『安価?』「謎の島で異能サバイバルだけども、それより女子だ!」『オリジナル』 (71)

目覚めるとそこは島だった。大きな島。自分は海岸に居て、周りを見回すが森と海しか見つからない。


ふと、右手を見てみると、四角の囲いが刻まれており、囲いの中には『浮』と書かれていた。


「あぁ、何処だよここ……………女子が一人も居ないじゃないか………」


「…………!!こ、これは!!この匂いは!!おんにゃのこの匂いだぁあ~~~~!!!」


南部 工口(なんぶ くぐち)、女子が大好きの高校二年生の少年、

好きな場所はプール(女子が使ってるとき限定)好きな部活は女子テニス部

好きな遊びはおままごと(ロリと遊ぶときのみ)趣味は読書(エロ本のみ)

それを研究しつづけ、彼は女子の全てを理解できるようになった。

そういう行為がたびたび重なり、地元の奴は彼の事をこう呼ぶ、


『変態博士』と。

南部、もれなく全速力中



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381579192

「うぅ………ここどこ?」

彼女の名前は徳川 映倫(とくがわ えいりん) 

右手の甲には『薄』

高校二年生の放送部に所属している

彼女は、いわゆるぼっちと言う者らしい、

というか影が薄すぎて気づかれてないらしい。

趣味はゲーム、好きな食べ物はアイス、

特技は手芸。

現在森の中で遭難中

そんな中、奇声と共に男が出現した


南部「ツインテール紫髪系ロリータ女子発っっっっっ見んんんんんんんんん!!!」


徳川「きゃぁああああああああああああああああああああああ!!!」


南部、何故か下半身丸出し

徳川「服を着ろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

徳川、渾身のストレート。

南部「ありがとうございますっ!!」

南部、ご褒美として受け取る。

徳川「何で服着てないんですかぁあ!?」

南部「逆に聞こう、何故裸は駄目なんだい?」

南部「人間生まれた時は裸じゃないか、恥ずかしがる事じゃない、さぁ、オープンに生きて意向じゃないか!!」

徳川「言いつつ腰を振るなぁあああああああああああ!!!」

渾身のバックドロップが南部を襲う、が、やはり南部、ご褒美として受け取る。

現在、森の中

見てる人居るかどうか分からないけどちょいと休む。



変態の主人公書きたかっただけなんだ………

見とる

見てるぜ

期待

eraxtuyat

>>5>>6>>7

いや、本当にありがとうございます。


俺はただロリコンキャラを書きたかっただけなんや………

南部「まあ、冗談はさて置いて」


徳川「冗談?頬を一時間もスリスリしといて?」



南部「さぁ、式はいつがいい?」


徳川「え、死期?いますぐでいいんじゃない?」


しばらく歩行中、ある生き物と出会う。


「………」

バッタを擬人化したような物体、南部、徳川と共に眼が合う。


南部「死期は多分今すぐだと思うんだけど………」


徳川「大丈夫、足を使えば免れるよ」


南部・徳川「「逃げろぉおおおおおおおおおおおお!!!」」


現在・逃走中

「…………チッ、またかよ……」


彼の名前は織田 信二(おだ しんじ)

