黛「これでいいんですか」
古美門「いいんだよ」
黛「でも……」
古美門「彼らがつまらないと言ってるんだから。ですよね皆さん」
VIPPER「ええ。このドラマには一期程の魅力を感じませんから」キリッ
古美門「見たまえ彼らの満足そうなドヤ顔を。糞アニメの偉そうなアンチスレそのものじゃないか。
黛くんよく覚えておきたまえこれがこの掲示板に根付く『通ぶり』という文化の根深さだ。
人は長い年月飼いならされるとかくもダニのような生き物になるのだよ」
VIPPER「ダニぃ? 俺たちのこと言ってんのか! 」
古美門「他に誰かいますか? 自覚すら無いとは本当に羨ましい。
コケにされてるのも気付かないまま悦に入れるなんて幸せな人生だ」
VIPPER「あんたちょっとひどいんじゃないか!? 」
古美門「申し訳ありません一話に出てきた皆さんのような惨めなキモヲタ共が大っ嫌いなもんでして」
VIPPER1「おい若造、お前なんなんだよ! お前そんなに偉いのか!! 」
VIPPER2「そうよ! 目上の人を敬うってことがないの!? 」
VIPPER3「私たちは君の倍は2chを見てるんだ! 」
古美門「倍も見ていらっしゃるのにご自分のことも分かっていらっしゃらないようなので教えて差し上げているんです。
いいですか、皆さんはテレビに捨てられた民、棄民なんです。
ドラマの存続のためには文句を言うだけのアンチなんて無価値ですから。
ちりとりで集めてはじっこに寄せて、スレで語らせて満足させているんです。
アングラに寄生する薄汚いダニそれが皆さんだ」
黛「先生もうやめてください! 」
VIPPER1「ウジテレビだってダニに寄生している黴菌じゃねえか! 」
VIPPER2「あたしたちの何が気に入らないの!? 」
古美門「かつてこのドラマは、ネット中に絶賛されていたそうです。
どの話も痛快だったからだ。それはそれは素晴らしいと褒められたそうです。
それを讃えて人々は、いつしかこのドラマを勝手に崇めるようになりました。
スペシャルを見終わってからは半沢直樹に転じました。
実況スレも素晴らしく盛り上がったようですが、最終回を迎えてそれも衰退した。
その後間もなく、ドラマの2期が始まりました。
新キャラ叩きを繰り返し、掌を返しました。シリアスシーンは文句で溢れかえっていましたねえ。
つまんねと言ってみたら同意が貰えた。多くは実況すら放棄した。
反省会などという中身の無い立派なスレも建ててもらえた。
普段全く見ないドラマについて語れた。ありがたいですねー。
無敗という肩書きを捨てたら半沢パロディを叩き始めた。『なんてナウでヤングでトレンディなんだ死ね』と」
古美門「そして今、脚本家を貶し、俳優を貶し、音楽を貶し、これから面白くなる可能性だってあるけれど、
でも新展開について行けなかったし、痛快さも感じられなかった。残念なことです。
本当につまらなかった。これでこのドラマも切るんでしょう。またフジテレビを叩くんでしょう。
古美門はここから八つ当たりをしに行くけれど、きっと2話以降は見ないんでしょう。
だ っ て 通 ぶ れ る か ら !! 」
VIPPER「うがああああああああああああ! 」
ペチッ
古美門「………」
黛「……弱っ」
アーオ! リーゴハァイ!
なんか予想以上に叩かれてるの見て悲しくなった
面白かったのに……
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