紅莉栖「………」ギーコギーコ なの「ネ、ネジ回さないでください~」(571)

数時間前 東雲研究所

はかせ「なのなのー」トテトテ

なの「なんですか、はかせ?」

はかせ「おつかいたのんでもいーかな」

はかせ「あたらしいはつめいに使うパーツを買ってきてほしいんだけど」

なの「はい、いいですよ」ニコッ

なの「何を買ってくればいいですか?」

はかせ「あ、それは紙にかいておくね」

はかせ「ちょっととおくなるんだけど、秋葉原までいってきてほしいんだー」

なの「秋葉原ですか? まあいいですけど… パーツショップなら駅前にもあるんじゃないんですか?」

はかせ「秋葉原のおみせにしか売ってないんだよ」

なの「そうなんですか、わかりました。じゃあはかせはお留守番しててくださいね。あ、おかしは一つだけですよ!」

はかせ「はーい、いってらっしゃーい」




同時刻 未来ガジェット研究所

岡部「どうだダァルよ、新たな未来ガジェットの開発状況は?」

ダル「割といいところまでいってると思われ。けどこのままいくとパーツが足りなくなるなー」

岡部「そうか… おい、そこの助手!」

紅莉栖「助手でもクリスティーナでもないっての! …で、何よ?」

岡部「すまんが、ちょっとパーツを買ってきてくれ。どうせ暇だろう?」

紅莉栖「い・や・だ! アンタだって暇でしょ! 端から見てるしかさてないくせに」

岡部「フッ…これだからお前はいつまでも助手だというのだ…。発案者であるこの俺が、ガジェットの開発状況を見ていないわけにはあるまい?」

紅莉栖「それはまぁそうだが… しょうがないわね、買ってくればいいんでしょ」

紅莉栖「で、何を買ってくればいいの?」

岡部「ふむ、ダルよ。必要なものをリストアップしてくれ」

ダル「そうだなー、これとこれと、あ、あれも…」

紅莉栖「オーケー、分かったわ。それじゃ、行ってくる」ガチャ

秋葉原

なの(うわー、人がいっぱいいるなー。日曜日だからかな)

なの(ちゃんとお店、わかるかな…?)

なの(えーと、はかせからもらった地図は…)ゴソゴソ

なの(………)

なの(ア、アバウティー! アバウトすぎますよ、はかせ!)ズコー

なの(と、とりあえず地図の辺りにありそうなパーツショップをあたっていこう…)

なの(ばんごはんの支度もしないといけないのに、夕方までに帰れるかな…)トボトボ

なの(あんまり遅くなるとはかせがおかし食べ過ぎちゃうかな…)





阪本「コラ、ガキ! 娘がおかしは一袋までって言ってただろ!」

はかせ「阪本うるさいんだけど」スカーフヒョイッ

阪本「ニャーニャーニャー!」

はかせ「プププ」

紅莉栖(うわー、人多すぎだろ常考…)

紅莉栖(パパッと買って帰ろう…)

紅莉栖(えーと、あっちだったっけ…)テクテク

紅莉栖(ん、何あの子…?)



なの(どこにお店があるかぜんぜんわからないよー…)キョロキョロ



紅莉栖「背中にネジが刺さってる…?」

紅莉栖(いや、これはコスプレか…? 秋葉原だから珍しくもないだろうし…)

なの(誰かに聞こうかな…?)ソワソワ

紅莉栖(でもコスプレにしては重厚感があるわね…)

なの(誰にしよう…)ソワソワ

紅莉栖(これは…回してみるしかないわね! マッドサイエンティスト的に!)ウズウズ

なの(あ、あの赤い髪の人にしよう)

なの「あ、あのう、ちょっ




紅莉栖「ごめんなさい、ちょっといいかしら?」ガシッ

なの「!?」


紅莉栖「………」ギーコギーコ

ボンッ!

ヒューーーーー……

なの「ああっ! 左腕がーっ!?」

なの「どどどどうしよう…!?」

なの「あっ、それよりも…!」




紅莉栖「」ポカーン




なの(ロボってばれたーーーーーっ!)

なの「あああ、その、あの、あ、あれは…その!」

紅莉栖「」

なの「わたしは決してロボってわけじゃなくて、親指がUSBってわけでもなくて!」

紅莉栖「」

なの「あたまから鳩時計が出たりなんかもしないんですよ!?」

紅莉栖「」

なの「だから、そのわたしはそのぅ…」

紅莉栖「」

なの「左腕がとれやすいだけのただの女子高生です!」キリッ



紅莉栖「」



なの(もうダメだーーーーーーっ!!)

十分後 メイクイーン・ニャン2

紅莉栖「オーケー、事情は了解したわ…」

紅莉栖「あなたは、左腕がとれやすいだけの、ただの女子高生なのね」

紅莉栖(絶対ロボだ絶対ロボだ絶対ロボだ絶対ロボだ絶対ロボ)

なの「そうですか…ありがとうございます…」

なの(本で見たメイドさんがいっぱいいる…)キョロキョロ

紅莉栖「それで、こっちの勝手な行動で左腕を飛ばしてしまったわけだけど…」

紅莉栖(ロケットパンチロケットパンチロケットパンチロケットパンチ)

紅莉栖「あの左腕の修理をこちらで負担させてください」ペコリ

なの「そ、そんなっ…修理なんて結構ですから…またはかせに作って貰えますから」

紅莉栖(博士キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!)

