ……自由に空飛べるんだぜ?どこにだって行ける、巨人なんて関係ないしな……」

コニー「お前、何言って……」

エレン「きっと、炎の海とか、氷の大地って奴とか、いっぱい見て来たんだろうよ……」

アニ「はぐらかさないで、質問に答えなよ」

エレン「……俺たちもさ、いつか……いつか絶対に巨人を、ぶっ殺して、いつか壁の外をさ……」

ミカサ「……エレン」

エレン「探検、しまくって……」







ミカサ「どうして泣いてるの?」





エレン「……っ」ゴシゴシ

ベルトルト「エレン……?」



アルミン「……ミーナ、あの噂では……死んだ人も、生き返っちゃうんだよね?」

ミーナ「うん……」



アルミン「……『ニ』と『ー』を組み合わせて『エ』を作る。『イ』は、多分自分の名前から取るつもりだったんじゃないかな?」

ラ○○ー「すると、どうなるんだ?」ペタペタ



アルミン「……」







アルミン「カルラ・イェーガー」





アルミン「五年前に死んだ、エレンのお母さんだよ」





ミカサ「ぁ……」

ミーナ「……っ」

コニー「へ……?」

アニ「……」

ベルトルト「……」

ラ○○ー「……」

エレン「……言うなよ、アルミン」

アルミン「……ごめん」



エレン「……始めその噂聞いた時はさ……アホみたいな話だと思ったよ」

ミカサ「……」

エレン「恋愛だとか呪いだとか……俺たちは兵士になるんだぜ?どうでもいいだろ、そんなこと……」

ミーナ「……」

エレン「でも……死んだ人が生き返るって聞いてさ。もちろん、そんなこと起こるわけないってわかってた……」

コニー「……」

エレン「……母さんは五年前に死んだ。巨人に食われて、な……」

エレン「その日も喧嘩しちゃつてさ……俺は調査兵団に入るんだって」



エレン「その直後だよ、扉が壊されたのは……」

エレン「扉の破片がさ、家に直撃して……母さんは下敷きになった」

エレン「ミカサと二人で助けようとしてたらさ、来たんだよ……巨人が」

エレン「母さんは逃げろって叫んでさ、それでも俺は言う事聞かなかったんだ……最期の最期まで喧嘩だった……」




エレン「そしたら、食われちまった……俺の目の前で」



ミーナ「……」

コニー「……」



エレン「もし、もしさ……生き返るとまでは、いかなくてもよ……少しでも、話ができたならさ……」



アルミン「……」

ミカサ「……」





エレン「……謝りたかったんだ」

エレン「いつも言う事聞かなくてごめんって……っ」





アニ「……」

ラ○○ー「……」



エレン「……それで名前もなんか実体ある方が効果出るかなって思ったんだけど……ハハ、何やってんだろうな、俺……」

ミカサ「あの、エレンはその、えっと……」オロオロ





ベルトルト「エレン」

エレン「……」

ベルトルト「君のお母さんは、もう戻ってこない……声だけでも聞こうなんて無理に決まってる」

エレン「……うるせぇ、わかってんだよ」

ミーナ「そ、そんなにハッキリ言わなくても……」

ベルトルト「それでも君は、もっと強くならないといけないんだ」

エレン「……」

ベルトルト「僕たちは兵士になるんだろ?ここでメソメソしてる場合じゃない」

エレン「……」



ベルトルト「泣く暇があるなら前を向いて」



ベルトルト「悔やむ暇があるなら前に進むんだ」



ベルトルト「もっと強くなって、調査兵団に入って……巨人を殺して……」



エレン「……」





ベルトルト「……世界が平和になって初めて、君はお母さんの死と向き合えるんだ」

エレン「……っ」



ベルトルト「その時にはお墓を立ててあげればいい」



ベルトルト「そこで謝るなり悔やむなり、何だってするんだ」



ベルトルト「外の世界を探検するんでしょ?その事を報告してやるのもいいさ」



