向日葵「櫻子が…な、亡くなった…?」(133)

~ごらく部~

ガララ…

櫻子「すんません!皆さん!」

京子「おぉう、珍しい子が来たね」

あかり「櫻子ちゃん!どうしたの?」

櫻子「実はちょっと相談があって…」

結衣「うん?結構真面目な話っぽいね」

櫻子「向日葵についてなんですけど…」

ちなつ「いつになく神妙な顔つきだね…本当っぽいかも」

京子「よかろう!聞いてしんぜようー」

櫻子「実は、急に家族旅行に行くことになりまして…」

結衣「いいね ちょっとうらやましいかも」

櫻子「木曜日から日曜日までの3泊4日なのでその間やすむんですけど…」

櫻子「その間… 向日葵、友達いないから寂しいと思うんです」

京子「ひまっちゃん、友達いなそうだもんね」

櫻子「……」イラッ

あかり「酷いよ京子ちゃん! ていうか私とちなつちゃんがいるよ!?」

ちなつ「うん 4日間くらいなら大丈夫じゃないのかな…」

櫻子「いえ、そういうことじゃなくって」

櫻子「どうせ寂しいなら思いっきり寂しくさせて…そ、その…後で思いっきり仲良くしたいなと…」

結衣「あぁ 吊り橋効果ってやつだね」

京子「ようやく素直になったんだねー」

あかり「あはは、あかりに手伝えることなら手伝うよ!」

櫻子「じゃ、じゃあその… 私が、死んだってことにしてくれますか…?」

ちなつ「えっ…それはやりすぎじゃないかな…?」

櫻子「どうせやるならそのくらいじゃないと! 先生が余計なこと言う前に伝えて」

結衣「ということはどちらかというと、あかりとちなつちゃんの出番だね」

京子「ま、ひまっちゃん見かけたら私も適当に合わせるよ」

櫻子「ありがとうございます!よろしくお願いします!」

~後日~

向日葵「……」ソワソワ

あかり「向日葵ちゃん、さっきから落ち着かなそうだね…?」

向日葵「え! い、いえ…そんなことはありませんわ 吉川さん」

あかり「ちなつちゃんじゃなくてあかりだよぉ!」

向日葵「あ…すみません 赤座さん」

ちなつ「向日葵ちゃんどうしたの? なんか、暗いよ?」

向日葵「あの…実は今朝櫻子を迎えに行ったんですけど… 家に人はいる様子なのに誰も出てこなくて」

あかり「……」

向日葵「なんだか取り込み中だったので勝手に上がるわけにもいかなくて… 櫻子を連れないで来ちゃったんです」

ちなつ「……」

向日葵「それで櫻子、まだ学校に来ないから… なにかあったのかと思いまして…」

ちなつ「向日葵ちゃん……も、もしかして……聞いてないの…?」

あかり(うわっ、ちなつちゃん演技うまい)

向日葵「えっ な、なにをですの?」

ちなつ「落ち着いて聞いてね 櫻子ちゃん…昨日の夜、買い物に行ったときに交通事故にあったみたいなの」

向日葵「……え……?」

あかり「き、昨日電話が来てね… 病院に運ばれてすぐ…息を引き取ったっておばさんが…」

向日葵「う…そ……? え…? 嘘ですわよね…? だって、私にはなにも…」

ちなつ「おばさんが、向日葵ちゃんには後で伝えるから言わないでって… ごめんね…」

向日葵「さ、櫻子っ!」ダッ

あかり「あっ!向日葵ちゃん!」

向日葵「櫻子…さくらこ! 櫻子ちゃん!」タッタッタッ…

コンコン!

向日葵「あ、あの!古谷です!あけてください!」

ゴンゴン!ゴン!ガチャガチャ…

向日葵「……か、鍵が… 誰もいないの…?」

向日葵「…………」

向日葵「…学校…戻らないと……」

向日葵「………」グスッ

「古谷さん遅刻ー」

向日葵「……す、すいまぜん…」グスッ

あかり「ひ、向日葵ちゃん 早く席につかないと」

向日葵「………わがってます…」

ちなつ(こ、これ本当にやりすぎじゃ…?)

向日葵「うっ… ひっく…」

あかり(いくら後で仲良くなるって言っても……)

向日葵「うぐっ…うえっ…」

~昼休み~

向日葵「………」

あかり「向日葵ちゃん? ご飯食べないと午後からおなか減っちゃうよ」

向日葵「……櫻子……」

ちなつ「あ、あのね 悲しんでも櫻子ちゃんは喜ばないと思うよ…」

向日葵「……吉川さんに…」

ちなつ「えっ?」

向日葵「吉川さんに櫻子の何がわかるんです!」ガタン!

