男友「女ちゃんが好きだ」(46)



※注意※

このSSは

女幽霊「私と毎日を過ごしてみませんか?」

の番外編です


女幽霊~の方の盛大なネタバレがありますので、読んでくださる際には女幽霊~の方からどうぞ



男「おはよう」

男友「おう、おはよ!!」

男友「女ちゃん今日も可愛いな」
男「お前またそれか」

男友「まじで可愛くない?」

男「可愛いっつか、綺麗系だな。でも俺は裏がありそうで嫌」

男友「えー、俺お前の好み分からねえわ」



女「おはよう男、男友!!」

男「おう、おはよう」

男友「女ちゃんおはよう!!(キリッ」

女「男友は元気だね、おはよう(クスッ」

男友「///」



教授「~であるからして…」

男「…(カキカキ」

男友「……」



男友(さて)

女幽霊(ジーッ)




男友(この子はなんなんだ)



男友(やっぱり幽霊だよな…浮いてるし……あっ欠伸した)


男友(朝からずっと男の近く浮いてたのは気付いてたけど、肝心の男は気付いてなさそうだし、やっぱ視えてねえんだろうな)


男友(ま、害無さそうだしほっとくのが一番だな)



男友「女ちゃん、一緒に帰らない?」

女「あ、男友。いいよー」

男友(よっしゃ!)




女「この間私の家からそんなに離れてない山でね、すごいことが起きてたみたいで」

男友「うん」

女「2才の男の子が川に落ちて、偶然居合わせた大学生の女の子が飛び込んで助けたんだって」

男友「へえ、女の子勇気あるなあ」

女「ただ女の子は体力が続かなかったみたいで、そのまま流されちゃって、途中で岩に頭ぶつけて今も意識不明らしいの…」

男友「そっか…」

女「早く目が覚めるといいんだけどなあ」

男「そうだな」

×男「そうだな」
◎男友「そうだな」


どこからわいて出てきた…



男友「じゃあ俺ここで降りるよ」
女「うん、気を付けてね」

男友「女ちゃんこそ」


『ダァッシャリヤース』
ガーーー

女「    」フリフリ

男友「じゃねー」(フリフリ)


男友「…」



男友「…」テクテク

男友「……」テクテクテク

男友「………っ」テクテクテクテク

男友「…………」ダダダダダ!!




男友「やっと家…これでやっと…」


ダダダダダバンッ!!

男友母「男友!!ドアは静かに開けなさい!!」

男友「おう!!」

バンッ!(閉める音)

男友母「聞いてた!?」




バフッ
男友「…………」



男友「かわいいいいい!!」

男友「女ちゃんかわいいいいい!!」

男友「手振ってた!!かわいいいいいいいいいい!!」

男友「男友は元気だね、だってよ!男友の男友も元気になるわ!!!」


ドンドンッ

男友母「うるさいって言ってるでしょやめなさい!!」

男友「あ、はい」



男友(あー…女ちゃん今日も可愛かったな…)

男友「俺いつになったら言えるんだろ…」

男友「……」



男友(寝よ)



とりあえず今日はここまでで
それではおやすみなさい。



男友(今日は男は講義無いのか…)

女「男友、大丈夫?」

男友「あ、女ちゃん。大丈夫だよ」

女「ぼーっとしてるから具合悪いのかと思った」

男友「大丈夫、元気」

女「何か悩んでるなら相談のるからね」


男友(言えぬ…女ちゃんにいつ告白するか悩んでるなんて言えぬ…)

男友「うん、ありがとう」



男友(ああ、行っちゃうのか…)


男友(そのさらさらの茶色い髪、白い肌、綺麗な目)


男友(今日も好きです、女ちゃん)



テクテク


男友(いやまじで今日も言えなかったわ)


男友(俺こんな奴じゃなかったのになー…入学式に一目見てから早3年目、俺片思い続行中。女ちゃんと付き合いてええ)


男友「この3年、女ちゃん彼氏いないんだよな…なんでだろ…」


男友「…ん?」





池「女さんが好きなんだ」
女「………」


男友(うわあああ!!女ちゃん告白されてる!!てか相手イケメンかよ!俺終了のお知らせ!さよなら俺の片思い!)