エレン「……あぁ……そうだな……っ」ボロボロ

ベルトルト「君のお母さんだって、それを望んでるはずだ」

エレン「あぁ……っ」ボロボロ



ベルトルト「だから、頑張ろう?エレンは一人じゃないんだから」

エレン「……っ……っ」ボロボロ

ミカサ「エレン……」ギュッ





アルミン「……ありがとう、ベルトルト」

コニー「お前も言う時は言うんだな」

ベルトルト「……感謝なんて、いらないよ」

アニ「……」

ライナー「……ベルトルト」ペタペタ

ベルトルト「わかってるよ、心配しないで」



ベルトルト(ごめんね、エレン……)

ベルトルト(君のお母さんを殺したのは、実質僕なんだ)

ベルトルト(許しを貰うつもりはないよ……だって僕は戦士だから)

ベルトルト「故郷に帰るためなら、何だってするつもりだ)

ベルトルト(その結果、君たちを殺す様な事になってもね……)

ベルトルト(……でもね、今更説得力はないかもしれないけど……)

ベルトルト(今、君に掛けた僕の言葉に、嘘偽りはないんだ)

ベルトルト(それだけは、わかっていて欲しいかな……)

エレン「……ありがとな、ベルトルト」

ベルトルト「……」

エレン「そうだ、こんなところで落ち込んでいられないな……俺は必ず、壁の外に行くんだ……!!」



エレン「人類のためにも……母さんのためにも!!」



エレン「とにかく巨人を、ぶっ殺すんだ……!!」



ベルトルト「うん、そうだね……」



ベルトルト(……エレンとは、いずれ、必ず敵対するだろう、殺しあうだろう)

ベルトルト(……でもちょっとだけ、それを嫌だと思ってしまった自分は、戦士失格なのかな……?)



ベルトルト「……じゃあ皆、戻ろうか?」

翌日



ジャン「お、来た来た……」ニヤニヤ

ユミル「お早いお目覚めだな……」ニヤニヤ

コニー「早く朝飯食おうぜ……」ニヤニヤ





「「「ンェー(笑)」」」



ンェー「……」プルプル

アルミン「……今日一日だけだから我慢してね」

ミカサ「……貴方の自業自得」

サシャ「全くその通りです!」モグモグ

ンェー「いや、そうだけどさ……何も名前混ぜなくても……」

ライナー「おう、おはようンェー」

ベルトルト「あ、ンェーおはよう」

ミーナ「今日も頑張ろうねンェー」

アニ「……っ…っ」プルプル

ンェー「お前らわざとだろ……」

ライナー「当然だ。俺なんて名無しになったんだからな」

ベルトルト「理由があったとはいえ、お咎め無しとはいかないよ」

ジャン「そうだぞンェー(笑)」

ユミル「諦めろンェー(笑)」

ンェー「ライナー達はともかく、お前らは関係ないだろうが!!」

マルコ「ジャン、やめなよ……」

クリスタ「ユミルも!」

ジャンユミ「「いやだ」」

ンェー「テメェらいい加減にしろよ……!!」

ジャン「お、いいぜやる気満々じゃねぇかよ、あぁ!?」

ユミル「よっしコニー、パン掛けるぞ!私ンェーな!」

コニー「あ、ずりぃぞ!ジャンが勝てるわけないだろ!?」

ジャン「んだと!?」

クリスタ「ちょ、ちょっとダメだよ!」



ワー!!ギャー!!



ンェー!!ンェー!!





アルミン「……あの調子なら大丈夫そうだね」

ミカサ「うん」

ベルトルト「ミカサ、アルミン……二人でエレンを支えてあげてね」

アルミン「勿論だよ」

ミカサ「言われなくても」

ベルトルト「……そうだね」



ベルトルト(僕も、覚悟を決めなきゃ……)




以上です。いかがでしたでしょうか?

何か途中から自分でも何か来たいんだかわかんなくて……終わり方もビミョーだし……。

まぁお付き合いいただきありがとうございました。

よろしければ前二作も読んでみてください。

それでは。

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