紅莉栖「いや、いいのよ。実は私も科学者でね、その手の方面は得意なのよ」

紅莉栖(機械系は全然やったことないけど、この子を調べるためには多少の嘘はつくわ…)ジュルリ

紅莉栖「すぐそこにラボがあるし、是非よっていって欲しいわ」ニッコリ

なの「そ、それでも、ご迷惑ですから…」

紅莉栖「大丈夫、大丈夫だから、さあ行きましょ」グイグイ

なの「大丈夫です~!」

右腕スポーン!

紅莉栖「」ドンガラガッシャーン!!


フェイリス「あーっ! クーニャンなにやってるニャ! 他のご主人様にメーワクなのニャ!」

なの「ご、ごめんなさい~!」

未来ガジェット研究所

岡部「それで、助手はメイクイーンに出禁を食らったわけか…」

紅莉栖「注目するところはそこじゃないでしょ!」

まゆり「さすがのフェリスちゃんも怒ってたみたいだよ~ またちゃんと謝っておいてね?」

紅莉栖「ご、ごめんなさい…」

なの「ごめんなさい」ションボリ

岡部「いや、お前…なのといったか? 気にしないでいい、悪いのは全て、この助手なのだからな!」

紅莉栖「う…そんなに言わなくてもいいじゃない…」ウルウル

ダル「オカリンが牧瀬氏泣ーかした泣かーした」

岡部「ク、クリスティーナ…! いや、俺も言い過ぎた…悪かったよ、泣かないでくれ…」アタフタ

まゆり「女の子の気持ちを全然を考えないのはまゆしぃはよくないと思うな~」

岡部「まっ、まゆりまで!」



なの(わたし…空気?)

十数分後

岡部「それでは、第548回円卓会議を始めるっ!」

なの「わー、なんかかっこいいです」パチパチ

紅莉栖「そうかしら? 厨二乙としかいいようがないわ」

岡部「うるさいぞ、ザ・ゾンビよ!」ビシッ

岡部「さて、今回の議題は、助手の行為によりなくなってしまった、なのの左腕をいかに再生するかについてだっ!」

岡部(紅莉栖の話によると、なのはロボットであることをバレていないと思っているらしいからな…あえてこのような言い方をした)

ダル「はーい」

岡部「ダルよ、何かあるのか?」

ダル「世間知らずなロボット娘ってマジ萌

ズブッ

ダル「のおおおおおおおおおおおおおお」

岡部「…他に何かあるか?」

なの(まゆりさんがダルさんに目潰しを…)ガクブル

ダル「う、うう…」ノ

岡部「なんだ、まだなにかあるのか」

岡部「…次にHENTAI発言をしたら」

まゆり「そこのゲルバナみたいになっちゃうよー☆」

なの(げるばなってなんだろう?)

ダル「ち、違うお…今度はちゃんとした意見なんだぜ」ビクッ

岡部「まぁ、実は俺も察しはついているのだがな」

紅莉栖「え、なんなの? 二人して」

岡部「実は、今作っている未来ガジェットがな」

紅莉栖「ああ、なんか作ってたわね。珍しく私抜きでやってたから何作ってるかは知らないけど」

ダル「そそ、それそれ。そのガジェットがね」



ダル「JKの左腕なんだお」

紅莉栖「…………は?」

紅莉栖「え、意味わかんないんだけど、なんでそんなグロいものを」


岡部「いやまて、お前の気持ちはよーくわかる。よく分かるが、今は何も言うな」

岡部「そして結論から言うと」コホン




岡部「その左腕をなのに移植するのだ!!」



ΩΩΩ<ナ、ナンダッテ-!?



うおお、スマホから書いてるからものすげー時間かかる…

残ってたら昼からまた書きます…パソコンで。

スマソ

一方その頃 秋葉原の僻地

中村先生「う、急に頭に激痛が走ったと思ったら…気絶していたのか」

中村「なんだ、これは…」ヒョイッ

中村「人の腕か…?」

中村「いや、これは人工物…どこかで見覚えのある…」

中村「これは、東雲なのの腕だ…!」

中村「東雲なの…! この秋葉原のどこかにいるのか…!」

中村「今日はたまたま回路ショート君を持ってきているし、これは東雲なのを捕まえるチャンス!」

中村「待っていろ、東雲なの…! 今日こそはその体の秘密を調べてやる…!」

未来ガジェット研究所

岡部「それではさっそく実験開始と行こうか」

岡部「ダルよ、件のガジェットを」

ダル「あ、待ったオカリン」

岡部「どうしたダル」

ダル「だから、パーツが足りないからガジェットは完成してないんだって」

岡部「そういえばそうだったな。紅莉栖に買い物に行かせたのだったな」

岡部「紅莉栖よ、買ってきたパーツを…って…」


なの「く、紅莉栖さん、一体何を」

紅莉栖「いやちょっとスイッチ的な何かがないのかなっと思って…」ペタペタペタペタペタペタペタペタ


岡部「何やっとんだーーーーーっ!」ゴチーン




  ( ^)   地面か…
  (  ) ̄
(  | |  )

  _(^o^)  フンッ!
    ( )|
  (  | |  )

       ( ^o)  うわっ!
      ̄(  )
   (   //  )

             (o^ )  なんだこれ!熱っ!
            (  )ヽ
             | | 

..三  \ \  V  /   (o^ ) 三 マグマだー♪
 三  \ \  V  / (  )ヽ 三
三   \ \  |  /  / /   三


三  ( ^o) \  V // / /  三  マグマだー♪
 三/( ) \  V / (o^/   三
三   ヽヽ  \ |  /(  /  三

..三/( )  \  V  /    (o^ ) 三 
 三  ヽヽ^o) \ V   /  (  )ヽ 三
三    \  )\ | (o^/  / /   三

