めんま「天国から今のみんなを見てみたいな~!」(144)

※重いかもです※
更新は明日からになります!

めんま「じんたん達ももう大学生だもんね!」

めんま「私服で登校してる~スゴーイ!小学校みたーい!!!」

めんま「最初は誰の大学生活を見ようねー、そうだ!>>3がいいや!でも、じんたん以外がいいなー」

メンマおいしいねん

では、ゆきあつで

慶應義塾大学入学式

校長「新入生代表、経営学部、松雪集くん」

ゆきあつ「本日はお足元の悪いなか~」

モブ1「ちょ、あの人メチャクチャかっこよくない?」

モブ2「ホントだ!声かけちゃう?」

モブ1「いいよー住む世界が違うし」


数日後

ゆきあつ「初めての講義か…」

つるこ「緊張してるの?」

ゆきあつ「いや、別に」

つるこ「そうよね、女装して走り回ってたくらいだもの」

ゆきあつ「お前な…」

つるこ「ま、頑張ってらっしゃい」

ゆきあつ「お前もな」

教授「んじゃーこの講義経営学部必修だからみんないるだろ?ってことで自己紹介から」

ゆきあつ「松雪集です、高校では陸上部に所属していたので大学でも続けていきたいと思ってます」

友「松雪集?じゃあお前のあだ名ゆきあつな!」

ゆきあつ『昔とイントネーションが変わっただけだ…』

友「なあ、ゆきあつ…今日皆で歓迎飲みやるんだけど来ないか?」

ゆきあつ「出来れば明日にしてもらえると嬉しい」

友「なんだよ、もしかして女か?」

ゆきあつ「まあそんなとこ」

ゆきあつ「お待たせ」

つるこ「あら、慶應は恒例の飲みじゃなかった?」

ゆきあつ「つるこ優先」

つるこ「ずいぶんキザね」

ゆきあつ「そんなつもりじゃなかったんだけど」

つるこ「素でやってるなら恐ろしいわよ」

ゆきあつ「うるさいな…なぁ、つるこ…皆…どうしてるかな?」

つるこ「忙しくて会えなくなってもう一年近いものね…」

ゆきあつ「ああ…そうだ!一度集まらないか?皆で?」

つるこ「私は遠慮するわ」

ゆきあつ「何で…「ねぇゆきあつ…私達って付き合ってるのかしら?」

ゆきあつ「わからない」

つるこ「そうよね、幼馴染みだもの、じゃあ私こっちだから」

ゆきあつ「またな」

つるこ『さよなら、ゆきあつ』

ストーリー進行順を忘れてました。

ゆきあつが最初になったので
ゆきあつ→あなる→ぽっぽ→つるこ→じんたんの順番になります!

次の日

友「カンッパアアアアアイ!!!」

女「ゆきあつ君飲まないの~?」

ゆきあつ「いや、飲まなくても十分楽しいよ」

女2「またまた~これからカラオケもあるんだよ?」

ゆきあつ「なおさら酒飲んだらダメだろ?」

友「ゆきあつぅ~飲め飲め!」

ゆきあつ「ハイハイ、わかったよ」
ゴクッゴクッ

女「お酒も強いんだね!」

ゆきあつ「人並みだよ」

友2「さっきから女の子独り占めしやがって!いいか!こういうやつに限って変態なんだぞ」

女「嫉妬カッコ悪www」

ゆきあつ『当たってたりしてな』

まだ生まれ変わってないのか

>>11
残念ながらまだみたいです…

数日後

友「授業も本格化してきたなぁ~」

友2「俺もうダルくてサボっちまったよ」

友「これからどうすんだよ?」

友2「考えてねー、ゆきあつは?」

ゆきあつ「俺は全部一応出てるしな」

友「ゲッ!首席のクセに真面目にやりやがって!」

ゆきあつ「首席だから真面目にやるんだろ?」

友「うわっ!嫌味っぽいな、このっ!」
シュッ

ゆきあつ「うわっ」
パシッ

友「桐島、部活やめるってよでゆきあつみたいなヤツが余裕でフリースロー決めてたんだ、だからやってみてくれよ」

ゆきあつ「入るわけないだろ」
シュッ、パスッ

友「さすが!決めちゃうねぇ」

ゆきあつ「たまたまだって」

友2「このハイスペックが」

ゆきあつ「これだけで決めるなよ」

友「ハハハ…ってもうこんな時間か、ゆきあつは部活だっけ?」

ゆきあつ「ああ、またな」


部活にて
ゆきあつ「外走ってきます!」

先輩「ああ、わかった」

タッタッタッ
ゆきあつ『つるこ、最近メールも電話もないどうしたんだ…』

ゆきあつ「今度俺からまたかけてみる…「危ない」

ゆきあつ「!!!」
ドンッ

オバサン「救急車!」

ドウシター ワー!ワー!ヒトガバイクニハネラレター!

ゆきあつ「ここ…は?」

医者「病院だよ、バイクに跳ねられたの覚えてないのかい?」

ゆきあつ「…!」

医者「思い出したみたいだね、で、目が覚めたとこで申し訳ないんだけど…」

ゆきあつ「はい」

医者「君に言わなきゃならないことがある」

ゆきあつ「はい」

医者「運動機能を司る部分の脳に傷がついたみたいなんだ」

ゆきあつ「…はい」

医者「君の下半身はもう…」

ゆきあつ「わかってます」

医者「随分冷静だね」

ゆきあつ「人生最悪の経験は小学生の時しました…それに…」

ゆきあつ「目が覚めてだいたいの事を察することが出来ましたし」

医者「そ、そうかい?」

ゆきあつ「はい、お気遣い感謝します」

医者「わかった、でも無理はダメだぞ」

ゆきあつ『足が動かなくなっても…あんまり変わらないしなぁ…しばらくは疲れても時期慣れるし、あの日と比べれば…』

ゆきあつ「でも、退屈だな…」

ゆきあつ「ヒマだ…」

ヴーッヴーッ

ゆきあつ「電話?つるこから?」
ピッ

ゆきあつ「もしもし?」

つるこ「ゆきあつ、ケガ大丈夫?」

ゆきあつ「大丈夫なわけないだろ、足が動かないんだから」

つるこ「そうね、それにしては答えてないみたいだけど」

ゆきあつ「車椅子で自走することはできるし、頭もよく回るだから別になんともないさ」

つるこ「達観しすぎじゃない?」

ゆきあつ「だって考えてみろよ、陸上選手じゃあるまいし、この先走ることなんて電車に乗り遅れそうなときだけだろ?」

つるこ「あなた陸上選手じゃない」

ゆきあつ「選手になれるなんて思ってないよ」

つるこ「ふざけてるわね」

ゆきあつ「ハハハ、辛辣」

つるこ「それは良いんだけど…今日はあなたに話があって電話したの」

ゆきあつ「話?」

つるこ「もう、あなたに…皆に会わないわ…二度と」

ゆきあつ「え?」

つるこ「ごめんなさい、サヨナラ」

ゆきあつ「待てよ!」

つるこ「何?」

ゆきあつ「どうしてだよ?」

つるこ「飽きたの、ただそれだけ…それにもう秩父に居ないもの」
ピッ

ゆきあつ「…何でだよ」

数日後

医者「一時的に退院だ」

ゆきあつ「もう治りませんしね」

医者「そ、そういうこと言わない!君の外傷が消えたから一時退院なんだから」

ゆきあつ「はあ…」

医者「って事で大学生活楽しんでこい!」

ゆきあつ「強引過ぎるだろ…」

ゆきあつ「今日は…このあと授業か…」

大学
ガララ
ゆきあつ「久しぶり、友」

友「…」

ゆきあつ「おいおい、慶応ボーイが数日で忘れるなよ人のこと」

友「うるせえ」

ゆきあつ「え?」

友「お前偉そうなんだよ、もう歩けないくせによ」

友2「そうだよ、今まではお前がハイスペックだから付き合ってただけ」

モブ男「せいぜい頑張ってよ、松雪クン」

ゆきあつ「…」

女「松雪人気も終わりねー」

女2「授業行こ行こ♪」

ゆきあつ「ハハハ…こうなったとたんこれか…」
キィ

放課後
ゆきあつ「結局話し相手は見つからず…か…こうなると少し惨めだな」
キィ…キィ

ゆきあつ「ん?あれは?」

???「ゆきあつ?」

ゆきあつ「あなる?」

あなる「久しぶり、ってかどうしたのその足?」

ゆきあつ「ああ、ちょっとな」

あなる「ちょっとなじゃないでしょ!こんな時までカッコつけんな!」

ゆきあつ「お前こそなんだよそのタバコ」

あなる「え?良いじゃない別に」

ゆきあつ「タバコは20歳になってから」

あなる「細かいよ、そんなの誰も守ってないって」

ゆきあつ「俺は守ってる」

あなる「アンタはね」

ゆきあつ「それにそんなにはやらないだろ?」

あなる「知らないしそんなこと」

ゆきあつ「お前キャラ違うな…また誰かの影響でも受けてるのか?」

あなる「どうでもいいでしょ!それよりあたしはアンタの足の具合を聞いてるの!」

ゆきあつ「足?二度と動かないけど」

あなる「嘘…冗談やめてよゆきあつ」

ゆきあつ「いや、わりとマジ」

あなる「そう…ごめん」

ゆきあつ「いや、気にしてないから」

あなる「…」

ゆきあつ「深刻になるなって」

あなる「そ、そうね!何勝手に深刻になってんだろ?アハハ、あ、そろそろ待ち合わせだから行くね!」


ゆきあつ「ん、じゃーな」

あなる「…またね」

ゆきあつ『何か隠してるな…あいつ』

あなる「…」

キーンコーンカーンコーン

友「松雪、いまだに随分と生意気そうじゃねーの?」

ゆきあつ「そんなつもりないけど?」

友「はあ?」

ゆきあつ「もう一度言ってやろうか?」

友「おい、なんか勘違いしてるだろ?」

ゆきあつ「何を?」

友「まだ一番だとか思ってんだろ?いいか?最初に一番になったやつが一度崩れたら終わりなんだよ」

ゆきあつ「!!!」

ゆきあつ『…じんたんに昔似たようなこと言ったな…』

友「おい、何シカトしてんだ?」

ゆきあつ『これが一番の重圧か…今になってわかったよホントにじんたんに悪いことしたなって』

友「おい!!!」

ゆきあつ「何?」

友「無視するなよ、死ねよ」

ゆきあつ「死ね?」

友「あ?なんだお前?」

ゆきあつ「死ねなんて二度と言うな!」

女「松雪何いきなりキレてんの?たかが死ねごときで」

ゆきあつ「ふざけるな!大切な人が死んだこともないくせに!軽々しく使うな!」

友「必死すぎwwwwww」

ゆきあつ「ふざけんな…」

女「何ー?聞こえない…んじゃーね」

ゆきあつ「こんなに言われて…俺…間違ってるのかよ…」

一週間後

ゆきあつ「大学…行くか…」
ピーンポーン

ぽっぽ「ゆきあつ?俺だ」

ゆきあつ「ぽっぽ?」

ぽっぽ「話があるんだ」

ゆきあつ「話?」

ぽっぽ「悪いな、急ぎなんだ」

ゆきあつ「いいぜ、入れよ」

ぽっぽ「すまねぇゆきあつ!」

ゆきあつ「いきなりなんだよ!」

ぽっぽ「お前のことバイクで跳ねたの俺なんだ!徹夜明けで乗ってたから…すまねぇ!謝って許されないのはわかってるでもせめて一度だけでも謝りたかった!」

ゆきあつ「いいよ」

ぽっぽ「え?」

ゆきあつ「だから許すって」

ゆきあつ『相変わらず嘘下手すぎるんだよぽっぽ…誰かかばってんだろ?』

ぽっぽ「マジかよ…」

ゆきあつ「しつこいぞ、それにお前と話せて良かった」

ぽっぽ「は?」

ゆきあつ「最近わからなくなってきたんだ…色々とな」

ぽっぽ「そうか…」

ゆきあつ「一番の重圧って言うのか?俺には耐えられないよ、脚がこうなったとたん誰も自分に関わってくれない…そんな生活に」

ぽっぽ「…」

ゆきあつ「だからこそ気兼ね無く話せる親友が来てくれて助かったんだ…ありがとな、ぽっぽ」

ぽっぽ「俺のせいでそうなったのに感謝なんかしてんじゃねーよ」

ゆきあつ「だからこうしてまた会えた、感謝もするさ」

ゆきあつ『お前の嘘はわかってるけどあえて言うもんかよ』

ゆきあつ「それに一番になってみてわかったよ、じんたんにかかってたプレッシャーとかさ」

ぽっぽ「そっか…」

ゆきあつ「んじゃそろそろ大学行くわ」

ぽっぽ「俺が車で送るよ」

ゆきあつ「車椅子だから入れにくいぞ」

ぽっぽ「大丈夫、こっちは世界飛んでた頃ヘルパーとってんだよ」

ゆきあつ「そりゃ心強い」


大学

ぽっぽ「ついたぞ」

ゆきあつ「ありがとなぽっぽ」

ぽっぽ「じゃーな」

ゆきあつ「さて…」
プルルルル

ゆきあつ「ん?じんたん?」

ゆきあつ「もしもし?」

じんたん「ああ、ゆきあつ、久しぶり」

ゆきあつ「どうした?」

じんたん「いや、一週間後に秘密基地で集合し ないか?皆で、超平和バスターズで」

ゆきあつ「ああ、俺はいいけど…じんたん、車 の免許持ってるか?」

じんたん「持ってるけど?」

ゆきあつ「なら秘密基地前で車で待っててくれ るか?」

じんたん「…わかったよ」

ゆきあつ「ありがとな、リーダー」

じんたん「リーダー言うなw」

ゆきあつ「ハハハ、んじゃ授業だから」

じんたん「おう、またな」 ピッ

じんたん「お前の足の事知ってんだぜ見栄張ら ないで言えよ…ホントに皆バラバラになりや がって…」

あの花ssいいね
期待

>>32
ありがとうございます!

あなる編

大学入学式後初授業

あなる「…」

あなる『ううー気まずいよ~誰も友達いないし、一般受験だから推薦組入学前にいっぱい喋っちゃったよグループには話しかけにくいし…ああああ~どうしよう!ゲームは持ってきたけどやったらコミュ障って思われるだろうし!』

チャラ男「おい」

ビクッ
あなる「ふわあああ!」

チャラ男「ど、どうしたお前?」

あなる「い、いきなり話しかけないでよ!緊張してるんだから!」

チャラ男「は?」

あなる『やば…やっちゃった』

ビッチ「ウケる~wwwwwwwww」

あなる「え?」

ビッチ「鳴子って面白いんだねーwww」

あなる「え?あ、え?」

あなる『いきなり名前呼び!ってか馴染みすぎでしょ』

あなる「う、うん…ありがと」

チャラ男「固くなんなよー、鳴子ちゃん、そんなんじゃ今日の飲み取り残されるぜー」

あなる「あ、ああ~そ、そうだよね!よーしこれからヨロシクッ!」

あなる『人に合わせてた昔のあたしありがとう!』

チャラ男「よし、今日の18時に新宿駅集合な」

あなる「オーッ!」

新宿駅

あなる『し、新宿なんて始めて…怖い』

チャラ男「ヨッシャー揃ったぜ!行こう!」

あなる「楽しみだね!」

ビッチ「だろ?な?」

飲みの席…

チャラ男2「鳴子ちゃんって呼びにくいよね」

あなる「え?そ、そうかな?」

チャラ男「確かに、よし!アダ名考えようぜ!」

チャラ男2「えーっと安城鳴子だから…あ、な、る?」

あなる「!!!」

ビッチ2「アナルってwwwwwww」

ビッチ「www」

あなる「それ禁止!」

チャラ男「知ってんよ冗談冗談wwwアンナね、これでいいだろ?」

あなる「もう!」

チャラ男2「とっころでアンナちゃん?あんまり酒進んでないんじゃない?」

あなる「い、いや、あたしは」

チャラ男「安城のちょっといいとこ見てみたい?」

チャラ男1、2・ビッチ1、2・モブ男・モブ子「飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで!」

あなる「えっ?えっ?」

あなる以外の学科全員「飲んで飲んで飲んで飲んで!」

あなる『や、やるしかない!』
グイイ

全員「イエエエエエイ!」

あなる「うー!いきなりはハードだよぉ…」

チャラ男2「アンナちゃんって意外に健全だよねー」

ビッチ「タバコとかもしらなそー」

あなる「う~んまだ、知らないかな…」

ビッチ2「この機会に知っちゃおう!はい、タバコ」

あなる『ええーそれはちょっと…でもノリ悪いとか思われてもなぁ…』

あなる「い、一本だけ…」

ビッチ「アンナさっすがー!」

カチッ、シュボッ
あなる『うわっなにこれ、肺が痛くなるよ…でも言えそうに無いなぁ…』

あなる「う、うん確かにいいね」

ビッチ「だしょー?」

あなる「これなんてメーカー?」

ビッチ2「買うのかよwww」

あなる「そりゃねー」

チャラ男「ま、いんじゃね?でも今日は買う時間無いぜ、オールだし」

あなる「カラオケ楽しみ~」

あなる『み、皆なに歌うんだろ?』

カラオケ屋

チャラ男「別れて別れて!1時間後に部屋移動OKな!」

あなる『うう…なに歌うのかな…』

ニコ厨女「安城さん、あたし先歌っていい?」

あなる「え?いいよ!別に聞かなくてもいいよそんなの」

あなる『むしろラッキー』

ニコ厨男「安城さん、意外に優しいんだね」

あなる「い、意外にはよけいよ!失礼ね!」

ロック厨「いいからいいから!とりあえず歌いますか」

リア充「俺最後でいいわ」

ニコ厨女「会いたい気持ちで僕を~♪」

あなる『い、いきなりボカロ~!』

ニコ厨男「最初から君を~♪」

あなる『ま、またー!?』

ロック厨「建前だけの感情論で~♪」

あなる『こ、ここは流れ的にボカロね、予習して良かった…流行りすぎなのよ!』

あなる「全然つかめない君のこと~♪」

あなる『せ、接待みたい…』

リア充「へーボカロね…んじゃ俺も空気を読んで…」

リア充「千本桜~夜に紛れ♪」

ニコ厨女「へぇ~んじゃ次もボカロにしようねー」

あなる『嘘でしょ…』

次の日

あなる「ううう~眠い~」

ビッチ「なに言ってんの、もう4限だし」

あなる「そんなこと言っても…」

ビッチ「まあねー…アンナメッチャ熱唱だしねー」

あなる「コラッ!笑うな!」

ビッチ「きゃーこわーい」

あなる「もう!」

ビッチ「それよりさー」

あなる「ん?」

ビッチ「ニコ厨達キモくね?」

あなる「え?」

ビッチ「飲み会とかこれから呼ばないようにしようぜ」

あなる『ス、学校的階級(スクールカースト)~!!!こんなとこでも!』

あなる「ち、ちょっとタバコ吸ってくるわ」

ビッチ「なんだよー話してる途中だろ~」

あなる「急に吸いたくなってさ…」

ビッチ「ヘビースモーカー!」

あなる「あんたに勧められたせい!」

ビッチ「ハハハ、そりゃそうだ!ま、遅れんなよ」

あなる「わかってるって」
ダッ

喫煙所
シュボッ
あなる「ゲホッ…やっぱり苦しいわ…」

あなる「はぁ~っ、大学でも早速あんな感じかぁ…」

あなる「正直ああいうのやだな…」

あなる『でも止めようなんて言ったらシラケるしなぁ…』

あなる「う~ん」
トボトボ

チャラ男「アンナ、早くしろよ!席とっといたから!」

あなる「あ、ああ…うん」

放課後…

ビッチ「よーし帰るか!」

あなる「うん!」

あなる『何~だ結局何もないじゃん』

ビッチ「でさーニコ厨の隣座っちゃって~」

ビッチ2「最悪~」

あなる『って言ってるそばから悪口大会!!』

ビッチ「あなるは?」

あなる「え?あ、あたしもそう思う!ってかあなるって言うな!」

ビッチ2「www」

あなる「って言うかそんなことを女子大生が言うな!」

ビッチ「清純かwww」

あなる「普通です!」

ビッチ「アハハ、まぁいいや、話戻すけどニコ厨達ってさー何かボカロとかなんやらワケわかんないよね~」

あなる「あ~、それは同意するわ」

ビッチ2「マジキモい」

チャラ男「でも俺腐女子にモテるために聴いてるしwww」

ビッチ「バーカwww」

あなる『うう…悪口…居心地悪いなぁ…』

物影
ニコ厨「へぇ…聞いちゃった」

数日後…

ビッチ「アンナ~今日は行きつけのバーに案内してやるよ!」

あなる「バー?」

チャラ男「そ、んじゃ行こうぜー」

あなる「ち、ちょっと待って」

チャラ男「どうした」

あなる「う、ううん!何でもない!さ、行こ行こ!楽しみだな~!」

チャラ男「アンナちゃん変ww」

あなる「う、うるさいな!あんたらよりしこたま飲んでやるんだから」

ビッチ「言ったなアンナwwww」

あなる「やってやるわよ!」

あなる『ニコ厨…盛大に階段から落ちてたけど大丈夫かなぁ?近くに居た方がよかったんじゃ…?なんて…言えないけど』

ビッチ「アンナ~?」

あなる「ふぇ?か、考え事してるときに話しかけないでよ!」

ビッチ「そ、そんなビビらんでも…」

あなる「もう!あんたのせいで色々吹っ飛んだ!」

ビッチ「なに考えてたのさー」

あなる『うわっ…来た!今の内容言えないしなぁ…』

あなる「あんたの罰ゲーム考えてたのwww」

ビッチ「うわー残酷!怖いねー悪魔かwww」

チャラ男「負けなきゃいーじゃんwww」

あなる「そ・れ・は・ど・う・か・な?」

チャラ男「怖いってwwwおっ!着いたぞ」

あなる『何とか誤魔化せた…』

マスター「いらっしゃい!」

チャラ男「よう!」

ビッチ「今日なんかうるさくね?」

マスター「ああ、打ち上げと被ったんだよwww」

あなる「うるさいの嫌い…帰る、次は静かなバーによろしく」

ビッチ「お前は沢尻エリカかwww」

あなる「あ、バレたww?」

あなる『よし、初ギャグ成功!』

チャラ男「お前wwwってかどーすんだよ!盛り上がりずれーな」

あなる「別のテーブル行く?」

じんたん「あなる?」

あなる「誰だ今あなるって言ったn…じんたん?」

チャラ男「何々?知り合い?」

あなる「って言うか幼馴染み」

リア充「羨ましーなオイオイ、仁太爆発しろ」

じんたん「うるせwww」

リア充2「仁太…二人で話してこいよww」

じんたん「じぇじぇじぇ!?」

リア充「じぇじぇじぇじゃねーよwww」

じんたん「なんちゃってwwwわり、そうさせてもらうわ、ちょうど話したいこともあるしな」

ビッチ「あんたも行きなって、それよりあとで紹介してねあのイケメン」

あなる『じんたんイケメンかなぁ?性格は…そうだけど////』

あなる「お許しが出たから行こっか?」

じんたん「おう!」


別テーブル
じんたん「久しぶり」

あなる「ホント会ってないよねー…みんなどうしてるんだか」

じんたん「ああ…そうだな…」

あなる「そういえば話って?」

じんたん「それより先にちょっと気になったんだけどお前疲れてないか?」

あなる「え?」

じんたん「なんかムリして付き合ってる…っていうか…」

あなる「そ、そんなこと無いよ」

じんたん「そうか?」

あなる『じんたんみたいに常に上にいる人にはわからないよ…』

あなる「それより話って?」

じんたん「あ、ああ…あんまりいい話じゃないんだ…」

あなる「なに?」

じんたん「ぽっぽがさ…人をケガさせたって…ケンカで」

あなる「は?嘘はやめてよじんたん」

じんたん「嘘じゃねぇよ」

あなる「そう…でもだからってあたし達はどうしたらいいの?」

じんたん「まだわからない…でもぽっぽが理由もなく手を出すなんて考えられない」

あなる「そんなのあたしだってそうだよ…でも…なにもできないよ…」

じんたん「何でだよ」

あなる「さっきじんたんが言ったこと当たってる、あたしはあたしのことで精一杯だもん」

じんたん「?」

あなる「あの人達についていくので精一杯」

じんたん「やっぱな…そんなことだろうと思った、そんな気を使わなきゃいけない友達ならやめればいいだろ?」

あなる「じんたん何も分かってないよ!」

じんたん「は?」

あなる「大学にもそういう階級みたいなのあるんだよ!だからあたしみたいなのは常に顔色を伺わなきゃいけないの!自然と上に行けるじんたんにはわからないだろうけどね!」

じんたん「わ、悪い…」

あなる「ごめん…言い過ぎた、こんな時めんまが居てくれたらな…」

じんたん「そうだな…」

じんたん「…」

あなる「…」

じんたん「なんか…ゴメンな」

あなる「べ、別に謝らなくて良いって、んじゃあたしはそろそろ戻るわ…」

じんたん「了解」

あなる「今度はみんなで会いたいね『超平和バスターズのみんなで』」

じんたん「そうだな…なぁ、あなる」

あなる「何?」

じんたん「俺もみんなと話したい…だから今月中にみんなで秘密基地に集まらないかって思うんだけどどうだ?」

あなる「いいね!それ!じゃ、時間決めたらメールお願いね!」

じんたん「わかったよ」

あなる「ただいま~」

ビッチ「おっせーよ!」

あなる「ごめん」

チャラ男「キスしてくれたら許しちゃう!」

バキッ
あなる「死ね」

チャラ男「うぐっ…ひ、ひどいぜ」

あなる「キモいわ!」

チャラ男「まぁ、冗談はさておき…ビッチ2の悪口大会再開かwww?」

ビッチ「そうだなwwwあの寝取り野郎の悪口大会www」

あなる「え?」

ビッチ「ああ、あの女あたしの好きなやつ取ったのよ…だからwwwね」

あなる『嘘でしょ…たかがそれだけで友達の悪口なんて言える!?ビッチ2には大学初期から色々してくれたし…悪口なんて言えないよ…』

あなる「あ、あたし寝取るなんてはじめて聞いたわ…」

ビッチ・チャラ男「「ウブキターwww」」

あたし「な、何よ!うるさいわね!」

ビッチ「そっから説明しなきゃダメなんかいwww」

チャラ男「もう悪口言う気失せたわwww」

あなる「え?あたしKY?」

ビッチ「違うってwww」

チャラ男「アンナには性教育が必要だなwww」

あなる「はあ!?」

あなる『ホッ…』

翌日

ビッチ「ビッチ2、死ねよ!」

ビッチ2「だから寝取ってなんて無いって!」

チャラ男「うるせー尻軽」

チャラ男2「尻軽消えろ、尻軽消えろ、尻軽消えろ、尻軽消えろ!ハイッ」

仲間達(あなる以外)「尻軽消えろ、尻軽消えろ、尻軽消えろ!」

ビッチ「…」

あなる『助けたいけど…ごめん…少数派にはなれないよ…』

あなる「…」

仲間達「尻軽消えろ、尻軽消えろ、尻軽消えろ!」

あなる『こっちを見ないで!』

ビッチ「ご、ごめんなさい」
ポロポロ

あなる「あ…う…」

放課後

ビッチ「アンナ~帰ろうぜ!」

あなる「ごめん、今日バイトで急ぎなんだ!」

ビッチ「チェッ…」

あなる『ごめんなさい、ごめんなさい…』

ニコ厨「あーあやっちゃったね…」

あなる「!!」

ニコ厨「君みたいなのがムリしてそこにいるからだよ」

あなる「う、うるさいわね」

ニコ厨「ま、叩き落とされないように頑張りな…一軍のイスは誰もが狙ってるからね」

あなる『一軍…か…友達を捨ててまで必要な地位なのかな…』
トボトボ

???「あれ?鳴子じゃん」

???「マジで?うっわ、ホントだ!久しぶり!」

あなる「春菜に…亜紀?」

春菜「卒業式以来じゃん!ずっと仲良しで居ようなんて言っといてさ」

亜紀「ヤバ…ちょっと泣きそう」

あなる「ええ~!勘弁してよ、こんなとこで!」

亜紀「冗談よ冗談wwそれより、なんか悩んでるな、少女よ」

あなる「え?」

春菜「相変わらず分かりやすすぎwwwwwwよし、じゃあ飲みに行きますか!」

あなる「ええ!そんな突然…」

亜紀「まあまあ…いいじゃんいいじゃん、東京に行くんだし」

あなる「わけがわからないよ」

東京
飲み屋

あなる「勢いで来ちゃったよ…」
シュボッ

春菜「あれ?タバコ吸うんだ」

あなる「まぁ、一応ね」

亜紀「一本ちょうだい♪」

あなる「はい」

亜紀「サンキュ、で?何悩んでるの?」

あなる「いや…その二人はさ…もし自分の好きな人がどっちかと付き合ったら友達やめる?付き合った方を集団でイジメる?」

春菜「は?」

あなる「いや、大学でそんなことが起こっててさ…それでイジメられてる側に恩があるんだけど…」

亜紀「イジメてる側が権力持ってて助けられない…ってこと?」

あなる「なんでわかるの!」

亜紀「あんたの友達何年やってると思ってんの?」

あなる「あはは、そうだね」

春菜「昔は色々あったし、鳴子ともさんざん喧嘩したけどねwww友達やめようと思っても離れられないんだよね」

亜紀「それが友達ってもんでしょ」

あなる「そっか…それじゃあの二人も…」

春菜「それは…ないね」

あなる「そ、そうかな?」

亜紀「二人でぶつかってないもん 」

春菜「そりゃあたしだって亜紀に好きな人取られたら殴り合いぐらいはするけど…」

亜紀「あたしもそのぐらいはするけど」

春菜「イジメは別、だってそんなの一方的じゃん」

あなる「そう…だね」

亜紀「『じゃあどうしたらいいんだろ?』って顔したなぁ~?」

あなる「亜紀怖いよ、心が読めるのwww?」

亜紀「あんた分かりやすすぎなんだってwどうしたら…かぁ、あたし達的には手を差しのべろって言いたい…でも鳴子にそんなこと偉そうには言えない…そうだ!こんな時こそ宿海達に相談してみなよ!」

あなる「じんたん達に…」

亜紀「親友はこういうときに頼りになるよ、悔しいけどあたし達なんかより遥かにね」

春菜「そういえば話は変わるんだけど最近、鶴見だっけ?あいつ見たぞ」

あなる「どこで?」

春菜「所沢に遊びにいったとき…かな?なんか目が死んでたけど」

あなる『つるこ、どうしたんだろ…』

春菜「…」

亜紀「…」

あなる「…」

あなる「…し、湿っぽくなるの禁止!飲むよ!」

春菜「そ、そうだな!」

亜紀「よーし改めて乾杯!」

あなる・春菜「「乾杯!!」」

あなる「二人とも今日はありがとう!じゃーね!」

亜紀「おーう」

春菜「ちゃんと相談しろよー」

あなる「大丈夫!わかってるって」

あなる「うええ…飲み過ぎた…」

あなる「…ってあれ?ゆきあつ?」

ゆきあつ「あなる?」

あなる「久しぶり、ってかどうしたのその足?」

ゆきあつ「ああ、ちょっとな」

あなる「ちょっとなじゃないでしょ!こんな時 までカッコつけんな!」

ゆきあつ「お前こそなんだよそのタバコ」

あなる「え?良いじゃない別に」

ゆきあつ「タバコは20歳になってから」

あなる「細かいよ、そんなの誰も守ってないって」

ゆきあつ「俺は守ってる」

あなる「アンタはね」

ゆきあつ「それにそんなに流行らないだろ?」

あなる「知らないしそんなこと」

ゆきあつ「お前キャラ違うな…また誰かの影響 でも受けてるのか?」

あなる『え?キャラが違う…あたしが?』

あなる「どうでもいいでしょ!それよりあたしはアンタの足の具合を聞いてるの!」

ゆきあつ「足?二度と動かないけど」

あなる「嘘…冗談やめてよゆきあつ」

あなる『嘘でしょ…そんなことって…』

ゆきあつ「いや、わりとマジ」

あなる「そう…ごめん」

ゆきあつ「いや、気にしてないから」

あなる「…」

ゆきあつ「深刻になるなって」

あなる『違う…違うよ…深刻になってるんじゃない…ゆきあつが…親友がこうなってるのに、今の境遇を今の悩みを全部ぶちまけたがってる自分が最低で…悲しくて…』

あなる「そ、そうね!何勝手に深刻になってん だろ?アハハ、あ、そろそろ待ち合わせだから 行くね!」

ゆきあつ「ん、じゃーな」

あなる「…またね」

ゆきあつ『何か隠してるな…あいつ』

あなる「…」

あなる『相談なんて…出来ないよ、それに…あたしもキャラが変わったのかなぁ…』

翌日
ビッチ「でさーマジうざいのwww」

チャラ男「キモいわ~」

あなる「アハハ、そうだねー」

あなる『結局、何もできないままか…』

ビッチ「アンナもそう思うっしょー」

あなる「ハハハww確かに」

あなる『気持ち悪い…最近こんな話ばっかり…誰かの悪口…気持ち悪い…』

あなる「ごめん、ちょっとトイレ」

チャラ男「アレの日かwww」

あなる「次言ったら殺すよ」
ゴゴゴゴゴゴ

チャラ男「ご、ごめんちゃーいww」

ビッチ「お前クズだわwww」

廊下
あなる「気持ち悪い…何だろこの感じ…」

リア充「気持ち悪いって…お前がそれを言うのかよ」

あなる「リア充!勝手に人の独り言聞かないでよ!」

リア充「聞こえたんだよ、でもお前がそれを言うのはおかしいだろ」

あなる「なんでよ!」

リア充「お前が一番気持ち悪いよ、権力あるグループの奴らの話に無理矢理合わせたりしてさ」

あなる「合わせてないよ!」

リア充「じゃあお前性格悪いなwwwま、冗談は置いといて…バレバレ、お前からかうとかできないやつだもん、ビッチ2イジメてた時の顔見てりゃわかるよ」

あなる「うるさいな!」
ダッ

あなる『人に合わせてる…ゆきあつが変わったって言ったのもここなのかな…』

翌日
イレーヌ「安城さんどうしたの?急に芽衣子のお墓を訪ねたいなんて?」

あなる「ちょっと色々あって…めんまに元気を貰いたくて」

イレーヌ「大学生も大変なのね」

あなる「はい…」

イレーヌ「さ、着いたわよ…行ってらっしゃい」

あなる「え?」

イレーヌ「ホントは一緒に行きたいけど深刻そうだから…久しぶりに友達同士で話して来なさい」

あなる「は、はい…ありがとうございます」

あなる「えーっと…本間、本間と…先客?」

???「…あなる?」

あなる「つるこ?」

つるこ「どうしたのこんなとこで?」

あなる「つるここそどうしたのよ?」

つるこ「ここに来ればめんまが精神的に癒してくれる気がして…あたしはちょっと家族と上手くいってなくてね、ま、家出ってこと…」

あなる「え?嘘!大丈夫?」

つるこ「ちゃんと着替えも、お金もあるわよ、もちろん教科書も」

あなる「さ、さすが…」

つるこ「それよりあなたはどうしてここに?」

あなる「あたしもめんまに相談…かな大学生活で色々とね」

つるこ「そう…」

プルルルルル

あなる・つるこ「「ん?」」

あなる「もしもし?」

ぽっぽ「あなる?久しぶり!」

あなる「ぽっぽ?あんた今までどうしてたのよ!どれだけ心配したと思って…「わ、悪い!その事も合わせて一週間後に話すから!」

あなる「はあ?一週間後?」

ぽっぽ「みんなで…超平和バスターズで会わないか?秘密基地に集まらないか?」

あなる「え?」

ぽっぽ「ダメか?」

あなる「う、ううん!ダメじゃない!集まろ!」

ぽっぽ「よし!んじゃあな!」

あなる「あっ!ちょっ!待っ…」

あなる「もう!一方的に切らないでよ!」

あなる「ってそれよりつるこ!」

つるこ「大丈夫、わかってるわ、またね」

あなる「…」

あなる「一週間後か…それまで毎日ここに来ていい?めんま」

ぽっぽ編

校長「君は今日で当校から退学してもらうことになる」

ぽっぽ「…」

校長「なにか言いたいことは?」

ぽっぽ「ないっす」

ぽっぽ『どうせ何言っても信用しねーだろうが』

校長「では、これで手続きは終わりだ」

ぽっぽ「お疲れっす」

ぽっぽ『やベーな…言えるわけねぇよな…みんなに…暴力で退学になったなんて…』

数ヵ月後

ぽっぽ『もうみんなは入学式ぐらいか?』

舎弟「久川さーん!」

ぽっぽ「ん?ああ、舎弟か…」

舎弟「なんで気づいてくれないんですか!」

ぽっぽ「考え事してるときに無茶言うなよ!」

舎弟「酷いッスよ」

ぽっぽ「お前タメなんだから敬語やめろよw」

舎弟「無理ッス!あのときの久川さんのケンカ見たら敬語使わずにはいられないッス!」

ぽっぽ『ケンカって…あの日からずっとこんな感じだ…差別ばっかりする教師を本気で殴って退学になってから…』

舎弟「久川さーん?」

ぽっぽ「あ、ああ…悪い?で、なんの話だっけ?」

後輩「だから、北地区の連中が西地区の俺たちの縄張りに侵入してきたからどうするかって話ですよ!」

ぽっぽ「…普通に迎え撃つしか無いんじゃね?譲ってくれる気無いんだろ?敵さん」

後輩「さすが久川さん、んじゃ適当に武器集めて…」

ぽっぽ「武器てお前wwwそういうのはナシって知ってんだろ?」

後輩2「そうですね、ま、久川さんいれば武器あろうとなかろうとこっちの勝ちですけどね」

ぽっぽ「あんま買い被らんでくれww」

後輩3「何言ってるんですか!リーダーなのに!」

後輩「リーダー、リーダー、リーダー」

ぽっぽ「ハハ、ありがとな」

ぽっぽ『俺は昔じんたんのリーダーシップに憧れてた…今リーダーになれた…でも俺が望んでたのはこんなことなのか?好き勝手暴れる奴らのリーダーになることなのかよ…』

舎弟「…」

ぽっぽ「ま、お前らあんまりケンカケンカ言って変な風になるなよwwwじゃーな」

舎弟「久川さん!」

ぽっぽ「ん?」

舎弟「話があります」

ぽっぽ「何だ何だ?急に改まって、まさか告白!?悪いけど俺にそっちの気は無いぞ」

舎弟「違いますよwww」

ぽっぽ「じゃあなんだよ?」

舎弟「後輩達は久川さんを利用しようとしてるだけッスよ」

ぽっぽ「そうなのか?」

舎弟「『そうなのか?』って…きっと何かあったら助けてくれないッス」

ぽっぽ「ん~?それでもいーんじゃねーの?」

舎弟「は?」

ぽっぽ「俺がその分助けてやるよ、俺はお前らみんな友達だと思ってるからよ」

舎弟「お人好し過ぎッスよ!」

ぽっぽ「ま、しょーがねーよ、ってか今のは俺の親友の言ってた言葉の受け売りというか…アレンジ的な…なwww」

舎弟「そ、そうすか…」

舎弟『久川さん…』

ぽっぽ「んじゃ、俺帰るわ!」

舎弟「あ!お疲れッス!」
ぽっぽ『疲れた…』

ぽっぽ「ただいまーっと…誰もいねーけどw」

ぽっぽ「いつから俺はこうなっちまったんだ…ま、だからと言って友達まで否定する気はねーけどな、舎弟の奴…あいつらを疑えとかくだらねーこと言いやがって…疑えるかっつーの」

数日後

北地区リーダー「久川ァ!こっちから来てやったぞ感謝しろや!」

ぽっぽ「ま、まーまーバットは置けって武器なんか置けよ、人殺しになっちまうぞ」

北地区リーダー「ふざけた態度取りやがって…上等だよ!ぶっ殺してやるぜ!」

ぽっぽ「死んだら苦しいんだぞ?当然殺したほうも苦しくなる、だから…な?止めようぜ?仲良くしようぜ」

舎弟「お茶も用意してるッス!」

北地区リーダー「殺してやる…」

舎弟「えっ?ちょっ!待っ!お、俺?ってその構えはフルスイングですよね?」

北地区リーダー「当たり前だろーが!」

ぽっぽ「舎弟!早く逃げろ」

舎弟「こ、腰が抜けて…うわああああああ!」

バキッ
ぽっぽ「ったく、心配かけんなよ!」

舎弟「す、スゲーやっぱ久川さんスゲーよ!」

北地区リーダー「…」

ぽっぽ『あーあ、またやっちったよ…ケンカ売ってくるなよな』

ぽっぽ「お、おう!サンキュー」

後輩「…」

ぽっぽ『サンキューじゃねええ!言いたいことはそんなんじゃねえええええ!』

後輩「やっぱりね…思った通り」

ぽっぽ「ちっとやり過ぎたなぁ…」

舎弟「そうすかね?」

ぽっぽ「過剰防衛だろこれ」

舎弟「そうは思わないッスけどねぇ…」

昨日更新できませんでした。すみません

数日後

後輩「ありゃ完全にイケるぜ」

後輩2「何でわかるんだよ?」

後輩「バーカ久川のツラ見りゃわかるつーの」

後輩3「あの作戦やる?」

後輩「当・然!」

後輩2「でもさーそれって俺達狙われやすくなんない?あいつがいるから俺達狙われないようなものだぞ」

後輩「知るか、っていうかあそこは元々兄貴の場所だ、奪い返すだけだよwww」

後輩3『兄貴の場所って…ただお前の兄貴が暴れてただけで正当なナワバリじゃないだろ…ま、奪い次第俺が奪ってやるよ』

後輩「んじゃ、明日の夜決行!」

全員「!!!」

半沢「し、柴崎さん、さっきあんな風に言ったのは?」

柴崎「嘘です、名演技でした?」

渡真利「相変わらず過ぎるだろ…」

柴崎「仕方ないじゃない、旦那が苦しめられてるんだし」

小牧「どうやって糾弾したの?」

柴崎「今から皆さんにお伝えしますねwww」

数時間前

柴崎「…何とか誤魔化せた、ありがとう笠原、小牧教官は気付いてたみたいだけど」

柴崎「失礼します」

>>92
前と同じくスレチですorz
後で削除依頼出します…

クラブ

ぽっぽ「舎弟、嘘ついてねーだろうな…」

舎弟「マジですって!」

ぽっぽ「信じられねーなぁ」

舎弟「見たんすよ!この視力2.0の目で!」

ぽっぽ「遠くてわからなかったんじゃねーの?」

舎弟「かなり近くで見たんスよ!間違うわけないじゃないスか!」

ぽっぽ「あのなぁ…」

舎弟「?」

ぽっぽ「俺の知ってるつるこはこんなとこ大嫌いだぜ」

舎弟「でも見たんスよ!」

ぽっぽ「わかったよ、調べるから待ってろ」

ぽっぽ「とは言ったものの…」

DJ「あ、久川さんチッス」

ぽっぽ「よー」

DJ「なんか珍しいですねここに来るなんて」

ぽっぽ「来ざるを得なかったんだよ」

DJ「何でですか?」

ぽっぽ「人探し」

DJ「人探し?俺達がやりましょーか?」

ぽっぽ「いいよ、俺の親友だから」

DJ「じゃあ写真かなんか見せてくれます?なんかわかるかもしれないんで」

ぽっぽ「いや、いい」

DJ「何でですか?」

ぽっぽ「東大女子っているじゃん?」

DJ「急にどうしたんですかwww」

ぽっぽ「そういう奴らってここ来ると思う?」

DJ「いや、来ませんけど…もしかして親友東大生なんすか?」

ぽっぽ「いや、ちげーけどこういうとこには来なそう…だな」

DJ「写真見ないことにはなんとも言えないんですけど…」

ぽっぽ「コイツだ、な、来てないだろ?」

DJ「来てますよ」

ぽっぽ「ほら、来てますって…ええええ!」

DJ「今日も居ますしね」

ぽっぽ「マジかよ!」

DJ「呼んできますか?」

ぽっぽ「た、頼む…」

つるこ「DJに呼ばれるなんて始めてね、いったい何が…ぽっぽ!」

ぽっぽ「何やってんだよこんなとこで!」

つるこ「あなたは何でなのよ」

ぽっぽ「いいだろ別に」

つるこ「じゃああたしだって言う必要無いじゃない…」

ぽっぽ「あっ…」

つるこ「フフフ、相変わらずね…でももう詮索しないで」

ぽっぽ「つるこ!」

つるこ「何?」

ぽっぽ「わかったよ、俺も言うから」

つるこ「…わかったわ」

ぽっぽ「俺、退学になっちまってさ…高校」

つるこ「何で?」

ぽっぽ「友達かばって教師に暴力…で、退学」

つるこ「ぽっぽがそんなことする?他に理由があるんじゃないの?」

ぽっぽ「うーん、差別的な教師だったって言う理由しか見当たらねーな、で、ケンカにケンカを重ねてたら気付けばこんなガラ悪いとこで一目おかれるようになってたっつーわけ」

つるこ「そう…」

ぽっぽ「お前は?」

つるこ「母親が再婚したって話はした?」

ぽっぽ「いや、初耳」

つるこ「まぁ、したのよ…それで新しい父親が医者でね、あたしに異常に勉強させるわけ…そのやり方が無理矢理過ぎて鉛筆の音とか聴くとパニックで過呼吸になりかけるのよ、で…塾とか避け続けて、最後に行き着いたのがここ」

ぽっぽ「なるほどな…ま、ここにいるやつら皆いいやつらだろ?」

つるこ「知らないわ」

ぽっぽ「は?」

つるこ「DJとさっき話したのが初めてよ」

ぽっぽ「どういうことだよ」

つるこ「あなたは一つしか暴露してないからあたしも一つだけよ、じゃーね」
バタン

ぽっぽ「お、おい!」

DJ「無理ですよ、あいつが人と話したの見たの始めてですもん、俺達露骨に避けられてますよ」

ぽっぽ「そっか…」

舎弟「ひ、久川さん!」

ぽっぽ「どうした?」

舎弟「後輩達が向かいの高校の奴等と乱闘になってるんス!」

ぽっぽ「場所は?」

舎弟「近くの公園っす」

ぽっぽ「よし、行くぞ!」

舎弟「うす!」

公園

ぽっぽ「後輩!」

ヤンキー「もうボコしてラチったよwww」

ぽっぽ「テメェ…」
バキッ、ドカッ

ヤンキー「うぐっ…」

ぽっぽ「後輩達はどこだ?」

ヤンキー「知らねwww」

ドスッ、ドカッ、バキッ、ドカッ、ドカッ

ぽっぽ「ちゃんと言えよ?」

警察「何をしている?」

ぽっぽ「え?」

警察「傷害で現行犯逮捕する」

ぽっぽ「う、嘘だろ…おい!」

舎弟「久川さん!」

ぽっぽ「お前は後輩達のとこへ行け!」

舎弟「でも…」

ぽっぽ「行け!」

舎弟「わ、わかりました」

舎弟「どこへ連れていった?」

ヤンキー「し、知らない、俺はむしろ頼まれたんだ…だから…」

舎弟「!!」

公園裏

後輩「うまくいったな…」

後輩2「みたいだなwww」

数日後
留置場面会室

ぽっぽ「暇だぜこっちは」

舎弟「んなこといってる場合じゃ無いでしょ!裏切られたんスよ!」

ぽっぽ「いいじゃねーか」

舎弟「は?」

ぽっぽ「ホントにラチられて死んでるよりいいじゃねーかwww」

舎弟「お人好し過ぎっすよ!」

ぽっぽ「裏切られてもいい、そいつが死ななきゃ別にいい、ま、俺の考えだよ…今日は面会もう一人控えてんだ悪いな、そろそろ終わりかもな」

舎弟「…出てくんの俺ずっと待ってますからね」

ぽっぽ「ああ、サンキュ」

ぽっぽ『ごめんな…舎弟、いつもいつも心配ばっかで』

翌日
警察「久川、面会だ」

ぽっぽ「昨日来たばっかでまたか…なんか多いな…」

じんたん「よっ」

ぽっぽ「じんたん!?」

じんたん「ビックリしたよ、お前が捕まったって聞いたときには…」

ぽっぽ「悪い…でも、何で知ってたんだ、そいつ」

じんたん「たまたま見たんだってさ一部始終」

ぽっぽ「へぇ~」

じんたん「だから色々証言してもらったよ、お前が嵌められたことも含めて」

ぽっぽ「そっか」

じんたん「だから釈放だよ」

ぽっぽ「サンキューな、やっぱりじんたんつえーよ!」

じんたん「ってか『ほ"く"は"は"ん"に"ん"な"ん"か"し"ゃ"な"い"し"ん"し"て"く"れ"よ"お"お"お"お"お"!』なんて言ってる友達ほっとけるかよ」

ぽっぽ「そんな藤原竜也みたいには言ってねーよwww」

じんたん「誇張しすぎたwwwwwwま、早く戻ってこいよ、待ってるからな」

ぽっぽ「おう!」


数週間後

看守「もう戻ってくるなよ」

ぽっぽ「うっす」

ぽっぽ『平和に暮らせりゃいいなぁ…』
ピロリン

ぽっぽ「ん?メール?」

ぽっぽ「!!…さっきの思ったこと…無理かな…はは」

舎弟「無理じゃないっすよ」

ぽっぽ「いつからいたんだよ…それに無理じゃないって何で分かんだよ」

舎弟「俺はアイツらみたいに久川さんに色々肩代わりして欲しいとか思わないっすもん、ただ慕いたいから慕ってるだけっす」

ぽっぽ「サンキューな…でも、ちげーんだ、そう言うことじゃねーんだ」

舎弟「???」

ぽっぽ「じゃーな」

舎弟「あっ!ちょっ!待ってください」

ぽっぽ「ついてくんな」

舎弟「そうじゃなくて、ケータイ落としましたよ!聞いてます!メール見ちゃいますよ」

ぽっぽ『先輩…あのメールマジっすか…』

舎弟「もう!見ちゃいますから!…は?」

先輩宅

先輩「悪いな~マジお前には助けられっぱだわ」

ぽっぽ「…どうも」

先輩「んだよーつれねーな、大丈夫だって引き逃げぐらい執行猶予つくことも案だからさ」

ぽっぽ「いや…」

先輩「ん?どうした?あのとき俺に怪我させて聞けませんか?」

ぽっぽ「そうじゃないっす」

先輩「んじゃ行けよ早く、ギブアンドテイクで行こうぜ久川鉄道ちゃん」

ぽっぽ「そ、そうっすね」
バタン

先輩『最高のパシリだぜwww』

ぽっぽ『言ってろ…俺はアンタが跳ねたゆきあつが心配なだけだ』

ぽっぽ「早いとこ行かねーとな」

ピーンポーン

ぽっぽ「ゆきあつ?俺だ」

ゆきあつ「ぽっぽ?」

ぽっぽ「話があるんだ」

ゆきあつ「話?」

ぽっぽ「悪いな、急ぎなんだ」

ゆきあつ「いいぜ、入れよ」

ぽっぽ「すまねぇゆきあつ!」

ゆきあつ「いきなりなんだよ!」

ぽっぽ「お前のことバイクで跳ねたの俺なんだ!徹 夜明けで乗ってたから…すまねぇ!謝って許されな いのはわかってるでもせめて一度だけでも謝りたかった!」

ぽっぽ『こんだけしかできねーってホント…無力すぎるだろ』

ゆきあつ「いいよ」

ぽっぽ「え?」

ゆきあつ「だから許すって」

ぽっぽ「マジかよ…」

ゆきあつ「しつこいぞ、それにお前と話せて良かった」

ぽっぽ「は?」

ゆきあつ「最近わからなくなってきたんだ…色々とな」

ぽっぽ「そうか…」

ゆきあつ「一番の重圧って言うのか?俺には耐えら れないよ、脚がこうなったとたん誰も自分に関わってくれない…そんな生活に」

ぽっぽ「…」

ゆきあつ「だからこそ気兼ね無く話せる親友が来てくれて助かったんだ…ありがとな、ぽっぽ」

ぽっぽ「俺のせいでそうなったのに感謝なんかしてんじゃねーよ」

ゆきあつ「だからこうしてまた会えた、感謝もするさ」

ゆきあつ「それに一番になってみてわかったよ、じんたんにかかってたプレッシャーとかさ」

ぽっぽ「そっか…」

ゆきあつ「んじゃそろそろ大学行くわ」

ぽっぽ「俺が車で送るよ」

ゆきあつ「車椅子だから入れにくいぞ」

ぽっぽ「大丈夫、こっちは世界飛んでた頃ヘルパーとってんだよ」

ゆきあつ「そりゃ心強い」

大学

ぽっぽ「ついたぞ」

ゆきあつ「ありがとなぽっぽ」

ぽっぽ「じゃーな」

ぽっぽ『プレッシャーって…お前はなに抱えてんだよゆきあつ』

プルルル
ぽっぽ「ん?じんたん?」

ぽっぽ「路肩に停めて…と」

ぽっぽ「もしもし、じんたんか?どうした?」

じんたん「いや…その会わないかと、思ってさ…一週間後、超平和バスターズでさ」

ぽっぽ「俺は…いいけど」

じんたん「じゃあ決まりだな!二人でもやるぞ」

ぽっぽ「は?」

じんたん「高校時代に俺たち集め直したのはほとんどお前だろ?だから二人でもいいだろって、な?」

ぽっぽ「そ、そうだな、ま、ぽっぽ様に任しときなw」

じんたん「了解wwwんじゃ」
ピッ

ぽっぽ「あなるにでもかけるか…」

つるこ編

入学式

つるこ『色々あったけど何とか第一志望に受かった…』

つるこ「本当に疲れたわ…」

1月24日

つるこ母「あたし、再婚したいんだけど、あなたはどう思う」

つるこ「良いんじゃない、お母さんがそれで幸せになれるなら、私はなにも言わないわ、それにもう離婚して結構たつんだから」

つるこ母「…」

つるこ「そんなに気負わないで、いってきます」

現在

つるこ『今日新しい親が来るみたいね』

女「次は…」
ツンツン

つるこ「?」

女「これからよろしく、ってことで女子でLINEのID交換してるんだけどあなたもこの紙に書いてくれない?」

つるこ「いいわよ」

つるこ『随分フランクになったわね …私』

つるこ「はい」

女「隣に回してくれる?」

つるこ「わかったわ」

つるこ『色々あったけど、幸先いいわね』

つるこ宅

つるこ「ただいま」

新父「お帰りなさい」

つるこ「よ、よろしくお願いします」

新父「ハハハ、早くなれてくれると嬉しいな」

つるこ「頑張ります」

数日後

つるこ「少し早く来すぎたかしら?」

つるこ「っていうかホントに久々ねゆきあつに会うのも…色々ありすぎて全然関われなかったわ」

ゆきあつ「お待たせ」

つるこ「あら、あなたも随分早く来たのね」

ゆきあつ「お前とも久々だし、講義も今日からだしな」

つるこ「そうね」

ゆきあつ「…」

つるこ「…」

ゆきあつ「初めての講義か…」

つるこ「緊張してるの?」

ゆきあつ「いや、別に」

つるこ「そうよね、女装して走り回ってたくら いだもの」

ゆきあつ「お前な…」

つるこ「ま、頑張ってらっしゃい」

ゆきあつ「お前もな」

つるこ「ゆきあつ…」

つるこ『抜け駆けなんて出来ないものねww』

じんたん「つるこ」

つるこ「じんたん?いつから居たの?」

じんたん「いや、たまたまこの辺ブラブラしてたらお前ら見てさ」

つるこ「声かけてくれれば良かったのに」

じんたん「お前らの間に入れるかよw」

つるこ「何で?あたし達親友でしょ?」

じんたん「親しき仲にも礼儀ってもんがあるだろ」

つるこ「さすが早大生ね察しがいいことww」

じんたん「大学は関係ねーだろwww」

つるこ「そう言えばあなた何か隠してない?」

じんたん「は?」

つるこ「いや、何でもないわ、流して」

じんたん「そ、そうだな」

つるこ「じゃ、あたしはそろそろ行くから」

じんたん「おう!じゃあな、あんまり煮詰めるなよ今みたいなこと大学で言ったら浮くぞwww」

つるこ「大きなお世話よ」

じんたん「ハハハ、じゃあな」

つるこ「またね」


大学

つるこ「字が…見えない」

女「はい、ノート」

つるこ「ありがと」

女2「メガネ度合ってないんじゃないの?」

つるこ「そうみたいね…」

女「はじめての講義で気づけてラッキーだったね」

つるこ「確かにね」

放課後

つるこ「そろそろ帰るわ」

女「早くない?遊んでいこうよ」

つるこ「…それもそうね」

つるこ『家に帰っても色々と難しいものね』

女2「じゃあどこ行く?」

つるこ「この辺何があるの?」

女「おいしいケーキ屋があったはず…」

女2「ケーキ屋かぁ…良いのは確かだけど何時間も潰せないよ」

つるこ「他に遊び場なんて沢山あるんじゃない?一応ケーキ屋行ってから考えない?」

女「そうだね」

22:00 ボウリング場

女「楽しかった~!」

女2「ホントにね~」

つるこ「私…ボウリング初めてだったから難しかったわ」

女「いやいや、初めてで120越えれたら凄いよ」

女2「うんうん!」

つるこ「そうなの?」

女2「そうだよ!」

女「明日皆に言おうっと!」

つるこ「わざわざそんなwww」

女「いや、言うwwwま、いいや、じゃーね」

つるこ「また明日」

つるこ宅

新父「おかえり」

つるこ「ただいま」

新父「酷いじゃないか、仲良くしようと思ってるのにこんな時間なんて」

つるこ「すみません」

新父「まぁいいよ、その代わり今日はこれから勉強するんだよね?」

つるこ「え?」

新父「え?じゃなくてさ大学生なら本来授業終わったらすぐ帰って勉強するだろ?」

つるこ「そうですかね?」

新父「そうだよ、遊びや恋愛は大学出てもできるからね、今はいい企業に入るためにそれらを捨てよう!」

つるこ「その方がいいんですか?」

新父「当たり前さ、君のためを思って言ってるんだぞ君のお父さんだからな、気持ちを汲んでくれるとありがたいんだけどな」

つるこ「…わかりました」

新父「じゃあ明日皆にその宗を伝えよう!」

つるこ「はい…」

つるこ『ホントは…嫌だけど…お母さんに迷惑かけられないもの』

翌日:放課後

ゆきあつ「お待たせ」

つるこ「あら、慶應は恒例の飲みじゃなかっ た?」

ゆきあつ「つるこ優先」

つるこ「ずいぶんキザね」

ゆきあつ「そんなつもりじゃなかったんだけど」

つるこ「素でやってるなら恐ろしいわよ」

ゆきあつ「うるさいな…なぁ、つるこ…皆…どう してるかな?」

つるこ「忙しくて会えなくなってもう一年近い ものね…」

ゆきあつ「ああ…そうだ!一度集まらないか? 皆で?」

つるこ「私は遠慮するわ」

ゆきあつ「何で…「ねぇゆきあつ…私達って付き 合ってるのかしら?」

ゆきあつ「わからない」

つるこ「そうよね、幼馴染みだもの、じゃあ私 こっちだから」

ゆきあつ「またな」

つるこ『さよなら、ゆきあつ』

つるこ『これでいい、これでいいの…』

翌日
大学

女「おっはよー」

つるこ「おはよう」

女「一昨日は楽しかったねー」

つるこ「本当に楽しかったわ」

女「ね?」

女2「また行きたいね」

つるこ「…」

女「どうしたの知利ちゃん?」

つるこ「ち、知利ちゃん?」

女2「あだ名よあだ名wwwいまいちセンスないけど」

女「うるさいなwそれよりどうしたの?」

つるこ「ちょっと家族の方が色々複雑で」

女「そ、そっか…ごめん」

つるこ「でも大学で話せるからそれでよろしく」

女2「当たり前じゃん」

つるこ「ふふ、ありがとね」

女「そういえば眼鏡変えた?」

つるこ「昨日の放課後友達と買いにいったわ」

女2「あ、じゃああたしが昨日コンビニに行ったとき見たのって鶴見なんだ」

つるこ「え?」

女2「何か凄いイケメンと居たよね」

女「えっ!嘘!彼氏?」

つるこ「ただの幼馴染みよ」

女2「まぁ確かに家族っぽかったもんね…」

つるこ「まぁアイツとは色々奇妙な経験したから腐れ縁よ」

女「いいなーそんな人欲しいよ」

つるこ「まぁその分辛いこともあったけど」

女「な、なるほど…」

女2「そろそろ授業始まるよ」

放課後

つるこ「はぁ…家に帰ったらまた勉強か…」

つるこ「ただいま」

新父「お帰り」

つるこ「どうも」

新父「いつまでも他人行儀だなぁ…ま、いいや…それよりその眼鏡…」

つるこ「はい?」

新父「新しいのにしたのかい?」

つるこ「はい…」

新父「お父さんも買ったからこっちにしてくれないかな?」

つるこ「申し訳ありませんがそれだけは無理です」

新父「なんで?」

つるこ「これは大切な幼馴染と買ったので」

新父「だからそういうのはダメだって前にも言っただろ?」

つるこ「思い出ぐらいは…」

新父「昔のならいいよ、ホラ部屋にあった誰かがくれた手紙みたいなさ」

つるこ「あれを見たんですか?」

新父「知利子をもっと知りたくてね」

つるこ『この人は…』

新父「それより眼鏡変えてくれるかい?」

つるこ「嫌です」

新父「はぁ…反抗的だなぁ…罰としてじゃあ二倍やるんだよ」

つるこ「わかりました」

数日後

大学

つるこ「はぁ…」

女「知利ちゃん最近元気ないね」

つるこ「やっぱり新しい親とはあんまり合わないものだって痛感したのよ」

女2「話を聞いてると誰も合わなそうだけどその人と」

つるこ「お母さんが選んだ人だもの、文句は言えないわ」

女「そっか…」

女「…あ!」

つるこ「え?」

女「一人暮らしでもしたらいいんじゃない?」

女2「たまには良いこと言うじゃん!」

つるこ「無理よ許してくれないわ」

女2「夫婦水入らずを邪魔したくないって言ったら?」

つるこ「それじゃ多分無理よ」

女「でも知利ちゃん少しその人から離れた方がいいよ!」

女2「あ、それはあたしも思う!」

つるこ「どうして?」

女「最近授業中に手が震えたりしてるよ」

つるこ「え?」

女2「気付いてないの?あんなに辛そうなのはに」

つるこ「そう…」

女「知利ちゃんは我慢しすぎ!」

つるこ「はは、ありがと」

つるこ「まぁ、今日話してみるわ、ありがと」

女「じゃあね!」

つるこ「うん」

つるこ『少し軽くなったわ』



新父「おかえり」

つるこ「少し、話があります」

新父「ん?」

つるこ「一人暮らしを…「ダメだ」

つるこ「え?」

新父「僕は知利子と仲良くなりたいって言ったろ?だからダメだ」

つるこ「でも早めに自立したいですし」

新父「いいから机に向かいなさい」

つるこ「待ってください」

新父「…」
パンッ

つるこ「…ッ」

新父「叩くよって言ったよね?反抗は許さないよ」

つるこ『女に言われた通りもうだめかもこの人と居るの』

つるこ「わかりました」

新父「よかった」

数時間後

つるこ「さようなら」

新父「待って…」

つるこ「荷物も用意できたので」
バタン

新父「行っちゃうよ…」



つるこ「あんまり遊んだことがないからこうしてみるとどこへいけばいいのかさっぱりね」

つるこ「とりあえず寝床を探そうかしら?」

つるこ「ネットカフェ…仕方ないわね」

塾生「あ、4Fお願いします」

つるこ「はい」
ピッ

4F:塾

つるこ「ッ!」

つるこ『き、気持ち悪い…』

つるこ『本当に勉強に対してアレルギーみたいになってるのね』

つるこ「一旦こういうところから離れた方がいいのかしらね」

ゲーセン街

つるこ「こういうところで探そうかしら」

ヤンキー「お姉ちゃん、遊ばない?」

つるこ『ま、いっか…しばらくこういうこともあるだろうから乗っておかないと』

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月12日 (土) 20:55:16   ID: C5JbJiYC

えええ!!!つづきマダー?

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