ブッタ「シンデレラガールズ?」イエス「うん」 (76)


イエス「ほら、最近テレビでよく見るでしょ?」

イエス「うちの子達も今一番押しているアイドル達なんだ!ブッタは知ってる?」

ブッタ「ちょっとわからないかも。ほら、うちの弟子達はそういうのにはちょっと疎いから」

イエス「あぁ、みんな出家しちゃってるからかぁ」

ブッタ「うん。出家するとファッションとかアイドル事情とかまったく気にしなくなるからね」

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イエス「実はさっき街角でその事務所さんにプロデューサーにならないかって誘われたんだ!」

ブッタ「えぇ!?」

イエス「だからちょっと見学に行ってみようかなぁって」

ブッタ「君のプロデュースは救世レベルだけど、それを求めてるってことは…」

イエス「きっと僕のアガペーが必要ってことだと思うんだよ!」

ブッタ「うーん、確かに私たちって至上類を見ないレベルでプロデュースされたよね」

イエス「たくさんプロデュースもしてきたよね」


イエス「それでブッタにも良ければ一緒に来て欲しいなぁって…」

ブッタ「え、私も?」

イエス「うん、最初はミカエル達に頼もうとしたんだけど…」

ミカエル『イエス様が新たなるプロデュースを!?』

ラファエル『それなら私たちにも是非ともプロデュースのお手伝いをさせてください!』

ガブリエル『それじゃ、すぐに告知に行かないと!』

ウリエル『……』

イエス「って感じになっちゃって…」

ブッタ「あー、ガブリエルくんが本気出しちゃったらプロデュースどころの話じゃないもんね」

イエス「なんていうか、アイドル達がプロデュースされる前にアイドル生命を絶たれそうな気がするんだ」

ブッタ「アイドルに受胎テロは流石にまずいもんね」


イエス「ペトロたちは連れて行ったらいろいろと迷惑かけちゃいそうだし…」

ブッタ「事務所のものをいろいろ触って怒られそうだよね…」

イエス「それで、もし決めた時はブッタにも手伝ってもらえないかなーって」

ブッタ「いいよ、ただもしやるとしてもプロデュースはイエスがやって欲しいな」

イエス「二人でやらないの?」

ブッタ「僕がプロデュースするとちょっと時間がかかることもあるから」

イエス「え、でも三ヶ月とか四ヶ月とか」

ブッタ「アナンダは25年かかったから…さ」

イエス「あぁ、流石にそこまでは会社さんも待ってくれないかな」

ブッタ「うーん、一回の説法で悟れた子もいるんだけどなぁ」

イエス「君ほどプロデュースに差が出る人も珍しいよね」


ブッタ「それに、もし私がプロデュースして悟っちゃったらアイドル辞めちゃいそう」

イエス「そっかぁ。欲求も向上心も消えちゃうからね、悟りって」

ブッタ「あと私がプロデュースしようとしてるって知ったら」

イエス「知ったら?」

ブッタ「……マーラが来るかもしれないから」

イエス「え?マーラさんが来るの?」

ブッタ「最近悟れる人がいなかったらしくて、暇だったらしいからさ」

ブッタ「私がプロデュースすると知ったら、たぶん喜んでくると思う」

イエス「あぁ、わざわざお菓子もって来る姿が目に浮かぶもんね、マーラさん」


イエス「じゃぁ、やっぱり私がプロデュースかな?」

ブッタ「でもまだ決まったわけじゃないよね?」

イエス「うん、でも久しぶりだからテンションが上がるよ!」

イエス「取り合えず、石をパンに出来るレベルまではプロデュースしたいね!」

ブッタ「ちょ、イエス落ち着いて!それって救世主レベルの奇跡だからね!?」

イエス「え、じゃぁ水の上を歩けるように…」

ブッタ「求められているハードルが高すぎるよ!」


アイドルプロダクション

社長「よく来てくれたね!」

ブッタ「すいません、私まで付いて来ちゃって」