俺「お姉ちゃん、俺の黒いコップにコーラ淹れてきて」

姉「あいよー」

=数分後=

姉「もってきたよー」

俺「ありがとう  ゴクリ

     /⌒ヽ
\ ⊂[(_ ^ω^)     これ水じゃねえか!!!
  \/ (⌒マ´
  (⌒ヽrヘJつ

    > _)、
    し' \_) ヽヾ\
          丶

             c□ (
               ̄ (⌒
            ⌒Y⌒        」

姉「wwwwwwwwwwwwww」

誤爆

寝落ちして今起きた…

こんなスレ保守してくれてありがとう

とりあえず最後までの構想はあるので書き始めます

>>158
イヤッッホォォォオオォオウ

紅莉栖「………」ヒリヒリ

岡部「お前がそういう余計なことをするから、こんなことになっているんだろうが! 少しは自重しろ!」

紅莉栖「で、でも気になるじゃない! コックピットがあるかもしれないじゃない!」キラキラ

岡部(ダメだこの助手、早くなんとかしないと…)



ダル「しかしパーツが足りないことにはどうにもならんなー。また買いに行ってもらわないと」

岡部「そうだな。このアホな助手は役に立たんから、俺が行ってこよう」

ダル「じゃあお願いするお。でもこのペースだと今日中には無理かも」



なの「あ、あのうちょっといいですか?」

なの「家ではかせが待っているので今日はわたしも家に帰りたいんですが…」

紅莉栖「それなら心配ないわ! わたしもその博士の家に行っ

なの「だが断る」

紅莉栖「!?」

なの「お夕飯の準備もしなくちゃだし…あとお使いもまだ終わってないですし…」

岡部「ふむ、そうか…ならば今日の所は解散だな。俺とダルは引き続き左腕の開発を進めておく」

紅莉栖「私もちょっとやることできちゃったし…」ニヤリ

まゆり「紅莉栖ちゃんがすっかりまっどさいえんてぃすとさんになっちゃったのです」



なの「それじゃ、今日の所は帰ります。また明日来ます」

岡部「あ、俺も出掛けなければならんから一緒に出よう」

ラボ前

なの「岡部さん、今日は楽しかったです」

岡部「いや、すまんな。うちの助手が迷惑をかけてしまって…」

なの「いえいえいいんですよー」

なの(体の一部分がなくなるなんてよくあることだし)

なの(あ、そうだ)

なの「あの、聞きたいことがあるんですけど」

岡部「何なりと聞くがいい」

なの「このパーツってどこで売ってるかわかりますか」紙見せる

岡部「ああ、これなら今から俺が行くところに売ってあると思うぞ。一緒に行くか?」

なの「は、はい! ありがとうございます!」

岡部(しかし、話せば話すほど、本当にこの子がロボットかどうかわからなくなるな…)

岡部(自然な挙動、会話、感情…)

岡部(助手が興味を持つのもわからんでもない…)

岡部(はかせ、とやらは一体どれほどの天才なのだっ…!)

パーツショップ

岡部「これでいいのか?」

なの「よくわからないけど、それでいいとおもいます」

岡部「そうか、ならば感謝するがいい。このIQ170の記憶力にな、フゥーハハハ!」

なの「はい! ありがとうございます!」ニコニコ

岡部「それでは帰るとしよう。お前は秋葉原駅でいいのか?」

なの「はい、そこから数駅行ったところです」

岡部「ならば送っていこう」

なの「ありがとうございます」ニコニコ

なの「岡部さんって、優しいですね」

岡部「な、何を言っている! 大事な実験材料が機関にさらわれないよう見張っている必要があるのだ!」

なの「え、私さらわれちゃうんですか!?」ビクッ

岡部「い、いや、そういうわけではなくてだな…」



中村(こんなところで見つけるとはな…)

秋葉原駅近く

なの「じゃあもう近くなので、ここでまででいいですよ」

岡部「そうだな。気をつけて帰るのだぞ。うちの助手のような輩がどこに潜んでいるともしれないからな」

なの「はい、わかりました」ニコニコ

なの「ではさようなら」

岡部「ああ、さらばだ」



中村(あの二人は秋葉原駅に行くと言っていたから、ここを通るはず…)

中村(別れたところをすかさず、この回路ショート君で東雲なのを…)バチバチ

コツコツ

中村(! …きたか)

中村(………)

中村「えーーーいっ!」バチバチ


岡部「ぎゃああああああああああああ!?」ビリビリ

中村(!? 東雲なのじゃない…!)

中村(どうしよう…)

中村(………)


中村(逃げるか)ダッ




岡部「」



東雲研究所

なの「ただいまー」

はかせ「なのなのおかえりー」トテトテ

はかせ「遅かったねー、ってあれ? うでがないよ?」

なの「あ、これは、その…色々あってなくしてしまって…」

はかせ「ふーん、そうなんだ、また作ってあげるねー」

なの「いえ、それはいいんです」

はかせ「? どうして?」

なの「いいんですよー」ニコニコ

なの(岡部さんが作ってくださるし…)

なの(………)

なの(岡部さん…かっこよかったな…)ドキドキ

はかせ「どーしたの?」

なの「な、なんでもないです!」アセアセ

未来ガジェット研究所

ダル「オッカリーン」

ダル「遂に完成したお!」

岡部「そうか、完成したか…!」

ダル「全ての魔法使い候補たちに捧げる究極の道具…」


ダル「未来ガジェット12号『いっしょにオナー○ング』ver0.90が!」


岡部「説明しよう! 今まで、夜の自家発電の際、『左手は添えるだけ』…これが当たり前であった」

岡部「が、このガジェットを使うことで、右手は自分、左手は女子高生の共同作業でナニをナニすることが出来るようになるのだ!」

ダル「ちなみに、まゆ氏とるか氏には秘密で協力してもらったお!」

岡部「ふふ、我ながら恐ろしいものを作り上げてしまったものだ…」

ダル「さすが狂気のマッドサイエンティストさんやで!」

ちょっと今から出掛けなければならんのです

10時くらいにまた書き始めます

すいません

雨やべえ

ダル「しっかし、オカリンが秋葉原の駅前で倒れてたの見つけた時は、開発が頓挫したかと思ったお」

岡部「フゥーハハハ! そんな簡単にこの鳳凰院凶真が死ぬはずあるまい! 鳳凰だけに!」

岡部(しかし、そのときのことを思い出そうとすると、頭痛が…)

ダル「まあガジェットは完成したんだけど…」

ダル「何か忘れてるような気がするんだよね」シコシコ

岡部「しかし、このように作動しているではないか」

ダル「まあそうなんだけど…」シコシコ

ダル「うっ」ドピュッ


中村(あわてて逃げてきたはいいが…)

中村(東雲なのの左腕を落としてきてしまった…)

中村(さすがになんか悪い気がしてきたな…)

中村(探しにいこうかな)



秋葉原

中村(えーと、確かこの辺に…)

中村(あ、あったあった)ヒョイッ

中村(届けに行かないと…)

中村(でも今日は遅いから明日でいいか)

中村(帰ろう)

未来ガジェット研究所

岡部「ふわあ~…もう遅いから、そろそろ帰るとするか」

ダル「そうすっかなー」シコシコ

岡部「お前はちゃんと『いっしょにオ○ーニング』を掃除してから帰るのだぞ」

ダル「わかってるって」ドピュッ





ダル「鍵はここにおいてっと」

ダル「明日、なのたんがあの腕を着けると思うと…」

ダル「フヒヒ」

カンカン



?「………」


翌朝 東雲研究所

なの「はかせー」

なの「ちょっと私、用事があるので出掛けてきますね」

はかせ「そうなのー? いってらっしゃーい」

なの「あ、またおかしいっぱい食べたらお夕飯抜きですからね!」

はかせ「わかってるって」

阪本(絶対わかってないだろ)

なの「じゃあお留守番おねがいしますね」

はかせ「はーい」



数分後

ピンポーン

はかせ「はーい!」トテトテ

中村「失礼、東雲なのはいるだろうか」

はかせ「あー! ナカムラだー!」

中村「うっ…!」

中村(またこの子供…!)

はかせ「きょうは何しにきたの?」

中村「いや、実はこんなものを拾ってな」

はかせ「あ! なののうでだー!」

中村「うむ、それがないと困るだろうと思ってもってきたのだ」

はかせ「ありがとー!」

はかせ「ところでナカムラ、白衣きてないんだね」

中村「あ、ああ…」

はかせ「なんかかわいいね!」

中村「なっ…!」

中村「…///」ダッ

はかせ「ちょっと、どこいくのー!?」

未来ガジェット研究所

岡部「さあなの、用意はいいか!」

なの「は、はい! 岡部さん!」

岡部「ダァルよ、例のものを」

ダル「ほいほいっと」

岡部「よし! それでは装着するぞ…」

なの「はい…」

ガチッ

岡部「よし、具合はどうだ…?」

なの「ちゃんと動きます!」

まゆり「やったね、なのちゃん♪」

なの「あの、岡部さん、ありがとうございます」

岡部「フゥーハハハ! 構わんぞ!」

岡部(実験は成功した! これで『いっしょに○ナーニング』は完成したといえるだろう! 2号機の開発を急がねばな!)

ダル(ふっひょおおおおおおおお)

あ、ちなみに書きだめはしてません

今で2/3くらいです

なの「はかせ以外にもこんなの作れる人がいるなんてびっくりしました」

岡部「フゥーハハハ! 狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真様にかかればこんなものよ!」

なの「あの、岡部さん…」

岡部「ん、なんだ?」

なの「また、ラボに来てもいいですか…?」ポッ

岡部「ああ、勿論だ。お前はラボの実験材料だからな…!」

まゆり「全然いいよ~ だってなのちゃん、かわいいんだもん」ギュー

なの「わわっ、まゆりさん!」

まゆり「ネジとかとってもかわいいよー♪」

まゆり「え~、かわいくないですよー。はかせみたいなこと言わないでください~」

まゆり「かわいいよー!」





はかせ「はっくちゅ」

なの「はかせ以外にもこんなの作れる人がいるなんてびっくりしました」

岡部「フゥーハハハ! 狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真様にかかればこんなものよ!」

まゆり「あの、岡部さん…」

まゆり「ん、なんだ?」

なの「また、ラボに来てもいいですか…?」ポッ

まゆり「ああ、勿論だ。お前はラボの実験材料だからな…!」

まゆり「全然いいよ~ だってなのちゃん、かわいいんだもん」ギュー

なの「わわっ、まゆりさん!」

まゆり「ネジとかとってもかわいいよー♪」

まゆり「え~、かわいくないですよー。はかせみたいなこと言わないでください~」

まゆり「かわいいよー!」

オカなの「」

紅莉栖(ふむん…)

岡部「どうした、クリスティーナよ。昨日と違ってえらく静かではないか」

紅莉栖「いえ、なんでもないわ」ニコッ

まゆり「なのちゃん胸小さいねー。でも貧乳は正義だから気にすることないよー?」フニフニ

なの「気になんかしてませんー!」アワアワ

ダル「これは機械姦…いや、逆機械姦か…しかも百合…」

ダル「…いけると思います!」

紅莉栖「このHENTAIがっ!」

ダル「罵られるのはご褒美です」キリッ


なの「助けてー!(泣)」

まゆり「フニフニ」

>>371
ミスった

まゆり→なの

でよろしく

数時間後

なの「じゃあ、今日の所は帰ります…あう…」

まゆり「うん、まったねー♪」ツヤツヤ

ダル「眼福ですた」ツヤツヤ

紅莉栖「………」

岡部「では、今日も俺が送っていこう」

なの「あ、ありがとうございます…///」

岡部「うむ、近頃は物騒だからな」

ダル「オカリンマジ紳士すなぁ」

紅莉栖「私にはほとんどしてくれないくせに…」

岡部「ん、何か言ったか? 助手よ」

紅莉栖「なっ、なんでもないわよな!」

改めて見ると誤字多い…

脳内補完よろしくです

帰り道

なの「あの、今日は楽しかったです、岡部さん」

岡部「そうか? うちのラボは騒がしいだけだと思うが…」

なの「いえその、わたし、大勢で話すことってあんまり経験なくって…」

なの「学校のみんなともまだ、あんまり打ち解けてないし」

岡部(まぁ、背中にネジがおもいっきり刺さってるからな…)

なの「家では阪本さんとはかせと一緒にいて、楽しいんですが」

なの「ワイワイ騒ぐのも楽しいですね!」ニッコリ

岡部「そうか…それなら良かった」

なの「それに、その岡部さんといるとなんだか…」

岡部「ん?」

なの「あー、なんなんでしょう…//」

なの「なんというかその…///」

岡部「なんだ、顔が赤いぞ」グイッ

なの「あ、あう…」

岡部「なんなんだ?」

なの「そ、その、岡部さんと一緒にいると…なんだか…!」


なの「胸がドキドキしてくるんですっ…!」


岡部「なっ…」

なの「これって、変なんでしょうか…?」

岡部(ま、まさか…)

なの「こんな気持ちいままでなかったのに…なんなんだろう///」



岡部(修理は失敗していたのかっ!?)

岡部ェ・・・

なの「岡部さん…」

岡部「と、とりあえず今日の所は帰るがいい…」

岡部(まずい、これは早急にラボに帰って2号機の開発を進めねば…!)

なの「はい…」

なの「それでは…また…」

岡部「ああ、気をつけて帰るのだぞ」


東雲研究所

はかせ「あ、おかえりーなのー」

なの「ただいま帰りましたー」

はかせ「あれ? うでが直ってる!」

なの「はい、実は色々あって直してもらったんです」

はかせ「ふーん… 朝ねー、ナカムラがなのの腕を届けてくれたんだよ」

なの「えっ、中村先生が?」

はかせ「そだよー」

はかせ「でも直ったんならいらないね!」

なの「はい、予備においておきます」

なの(それに、岡部さんが作ってくれたもののほうがいいし…///)

未来ガジェット研究所

紅莉栖「じゃあ私は帰るわね」

まゆり「まゆしぃもコス作りに帰るのです」

岡部「そうか、ではさらばだ、ラボメンたちよ」

紅莉栖「お、送っていってくれたりはしないの…?///」

岡部「すまない、クリスティーナよ。実はやることが出来てしまってな」

紅莉栖「なによ…なのちゃんは送っていってあげたくせに…」ブツブツ

ダル「オカリンはやっぱり主人公体質ですなー」

バタン

岡部「ではダルよ、実はな…」

プルルル プルルル

ダル「あ、ちょいとまってオカリン」

岡部「電話か…」

ダル「もしもし…はいそうだけど、へ? 岡部倫太郎? うん、いるけど…」

ダル「え、君は誰なん? いいから代われって?」

ダル「ほい、オカリン。謎の女が代われってさ」

岡部「ん? 俺か」

??「君が岡部倫太郎だね?」

岡部「ああ、そうだが…」

??「今すぐラジ館に来て! 未来が大変なんだ!」




??「このままだと2035年に、ロボットと人間の戦争が始まっちゃうんだよ!」




岡部「」

ラジ館屋上

岡部「はぁ…はぁ…はぁ」ガチャン

ダル「オ、オカリ~ン…ちょ、ちょといきなりどうしたのさ!」

岡部「はぁ…はぁ」

??「やっときたね、岡部くん」

ダル「あれ誰、知り合い…ってなんだあれ!? でっかいサメみたいなやつ!」

??「そっちのおデブさんはダルくんだね」

ダル「デブじゃねーお! ぽっちゃり系って言え!」

岡部「お前は一体…誰なんだ?」

??「わたしは…はかせ」




大人はかせ「なのを作った張本人だよ」

岡部「なのを作った…だと」

岡部(もっとおじいちゃんみたいな人を想像していたのだが…)

博士「うん、そーだよ」

岡部「だったら、2035年から来たというには若すぎしないか」

博士「なのは2010年…つまり私が十歳の時に作ったんだー」

博士「天才だからねー」キリッ

岡部「」

ダル「」

岡部「そ、そんなことより2035年に戦争が起きるとはどういうことなんだ…しかもロボット対人間なんて、某ハリウッド作品みたいな!」

博士「それはいまから説明するよ」

博士「昔…まあ君たちにとっては今のことなんだけど」

博士「ある日、なのが左腕をなくして帰ってきた」

ダル「それってもしかして…」

博士「そう、『昨日』のことだね」

博士「そして『今日』腕を直して帰ってくる」

岡部「ああ、そうだ、俺たちの作った未来ガジェットを移植したんだ」

博士「結論から言うと」


博士「未来で起きる戦争の根本の原因はそれだと思ってる」

十歳じゃなかったっけ?

