【未来ガジェット研究所】
まゆり「はあ~・・・」 ショボーン・・・
岡部「ど~した、まゆりよ!? 常時能天気娘なお前がため息などつーいてー!?」
まゆり「むー、ひどいよ、オカリン! まゆしぃにだってブルーになる日があるのです!」
紅莉栖「何かあったの、まゆり? 私達でよかったら相談に乗るわよ?」
まゆり「えへへ~ありがとう、紅莉栖ちゃん♪ 実はまゆしぃ、お仕事で失敗しちゃったのです・・・」」
ダル「仕事? それってメイクイーンニャンニャンのこと?」
まゆり「うん・・・実はまゆしぃ、フェリスちゃんにメイクイーンの新しい制服のデザインを相談されてたのです。」
ダル「ちょっ!? メイクイーンの新デザイン制服!? マジっすかーーーー!?」
まゆり「うん。 フェリスちゃんが、『飽きられる前に次の手を打つのが、ビジネスの鉄則ニャ!』って。」
岡部「なるほど、それでコス作りが趣味のまゆりに意見を求めてきたのか?」
まゆり「うん。 まゆしぃね、一生懸命考えて、実際に作って持っていったんだけど・・・」
紅莉栖「却下されたの?」
まゆり「うん・・・『これじゃあ、エッチすぎてお巡りさんに怒られちゃうニャ。』って。」
岡部「どんなん持ってったんだ、お前は・・・」
まゆり「ここにあるよ。 オカリン、ここを持って広げてみて~」
岡部「どれどれ・・・ぬお!? 何だ、この露出度の高いメイド服は!?」
紅莉栖「パンツの見えそうなミニスカート!!
胸元と背中、腋も大胆に開いている!!」
ダル「まゆ氏、これって『あれが私の御主人様』をイメージしてるん?」
ttp://shimg.surpara.com/shop/item/44/44756.jpg
まゆり「うん! まゆしぃは前からこの服と猫耳は似合うとおもってたの~!」
ダル「フェイリスたんが、このコスで目を見て混ぜ混ぜをしてくれると思うと・・・みなぎってキターーー!!」
岡部「落ち着け、ダル! 却下されたと言っていただろう!」
まゆり「絶対気に入ってくれると思ったのにな~・・・」
岡部「バカモン! 現実にこんな格好で接待したら、完全に風俗だぞ!」
紅莉栖「ふうぞ・・・!? 岡部のHENTAI!!////」
岡部「何でだよ!?」
まゆり「せっかく作ったのにどうしよう? ねえねえ、紅莉栖ちゃん?
このコス着てみない? 紅莉栖ちゃんならきっと似合うよ~♪」
紅莉栖「ええ!? む、無理無理! これは恥ずかしすぎるわ!!」
岡部「ファーッハッハッハ!! 正直に言ったらどうだ、クリスティーナ?
私のひんそーな体では、この服につり合いませんと!!」
紅莉栖「な、なんですってーーー!!」
ダル「痴話喧嘩乙!」
岡・栗「「 痴話喧嘩じゃない!! 」」
ダル「それより、そろそろ作りかけのガジェットの開発、再開しね?
僕は早く終わらせてメイクイーンに行きたいお!」
岡部「そうだった! 助手風情の相手をしている暇ではなかったな!」
紅莉栖「むー!」
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【深夜、未来ガジェット研究所】
紅莉栖「う~~~ん・・・あら、もうもうこんな時間になっていたのね・・・
ガジェット開発に夢中になってたらつい・・・ちょっと休憩しよう・・・」
「橋田とまゆりはとっくに帰っちゃったし、岡部は買出しにいってまだ帰ってこない。」
「ブラウン管工房も閉まって、このビルには私一人か・・・・」
「暇ねえ・・・@ちゃんでもしようかしら・・・あら?」
紅莉栖「これ、昼間にまゆりが出した猫耳エロメイド服・・・ここに置いてったんだ。
改めて見ても、これはひどい・・・岡部の言うとおり完全に風俗ね・・・
まゆりは私に似合うなんて言ってたけど、これは着れないな~////」
『ファーッハッハッハ!! 正直に言ったらどうだ、クリスティーナ?
私のひんそーな体では、この服につり合いませんと!!』
紅莉栖「くっ・・・誰が貧相な体よ! 自分だってモヤシのクセに!
私だってその気になればこれくらい・・・・!!」
『紅莉栖ちゃんならきっと似合うよ~♪』
紅莉栖「・・・誰も居ないし・・・ちょっとだけ着てみようかな・・・」
【着替え完了、姿見の前】
紅莉栖「うわー! うわー!! こ、これはひどいwwww ////」 ニャーン♪
「無理!! これで人前に出るとか絶対、無理! 普通にパンツが見えちゃってるし!////」
「それに・・・やっぱり私だと胸元が寂しい気がする・・・」 ペターン!
「岡部の言う通りね・・・やっぱり岡部も小さいのは嫌なのかな・・・」
「・・・・・ぐす・・・・」
紅莉栖「はあ・・・私、何をやってるんだろう・・・
こんなの着るんじゃなかった・・・早く着替えy」
ガチャ
岡部「フゥハーーハッハッハーーー!! 狂気のメェェーードサイエンティスト、鳳凰院凶真!!
ただいま買出しから帰還した!! 作業ははかどってるか、じょーーーしゅーーーよー・・・・」
紅莉栖「」
紅莉栖「お・・・お・・・か・・・・!?////」
岡部「もしもし? ああ、俺だ・・・ありのまま起こった事を話すぜ・・・
『この鳳凰院凶真がコンビニに夜食を買いに行ってラボに帰ってきたら、
助手のクリスティーナがエロい猫耳になっていた』 何をry」
岡部「何だかわからない・・・『機関の陰謀』とか『比翼恋理のだ~りん』とかじゃ断じてない!
・・・もっと恐ろしい物の片鱗を味わっている・・・エル・プサイ・コングルゥ。」
紅莉栖「いやああああああーーーーー!!!!」
紅莉栖「見ないで!! 見ないで、岡部!!」
岡部「み、見るなと言われても・・・・」
紅莉栖「いや・・・いやぁ・・・!!」 ポロポロ・・・
岡部(泣いている!? 一体これはどういう状況なんだ?
こいつが着ているのは、昼間のまゆりのコス!?)
岡部「・・・・・可愛いな・・・」 ボソ・・・
紅莉栖「へ・・・?」
紅莉栖「お、岡部? 今、私の事を『可愛い』って言ってくれたの・・・?////」
岡部「あ! い、いや・・・違う!! 今のは間違いだ!!
別に助手のスレンダーな体型が本当に猫みたいで愛らしいとか
気の強そうな顔とキュートな服のアンバランスぶりがたまらんとか、
そんなの全然、考えてないんだからなぁーーー!」
紅莉栖「はう!?////」 ボシュー!
岡部(全部、言っちゃったよ、ちくしょうーーー!!」
紅莉栖(どどどどど、どうしよう!? ものすごく嬉しいのに、恥ずかしくて岡部の顔を見れない!////) モジモジ
岡部(うああああーーー!! 何か言え、ク、クリスティーナ!!
こ、この空気は耐えられん! どうすれば・・・どうすれば・・・そうだ!!))
岡部「や、ややや!? 何という事だー、ラボの中に野良猫が紛れ込んでしまったー(棒)
おのれーどこから入りこんできたのだー(棒)」
紅莉栖「へ? ね、猫?」
岡部「しかもこの野良猫ー、何故か助手の姿と声でしゃべるではないかー(棒)」
紅莉栖「な、何を言ってるの、岡部!?」
岡部「これはあれだなー、俺が疲労のせいで意識が混濁して、幻覚を見てるのだー
だからただの猫が助手に見えるのだー、そうに決まってる!(棒)」
紅莉栖「あ・・・」
岡部「これ以上起きていたら、体に悪いなー、今夜はもう寝てしまおう、そうしよう(棒)」
スタスタスタ、バタン!(ソファーに寝転がる)
岡部「ぐーぐーすやすや ぐーぐーすやすや(棒)」
紅莉栖「岡部・・・・」
岡部(よーし! 我ながら完璧な作戦! これでこの場で起きた事をただの幻覚になった!
後は俺が寝ている間に助手が着替えれば万事解決!!)
紅莉栖「私は・・・猫・・・」
岡部(そーだ、クリスティーナ! さあ、俺が目をつぶっているうちに人間に戻れ!)
紅莉栖「・・・・・・・・・」
紅莉栖「に・・・にゃ~ん・・・////」
岡部「!?」
紅莉栖「にゃあ・・・////」 キシ・・・キシ・・・
岡部(ん? んん~!? 何だ、何だ?
この猫の鳴きマネは助手か? 何をしている?) チラ(薄め目開け)
紅莉栖「にゃーん・・・////」 キシ・・・キシ・・・
岡部(な、何故、四つん這いでこっちに近づいてくるのだ、助手よぉぉーーー!!??)
紅莉栖「う~~・・・にゃあ!」 ピョン! ドスン!
岡部「ぐほお!? な、何をする助手!? 寝ている人の上に飛び乗りおって!」
紅莉栖「じょ・・・助手じゃないニャ!!」
岡部「はあ・・・?」
紅莉栖「わ、私は迷子の野良猫、クリスティーニャ!!
決して人間の天才少女、牧瀬紅莉栖じゃニャいんだから!!」
岡部「」
紅莉栖「お・・・お前には私が人間の姿で、日本語を話しているように感じるかもしれニャいけど
それはただの脳内物質の異常分泌が見せる幻覚・幻聴なんだから!
私は正真正銘、まじりっ気なしの猫科動物よ!・・・じゃなくて、猫科動物ニャ!」
岡部「」
紅莉栖「だからこうやって、私がお前の体のよじ登ったり、添い寝したりしても問題ないのニャ!
だって私は猫だから! はい論破完了!!」
岡部「」
紅莉栖「ろ、論破完了だって言ってるでしょ!!」
岡部「」
紅莉栖(うわ~~~!!! 何やってるんだ私は~~~!!!
岡部、完全に固まっちゃてるじゃん!)
岡部「」
紅莉栖(『このまま猫のふりすれば岡部に甘えられる』とか、そんな訳あるかーー!!
パニくってるとはいえ、何を考えてるのよ!? 一分前の私のアホーーーーー!!)
岡部「」
岡部「そうか・・・猫なのか・・・」
紅莉栖「ふえ!?」
岡部「猫じゃ・・・しかたないな・・・」
紅莉栖「そ、そうよ! 私は猫なんだから!!////」
岡部「ああ・・・」
岡部(ってお前のような、肌色率の高い猫がいるかーーー!!
くそ! せっかく気を使ってやったのに、助手風情が、この鳳凰院凶真をおちょくりおって!
こうなったらボロを出させて、お前が人間のクリスティーナだと証明してやる!)
岡部(クックック・・・まずは軽いジャブからだ!)
岡部「フハハハー! クリスティーニャよ!
お前が猫ならば、こーゆーことをしてもかまわんな!!」
なでなでなで・・・・
紅莉栖「きゃあ!?」
岡部「何を驚いているぅ? 猫ならば頭を撫でられるのは好きであろう?」
(髪の毛サッラサラだな・・・触っていて気持ちいい・・・)
紅莉栖「ふ・・・フニャ・・・///」 トロ~ン・・・
なでなでなで・・・・
岡部「ほうれ、耳の裏とかもくすぐってやるぞ~~!!」
(どうだ、プライドの高いお前には屈辱だろう? さっさと正体を現せ!)
こちょこちょ・・・
紅莉栖「やん!・・・あ・・・ん!・・・お、おか・・べぇ♪////」 スリスリ
岡部(あ、あれ? なんか自分から俺の手に頬ずりしてるぞ?)
紅莉栖「ああ、岡部・・・岡部ぇ・・・あなたの指、気持ちいいニャア・・・/////」 スリスリ
岡部(く、くそおおーーーー!! 可愛いじゃねえか!!)
岡部「ウェイウェイウェイ!一旦ストォォップ!!」 ガバ!
紅莉栖「にゃ!? お、岡部・・・?」 ウルウル・・・
岡部(う・・・体の上からどかした途端、寂しそうな目で見つめてきおって・・・!
ええい! 惑わされるな、こいつは猫ではなく助手だ!!)
岡部「ふふふ・・・そっちがその気ならやむを得ん、次の手だ・・・
俺にこの道具を使わせた事を後悔させてやる!
え~と・・・確かこの棚にしまってあったはず・・・」 ガサゴソ
紅莉栖「岡部ぇ、何してるの? ねえ、もっとなでなでしてよぉ・・・」 スリスリ
岡部「うお! 四つん這いで俺の脚に擦り寄るな! ちょ、ちょっと待ってなさい!」
岡部「これでもない! ここでもない! どこにどこに・・・・あった!
クックック・・・これが分かるか? クリスティーニャ!!」
岡部「ねーーこーーじゃーーらーーしーーー!!」 チャラララッラッララー!
紅莉栖「ね、猫じゃらし!?」
岡部「以前、未来ガジェットの材料として、100均で買ってきたのだ!
ほーれほれほれ! じゃれついてみろー!」 パタパタパタ
紅莉栖「くっ・・・それは・・・」
岡部「おやー? 猫なら猫じゃらしに喜んで飛びつくはずだぞ?
天才少女のプライドがそれを許さないのかぁ~?
やはりお前は人間のクリスティーナなのかぁ~?」
紅莉栖「ち、ちがうもん! 私は猫のクリスティーニャだもん!」
岡部「ならば何故、猫じゃらしに反応せん?
無駄な足掻きはやめて、潔く自分が人間だと認めろぉ!!」 パタパタパタ
紅莉栖「うう・・・私は・・・私は猫だニャー!!」 バッ!
岡部「ええっ!?」
紅莉栖「にゃ! にゃにゃん!」 テシテシテシ!
岡部(助手の奴、本当に猫じゃらしにじゃれ付き始めた!?)
紅莉栖「この! この! こっちか!?」 ペシ! ポム!
岡部「こ・・・こっちだぞ~クリスティーニャ!」 パタパタ!
紅莉栖「えい!」 タシ!
岡部「惜しい! こっちだ~!」 パタパタパタ!
紅莉栖「あっ! この、待て~♪」
岡部・紅莉栖 (( やべぇ・・・これ超楽しい・・・!! ))
岡部(俺の猫じゃらしを一生懸命、追いかける猫耳紅莉栖・・・可愛い過ぎだろぉぉーーー!)
紅莉栖(楽しい♪ 猫になりきって岡部と遊ぶの超楽しい~♪)
岡部「はーーっはっはっは! いいぞぉ、クリスティーニャぁ!」
紅莉栖「にゃんにゃんにゃ~~ん♪」
【この時、一つの奇跡が起こった。】
岡部「ほ~れ!」 ファサ!
【岡部が何気なく振った猫じゃらしの先端のもこもこが、偶然にも・・・・】
紅莉栖「・・・・!!! ひゃうぅ!?///」
岡部「!?」
【クリスティーニャの素肌を撫ぜたのだ!!】
紅莉栖「な、何するの、岡部!! 思わず変な声が出ちゃったじゃない!/////」 アセアセ!
岡部「す、すまん・・・しかし、あんなに大声を出すほどか?」
紅莉栖「しょうがないでしょ! くすぐったかったんだから!」
岡部「・・・・・! ほ~う、クリスティーニャ? さっきの耳こちょの時といい、
お前はひょっとして、くすぐったがりなのか?」
紅莉栖「ふぇ!? べ、別のそういう訳じゃ・・・////」
岡部「ふふふ・・・そうか・・・そうかぁ・・・・!!」 ワキワキ ジリジリ
紅莉栖「ひっ! お、岡部? どうして手をワキワキさせながら近寄ってくるの・・・?」 ビクビク・・・
岡部「そおおおーーーーい!!」 ガバァ!!
紅莉栖「きゃああああ!?」
岡部「ファーーハッハッハーーー!! 捕まえたぞ、クリスティーニャ!」 ギュウウゥ・・・!
紅莉栖「ち、ちょっと!! 放しなさいよ、このHENTAI!!/////」 ジタバタ ジタバタ
岡部「ん~~? これまた異なことを? 自分の猫を抱きしめることの何がHENTAIなのだ?」
紅莉栖「くぁwせdrftgyふじこ!!??/////」
紅莉栖(い、今コイツなんて言った!? 私が岡部の猫!?
それって私は岡部のモノってこと!?////)
岡部「クリスティーニャ・・・」
紅莉栖「お、岡部・・・・////」
岡部「こちょこちょこちょこちょーーーー!!」
紅莉栖「え!? ちょ待、ふにゃああああああ!!!!!」
紅莉栖「ちょ・・・あはは!・・・く・・・おか・・・何してぇ・・・ふみゃああああ!?////」
岡部「何って、ただの猫とのスキンシップだぞぉ? よーしよしよし、わき腹がいいのか~?」 コチョコチョ
紅莉栖「にゃあ! にゃふ!? や、やめろぉ!!////」
岡部「それともぉ・・・ここかぁーーー!?」 コチョコチョ
紅莉栖「あああああ!? ダメぇ! 腋! 腋はやめてぇ!!////」
【1時間後】
紅莉栖「はあ・・・! はあ・・・! はあ・・・!」 クッタリ・・・
岡部「おやおや・・・最初の元気はどこにいったのかな、クリスティーニャ?」
紅莉栖「くううう・・・岡部ぇ・・・あ、あんた、後で・・・覚えてなさい・・・!」 ビクン!ビクン!
岡部「ま~だ、ご主人様にそんな口を聞くか? ならばこうだ!」
ゴロン!
紅莉栖「きゃ! こ、今度は何をする気・・・!?」
岡部「知ってるか、クリスティーニャ?
世の愛猫家の間では『もふもふ』という行為が流行ってるのだ。」
紅莉栖「も・・・もふもふ・・・?」
岡部「猫のお腹に顔を埋め、スリスリしながらその毛皮と腹肉の感触を楽しむのだ・・・」
紅莉栖「な!!」
岡部「お前のお腹は毛は一本も無いが(あったら嫌だ)、真っ白ですべすべで
キュッとくびれて・・・もふもふしたら、さぞ気持ちいいだろうな・・・」
紅莉栖「ま、待って・・・! それだけは駄目・・・
そんな事、岡部にされたら私、恥ずかしくてしんじゃう・・・!
お願い、岡部・・・他のことなら何でもするから・・・それだけは・・・!」
岡部「ふっ・・・」
岡部「うおーーー! もふもふさせろーーー!!」 モフモフモフモフモフ!!
紅莉栖「にゃああああーーーーー!!/////」
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- - - - -
チュンチュン!
チュンチュン!
岡部「ふごー・・・ふごー・・・ぐふ! う~ん・・・朝か・・・
あれ・・・俺は昨夜、何してたんだっけか・・・?
助手といっしょにラボで作業して・・・夜食を買いに行って・・・それから・・・・・・・」
岡部「あああああああーーーーーー!!??」
岡部「助手!? クリスティーーナ!! どこだ!?」
「どこだ!? どこにいるんだ!?」
「俺は・・・俺はーーーーー!!!」
【同日正午、未来ガジェット研究所】
岡部「 orz 」
ダル「どしたん、オカリン? 朝から、ずっと頭抱えて?」
まゆり「オカリン、お腹減ってるの? まゆしぃのバナナ食べる?」
岡部(え・・・えらい事やっちまったぁぁーーーー!!)
岡部(昨夜は異常なシュチュエーションと、徹夜のハイテンションのせいで
つい調子に乗ってクリスティーナにセクハラしまくってしまった!!)
岡部(目が覚めたら、助手はどこにもいないし、電話にもメールにも出ない・・・
やっべー・・・絶対に怒ってるよ・・・このままアメリカに帰っちゃったらどうしよう!?)
ガチャ
紅莉栖「はろー」
まゆり「紅莉栖ちゃん、トゥットゥルー☆」
岡部「!!」
ダル「牧瀬氏、今日は来るのが遅かったお?」
紅莉栖「ごめん、ごめん。 ちょっと買い物してたら時間かかっちゃって。」
まゆり「ほえ? オカリンどうしたの? 顔色悪いよ?」
岡部「なななな、んんんん、でででで、もももも、なななな、いいいい・・・・!!」 ブルブル
紅莉栖「あ、岡部。 はろー。」
岡部「え?」
岡部「ク、クリスティーナ? お前、怒ってないのか・・・?」
紅莉栖「怒る? 何を?」
岡部「い、いやその・・・昨夜のことを・・・」
紅莉栖「え? 岡部、私になんかしたっけ? 私はあんたがコンビニ行ってる間に帰ったけど?」
岡部「は? いや、だって・・・」
紅莉栖「ごめん、何を言ってるのか分からないわ? それより早くガジェットの組み立てを始めましょう。」
岡部「????」
【その夜、未来ガジェット研究所】
岡部「ふう・・・今日はここまでにしておくか。」
紅莉栖「そうね・・・他の2人も帰っちゃったし、私も失礼するわ。
また明日ね、岡部。」 スタスタ・・・ガチャ
岡部「・・・・・(助手の奴、結局いつもと変わりが無かった・・・
昨夜のクリスティーニャは本当に俺の幻覚だったのか・・・?)」
岡部「う~~~ん・・・一度シャワーを浴びて冷静になるか・・・」
シャアーーー・・・ ゴシゴシ
岡部「ふう、いいお湯だった。」 ガラ
紅莉栖「こんばんわだニャ、岡部~♪」 フリフリ!
岡部「」
紅莉栖(やべ、はずした!?)
岡部「助手、お前・・・」
紅莉栖「だ、だから私は牧瀬紅莉栖じゃない! 助手はさっき帰っただろ!
私はお前の飼い猫、クリスティーニャだ! 人間の姿に見えるのはお前の幻覚だ!!」
岡部「ちょっと待て。 迷子の野良猫じゃなかったのか?」
紅莉栖「はあ!? あんた昨夜、私を『俺の猫』って言ったじゃない!
それって私の飼い主になるってことでしょ!!」
岡部(そ、そういえばそんな事を言った気が・・・)
紅莉栖「あ、あの言葉は嘘だったの・・・・」 ジワ・・・
岡部「う、嘘じゃない! 嘘じゃないぞ! お前は俺が責任を持って飼うから泣くな!」
紅莉栖「ホ、ホント! えへへ・・・♪」
紅莉栖「そ、それじゃあ、飼い主としてこれを私につけニャさい!」
岡部「え・・・・これは首輪・・・だと! これをお前に付けろと!?」
紅莉栖「そ、そうよ!! く、首輪がないと野良と区別がつかないじゃない!
私が保健所に捕まったり、他の人に拾われて攫われちゃったりしてもいいの!?」
岡部「いや、その心配はいらないと思うが・・・
あれ? ひょっとして昼間のお前の買い物ってこれのこと・・・」」
紅莉栖「と、とにかく付けなさい!! 飼い主としての責任よ!!」
岡部「わ、分かった! 分かった! つければよいのだろう!!」
岡部(くそ! こうなれば鳳凰院モードだ!!)
岡部「フ・・・・ファーーッハッハッハ!! いまここに
我、鳳凰院凶真とクリスティーニャの使い魔の契約を結ぶ!!」
紅莉栖「う・・・うん・・・////」 ドキドキ
岡部「ん・・・・こうか?・・・」 カチャカチャ
紅莉栖「あ・・・あ・・・!////」 ゾクゾク!
岡部「よし、ついた。 苦しくないか?」
紅莉栖「うふふ、これで私は岡部のモノだね・・・////」
岡部「ぬぐ!? く、くそ! ペットの分際でこの俺をドギマギさせおって! 許さん!
こうなったら今宵も貴様に、この鳳凰院凶真の力をたっぷりと味合わせてくれるわ!!」
紅莉栖「う、うん・・・岡部・・・」
紅莉栖「今夜も私を可愛がってね♪」
【おわり】
以上です、ありがとうございました!
アニメでも助手が可愛かったのでカッとしてやっちゃいました。
物足りないってご意見が多い・・・orz
これは続編を書くべきか・・・今夜はもう寝るので、後日新しくスレ立てすべきでしょうか?
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