右手の甲には『犬』。

彼はこの島に来て一ヶ月、能力を扱いなれ、異人を数十人殺してきた。


織田「探索犬、出番だ。レッツゥゴゥ」


彼の能力、様々な特性を持つ犬を召喚する事が出来る。


それ故、探索に長けてる犬や救助に長けてる犬などを召喚できる。

そして、織田は見た。

ロリを追いかけてるバッタと、その両方を追いかけている全裸の男を

南部「ははははは!!待てよ二人ともー!!俺と一緒にサンバ踊ろうぜぇ!!」


徳川「変態ぃいイイーーーーーーーーー!!」


南部「失礼な!!例え変態だとしても変態という名の博士だよ俺はぁ!!」


徳川「意味不明なんですけどぉォオーーーーー!?」


織田「ゴォ!!マイク!!」

※マイク、獰猛犬、指定物を噛み殺すまで噛む。

目標、バッタ。ではなく南部


南部「ぎゃぁあああああああああああああ!!俺の南部クンがぁああああああああ!!」

マイクは南部の股間に噛み付いた。


織田「人間外は殺す。」

南部「俺人間!!人間外はあのバッタ!!」


織田「あ、そうか、マイク。ゴォ!!」

数分後、バッタを殺した。

やばい、風呂入ってくる。

これ見てる人、他のスレ行ってもいいですよ

俺はただかっこいいクールキャラを作りたかっただけなんや………

風呂から上がったけども今日は寝るわ


見てくれてありがとうございました

南部「いやー千切れると思ったぁ!!」

徳川「千切れればよかったのに………」

織田「おい、お前ら、新入りか………よし、付いて来い」

織田、南部達について来いと手招きをする。

南部「新入りってどー言う意味?」

織田「この島に初めて来ただろ、そーいう奴らは新入りって言うんだ。」

南部「僕の南部クンも未知の穴に侵入する時は新入りだけどね!!」

織田「マイク」

南部「すんません」

現在、移動中

「んっん~~~、今日はナイスでエクセレントな日だなぁ」

彼の名前は宇喜多 名水(うきた めいすい)

右手の甲には『雨』

IQ158で全国模試で200位以内に入るほど頭がいい。

ただし英語は苦手、テストでは先生から「見せないほうがいいかも」といわれるほど

この島に来て54日が過ぎてるが、未だに異人を殺した事はない。

そんな彼は現在三人の新入りと森を探索していた

「なあ~腹減ったんだけどよぉ!!あそこの木に実ってる果実食っていいかなぁ!?」

彼の名前は遠藤直人(えんどう なおと)

右手の甲には『知』

頭はとても良く、本気でなれば全国模試で一位になれる。

力も強く、アフリカ像ならば軽々持ち上げられる。

この島に来て2日過ぎ、異人はまだ見た事がない。

そんな彼は現在一人の先輩と二人の新入りと森を探索していた

「食べるのは別にかまいませんが、死なないでくださいね」

彼女の名前は斉藤 京子(さいとう きょうこ)

右手の甲には『智』

頭は遠藤より劣るが全国模試では一位である。(遠藤は全国模試には参加してないので順位的に京子が一位になる)