まあ気にしないでください

岡部「そんなバカな…あれにはそのような機能など付けていない」

ダル「そ、そうだお…」

博士「まあ、絶対それが原因だと言い切れないけど、今年、なのに変化があったのは間違いない」

博士「ちなみに、あれは元々なんのためにつくったの?」

岡部「ああ、それは…」


カクカクシカジカ




博士「はかせにはちょっとはやいかもしれない」


ダル「まあそれはおいといて」

博士「そ、そうだね…」コホン

博士「あの日を境に、なのは変なことができるようになった」

博士「機械たちと話しが出来るようになったんだよ」

博士「中には自律して動くものまででてきた」

博士「最初のうちは楽しかったんだけど、だんだん自己主張の激しいものまででてきて…」

博士「家出する機械たちもいて」

博士「気がついたら機械が人間に宣戦布告してきたというわけなんだ」


ダル「なに、そのトンデモ設定」

博士「それで、私はタイムマシンを作って原因を調べに2010年まできたというわけだよ」

博士「まあタイムマシン自体は半日でできたんだけどね」

岡部「」

ダル「………ところで、なんでサメ型なん?」



博士「サメかっこいいよ!」

岡部「そ、それならばDメールを使えばいいのではないか」

博士「Dメール? なにそれ?」

岡部「俺たちが開発した、過去へと送れるメールだ!」ドヤァ

博士「ああ、それなら」スッ

博士「私のこのケータイもできるよ。こちょこちょいじってたらできるようになっちゃった」

岡部「」

博士「しかも、私のは未来方向にも送れるし、ムービーだって送れるんだよー」ドヤァ

岡部「」

岡部「くっ…まあいい」

岡部「とにかく、なのに、俺たちの未来ガジェットを付けなければいい…」

博士「それがね、無理なんだ」

ダル「どゆこと?」

博士「この世界線では、どうしても君たちの研究所で左腕を装着する、という結果に収束してしまうんだ」

博士「アトラクタフィールドによってね」

岡部「………!」

岡部(まゆりや紅莉栖の時と同じ…! またしてもアトラクタフィールドの修理か…!)

修理てなんだ…orz
収束です

ダル「世界線? アトラクタフィールド? なんぞそれ」

岡部「くっ、一体どうすれば…!」

岡部「…!」

岡部「そうか、ならば世界線自体を移動してしまえば…!」

岡部「俺たちとなのの出会わなかった世界線へ…!」



博士「岡部くん」



博士「君はとても頭がいい」

博士「だからきっと、その結論に達すると思ってた」

博士「けど、私はあえてそれを止めにきたんだ…」

岡部「……聞かせてもらおうか」

博士「今…、つまり私がいた時間では」

博士「君は既に死んでいる」

博士「機械たちに殺されてね」

博士「君の仲間も死んでると思う」

博士「…なのは、毎日泣いてたよ」

博士「岡部さんごめんなさいって、こんなことなら出会わなければ良かったって」

博士「率直に言うと」



博士「なのは、君が好きだった」



岡部「………!」

博士「だからこそ、なのを君たちと出会わせてあげたい」

博士「その恋が叶うかどうかはわからないけど」

博士「幸せな未来を与えてあげたい」

博士「岡部くん」

博士「過去をなかったことにしないで」

博士「なのを救ってあげて」

博士「これが、あの子の生みの親としての」

博士「私のお願い」


岡部「………」


岡部「ふ……」

岡部「なのを救え、だと?」

岡部「フゥーハハハ!」

岡部「そんな簡単なこと、この鳳凰院凶真様にかかれば、赤子の手を捻るより容易いわ!」

博士「すごい自信だね、何か作戦があるの?」

岡部「そ、それは今から考えるが…」


博士「」ズコー

ダル「ちょ、ちょまって。盛り上がってるところ悪いんだけど、あのガジェットにはそんなトンデモ機能がついているとはマジで思えないんだが」

岡部「ふむ、それもそうだな。確かにそれは一理ある」

岡部「はかさは、なのの腕を調べたりしなかったのか?」

博士「しようとはしたんだけど…なぜか外れないんだよ。無理やり壊そうとしたら、なのが本気で嫌がったし…」

博士「岡部さんが作ってくれたうでなんですー!とかいっちゃってさ」

ダル「リア充爆発しろ」

岡部「ぐ、それはともかく、外れないとは…」

ダル「………」

ダル「ああっ、そういえば!」

ダル「『いっしょにオナ○ニング』を完成させたときに、なんかパーツが足りないとおもってたんだ!」

ダル「外から取り外すためのパーツがなかったんだ…、でもちゃんとオカリンに買ってくるように頼んだんだけどなあ」

岡部「そんなバカな…全て買いそろえた筈だぞ」

博士「どこかで落としたとか…」

岡部「買い物したあとはまっすぐ帰ったはず…」

岡部「……!」

岡部「そうだ! 買いものを終えて、なのを秋葉原駅まで送り届けあと…」

岡部「謎の襲撃者によって気絶させられたのだ!」

ダル「なっ、ちょ、それマジなん?」

岡部「ああ、マジだ」

岡部「そのときにパーツを落としたのかもしれん」

岡部「しかしパーツはまた買えばいいとして、やはり、そのトンデモ機能がつくとは考えにくい」

ダル「そこはもう過去にいくしかわからないんじゃね?」

博士「それもそうだね」

岡部「ああ、そうだな。しかし何か準備していくものはないだろうか」

博士「必要だったらまた戻ってくればいいじゃん」

岡部「だが、タイムマシンには使用回数に限りが…」

博士「え、無いよそんなの」

岡部「」

博士「とりあえず、さあさあ乗って」

岡部「ああ、なんかもうどうでもいいや…」

ダル「え、はかせー、これ見た目の割は狭いね…」

博士「あ、ごめんね、ダルくん」

博士「このタイムマシンは二人乗りなんだ」

バタン

ウィーーーーーーーン

ビューン


ダル「………」

ダル「なんか仲間外れにされた気分です…」

1日前 昼 ラジ館屋上

博士「さあ着いたよ」

岡部(一瞬で着いた…鈴羽のはしばらく時間がかかったのに…)

岡部「しかし、こんなところにタイムマシンを置いてて人目に着いたら…」

博士「何? 不可視被膜張ってるからまっててね」ペタペタ

岡部「いえ、なんでもないです…」

岡部(もうなんかこの人に勝てる気がしない…)

岡部「それでは、俺が襲われるところまでいくか」

博士「そうだねー」



秋葉原駅前

岡部「………」

博士「こないね」

岡部「まあまだ時間があるしな」

岡部(なのには…見つからないほうがいいか)

岡部(どんなタイムパラドックスが起きるかわからないしな)

岡部「ん、あれは…」



中村(どこだ、東雲なの…)キョロキョロ

岡部「ふふん、この俺の他にも、白衣を戦闘服として着こなしている人間がいるとはな…」

博士「………」

博士「あれ、ナカムラだ」

岡部「なにっ、知り合いなのか!?」

博士「うん、なのの学校の先生だったんだけど…」

博士「あ、思い出した」

岡部「うん? 何をだ?」

博士「なのが左腕をなくして帰ってきた次の日の朝に、ナカムラがなのの腕を持ってきたんだった」

岡部「何いいいいいいいい!?」

岡部「どうしてそれを早く言わない!?」

博士「忘れてたんだって~。ゆるしてヒヤシンス」テヘペロ

岡部「ぬぁにがヒヤシンスだ!」

岡部「とにかく、明日の朝に持ってくるということは!」

岡部「既に手に入れているか、それから手に入れる可能性が高い!」

岡部「奴を追うぞ!」

博士「ラジャー!」ビシッ

中村(東雲なのはここに来るはず…)

コツコツ

中村(……来た!)

中村(………)

中村(今だ!)バチバチ

岡部(そうはさせない…!)ガバッ

中村「……! んんーっ!」

岡部(暴れるなっ、大人しくしていろっ)ボソボソ

中村「………」

コツコツ

岡部「よし、俺はもう行ったな…」

バッ

中村「ど、どうしてお前がここに…! さっきまで東雲なのと一緒にいたはず…!」

岡部「そのことについて詳しく話している時間はない」

岡部「それよりも貴様、なぜ俺を襲った! 何が目的だ!」

中村「わ、私は別にお前なんかに興味はない! 東雲なのに用があったんだ!」

博士「ふーん、それはどんな用事かな」

中村「お前たちにいう義理はっ」

博士「昔からなののこと調べたがってたよねー」ニコニコ

中村「な、なぜそれを…」

中村(この女…どこかで見覚えが…)

中村「…!? まさかとは思うが…、お前は…」

博士「おっと、そこから先は言わなくていいよ」

岡部「そんなことより、お前の話だ。詳しく聞かせてもらおうか」

中村「く、仕方ない…」


カクカクシカジカ


中村「というわけでな…」

中村「東雲なのの左腕もここにある」ゴソゴソ

岡部「ククク…ここでこれを手に入れるのもまた、運命石の扉の選択だったというわけだ…」

中村「しゅたいんずげーと? なんだそれは」

博士「気にしなくていいと思うよー」

岡部「う、うるさい!」

中村(なんでこんなやつに捕まったんだろう…)

岡部「はかせよ、アトラクタフィールドによって収束する過去とはなんだった?」

博士「君たちの研究所で、なのが左腕を装着することだよ」

博士(いいたいこと全部わかるけど、のってあげよう)プププ

岡部「確定した過去を変えずに、結果を変える…」

岡部「つまり、このオリジナルの左腕を、俺たちの未来ガジェットとすり替えれば…」



岡部「俺たちの勝利は確定したも同然なのだ!」



博士「おおー」パチパチ

中村(何いってるか全然わからない)

岡部「よし、早速ラボに向かうぞ」

博士「まだ、待ったほうがいいと思うんだけど。岡部くんたち、今ラボに帰ったいったよ」

岡部「ぐっ、仕方ない、夜まで待つか…」

中村(私は家に帰っていいのかな…)


夜 ラボ前

岡部「ダルよ…『いっしょにオナーニン○』を使うのは構わないが」

岡部「ちゃんとブラインド下げとけよ…外から丸見えだぞ…」



博士(………///)
中村(………///)