あかり「向日葵ちゃん、落ち着いて…」

向日葵「櫻子… 昨日は…あんなに元気に…笑顔で…」

あかり(あ、あかり…辛くって見てられないよ…)

向日葵「……」

京子「あ、ひまっちゃん 移動教室?」

向日葵「……え、あ…はい」

京子「あの……なんて言葉をかければいいのかわからないけど…」

向日葵「いえ…いいんですの 失礼します」サッ

京子「ひまっちゃん… 元気、出してね」

結衣「お前も演技派だな」

京子「へへ、まーね! それにしても結構マジで落ち込んでたね」

結衣「あかりとちなつちゃんが予想以上にうまく演じたんだろうね」

京子「なるほど  ていうか本当に1人で行動してたね ひまっちゃん」

結衣「大室さん以外と行動できなくなっちゃったんじゃない?」

京子「へー 大変だな」

結衣(私も同じようなものかもしれないけど)

~放課後~

向日葵「帰りますわ また…」

あかり「あ、うん!気をつけてね?」

ちなつ「また明日ね!」

向日葵(櫻子の家に…寄らないと…)

ちなつ「ふぅー ボロが出そうで大変だったー」

あかり「おつかれさまー あとは明日だね」

ちなつ「それにしてもあそこまで落ち込むなんて…本物だよね?」

あかり「ちなつちゃんも、もしも結衣ちゃんが死んじゃったって言われたら…」

ちなつ「その時は私も後を追うから」

あかり(そ、それって何もかも超越してるよ…)

向日葵「櫻子…」

コンコン

向日葵「やっぱり誰もいない…」

向日葵「せめて、お葬式だけは……うっ…ひぐっ…」

楓「向日葵おねーちゃん…?」

向日葵「あ、楓…… ど、どうしたの?」

楓「おねーちゃんこそ、どうしたの…? 泣いてるの…?」

向日葵「な、なんでもありませんっ! おうちに帰ろう?」

楓「わ、わかった」ビクッ

向日葵「櫻子……会いたい…」

楓「おねーちゃん… 櫻子お姉ちゃんが、どうかしたの…?」

向日葵「楓…… 櫻子はね、遠い世界に行ってしまったの」

楓「うん ハワイって言ってたよ?」

向日葵「ええ… もう、一生会えないの…」

楓「ハワイに」

向日葵「櫻子… 櫻子…」シクシク

楓「おねーちゃん、泣かないで… 3日か4日で帰ってくるって言ってたよ…?」

向日葵「ううん もう帰ってこないの… 現実を、見ないといけないの」

楓「…? おねーちゃん…?」

~金曜日~

向日葵「…13日の金曜日……気分も最悪ですわ…」

あかり「お、おはよう 向日葵ちゃん」

ちなつ「おはよう!」

向日葵「2人とも…もしかして迎えに来てくれたんですの?」

あかり「そうだよっ すぐには無理かもしれないけど…元気出して!」

ちなつ「向日葵ちゃんが笑ってれば…櫻子ちゃんもきっと喜ぶよっ」

向日葵「ええ… そうですわね… ありがとう、2人とも…」

向日葵「今日は…生徒会にも顔を出さないと…」

ちなつ「あのね 向日葵ちゃん」

向日葵「はい?」

ちなつ「あんなにケンカしてたけど、櫻子ちゃんのことどう思ってたの?」

向日葵「……好き、でしたわ 小さいころから、誰よりも」

あかり「えっ (じゃあこの作戦って意味あるの…?)」

ちなつ「そっか… はっきり…言っておけばよかったね?」

向日葵「ええ… 伝えておけば…よかった…」

ちなつ「手紙にしてみたらどうかな 手紙ならきっと届くよ!」

向日葵「…お墓に、ですか そうですわね 書いてみます…」

あかり「うん!頑張ってね!」

向日葵「書きたいことはすぐに頭に浮かびます… すぐ、書けると思います」

ちなつ(もう疲れたからこの手紙を櫻子ちゃんに渡しちゃおう)

あかり(ちなつちゃんから面倒くさいオーラが出てるよぉ)