黒い髪を腰まで伸ばし、シャープなメガネをかけている。いわゆる委員長的な存在

遠藤と同じくこの島に来て二日過ぎている。

そんな彼女は現在一人の先輩と二人の新入りと探索をしていた

見てる人いるかわからんけど少し休む


怪力キャラを書きたかっただけなんや………

「вишняморское ушкоморбосоножкигалстук」

彼の名前はフランシスコ・ヅァヴィエリゥ

右手の甲には『翻』

高校二年生で二日前転校してきた。

一日前にこの島に来た。


現在は先輩と新入りと探索をしている

八時くらいまた来るわ

人がいなくて寂しい…

遠藤「お、この実は食えるな。俺の『知』識がそう言っているぜっ!」

斉藤「そうなの?それならばその『智』識、私も覚えておくわ」

そういいながら実を食す。

宇喜多「んっん~?なんだいその実?ミーにもイーターさせてちょ」

頂戴、と言う前に、フランシスコに邪魔される。

フランシスコ『おい先輩、あの二人の邪魔はするんじゃあないぜ』

フランシスコ『見てみな、あの二人だけの雰囲気を、甘酸っぱいストロヴェリーみたいだろ?』

フランシスコ『二人の思い出のページは………俺らが破いちゃあいけねぇんだよ………』

宇喜多「あー、うんソーリィ。だけどさフランシス、お前いい事言ってるけど頭のてっぺん禿げてるからな?」


南部「委員長的ストレートへアキャラペロペロペロペロぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」


その瞬間、森の中から変態博士が現れた。

南部「あ、はい、すいませんでした。あやまるんでそろそろマイクを離してくんない?」


現在、南部。正座しながら犬に頭を食われている。


織田「駄目だ。眼を離すとお前女性フェロモンを嗅ぎ付けるだろぉが………宇喜多、スマねえな」


宇喜多「んっん~べつに気にしませんよミーは、彼も反省してるんならばリリースしてあげましょうよ」


織田「……宇喜多がそう言うのならば、マイク、ゴォホーム!!」


犬を帰還させる。


南部「えいりーん!!怖かったよぉおおおおおおおおおお!!」


徳川「全裸でこっちっくんな!!」


徳川、全身全霊のラリアット


南部「ご褒美でぇえええええええええす!!」


しかし、南部ご褒美として受け取る。

そしてしばらく、全員の自己紹介が終了し、これからの話し合い


織田「まあ、俺と宇喜多は一応異人と出会ったことがあって……あぁ、異人って言うのはだな」


織田「簡単に言えば、二足歩行をする怪物って感じだな………」


織田「まあ、そいつらを殺す対抗手段もある。お前らの右手の甲に文字が書いてあるだろ?」


織田「それがあいつらを倒す対抗手段になる。実際に、俺の右手には『犬』と書かれてあるから」


織田「犬が現実に召喚され、俺の命令を忠実に聞いてくれる」


宇喜多「ミーの場合は『雨』だから、発動すると晴れているのに雨が降りますね」


織田「ま、そういうことだ、質問はあるか?」


全員、手を上げず。


織田「それじゃあ、これから俺の知り合いの場所に行く。ついて来い。」

「みんな!!大丈夫!!僕たちはきっと生き残れる!!元気を出すんだ!!」


彼の名前は朝比奈 箔朗(あさひな はくろう)。


右手の甲には『神』。


イケメン、二枚目、パーフェクト。


全てにおいて完璧で、言うなれば主人公補正を持っている。


南部が主人公ならば、朝比奈は二番目の主人公。


彼の能力は最強で、発動すれば叶う者はいない。


島に来て、これまでに異人を数え切れないほど殺してきた。


そんな彼は今、一人の新入り二人の同期と一緒に助け合っていた。

「まあ朝比奈が言うくらいだし、大丈夫だって!!」


彼の名前は羽柴 秀影(はしば ひでかげ)


右手の甲には『鑓』。


ムードメイカー。そしてインドアな変態。


島に来て一年で、異人を29人殺してきた。


鑓の扱いは世界一品で、兎に角強い。


因みに腹にはエロ本を隠し持っている。


特技は性的興奮をしても勃起をしないこと。


現在朝比奈と新入りと一緒に織田達と交流しようとしていた。


「………すいません……疲れました」


彼女の名前は太原 御井香(たはら みいか)