数十分後

ダル「僕が使った左腕をなのちゃんが…」

ダル「フヒヒ」

テクテク



岡部「よし、これでラボから誰もいなくなったぞ!」

博士「早速レッツゴー」

中村「いや、待て! 誰か来る!」


??「………」キョロキョロ


博士「あれは………」




岡部「…………紅莉栖?」

紅莉栖「………」キョロキョロ



岡部「あいつ、夕方には帰っていった筈では……」

岡部「こんな時間にラボに来て何をするんだ…?」

博士「あ、入っていったよ」

中村「呼び止めなくていいのか」

岡部「いや、あいつがこのままなにをするか見守る必要がある。もし俺たちの目的に関係があるなら、見極めねばならん」

中村「そうか、それもそうだな」



博士(なんだかんだ、ノリノリだなナカムラ)

ドアの前

岡部(お前ら静かにしろよ…)

博士(了解)ビシッ

中村(無論だ)

岡部(さて、あいつは何をやっているんだ…?)キキミミ



紅莉栖「うふふふふふふ、やっぱりあの子はとてつもないロボットよ…! マジンガーZ、超電磁ロボに匹敵するといっても過言ではないわ!」カチャカチャ

紅莉栖「ロケットパンチよ、ロケットパンチ! ついでにブレストファイヤーもつけてやろうかしら…!」カチャカチャ

紅莉栖「まあでも、この前映画の『トランスフォーマー』を見て思い付いたのよね…!」カチャカチャ

紅莉栖「これからの時代は会話するロボよ…! 人間とは勿論、機械と意志疎通できる…!」カチャカチャ

紅莉栖「丁度、最近作ってたのよねー♪ 今日帰ってからすぐに完成させて持ってきちゃった!」カチャカチャ

紅莉栖「これを岡部たちのガジェットに組み込めば…!」カチャカチャ

紅莉栖「フゥーーーーハハハハハハ!!!」



岡部「」ビクッ 博士「」ビクッ 中村「」ビクッ

バーン!

岡部「クゥリスティーーーヌァ! 貴様ぁ!」

紅莉栖「おっ、岡部ぇ!? 帰ったはずじゃ…!?」

岡部「それはこちらのセリフだ!」

岡部「わざわざ未来からきて見れば…!」

岡部「よほど貴様は反省していないと見える…!」

紅莉栖「こ、これは誤解よ!」

岡部「誤解もクソもあるかぁ!」

岡部「くらえーーーーーーーーっ!!」バチバチ

紅莉栖「きゃああああああああああ!!」ビリビリ



紅莉栖「」



中村(回路ショート君をフルパワーで…これは朝まで起きないぞ…)


岡部「悪は滅した…これで俺たちの目的は果たせるだろう…」

博士(紅莉栖さんをやっつける意味はなかったんだけど)

岡部「さて、オリジナルと未来ガジェットを入れ換えて、と」

岡部「では戻るとするか」

博士「うん、そーだね」

中村「あ、あれはいいのか、あのままで…」

岡部「構わん、あいつのもってきた装置は俺たちが持って帰って廃棄するから、起きたところで問題あるまい」

中村「そうか…」

中村(私の回りは狂気の科学者で溢れているな…)

ラジ館前

岡部「中村とやら、これでお別れだな」

中村「……今日は災難な1日だったよ」

岡部「ふっ、これからは生徒を襲おうなんて真似はよすんだな」

中村「ああ、私には高校の教師がお似合いだ」

博士「あ、でもうちには遊びにきていーよ。なのの中村のことは割と好きだったみたいだから!」


中村「…ありがとう」

ラジ館屋上

岡部「では、我々も帰るとするか…」

岡部(そういえば…)

岡部(鈴羽の時もそうだった…)

岡部(世界線が変われば、この博士も過去に来る必要がなくなり…)

岡部「博士は消える…」

博士「…そーだね。でもいいんだよ」

岡部「………」

博士「なのが泣いてる未来になんて、帰りたくないもん」

岡部「そう、だな…」


博士「岡部くん、なのといっぱい遊んであげてね」

岡部「ああ」

博士「なのといっぱい話してあげてね」

岡部「ああ」

博士「なのを、幸せにしてあげてね…」グスッ

岡部「ああ、わかっているさ」



岡部「未来に帰ろう。なのの、幸せな未来へ」

はかせ「………うん!」

エピローグ

はかせ「ふわあ~…、どうしたの、なの。こんな朝早くに…」ゴシゴシ

なの「もうはかせ、昨日言ったじゃないですか! 今日はラボの皆さんが来るって」

はかせ「えー、そうだっけー」ウトウト

なの「ほらはかせもパジャマから着替えて! 顔も洗ってくださいよー」バタバタ

はかせ「なんかよくわかんないんだけど… はーい」ムギュッ

阪本「ニ゛ャーッ! てめっガキ! 今しっぽ踏んだだろ!」

はかせ「阪本うるさいんだけど」スカーフヒョイ

阪本「ニャーニャーニャー」

はかせ「プププ」


なの「もう、はかせ! 遊んでる場合じゃないですよお!」


ピンポーン


なの「あ、ほら! はかせはちゃんと顔洗っておいてくださいよー私が出ますから!」

なの「はーい、今いきまーす!」

ガラガラ



なの「いらっしゃい、岡部さん━━━━━━━」







終わり

やっと終わりました

保守、応援してくれた方々、ありがとうございます
私の初SSですが如何だったでしょうか

途中寝落ちしたり、用事ができたりかなりgdgdでしたが、無事終わらせることができました

次からはちゃんとかきためてから投下します


ありがとうございました

ちなみにあのあと、紅莉栖はラボにも一週間出禁になって、毎日ホテルで@ちゃん見て毎日を過ごしています

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