~部室~

京子「おー 2人ともどんな感じ?」

ちなつ「どうもこうも… 向日葵ちゃんも最初から櫻子ちゃんのこと好きみたいですよ」

あかり「だから、あかりたちあんまり意味ないことしてるかも…」

結衣「ま、まぁそれは当事者じゃなくても分かるね」

京子「あと今日だけなんだし頑張れー」

結衣「お前はやらないのか…」

あかり「櫻子ちゃんが帰ってくるのって日曜日の夕方だよね」

ちなつ「そう言ってたけど…それがどうかしたの?」

結衣「あぁ… 日曜日はともかく明日が心配かもね…」

あかり「あかり、どこか一緒に遊びに行こうかな?」

ちなつ「あかりちゃんよろしくね」

あかり「えぇーっ! もしかして私以外、もう誰もやる気ないのぉ!?」

結衣「そんなことないよ 頑張れ」

あかり「ガーン」

>>28
じゃあ立派な文章書いてみて下さいよ^^

>>37ここまでヒドイと、これもコピペかと疑うレベル

あかり「ひ、向日葵ちゃん!」

向日葵「赤座さん… どうかしまして?」

あかり「明日あかりとお買いもの行かない?」

向日葵「え… えぇ、いいですけど…… あの、この手紙は…」

あかり「じゃあ、あかりが預かるよぉ 大丈夫、あかりは読まないよ」

向日葵「赤座さんなら信用できますけど…」サッ

あかり「うん、確かに受け取りました! じゃあ、明日はやまむら行こう!?」

向日葵「やまむらですか… 分かりました」

~土曜日~

あかり「向日葵ちゃん!」ギュッ

向日葵「あ、赤座さん… こんにちは…」

あかり「あかり考えたんだけど… 今日、櫻子ちゃんに合いそうな服買おうよ」

向日葵「な、何故ですの… 櫻子はもう…」ウルウル

あかり「わぁぁ…ご、ごめんね! あの、一緒にお墓においてあげようって…」

向日葵「でも……そうですわね… せめてなにか 櫻子に喜んでもらいたい」

あかり「うん!じゃあ、いこ?」

向日葵「はい、よろしくお願いします」

あかり「あ、こ、こちらこそだよぉ」

あかり「オレンジって似合いそうだよね」

向日葵「櫻子は温かい感じの色ならなんでも似合いますわ 赤とか、黄色とか」

あかり「うんうん! 向日葵ちゃんが選んだほうが、ぴったり選べるよぉ」

向日葵「え、えっと… じゃあ、これを…」

あかり「わぁ 絶対に似合うお!」

あかり(同じ服で、緑のもある…こっそり買っておこっと)

向日葵「赤座さんはなにか買いませんの?」

あかり「買ったよぉ!このスカートと、半袖の…」

向日葵「え、ええ…あの…」

あかり「うん?」

向日葵「ごめんなさい… やっぱり、あまり気が乗りませんわ…」

あかり「あ、こちらこそだよ… 変なときに誘って…ごめんね…」

向日葵「いえ…赤座さんはわるくありませんから…」

あかり「絶対に似合うお!」
こいつ…まさか…!?

あかり「じゃあ、今日はかえろっか…」

向日葵「すみません… 気を使ってくれたのに…」

あかり「ううん 本当に、元気出してね 向日葵ちゃん ばいばい」

向日葵「ありがとうございました 赤座さん」

向日葵(櫻子の代わりなんて…いない…)

向日葵(櫻子に会いたい…)

あかり(ごめんね向日葵ちゃん…まだ本当のこと言えない …あかり悪い子だよ…)

~日曜日~

向日葵「………」

向日葵(今日は誰とも会いたくないですわ…)

楓「おねーちゃん ご飯つくったよ」

向日葵「…はっ!」

向日葵「ご、ごめんね楓… ちょっとぼーっとしちゃって…」

楓「無理しないで おねーちゃん 理由は分からないけど、おねーちゃんは休んでるべきだよ」

向日葵「…ありがとう」

楓「食べられるときに、食べて」ガチャッ

向日葵「…妹にまで心配をかけて… ダメですわね…」

向日葵(でも……)

楓「おねーちゃん ご飯つくったおwwwwwwwwおっおっwwwww」

向日葵「……」モキュ…モキュ…

楓「おいしくない…? まだおねーちゃんみたいにうまく作れないから…」

向日葵「あ、ううん おいしいですわ」ニコ

楓「……」ニコッ

向日葵(櫻子と…1回でいいから会いたい…話したい…)