右手の甲には『本』。


前髪で眼を隠している。原石っ子。



作者が大好き原石っ子。


図書委員に入っており、隠れファンが多すぎて隠れていない。


現在朝比奈と羽柴と一緒に異人から逃げている

織田「お、朝比奈ぁ!!」


朝比奈「織田くん!!」


丁度、織田達と朝比奈達が合流する。


南部「原石っ子図書委員キャラいただきまぁあああああああああああす!!!」


南部、ルパンダイブ。ご丁寧に服も脱いで。


斉藤「遠藤」


遠藤「え?あ、いや分かった。」


瞬時、遠藤のアルゼンチンバックブリーカーが南部を砕く。


流石の南部も、ご褒美として受け取れず、その場で意気消沈。


南部「うぉおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ……ぎゃ……ギャルの………パンティ-……」


遠藤「俺、南部の自分を曲げない所、好きだぜ………」


呆れた様に言う遠藤。

しばらく、この後どうするか、皆で話し合う。

現在、南部(しゅじんこう)は、ロープで縛り上げられいた。

織田「取りあえずは衣・食・住を確保する事だな」


遠藤「確かに、それが無けりゃ生きてはいけない。」


フランシスコ『服や家は言いとして問題は食べ物だ、この島には見た事の無い食べ物がいっぱいで』


フランシスコ『どれが食っていいのか、どれが食っちゃ駄目なのか分からない状況だ』


遠藤「あぁ、その点は心配すんな、俺が全て『知』っている。」


斉藤「私もね」


フランシスコ『あぁ、そうだったな、まったく、どうして俺はこんな頼もしい仲間を忘れていたんだろうか?』


遠藤「よせやい、照れるだろ」



羽柴「………なあなあ南部殿、お前、この本は好きか?」


南部「ん?…こ!!これは!!『貴方の足を舐め回したいJK編』!!伝説のお宝本じゃあないか!!」


羽柴「お前ならそういうと思ってた!!いいよな!!これ!!」


南部「お前……最高にいやつだな……」


謎の友情。

朝比奈「皆!!聞いてくれ!!」


突如喋る朝比奈


朝比奈「僕はこの島で一年くらい過ごしている!!そして急に思いついた!!」


朝比奈「そろそろリーダーを決めるべきだ!!!!」


織田「リーダーと言ってもな……いらないだろ?」


朝比奈「ああ!!確かにリーダーは要らないと思った!!だけど!!」


朝比奈「こんなに人が多すぎると誰かが纏める人がいないといけないと思う!!」


朝比奈「だから!!リーダーを決めよう!!」


羽柴「まあ、朝比奈が言うなら別にかまわないけどよ……」

朝比奈「ありがとう!!!そして早速で悪いんだが!!」


朝比奈「リーダー役!!僕に任せてもらえないか!?」


朝比奈「僕の能力ならば、皆を守れる!!皆を救ってみせる!!」


織田「……まあ朝比奈なら………いいかもな」


羽柴「確かに…」


宇喜多「ミーは賛成よ」

殆どの者、朝比奈に賛成。これが、朝比奈のカリスマである。



朝比奈「!!皆………ありがとう!!本当にありがとう!!」


朝比奈「僕は必ず!!皆を守ってみせっっっっっっっっっっ」


飛んだ。朝比奈の



首が。



後ろには、ライオンの頭をした。二足歩行の怪物、


いや、異人が。


瞬時。凍りつく。皆。


この一瞬が、皆、数刻に感じた。