女「…ごめんなさい」


男友(え)



女「他に好きな人がいます。本当にごめんなさい」


男友(あ、イケメンより好きな人がいるとかますます俺終わったわ)


池「その人は俺よりかっこいいの?」


女「」
男友「」



池「自分で言うのもなんだけど、俺モテるよ?その俺よりかっこいいの?そいつ」


男友( うわぁ…さすがイケメン() )


女「…かっこいいですね。貴方よりは」


男友(そうですよねー死んできます)



池「そんな奴いるの?誰?」

女「貴方に教える義理はありません」

池「いいじゃん、教えてよ」

女「しつこいですよ」

池「…あのさぁ、俺も気が長い方じゃないんだよね。俺と付き合ってよ」

女「お断りしたはずです」

池「…チッだりぃ…」

女「それでは」

池「おい待てよ!!」ガシッ



池「人がこんなに頼んでんのになんでだよ?俺にしとけよ。じゃないとお前のツレヤっちゃうよ?」

男友(おい…女友ちゃんのことかよ…そろそろ止めなきゃな)




女「……はぁ」


池「観念した?まぁ女さんは頭いいしゴゥフッ!!」

女「……」


男友(腹に一撃!?)



池「おい何グッグガァァッ!!」


男友(oh…急所は痛い…)


池「」ピクピク


女「…こっちが大人しくしてると思ったら大間違いです。私は貴方みたいな調子乗った馬鹿が大嫌い、汚らわしい。脳が下半身にあるんじゃないの?」


池「」
男友「」



池「ァ…テメ…グッッッッ!!」


女「なんですか?まだ何か喋りたいんですか?あぁ、私の好きな人が知りたいんでしたっけ。私の好きな人は、いつも明るくて、気配りができる人ですよ」


池「…どうせしょうもないおとkッッッ!!」


女「まだいいますか。いいですか、貴方じゃ男友には勝てません」

男友(え、俺!?女ちゃんって俺のことが…?)


女「何故なら貴方には『謙遜』という言葉を知らないからです。要するに」


女「気持ち悪いんだよナルシスト(ニッコリ」


男友(…ゾクッッッ)



女「あぁ、そういえば貴方、私が断ったら女友を強姦する的なこと言ってましたね。そうですね、潰しましょうか」


男友(何を!?いや、ナニを!?)
池「あ…やめろ…」

女「二度とその口からそんな言葉がでないようにしてあげます」ヒュッ


池「!!!!」ガクガク
男友「…だm(駄目だ、間に合わない!!)」


女「…」ピタッ


女「なーんて(ニッコリ」



女「私、貴方みたいな見るからにSになりたそうな人と付き合いたいと思わないんです」


女「やっぱり私が鳴かせたいんですよね…(ウットリ」


女「その点においても、貴方は男友に負けていますよ」


女「…聞こえてないか。やり過ぎちゃったな」


池「」



男友「…お、女ちゃん…」

女「!!男友!?」

男友「ずっと、見てた」

女「」

男友「ごめんね、助けてあげられなくて」

女「…き、嫌わないで」ガクガク

男友「女ちゃんを嫌いになるわけないじゃん。むしろ…///」

女「………!!///(カァッ」←思い出した

男友「いや、嬉しかった。女ちゃんかっこよかったし」

女「気持ち悪くない…?」

男友「全然。寧ろ飼ってくださいお願いします」


男友(俺ェェェェ!!告白の仕方が違う!!違うぞ!!)



男友(さぁ言い直すんだ俺今からでも間に合うさぁ)


女「嬉しい…!!ありがとう!これからよろしくね!!(ニコッ」


男友(ズキューン。はい無理です俺Mになります)


男友「よろしく!!」

女「へへ///」

男友「くそ、可愛い」(あ、口に出た)

女「////」

次の日


男友(女ちゃんと付き合えた(?)こと話そうと思ったのに、男が変だ)

男(ぼー)

男友「男…お前今日変だよ。講義真面目に受けてたお前がぼーっとしてノートとってなかったし」
男友(幽霊の影響とか?今日いないけど)

男「…あぁ」

男友「…さては好きなやつでもできたか?」
男友(まぁどうせ夕飯のこととかだろうがな)


男「ちっちちちげえよ!別にゆっゆゆゆのことなんか好きじゃねえし!!」

男友「分かりやすい」


男友「で、ゆゆって誰だ」

男「ゆゆじゃない、ユウ。あ」

男友「ユウちゃんっていうのか」
男「oh…」



男友「で、どこの子よ。○女大?それとも△△大か?(ニヤニヤ」

男「わからん」

男友「わからんって、一目惚れとかか?」

男「大体好きじゃないから」

男友「はいはい。とりあえずその子について教えろ」

男「幽霊」

男友「そろそろまじで。なあ」
男友(こいつまじか?視えてたのか?)

男「まぁ、儚い系女子?」

男友「おぉー、病弱そうな感じのか?」

男「まぁそんな感じの」

男友(まぁまだわかんねーよな)



男友「見た目は?どんなんよ」

男「黒髪で長いな。透けそうなぐらい肌が白い。背は普通。」

男友(確定か。視えてたのか…)

男友「胸は?どうよ?でかい?」
男「…まぁ、それなり」

男友「正統派美少女かよー!!くそっまた見せろよ!」

男「…あぁ、そうだな」

男友(男…叶わなくても俺は応援するぞ)

男友「ユウちゃんか!楽しみだ!」



今日はここまでで
おやすみなさい


男友(また今日も男がぼーっとしている)
男友(最近はあの幽霊もいなくなった)
男友(…消えちゃったのか)


男友「お前最近元気ないよなー…ユウちゃんにフラれたかー?」

男「まぁそんなとこ」

男友「フラれたか…まぁ今日呑みにでも行こうぜ!失恋パーティーってやつだ!」

男「たまには付き合ってやるよ…」

男友「お前のためのパーティーなのに付き合ってやるよとはこれいかに」

女「男友くん!一緒に帰ろ!!」
男友「女ちゃん///ごめん、今日は男と呑みに行くからさ!失恋パーティーってやつで」

男「お前余計なこと言うなよな」

男友「わりいわりい」



女「しょうがないなぁ。終わったらまた私の家来てね!」

男「女ちゃん、ごめんな、こんなやつが彼氏で」

男友「聞き捨てならんな」

女「あっそういえば今日ね、すっごく可愛い女の子見たの!皆ちらちら見てたよ~モデルさんかなあ?」

男友「聞いたか男よ、ナンパのチャンスだ、探し出すのだ!」

男「アホか、そんだけ可愛いなら彼氏いるだろ」

男友「釣れないなぁ…くすん」

男「きもい」

男友(お、ちょっと笑ったな)



男「なんか今日やめとくわ…男友、女ちゃんとこ行ってやれ」

男友「そうか?自分から言い出しといてわりぃな」

女「男くんごめんね」

男「いや、いいよ。楽しんでな」


女「男くん元気ないよねー…」

男友「ま、そのうち元気になるよ」

女「根拠は?」

男友「勘?」

女「もう」



男友「ところでさぁ、今日家行っていいの?今まで行ったことなかったけど」

女「いいよ?」

男友「何するの?」

女「………」

男友「沈黙怖いわ…」

女「…男友大好き」

男友「うん、俺も好きだよ?でも誤魔化された気分でいっぱい」



女「今日はいっぱい鳴かせてあげるね?」

男友「お願いします///」



テクテク
女「でもいいの?こんな私で」

男友「うん、俺はドSでも優しくて可愛くて俺のことを好きな」


男友「女ちゃんが好きだ」


終わり



読んでくださりありがとうございました。
読み返したらめちゃくちゃな終わり方ですがごめんなさいorz



それから、どなたか完結作スレの方にお願いします。

貼ってきた

>>44 ありがとうございました!

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