社長「いやいや!君からもびびっと来るものがあるよ!」

社長「どうかな、ブッタくんもプロデューサーにならないかい?」

ブッタ「ごめんなさい、私はちょっと…」

ブッタ「(アイドルを坊主にするのはちょっと不味い気がするもの…)」

社長「そうか、だが気が変わったらいつでも言って欲しい!」


輝子「お、おはようございます」

イエス「あ、もしかしてこの事務所のアイドルさんかな?」

ブッダ「おはようございます、私たちはここの事務所の見学に来たのだけれど」

社長「彼女の名前は星輝子くんだ。もちろんこの事務所のアイドルだよ」

輝子「え、あ、ど、どうも…」

社長「こちらは新しいプロデューサーになるかもしれないブッタくんとイエスくんだ」

輝子「よろしくおねがいします…」


イエス「へぇー、輝子ちゃんはキノコが大好きなんだね!」

輝子「は、はい……キノコはトモダチ…フフフ」

イエス「あれ?ブッダどうしたの?」

ブッダ「いや、そのね、私にキノコって組み合わせがあれだからさ」

輝子「ブッダさんは…き、キノコが嫌いですか…?」

ブッダ「うん、ちょっと苦手。野生のキノコ食べちゃって涅槃一直線だったからね…」

ブッダ「トラウマになってから産地がはっきりしたキノコしか買ってないし」

輝子「わ、私がそこにいたら…たぶん…大丈夫だったかも」

輝子「キノコはトモダチ……なので…フフ」

ブッダ「どうしよう。この子弟子にしたくなってきたよ、イエス」

イエス「(ぶ、ブッダがかつて無いほどの真剣な顔に!?)」


ブッダ「だって私の二つ目の願いは『みんなと一緒に和気藹々とキノコ狩り』にいくことだよ!?」

イエス「え、でもそれって普通にみんなでいけば」

ブッダ「いや、弟子のみんなが異常に心配しちゃって…」

ブッダ「みんな私がキノコを発見する度にびくってなるんだもの」

ブッダ「アナンダなんて私がキノコを手に取るごとに目尻に涙浮かべるからさ…」

イエス「ああ、もうみんなトラウマになっちゃってるんだ」

ブッダ「うん、だから輝子ちゃんみたいなスペシャリストが身近にいるとみんな安心するだろうから…」


輝子「あ…そろそろ…お仕事の…時間なのでメイク、し、してきます」

イエス「あ、行ってらっしゃーい」

ブッダ「やっぱりアイドルだから仕事前にはメイクするんだ!」

社長「(あ、これはちょっとまずいような)」

輝子「LIVEだ! LIVEをするぜぇ!!フヒヒヒヒフハハッアッハハ!」

社長「(こ、これは流石に初めて会う人には…)」

イエス「へぇー随分と気合い入ってるね!」

ブッダ「うん、流石アイドルって感じだよね!」

社長「!?」


社長「お、驚かないのかね?」

イエス「あ、はい。バチカンの人とかも中々個性的な格好していますし」

ブッダ「ああ、近衛兵とか自己主張の固まりだもんね」

イエス「あとアレイスターくんも若い頃よく彼女みたいな感じだったから」

ブッダ「へぇー随分パンクな子だったんだ」

イエス「それにアレイスターくんが被っている帽子もキノコっぽいし!」

輝子「そ、その人も…キノコ…大好きなのでしょうか?」

イエス「うん!よくわからいけれどたくさん食べたみたいだよ!」

ブッダ「(でもアレイスターさんから送られてくるキノコって、毎回毒々しいんだよなぁ)」


社長「ぶ、ブッダくんは大丈夫なのかい?」

ブッダ「はい、知り合いにもっとすごい格好の人がたくさんいるので…」

ブッダ「指を99本束ねてネックレスにした子とか、顔が12あったり腕が千本ある知り合いとか…」

社長「な、中々面白い知り合いだね、うん」

イエス「じゃあ、今度キノコ狩りに行く時は一緒に行こうか?輝子ちゃん」

輝子「ひゃ、ヒャッハー!上等だぜぇーフヒヒヒヒ!」

ブッダ「あ、イエス。キノコは果物みたいに生のまま食べちゃだめだよ?」

イエス「流石にそんなことはないよ、ブッダったら心配性なんだから」

ブッダ「いや、それもあるけれど。君が万が一、食あたりしたら…」

イエス「…ああ、ウリエルくんが来ちゃってキノコが抹消されちゃうもんね」

輝子「!?」


小梅「あ、あの、誰ですか…?」

社長「小梅くん、こちらは新しいプロデューサー候補のイエスくんとブッダくんだ」

小梅「ど、どうも…初めまして、白坂小梅です…」

ブッダ「こんにちわ、よろしくね小梅ちゃん」

イエス「あ、その手のゲオの袋はもしかして」

小梅「は、はい。…事務所のみんなと見ようと思って持ってきた…DVDです」

小梅「でも、みなさん…忙しそうで…」

イエス「そうだ!良かったら僕達と一緒に見るかい?」

ブッダ「え、そんな。迷惑になるんじゃ…」

社長「ははは、構わんよ。そこの部屋ならちょうど使っていないしね」

社長「我が事務所のアイドルとせっかくの仲良くなる良い機会だ!」

小梅「そ、それじゃ…よろしくおねがい…します」


事務所空き部屋

イエス「小梅ちゃんはどんな映画が好きなのかな?」

小梅「あ、ほ、ホラー映画とか…」

ブッダ「ああ、なるほどねぇ…」

小梅「お、お二人は…ホラー映画は嫌いですか?」

イエス「いや、嫌いではないんだけれど…」

ブッダ「よく見るからそれほど怖くなくてね、あのホラー独特のドキドキ感が味わえないからさ」

小梅「よく見るのに、ですか…?」

イエス「あ、映画のことじゃなくてね」

小梅「(あれ?そういえば…お二人が来てから…みんな静かな気が…)」

『おい、何であの人達がここにいるの!?』

『やべって、マジやべぇって!?』

ブッダ「うん…みんなゲームセンターで補導員から隠れている中高生みたいになってるもの」ジー

小梅「?」


映画視聴後

イエス「……」ガクガクブルブル

ブッダ「そっかぁ、小梅ちゃんスプラッター系も好きなんだね」

小梅「い、イエスさんは苦手でしたか…?ってち、血が…!?」

イエス「うん、ごめん。頑張ったけれど無理だった…」

ブッダ「何も聖痕開くまで我慢しなくてもいいんだよ!?」

小梅「き、傷跡?…け、ケガでもしていたんですか?」

ブッダ「私も彼もいろいろと大変な目にあってるからね」

イエス「磔とか槍で刺されたりとか…」

ブッダ「私も茨の上で寝そべって血まみれになったりとか…」

小梅「ふ、二人とも…すごい…です」キラキラ


杏「おはようございまーす…」

社長「おぉ杏くん!」

杏「社長、お家帰ってもいい?…なんかもう疲れた」

社長「これからレッスンだから諦めなさい」

社長「紹介しよう、我が社の期待のアイドル、双葉杏くんだ!」

杏「(……帰って寝たい)」

イエス「よろしくね杏ちゃん!」

ブッダ「ずいぶんと元気ないようだけれど…大丈夫かな?」

社長「いや、いつも彼女はこんな感じだよ」


社長「才能はあるのだが彼女は…」

杏「……」グデー

社長「このようにスローペースでね、まだデビューをしていないんだ」

ブッダ「あ、充電期間中なんですね」

杏「そうそう、わかってるね。杏は充電期間中なんだよ」

ブッダ「うん、知り合いに一人似たような立場の人がいるから」

イエス「え?そうなのかい?」

ブッダ「うん、弥勒菩薩さんなんだけれどさ」

ブッダ「彼、私が入滅後から56億7千万年後に現れるらしくて」

杏「ごめん、流石にそこまで充電するつもりはないかも」


ブッダ「もうちょっと本人は早くデビューしたいみたいなんだけれど…」

イエス「ああ、一度決まっちゃったからもう引き返せないみたいな」

ブッダ「うん、あまりにも顔見せなさ過ぎてさ。もともとは5億年だったのが56億年に増えちゃって」

杏「うわぁ…」

ブッダ「他にも設定増やされちゃってさ、沖縄で自分の変顔のお面作られて信仰されてたってこの前泣いてた」

イエス「ああ、あれ弥勒菩薩さんの変顔だったんだ」

杏「…杏も、もうそろそろ頑張りだした方がいいのかな?…少しだけ」

ブッダ「その方がいいと思うよ?あんまり顔出さないと変な設定たくさんつけられちゃうから」

イエス「ああ、私たちもなんかいろいろつけられたよね」

ブッダ「私なんて言った覚えのない言葉がまとめられちゃうぐらいだよ」

杏「…ちょこっとだけ、うん、少しだけやる気だそう」


社長「杏くんがまさか自らプロデュースに向けて動き始めるとは!」

社長「やはり私の目は間違っていなかったようだ!」

ブッダ「そ、そんな!」

イエス「ちょっと世間話していただけですよ!」

クラリス「おはようございます」ガチャリ

イエス「あ、どうも」

ブッダ「自分たち、この事務所に見学に来た者でして」

社長「うむ、こちらがイエスくんとブッダくんだ。彼女はうちのアイドルのクラリスくん」

クラリス「イエスさん、ブッダさんですか。よろしくお願いしますね」ニコリ


イエス「その服、もしかしてクラリスさんってシスターさん?」

クラリス「はい。主に仕えさせていただく身ではありますが、アイドルとして働いております」

イエス「へぇー、実は私も父さんの息子なんだ」

クラリス「なるほど、人はみな神の子ですからね」フフフ

ブッダ「(いや、クラリスさん。彼は本当の意味で息子なんだ)」

イエス「そういえば、クラリスさんはどうしてアイドルに?」

クラリス「はい、実は…」


ブッダ「すいません、そんな事情があるなんて…」

イエス「教会が経営難に…」

クラリス「いえ、今ではこれも与えられた試練だったと感じています」

クラリス「それに、主は私にちゃんとアイドルという道を示してくださいました」ニコリ

ブッダ「でもアイドルになろうなんてすごいですよ!」

クラリス「いえ、今のプロデューサーに誘われた時は、私も悩みました…」

クラリス「神に仕える身である私が、このアイドルになっても良いのかと…」

イエス「(…四天使全員ノリノリでハレルヤに振り付けつけて歌ってるって伝えた方が良いかな?)」

ブッダ「(止めなさい、イエスよ。この世には伝えるべきではない真実もあるのです)」


クラリス「ですが、悩んでいたある晩のこと。夢の中に天使様が現れて」

イエス・ブッダ「「え?」」



……

………

ラファエル『いいよいいよ!むしろなっちゃおうよ!』

ガブリエル『私たちも応援しますよ!』

ウリエル『……』コクコク

ミカエル『そうだ!どうせ考えた歌詞が下界に行っちゃうんだから、クラリスさんに歌って貰おうよ!』

クラリス『え、え?』


ラファエル『大丈夫です!振り付けの練習も任せてください!』

ウリエル『ぜひ、私たちに変わって下界デビューを』

ミカエル『お、ウリエルのそれナイスアイディア!』

クラリス『そ、その。私が本当にアイドルになっても良いのでしょうか?』

ラファエル『もぉークラリスさんは堅いんだから!OK、OK!』

ガブリエル『それじゃ、さっそくいっちゃおー!』



……

………

クラリス「毎晩のように夢の中で天使様がレッスンしていただきました」

クラリス「おかげで経営難も乗り越えることができ、今ではBランクアイドルです」ニコリ

イエス「あぁ、みんな下界デビューできない鬱憤が堪ってたもんなぁ」

ブッダ「みんな喜んで教えている様子が目に浮かぶもんね」


ブッダ「ねぇ、もしかしてみんながこの事務所を押していた理由って」

イエス「うん、ちょっとあるかもしれない。でも…」

ブッダ「(あ、やっぱり流石にこれは不味いよね)」

イエス「ずるいよ!私たちよりも先にメジャーデビューするなんて!」

ブッダ「うん、いつも通りのイエスだね」仏の残り顔×2

イエス「い、いや。これもあれだよ、人助けのアガペーだから!」

クラリス「そうです。天使様の指導のおかげで、今の私がありますから」ニコリ

クラリス「ですが今でも本当に良かったのか、悩む日もあります…」

イエス「全然悩むことはないよ!むしろみんな大喜びだから!」


ちひろ「おや?社長、こちらのお二人は…」

社長「ああ、ちひろくん。この二人は新たなプロデューサー候補のイエスくんとブッダくんだ」

ちひろ「千川ちひろです、よろしくお願いしますね」ニコリ

ちひろ「そうだ、みなさんスタミナドリンクはいかがですか!?」

社長「ちょ、ちひろくん!いきなりそれは」

ちひろ「今ならアイドルに好評の高級お弁当もありますよ!イエスさんどうですか!?」

イエス「え、あ、その」

ブッダ「あ、ちひろさん待って!イエスに押し売りをしかけたら…!?」

ちひろ「エナジードリンクもありますよ!?クローゼットは…まぁ」

イエス「あ、か、あ」

ちひろ「さぁ!」

イエス「」


凛「いけない、早くいかないと仕事に遅れちゃう」

凛「もう未央と卯月は先に着いているだろうし…」

凛「こんにちわ、すいません。電車が遅れ…」ガチャリ

ちひろ「わ、私が間違っていたんです!ああ、今までの私はなんてことを」

ちひろ「今度から3日ごとにログインボーナスとしてプラチナチケットをアガペーです!」キラキラ

ちひろ「あとSレア3%どころか20%まで確立も上げちゃいましょう!」

ちひろ「いえ……というかもう確定でいいじゃないですか!そう、アガペーです!」キラキラ

社長「給料UP!労働時間厳守!もちろんサビ残は無し!そう、ホワイトな経営を!」キラキラ

社長「ちひろくん!ともにクリーンな会社を目指そうじゃないか!」キラキラ

ちひろ「はい!あとスタミナドリンクの味は炭酸ぶどう味に変えましょう!」キラキラ

凛「……えーと、いったいなにが」


イエス「ごめん、未だに商人の時のトラウマが治ってなくて…」

ブッダ「君は本当に押し売りが苦手だよね…」

イエス「うん…訪問販売の人が来る度にあんな感じにお話ししちゃうんだ」

ブッダ「はぁ、思わず逃げて来ちゃったけれど、大丈夫かな?」

イエス「ちひろさんだけじゃなくて、社長さんにもお話ししちゃったからね」

イエス「そうだ!もし他のアイドルが私のせいで混乱している事務所に来て、仕事に遅れちゃったらどうしよう!?」

ブッダ「うーん、一応対応策としてカンタカを置いてきたからそれは大丈夫だと思うけれど…」


凛「どうしようみんなが混乱していて…このままじゃ仕事に」

カンタカ「……」

凛「……」

カンタカ「……」ぶるる

凛「え、えーと乗って良いの?」

カンタカ「……」コクリ

凛「(なんでこの馬、カゴと7速切り替えスイッチが付いているんだろう…)」


凛「…思わず乗ってしまったけれど、馬で街中駆け回ってたら流石に止められるんじゃ」

警官「そ、そこの君!?馬!?ちょっと止まりたま…ぐぅ」

若者A「おい!あれってもしかしてアイドルの渋谷り…ぐぅ」

若者B「おい!?お前突然寝てどうし…ぐぅ」

凛「……」

カンタカ「……」ぶるる

凛「あ、これたぶん夢だよね。うん、きっとそう」

カンタカ「…?」


街の人達「……」zZZ

イエス「……」

ブッダ「……」

イエス「カンタカくん、もしかしてミカエル達と同じでたまっていたのかな?」

ブッダ「うん、いつもカンタカ二号に乗ってたからね」

イエス「……」

ブッダ「……」

イエス「なんか、あれだね。アイドルって見ているから楽しいんだって思うな」

ブッダ「そうだね、私たちがプロデュースしたら大変そうだね」

いろいろと騒ぎになりそうでしたが仏スマイルと救世主スマイルで事なきをえました。

おしまい。


聖☆おにいさんとモバマスのクロスでした。
即興でやったから文章とかちょっと間違えてしまった。反省。
支援してくれた人、ありがとうございました。

いろいろと元ネタの説明もしたほうがいいかな?


軽く元ネタ説明
宗教ネタや聖☆おにいさんネタが解らない人のために。

○アガペー
無償の愛。課金とか無課金とか飛び越えた愛である。
ちなみにこの愛に這い寄る混沌が『ちひろさん』である。
彼女によって堕天されたPが多くいるらしい。

○ガブリエルの受胎テロ
聖母マリアの元に、訪れたガブリエルはイエスを宿したことを告げた。
これによりマリアは処女の身ながら子を宿すことに。
マリア本人はもうちょっと恋愛とか学生生活をしていたかったようだ。

○ブッタのプロデュース期間
アナンダは最もブッタの話を聞いていたが、ブッダが涅槃に入る25年間
悟れることは無かった。ブッダが亡くなった後に悟ったという。
しかし中には一回の説法で悟る者もいた。

○マーラ
ブッダの悟りを邪魔した。意外と礼儀正しい。

○ブッダのキノコトラウマ
ブッダは元々お腹が弱かった。
年齢もあるが、ある民家で捧げられたキノコ料理にあたったことが、
彼が涅槃にいく原因の一つだという説がある。

○アレイスターくん
若い頃は聖書などを読んでいた模様。
さらに若気のいたりで過激な服装もよくしていた。
ちなみにキノコやらいろいろ使った魔術も研究していた。
キノコみたいな帽子はネットでアレイスターくんを探せば普通に出てきます。


○指99本
アヒンサ。指を100本集めれば悟れると騙されていたらしい。
現在はブッタの弟子。

○12の顔
十一面観音。11の顔を持つ菩薩。

○千本の腕
千手観音。ちなみにマーラも手がたくさんある。

○ウリエルによるキノコ抹消
イエスがわさびをそのまま食べた際、一回わさびを根絶しかけた。
ウリエルのイエス過保護システム。

○磔とか槍で刺されたりとか
イエスは十字架に磔にされ、ロンギヌスの槍に刺されて処刑された。
ちなみに数日後に復活した。復活の際はかなり気まずかったようだ。

○茨の上で寝そべって血まみれ
苦行の一つ。他にも体を火であぶったり、一生片足を地面につかない
苦行もある。

○弥勒菩薩
元々は5億年後に出てくる予定であったが、56億年に延長された。
沖縄では弥勒菩薩はミルク神として呼ばれ、独自の信仰がある。
ちなみにミルク神のお面は弥勒菩薩のwikiを参照。

○まったく覚えのない言葉
実は多くの修行者達が『瞑想や修行中に見たブッダや菩薩が言ったお話し』ということで
たくさんの教典がブッダや菩薩が話したかのようにまとめられていたりする。


○四天使の振り付けつきハレルヤ
ミカエル達はよく賛美歌に振り付けをつけて歌っているらしい。
結構ノリが良いようだ。

○考えた歌詞が下界に行っちゃう
ミカエル達が下界デビューしようと考えた歌詞は、インスピレーションとして
下界に降りて行ってしまうようだ。そのため下界のシンガー達に拾われてしまい、
ミカエル達はなかなか下界デビューが叶わないらしい。

○仏の残り顔
仏の顔も三度まで。三度越えたら流石のブッダもお怒りのようです。

○炭酸ぶどう味のスタミナドリンク
ぶどう酒はイエスの血を表している。
イエスが大地をつつくと、ファンタグレープが湧き出る。

○イエスのトラウマ
神殿に商人がおしかけて来た時、テンパって椅子の下に隠れようとしたりと
地震レベルで押し売りが怖いようだ。その後、バーサク状態でお話しして事なきを得たが、
未だに押し売りはトラウマレベルらしい。

○カンタカ
ブッダが出家した際、カンタカという馬に乗って城の門を出て行った。
その際ブッダを止める役目であった兵士達は精霊に眠らされおり、ブッタの出家を
妨害できなかった。
さらに馬の足音で兵士の目が覚めないよう、精霊がカンタカの足を浮かせたという逸話もある。

○カンタカ二号
ブッダのお気に入りの自転車。いつもこれでブッダはスーパーに行っています。
カンタカは対抗してカゴと7速切り替えスイッチを付けたらしい。


もうちょっと考えればイヴとのサンタクロースネタ。
蘭子ちゃんの闇にのまれよネタ。
雫とブッタの牛ネタ。
桃華とブッタのお金持ちネタっていうのもいけた気がする。

でも明日も早いので寝ます。モバマスと聖☆おにいさんにアガペーを!

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