その一瞬、刹那で、分かった事は唯一つ



朝比奈は死んだ。

はい、ここで少し休憩です。もしかしたら寝てるかも

見てくれている人ありがとう、いないかもしれないけど。

朝比奈君はね、ただのカマセにしようと思ってたんです。

すいません。だって能力強いじゃないですか

取りあえず乙

まあ、ね…

続けるけども、いいっすよね

いま見つけたが面白いじゃないか
ここはROM専も多いみたいだからめげずに……
って言うか平日の昼間だぞ?
レス付かなくてもしょうがないよ

>>36

おぉ……ありがとう……

何か頭痛いけどがんばれるわ。

皆、刹那。瞬間。一瞬。誰もが長く感じていた。


唖然。と言うべきか、記憶の処理が追いつかない。


徳川「きゃ……」


皆の意識を取り戻したのは。


徳川「きゃああああああああああああああああああああああ!!!」


紛れも無く、徳川の悲鳴だった。


スイッチを押したかのように皆意識を取り戻していく


皆、徳川の悲鳴(スイッチ)の御蔭で事態を理解できた。


次に口を開いたのは、以外にも。


南部「逃げるぞ!!」


南部(へんたい)だった。

織田「マイク!!ダニー!!ミシェル!!」


羽柴「来るならきやがれ!!」


織田は三頭の犬を召喚。羽柴は鑓(ランス)を召喚した。


織田「チィ!!お前ら何ボサッとしていやがる!!逃げろ!!」


そう言われ、新入りは逃げ出す。無力だと思ったのか、宇喜多も一緒に逃げ出す。


羽柴「織田!!お前も逃げるんだよ!!」


三頭の犬は、虎人(ライオン)に向かって走り出す。


が、しかし、虎人は片腕で。正確に犬の首を切り裂く。


二頭の獰猛犬が、虎人によって殺された。


織田「ミシェル!!マイク!!」


羽柴「!!織田!!危ない!!」

羽柴。悟る。このままでは織田が助からない事。

いや、今考えれば、鑓で押し出せばよかったのか、

結局、沢山の血を見てしまう。

虎人の手には、千切り取った赤い血で覆われた破片。

羽柴の。右腕だった。



羽柴。悟る。このままでは織田が助からない事。

だから、自分を右腕を犠牲にして、織田を、

助けた。


織田「は、羽柴ァ!!」

羽柴「いてて………はは……やべえな……こんなんじゃ一人で自慰もできねぇ……」

織田「馬鹿な事言ってんじゃねえ!!」

馬鹿な事。織田はそう言った。

だが言葉とは裏腹に、織田はこう思った。

感謝。感激。命を救われた。

まず、この危機を脱したら。一番にお前に言おう。

ありがとう。と

だが、虎人は止まらない。


お前らの青春などどうでもいい。


ただ、お前らを殺す。


芝居などどうでもいい。


その感情が、虎人を見なくても分かった。


織田「取りあえず、お前の言うとおり逃げるぞ……!!」


羽柴「あぁ……」


織田、囮用に、ドーベルマンを放つ。


その数30。


虎人はただ犬の首を千切る。


隙。織田は逃げる。羽柴を支えて。


が、しかし。思わぬ出来事


南部「おい!!俺を助けてくれ!!」

変態(しゅじんこう)、ロープで縛り上げられていた。


あらやる変態行為の御蔭により、仲間の手によってロープで縛り上げられた。


きっちり足元まで。開口一番に逃げろと言った人間が、逃げられない状況とは。


織田(クソ!!今の状態じゃあ二人まとめて逃げるなんてマズイ!!)


虎人、囮を殺しまくり、残り12。


今から行って縄を解いても、殺される。引きずっても、時間がかかり殺される。


最早、絶望的。が、闇の中に微かな光。


南部「あ、あれ?」


織田「おい…………まさか」


南部(へんたい)、能力の覚醒。


自分が、自分のみが無重力のように、浮いていた。

少し休憩。



羽柴はいい奴にしたかった……ただそれだけです

くそう…くそう

頭痛くて無理だわ。

きょうはここまででサーセン

いやーありがとう

頭痛いけどがんばるわ

奇跡。南部は。奇跡を起こした。


織田「すまない羽柴、少し待っててくれ。」


羽柴を置いて、南部を掴み。引っ張る。


多少重いが、二人抱えて逃げるのは可能だ。


だが、ドーベルマンの囮は残り7体。


全員殺れば。確実にあの虎人に。



殺される。


絶滅。虐殺。皆殺し。


三人に過ぎる。死の音(カウントダウン)が。


織田。無言で二人を引っ張る。


南部。ただ何も言わずされるがまま。


羽柴。織田に肩を貸してもらい、ただいま移動。




現在。逃走中。




森の中。迷う。迷う。


右も左も分からない。



だが進む。生きる為に。


織田。思う。


羽柴に。ありがとうを言うまで。死ねない。

死ぬわけには行かない。


羽柴。思う。


友人を。見つけるまでは。死ねない。

大事な。友を。見つけ出すまでは。



南部。思う


まだ。死ねない。自分にはまだ遣り残した事がある。


自分の。南部を。


未知の穴に。侵入するまでは。

走る。走る。走る。


迷う。迷う。迷う。


進む。進む。進む。


後ろ。後ろ。後ろ。


虎人。虎人。虎人。


追う。追う。追う。


前を。前を。前を。


向く。向く。向く。


全力。全力。全力。


全力。全力。全力。


全力。全力。全力。

 
 …。 …。 …。

織田「ハァー………ハァー………ハァー……ま…撒いたぁ………」


織田。虎人を、撒く。


気づけば、何処かの見晴らしのいい山の上に。


南部「おぉ、お疲れぇ」


羽柴「お前、俺を担いでたのによくあんなに早く走れるよな」


織田「う………うる……せぇっ…………ハァ……ハァーーー……」


息を吸う。吸って吐いて吸って吐いて。


平常心。というか、呼吸を整える。


そして落ち着きを取り戻す。


羽柴に面を向かって。言う。発す。


織田「ありがとう」


羽柴「………………は?」


織田「いや、だから、俺のせいで腕を無くして、でも、俺の命を救ってくれて、ありがとうって」


南部「うわキモ」


織田「あぁ!?」


羽柴「織田、確かに今のはキモいぞ」


織田「なっ!は…羽柴まで!!」


羽柴「仲間を助けるのに礼なんているか?」


織田「あ………」


羽柴「俺が助けて、勝手に腕無くして、それで仲間を助けた。」


羽柴「仲間のためなら、腕一本くれてやるよ」


羽柴「それとも、仲間じゃねってか?」


苦笑。羽柴は、苦ながらも、笑っていた。


織田「………敵わねえな」


織田。自然と、そう言った。敵わない。


と。

すんません。取りあえずここで、休憩。


ふぇーふぇー

まあ、……はじめるか

南部「いやー、ね?お取り込み中悪いんですけど、ね?そろそろね?この縄を、ね?お願いしますよ」


自分の体の縄を動かす南部。


織田「んだよ、亀甲羅縛りの方がいいのか?」


南部「おぉ~そそりますなぁ!!…………じゃなくて!!解いてくれって!!」


南部(へんたい)。得意じゃないノリツッコミ。


羽柴「そうだな………そろそろ解いて……や……?」


羽柴。倒れる。織田。駆け寄る。


織田「羽柴!?………………!!やべぇ………血が……」


右腕の無い肩から大量の。血。


このまま行けば。命は。無い。


織田「おい!!羽柴!!おい!!」


南部「羽柴ぁ!!しっかりしろぉ!!」


南部。羽柴を揺さぶる。


織田「お前縄解けてんじゃねえか!!」


南部「逃げてる途中ほどけた」


織田「なら解いてくれとか言うなよ!!ってか縄貸せ!!」


南部「え?縛るの?」


織田「お前じゃねえ!!」

織田、縄で羽柴の傷口を縛る。


織田「これでいいと思うけど………」


南部「あぁ……………」


羽柴。気絶中。織田。羽柴をおぶる。


織田「取りあえず、宇喜多達と合流するぞ。」


南部「ん?だけどどうやって?」


織田「あ?んなもん簡単だ。ほら、あそこ見てみ」


と、森林のほうを指す織田。見るとそこには。


南部「…………あっ」


そこには、晴れながらも、神の恵みのごとく雨が降っていた。



ここで終わるわぁー

一応質問あればどうぞー

眠れないんで少しだけ投下を、


次の仲間になる人物のお話です。

『おい、大丈夫か?そろそろ休むか?』

彼の名前は高橋 沙良(たかはし さら)

右手の甲には『馬』

沙良は、能力により馬になる事が出来る。

これは、織田と違うパターンになってしまうが、

最初に能力を発動するときに必要な物


それはイメージ。


織田の場合は犬を召喚するようなイメージをし、


羽柴は鑓を取り出すようなイメージ。


南部は自分が浮いているイメージ


この場合、沙良は自分自身が馬になるイメージで、馬へとなった。


現在、移動中。

「くっ…………大丈夫だ……僕は進まなきゃいけないんだ!!」


彼の名前は立花 カラル(たちばな からる)


右手の甲には『廻』


彼は小学生の頃から足が悪く、七年間車椅子生活だった。


しかし、彼はもしものことを予想し、上半身のみを鍛えていた。


結果、上半身のみなら並みの人間には勝てる。それ程の筋肉を身に着けることに成功した。


現在は、車椅子が無いので沙良の上に乗っている。


彼の能力『廻』は、右手の平に触れる物全てを回転する事が出来る。


『廻』は、カラルの成長によって進化する。


因みに、彼は日本人とイギリス人との間に生まれたハーフである。


現在、二人と移動中。

沙良『無理すんなよ、しばらく乗りかかっているせいでちょっと酔ってるんだろ?』


立花「………あぁ、すまない………だけどもう少し、進もう。」


沙良『お前がそれでいいんなら、それでいいけどよぉ……』


カラル、沙良に馬乗り状態。事実、沙良は馬である。


進む。ゆっくりと。慎重に。



立花「……………沙良、ストップだ…………」


沙良『ん?どーした?』


立花「………………いる………異人が……」


沙良『……走る準備はしておくぜ』



カラル。茂みに視線を集中する。


ガサリ、と茂みに隠れていた者は飛び出る。


そこにいたのは、二足歩行で立つ、ライオンの頭をした異人


虎人。



沙良と、虎人のにらみ合い。が、すぐ終わる。


虎人、動く。沙良の首を狙い、走る。


同時に、沙良、走る。虎人の攻撃を避け、遠くに逃げる。



沙良『カラル!!!!』


立花「あぁ!!分かってる!!」


カラル、ナイフを取り出す。ナイフを、掌に、乗せる。





すると、廻る。廻る。ナイフが。


ルーレットみたいに。回転してる。


扇風機のように。回る。スローに見える。


と、同時に、虎人、沙良の隣に並ぶ。


虎人。早い。速い。



カラル。掌を、虎人に向ける。そのまま。『廻』を解く。


遠心力。ナイフは回転しながら飛んで行く。弾丸のように。


無論、虎人避けれず、頭に貫通する。響きがいいように。


グサッ。と。


虎人。だらしなく倒れる。いや、ナイフの力で少しだけ吹っ飛ぶ。


そのままダランと。その場で。倒れる。


虎人。死す。

立花「こいつは珍しい異人だな…………」


立花、珍しげに体を触る。

無論、膝を突きながら。


立花は足が悪い。どちらかと言えばアキレス腱が。


切れている。両方。だけれども、関係ない。


障害など意味が無い。足が動かないのはハンデにもならない。


足ごときで、嘆くような、弱い人間ではなかった。


沙良『カラル。もう行こうぜ』


カラル「あぁ、そうだな。よし、乗せてくれ」


沙良、カラルの服を噛む。投げる。見事に。乗せる。


沙良『さて………どうする?』


カラル「そうだな………………ん?」


沙良『どうした?』


カラル「いや………あそこだけ晴れているのに、雨が降ってるなって………」


沙良『行くか?』


カラル「…………あぁ、どっちみち進まなくちゃいけないんだ。今更雨なんて関係ないよ」


カラル『だな。』


目的地。宇喜多達の場所。


現在。移動中


はい、終了です。


お疲れ様でした。

いやー。そろそろ冬ですねぇ……


始めますけども…まあ…ね?

そういや安価って書いてあるのに使ってないのはあれだから安価使うわ。


今回の物語の視点を安価させていただきます。


・南部

・徳川

・織田

・宇喜多

・遠藤

・斉藤

・フランシスコ

・羽柴

・太原

・高橋

・立花

>>70

フランシスコ

あい、それじゃあしばらくお待ちください。


このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom