まどか「モバゲー!?マミさんそんなのやってるんですか!」
マミ「何を驚いてるのよ?今学校でも流行ってるのよ」
まどか「で、いくらお金使ったんですか…」
マミ「今月は六万円くらいかしら」
まどか「ろ、ろくまんえん!?」
まどか「バカなのマミさんは?!そんなゲームにお金を注ぎ込むなんて!」
マミ「まぁ。なによ、その口の聞き方は?」
まどか「だって形に残らないんだよ!」
マミ「それならこのケーキだって同じじゃない?食べたら何も残らないわよ」
まどか「ち、違うよ!ケーキはお腹を満たしてくれるもん」
マミ「なら私も同じよ?」
まどか「同じじゃないよ!モバゲーじゃお腹は満たされないよ」
マミ「お腹じゃないわ……心を満たしてくれるのよ」
まどか「…………」イラッ
まどか「ぐりぃ!!」ブン
べキャン!
マミ「ちょっと!?何故私のスマホを床に叩き付けるのよ!」
まどか「マミさんが分からず屋だからだよ!ただの電子データにお金を払う価値なんてないよ」
マミ「…やれやれ。鹿目さんがそんな視野の狭い子だと思わなかったわ」
まどか「な、なに?マミさんなのに上から目線は止めてよ」
マミ「価値なんて人それぞれよ、少なくとも私はそれだけの金額を払う価値があると思っているわ」
まどか「払う価値…、そんなの私には理解出来ないよ!絶対おかしいよ」
マミ「百聞は一見にしかずね…。鹿目さんの携帯を貸しなさい」パッ
まどか「あ!?勝手に人のケータイを触らないでよ!」
マミ「大丈夫よ、モバゲーは基本無料なんだから。CMでもやってるでしょ」カチカチカチカチ
まどか「そ…そういわれたらそうだけど」
マミ「…よし、これで登録は完了よ。これが貴方のインキュベータね」サッ
まどか「本当だ。無料でゲームが始まってるよ!」
マミ「この『勧誘☆ロワイヤル』は、沢山の第二次成長期の女の子を魔法少女に勧誘していく人気のゲームよ」
まどか「へぇ…。キャラクターも可愛いし、ちょっとだけやってみようかな……」
マミ「…………」ニヤニヤ
まどか「あー、また私のキュゥべえが撃たれちゃった……」
マミ「ふふふ、そういう時はこの絶望カードを使って」カチカチカチ
『聞かれなかったからね!』
まどか「わぁ!凄い、一瞬で相手のソウルジェムが真っ黒になったよ」
マミ「この青い敵はあまり賢くないのよ。この程度から簡単に倒せるわね」
まどか「でも、私のキュゥべえじゃ全然敵わなかったよ?」
マミ「どうしてだか知りたいかしら」
まどか「勿論だよ!意地悪しないで教えてよマミさん」
マミ「実はね。私のインキュベータはアイテムで強化しているの」
まどか「アイテム!?ずるいよマミさん。私も欲しいよ!!」グイッ
QB「そんなゲームばっかりやってないで魔女退治しなよ!」
魔法少女「チッ」
マミ「…ほらこのページよ」カチカチカチ
まどか「本当だ!インキュベータ用のパワー餌がいっぱいだよ」
マミ「他にも通常じゃ手に入らない、強力な絶望カードもあるわよ」
まどか「うわぁ!より取りみどりだね。…えっと、このアイテムは課金アイテ…」ピクッ
マミ「…あら。どうしたの鹿目さん?早く買って狩りに行きましょうよ」
まどか「マミさんのスマートフォン貸してくれないかな?」サッ
マミ「え!?…何するのかしら」
まどか「でぃえぬぇ!!!」ブァン!
ガッチャーン!!!
マミ「ちょっと!?だから何故、私のスマホを力の限り地面に叩き付けるの!!」
スマートフォンってなかなか壊れないよね
まどか「危ない所だよ!もう少しでマミさんに課金契約させられる所だよ!!」
マミ「…人をインキュベータみたいに言わないでくれるかしら」
まどか「酷いよ、こんなのってないよ!」
マミ「別に酷くないじゃないの?鹿目さんだって沢山の魔法少女と契約したいでしょ」
まどか「…そ、それはそうだけど」
マミ「初期装備のインキュベータじゃ、他の上位ランキングプレイヤーのカモになるだけよ」
まどか「そんなのイヤだよ!やるからには勝ちたいよ」
マミ「だからアイテムが必要なんじゃない。それに良く金額を見てご覧なさい」サッ
課金って、翌月の通話料金に加算されんの?
まどか「…ノーマルキャットフード二百円?」
マミ「そうよ、たかだか二百円。缶ジュース二本でお釣が来るじゃない」
まどか「…うーん、それじゃ試しに一回だけ買ってみようかな?」サッ
マミ「ええ、それがいいわよ」ニヤニヤ
まどか「あ、でもクレジットカードママに借りてこないと…」
マミ「心配無用よ。モバゲーの課金額は携帯電話の使用料に上乗せされるだけなの。難しい手続きなんてしなくても、誰でも、簡単に、すぐ、課金ができるのよ」ニコッ
まどか「そ、そんな簡単なんだ!やったね、じゃあ早速」カチカチカチ
>>携帯電話の使用料に上乗せされるだけ
非道ビジネス
無課金は縛りプレイ好きにはむしろご褒美
マミ「さぁ、今の鹿目さんなら、この青い魔法少女も倒せるはずよ」
まどか「…凄い、私の攻撃が沢山当たるようになったよ!」
キュゥべえ『きゅっぷいん!!』ベキッ
まどか「やった!私のキュゥべえが青い魔法少女をやっつけたよ!」
マミ「おめでとう鹿目さん。これで貴方のランクも少し上がったわね」
まどか「本当だ!…でも上位になるには、まだまだだね」
マミ「大丈夫よ、毎日少しずつ上げていけばいいんだから」
まどか「そうだよね!よーし頑張って契約するよー!」カチカチカチ
マミ「…………」ニヤニヤ
どうして、こういう商売に手を出しちゃったんだろうな。
これほむほむ携帯代の請求が来月くるならループ中に使いまくって次のループに行ってんじゃね?w
―鹿目家―
まどか「…………」カチカチカチ
タツヤ「まーろか!まーろか!ごあん」
まどか「……………」カチカチカチ
詢子「ちょっと、まどか聞いてんのかい!?ご飯だって言ってるだろ!」ドンッ
まどか「ょこはま!?」ビクッ!
詢子「アンタはさっきから、何をピコピコやってるんだい?」
まどか「う、…ううん、何でもないよ!ちょっとゲームに夢中になってて」
詢子「ゲーム?最近は携帯電話でも、ふぁみこんができるんだね」
まどか「ファミコンじゃないよ、モバゲーだよー。最近よくCMやってるじゃない」
詢子「へぇー、そいつがモバゲーってヤツかい。…お金とかは掛からないのか」
まどか「え!?そ…それは」ビクッ
>>52
それであんなに余裕ぶってるのか
最近の中高生って、携帯代は親が払ってるの?
小づかいから天引き?
>>56
親が払ってるだろ
すくなくとも中学生は
>>57
友達と話し過ぎたりしたら、やっぱ大目玉食らうの?
『モバゲー、無料です』
まどか「ほ、ほら見てよママ!今のCMでも無料って言ってるじゃない」アセアセ
詢子「そうかい?…だったらいいんだけどね」
まどか「(危ない危ない…、無駄遣いがバレたら怒られちゃうよ)」
タツヤ「もばげー!もばげー!」
詢子「お…、そろそろまどかの好きなドラマが始まる時間じゃねーか」ピッ
まどか「…あ、いいよ。私食べたら自分の部屋に戻るから!」サッ
詢子「ん、そうかい?じゃあタツヤが一緒に見るかー?」
タツヤ「あい!」
携帯とネットで日本はボロボロだよ
バタン
まどか「さーって、続き続きっと!」カチカチ
アンコ『喰いもんを粗末にするんじゃねぇ!』
キュゥべえ『きゅっぷいん!』グサン
まどか「あぁ!?私のキュゥべえが串刺しになっちゃったよ!」
キュゥべえ『ランクが下がっちゃったね。相手が悪すぎたよ』
まどか「えー!せっかくランキング上がってたのに…。どうやったら倒せるんだろ」カチカチ
『中級キャットフード五百円』
まどか「五百円かぁ……。今月お小遣いまだ残ってるし、これくらいならいいよね…」ポチッ
―学校―
マミ「鹿目さん御機嫌よう。あれから契約☆ロワイヤルの調子はどうかしら?」
まどか「あ、マミさん!ほら見て下さいよコレ」カチカチ
マミ「…あら、凄いじゃないの、魔法少女アンコは中々の強敵なのに」
まどか「大分苦戦したんですけど、新しいアイテムを課金したらなんとか倒せたんですよ!」
マミ「あらあら、鹿目さんにもこのゲームの攻略法が分かってきたようね。うかうかしていたら私も追い抜かれるわ」ニヤニヤ
まどか「そ、そんな!私なんてまだ全然ですよ。レベルだって低いし」
マミ「それじゃ、これからも二人で頑張って行きましょうね」ニコッ
まどか「は、はいっ!」
さやか「さーて、授業も終わったし何処かよって行こうか!」
まどか「……………」カチカチ
仁美「まどかさん、どうしましたの?お帰りになりませんの」
まどか「…………」カチカチ
さやか「ちょっとまどか!聞いてるの」
まどか「べぃすたぁ!!?」ビクッ
仁美「随分と集中していましたけど、何をしてらしたのかしら?」
まどか「モバゲーだよ!いまマミさんと一緒にやってるんだ」
さやか「へぇ…モバゲーねぇ」
まどか「そうだ!さやかちゃんや仁美ちゃんも一緒にやろうよ、面白いよ」
さやか「あー…、アタシはいいや。モバゲーとかはちょっとねぇ」
仁美「わたくしも、余りゲームはやりませんので遠慮しておきますわ」
まどか「そう?残念だなぁ」カチカチ
マ・クベ「あの肉壷をキシリア様に届けてくれ……あれはいいものだ……」
ウラガン「はっ! 準備万端であります!」ハアハア
ごばく、ごめんなさい……
>>34
こういうのってマジで言ってんの?
どう考えても高いじゃん
>>79
200円ぐらいならつい買っちゃうんじゃないか
俺もアイフォンのジャンプゲームでポイント買っちった
ほむらがマミの携帯壊しちゃって、拳でぶん殴られる展開がいい。
マミ「今日は別のゲームをやっているのね」
まどか「なんかさやかちゃんからやってみてってミニメが着たからやってるんですけど……野球はよくわからないですね」
マミ「どれどれ……あら、SSダルビッシュ持っているじゃない」
まどか「最初の特典のガチャガチャで出たんです。でも私ベイスターズ使ってるから使わないしいらないんですよね」
マミ「じゃあ私のSSハーパーと交換してあげるわ」
マミ「同じSSだからかまわないわよ」
まどか「本当ですか!?やったぁ!!」
マミ「ふふっ」
まどか「あっ、マミさんからゲームの招待ミニメがきてる、どれどれ……」カチカチ
まどか「ん~、あんまり興味ないゲームだけどチュートリアル終わるまでならいいか」カチカチ
まどか「ふー、チュートリアル終わった……えぇと『マミさんチュートリアル終了させましたよ』っと。一応報告ミニメしとこっと」
カチカチ
まどか「あっ返信だ」
『ありがとう、他にも招待したいのだけれど良いかしら?』
まどか「『いいですよ』っと、返信返信」
まどか「えっ……」
まどか「招待ミニメが25件……これ……全部やるの?」
まどか「ふぁ~……勧誘☆ロワイヤル仲間みんなにおはようの挨拶しとくかなぁ」カチカチ
まどか「あっ、みんなも挨拶してくれてる」カチカチ
\(^ー^)/まみまみ(7:30)
おはよーさやさや(7:25)
\(^ー^)/まみまみ(5:30)
\(^ー^)/まみまみ(3:30)
\(^ー^)/まみまみ(1:30)
\(^ー^)/まみまみ(23:30)
おやすみ(-.-)zzZさやさや(23:13)
まどか「挨拶ポイント入るからって……マミさんいつ寝てるの……?しかもテンプレ挨拶……」
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