向日葵「……どうすれば…」

楓「…?」

向日葵「どうすれば櫻子と…」

楓「あ…今日櫻子おねーちゃん帰ってくるね」

向日葵「…え… 楓? なにを言ってますの…?」

楓「今日、櫻子おねーちゃん帰ってくる おねーちゃん元気になる?」

向日葵「え…?え…?」

楓「きっと、おみやげ!」

向日葵「……おみやげ…?」

楓「櫻子おねーちゃん、ハワイに行ってるんでしょ?」

向日葵「えっ」

向日葵「ど、どういうこと? 櫻子…ハワイ? ハワイサ・クラコ?」

楓「この前 ハワイいいでしょ!って言ってた」

向日葵「でも… 櫻子は亡くなったって…」

向日葵「はっ」

向日葵(櫻子… まさか櫻子がイタズラでこんな…こんなことを…)イライラ

楓「おねーちゃん… こ、こわいよ」

向日葵「ふふ…そういうこと…ふふ… 楓、ご飯もう一杯」

楓「え…う、うん! おねーちゃん元気になった?」

向日葵「元気どころか 右手が真っ赤に燃え出していますわ」

向日葵「櫻子帰宅フラグktkrwwwwww」

支援

向日葵「楓、何時頃って言っていたかわかる?」

楓「んと… 夕方の4時くらいって言ってたよ」

向日葵「よし… ちょっと肩を温めてくるからお留守番してて?」

楓「スポーツするの…?」

向日葵「えぇ」

楓(おねーちゃんの目… 本気、なんだね…)

~夕方4時~

向日葵「さて…アップはここまでですわ」

向日葵「早く帰ってこないかなーワクワク なんて考えていませんわ」

ブゥゥン…キーッ

撫子「櫻子、荷物もって」

櫻子「これ重いんだけどー!」

撫子「1番重いやつ 早く持って行って」

櫻子「ぐぬぬ・・・」

向日葵「おかえりなさい?櫻子」ニコッ

櫻子「げっ!向日葵… へへ、出迎えご苦労ー この荷物はこんで」

ガゴンッ!

櫻子「どはぁっ!いたーっ! な、なにするんだよー!」

向日葵「フン… すっきりっ しましたわっ…」ジワッ

櫻子「え… 向日葵、泣いてる…?」

向日葵「泣いてない!」

櫻子「ってあれ? あかりちゃんたちから何か聞いてないの?」

向日葵「やっぱりあなたの考えだったんですのね…」

櫻子「あ… えへへー」

向日葵「えへへじゃないですわ!」ギュッ

櫻子「え…」

向日葵「本当に死んじゃったかと思った…」

櫻子「ひ、向日葵…?」

向日葵「朝迎えに行っても出てこないし…ぐすっ」

櫻子「向日葵… ご、ごめんってば 疲れてるんだよー 離して」

向日葵「…」ムカッ

ガスン!

櫻子「あだーっ!な、何故だぁーっ」

~後日~

向日葵「おはようございます 赤座さん 吉川さん」

あかり「あ、おはよー!」

ちなつ「ごめんね? もう気づいてるかもしれないけど…」

向日葵「いえ、いいんです 櫻子の考えだったのでしょう?」

櫻子「ごめんって言ってるじゃん…」

あかり「…あはは…それで、なにか効果あったの?」ボソッ

櫻子「ない」

あかり「ガーン」

櫻子「ていうかバレてたよー 失敗したのー?」

あかり「あれ、一応信じてはいたよ…?」

櫻子「そうなの…?」

あかり(あ、そうだ…)

あかり「櫻子ちゃん、これ向日葵ちゃんが書いたの」サッ

櫻子「なにこれ…手紙?」

あかり「うん あとで読んでみてね」

櫻子「んー? わかったー」

あかり(これできっと少しは…変わるよね)


櫻子「なになに…」

櫻子へ

何故、私に何も言わずに死んでしまったの…?
いえ 交通事故じゃ仕方ないですわよね ごめんなさい
ずっとケンカばかりしていたけど… 私は櫻子のことが好き 大好きです
生きているうちに櫻子に伝えたかった 櫻子がどう思っていてもこれだけは伝えたかった
呼びとめるようなことをしてごめんなさい  …さようなら
                                 向日葵

泣いた

櫻子「……///」
櫻子(なんだ…考えてくれてたんじゃん)

向日葵「…なに授業中に赤くなっていますの 変な妄想でもしてるんじゃないでしょうね」

櫻子「し、してないよ」

向日葵(…? 言い返してこない…?)

櫻子「…ごめんね だまして」

向日葵「えっ…?」

このさくひまは実にいいものだ
シェフを呼んでくれ

あかり「…」ニコニコ

ちなつ「あかりちゃん、なにニヤニヤしてるの?」

あかり「ほ、微笑んでるんだよぉ」

ちなつ「あっそ… 結局うまくいってるみたいだし 意味なかったね」

あかり「そうかな…」

櫻子「あのさ、向日葵…」

向日葵「…なんですの? このゾンビ」

櫻子「むっ… きょ、今日うちにきてよ お土産あるから」

向日葵「…! わかりましたわ…せっかく買ってきてくれたものを無駄にはできませんし?」

向日葵(今日の櫻子… 何故突っかかってきませんの…?)

櫻子「って言っても隣だからポストでもいいけど」

向日葵「いきます いきますから!」

櫻子「えへへ…」

向日葵「生徒会室によってから行きます ちょっと待っていて」

櫻子「あーん 私もいくー」

あかり「櫻子ちゃん、ちょっと…」

櫻子「なに? あかりちゃん」

あかり「手紙どうだった?」

櫻子「えと…あ、あかりちゃんありがとうって感じの手紙…///」

あかり「そっか!よかったよかった!きっと今日向日葵ちゃんからもプレゼントがあるはずだから」

櫻子「…え?」

あかり「これ、櫻子ちゃんから向日葵ちゃんに渡して」サッ

櫻子「なにこれ…? 今お金ないよ?」

あかり「いいからいいから!あかりのお小遣いからサービスだよっ」

櫻子「…? わかった 渡してみるね ありがとうあかりちゃん」

スレタイだけ見ると鬱展開

~櫻子の家~

櫻子「ちょっと待ってて 色々あるから」

向日葵「ど、どんだけ買ってきましたの…」

櫻子「はい」ドサァァ

向日葵「ちょっと… どれが何なのか説明なさいな」

櫻子「いけてるキーホルダー、変だけどおいしそうなお菓子、微妙にカッコイイサングラス」

向日葵「あ、相変わらずセンスがかけらもありませんわね…」

櫻子「うるさいなー 一応ハワイのなんだから貰えーっ」

向日葵「えぇ…受け取りますわ …あ、ありがとう///」

向日葵の事だからきちんと整理して一つ一つ棚に飾るんだろうな

櫻子「こ、このキーホルダーは私のとペアだし… 嫌だったら使わなくてもいいから」

向日葵「え…そ、そう!! じゃああの櫻子…これ私から」サッ

櫻子「おぉ…? (あかりちゃんの言ってた通りだ…)」

向日葵「よかったら使って… 気に入らなかったら…使わなくていいですから」

櫻子「ほい、じゃあ私からももう1個やろう! (中身知らないけど)」

向日葵「えっ… (同じ袋…?)」

櫻子「あけるよ」ガサガサ

向日葵「わ、私も…」ガサガサ

>>99
向日葵「なんですのこのキーホルダー」ブツブツ

向日葵「なんでサングラスなんですの」ブツブツ
と文句を言いながらもしっかり補完するんですねわかります

櫻子「おぉ…可愛いシャツ!?」

向日葵「なっ……い、色は違うけど…同じシャツ///」

櫻子「えっ!///」

向日葵「これ、なんであなたが…」

櫻子「た、たまたま たまたま買ったの!」
櫻子(あかりちゃんは神だったのかもしれない…)

向日葵「ま、まぁ? 重なってしまっても貰ったからには使わないと失礼ですわね!?///」

櫻子「えへへ…ありがと  さっそく着ない?」

向日葵「も、もったいなくて… まだ…」

櫻子「これ、やまむらでしょ? 気にしないでいいよ」

向日葵「あ、あなたね… もっと場の空気というものを…」

あかり株急上昇

~次の休日~

櫻子「おーい!ひまわりー遊んでやろう!」

向日葵「あの子ったらまた上から目線で…しかもうるさい」イラッ

櫻子「おっす!」ガチャッ

向日葵「ふぅ、遅いですわよ 映画、見に行くんでしょう?」

櫻子「あ…そのシャツ…」

向日葵「ふ、ふん 櫻子にして良いセンスですわ…」

櫻子「ペアルックじゃん… し、仕方ないなー///」

向日葵「キーホルダーも…つ、付けたから…」

櫻子「…えへへ 私も! いこ!」

向日葵「ええ…」

向日葵(やっぱり櫻子がいないと…ダメですわね)

あかり「京子ちゃーん…嬉しいけど、なんであかりなのー…?」

京子「いやだって結衣は忙しいって言うし、ちなつちゃんは電話したら即切られたし」

あかり「そ、そうなんだ…あかり最後の手段なんだね…  何見るの?」

京子「いやー ミラクるんの予定が今日まだ始まってないんだよねー」

あかり「えぇ…?」

京子「あれ!? あれひまっちゃんと櫻子ちゃんじゃない?」

あかり「あ…ホントだ…」

京子「ペアルック! なんかいい感じじゃん」

あかり「あはは、そうだね」

あかり(うまくいったんだね よかった)


~fin~

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom